JP2016110957A - 二次電池昇温システム - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池昇温システムにおいて、外部電源の供給電力が変動する場合でも、二次電池の充電を予定時刻に合わせて完了することができるようにすることである。【解決手段】二次電池昇温システム40は、外部電源30に充電接続端子14を介して接続される二次電池46と、二次電池46と共に外部電源30に充電接続端子14を介して接続され、二次電池46を所定温度まで昇温させる二次電池ヒータ48と、外部電源30からの電力供給量を取得する電力供給量取得部64と、取得された電力供給量が予め定めた閾値供給量以上のときに二次電池ヒータ48を動作させ、取得された電力供給量が予め定めた閾値供給量未満のときに二次電池ヒータ48の動作を停止させるヒータ動作制御部66とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池昇温システムに係り、特に外部電源から供給される電力を二次電池の充電のための電力と共に、二次電池ヒータのための電力に用いる二次電池昇温システムに関する。
特許文献1には、バッテリを搭載した電動車両に設けられるバッテリ温度調節装置についていくつかの場合分けに応じてその作動条件や作動状態を変更することが述べられている。例えば、急速充電のときは、バッテリの冷却開始温度と冷却停止温度とを普通充電に対し、より高く設定している。
特許文献2には、種々の外部電源と接続される充電装置について、充電時間を短縮する方法として、二次電池の温度が第1閾値温度以下のときは二次電池の加熱手段に通電して二次電池に充電せず、第2閾値温度以上のときは、二次電池の加熱手段に通電せず二次電池に充電し、第1閾値温度と第2閾値温度の間の温度のときは、加熱装置のオン/オフを制御しながら満充電まで二次電池の充電を行うことが述べられている。
特許文献3には、ユーザが所定の充電時間帯と目標充電量の充電完了時刻とを指定するタイマ充電を行う車両の充放電制御装置が開示されている。ここでは、タイマ充電とバッテリ加熱とが同時に行われると予測したときにバッテリ加熱のための電力量を求め、その分に相当するだけ、充電開始時間を早めることが述べられている。
国際公開2013/141090号明細書 特開2012−178899号公報 特開2012−191781号公報
例えば、夜間を利用して、車両に搭載される二次電池に外部電源から充電する場合、外部電源の供給電力が変動することがある。このような状況に関わらず一律に二次電池ヒータのために電力を供給すると、二次電池の充電のための電力供給が変動し、予定時刻までに目標充電量の充電が完了しないことが生じる。
本発明の目的は、外部電源の供給電力が変動する場合でも、二次電池の充電を予定時刻に合わせて完了することができる二次電池昇温システムを提供することである。
本発明に係る二次電池昇温システムは、外部電源に接続される二次電池と、外部電源に接続され、二次電池を昇温させる二次電池ヒータと、外部電源からの電力供給量を取得する電力供給量取得部と、取得された電力供給量が予め定めた閾値供給量以上のときに二次電池ヒータを動作させ、取得された電力供給量が予め定めた閾値供給量未満のときに二次電池ヒータの動作を停止させるヒータ動作制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る二次電池昇温システムによれば、外部電源からの電力供給量が変動して閾値供給量未満となるときは、二次電池ヒータをオフして電力を回さず、外部電源からの電力供給量の全量を二次電池の充電に用いる。なお、外部電源からの電力供給量が閾値供給量以上となるときは二次電池ヒータをオンして、余裕分の電力で二次電池ヒータをオンして二次電池を昇温させる。これにより、外部電源の供給電力が変動する場合でも、二次電池46の充電を予定時刻に合わせて完了することができる。
本発明に係る実施の形態の二次電池昇温システムが搭載される外部電源充電型のハイブリッド車両の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態の二次電池昇温制御の手順を示すフローチャートである。 図2においてAとして分岐した制御の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態の二次電池昇温システムにおいて、外部電源からの電力供給量の分配を示す図である。図4(a)は、外部電源からの電力供給量の時間変化を示す図で、(b)は、二次電池へ供給される充電電力量の時間変化を示す図で、(c)は、二次電池ヒータに供給されるヒータ電力量の時間変化を示す図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下では、二次電池昇温システムが搭載される車両として、外部電源から供給される電力によって二次電池が充電されるハイブリッド車両を述べるが、これは説明のための例示であって、二次電池の充電に要する電力と二次電池ヒータの加熱に要する電力がともに1つの外部電源から供給されるものであればよい。例えば、エンジンが搭載されない電動車両であってもよい。以下では、二次電池を昇温する手段としてヒータを述べるが、これは説明のための例示であって、広く二次電池を昇温できるものであればよい。発熱体の他、各種の加熱装置であってもよい。
以下で述べる供給電力量、二次電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)の満充電値、電池温度等は説明のための例示であって、二次電池昇温システムの仕様等によって適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、二次電池昇温システム40が搭載されるハイブリッド車両10の全体の構成図である。ハイブリッド車両10は、外部電源から供給される電力で二次電池を充電できるタイプの車両である。ハイブリッド車両10は、車両本体12と、車両本体12に設けられる充電接続端子14と、電力線16,32,34,36,38と、MGとして示した回転電機部18と、エンジン20と、回転電機部18とエンジン20との間で動力を分配する動力分配機構22と、二次電池昇温システム40とを含んで構成される。図1には、ハイブリッド車両10の構成要素ではないが、車両本体12に搭載されBATとして示した二次電池46を充電するための外部電源30と、外部電源30から電力線32によって引き出される電力供給プラグ33を示した。
外部電源30は、交流電源または定電圧直流電源である。定電圧直流電源は、短時間で充電を行う急速充電のときに用いられ、例えば、道路の脇の充電スタンド等に設けられる。交流電源は、充電時間を長く取れるときに用いられ、例えば、100V50c/sの一般商用交流電力をコンセント等から取得してこれを電源とするものである。
交流電源の外部電源30は、一般商用交流電力は夜間料金が昼間料金より安く設定されているので、ハイブリッド車両10の所有者が、自宅で夜間の間にハイブリッド車両10に充電するときに用いられる。この場合は充電時間が数時間以上確保できるので、単位時間当たりの充電電力値を低く押えることができる。その反面、長時間の充電の間に一般商用交流電力が変動することが生じ得る。本発明の実施形態では、外部電源が変動する場合を対象とするので、以下では、主に、外部電源30を交流電源とし、交流電源で充電を行うAC充電について説明し、外部電源30を定電圧直流電源とし、定電圧直流電源で充電を行うDC充電については、補足的に説明する。
電力線32は、外部電源30から引き出される電力ケーブルで、先端に電力供給プラグ33を備える。電力供給プラグ33は、車両本体12の充電接続端子14に挿入(プラグイン)して電気的に接続することで、外部電源30からの電力を二次電池昇温システム40に供給する。
図1において、ハイブリッド車両10の前方側に配置される回転電機部18とエンジン20と動力分配機構22は、ハイブリッド車両の駆動装置である。
MGとして示す回転電機部18は、2台の回転電機を含んで構成される。2台の回転電機は、共にハイブリッド車両10に搭載されるモータ・ジェネレータ(MG)であって、二次電池昇温システム40側から電力が供給されるときはモータ機能として働き、エンジン20による駆動時、あるいはハイブリッド車両10の制動時には発電機能として働く三相同期型回転電機である。2つの回転電機を区別して第1回転電機(MG1)と第2回転電機(MG2)と呼ぶと、第1回転電機(MG1)は、動力分配機構22のエンジン20側に接続され、動力分配機構22を介してエンジン20によって駆動され主として発電機能として働く。第2回転電機(MG2)は、動力分配機構22の出力軸側に接続され、出力軸でハイブリッド車両10の駆動輪を駆動し主としてモータ機能として働く。
エンジン20は、ハイブリッド車両10の駆動源の1つである内燃機関である。エンジン20は、例えば6気筒のピストン・シリンダ機構で構成される。エンジン20は、燃料噴射弁と吸気弁の制御によって燃料であるガソリンと空気との混合ガスをシリンダ内に供給し、ピストンの押し上げによって混合ガスを圧縮し、圧縮された混合ガスに点火プラグを用いて適当なタイミングで点火し、混合ガスの爆発の膨張によってピストンを押し下げ、これを繰り返し、ピストンに接続されるクランクシャフトを回転させてトルクを発生する。
回転電機部18とエンジン20の間に設けられる動力分配機構22は、ハイブリッド車両10の走行状態に応じて、エンジン20の出力と、MG1への入出力と、MG2の出力との間で、発電に用いる分と駆動輪を駆動する分とを適切に分配する機能を有する機構である。動力分配機構22としては、遊星歯車機構を用いることができる。
二次電池昇温システム40は、切替部42、電力変換部44、二次電池46、二次電池ヒータ48、電力線34,36,38、制御装置60を含んで構成される。
切替部42は、二次電池昇温システム40の入力側に当たり、充電接続端子14に接続し、または充電接続端子14と一体化して設けられる。切替部42は、電力供給プラグ33が充電接続端子14に挿入されたことを検出する。この検出信号は「プラグイン信号」として制御装置60に伝送され、これを受けて制御装置60は、ハイブリッド車両10が駆動装置で駆動されることを停止して、充電接続端子14を介して外部電源30から電力供給を受けるように制御系等を切り替える。
切替部42は、電力供給プラグ33に設けられる信号線と接続して、外部電源30が定電圧直流電源か交流電源か等の電源情報、供給される電圧値や電流値等を含む供給電力に関する情報等を受け取る。受け取った情報は適当な信号線を介して、制御装置60へ伝送される。
電力線34は、切替部42と二次電池46の間を接続し、電力線36は、切替部42と電力変換部44の間を接続する。この2つの電力線34,36は、切替部42が受け取った電源情報に従って、いずれかが選択される。すなわち、切替部42が受け取った電源情報が定電圧直流電源であるときは、切替部42から電力線34を介して二次電池46に電力が供給されるように電力パスが設定され、受け取った電源情報が交流電源であるときは、切替部42から電力線36を介して電力変換部44に電力が供給されるように電力パスが設定される。
二次電池46は、複数の単電池を組み合わせた電池セルを所定数用いて積層体とした組電池である。単電池としては、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等を用いることができる。
二次電池ヒータ48は、二次電池46に密接し、あるいは二次電池46の近傍に配置され、二次電池46を充放電に適した温度に昇温する二次電池昇温手段である。二次電池ヒータ48は発熱体を含む。発熱体としては、例えば、シートヒータ、巻線型ヒータ等を用いることができる。二次電池ヒータ48には、発熱体の他に、ヒータスイッチが含まれる。ヒータスイッチは、制御装置60の制御の下で、発熱体に通電を開始し、または通電を停止することができるスイッチ素子である。かかるヒータスイッチとしては、適当なパワートランジスタを用いることができる。場合によってリレー装置を用いてもよい。なお、二次電池46と二次電池ヒータ48は、1つの電池パックの内部に収納される。
電力変換部44は、交直/直交変換回路と、電圧変換器等を含む回路である。交直/直交変換回路としては、三相インバータ回路が用いられる。電力変換部44は、電力線36を介して切替部42と接続され、電力線38を介して二次電池46と二次電池ヒータ48とに接続され、電力線16を介して回転電機部18に接続される。
ハイブリッド車両10が通常の走行状態のときは、二次電池46-電力線38-電力変換部44-電力線16-回転電機部18の接続関係となり、電力変換部44は、回転電機部18の駆動回路として機能する。ハイブリッド車両10が外部電源30から交流電力の供給を受けるときは、外部電源30-電力線32-電力供給プラグ33-充電接続端子14-切替部42-電力線36-電力変換部44-電力線38-二次電池46及び二次電池ヒータ48の接続関係となり、電力変換部44は、外部電源30の交流電力を二次電池46の動作に適した直流電力に変換する交直変換回路として機能する。
なお、二次電池46及び二次電池ヒータ48は、電力変換部44に対し並列に接続される。したがって、(電力変換部44からの直流電力の供給量)={(二次電池46への充電電力量)+(二次電池ヒータ48へのヒータ電力量)}の関係を有する。
この2つの接続関係の切替は、制御装置60の制御の下で行われる。例えば、切替部42から、「電力供給プラグ33が充電接続端子14に挿入された」ことを検出した信号を制御装置60が取得して、接続関係の切替が行われる。なお、図1では、電力線16,32,34,36,38を太線で示した。
DC・Pと示す直流電力検出部50は、外部電源30が定電圧直流電源であって、これを用い、外部電源30-電力線32-電力供給プラグ33-充電接続端子14-切替部42-電力線34-二次電池46の電力パスで二次電池46を充電するDC充電の場合に、電力線34を流れる直流電力を検出する電力センサである。検出された直流電力DC・Pのデータは、適当な信号線を介して制御装置60に伝送される。
AC・Pと示す交流電力検出部52は、外部電源30が交流電源であって、これを用い、外部電源30-電力線32-電力供給プラグ33-充電接続端子14-切替部42-電力線36-電力変換部44-電力線38-二次電池46の電力パスで二次電池46を充電するAC充電の場合に、電力線36を流れる交流電力を検出する電力センサである。検出された交流電力AC・Pのデータは、適当な信号線を介して制御装置60に伝送される。
Tと示した温度検出部54は、二次電池46の温度Tを検出するセンサである。検出された温度Tのデータは、適当な信号線によって制御装置60に伝送される。SOCと示したSOC算出部56は、二次電池46の充電状態を示すSOCを算出する算出手段である。SOCの算出は、二次電池46に対し入力される充電電流値と、二次電池46から出力される放電電流値とに基づいて行うことができる。算出されたSOCのデータは、適当な信号線によって制御装置60に伝送される。
制御装置60は、切替部42から伝送されてくる電源情報、直流電力DC・Pのデータ、交流電力AC・Pのデータ、二次電池温度Tのデータ、SOCのデータを取得し、取得したこれらのデータに基づき、二次電池46の充電と二次電池ヒータ48の動作を制御する。特に、外部電源30の供給電力が変動する場合でも、二次電池46の充電を予定時刻に合わせて完了させる制御を行う。かかる制御装置60は、車載に適したコンピュータ等で構成することができる。図1では、車両本体12の外側に制御装置60が示されているが、これは作図上の都合であって、制御装置60は、車両本体12に搭載される。制御装置60は、ハイブリッド車両10の動作全体を制御する統括制御装置の一部として構成することができる。
制御装置60は、切替部42からの電源情報等を取得する電源情報取得部62、直流電力DC・Pのデータまたは交流電力AC・Pのデータを取得する電力供給量取得部64、二次電池ヒータ48に含まれるヒータスイッチのオンオフを介して二次電池ヒータ48の動作を制御するヒータ動作制御部66を含んで構成される。
かかる機能は、制御装置60においてソフトウェアを実行することで実現できる。具体的には、二次電池昇温制御プログラムを制御装置60が実行することで達成される。上記機能の一部をハードウェアで実現するものとしてもよい。
上記構成の作用、特に制御装置60の各機能について、図2から図4を用いてさらに詳細に説明する。図2と図3は、二次電池昇温制御の手順を示すフローチャートである。各処理手順は、二次電池昇温制御プログラムの各処理手順に対応する。図4は、外部電源30の電力供給量がどのように二次電池46と二次電池ヒータ48に分配されるかを示す図である。
ハイブリッド車両10が始動して、各種要素が初期化され、二次電池昇温制御プログラムが立ち上がると、プラグイン接続か否かが判断される(S10)。「プラグイン接続」とは、電力供給プラグ33が充電接続端子14に挿入(プラグイン)され、電気的に接続されることである。この判断は、切替部42から電力供給プラグ33が充電接続端子14に挿入されたことを検出した信号(プラグイン信号)を制御装置60が取得したか否かで行われる。
S10の判断が肯定されると、電源情報の取得が行われる(S12)。この処理手順は、制御装置60の電源情報取得部62の機能によって実行される。具体的には、切替部42から伝送される電源情報のデータを制御装置60が取得する。
電源情報が取得されると、その電源情報に含まれる外部電源30の種類が交流電源か定電圧直流電源かに基づき、AC充電か否かが判断される(S14)。S14の判断が否定されるとDC充電となり、図3のAの手順に進む。これについてはAC充電の説明の次に述べる。
S14の判断が肯定されると、AC電源の電力供給量Pの取得が行われる(S16)。この処理手順は、制御装置60の電力供給量取得部64の機能によって実行される。具体的には、交流電力検出部52が検出したAC・Pの値を制御装置60が取得する。次に、取得した外部電源30からの電力供給量Pが予め定めた閾値供給量P0以上か否かが判断される(S18)。閾値供給量P0は、外部電源30の交流電源が変動しないとしたときに期待される電力供給量に設定される。閾値供給量P0の一例を挙げると、100V9Aである。
S18の判断が否定されるときは、外部電源30の交流電源が変動して外部電源30からの電力供給量Pが閾値供給量P0を下回る場合であるので、二次電池ヒータ48への電力供給よりも二次電池46への電力供給を優先する処理を行うためにS40以降の手順に進む。この詳細な内容は後述する。
S18の判断が肯定されるときは、外部電源30からの電力供給量Pが十分である場合で、二次電池ヒータ48への電力供給を行うことができる。そこで、電池SOCの取得が行われる(S20)。具体的には、SOC算出部56が算出した電池SOCの値を制御装置60が取得する。そして、取得した電池SOCが満充電値未満であるか否かが判断される(S22)。二次電池46は使用と共に充電可能容量と放電可能容量が変化するが、その経時変化後の電池SOCの値について、実用上の満充電値を100%とし、実用上の空充電値を0%とすると、S22は、電池SOCが100%未満であるか否かの判断である。
S22の判断が否定されるときは、電池SOCが満充電値であるので、これ以上充電する必要がない。その場合でも、以後に行われるであろう充放電に適した電池温度にすることが好ましい。その処理を行うためにS50以降の手順に進む。この詳細な内容は後述する。
S20の判断が肯定されると、次に、電池温度Tの取得が行われる(S24)。具体的には、温度検出部54が検出した電池温度Tの値を制御装置60が取得する。そして、取得した電池温度Tが予め定めた閾値温度T0未満か否かが判断される(S26)。二次電池46において温度検出部54が複数設けられるときは、最も低温の電池温度TMINについてS26の判断が行われる。閾値温度T0は、二次電池46の充放電に適した温度の低温側の限界値に設定される。一例を挙げると、閾値温度T0は0℃に設定される。
S26の判断が肯定されるときは、二次電池46を昇温するために、二次電池ヒータ48をオンして動作させる。具体的には、二次電池ヒータ48に含まれるヒータスイッチをオンして、発熱体に通電する(S28)。S26の判断が否定されるときは、二次電池46を昇温させなくともよいので、二次電池ヒータ48がすでに動作中であるときはその動作を停止させ、二次電池ヒータ48が動作していないときは、そのまま動作停止状態を継続する(S30)。これらの処理手順は、制御装置60のヒータ動作制御部66の機能によって実行される。
S28またはS30の処理が終わると、AC充電を開始する(S32)。すなわち、電力変換部44によって二次電池46の充電に適した電圧に制御された直流電力が二次電池46に供給される。AC充電とは、外部電源30から供給される電力が交流電力であることを示し、二次電池46に供給される充電電力は直流電力である。S32の後は再びS16に戻り、上記の手順が繰り返される。
ここで、S18の判断が否定されたときの手順について説明する。S18の判断が否定されるときは、外部電源30の交流電源が変動して外部電源30からの電力供給量Pが閾値供給量P0を下回る場合である。この場合には、二次電池46への充電電力供給を優先する。そこで、二次電池ヒータ48の動作を停止させる(S40)。この処理の内容は、S30で述べたものと同じであるので、詳細な説明を省略する。
その上で、電池SOCを取得し(S42)、取得した電池SOCが満充電値未満であるか否かが判断される(S44)。この処理の内容は、S22,S22で述べたものと同じであるので、詳細な説明を省略する。S44の判断が肯定されるときは、AC充電を開始する(S46)。この処理の内容は、S32で述べたものと同じであるので、詳細な説明を省略する。S44の判断が肯定されるときは、二次電池46への充電を必要としないので、すでに充電を開始しているときは充電を停止し、充電停止中の状態のときはその状態を継続する。これによりAC充電状態が終了する(S48)。二次電池46への充電停止は、電力変換部44の動作停止等によって行うことができる。S48の処理が終了すると、一連の二次電池昇温制御の手順が終了する。
次に、S22の判断が否定されたときの手順について説明する。S22の判断が否定されるときは、電池SOCが満充電値であるので、これ以上充電する必要がないので、すでにAC充電中であるときはAC充電を停止し、AC充電が停止中であるときはその状態を継続する(S50)。そして、電池温度Tが予め定めた閾値温度T0未満か否かが判断され(S52)、判断が肯定されるときは、二次電池46を昇温するために、二次電池ヒータ48をオンさせ(S54)、判断が否定されるときは、二次電池46を昇温させなくともよいので、二次電池ヒータ48の動作を停止させる(S56)。これらの処理の内容は、S26,S28,S30で述べたものと同じであるので、詳細な説明を省略する。S54の処理の後は、S52に戻り、上記の手順が繰り返される。S56の処理が終了すると、一連の二次電池昇温制御の手順が終了する。これらの処理により、電池SOCが満充電値であるときを利用して、二次電池46の温度を以後の充放電に適した電池温度とすることができる。
図3は、S14の判断が否定されてDC充電となったときの手順を示すフローチャートである。DC充電のときは、外部電源30が電力変動のほとんどない定電圧直流電源であるので、二次電池ヒータ48の動作停止の必要性がない。そこで、S14の判断が否定されたときは、DC電源電力の取得が行われる(S60)。この処理手順は、制御装置60の電力供給量取得部64の機能によって実行される。具体的には、直流電力検出部50が検出したDC・Pの値を制御装置60が取得する。
次に、電池SOCの取得が行われ(S62)、取得した電池SOCが満充電値未満であるか否かが判断される(S64)。これらの処理の内容は、S20,S22で述べたものと同じであるので、詳細な説明を省略する。S64の判断が肯定されると、DC充電を開始する(S66)。すなわち、切替部42から電力線34を経由して、直流電力が二次電池46に供給される。S66の後は再びS62に戻り、上記の手順が繰り返される。S64の判断が否定されると、すでにDC充電中のときはDC充電を停止し、DC充電が停止状態のときはその状態を継続する。これによりDC充電が終了する(S68)。S68の処理が終了すると、一連の二次電池昇温制御の手順が終了する。
上記構成によれば、AC充電のように充電期間が長く、その間に外部電源30の電力供給量に変動があるときでも、電力供給量が予め定めた閾値供給量以上のときに二次電池ヒータ48を動作させ、取得された電力供給量が予め定めた閾値供給量未満のときに二次電池ヒータ48の動作を停止させるので、二次電池46への充電電力量の変動を少なく抑制することができる。
図4は、その作用効果を示す図である。図4(a)の縦軸は、外部電源30からの電力供給量Pであり、(b)の縦軸は、二次電池46へ供給される充電電力量PBATであり、(c)は、二次電池ヒータ48に供給される電力供給量Pヒータである。ここで、P=PBAT+Pヒータの関係がある。各図の各図の横軸は時間である。
図4(a)に、閾値供給量P0を示した。電力供給量Pは時間と共に変動し、時間t1からt2の間でP<P0となる。このとき、図2のS18の判断が否定され、S20によって二次電池ヒータ48の動作が停止され、図4(c)に示すようにPヒータ=0となる。時間t1からt2の期間以外の時間ではP≧P0であるので、S18の判断が肯定され、電池SOCが満充電値でなく、電池温度TがT0未満であれば、S28において二次電池ヒータ48がオンされる。このとき、P=PBAT+Pヒータの関係から、図4(b)に示すように、PBAT=P−Pヒータとなる。
時間t1からt2の期間、仮に二次電池ヒータ48の動作を停止しないと、その期間でもPBAT=P−Pヒータとなるので、二次電池充電電力PBATの変動幅は、全期間を通じて電力供給量Pの変動幅と同じとなる。時間t1からt2の期間、二次電池ヒータ48の動作を停止することで、図4(b)に示すように、この期間において、PBAT=Pとなる。その結果、図4(b)に示すように、二次電池充電電力PBATの変動が平均化し、変動幅が少なくなる。これによって、外部電源30の電力供給量が変動する場合でも、二次電池46の充電を予定時刻に合わせて完了することができる。
10 ハイブリッド車両、12 車両本体、14 充電接続端子、16,32,34,36,38 電力線、18 回転電機部、20 エンジン、22 動力分配機構、
30 外部電源、33 電力供給プラグ、40 二次電池昇温システム、42 切替部、44 電力変換部、46 二次電池(BAT)、48 二次電池ヒータ(ヒータ)、50 直流電力検出部(DC・P)、52 交流電力検出部(AC・P)、54 温度検出部、56 SOC算出部、60 制御装置、62 電源情報取得部、64 電力供給量取得部、66 ヒータ動作制御部。

Claims (1)

  1. 外部電源に接続される二次電池と、
    外部電源に接続され、二次電池を昇温させる二次電池ヒータと、
    外部電源からの電力供給量を取得する電力供給量取得部と、
    取得された電力供給量が予め定めた閾値供給量以上のときに二次電池ヒータを動作させ、取得された電力供給量が予め定めた閾値供給量未満のときに二次電池ヒータの動作を停止させるヒータ動作制御部と、
    を備えることを特徴とする二次電池昇温システム。
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