JP2016110214A - 紙葉類鑑別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉類の厚さの検出精度の低下を抑制する。【解決手段】基準ローラ21と、検知ローラ22と、検知ローラの変位量を検出する変位検出センサ30と、変位検出センサが実装されているセンサ基板40と、検知ローラと変位検出センサとを対向させるための開口部11が支持部10aに形成されているフレーム10と、センサ基板を押圧する押圧部材50と、センサ基板を支持部に固定する固定部材60とを有し、開口部は、センサ基板の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅狭に形成されており、押圧部材は、センサ基板の支持部に対向する対向面とは反対側の面に当接するように配置されており、固定部材は、押圧部材のセンサ基板に当接する当接面とは反対側の面に当接するように配置され、押圧部材をセンサ基板の方向に押圧することによって、センサ基板を支持部に固定する。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送路に沿って搬送される紙葉類を鑑別する紙葉類鑑別装置に関する。
従来、搬送路に沿って搬送される紙葉類を鑑別する紙葉類鑑別装置が、例えば、現金自動預け払い機(ATM)や、現金処理機、発券機等の装置に搭載されている。
多くの紙葉類鑑別装置は、紙葉類の厚さを検出する厚さ検出機構を有している。厚さ検出機構は、基準ローラ、検知ローラ、付勢部材、変位検出センサ、変位検出センサが実装されている回路基板(以下、「センサ基板」と称する)、及び、これらの部材を支持するフレーム部材を有している。
厚さ検出機構は、基準ローラと検知ローラとの間で紙葉類を挟み込み、紙葉類の厚さ分だけ検知ローラを変位(移動)させ、検知ローラの変位量を検出することにより、紙葉類の厚さを検出する構成になっている。
厚さ検出機構では、基準ローラと検知ローラとが対向して配置されている。そして、付勢部材が、検知ローラを基準ローラの方向に押圧して、検知ローラを基準ローラに密着させている。
基準ローラは、所定の位置に回転自在に配置されている。一方、検知ローラは、基準ローラに対して離接方向に移動可能で、かつ、回転自在に配置されている。検知ローラの周囲には、検知ローラと変位検出センサとが対向するように、センサ基板が配置されている。
紙葉類は、基準ローラと検知ローラとの間を通過する。その際に、紙葉類は、付勢部材の押圧に抗して、紙葉類の厚さ分だけ、基準ローラから離間する方向に検知ローラを変位(移動)させる。このとき、紙葉類鑑別装置は、変位検出センサによって検知ローラの変位量を検出する。これにより、紙葉類鑑別装置は、紙葉類の厚さを検出する。
このような厚さ検出機構では、検知ローラと変位検出センサとの間のギャップを予め想定された許容ギャップ以内の値に保ち続けることが、紙葉類の厚さの検出精度を高める上で非常に重要になる。
特開2001−266105号公報 特開2013−54446号公報
しかしながら、従来の紙葉類鑑別装置は、以下に説明するように、紙葉類の厚さの検出精度が低下し易い、という課題があった。
従来の紙葉類鑑別装置は、変位検出センサが実装されているセンサ基板をネジでフレーム部材に締結することによって、センサ基板をフレーム部材に固定している。センサ基板は、2つの長手方向の辺(長手辺)と2つの短手方向の辺(短手辺)とを有する長尺な矩形の形状に形成されている。センサ基板は、短手方向が紙葉類の搬送方向になり、長手方向が紙葉類の搬送方向に対して直交方向になるように、配置されている。ネジは、このように配置されたセンサ基板の2つの長手辺の一端部側をフレーム部材に締結している。そのため、センサ基板では、2つの長手辺の一端部側が固定端となり、他端部側が自由端となっている。
このような紙葉類鑑別装置は、センサ基板をネジでフレーム部材に締結しているため、締結時に、よじれがセンサ基板に発生し易い。ここで、「よじれ」とは、センサ基板のネジ孔の周囲の部分がネジの回転方向に変形する歪みを意味している。
また、従来の紙葉類鑑別装置は、センサ基板の2つの長手辺の他端部側が自由端となっているため、締結時に、反り(そり)がセンサ基板に発生し易い。ここで、「反り」とは、センサ基板の自由端側が、固定端側に対して上に浮き上がるように変形したり、下に沈み込むように変形したりする歪みを意味している。
さらに、従来の紙葉類鑑別装置は、センサ基板の2つの長手辺の他端部側が自由端となっているため、フレーム部材からセンサ基板に伝達する熱や経年の影響でセンサ基板が変形することによって、前記した反りや、しわ、波打ち等の歪みがセンサ基板に発生し易い。ここで、「しわ」とは、センサ基板の表面部分がしわ状に変形する歪みを意味している。また、「波打ち」とは、センサ基板のネジとネジとの間の部分が波状に変形する歪みを意味している。
センサの出力は、非線形特性を有する。そのため、従来の紙葉類鑑別装置は、よじれや、反り、しわ、波打ち等の歪みがセンサ基板に発生することによって、検知ローラと変位検出センサとの間のギャップが予め想定された許容ギャップを超えてしまった場合に、変位検出センサが検知ローラの変位量を適正に検出することができなくなる。この場合に、従来の紙葉類鑑別装置は、検知ローラの変位量を検出するときに、変位検出センサの出力が不足したり、出力が変動したりする。したがって、従来の紙葉類鑑別装置は、紙葉類の厚さの検出精度が低下し易かった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、紙葉類の厚さの検出精度の低下を抑制する紙葉類鑑別装置を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、搬送路に沿って搬送される紙葉類を鑑別する紙葉類鑑別装置であって、基準ローラと、前記基準ローラに対向して配置されており、前記基準ローラとの間で前記紙葉類を挟み込む検知ローラと、前記検知ローラの変位量を検出する変位検出センサと、前記変位検出センサが実装されているセンサ基板と、前記センサ基板を支持するための支持部が前記検知ローラと前記変位検出センサとの間に配置されるように形成されているとともに、前記検知ローラと前記変位検出センサとを対向させるための開口部が当該支持部に形成されているフレームと、前記センサ基板を押圧する押圧部材と、前記センサ基板を固定する固定部材とを有し、前記開口部は、前記センサ基板の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅狭に形成されており、前記押圧部材は、前記センサ基板の前記支持部に対向する対向面とは反対側の面に当接するように配置されており、前記固定部材は、前記押圧部材の前記センサ基板に当接する当接面とは反対側の面に当接するように配置され、前記押圧部材を前記センサ基板の方向に押圧することによって、前記センサ基板を固定する構成とする。
この紙葉類鑑別装置は、センサ基板をネジでフレーム部材に締結することなく、押圧部材の押圧によって、センサ基板を支持部に密着させた状態で、固定部材の押圧によって、センサ基板の基準ローラに対する離接方向の動きを規制するように、センサ基板を固定している。この紙葉類鑑別装置は、押圧部材の押圧によって、センサ基板の歪みを矯正することができるため、センサ基板の歪みを抑制することができる。
したがって、この紙葉類鑑別装置は、検知ローラと変位検出センサとの間のギャップが予め想定された許容ギャップを超えてしまう現象が発生することを抑制することができ、その結果、紙葉類の厚さの検出精度の低下を抑制することができる。
また、第2発明は、搬送路に沿って搬送される紙葉類を鑑別する紙葉類鑑別装置であって、基準ローラと、前記基準ローラに対向して配置されており、前記基準ローラとの間で前記紙葉類を挟み込む検知ローラと、前記検知ローラの変位量を検出する変位検出センサと、前記変位検出センサが実装されているセンサ基板と、前記センサ基板を支持するための支持部が前記検知ローラと前記変位検出センサとの間に配置されるように形成されているとともに、前記検知ローラと前記変位検出センサとを対向させるための開口部が当該支持部に形成されているフレームと、前記支持部と前記センサ基板との間に配置された介装部材と、前記センサ基板を押圧する押圧部材と、前記センサ基板を固定する固定部材とを有し、前記開口部は、前記センサ基板の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅狭に形成されており、前記押圧部材は、前記センサ基板の前記支持部に対向する対向面とは反対側の面に当接するように配置されており、前記固定部材は、前記押圧部材の前記センサ基板に当接する当接面とは反対側の面に当接するように配置され、前記押圧部材を前記センサ基板の方向に押圧することによって、前記センサ基板を固定する構成とする。
この紙葉類鑑別装置は、センサ基板をネジでフレーム部材に締結することなく、押圧部材の押圧によって、センサ基板を介装部材に密着させた状態で、固定部材の押圧によって、センサ基板の基準ローラに対する離接方向の動きを規制するように、センサ基板を固定している。この紙葉類鑑別装置は、第1発明に係る紙葉類鑑別装置と同様に、押圧部材の押圧によって、センサ基板の歪みを矯正することができるため、センサ基板の歪みを抑制することができる。しかも、この紙葉類鑑別装置は、センサ基板とフレーム部材とが直接当接しない構成になっている。そのため、この紙葉類鑑別装置は、フレーム部材からセンサ基板に伝達する熱を低減することができる。その結果、この紙葉類鑑別装置は、センサ基板の歪みを第1発明に係る紙葉類鑑別装置よりも抑制することができる。
したがって、この紙葉類鑑別装置は、第1発明に係る紙葉類鑑別装置と同様に、検知ローラと変位検出センサとの間のギャップが予め想定された許容ギャップを超えてしまう現象が発生することを抑制することができ、その結果、紙葉類の厚さの検出精度の低下を抑制することができる。
本発明によれば、紙葉類の厚さの検出精度の低下を抑制する紙葉類鑑別装置を提供することができる。
実施形態1に係る紙葉類鑑別装置の厚さ検出機構の正面方向の構成を模式的に示す断面図である。 実施形態1に係る紙葉類鑑別装置の厚さ検出機構の側面方向の構成を模式的に示す断面図である。 実施形態1に係る厚さ検出機構を構成する各部材の配置位置を示す図(1)である。 実施形態1に係る厚さ検出機構を構成する各部材の配置位置を示す図(2)である。 実施形態2に係る紙葉類鑑別装置の厚さ検出機構の正面方向の構成を模式的に示す断面図である。 実施形態2に係る紙葉類鑑別装置の厚さ検出機構の側面方向の構成を模式的に示す断面図である。 実施形態2に係る厚さ検出機構を構成する各部材の配置位置を示す図(1)である。 実施形態2に係る厚さ検出機構を構成する各部材の配置位置を示す図(2)である。 実施形態2に係る厚さ検出機構の変形例の構成を示す図である。 比較例に係る厚さ検出機構の構成を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
<紙葉類鑑別装置の厚さ検出機構の構成>
以下、図1及び図2を参照して、本実施形態1に係る紙葉類鑑別装置の厚さ検出機構の構成につき説明する。図1は、本実施形態1に係る紙葉類鑑別装置1の厚さ検出機構2の正面方向の構成を模式的に示す断面図である。図2は、厚さ検出機構2の側面方向の構成を模式的に示す断面図である。
紙葉類鑑別装置1は、搬送路に沿って搬送される紙葉類を鑑別する装置である。ここでは、紙葉類が紙幣であり、紙葉類鑑別装置1が現金自動預け払い機(ATM)に搭載されている場合を想定して説明する。また、ここでは、紙葉類鑑別装置1が紙葉類の短手方向に紙葉類を搬送する場合を想定して説明する。
図1に示すように、紙葉類鑑別装置1は、紙葉類の厚さを検知する厚さ検出機構2を有している。その厚さ検出機構2は、フレーム部材10、基準ローラ21、検知ローラ22、変位検出センサ30、回路基板40、スポンジ50、及び、固定部材60を有している。
フレーム部材10は、基準ローラ21、検知ローラ22、回路基板40、スポンジ50、及び、固定部材60を支持する支持部材である。本実施形態1では、フレーム部材10は、搬送路3の上方及び側方を囲むように形成されている。フレーム部材10は、好ましくは、強度を確保するために、例えば、鉄等の金属材によって構成されているとよい。
フレーム部材10は、基準ローラ21を所定の位置で、回転軸21axを介して基準ローラ21を回転自在に支持している。基準ローラ21は、図示せぬ回転駆動機構から回転力が伝達されることによって、回転する。
検知ローラ22は、基準ローラ21と対向する位置に設けられている。検知ローラ22は、図示せぬ機構部によって、基準ローラ21側に付勢され、かつ、基準ローラ21に対する離接方向(ここでは、上下方向)に変位(移動)可能に支持されている。検知ローラ22は、基準ローラ21が回転することにより、基準ローラ21の回転に従動して、回転する。また、検知ローラ22は、紙葉類が基準ローラ21と検知ローラ22との間を通過するときに、通過する紙葉類の厚さ分だけ、基準ローラ21から離間する方向(ここでは、上方向)に変位(移動)する。
また、フレーム部材10には、回路基板40を支持するための支持部10aが、検知ローラ22と回路基板40に実装された変位検出センサ30との間に配置されるように、形成されている。支持部10aは、後記する開口部11の外周面において回路基板40の下面全体を支持することができるように、回路基板40の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅広な寸法に形成されている。また、支持部10aの上面及び下面は、平坦面として形成されている。
支持部10aの中央部には、検知ローラ22と変位検出センサ30とを対向させるための開口部11が形成されている。開口部11は、変位検出センサ30による検知ローラ22の変位量の検出が可能な検出可能領域となっている。開口部11は、検知ローラ22及び変位検出センサ30の配置方向と同じ方向に延在するように、短手方向と長手方向とを有する長尺な矩形の形状に形成されている。
また、支持部10aの端部付近には、後記する複数のネジ孔13(図2及び図3(a)参照)が形成されている。
基準ローラ21は、図示せぬ搬送機構によって搬送された紙葉類に当接するローラである。基準ローラ21は、紙葉類の長手方向の幅よりも長く形成されており、検知ローラ22の配置方向と同じ方向に延在するように配置されている。基準ローラ21は、変形し難くなるように、例えば、鉄等の金属材によって構成されている。
検知ローラ22は、基準ローラ21との間で紙葉類を挟み込むローラである。検知ローラ22は、基準ローラ21に対向して配置されている。ここでは、紙葉類の全体の厚さを検出することができるように、複数の検知ローラ22が、基準ローラ21の上方で、基準ローラ21の軸方向に沿って配置されている場合を想定して説明する。各検知ローラ22は、2個のベアリング(図示せず)を対とする軸部品で回転自在に支持された構成になっている。各検知ローラ22は、基準ローラ21の長さよりも短く形成されており、紙葉類の搬送方向に対して直交方向に並べて配置されている。検知ローラ22は、基準ローラ21と同様に、変形し難くなるように、例えば、鉄等の金属材によって構成されている。
各検知ローラ22は、付勢部材である図示せぬスプリングによって、基準ローラ21の方向に付勢されている。図示せぬスプリングは、各検知ローラ22に対応して、複数設けられている。各検知ローラ22は、スプリングの弾性力で下向きに押圧されることによって、基準ローラ21に密着させられている。
変位検出センサ30は、検知ローラ22の基準ローラ21に対する離接方向(ここでは、上下方向)の変位量(以下、単に「検知ローラ22の変位量」と称する)を検出する検出手段である。変位検出センサ30は、例えば、コイルパターンを形成した渦電流コイル型のセンサによって構成されている。コイルパターンの径は、変位検出センサ30に対向する検知ローラ22に用いられている図示せぬベアリングの軸方向の幅よりも小さい形状となっている。
回路基板40は、変位検出センサ30が表面に実装されている基板である。以下、回路基板40を「センサ基板40」と称する。センサ基板40は、2つの長手方向の辺(長手辺)と2つの短手方向の辺(短手辺)とを有する長尺な矩形の形状に形成されている。センサ基板40は、支持部10aの開口部11を覆うように、開口部11の長手方向の幅(長手辺の幅)及び短手方向の幅(短手辺の幅)よりも幅広に形成されている(図3(b)参照)。センサ基板40は、短手方向が紙葉類の搬送方向になり、長手方向が紙葉類の搬送方向に対して直交方向になるように、表面を下向きにして、フレーム部材10の支持部10aの上面に載置されている。なお、センサ基板40の「表面」は、「センサ基板の支持部に対向する対向面」に相当する。また、センサ基板40の「裏面」は、「センサ基板の支持部に対向する対向面とは反対側の面」に相当する。
本実施形態1では、センサ基板40は、複数の検知ローラ22に用いられている図示せぬ複数のベアリングのそれぞれに対向するように、複数の変位検出センサ30を実装している。複数の変位検出センサ30は、下向きに配置されるセンサ基板40の表面に実装されている。複数の変位検出センサ30は、センサ基板40の略中央付近の位置に、センサ基板40の長手方向に沿って一列に配置されている。そのため、複数の変位検出センサ30は、センサ基板40が支持部10aの上面に載置されることにより、開口部11の短手方向の中央付近の位置で、長手方向に沿って一列に配置された状態になる(図3(b)参照)。すなわち、複数の変位検出センサ30は、紙葉類の搬送方向に対して直交方向に一列に配置された状態になる。
スポンジ50は、センサ基板40をフレーム部材10の支持部10aの方向に押圧する押圧部材である。スポンジ50は、例えば、シリコン等の弾性材によって構成されている。スポンジ50は、センサ基板40の裏面に載置されている。
スポンジ50は、センサ基板40の裏面に載置することができるように、センサ基板40の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅狭な寸法に形成されている。また、スポンジ50は、後記する突起部12(図3(c)参照)と後記する位置決め孔41(図3(c)参照)との係合を阻害しないように、突起部12を回避した形状に形成されている。スポンジ50の上面及び下面は、互いに平行な平坦面として形成されている。
スポンジ50の弾性力は、好ましくは、仮に、よじれや、反り、しわ、波打ち等の歪みがフレーム部材10の支持部10aの上面に載置されたセンサ基板40に発生するようなことがあったとしても、その歪みを矯正することができる程度の力に設定されているとよい。また、スポンジ50の素材は、好ましくは、弾性力が少なくとも数年程度持続する素材であるとよい。
固定部材60は、スポンジ50のセンサ基板40に当接する当接面とは反対側の面(ここでは、上面)に当接するように配置されており、スポンジ50をセンサ基板40の方向に押圧することによって、センサ基板40の基準ローラ21に対する離接方向(ここでは、上下方向)の動きを規制するように、センサ基板40を固定する部材である。
図2に示すように、基準ローラ21の上方には、搬送路3の搬送センタ面3CNを介して基準ローラ21と対向するように、検知ローラ22が配置されている。検知ローラ22の上方には、開口部11を介して検知ローラ22と対向するように、変位検出センサ30が配置されている。
変位検出センサ30は、センサ基板40に実装されている。そのセンサ基板40は、フレーム部材10の支持部10aの上面に載置されている。そして、センサ基板40の裏面には、スポンジ50が載置されている。さらに、スポンジ50の上面には、固定部材60が配置されている。
固定部材60は、当接部61、及び、ネジ留め部62を備えている。
当接部61は、スポンジ50の上面に当接する部位である。
ネジ留め部62は、フレーム部材10の支持部10aとネジ70で締結される部位である。
当接部61は、センサ基板40及びスポンジ50を覆うことができるように、ネジ留め部62から上方に突出して形成されている。当接部61のスポンジ50の上面に当接する部分は、平坦面として形成されている。以下、この面を「突出面」と称する。
ネジ留め部62の下面は、フレーム部材10の支持部10aに当接している。ネジ留め部62には、ネジ孔63が形成されている。ネジ孔63は、フレーム部材10の支持部10aに形成されたネジ孔13と重なる位置に形成されている。固定部材60は、ネジ70でフレーム部材10の支持部10aに締結される。
本実施形態1では、ネジ留め部62の下面から当接部61の突出面までの距離は、センサ基板40とスポンジ50との厚さの合計値より小さな値に設定されている。
以下、図3及び図4を参照して、厚さ検出機構2を構成する各部材の配置位置につき説明する。図3及び図4は、それぞれ、厚さ検出機構2を構成する各部材の配置位置を示す図である。図3(a)〜図3(c)及び図4(a)〜図4(b)は、それぞれ、フレーム部材10の支持部10aの上に各部材を配置して、厚さ検出機構2を組み立てる場合の組立工程を示している。
図3(a)は、上方から見た、フレーム部材10の支持部10aの構成を示している。図3(a)に示すように、支持部10aの中央部には、支持部10aの上面から下面に貫通するように、開口部11が形成されている。開口部11の周囲には、突起部12、及び、ネジ孔13が形成されている。
突起部12は、センサ基板40の位置決め孔41(図3(b)参照)に挿入される部位である。突起部12は、円柱状に形成されている。突起部12は、支持部10aの上面から上方(センサ基板40の方向)に突出するように、開口部11の周囲に形成されている。なお、突起部12は、支持部10aの代わりに、支持部10aに準ずる部材(例えば、後記する実施形態2の板状部材80(図5及び図6参照))に設けることができる。また、厚さ検出機構2は、突起部12の代わりに、ピンを支持部10aに嵌入して、ピンを突起部12と同様に機能させるようにしてもよい。
本実施形態1では、2つの突起部12が形成されている。2つの突起部12は、開口部11を介して対向するように、支持部10aの長手方向の両端部に分かれて、支持部10aの短手方向の中央部付近の位置に形成されている。2つの突起部12のうち、一方の突起部12aは、後記する位置決め孔41a(図3(b)参照)に挿入され、また、他方の突起部12bは、後記する位置決め孔41b(図3(b)参照)に挿入される。
ネジ孔13は、支持部10aの上面から下面に貫通するように、形成されている。本実施形態1では、6つのネジ孔13が支持部10aに形成されている。6つのネジ孔13のうち、2つのネジ孔13が支持部10aの短手方向の両端部に分かれて支持部10aの長手方向の一方の端部付近の位置に形成されており、別の2つのネジ孔13が支持部10aの短手方向の両端部に分かれて支持部10aの長手方向の中央部付近の位置に形成されており、さらに別の2つのネジ孔13が支持部10aの短手方向の両端部に分かれて支持部10aの長手方向の他方の端部付近の位置に形成されている。
このように6つのネジ孔13は、2つで1つの組を形成している。センサ基板40に実装されている変位検出センサ30は、センサ基板40が支持部10aの上面に載置されることによって、各組の2つのネジ孔13から均等な距離の位置に配置されている。
図3(b)に示すように、図3(a)に示す工程の後、センサ基板40が、支持部10aの上面に載置される。このとき、センサ基板40の表面が、フレーム部材10の支持部10aの上面に当接した状態になる。また、支持部10aの突起部12が、センサ基板40の位置決め孔41の中に挿入された状態になる。センサ基板40の実装位置は、突起部12と位置決め孔41との位置を合わせることにより、規定される。したがって、本実施形態1では、突起部12と位置決め孔41とが、センサ基板40の実装位置を規定する基準の構成要素として用いられている。
位置決め孔41は、センサ基板40の表面から裏面に貫通するように、形成されている。本実施形態1では、2つの位置決め孔41が形成されている。2つの位置決め孔41は、支持部10aに形成された突起部12と嵌合する位置に形成されている。2つの位置決め孔41のうち、一方の位置決め孔41aは、円形孔として形成されており、また、他方の位置決め孔41bは、センサ基板40の長手方向(すなわち、複数の変位検出センサ30の実装方向)に延びる長孔として形成されている。位置決め孔41aの径は、突起部12aの径とほぼ同じサイズ(若干大きなサイズ)になっている。一方、位置決め孔41bの短手方向の径は、突起部12bの径とほぼ同じサイズ(若干大きなサイズ)になっており、また、位置決め孔41bの長手方向の径は、突起部12bの径よりも大きなサイズになっている。
図3(c)に示すように、図3(b)に示す工程の後、スポンジ50が、センサ基板40の裏面に載置される。このとき、スポンジ50は、突起部12を避けるように配置される。
図4(a)に示すように、図3(c)に示す工程の後、固定部材60が、スポンジ50の上面に載置される。このとき、固定部材60のネジ孔63は、支持部10aのネジ孔13(図3(c)参照)の上に配置される。
図4(b)に示すように、図4(a)に示す工程の後、ネジ70が、固定部材60のネジ孔63と支持部10aのネジ孔13(図3(c)参照)に取り付けられる。これにより、固定部材60が支持部10aに締結される。
このとき、固定部材60の当接部61(図2参照)は、スポンジ50をセンサ基板40の方向に押圧して、スポンジ50を押し潰す。その際に、スポンジ50は、押圧(圧縮力)に抗する弾性力でセンサ基板40を支持部10aの方向に押圧する。これにより、スポンジ50は、センサ基板40を支持部10aに密着させて、センサ基板40を支持部10aに固定する。
<紙葉類鑑別装置の厚さ検出機構の動作>
係る構成において、厚さ検出機構2では、紙葉類の搬送が開始されると、変位検出センサ30が、検知ローラ22の変位量の検出信号の紙葉類鑑別装置1の制御部9(図1参照)への出力を開始する。ここで、「検知ローラ22の変位量の検出信号」とは、検知ローラ22の基準ローラ21に対する離接方向(ここでは、上下方向)の位置の変位量を表す信号を意味している。
「検知ローラ22の変位量の検出信号」の値は、検知ローラ22が基準ローラ21と当接している状態では「ゼロ」になり、検知ローラ22が基準ローラ21から離間している状態では、検知ローラ22の変位量に応じた値になる。
厚さ検出機構2では、紙葉類の搬送が開始された直後の時点では、検知ローラ22が基準ローラ21と当接している状態になっている。そのため、このとき、変位検出センサ30は、検知ローラ22の変位量の検出信号として、値がゼロになっている信号を紙葉類鑑別装置1の制御部9に出力する。
この後、図示せぬ搬送機構によって搬送された紙葉類が基準ローラ21と検知ローラ22との間の当接部に到達すると、紙葉類が検知ローラ22を押し上げて基準ローラ21と検知ローラ22との間を通過する。そのため、このとき、検知ローラ22は、紙葉類の厚さ分だけ、上方向に変位(移動)して、基準ローラ21から離間している状態になる。その結果、変位検出センサ30から紙葉類鑑別装置1の制御部9に出力されている検出信号の値が、ゼロから検知ローラ22の変位量(すなわち、紙葉類の厚さ)に応じた値に変動する。
このとき、制御部9は、検出信号の値が変動したことを認識することによって、紙葉類が基準ローラ21と検知ローラ22との間に到達したことを認識するとともに、変動後の検出信号の値に基づいて、検知ローラ22の変位量(すなわち、紙葉類の厚さ)を検出する。
この後、図示せぬ搬送機構によって紙葉類がさらに搬送されて、紙葉類が基準ローラ21と検知ローラ22との間を完全に通過すると、検知ローラ22は、図示せぬスプリングによって付勢されているため、下方向に変位(移動)して、基準ローラ21と当接している状態になる。その結果、変位検出センサ30から紙葉類鑑別装置1の制御部9に出力されている検出信号の値が、検知ローラ22の変位量(すなわち、紙葉類の厚さ)に応じた値からゼロに変動する。
このとき、制御部9は、検出信号の値が変動したことを認識することによって、紙葉類が基準ローラ21と検知ローラ22との間を完全に通過したことを認識する。
このような厚さ検出機構2では、検知ローラ22と変位検出センサ30との間のギャップを予め想定された許容ギャップ以内の値に保つことが、紙葉類の厚さの検出精度を高める上で非常に重要になる。厚さ検出機構2は、以下の特徴によって、検知ローラ22と変位検出センサ30との間のギャップを予め想定された許容ギャップ以内の値に保つように、構成されている。
<紙葉類鑑別装置の厚さ検出機構の特徴>
以下に、本実施形態1に係る紙葉類鑑別装置1の厚さ検出機構2の特徴につき説明する。ここでは、厚さ検出機構2の特徴を分かり易く説明するために、まず、図10を参照して、比較例に係る紙葉類鑑別装置101の厚さ検出機構102の構成及び特徴を説明し、その後に、本実施形態1に係る紙葉類鑑別装置1の厚さ検出機構2の特徴を厚さ検出機構102の特徴と対比させて説明する。
(比較例に係る紙葉類鑑別装置の厚さ検出機構の構成及び特徴)
図10は、比較例に係る厚さ検出機構102の構成を模式的に示す図である。図10(a)は、厚さ検出機構2の側面方向の断面構成を模式的に示しており、また、図10(b)は、厚さ検出機構2の上面方向の構成を模式的に示している。
図10(a)及び図10(b)に示すように、比較例に係る厚さ検出機構102は、本実施形態1に係る厚さ検出機構2(図2及び図4(b)参照)と比較すると、フレーム部材10及びセンサ基板40の代わりに、フレーム部材110及びセンサ基板140を用いている点で相違している。
フレーム部材110は、本実施形態1のフレーム部材10と比較すると、以下の点で相違している。
本実施形態1のフレーム部材10の支持部10aは、開口部11の外周面でセンサ基板40の表面の全体を支持することができるように、センサ基板40の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅広な寸法に形成されている。
これに対して、比較例のフレーム部材110の支持部110aは、センサ基板140の表面の一端部側のみを支持するように、センサ基板140の短手方向の幅よりも幅狭な寸法に形成されている。
また、センサ基板140は、本実施形態1のセンサ基板40と比較すると、以下の点で相違している。
本実施形態1のセンサ基板40は、固定部材60とともにフレーム部材10の支持部10aの上面に載置され、センサ基板40と固定部材60との間の空間にスポンジ50が配置されている。固定部材60がネジ70で支持部10aに締結されることによって、センサ基板40は、スポンジ50の弾性力で支持部10aに押し付けられて固定されている。このようなセンサ基板40は、自由端となる部位が存在しておらず、全体が固定端となっている。
これに対して、比較例のセンサ基板140は、2つの長手辺の一端部側でネジ170によってフレーム部材110の支持部110aに締結されている。そのため、センサ基板140では、2つの長手辺の一端部側が固定端となり、他端部側が自由端となっている。
このような比較例に係る厚さ検出機構102は、センサ基板140をネジ170でフレーム部材110に締結しているため、締結時に、よじれがセンサ基板140に発生し易い。
また、厚さ検出機構102は、センサ基板140の2つの長手辺の他端部側が自由端となっているため、締結時に、反りがセンサ基板140に発生し易い。さらに、厚さ検出機構102は、フレーム部材110からセンサ基板140に伝達する熱や経年の影響でセンサ基板140が短手方向に反るように変形したり、表面部分がしわ状に変形したり、ネジ170とネジ170との間の部分が波状に変形したりすることによって、反りや、しわ、波打ち等の歪みがセンサ基板140に発生し易い。
(実施形態1に係る紙葉類鑑別装置の厚さ検出機構の特徴)
(1)厚さ検出機構2は、突起部12a,12b(図3(b)参照)と位置決め孔41a,41b(図3(b)参照)との位置を合わせることにより、センサ基板40の実装位置を規定している。
(2)厚さ検出機構2は、ネジ70で固定部材60を支持部10aに締結する際に、固定部材60の当接部61(図2参照)でスポンジ50を押し潰すようにして締結している。このような厚さ検出機構2は、スポンジ50の弾性力でセンサ基板40を支持部10aの方向に押圧することによって、センサ基板40を支持部10aに密着させて、センサ基板40を支持部10aに固定している。つまり、厚さ検出機構2は、センサ基板40と固定部材60との間に挟まれたスポンジ50の弾性力を利用して、センサ基板40を押さえ付ける方向へ力を加えている。
(3)厚さ検出機構2は、センサ基板40を支持部10aに密着させている。そのため、センサ基板40は、自由端となる部位が存在しておらず、全体が固定端となっている。このような厚さ検出機構2は、仮に、よじれや反り等の歪みがセンサ基板40に発生するようなことがあったとしても、その歪みを矯正することができる。そのため、厚さ検出機構2は、検知ローラ22と変位検出センサ30との間のギャップを予め想定された許容ギャップ以内の値に保つことができる。
これにより、厚さ検出機構2は、検知ローラ22の変位量を検出するときに、変位検出センサ30の出力が不足したり、出力が変動したりする現象の発生を抑制することができる。したがって、厚さ検出機構2は、紙葉類の厚さの検出精度の低下を抑制することができる。
(4)センサ基板40の2つの位置決め孔41うち、位置決め孔41aは、円形孔として形成されており、また、位置決め孔41bは、センサ基板40の長手方向(すなわち、複数の変位検出センサ30の実装方向)に延びる長孔として形成されている。このような位置決め孔41a,41bは、センサ基板40が短手方向に反るように変形することを抑制している。また、位置決め孔41bは、センサ基板40が長手方向に伸びるように変形することを可能にしている。このような厚さ検出機構2では、仮に、熱の影響でセンサ基板40が変形するようなことがあったとしても、センサ基板40は、短手方向に反るように変形したり、表面部分がしわ状に変形したり、ネジ70とネジ70との間の部分が波状に変形したりせずに、長手方向に伸びるように変形する。そのため、厚さ検出機構2は、反りや、しわ、波打ち等の歪みがセンサ基板140に発生することを抑制することができる。また、センサ基板40の長手方向に伸びた部分は、周囲に配置された部材に当たらないように、位置決め孔41bの長手方向に沿ってセンサ基板40の端部側にスライドする。その結果、厚さ検出機構2は、センサ基板40が周囲に配置された部材に当たることによって、センサ基板40の変形がさらに発生することを防止することができる。
そのため、このような構成によっても、厚さ検出機構2は、検知ローラ22と変位検出センサ30との間のギャップをより予め想定された許容ギャップ以内の値に保つことができる。したがって、厚さ検出機構2は、紙葉類の厚さの検出精度の低下をさらに抑制することができる。
以上の通り、本実施形態1に係る紙葉類鑑別装置1によれば、厚さ検出機構2を有することにより、紙葉類の厚さの検出精度の低下を抑制することができる。
[実施形態2]
実施形態1では、紙葉類鑑別装置1の厚さ検出機構2は、センサ基板40がフレーム部材10の支持部10aの上面に当接する構成になっている。
これに対し、本実施形態2では、センサ基板40がフレーム部材10の支持部10aの上面から離間させた構成になっている厚さ検出機構2Aを有する紙葉類鑑別装置1Aを提供するものである。
以下、図5及び図6を参照して、本実施形態2に係る紙葉類鑑別装置1Aの厚さ検出機構2Aの構成につき説明する。図5は、本実施形態2に係る紙葉類鑑別装置1Aの厚さ検出機構2Aの正面方向の構成を模式的に示す断面図である。図6は、厚さ検出機構2Aの側面方向の構成を模式的に示す断面図である。
図5及び図6に示すように、本実施形態2に係る厚さ検出機構2Aは、実施形態1に係る厚さ検出機構2(図1及び図2参照)と比較すると、フレーム部材10の支持部10aの上面とセンサ基板40との間に、板状部材80が配置されている点で相違している。
板状部材80は、フレーム部材10の支持部10aとセンサ基板40との間に配置された平板状の介装部材である。板状部材80は、例えば、鉄等の金属材やプラスチック等の樹脂材によって構成されている。板状部材80の上面及び下面は、互いに平行な平坦面として形成されている。板状部材80は、その厚さによって、検知ローラ22から変位検出センサ30までの距離を所定の距離に設定している。
板状部材80は、上面から下面に貫通するように、貫通孔81が形成されている。貫通孔81は、開口部11の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅広でかつセンサ基板40の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅狭な貫通孔81が形成されている(図7(b)参照)。板状部材80は、貫通孔81によって開口部11の周囲を囲むように、配置されている。
なお、本実施形態2では、固定部材60のネジ留め部62の下面から当接部61の突出面までの距離は、センサ基板40と板状部材80とスポンジ50との厚さの合計値より小さな値に設定されている。
以下、図7及び図8を参照して、厚さ検出機構2Aを構成する各部材の配置位置につき説明する。図7及び図8は、それぞれ、厚さ検出機構2Aを構成する各部材の配置位置を示す図である。図7(a)〜図7(c)及び図8(a)〜図8(c)は、それぞれ、フレーム部材10の支持部10aの上に各部材を配置して、厚さ検出機構2Aを組み立てる場合の組立工程を示している。
図7(a)は、実施形態1の図3(a)と同様のものである。
本実施形態2では、図7(b)に示すように、図7(a)に示す工程の後、板状部材80が、支持部10aの上面に載置される。
そして、図7(c)に示すように、センサ基板40が、板状部材80の上面に載置される。
次に、図8(a)に示すように、実施形態1の図3(c)に示す工程と同様に、スポンジ50が、センサ基板40の裏面に載置される。
次に、図8(b)に示すように、実施形態1の図4(a)に示す工程と同様に、固定部材60が、スポンジ50の上面に載置される。
次に、図8(c)に示すように、実施形態1の図4(b)に示す工程と同様に、ネジ70が、固定部材60のネジ孔63と支持部10aのネジ孔13(図3(c)参照)に取り付けられる。これにより、固定部材60が支持部10aに締結される。
このような厚さ検出機構2Aは、センサ基板40をネジ70でフレーム部材10に締結することなく、スポンジ50の押圧によって、板状部材80を介してセンサ基板40をフレーム部材10に固定している。
係る構成において、厚さ検出機構2Aは、板状部材80によって、センサ基板40をフレーム部材10から離間させている。そのため、厚さ検出機構2Aは、フレーム部材10からセンサ基板40に伝達する熱量を低減することができる。これにより、厚さ検出機構2Aは、反りや、しわ、波打ち等の歪みがセンサ基板40に発生することを効率よく抑制することができる。
なお、本実施形態2では、板状部材80とフレーム部材10とが別部材であるものとして説明している。しかしながら、板状部材80は、フレーム部材10と一体に成型することができる。例えば、フレーム部材10の開口部11を形成する縁部分を支持部10aから上方に突出させるように成型することによって、板状部材80を成型してもよい。
また、厚さ検出機構2Aは、図9に示すように、板状部材80の代わりに、介装部材として、複数本の棒状部材90を用いるようにしてもよい。図9は、厚さ検出機構2Aの変形例の構成を示す図である。
棒状部材90は、フレーム部材10の支持部10aとセンサ基板40との間に配置された棒板状の介装部材である。棒状部材90は、板状部材80と同様に、例えば、鉄等の金属材やプラスチック等の樹脂材によって構成されている。複数本の棒状部材90は、開口部11の周囲に、開口部11の縦方向(長手方向)及び横方向(短手方向)のいずれか一方又は双方の両側に配置されている。なお、図9に示す例では、2本の棒状部材90が、開口部11の横方向(短手方向)の両側に配置されている。各棒状部材90の上面及び下面は、互いに平行な平坦面として形成されている。
以上の通り、本実施形態2に係る紙葉類鑑別装置1Aによれば、厚さ検出機構2Aを有することにより、実施形態1に係る紙葉類鑑別装置1と同様に、紙葉類の厚さの検出精度の低下を抑制することができる。
しかも、紙葉類鑑別装置1Aによれば、実施形態1に係る紙葉類鑑別装置1に比べて、フレーム部材10からセンサ基板40に伝達する熱量を低減することができるため、反りや、しわ、波打ち等の歪みがセンサ基板40に発生することを効率よく抑制することができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、前記した実施形態は、本発明の要旨を分かり易く説明するために詳細に説明したものである。そのため、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、本発明は、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に追加したり、置き換えたりすることができる。また、本発明は、ある実施形態の構成から一部の構成を削除することができる。
また、例えば、実施形態1及び実施形態2では、紙葉類が紙幣であり、紙葉類鑑別装置1が現金自動預け払い機(ATM)に設けられている場合を想定して説明した。しかしながら、紙葉類鑑別装置1が設けられている装置は、現金自動預け払い機(ATM)以外の、例えば、主に金融機関で利用されている現金処理機や、主に流通機関で利用されているキャッシュレジスタ、主に交通機関で利用されている券売機等の装置であってもよい。また、紙葉類は、紙幣以外の媒体であってもよい。
また、例えば、実施形態1及び実施形態2では、シリコン等の弾性材によって構成されたスポンジ50を押圧部材として用いる場合を想定して説明した。しかしながら、押圧部材は、スポンジ50の代わりに、例えば、「αゲル(登録商標)」等の粘弾性材(粘性を有する弾性材)によって構成してもよい。
この場合に、押圧部材は、良好な振動吸収性を得ることができる。そのため、紙葉類鑑別装置1は、紙葉類が基準ローラ21と検知ローラ22との間を通過する際に発生する振動を抑制することができる。これにより、紙葉類鑑別装置1は、変位検出センサ30に伝わる振動を抑制することができるため、検知ローラ22の変位量の検出時に振動の影響を軽減することができ、検知ローラ22の変位量(すなわち、紙葉類の厚さ)の検出精度を向上させることができる。
1 紙葉類鑑別装置
2 厚さ検出機構
3 搬送路
3CN 搬送センタ面
9 制御部
10 フレーム部材
10a 支持部
11 開口部
12(12a,12b) 突起部
13 ネジ孔
21 基準ローラ
21ax 回転軸
22 検知ローラ
30 変位検出センサ
40 回路基板(センサ基板)
41(41a,41b) 位置決め孔
50 スポンジ(押圧部材)
60 固定部材
61 当接部
62 ネジ留め部
63 ネジ孔
70 ネジ
80 板状部材(介装部材)
81 貫通孔
90 棒状部材(介装部材)

Claims (7)

  1. 搬送路に沿って搬送される紙葉類を鑑別する紙葉類鑑別装置において、
    基準ローラと、
    前記基準ローラに対向して配置されており、前記基準ローラとの間で前記紙葉類を挟み込む検知ローラと、
    前記検知ローラの変位量を検出する変位検出センサと、
    前記変位検出センサが実装されているセンサ基板と、
    前記センサ基板を支持するための支持部が前記検知ローラと前記変位検出センサとの間に配置されるように形成されているとともに、前記検知ローラと前記変位検出センサとを対向させるための開口部が当該支持部に形成されているフレームと、
    前記センサ基板を押圧する押圧部材と、
    前記センサ基板を固定する固定部材とを有し、
    前記開口部は、前記センサ基板の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅狭に形成されており、
    前記押圧部材は、前記センサ基板の前記支持部に対向する対向面とは反対側の面に当接するように配置されており、
    前記固定部材は、前記押圧部材の前記センサ基板に当接する当接面とは反対側の面に当接するように配置され、前記押圧部材を前記センサ基板の方向に押圧することによって、前記センサ基板を固定する
    ことを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  2. 搬送路に沿って搬送される紙葉類を鑑別する紙葉類鑑別装置において、
    基準ローラと、
    前記基準ローラに対向して配置されており、前記基準ローラとの間で前記紙葉類を挟み込む検知ローラと、
    前記検知ローラの変位量を検出する変位検出センサと、
    前記変位検出センサが実装されているセンサ基板と、
    前記センサ基板を支持するための支持部が前記検知ローラと前記変位検出センサとの間に配置されるように形成されているとともに、前記検知ローラと前記変位検出センサとを対向させるための開口部が当該支持部に形成されているフレームと、
    前記支持部と前記センサ基板との間に配置された介装部材と、
    前記センサ基板を押圧する押圧部材と、
    前記センサ基板を固定する固定部材とを有し、
    前記開口部は、前記センサ基板の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅狭に形成されており、
    前記押圧部材は、前記センサ基板の前記支持部に対向する対向面とは反対側の面に当接するように配置されており、
    前記固定部材は、前記押圧部材の前記センサ基板に当接する当接面とは反対側の面に当接するように配置され、前記押圧部材を前記センサ基板の方向に押圧することによって、前記センサ基板を固定する
    ことを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  3. 請求項2に記載の紙葉類鑑別装置において、
    前記介装部材は、平板状の板状部材であり、
    前記板状部材は、一方の主平面から他方の主平面に貫通するように、前記開口部の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅広でかつ前記センサ基板の長手方向の幅及び短手方向の幅よりも幅狭な貫通孔が形成されており、かつ、前記貫通孔によって前記開口部の周囲を囲むように、配置されている
    ことを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  4. 請求項2に記載の紙葉類鑑別装置において、
    前記介装部材は、複数本の棒板状の棒状部材であり、
    前記複数本の棒状部材は、前記開口部の周囲に、前記開口部の縦方向及び横方向のいずれか一方又は双方の両側に配置されている
    ことを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の紙葉類鑑別装置において、
    前記押圧部材は、弾性材又は粘弾性材によって構成されている
    ことを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の紙葉類鑑別装置において、
    前記フレームは、前記支持部から前記センサ基板の方向に突出する円柱状の突起部を備えており、
    前記センサ基板は、前記突起部が挿入される位置決め孔を備えている
    ことを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  7. 請求項6に記載の紙葉類鑑別装置において、
    前記フレームは、前記開口部を介して対向して配置された2つの前記突起部を備えており、
    前記センサ基板は、2つの前記突起部に対応する2つの前記位置決め孔を備えており、
    2つの前記位置決め孔の一方は、円形状に形成されており、他方は、紙葉類の搬送方向に対して直交方向に延びた長孔状に形成されている
    ことを特徴とする紙葉類鑑別装置。
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