JP2016111998A - 圃場作業機の掘削具 - Google Patents

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Abstract

【課題】圃場作業機のビームに、掘削具のチゼル及びウィングを、工具等を使用することなく、容易に簡単な作業で着脱可能とする。【解決手段】圃場作業機のビーム2に固定された取り付けブラケット10に差し込み溝17が形成され、撥土板5は取り付けブラケット10に固定され、ウィング4は抑え部47とフック部48を有し、ビーム2に固定された可動軸支持ブラケット53は、上端部に蝶ナット62が螺着されバネで上方に付勢された可動軸59を支持し、チゼル3に固定された抜け止め具30を取り付けブラケット10に下方から係合して、チゼル3を撥土板5に連続するように装着し、ウィング4を差し込み溝17に差し込み、フック部48に可動軸59の引っ掛け部を掛けてバネで上方に付勢し、抑え部47でチゼル3の抜け止め具30を抑えることにより、チゼル3及びウィング4をビーム2に取り付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、圃場作業機の掘削具に関し、スタブルカルチ作業機、サブソイラ作業機、プラソイラ(登録商標名)等において使用される掘削具に関する。
圃場の耕耘作業を行うための圃場作業機として、スタブルカルチ作業機、サブソイラ作業機等が知られている(特許文献1〜4参照)。
図7は、従来のスタブルカルチ作業機の全体構成を示す図である。この図7に示すように、スタブルカルチ作業機80は、主な構成要素として、フレーム81と、フレーム81に取り付けられた複数の掘削具82と、フレーム81に取り付けられたカゴローラ装置(砕土鎮圧用ローラ装置)83と、を備えている。
フレーム81は、前方フレーム86と、後方フレーム87と、左右の外側結合フレーム88と、左右の内側結合フレーム89と、を備えている。
前方フレーム86及び後方フレーム87は、それぞれ左右方向(作業幅方向)に向けて水平に配置されている。左右の外側結合フレーム88及び左右の内側結合フレーム89は、それぞれ前方フレーム86と後方フレーム87を結合するように前後方向に向けて配置されている。
前方フレーム86には、マスト93及び左右のロアリンク支持ブラケット94が取り付けられている。マスト93及びロアリンク支持ブラケット94は、トラクタの3点ヒッチリンクに連結されて、スタブルカルチ作業機80はトラクタに牽引されて圃場の耕耘作業等に使用される。
即ち、マスト93は、前方フレーム86の中央に斜め上方に向けて伸びるように固定されており、トラクタのアッパリンク(図示せず)に取り付けられる。左右のロアリンク支持ブラケット94は、前方フレーム86の左右に固定されており、トラクタのロアリンク(図示せず)に取り付けられる。
後方フレーム87には、取付部材95及びカゴローラ支持ブラケット96を介して、カゴローラ装置が取り付けられている。前方フレーム86及び後方フレーム87には、それぞれ複数の取付アーム101が取り付けられている。
複数の取付アーム101には、それぞれ掘削具82が取り付けられている。図7、図8に示すように、掘削具82は、取付アーム101に固定されたビーム102を備えている。ビーム102の下端には、チゼル103とウィング104がボルトで固定されている。また、ビーム102には、チゼル103の上端と連続するように、撥土板105がボルトで固定されている。
ところで、ビームへのチゼルとウィングの取付を、ロックレバーをバネの弾力によって回動させてウィングをビームに取り付け、バネの弾力に抗してロックレバーを回動させることにより、ウィングとチゼルの係合を解除して、ウィングとチゼルをビームから取り外す構成が知られている(特許文献5参照)。
特開2010−094037号公報 特開2001−148901号公報 特開2002−218801号公報 特開2005−006613号公報 欧州特許出願公開第1723840号明細書(EP1723840A1)
図7、図8に示す掘削具82において、ビーム102に固定されるチゼル103、ウィング104等の部品は、圃場作業を行っていると徐々に摩耗し、適宜、替えの部品と交換する必要のある消耗品である。
図7、図8に示す従来例では、チゼル103、ウィング104等の部品を替えの部品と交換したりする際に、スパナ等の工具によってボルト、ナットを外して、ビーム102から取り外す必要がある。また、替えの部品の取り付けのために、スパナ等の工具によってボルト、ナットで締着する必要がある。
このように、チゼル103、ウィング104の交換等に際して、取り外したり、取り付けたりするために、工具等を使用し面倒な作業が必要であり、手間と時間がかかっていた。
上記特許文献1に記載の発明では、ビームへのチゼルとウィングの固定を、ロックレバーをバネの弾力によって、ウィングをチゼルの一部に係合させることで行う構成であるが、ロックレバーが後方に大きく張り出しているために、耕起時に圃場の土に接触することによって、ロックレバーが破損したり摩耗したりするばかりでなく、ロックレバーを回動させてフックとチゼルの一部との係合を解除し、チゼルが外れてしまう可能性がある。
本発明は、上記従来の問題を解決することを目的とし、チゼル及びウィングの両方又は一方の交換等に際し工具等を使用することなく、容易に取り外したり、取り付けたりすることができる、簡単な構成の掘削具を実現する。
本発明は上記課題を解決するために、圃場作業機のフレームに取り付けられるビームと、チゼルと、ウィングと、撥土板と、を備え、圃場の耕耘に使用される圃場作業機の掘削具であって、ビームの下端部には、取り付けブラケットと可動軸支持ブラケットが固定されており、取り付けブラケットには、差し込み溝が形成されており、撥土板は、取り付けブラケットの前面に固定され、チゼルは、その下面に抜け止め具が固定されており、ウィングは、その前端に抑え部を有するとともに、後部にフック部を有し、可動軸支持ブラケットは、上端部に蝶ナットが螺着された可動軸を上下方向に可動なように支持するとともに、可動軸を上方に付勢するバネが装着されており、可動軸の下部には引っ掛け部が設けられており、抜け止め具の後端を取り付けブラケットに下方から係合し、チゼルを撥土板に連続するように装着し、ウィングを取り付けブラケットの差し込み溝に差し込み、フック部に引っ掛け部を掛けてバネで上方に付勢し、抑え部でチゼルの抜け止め具を抑えることにより、チゼル及びウィングがビームに着脱可能に取り付けられる構成を特徴とする圃場作業機の掘削具を提供する。
取り付けブラケットは、ビームの下端部の左右側面及び前面に当接する左右の側板及び前板を備えており、差し込み溝は側板の前後部に形成されていることが好ましい。
可動軸支持ブラケットは、頂壁、底壁及び側壁を有し、可動軸には側方に突出する突起杆が設けられており、この突起杆の上に当接可能なように摘みが挿通されており、前記バネは、摘みと突起杆を介して底壁との間に装着されていることが好ましい。
摘みは係合部を有し、係合部は、摘みを可動軸の軸心周りに回動することによって、可動軸支持ブラケットの側壁に形成された係合溝に係脱可能であることが好ましい。
撥土板の下端には凹部が形成されており、チゼルの上端には前記凹部に嵌合する凸部が形成されていることが好ましい。
本発明に係る圃場作業機の掘削具の実施例を説明する図であり、チゼル、ウィング、撥土板等をビームから取り外した状態を示す斜視図である。 上記実施例の圃場作業機の使用状態を示す垂直断面図である。 上記実施例の圃場作業機の掘削具を斜めから見た斜視図であり、(a)は斜め前方から見た図であり、(b)は斜め後方から見た図である。 上記実施例の圃場作業機の掘削具において、チゼル及びウィングの着脱作業を説明する斜視図である。 上記実施例の圃場作業機の掘削具において、チゼル及びウィングの着脱作業を説明する斜視図である。 上記実施例の可動支持軸ブラケットに取り付けられる可動軸、摘みおよびバネなどの関係的構成を示す斜視図である。 従来の圃場作業機(スタブルカルチ作業機)の全体構成を示す斜視図である。 上記従来の圃場作業機の掘削具を説明する斜視図である。
本発明に係る圃場作業機の掘削具を実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
本発明に係る圃場作業機の掘削具は、スタブルカルチ作業機、サブソイラ作業機、又はプラソイラ(登録商標名)等の作業機等に使用可能であるが、本実施例では、スタブルカルチ作業機に使用した例を説明する。
本発明の掘削具が取り付けられて使用されるスタブルカルチ作業機の全体構成は、図7に示した従来例のスタブルカルチ作業機80の全体構成と、掘削具を除いて同じであるので、その説明は省略し、本発明の特徴とする掘削具の構成を中心に以下説明する。なお、本発明において従来例のスタブルカルチ作業機80と共通する構成、符号は図7を参照し、準用する。
本明細書では、スタブルカルチ作業機の作業時の進行方向を前方とし、その逆方向を後方とし、前方に向かって左側右側方向(左右方向はスタブルカルチ作業機の作業時の進行方向に直交する方向、即ち作業幅方向)を左右とする。
本発明の掘削具が取り付けられて使用されるスタブルカルチ作業機の全体構成は、前記の掘削具の構成を除いて図7に示すとおりである。図7において、前方フレーム86及び後方フレーム87のいずれかに取付アーム101が固定されている。
本発明の掘削具1は、従来例と同様に、取付アーム101に固定されたビーム2を備えている。ビーム2の下端に、チゼル3とウィング4が設けられ、チゼル3の上端と、表面が同一平面で連続するように撥土板5が設けられている。
本発明の掘削具1は、ビーム2に、チゼル3、ウィング4及び撥土板5を取り付ける取付構造に特徴があり、この取付構造について、以下詳細に説明する。
図1に示すように、ビーム2の下端部に取り付けブラケット10が取り付けられている。取り付けブラケット10は、左右の側板11と前板12とを備え、水平断面で略凹字型で一体に形成され、前板12の下部には抜け止め具30の前部31を案内するための凹状の切り欠き19が形成されている。
取り付けブラケット10は、ビーム2の下端部に前方から差し込み、側板11をボルト15とナット16でビーム2に固定される。側板11の下部の前後には、それぞれウィング4を差し込む差し込み溝17が前方に開口するように形成されている。前板12の上部には、ボルト通し孔20が形成されている。
チゼル3は、図1に示すように、先端に刃が形成されており、上端に凸部21が形成されている。またチゼル3の後部(上部)には、ボルト通し孔22が形成されている。ボルト通し孔22の上端部には、ボルト23の頭を埋め込むようにして止めるボルト頭に対応した大径部25が形成されている。
チゼル3とは別体で、チゼル3の後部下面に当接するように、抜け止め具30が設けられている。抜け止め具30の前部31は、図1に示すように、後部32より厚く形成され、前部31と後部32の上面は段部33で連続している。前部31にはボルト通し孔34が形成されている。
ボルト23を、チゼル3のボルト通し孔22及び抜け止め具30のボルト通し孔34に挿通し、抜け止め具30の下面側からナット24で締め付けることで、抜け止め具30は、チゼル3の後部下面に固定される。
撥土板5は、チゼル3で掘削し上昇する土を側方に放擲するものである。撥土板5の下部にはボルト通し孔40が形成されており、下端部には凹部41が形成されている。ボルト通し孔40の上部にも、ボルト42の頭を埋め込むようにして止める、ボルト頭に対応した大径部が形成されている。
ボルト42を、ボルト通し孔40と前板12のボルト通し孔20に挿通し、前板12の下面側からナット43で締め付けることで、撥土板5は、前板12上部上面に当接するように固定される(図2参照)。
ウィング4は、図1に示すように、前縁に刃部を有する左右の翼部45と、左右の翼部45の間の中央部46を備えている。中央部46はその前端には、図1及び図2に示すように、上方へ屈曲した抑え部47が形成されており、その後端にはフック部48が形成されている。中央部46において、抑え部47より後方の左右の側面には、互いに内方に切り込まれた切り欠き49(図1、図3参照)が形成されている。
図1〜図3に示すように取り付けブラケット10の上方であってビーム2の後部には、可動軸支持ブラケット53が設けられている。可動軸支持ブラケット53は、図3(b)に示すように、左右の側壁54と、左右の側壁54の間を結合する頂壁55及び底壁56とから成る。
図1に示すように、可動軸支持ブラケット53をビーム2の後方から差し込み、ボルト57を左右の側壁54及びビーム2を通し、ナット58で締結することで、可動軸支持ブラケット53はビーム2に固定されている。
可動軸支持ブラケット53の頂壁55及び底壁56には、図6に示すように、それぞれ貫通孔が形成されている。これらの貫通孔を通して、図2、図3(b)に示すように、可動軸59が挿通され、上下方向に可動なように支持されている。
また、図1、図3、図6に示すように、可動軸支持ブラケット53の左右の側壁54に、それぞれガイド孔60が形成されている。さらに、可動軸支持ブラケット53の左右の側壁54のいずれかに、係合溝61が形成されている。
可動軸59の上端にはネジが形成されており、このネジに蝶ナット62が螺着されている。この蝶ナット62は、可動軸59が下降すると頂壁55に当接し、可動軸59の下方への抜け止めと、可動軸59の下方への移動位置を規制する機能を有する。
可動軸59には、図6に示すように、左右方向に向けて形成された貫通孔に突起杆67を嵌合することで、左右側方に向けて水平に突出するように、突起杆67が固定されている。突起杆67は、可動軸59が上下方向に移動すると、ガイド孔60に案内され上下方向に移動する。このような構成とすることにより、可動軸59を上下方向に案内するとともに、廻り止めする。
可動軸59には、頂壁55と底壁56の間において、摘み66が設けられている。摘み66にはボス65が一体成形されている。ボス65は、可動軸59の突起杆67の上に当接するように、上下動可能かつ回転可能に挿通されている。可動軸59には、突起杆67の下に当接する、バネ押え板72が上下動可能に挿通されている。
また、摘み66の一側面には係合部68が突出して形成されている。この係合部68は、可動軸59に対して摘み66を回動して可動軸支持ブラケット53の側壁の係合溝61に係脱可能である(図4参照)。
図2に示すように、摘み66に一体成形されたボス65と底壁56との間には、突起杆67とバネ押え板72を介して可動軸59の周りに位置するように、バネ(圧縮バネ)69が装着されている。このバネ69は、バネ押え板72及び突起杆67を介して可動軸59を上方へ移動するように付勢している。可動軸59の下端には、引っ掛け部70が設けられている。
(作用)
以上の構成から成る圃場作業機の掘削具1の作用について、ビーム2へのチゼル3及びウィング4の取り付け、取り外し等を含めて説明する。
ビーム2に、取り付けブラケット10及び可動軸支持ブラケット53が固定されており、取り付けブラケット10の前板12に撥土板5が固定されている状態において、チゼル3及びウィング4をビーム2に取り付ける作業を、図1〜3、図4を参照して、以下説明する。
まず、蝶ナット62を一方向(緩める方向という)に回転して可動軸59の上端に近づけると、蝶ナット62と頂壁55の間があく(図4(a)参照)。そして、摘み66をバネ69の弾力に抗して下方に押して、可動軸59の突起杆67がガイド孔60の下端にくるまで移動させる。
その後、摘み66を回転させて、摘み66の係合部68を側壁54の係合溝61に係合させる(図4(b)参照)。この状態で、可動軸59は、その可動範囲の最下端の位置に維持される。
そして、下面に抜け止め具30が固定されたチゼル3を、その凸部21を後方から撥土板5の凹部41に嵌合するとともに、抜け止め具30の前部31を前板12の凹状の切り欠き19に嵌合し、抜け止め具30の後部32を、取り付けブラケット10の前板12の下面(より詳細には、凹状の切り欠き19の上端よりボルト通し孔20側の下面)に当接するように係合させる。
この状態で、ウィング4の抑え部47を抜け止め具30の前端に当接しウィング4の、切り欠き49の前縁より前方の部分71と左右の翼部45の後縁を、取り付けブラケット10の前後の差し込み溝17内に差し込む(図3(b)参照)。
そして、図2に示すように、可動軸59の引っ掛け部70をウィング4のフック部48に引っ掛け、その後、摘み66を回転してその係合部68を側壁54の係合溝61から外す。すると、バネ69の弾力で可動軸59及び摘み66は上方に移動する。
その後、蝶ナット62を、他方向(締める方向という)に回転し、可動軸59に対して下方へ移動させて、頂壁55に当接可能な状態とする。この状態では、バネ69の弾力によりバネ押さえ板72及び突起杆67を介して、摘み66及び可動軸59は取り付けブラケット10内で上方に付勢されて移動しており、可動軸59の引っ掛け部70及びウィング4のフック部48を介して、ウィング4を上方かつ差し込み溝17内へ付勢した状態となる。また、蝶ナット62が頂壁55に当接して可動軸59の下方への移動が拘束される。
これによって、図2に示すように、ウィング4の切り欠き49の前縁より前方の部分71と左右の翼部45の後縁を、取り付けブラケット10の前後の差し込み溝17内に確実に差し込んだ状態を維持し、ウィング4を取り付けブラケット10にしっかりと固定する。
また、チゼル3は、その下面に固定された抜け止め具30の前部31が取り付けブラケット10の前板12の凹状の切り欠き19に嵌合するとともに、後部32が前板12の下面に下方から係合し、しかも抜け止め具30は、ウィング4の抑え部47によって前方から抑えられているので、外れることがない。そして、バネ69及び蝶ナット62により、可動軸59及び引っ掛け部70を上方に付勢しているので、がたつきがなくなる。
ところで、チゼル3及びウィング4の両方又は一方が摩耗した際に、チゼル3、ウィング4をその替え部品と交換する必要が生じる。そのような場合に、チゼル3及びウィング4を取り外す作業を、図4及び図5等を参照して、以下説明する。
まず、図4(a)に示すように、蝶ナット62を、緩める方向に回転して可動軸59に沿って上方に移動させる。その後、摘み66を、バネ69の付勢力に抗して下方に可動軸59とともに押し下げてから、可動軸59に対して回転し、その係合部68を側壁の係合溝61に係入する。そして、引っ掛け部70をフック部48から外す。
そして、図5(a)に示すように、ウィング4を前方にスライドして、ウィング4の切り欠き49の前縁より前方の部分71及び左右の翼部45の後縁を、取り付けブラケット10の前後の差し込み溝17内から引き抜く。これによって、ウィング4をビーム2から取り外すことができる。
そして、図5(b)に示すように、チゼル3を前方かつ下方にスライドして、チゼル3の凸部21を撥土板5の凹部41から外し、抜け止め具30の前部31を凹状の切り欠き19から引き抜き、後部32を前板12の下面から抜き出す。これによって、チゼル3はビーム2から取り外すことができる。
チゼル3及びウィング4の替え部品を、ビーム2に取り付ける場合は、チゼル3の下面に抜け止め具30を固定してから、前記した取り付けの作業と同様に行えばよい。
以上のとおり、本発明に係る圃場作業機の掘削具1によれば、チゼル3及びウィング4の両方又は一方の取り付け及び取り外しの作業を、工具を使うことなく、容易に行うことができる。
従って、圃場作業において、チゼル3及びウィング4の両方又は一方が摩耗して取り替えが必要となった場合では、替えのチゼル3及びウィング4さえ用意しておけば、工具がなくても、容易に取り替えることができる。
以上、本発明に係る圃場作業機の掘削具を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る圃場作業機の掘削具は上記のような構成であるから、スタブルカルチ作業機、サブソイラ作業機、プラソイラ等のいろいろなタイプの圃場作業機に適用可能である。
1 掘削具
2 ビーム
3 チゼル
4 ウィング
5 撥土板
10 取り付けブラケット
11 取り付けブラケットの左右の側板
12 取り付けブラケットの前板
15 取り付けブラケット固定用のボルト
16 取り付けブラケット固定用のナット
17 側板の差し込み溝
19 前板の凹状の切り欠き
20 前板のボルト通し孔
21 チゼルの凸部
22 チゼルのボルト通し孔
23 チゼル固定用のボルト
24 チゼル固定用のナット
25 チゼルのボルト通し孔の大径部
30 抜け止め具
31 抜け止め具の前部
32 抜け止め具の後部
33 抜け止め具の段部
34 抜け止め具のボルト通し孔
40 撥土板のボルト通し孔
41 撥土板の凹部
42 撥土板固定用のボルト
43 撥土板固定用のナット
45 ウィングの翼部
46 ウィングの中央部
47 ウィングの抑え部
48 ウィングのフック部
49 ウィングの切り欠き
53 可動軸支持ブラケット
54 可動軸支持ブラケットの側壁
55 可動軸支持ブラケットの頂壁
56 可動軸支持ブラケットの底壁
57 可動軸支持ブラケット固定用のボルト
58 可動軸支持ブラケット固定用のナット
59 可動軸
60 側壁のガイド孔
61 側壁の係合溝
62 蝶ナット
65 ボス
66 摘み
67 可動軸の突起杆
68 摘みの係合部
69 バネ(圧縮バネ)
70 引っ掛け部
71 ウィングの切り欠きの前縁より前方の部分
72 バネ押さえ板
80 スタブルカルチ作業機
81 フレーム
82 掘削具
83 カゴローラ装置
86 前方フレーム
87 後方フレーム
88 左右の外側結合フレーム
89 左右の内側結合フレーム
93 マスト
94 ロアリンク支持ブラケット
95 取付部材
96 カゴローラ支持ブラケット
101 取付アーム
102 ビーム
103 チゼル
104 ウィング
105 撥土板

Claims (5)

  1. 圃場作業機のフレームに取り付けられるビームと、チゼルと、ウィングと、撥土板と、を備え、圃場の掘削に使用される圃場作業機の掘削具であって、
    ビームの下端部には、取り付けブラケットと可動軸支持ブラケットが固定されており、
    取り付けブラケットには、差し込み溝が形成されており、
    撥土板は、取り付けブラケットの前面に固定され、
    チゼルは、その下面に抜け止め具が固定されており、
    ウィングは、その前端に抑え部を有するとともに、後部にフック部を有し、
    可動軸支持ブラケットは、上端部に蝶ナットが螺着された可動軸を上下方向に可動なように支持するとともに、可動軸を上方に付勢するバネが装着されており、
    可動軸の下部には引っ掛け部が設けられており、
    抜け止め具の後端を取り付けブラケットに下方から係合し、チゼルを撥土板に連続するように装着し、ウィングを取り付けブラケットの差し込み溝に差し込み、フック部に引っ掛け部を掛けてバネで上方に付勢し、抑え部でチゼルの抜け止め具を抑えることにより、チゼル及びウィングがビームに着脱可能に取り付けられる構成を特徴とする圃場作業機の掘削具。
  2. 取り付けブラケットは、ビームの下端部の左右側面及び前面に当接する左右の側板及び前板を備えており、差し込み溝は側板の前後部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圃場作業機の掘削具。
  3. 可動軸支持ブラケットは、頂壁、底壁及び側壁を有し、可動軸には側方に突出する突起杆が設けられており、この突起杆の上に当接可能なように摘みが挿通されており、前記バネは、摘みと突起杆を介して底壁との間に装着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圃場作業機の掘削具。
  4. 摘みは係合部を有し、係合部は、摘みを可動軸の軸心周りに回動することによって、可動軸支持ブラケットの側壁に形成された係合溝に係脱可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圃場作業機の掘削具。
  5. 撥土板の下端には凹部が形成されており、チゼルの上端には前記凹部に嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の圃場作業機の掘削具。
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