JP2016111137A - 配線基板の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】公差の吸収範囲を大きくして、配線基板間の接続の信頼性を確保し得る配線基板の接続構造を提供する。【解決手段】配線基板の接続構造は、複数の列をなして所定のピッチで配列された配線パターン12、22と、この配線パターン12、22の端部に露出して形成された端子部14、24とを有する第1の配線基板1及び第2の配線基板2とを備え、この第1の配線基板1及び第2の配線基板2の各端子部14、24を相互に対向させて電気的に接続する配線基板の接続構造であって、前記接続は、一方の端子部に対して他方の端子部が交差して接触するように、対向する各端子部14、24は、列の方向に沿う直線状部と列の方向に対して曲げられた折曲状部とを有している。【選択図】図3

Description

本発明は、配線基板相互を電気的に接続する配線基板の接続構造に関する。
近年のエレクトロニクス機器は、小型化、薄型化及び高機能化が求められており、狭隘な機器の内部のスペースに複数の配線基板を組み込む必要がある。このため、配線基板間の電気的な接続を小さなスペースで行うことが要求されており、配線基板に形成される配線パターンは高密度化され狭ピッチで配列される傾向にある。
このような配線基板間の接続には、一般的にはコネクタ部品が用いられているが、コネクタ部品は、小型化が困難であり、また、コスト的にも高くなるという問題が生じる。また、コネクタ部品の接続においては、端子を半田付けする必要があり、このため、接続部を半田付けに要する幅広の面積を確保して形成しなければならない。この幅広の面積の確保は、配線パターンの狭ピッチ化の妨げとなる。
そこで、配線基板間の接続において、相互の配線パターン同士を圧接するように接触させて電気的に接続する方法が考えられる。
特開平9−18108号公報 特開2005−56618号公報 特開平10−74566号公報
しかしながら、配線基板間の接続の機構には、製造上の公差や取り付け上の公差がある。配線基板間の接続の信頼性を保証するためには、これらの公差を吸収しなければならない。現実的には、相互の配線パターン同士の接触部分の位置がずれた場合でも導通を保証するように設計されなければならない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、相互の配線パターン同士を接続する場合、公差の吸収範囲を大きくして、配線基板間の接続の信頼性を確保し得る配線基板の接続構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の配線基板の接続構造は、複数の列をなして所定のピッチで配列された配線パターンと、この配線パターンの端部に露出して形成された端子部とを有する第1の配線基板及び第2の配線基板とを備え、この第1の配線基板及び第2の配線基板の各端子部を相互に対向させて電気的に接続する配線基板の接続構造であって、前記接続は、一方の端子部に対して他方の端子部が交差して接触するように、対向する各端子部は、列の方向に沿う直線状部と列の方向に対して曲げられた折曲状部とを有していることを特徴とする。
配線パターンのピッチは、その寸法が格別限定されるものではない。例えば、0.2mm、0.3mm等、適宜適用することができる。また、第1の配線基板と第2の配線基板との関係は、特段限定されるものではない。例えば、第1の配線基板がリジット配線基板、第2の配線基板がフレキシブル配線基板である場合の他、第1の配線基板及び第2の配線基板の双方がフレキシブル配線基板である場合をも許容する。
かかる発明によれば、公差の吸収範囲を大きくして、配線基板間の接続の信頼性を確保し得る。
請求項2に記載の配線基板の接続構造は、請求項1に記載の配線基板の接続構造において、前記第1の配線基板及び第2の配線基板の少なくとも一方の配線基板は、両面配線基板であり、この両面配線基板の一方の面に前記配線パターンが形成され、他方の面にビアを介して端子部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の配線基板の接続構造は、請求項1又は請求項2に記載の配線基板の接続構造において、前記端子部の交差は、略直交する交差であることを特徴とする。
請求項4に記載の配線基板の接続構造は、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の配線基板の接続構造において、前記端子部の列は階段状に延出して形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の配線基板の接続構造は、請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の配線基板の接続構造において、前記第1の配線基板及び第2の配線基板の接続は、相互の配線パターンの延出方向が反対方向であることを特徴とする。
請求項6に記載の配線基板の接続構造は、請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の配線基板の接続構造において、前記第1の配線基板及び第2の配線基板の接続は、相互の配線パターンの延出方向が同方向であることを特徴とする。
請求項7に記載の配線基板の接続構造は、請求項5に記載の配線基板の接続構造において、前記端子部において、隣接する端子部は、直線状部と折曲状部が交互に形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の配線基板の接続構造は、請求項1乃至請求項7のいずれか一に記載の配線基板の接続構造において、前記端子部は、配線パターンと同じ幅寸法であることを特徴とする。
請求項9に記載の配線基板の接続構造は、請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の配線基板の接続構造において、前記第1の配線基板の端子部と第2の配線基板の端子部とを押圧して接触させる圧接手段を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、公差の吸収範囲を大きくして、配線基板間の接続の信頼性を確保し得る配線基板の接続構造を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る配線基板の接続構造を示す斜視図である。 同配線基板の接続構造を示す斜視図である。 同第1の配線基板と第2の配線基板とに形成された配線パターンの接続配置状態を模式的に示す平面図である。 図3(b)中、X−X線に沿う断面図である。 同配線基板の接続構造における公差の吸収範囲を説明するための拡大平面図である。 同第1の配線基板に形成された配線パターンの配置状態を模式的に示す平面図である。 同第2の配線基板に形成された配線パターンの配置状態を模式的に示す平面図である。 第1の配線基板と第2の配線基板との絶縁層の形成における変形例を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る配線基板の接続構造において、第1の配線基板と第2の配線基板とに形成された配線パターンの接続配置状態を模式的に示す平面図である。 同配線基板の接続構造における公差の吸収範囲を説明するための拡大平面図である。 同第1の配線基板に形成された配線パターンの配置状態を模式的に示す平面図である。 同第2の配線基板に形成された配線パターンの配置状態を模式的に示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る配線基板の接続構造において、第1の配線基板と第2の配線基板とに形成された配線パターンの接続配置状態を模式的に示す平面図である。 同配線基板の接続構造における公差の吸収範囲を説明するための拡大平面図である。 同第1の配線基板に形成された配線パターンの配置状態を模式的に示す平面図である。 同第2の配線基板に形成された配線パターンの配置状態を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係る配線基板の接続構造について図1乃至図8を参照して説明する。
図1は、配線基板の接続構造を示す斜視図であり、第1の配線基板と第2の配線基板とを接続する前の状態を示している。図2は、同配線基板の接続構造を示す斜視図であり、第1の配線基板と第2の配線基板とを接続した後の状態を示している。図3は、第1の配線基板と第2の配線基板とに形成された配線パターンの接続配置状態を模式的に示す平面図であり、(a)は全体図、(b)は要部の拡大図である。図4は、図3(b)中、X−X線に沿う断面図である。図5は、公差の吸収範囲を説明するための拡大平面図である。
また、図6は、第1の配線基板に形成された配線パターンの配置状態を模式的に示す平面図であり、(a)は全体図、(b)は要部の拡大図であり、図7は、第2の配線基板に形成された配線パターンの配置状態を模式的に示す平面図であり、(a)は全体図、(b)は要部の拡大図である。図8は、第1の配線基板と第2の配線基板との絶縁層(レジスト層、カバー層)の形成における変形例を示す平面図である。なお、各図では、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している場合がある。
図1に示すように、配線基板の接続構造は、第1の配線基板1、第2の配線基板2及び圧接手段3を備えている。
第1の配線基板1は、リジット配線基板であり、回路基板である。第1の配線基板1は、例えば、ガラスエポキシ樹脂、ガラスコンポジット材料などからなる絶縁性基材11と、この絶縁性基材11の表面に形成された導体の配線パターン12とを備えている。また、配線パターン12の上には、絶縁層であるレジスト層13が積層されている。さらに、配線パターン12の一端部には、レジスト層13が積層されておらず、つまり、レジスト層13に被覆されていない露出した端子部14が形成されている。
配線パターン12は、圧延銅箔や電解銅箔などによりパターニングされて形成されており、端子部14には、接続抵抗を減らし、腐食を防止するため、ニッケルメッキ、金めっきや半田めっきなどのめっき処理がなされている。
第2の配線基板2は、可撓性を有するフレキシブル配線基板(FPC)である。第2の配線基板2は、例えば、ポリイミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などからなる絶縁性基材21と、この絶縁性基材21の表面(図示上、裏面側)に形成された導体の配線パターン22とを備えている。また、配線パターン22の上には、絶縁層であるポリイミドフィルムなどからなるカバー層23が形成されている。さらに、配線パターン22の一端部には、カバー層23に被覆されていない露出した端子部24が形成されている。
配線パターン22は、第1の配線基板1と同様に、圧延銅箔や電解銅箔などによりパターニングされて形成されており、端子部24には、ニッケルメッキ、金めっきや半田めっきなどのめっき処理がなされている。また、端子部24に対応する裏面側には、補強のための補強板25が貼り付けられている。
このような第2の配線基板2の他端側には、例えば、携帯電話やデジタルカメラに搭載されるカメラモジュール26が接続されている。カメラモジュール26は、カメラ機能を実現するため、レンズ光学系や焦点調整機構を有している。
圧接手段3は、第1の配線基板1の表面側であって、端子部14に対応した位置に配設されている。圧接手段3は、後述するように第1の配線基板1の端子部14に対し、第2の基板2の端子部24を対向させて押圧し、端子部14と端子部24とを相互に接触させて電気的に接続する機構である。
圧接手段3は、外枠31、蓋体32及び押え板33を備えている。外枠31及び蓋体32は、ステンレスなどの金属材料で作られており、外枠31は略長方形状の枠状をなし、蓋体32は、略長方形状の本体部32aと、この本体部32aの周辺に形成された係合爪32bとを有している。また、外枠31の一辺側(前面側)には、スリット状の挿入口31aが形成されている。この挿入口31aには、第2の配線基板2の端子部24側が挿入されるようになっている。蓋体32の内側には、ゴム又はステンレスなどの材料で形成された押え板33が設けられている。さらに、蓋体32は、その一辺側が外枠31に回動可能に枢支されており、回動操作によって外枠31の内側に、係合爪32bによって嵌合し固定されるようになっている。
次に、図1及び図2を参照して第1の配線基板1と第2の配線基板2との接続方法を説明する。図1に示すように、第2の配線基板2の端子部24側を、端子部24を図示上、裏側にして矢印a方向に挿入口31aから挿入する。この場合、第2の配線基板2の端子部24の列と第1の配線基板1の端子部14の列とが対向して配置されるようになる。
第2の配線基板2の端子部24側が挿入口31aから挿入された状態において、蓋体32を図示上、矢印b方向に回動操作すると、蓋体32の係合爪32bが外枠31の内側に弾性変形を伴ってしっかりと嵌合され、蓋体32は外枠31にロックされるようになる。
この状態では、図2に示すように、押え板33によって、第2の配線基板2の端子部24が第1の配線基板1の端子部14に加圧押圧されて、各配線パターン12、22同士の端子部14、24が接触し電気的に接続される。
次いで、図3乃至図7を参照して第1の配線基板1における配線パターン12及び端子部14、第2の配線基板2における配線パターン22及び端子部24の配置状態を詳細に説明する。なお、図3及び図5は、端子部14、24の接続関係を説明するために模式的に表したものであり、実際には、この接続関係が視覚的に容易に認識できるものではない。
まず、図6(a)、(b)に示すように、第1の配線基板1における配線パターン12は、階段状に形成されている。具体的には、直線状のパターン列が平行に20列形成されており、4列ずつのブロックで、5つのブロックが形成されている。1つのブロックにおける4列の配線パターン12は、その端部に形成される端子部14(端子列)が、列の方向に延出するその先端の長さ寸法が順次異なるように階段状に形成されている。配線パターン12の端部に形成された端子部14は、レジスト層13に被覆されない露出した列の方向に沿う直線状部をなす導電領域である。換言すれば、端子部14以外のほとんどの領域はレジスト層13に被覆されている。
本実施形態においては、配線パターン12は、所定のピッチPで配列されており、例えば、0.3mmのピッチで配列されている。また、端子部14の幅寸法Wは、配線パターン12の幅寸法と略同じであり、具体的には、0.1mmに形成されており、長さ寸法Lは、0.5mmに形成されている。さらに、列の延出方向における階段状のピッチPは0.6mmに形成されている。
以上のようなブロックがパターン列と直交する方向に一定のピッチP、例えば、1.4mmで5つ並べられて配列されている。
続いて、図7(a)、(b)に示すように、第2の配線基板2における配線パターン22は、前記第1の配線基板1の配線パターン12と対向するように階段状に形成されている。つまり、配線パターン22は、第1の配線基板1の配線パターン12と対向するため、その配列形態は、配線パターン12と基本的に同じであり、階段状に形成されているが、端子部24の構成が異なっている。
詳しくは、端子部24は、配線パターン22の列の方向と交差、具体的には略直交する方向にカバー層23に被覆されない露出した導電領域として形成されている。したがって、端子部24は列の方向に対して曲げられた折曲状部をなし、端子部24以外のほとんどの領域はカバー層23に被覆されている。
また、配線パターン22は、所定のピッチPで配列されており、例えば、0.3mmのピッチで配列されている。また、端子部14の幅寸法Wは、配線パターン22の幅寸法と略同じであり、0.1mmに形成されており、直交する方向の長さ寸法Lは、0.5mmに形成されている。さらに、列の延出方向における階段状のピッチPは0.6mmに形成されている。このようなブロックがパターン列と直交する方向に一定のピッチP、例えば、1.4mmで5つ並べられて配列されている。加えて、隣接するブロックにおける隣接する配線パターン22aの端子部24aと配線パターン22bとは、所定の絶縁距離Id、すなわち、0.1mmが確保できるようになっている。
このように構成された第1の配線基板1と第2の配線基板2とを図3に示すように接続する。具体的には、第1の配線基板1の端子部14に、第2の配線基板2の端子部24側の面を重ね合わせて、配線パターン12、22の列の延出方向が反対方向になり、かつ端子部14と端子部24とが対向するように相互を圧接して既述の圧接手段3によって接続する。この場合、図3(b)及び図4に代表して示すように、第1の配線基板1の端子部14の直線状部と第2の配線基板2の端子部24の折曲状部とが略直交するように交差して、十字状をなすように接触して接続される。
このような接続構造によれば、公差の吸収範囲を大きくすることが可能となる。図5に示すように、端子列の方向における公差の吸収範囲Pa及び端子列と直交する方向における公差の吸収範囲Paを0.2mm×2(0.4mm)とすることができる。
詳しくは、図5は、端子部14と端子部24との相対的にずれのない位置A、及び端子部14と端子部24とがずれた位置、すなわち、接続の信頼性が維持される最大にずれた位置Bを示している。位置Bにおいては、端子部14と端子部24との接触範囲Cを0.1mm×0.1mmの面積範囲で確保することができる。
なお、本実施形態において、図8(a)及び(b)に示すように、第1の配線基板1におけるレジスト層13を配線基板1の端部から一定範囲形成することなく、露出した端子部14の長さ寸法を長くするようにしてもよい。また、同様に、第2の配線基板2におけるカバー層23を配線基板2の端部から一定範囲設けることなく、露出した端子部24の長さ寸法を長くするようにしてもよい。
さらに、本実施形態において、配線パターン12、22の列数は格別限られるものではなく、複数であればよい。加えて、ピッチP、幅寸法Wなどの寸法関係も特定の寸法に限定されるものではない。例えば、ピッチPをより狭くし0.2mmのピッチで配列するようにしてもよい。
さらにまた、本実施形態においては、配線パターン12、22を階段状に形成して、5にブロック化したものについて説明したが、ブロック化することなく、例えば、20列の配線パターン列を連続した階段状に形成してもよい。
以上のように本実施形態によれば、第1の配線基板1の端子部14と第2の配線基板2の端子部24とが交差して接触するようにしたので、公差の吸収範囲を大きくすることができ、配線パターン12、22のピッチP以上の公差の吸収範囲を得ることができる。したがって、配線基板1、2間の接続の信頼性を確保することが可能な配線基板の接続構造を提供することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る配線基板の接続構造について図9乃至図12を参照して説明する。
図9は、第1の配線基板と第2の配線基板とに形成された配線パターンの接続配置状態を模式的に示す平面図であり、(a)は全体図、(b)は要部の拡大図である。図10は、公差の吸収範囲を説明するための拡大平面図である。
図11は、第1の配線基板に形成された配線パターンの配置状態を模式的に示す平面図であり、(a)は全体図、(b)は要部の拡大図であり、図12は、第2の配線基板に形成された配線パターンの配置状態を模式的に示す平面図であり、(a)は全体図、(b)は要部の拡大図である。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付し重複する説明は省略する。
本実施形態は、前述の第1の実施形態と略同様に構成されているが、第1の配線基板1と第2の配線基板2との接続時における配線パターン12、22の列の延出方向が異なっている。
第1の実施形態の第1の配線基板1と第2の配線基板2との接続においては、第1の配線基板1の端子部14に、第2の配線基板2の端子部24側の面を重ね合わせて、配線パターン12、22の列の延出方向が反対方向になるように、端子部14と端子部24とが接続される。
これに対し、本実施形態の第1の配線基板1と第2の配線基板2との接続においては、第1の配線基板1の端子部14に、第2の配線基板2の端子部24側の面を重ね合わせて、配線パターン12、22の列の延出方向が同方向になるように、端子部14と端子部24とが接続される。
以上のように本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、第1の配線基板1の端子部14と第2の配線基板2の端子部24とが交差して接触するようにしたので、公差の吸収範囲を大きくすることができ、配線基板1、2間の接続の信頼性を確保することが可能となる。また、第2の配線基板2を第1の配線基板1における配線パターン12の列の延出方向と同方向に導出することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る配線基板の接続構造について図13乃至図16を参照して説明する。
図13乃至図16は、前述の第2の実施形態における図9乃至図12に相当している。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付し重複する説明は省略する。
まず、図15(a)、(b)に示すように、第1の配線基板1における配線パターン12は、隣接する配線パターン12の列の端部に形成される端子部14(端子列)が、列の方向に延出するその先端の長さ寸法が交互に異なるように形成されている。また、隣接する端子部14は、配線パターン12の列の方向に沿う直線状部をなす導電領域と、配線パターン12の列の方向と交差、具体的には略直交する方向の折曲状部をなす導電領域とが交互に形成されている。すなわち、延出する長さ寸法が短い配線パターン12aには、直線状部をなす端子部14aが形成され、延出する長さ寸法が長い配線パターン12bには、折曲状部をなす端子部14bが形成されている。
図16(a)、(b)に示すように、第2の配線基板2における配線パターン22は、前記第1の配線基板1の配線パターン12と対向するように形成されている。つまり、配線パターン22は、配線パターン12と対向するため、その配列形態は、配線パターン12と基本的に同じであり、延出する長さ寸法が短い配線パターン22aには、直線状部をなす端子部24aが形成され、延出する長さ寸法が長い配線パターン22bには、折曲状部をなす端子部24bが形成されている。
このように構成された第1の配線基板1と第2の配線基板2とを図13に示すように接続する。具体的には、第1の配線基板1の端子部14に、第2の配線基板2の端子部24側の面を重ね合わせて、配線パターン12、22の列の延出方向が反対方向になり、かつ端子部14と端子部24とが対向するように相互を圧接して接続する。
この場合、図13(b)に代表して示すように、第1の配線基板1の端子部14aの直線状部と第2の配線基板2の端子部24bの折曲状部とが略直交するように交差して、十字状をなすように接触して接続される。同時に、第1の配線基板1の端子部14bの折曲状部と第2の配線基板2の端子部24aの直線状部とが略直交するように交差して接続される。
つまり、端子部14、24の接続は、一対の直線状部と折曲状部との組み合わせによって行われるようになっている。
このような接続構造によれば、図14に示すように、端子列の方向における公差の吸収範囲Pa及び端子列と直交する方向における公差の吸収範囲Paを0.2mm×2(0.4mm)とすることができる。
図14において、端子部14と端子部24との相対的にずれのない位置A、及び端子部14と端子部24とがずれた位置Bを示している。位置Bにおいては、端子部14と端子部24との接触範囲Cを0.1mm×0.1mmの面積範囲で確保することができる。
以上のように本実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏することができ、公差の吸収範囲を大きくすることができ、配線基板1、2間の接続の信頼性を確保することが可能となる。
なお、本発明は、上記各実施形態の構成に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。また、上記各実施形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していないものである。
例えば、第1の配線基板と第2の配線基板との関係は、特段限定されるものではなく、第1の配線基板がリジット配線基板、第2の配線基板がフレキシブル配線基板である場合の他、第1の配線基板及び第2の配線基板の双方がフレキシブル配線基板であってもよく、その組み合わせは適宜行うことができる。
また、第1の配線基板及び第2の配線基板は、片面配線基板に限らず、両面配線基板であってもよい。この場合、両面配線基板の一方の面に配線パターンが形成され、他方の面にビアを介して端子部が形成される。さらに、第1の配線基板及び第2の配線基板の双方に両面配線基板を用いてもよいし、一方の配線基板に両面配線基板を用いてもよい。つまり、第1の配線基板及び第2の配線基板の少なくとも一方の配線基板を両面配線基板とすることができる。
1・・・第1の配線基板
2・・・第2の配線基板
3・・・圧接手段
11・・・絶縁性基材
12・・・第1の配線基板の配線パターン
13・・・レジスト層
14・・・第1の配線基板の端子部
21・・・絶縁性基材
22・・・第2の配線基板の配線パターン
23・・・カバー層
24・・・第2の配線基板の端子部
25・・・補強板
26・・・カメラモジュール
31・・・外枠
31a・・・挿入口
32・・・蓋体
請求項1に記載の配線基板の接続構造は、複数の列をなして所定のピッチで配列された配線パターンと、この配線パターンの端部に露出して形成された端子部とを有する第1の配線基板及び第2の配線基板を備え、この第1の配線基板及び第2の配線基板の各端子部を相互に対向させて電気的に接続する配線基板の接続構造であって、前記接続は、一方の端子部に対して他方の端子部が交差して接触するように、対向する各端子部の列は階段状に延出して形成されているとともに、一方の配線基板に形成された端子部は列の方向に沿う直線状部を有し、他方の配線基板に形成された端子部は列の方向に対して曲げられた折曲状部を有していることを特徴とする。
請求項4に記載の配線基板の接続構造は、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の配線基板の接続構造において、前記第1の配線基板及び第2の配線基板の接続は、相互の配線パターンの延出方向が反対方向であることを特徴とする。
請求項5に記載の配線基板の接続構造は、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の配線基板の接続構造において、前記第1の配線基板及び第2の配線基板の接続は、相互の配線パターンの延出方向が同方向であることを特徴とする。
請求項6に記載の配線基板の接続構造は、請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の配線基板の接続構造において、前記端子部は、配線パターンと同じ幅寸法であることを特徴とする。
請求項7に記載の配線基板の接続構造は、請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載の配線基板の接続構造において、前記列の方向に対して曲げられた折曲状部を有している端子部は、隣接する配線パターン側へ延出する長さ寸法に対し、その反対側へ延出する長さ寸法が大きいことを特徴とする。
請求項8に記載の配線基板の接続構造は、請求項1乃至請求項7のいずれか一に記載の配線基板の接続構造において、前記第1の配線基板の端子部と第2の配線基板の端子部とを押圧して接触させる圧接手段を備えていることを特徴とする。
詳しくは、端子部24は、配線パターン22の列の方向と交差、具体的には略直交する方向にカバー層23に被覆されない露出した導電領域として形成されている。したがって、端子部24は列の方向に対して曲げられた折曲状部をなし、端子部24以外のほとんどの領域はカバー層23に被覆されている。
なお、図7(b)に代表して示すように、列の方向に対して曲げられた折曲状部を有している端子部24は、隣接する配線パターン22側へ延出する長さ寸法L に対し、その反対側へ延出する長さ寸法L が大きくなるように形成されている。

Claims (9)

  1. 複数の列をなして所定のピッチで配列された配線パターンと、この配線パターンの端部に露出して形成された端子部とを有する第1の配線基板及び第2の配線基板とを備え、
    この第1の配線基板及び第2の配線基板の各端子部を相互に対向させて電気的に接続する配線基板の接続構造であって、
    前記接続は、一方の端子部に対して他方の端子部が交差して接触するように、対向する各端子部は、列の方向に沿う直線状部と列の方向に対して曲げられた折曲状部とを有していることを特徴とする配線基板の接続構造。
  2. 前記第1の配線基板及び第2の配線基板の少なくとも一方の配線基板は、両面配線基板であり、この両面配線基板の一方の面に前記配線パターンが形成され、他方の面にビアを介して端子部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配線基板の接続構造。
  3. 前記端子部の交差は、略直交する交差であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線基板の接続構造。
  4. 前記端子部の列は階段状に延出して形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の配線基板の接続構造。
  5. 前記第1の配線基板及び第2の配線基板の接続は、相互の配線パターンの延出方向が反対方向であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の配線基板の接続構造。
  6. 前記第1の配線基板及び第2の配線基板の接続は、相互の配線パターンの延出方向が同方向であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の配線基板の接続構造。
  7. 前記端子部において、隣接する端子部は、直線状部と折曲状部が交互に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の配線基板の接続構造。
  8. 前記端子部は、配線パターンと同じ幅寸法であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一に記載の配線基板の接続構造。
  9. 前記第1の配線基板の端子部と第2の配線基板の端子部とを押圧して接触させる圧接手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の配線基板の接続構造。
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