JP2016111592A - 放送番組視聴支援装置、放送番組視聴支援システム、放送番組視聴支援方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】放送番組を視聴するために用いる装置を変更して同じ放送番組を引き続き視聴する際の操作の煩雑さを軽減する。【解決手段】テレビ受像装置では、ユーザの存在を感知すると、ネットワーク通信部106が、電源オンの指示を受信し、電源部107が、電源をオンし、ユーザID取得部111が、ユーザIDを取得し、録画データ取得部112が、ユーザIDに対する番組ID及び録画コンテンツを取得し、放送データ取得部113が、番組IDに対する放送コンテンツを取得し、コンテンツ切替部114が、録画コンテンツに続けて放送コンテンツを出力する。その後、ユーザの不在を感知すると、ネットワーク通信部106が、一部電源オフの指示を受信し、電力制御部115が、録画機能以外への電力供給を停止し、放送データ出力部116が、ユーザID及び番組IDに対して放送コンテンツを録画する。【選択図】図2
Description
本発明は、放送番組視聴支援装置、放送番組視聴支援システム、放送番組視聴支援方法及びプログラムに関する。
例えば、スポーツの試合の生中継等の放送番組(単に「番組」ともいう)については、可能な限りリアルタイムに視聴したいという要望がある。従って、視聴者は、そのような番組から目を離したくはない。しかしながら、入浴、トイレ、急な来客、別の部屋への移動等、視聴中にどうしても目を離さざるを得ないわずかな時間帯が生じることはある。
そこで、視聴者が目を離さざるを得ない時間帯が生じると、視聴者の不在中に番組を録画し、視聴者が戻って来たら録画した番組を再生する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、放送中の番組の表示中に、ユーザが第1状態(ユーザが画面を見ている状態)から第2状態(ユーザの顔が検出されない状態、すなわちユーザが席にいない状態、及びユーザが席にはいるが画面を見ていない状態)に切替わったことを判断した場合、記録媒体への番組の録画を開始し、その後、ユーザが第2状態から第1状態に切替わったことを判断した場合、記録媒体に録画された番組を録画を開始したところから再生し表示させる技術が記載されている。
特許文献2には、視聴者が不在と判定された場合に、番組データの録画を開始するとともにこの録画開始位置を再生開始位置に設定し、番組データの録画中に視聴者が存在と判定された場合に、録画状態を維持しつつ再生開始位置から再生する技術が記載されている。
しかしながら、特許文献1、2の技術では、視聴者が番組を視聴していたテレビがある部屋に戻って来なければ、録画した番組を再生させることはできない。例えば、視聴者がある部屋のテレビで番組を視聴中に別の部屋へ移動した後、元の部屋に戻らない場合もある。そのような場合、移動先の部屋にテレビがあったとしても、特許文献1、2の技術では、録画した番組を再生することはできない。
また、別の部屋へ移動中に放送された部分は視聴できないにしても、別の部屋へ移動後に、煩雑な操作を行うことなく同じ番組を引き続き視聴することができれば、便利である。従来、別の部屋へ移動後に同じ番組を引き続き視聴するには、移動先の部屋のテレビに電源を投入し、これまで視聴していた番組にチャンネルを合わせる、という煩雑な操作を行わなければならないという課題があった。しかしながら、特許文献1、2の技術は、視聴者が番組を視聴していたテレビがある部屋に戻って来ることを前提としているので、別の部屋へ移動後に移動先の部屋のテレビで同じ番組を引き続き視聴するための手段を開示するものではなく、上記課題を解決することはできない。
尚、家庭のテレビで番組を視聴中に外出し、外出先でスマートフォン等の携帯端末を用いて同じ番組を引き続き視聴する場合にも、同様の課題は生じる。
即ち、従来、番組を視聴するために用いる装置を変更して同じ番組を引き続き視聴するには煩雑な操作を行う必要があった。
本発明の目的は、放送番組を視聴するために用いる装置を変更して同じ放送番組を引き続き視聴する際の操作の煩雑さを軽減することにある。
本発明の他の目的は、放送番組を視聴するために用いる装置を変更する際に視聴できなかった放送番組の映像も視聴可能とすることにある。
かかる目的のもと、本発明は、自装置の近くにユーザが存在することを示す存在情報を取得する存在情報取得手段と、存在情報の取得に応じて、映像を表示する表示部に電力を供給する電力供給手段と、他の装置との間で共有される記憶部に記憶された、他の装置の近くにユーザが存在していた際に他の装置が選択していた放送番組を識別する番組識別情報を、記憶部から読み出す読み出し手段と、存在情報の取得に応じて、番組識別情報で識別される放送番組の映像を表示部に出力する出力手段とを備えた放送番組視聴支援装置を提供する。
ここで、この放送番組視聴支援装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段を更に備え、読み出し手段は、記憶部にユーザ識別情報に関連付けて記憶された番組識別情報を、記憶部から読み出す、ものであってよい。
また、読み出し手段は、記憶部に記憶された、他の装置の近くにユーザが存在していた際に他の装置が選択していた放送番組の映像であって、他の装置の近くにユーザが存在しなくなった後に録画された映像である録画映像を、更に記憶部から読み出し、出力手段は、存在情報の取得に応じて、録画映像を更に表示部に出力する、ものであってよい。その場合、この放送番組視聴支援装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段を更に備え、読み出し手段は、記憶部にユーザ識別情報に関連付けて記憶された録画映像を、記憶部から読み出す、ものであってよい。更に、出力手段は、番組識別情報で識別される放送番組の映像に録画映像が追い付いた後は、放送番組の映像を表示部に出力する、ものであってよい。その場合、この放送番組視聴支援装置は、番組識別情報で識別される放送番組の映像に録画映像が追い付いた後に、記憶部から録画映像を削除する削除手段を更に備えた、ものであってよい。
また、この放送番組視聴支援装置は、自装置の近くにユーザが存在しないことを示す不在情報を取得する不在情報取得手段と、不在情報の取得に応じて、表示部への電力の供給を停止する電力供給停止手段と、不在情報の取得に応じて、自装置が選択している放送番組を識別する番組識別情報を記憶部に書き込む書き込み手段とを更に備えた、ものであってよい。その場合、書き込み手段は、不在情報の取得に応じて、自装置の近くにユーザが存在していた際に自装置が選択していた放送番組の映像であって、自装置の近くにユーザが存在しなくなった後に録画された映像である録画映像を、更に記憶部に書き込む、ものであってよい。
また、本発明は、映像を表示する第1の表示部を含む第1の表示装置と、映像を表示する第2の表示部を含む第2の表示装置と、第1の表示装置と第2の表示装置との間で共有される記憶装置とを備え、第1の表示装置は、自装置の近くにユーザが存在しないことを示す不在情報を取得する不在情報取得手段と、不在情報の取得に応じて、第1の表示部への電力の供給を停止する電力供給停止手段と、不在情報の取得に応じて、自装置が選択している放送番組を識別する番組識別情報を記憶装置に書き込む書き込み手段とを備え、第2の表示装置は、自装置の近くにユーザが存在することを示す存在情報を取得する存在情報取得手段と、存在情報の取得に応じて、第2の表示部に電力を供給する電力供給手段と、記憶装置から番組識別情報を読み出す読み出し手段と、存在情報の取得に応じて、番組識別情報で識別される放送番組の映像を第2の表示部に出力する出力手段とを備えた放送番組選択支援システムも提供する。
更に、本発明は、映像を表示する第1の表示部を含む第1の表示装置が、自装置の近くにユーザが存在しないことを示す不在情報を取得するステップと、第1の表示装置が、不在情報の取得に応じて、第1の表示部への電力の供給を停止するステップと、第1の表示装置が、不在情報の取得に応じて、自装置が選択している放送番組を識別する番組識別情報を、第2の表示装置との間で共有される記憶部に書き込むステップと、映像を表示する第2の表示部を含む第2の表示装置が、自装置の近くにユーザが存在することを示す存在情報を取得するステップと、第2の表示装置が、存在情報の取得に応じて、第2の表示部に電力を供給するステップと、第2の表示装置が、記憶部から番組識別情報を読み出すステップと、第2の表示装置が、存在情報の取得に応じて、番組識別情報で識別される放送番組の映像を第2の表示部に出力するステップとを含む放送番組選択支援方法も提供する。
更にまた、本発明は、コンピュータに、自コンピュータの近くにユーザが存在することを示す存在情報を取得する機能と、存在情報の取得に応じて、映像を表示する表示部に電力を供給する機能と、他のコンピュータとの間で共有される記憶部に記憶された、他のコンピュータの近くにユーザが存在していた際に他のコンピュータが選択していた放送番組を識別する番組識別情報を、記憶部から読み出す機能と、存在情報の取得に応じて、番組識別情報で識別される放送番組の映像を表示部に出力する機能とを実現させるためのプログラムも提供する。
本発明によれば、放送番組を視聴するために用いる装置を変更して同じ放送番組を引き続き視聴する際の操作の煩雑さを軽減することが可能となる。
[本実施の形態におけるテレビジョン連携システムの全体構成]
図1は、本実施の形態におけるテレビジョン連携システムの全体構成例を示した図である。図示するように、このテレビジョン連携システムは、テレビジョン受像装置(単に「テレビ受像装置」ともいう)100a,100bと、人感センサ200a,200bと、個人識別センサ300a,300bと、録画装置400とが、ネットワーク800を介して接続されることにより、構成されている。
図1は、本実施の形態におけるテレビジョン連携システムの全体構成例を示した図である。図示するように、このテレビジョン連携システムは、テレビジョン受像装置(単に「テレビ受像装置」ともいう)100a,100bと、人感センサ200a,200bと、個人識別センサ300a,300bと、録画装置400とが、ネットワーク800を介して接続されることにより、構成されている。
また、この構成において、テレビ受像装置100a、人感センサ200a、個人識別センサ300a及び録画装置400の全部又は一部は、同一機器内にあってもよい。具体的には、人感センサ200a及び個人識別センサ300aの両方又は一方は、テレビ受像装置100aに組み込まれていてもよく、更に録画装置400もテレビ受像装置100に組み込まれていてよい。但し、図1では、人感センサ200a及び個人識別センサ300aをテレビ受像装置100aの近辺のユーザをセンシングするための独立した装置とし、それらは近隣に存在するものとして、それらが存在する領域を視聴領域Aとしている。
同様に、テレビ受像装置100b、人感センサ200b、個人識別センサ300b及び録画装置400の全部又は一部も、同一機器内にあってよい。但し、図1では、人感センサ200b及び個人識別センサ300bをテレビ受像装置100bの近辺のユーザをセンシングするための独立した装置とし、それらは近隣に存在するものとして、それらが存在する領域を視聴領域Bとしている。
尚、図では、テレビ受像装置100a,100b、人感センサ200a,200b、個人識別センサ300a,300bを示したが、これらを区別する必要がない場合は、それぞれ、テレビ受像装置100、人感センサ200、個人識別センサ300と称する。また、図には、2つの視聴領域しか示していないが、3つ以上の視聴領域を設け、それぞれに対して、テレビ受像装置100、人感センサ200、個人識別センサ300を設けてもよい。
以下、図1のテレビジョン連携システムの構成要素について説明する。
テレビ受像装置100は、内蔵のチューナによりデジタルテレビジョン放送を受信し、映像の表示及び音声の出力を行う装置である。また、テレビ受像装置100は、ネットワーク800から所定の起動用パケットを送信することで電源をオンするWOL(Wake On LAN)機能を有することを前提とする。この機能を有していない場合は、消画消音かつ最低限ネットワーク機能は利用可能な状態で待機する機能で代用することもできるが、以下では、WOL機能を有するものとして説明を行う。ここで、テレビ受像装置100としては、所謂家庭用のテレビを用いてもよいが、デジタルテレビジョン放送を受信可能なPC(Personal Computer)や、スマートフォン等の携帯端末を用いてもよい。尚、このテレビ受像装置100の詳細な構成については、後述する。
人感センサ200は、赤外線、超音波等によって人を検知するセンサである。ここで、人感センサ200は、テレビ受像装置100の外部にある外部装置とし、テレビ受像装置100とネットワーク800を介して通信するものとする。その場合、人が存在するようになったことを示す存在情報又は人が不在になったことを示す不在情報を任意のプロトコルによりテレビ受像装置100に通知する機能を有することを前提とする。但し、人感センサ200は、上述したように、テレビ受像装置100に内蔵されていてもよい。
個人識別センサ300は、個人を識別するセンサである。個人識別センサ300としては、カメラが例示されるが、個人を識別できれば如何なるセンサでもよい。ここで、個人識別センサ300は、テレビ受像装置100の外部にある外部装置とし、テレビ受像装置100とネットワーク800を介して通信するものとする。その場合、個人を識別するのに十分な情報(以下ではユーザIDを例にとる)を任意のプロトコルによりテレビ受像装置100に通知する機能を有することを前提とする。但し、個人識別センサ300は、上述したように、テレビ受像装置100に内蔵されていてもよい。尚、個人識別技術については、本実施の形態では限定しない。例えば、カメラの画像と登録されたユーザの画像とを比較し、画像の類似度が閾値以上である場合に、ユーザの画像に関連付けられたユーザIDを出力する手法等、種々の手法を用いることが考えられる。
録画装置400は、番組の映像を録画する装置である。ここで、録画装置400は、テレビ受像装置100の外部にある外部装置とし、テレビ受像装置100とネットワーク800を介して通信するものとする。その場合、録画対象の番組データ(番組のIDである番組IDと、番組の映像及び音声のコンテンツである番組コンテンツとを含む)を任意のプロトコルにより受信して録画し、要求された番組データを任意のプロトコルにより送信する機能を有することを前提とする。但し、録画装置400は、上述したように、テレビ受像装置100に内蔵されていてもよい。また、録画装置400がチューナを搭載していてもよい。本実施の形態では、他の装置との間で共有される記憶部の一例として、録画装置400を設けている。
ネットワーク800は、これらの機器が互いに通信を行うために用いられる通信手段である。ここで、ネットワーク800としては、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)を用いればよい。また、ネットワーク800は、有線通信を行うものでもよいし、その全部又は一部で無線通信を行うものでもよい。
[本実施の形態におけるテレビジョン連携システムの動作概要]
(1)視聴領域Aにユーザが現れると、人感センサ200aは人の存在を感知して、テレビ受像装置100aに電源オンを指示する通知を行う。
(1)視聴領域Aにユーザが現れると、人感センサ200aは人の存在を感知して、テレビ受像装置100aに電源オンを指示する通知を行う。
(2)電源オンを指示する通知を受けたテレビ受像装置100aは、自身の電源をオンする。
(3)個人識別センサ300aは、ユーザが登録されたユーザXであると判定すると、ユーザXのユーザIDをテレビ受像装置100aに通知する。
(4)テレビ受像装置100aは、ユーザIDに対する嗜好を考慮した上で番組を選択し、その番組を放送している放送局を選局する。但し、テレビ受像装置100aによる番組の選択後にユーザXが別の番組を選択した場合には、ユーザXが選択した番組の方を優先する。このときユーザXの嗜好を学習するのであれば、この選択された番組の情報を教師信号として学習に利用してもよい。そして、ここで最終的に選択された番組を視聴番組Yとする。
(5)ユーザXが視聴領域Aからいなくなると、人感センサ200aは人の不在を感知して、テレビ受像装置100aに電源オフを指示する通知を行う。
(6)電源オフを指示する通知を受けたテレビ受像装置100aは、自身を消画かつ消音の状態とする。つまり、放送を受信して録画装置400にデータを送信する機能だけをオンにして、その他の機能は全てオフにする。そして、ユーザIDと視聴番組Yの番組データとを録画装置400に送信しながら、一定時間待機する。ここで、待機時間としては、初期設定された時間を用いてもよいが、ユーザXが一定の範囲内で設定した時間を用いてもよい。尚、この録画された番組データを録画データZとする。
(7)視聴領域Bにユーザが現れると、人感センサ200bは人の存在を感知して、テレビ受像装置100bに電源オンを指示する通知を行う。
(8)電源オンを指示する通知を受けたテレビ受像装置100bは、自身の電源をオンする。
(9)個人識別センサ300bは、ユーザが登録されたユーザXであると判定すると、ユーザXのユーザIDをテレビ受像装置100bに通知する。
(10)テレビ受像装置100bは、ユーザIDに対する録画データZが録画装置400に存在するので、録画データZに含まれる録画コンテンツをタイムシフト再生する。その際、コンテンツの再生速度を1倍よりも大きくして音声付きで再生する。ここで、再生速度としては、初期設定された速度を用いてもよいが、ユーザXが一定の範囲内で設定した速度を用いてもよい。
(11)テレビ受像装置100bは、録画コンテンツを再生し終わり、実際の放送に追い付いたら、視聴番組Yの表示に切り替える。そして、録画装置400から録画データZを削除する。その際、放送を受信して録画装置400にデータを送信する機能だけがオンになっているテレビ受像装置100aは、自身の電源を完全にオフしてもよい。
[本実施の形態におけるテレビ受像装置]
次に、このテレビジョン連携システムの動作概要におけるテレビ受像装置100aとしてもテレビ受像装置100bとしても機能するテレビ受像装置100について説明する。但し、テレビ受像装置100がスマートフォン等である場合は、上記のテレビ受像装置100bの機能のみ、つまり、録画コンテンツを再生する側の機能のみを備えていることもあり得る。しかしながら、ここでは、一般的な形態として、上記のテレビ受像装置100aの機能及び上記のテレビ受像装置100bの機能の両方を備えたテレビ受像装置100を考えるものとする。
次に、このテレビジョン連携システムの動作概要におけるテレビ受像装置100aとしてもテレビ受像装置100bとしても機能するテレビ受像装置100について説明する。但し、テレビ受像装置100がスマートフォン等である場合は、上記のテレビ受像装置100bの機能のみ、つまり、録画コンテンツを再生する側の機能のみを備えていることもあり得る。しかしながら、ここでは、一般的な形態として、上記のテレビ受像装置100aの機能及び上記のテレビ受像装置100bの機能の両方を備えたテレビ受像装置100を考えるものとする。
(テレビ受像装置の構成)
図2は、このようなテレビ受像装置100の構成例を示した図である。図示するように、テレビ受像装置100は、放送受信部101と、デマックス部102と、デコーダ103と、映像表示部104と、音声出力部105とを備える。また、ネットワーク通信部106と、電源部107と、データ処理部110とを備える。このうち、データ処理部110は、ユーザID取得部111と、録画データ取得部112と、放送データ取得部113と、コンテンツ切替部114と、電力制御部115と、放送データ出力部116と、再生速度制御部117とを更に備える。
図2は、このようなテレビ受像装置100の構成例を示した図である。図示するように、テレビ受像装置100は、放送受信部101と、デマックス部102と、デコーダ103と、映像表示部104と、音声出力部105とを備える。また、ネットワーク通信部106と、電源部107と、データ処理部110とを備える。このうち、データ処理部110は、ユーザID取得部111と、録画データ取得部112と、放送データ取得部113と、コンテンツ切替部114と、電力制御部115と、放送データ出力部116と、再生速度制御部117とを更に備える。
放送受信部101は、デジタルテレビジョン放送の放送波を受信し、この放送波から取り出した放送データを、データ処理部110を経由してデマックス部102に出力する。この放送データは、放送された番組データであり、番組IDと、放送コンテンツとを含む。また、放送コンテンツは、映像及び音声の圧縮データを含む。ここで、圧縮データは、例えばMPEG−2により圧縮したデータであるものとする。また、放送受信部101としては、例えばチューナを用いるとよい。
デマックス部102は、放送受信部101からデータ処理部110を経由して取得した圧縮データを、映像の圧縮データ及び音声の圧縮データに分割し、デコーダ103に出力する。
デコーダ103は、デマックス部102から取得した映像の圧縮データ及び音声の圧縮データをデコードし、映像データを映像表示部104に出力すると共に音声データを音声出力部105に出力する。
映像表示部104は、デコーダ103から取得した映像データに基づいて、映像をディスプレイに表示する。本実施の形態では、映像を表示する表示部の一例として、映像表示部104を設けている。
音声出力部105は、デコーダ103から取得した音声データに基づいて、音声をスピーカから出力する。
ネットワーク通信部106は、人感センサ200、個人識別センサ300及び録画装置400との間で情報の通信を行う。特に、ネットワーク通信部106は、ユーザが存在するようになったことを感知した人感センサ200から、電源オンを指示する通知を受信し、ユーザが不在になったことを感知した人感センサ200から、一部電源オフを指示する通知を受信する。本実施の形態では、近くにユーザが存在することを示す存在情報の一例として、電源オンを指示する通知を用いており、存在情報を取得する存在情報取得手段の一例として、ネットワーク通信部106を設けている。また、近くにユーザが存在しないことを示す不在情報の一例として、一部電源オフを指示する通知を用いており、不在情報を取得する不在情報取得手段の一例として、ネットワーク通信部106を設けている。ここで、ネットワーク通信部106としては、例えばネットワークアダプタを用いるとよい。
電源部107は、商用電源から供給された電力を、テレビ受像装置100の各部に供給する。本実施の形態では、表示部に電力を供給する電力供給手段の一例として、電源部107を設けている。
次いで、データ処理部110の構成要素について説明する。
ユーザID取得部111は、ネットワーク通信部106が個人識別センサ300からユーザIDを受信すると、ネットワーク通信部106からユーザIDを取得し、これを保持しておく。本実施の形態では、ユーザを識別するユーザ識別情報の一例として、ユーザIDを用いており、ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段の一例として、ユーザID取得部111を設けている。
録画データ取得部112は、ユーザID取得部111が保持するユーザIDに対応する録画データが録画装置400に記憶されているかどうかをネットワーク通信部106を介して判定する。そのような録画データが録画装置400に記憶されていないと判定すれば、その旨をコンテンツ切替部114に伝える。また、そのような録画データが録画装置400に記憶されていると判定すれば、ネットワーク通信部106を介して録画データを取得する。そして、録画データに含まれる番組IDを放送データ取得部113に伝え、録画データに含まれる録画コンテンツをコンテンツ切替部114に出力し、再生速度制御部117に再生速度の制御を指示する。更に、録画データ取得部112は、録画コンテンツの再生が放送コンテンツに追い付いた旨がコンテンツ切替部114から伝えられると、録画コンテンツの再生が終了したことを示す再生終了情報を、ネットワーク通信部106を介して録画装置400に書き込む。本実施の形態では、放送番組を識別する番組識別情報の一例として、番組IDを用いており、番組識別情報を読み出す読み出し手段の一例として、録画データ取得部112を設けている。また、他の装置の近くにユーザが存在していた際に他の装置が選択していた放送番組の映像であって、他の装置の近くにユーザが存在しなくなった後に録画された映像である録画映像の一例として、録画コンテンツを用いており、録画映像を読み出す読み出し手段の一例として、録画データ取得部112を設けている。
放送データ取得部113は、放送受信部101から放送データを取得する。そして、放送データを放送データ出力部116に出力し、放送データに含まれる放送コンテンツをコンテンツ切替部114に出力する。その際、録画データ取得部112から録画データが記憶されていない旨の情報が伝えられていれば、例えばユーザIDに対応する嗜好を考慮して番組を決定し、その番組を放送している放送局の選局を放送受信部101に指示する。また、ユーザIDに対応する録画データに含まれる番組IDが録画データ取得部112から伝えられていれば、その番組IDで識別される番組を放送している放送局の選局を放送受信部101に指示する。
コンテンツ切替部114は、放送データ取得部113から放送コンテンツを受け取ると共に録画データ取得部112から録画コンテンツを受け取り、デマックス部102に出力するコンテンツを切り替える。具体的には、録画データ取得部112から録画コンテンツを受け取ると、録画コンテンツをデマックス部102に出力する。また、ユーザIDに対応する録画データが記憶されていない旨が録画データ取得部112から伝えられると、放送データ取得部113から受け取った放送コンテンツをデマックス部102に出力する。また、コンテンツ切替部114は、録画コンテンツの再生が放送コンテンツに追い付いたかどうかを判定し、追い付いた場合は、その旨を録画データ取得部112に伝える。本実施の形態では、放送番組の映像を表示部に出力する出力手段の一例として、コンテンツ切替部114を設けている。また、録画映像を表示部に出力する出力手段の一例として、コンテンツ切替部114を設けている。
電力制御部115は、一部電源オフを指示する通知を人感センサ200から受信した旨がネットワーク通信部106から伝えられると、電源部107からの電力を、放送受信部101、放送データ取得部113、放送データ出力部116、ネットワーク通信部106等の放送データ出力機能に関する部分のみに供給するように制御する。本実施の形態では、表示部への電力の供給を停止する電力供給停止手段の一例として、電力制御部115を設けている。
放送データ出力部116は、放送データ取得部113から受け取った放送データ(番組IDと放送コンテンツとを含む)を、ユーザID取得部111が保持するユーザIDに関連付けてネットワーク通信部106に出力する。その際、録画装置400に再生終了情報が記録されておらず、録画装置400への放送データの出力開始から一定時間が経過していない場合は、放送データのネットワーク通信部106への出力を継続する。また、録画装置400に再生終了情報が記録されている場合、又は、録画装置400への放送データの出力開始から一定時間が経過した場合は、放送データの録画装置400への出力を停止し、録画装置400に記録された録画データを削除する。本実施の形態では、番組識別情報を書き込む書き込み手段の一例として、放送データ取得部113を設けている。また、録画映像を書き込む書き込み手段の一例として、放送データ取得部113を設けている。更に、録画映像を削除する削除手段の一例として、放送データ取得部113を設けている。
再生速度制御部117は、コンテンツ切替部114が出力した録画コンテンツの倍速再生が行われるためのデコードをデコーダ103に指示する。
尚、データ処理部110のこれらの構成要素は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)が、図示しないROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムを、図示しないRAM(Random Access Memory)に読み込んで実行することにより、実現される。
(テレビ受像装置の動作)
図3〜図5は、このような構成を備えたテレビ受像装置100の動作例を示したフローチャートである。
図3〜図5は、このような構成を備えたテレビ受像装置100の動作例を示したフローチャートである。
最初、テレビ受像装置100は、電源がオフされた状態で待機しているものとする。このとき、人感センサ200が、ユーザが存在するようになったことを感知し、テレビ受像装置100に電源オンを指示する通知を行ったとする。すると、テレビ受像装置100では、図3に示すように、まず、ネットワーク通信部106が、この通知を受信し(ステップ121)、電源部107が、WOL機能によりテレビ受像装置100の電源をオンする(ステップ122)。これにより、テレビ受像装置100では、各部が起動する。
その後、個人識別センサ300が、そのユーザが登録されたユーザであると判定し、テレビ受像装置100にユーザIDを送信してきたとする。すると、テレビ受像装置100では、ユーザID取得部111が、ネットワーク通信部106を介してユーザIDを取得し、保持する(ステップ123)。
これにより、録画データ取得部112が、ネットワーク通信部106を介して、録画装置400にこのユーザIDに対応する録画データが記憶されているかどうかを判定する(ステップ124)。
まず、録画装置400にこのユーザIDに対応する録画データが記憶されていないと判定された場合について説明する。
その場合は、このユーザIDに対応する録画データが記憶されていない旨の情報が録画データ取得部112から放送データ取得部113へ伝えられ、放送データ取得部113が、放送受信部101を介して放送データを取得する(ステップ125)。ここで、このユーザIDに対応する録画データが記憶されていないことから、人感センサ200で感知されたユーザは、これまで他のテレビ受像装置で何らかの番組を視聴していたわけではないと考えられる。従って、放送データ取得部113は、放送受信部101に対して、任意の放送局を選局して放送波を受信するように指示する。或いは、ユーザID取得部111がユーザIDを保持しているので、このユーザIDに予め対応付けられたユーザの嗜好を考慮して放送局を選局してもよい。尚、ここで取得された放送データは放送データ出力部116に出力され、ここで取得された放送データに含まれる放送コンテンツはコンテンツ切替部114に出力される。
また、このユーザIDに対応する録画データが記憶されていない旨の情報はコンテンツ切替部114にも伝えられ、コンテンツ切替部114が、放送データ取得部113から受け取った放送コンテンツをデマックス部102に出力する(ステップ126)。これにより、デマックス部102で、放送コンテンツに含まれる映像及び音声の圧縮データが、映像の圧縮データ及び音声の圧縮データに分割され、デコーダ108で、映像の圧縮データ及び音声の圧縮データがデコードされる。そして、映像表示部104で、映像データに基づく映像がディスプレイに表示され、音声出力部105で、音声データに基づく音声がスピーカに出力される。これにより、ユーザは、現在放送中の映像及び音声をリアルタイムで視聴することになる。
ところが、暫くして、ユーザがテレビ受像装置100の前からいなくなったとする。つまり、人感センサ200が、ユーザが不在になったことを感知し、テレビ受像装置100に一部電源オフを指示する通知を行ったとする。すると、テレビ受像装置100では、ネットワーク通信部106が、この通知を受信したかどうかを判定する(ステップ127)。この通知を受信していないと判定すれば、ネットワーク通信部106は、ステップ125,126の処理を繰り返す。つまり、この通知を受信するまで、放送データに基づく映像の表示及び音声の出力を続ける。一方、この通知を受信したと判定すれば、ネットワーク通信部106は、電力制御部115に制御を移し、処理をステップ141へ進める。
すると、図4に示すように、電力制御部115は、放送データを録画装置400に出力する部分以外の部分への電力の供給を停止する(ステップ141)。そして、放送データ出力部116は、放送データ取得部113から受け取った放送データを、ユーザID取得部111が保持するユーザIDに関連付けて、ネットワーク通信部106を介して録画装置400に出力する(ステップ142)。これにより、録画装置400には、ユーザIDに対応する放送データが録画データとして記憶されることになる。
その後、ユーザは、テレビ受像装置100と同じ機能を有する別のテレビ受像装置がある別の部屋へ移動するかもしれない。その場合は、後述するように、その別のテレビ受像装置が、録画装置400に記憶された録画コンテンツを再生するが、再生を終了すると、放送データを録画装置400に出力する処理は不要となる。そこで、後述するように、その別のテレビ受像装置は、再生を終了したことを示す再生終了情報を録画装置400に記録する。或いは、ユーザは、テレビ受像装置100と同じ機能を有する別のテレビ受像装置がある別の部屋へ移動することなく、テレビ受像装置100の前に戻って来ないかもしれない。その場合は、放送データを録画装置400に出力する処理がいつまでも続くことになるので、一定時間が経過したらタイムアウトとする。
即ち、放送データ出力部116は、録画装置400に再生終了情報が記録されているかどうかを判定する(ステップ143)。そして、録画装置400に再生終了情報が記録されていないと判定すれば、放送データ出力部116は、放送データの録画装置400への出力を開始してから一定時間が経過したかどうかを判定する(ステップ144)。一定時間が経過していないと判定すれば、放送データ出力部116は、ステップ142の処理を繰り返す。つまり、再生終了情報が記録されるか又は一定時間が経過するまで、放送データの録画装置400への出力を続ける。一方、ステップ143で録画装置400に再生終了情報が記録されていると判定した場合、又は、ステップ144で一定時間が経過したと判定した場合、放送データ出力部116は、放送データの録画装置400への出力を停止し(ステップ145)、録画装置400に記録された録画データを削除する(ステップ146)。また、放送データの出力の停止及び録画データの削除が行われた旨の情報はネットワーク通信部106から電源部107へ伝えられ、電源部107が、テレビ受像装置100の電源を完全にオフする(ステップ147)。
次に、ステップ124で録画装置400にこのユーザIDに対応する録画データが記憶されていると判定された場合について説明する。
その場合は、図5に示すように、録画データ取得部112がネットワーク通信部106を介して録画データを取得する(ステップ161)。これにより、録画データに含まれる番組IDが録画データ取得部112から放送データ取得部113へ出力され、放送データ取得部113が、放送受信部101を介して、この番組IDで識別される番組の放送データを取得する(ステップ162)。ここで、放送データ取得部113は、放送受信部101に対して、番組IDで識別される番組を放送している放送局を選局して放送波を受信するように指示すればよい。尚、ここで取得された放送データに含まれる放送コンテンツはコンテンツ切替部114に出力される。
また、録画データに含まれる録画コンテンツが録画データ取得部112からコンテンツ切替部114へ出力され、コンテンツ切替部114が、録画コンテンツをデマックス部102に出力する(ステップ163)。更に、録画データが取得された旨の情報は録画データ取得部112から再生速度制御部117へ伝えられ、再生速度制御部117が、倍速再生のためのデコードを行うようにデコーダ103に指示する(ステップ164)。これにより、デマックス部102で、録画コンテンツに含まれる映像及び音声の圧縮データが、映像の圧縮データ及び音声の圧縮データに分割され、デコーダ108で、映像の圧縮データ及び音声の圧縮データがデコードされる。その際、再生速度制御部117の指示により、映像の圧縮データ及び音声の圧縮データは間引かれながらデコードされる。そして、映像表示部104で、映像データに基づく映像がディスプレイに表示され、音声出力部105で、音声データに基づく音声がスピーカに出力される。これにより、ユーザは、現在よりも少し前に放送された映像及び音声を倍速再生で視聴することになる。
その後、コンテンツ切替部114は、録画コンテンツの再生が放送コンテンツに追い付いたかどうかを判定する(ステップ165)。この判定は、例えば、録画コンテンツに付随する放送時刻が放送コンテンツに付随する放送時刻に追い付いたかどうかを調べることにより、行えばよい。その結果、録画コンテンツが放送コンテンツに追い付いていないと判定されれば、ステップ161〜164の処理を繰り返す。一方、録画コンテンツが放送コンテンツに追い付いたと判定すれば、その旨の情報がコンテンツ切替部114から録画データ取得部112へ伝えられ、録画データ取得部112が、再生終了情報を録画装置400に書き込む(ステップ166)。そして、コンテンツ切替部114は、録画コンテンツを放送コンテンツに切り替えるために、処理をステップ126へ進める。これにより、図3で述べたのと同様に、ユーザは、現在放送中の映像及び音声をリアルタイムで視聴することになる。
[本実施の形態の変形例]
本実施の形態では、録画コンテンツの再生が放送コンテンツに追い付いた場合に、放送データ出力部116が録画データを削除するようにした。つまり、録画データを読み込む側のテレビ受像装置100で録画コンテンツの再生が放送コンテンツに追い付いた場合に、放送データを書き込む側のテレビ受像装置100が録画データを削除するようにした。しかしながら、録画データを読み込む側のテレビ受像装置100で録画コンテンツの再生が放送コンテンツに追い付いた場合に、そのテレビ受像装置100が録画データを削除するようにしてもよい。そして、放送データを書き込む側のテレビ受像装置100に対して、放送データの書き込みを停止するよう指示してもよい。
本実施の形態では、録画コンテンツの再生が放送コンテンツに追い付いた場合に、放送データ出力部116が録画データを削除するようにした。つまり、録画データを読み込む側のテレビ受像装置100で録画コンテンツの再生が放送コンテンツに追い付いた場合に、放送データを書き込む側のテレビ受像装置100が録画データを削除するようにした。しかしながら、録画データを読み込む側のテレビ受像装置100で録画コンテンツの再生が放送コンテンツに追い付いた場合に、そのテレビ受像装置100が録画データを削除するようにしてもよい。そして、放送データを書き込む側のテレビ受像装置100に対して、放送データの書き込みを停止するよう指示してもよい。
また、本実施の形態では、ユーザがテレビ受像装置100aの近くを離れてから別のテレビ受像装置100bの近くに移動するまでに一定時間以上経過した場合は、移動先のテレビ受像装置100bが移動元のテレビ受像装置100aに追従しないようにした。つまり、これまで視聴していた番組が表示されないようにした。しかしながら、ユーザが意識的に移動先のテレビ受像装置100bの電源をオフした場合にも、移動先のテレビ受像装置100bが移動元のテレビ受像装置100aに追従しないようにしてよい。
更に、本実施の形態では、番組IDを番組の識別情報とし、録画装置400に録画データが記憶されていない場合に、放送受信部101が、番組IDで識別される番組を放送している放送局を選局するようにした。これは、例えば、番組IDの一部に放送局を識別する放送局IDを含める方法や、番組IDとその番組IDで識別される番組を放送している放送局の放送局IDとの対応を参照する方法を用いて、実現すればよい。これに対し、番組IDを番組の識別情報とはせずに、番組を放送する放送局の識別情報とすることも考えられる。こうすれば、放送受信部101は、番組IDを放送局IDに変換することなく、放送局を選局できる。尚、放送局と時間帯が特定できれば、番組は特定できるので、この場合も、番組IDは、番組を識別する番組識別情報の一例であると言える。
更にまた、本実施の形態では、録画装置400にユーザIDと番組IDと録画コンテンツとを記憶するようにしたが、必ずしもこれら全てを記憶しなくてよい。例えば、ユーザがテレビ受像装置100の間を移動中に視聴できなかった映像を録画して視聴することまで希望しない場合は、録画装置400にユーザIDと番組IDとを対応付けて記憶するだけでもよい。この場合、図3で、ステップ124は、ユーザIDに対応する番組IDが録画装置400に記憶されているかどうかを判定するステップとなる。また、図4で、ステップ142は、番組IDをユーザIDに関連付けて録画装置400に出力するステップとなり、ステップ143は、実行されず、ステップ145は、番組IDの録画装置400への出力を停止するステップとなり、ステップ146は、録画装置400から番組IDを削除するステップとなる。更に、図5で、ステップ161は、録画装置400から番組IDを取得するステップとなり、ステップ163〜166は実行されない。
[本実施の形態の効果]
本実施の形態では、人感センサ200がユーザの存在を検知すると、テレビ受像装置100は自動で起動して任意の番組を放送している放送局を選局するようにした。そして、その際、個人識別センサ300がユーザを識別し、テレビ受像装置100はそのユーザの嗜好を考慮して選局するようにした。これにより、ユーザは、現在放送中の好みの番組に確実に気付くことができるようになった。
本実施の形態では、人感センサ200がユーザの存在を検知すると、テレビ受像装置100は自動で起動して任意の番組を放送している放送局を選局するようにした。そして、その際、個人識別センサ300がユーザを識別し、テレビ受像装置100はそのユーザの嗜好を考慮して選局するようにした。これにより、ユーザは、現在放送中の好みの番組に確実に気付くことができるようになった。
また、本実施の形態では、ユーザが移動した際、移動元に存在するテレビ受像装置100aと移動先に存在するテレビ受像装置100bとが連携して、移動先のテレビ受像装置100bが自動で起動し、先程まで視聴していた番組を放送している放送局を選局するようにした。これにより、番組視聴中に移動によるわずかなブランクが生じたとしても、ユーザは、おおよその番組内容を把握することができるようになった。
更に、本実施の形態では、テレビ受像装置100a,100bと録画装置400とが連携することにより、録画装置400が移動中の未視聴期間を自動録画し、移動先のテレビ受像装置100bが未視聴期間の録画コンテンツをタイムシフト再生(追っかけ再生)するようにした。また、タイムシフト再生中は、音声付きの1.x倍速再生(x=1〜9)等で可能な限り早く放送に近付け、放送に追い付いたら録画を中止して、録画コンテンツを削除し、現在放送中の番組の映像を表示するようにした。これにより、ユーザは、番組視聴中の移動により視聴できなかった部分を見逃さなくなり、現在放送中の番組をリアルタイムで効率的に全て確認することができるようになった。
100…テレビ受像装置、101…放送受信部、102…デマックス部、103…デコーダ、104…映像表示部、105…音声出力部、106…ネットワーク通信部、107…電源部、110…データ処理部、111…ユーザID取得部、112…録画データ取得部、113…放送データ取得部、114…コンテンツ切替部、115…電力制御部、116…放送データ出力部、117…再生速度制御部、200…人感センサ、300…個人識別センサ、400…録画装置、800…ネットワーク
Claims (11)
- 自装置の近くにユーザが存在することを示す存在情報を取得する存在情報取得手段と、
前記存在情報の取得に応じて、映像を表示する表示部に電力を供給する電力供給手段と、
他の装置との間で共有される記憶部に記憶された、当該他の装置の近くに前記ユーザが存在していた際に当該他の装置が選択していた放送番組を識別する番組識別情報を、当該記憶部から読み出す読み出し手段と、
前記存在情報の取得に応じて、前記番組識別情報で識別される放送番組の映像を前記表示部に出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする放送番組視聴支援装置。 - 前記ユーザを識別するユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段を更に備え、
前記読み出し手段は、前記記憶部に前記ユーザ識別情報に関連付けて記憶された前記番組識別情報を、当該記憶部から読み出すことを特徴とする請求項1に記載の放送番組視聴支援装置。 - 前記読み出し手段は、前記記憶部に記憶された、前記他の装置の近くに前記ユーザが存在していた際に当該他の装置が選択していた放送番組の映像であって、当該他の装置の近くに当該ユーザが存在しなくなった後に録画された映像である録画映像を、更に当該記憶部から読み出し、
前記出力手段は、前記存在情報の取得に応じて、前記録画映像を更に前記表示部に出力することを特徴とする請求項1に記載の放送番組視聴支援装置。 - 前記ユーザを識別するユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段を更に備え、
前記読み出し手段は、前記記憶部に前記ユーザ識別情報に関連付けて記憶された前記録画映像を、当該記憶部から読み出すことを特徴とする請求項3に記載の放送番組視聴支援装置。 - 前記出力手段は、前記番組識別情報で識別される放送番組の映像に前記録画映像が追い付いた後は、当該放送番組の映像を前記表示部に出力することを特徴とする請求項3に記載の放送番組視聴支援装置。
- 前記番組識別情報で識別される放送番組の映像に前記録画映像が追い付いた後に、前記記憶部から当該録画映像を削除する削除手段を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載の放送番組視聴支援装置。
- 自装置の近くに前記ユーザが存在しないことを示す不在情報を取得する不在情報取得手段と、
前記不在情報の取得に応じて、前記表示部への電力の供給を停止する電力供給停止手段と、
前記不在情報の取得に応じて、自装置が選択している放送番組を識別する番組識別情報を前記記憶部に書き込む書き込み手段と
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の放送番組視聴支援装置。 - 前記書き込み手段は、前記不在情報の取得に応じて、自装置の近くに前記ユーザが存在していた際に自装置が選択していた放送番組の映像であって、自装置の近くに当該ユーザが存在しなくなった後に録画された映像である録画映像を、更に前記記憶部に書き込むことを特徴とする請求項7に記載の放送番組視聴支援装置。
- 映像を表示する第1の表示部を含む第1の表示装置と、
映像を表示する第2の表示部を含む第2の表示装置と、
前記第1の表示装置と前記第2の表示装置との間で共有される記憶装置と
を備え、
前記第1の表示装置は、
自装置の近くにユーザが存在しないことを示す不在情報を取得する不在情報取得手段と、
前記不在情報の取得に応じて、前記第1の表示部への電力の供給を停止する電力供給停止手段と、
前記不在情報の取得に応じて、自装置が選択している放送番組を識別する番組識別情報を前記記憶装置に書き込む書き込み手段と
を備え、
前記第2の表示装置は、
自装置の近くにユーザが存在することを示す存在情報を取得する存在情報取得手段と、
前記存在情報の取得に応じて、前記第2の表示部に電力を供給する電力供給手段と、
前記記憶装置から前記番組識別情報を読み出す読み出し手段と、
前記存在情報の取得に応じて、前記番組識別情報で識別される放送番組の映像を前記第2の表示部に出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする放送番組選択支援システム。 - 映像を表示する第1の表示部を含む第1の表示装置が、自装置の近くにユーザが存在しないことを示す不在情報を取得するステップと、
前記第1の表示装置が、前記不在情報の取得に応じて、前記第1の表示部への電力の供給を停止するステップと、
前記第1の表示装置が、前記不在情報の取得に応じて、自装置が選択している放送番組を識別する番組識別情報を、第2の表示装置との間で共有される記憶部に書き込むステップと、
映像を表示する第2の表示部を含む前記第2の表示装置が、自装置の近くにユーザが存在することを示す存在情報を取得するステップと、
前記第2の表示装置が、前記存在情報の取得に応じて、前記第2の表示部に電力を供給するステップと、
前記第2の表示装置が、前記記憶部から前記番組識別情報を読み出すステップと、
前記第2の表示装置が、前記存在情報の取得に応じて、前記番組識別情報で識別される放送番組の映像を前記第2の表示部に出力するステップと
を含むことを特徴とする放送番組選択支援方法。 - コンピュータに、
自コンピュータの近くにユーザが存在することを示す存在情報を取得する機能と、
前記存在情報の取得に応じて、映像を表示する表示部に電力を供給する機能と、
他のコンピュータとの間で共有される記憶部に記憶された、当該他のコンピュータの近くに前記ユーザが存在していた際に当該他のコンピュータが選択していた放送番組を識別する番組識別情報を、当該記憶部から読み出す機能と、
前記存在情報の取得に応じて、前記番組識別情報で識別される放送番組の映像を前記表示部に出力する機能と
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014248802A JP2016111592A (ja) | 2014-12-09 | 2014-12-09 | 放送番組視聴支援装置、放送番組視聴支援システム、放送番組視聴支援方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014248802A JP2016111592A (ja) | 2014-12-09 | 2014-12-09 | 放送番組視聴支援装置、放送番組視聴支援システム、放送番組視聴支援方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016111592A true JP2016111592A (ja) | 2016-06-20 |
Family
ID=56124957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014248802A Pending JP2016111592A (ja) | 2014-12-09 | 2014-12-09 | 放送番組視聴支援装置、放送番組視聴支援システム、放送番組視聴支援方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016111592A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019533830A (ja) * | 2016-11-04 | 2019-11-21 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | ディスプレイ装置及びその制御方法 |
-
2014
- 2014-12-09 JP JP2014248802A patent/JP2016111592A/ja active Pending
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