JP2016109954A - 像振れ補正装置、光学機器、および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化に有利な像振れ補正装置を提供すること。【解決手段】像振れ補正装置は、光学素子(L2)を保持する保持枠(30b,30c)を有し、光軸と直交する方向に駆動することで像振れ補正を行う像振れ補正部材(30)と、前記像振れ補正部材を支持する固定部材(31)と、前記像振れ補正部材の振動を吸収する振動吸収部(31a,32,33)と、を有し、前記振動吸収部は、前記像振れ補正部材の偏芯時に前記保持枠と光軸方向において重なることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、像振れ補正装置に関する。
特許文献1には、高精度な像振れ補正を行うために、固定側に設けられたコイルの空芯部にゲル等の粘弾性部材を配置し、該粘弾性部材に可動側に設けられた突起部を接触させることでダンピング効果を得る像振れ補正装置について開示がある。
特開2008−241967号公報
しかしながら、近年のレンズ鏡筒の小型化とともに、像振れ補正装置の小型化が進み、そのため、マグネットおよびコイルを小型化する構成が考案されている。このような場合、コイルの空芯部に粘弾性部材を配置すると、コイルの小型化を妨げる虞がある。
また、像振れ補正装置のスペースの効率化の一案として可動部材の位置検出を行うセンサとなるホール素子をコイルの空芯部に配置する構成が考案されている。このような場合、粘弾性部材はコイルの空芯部に配置できず、突起部と共にレンズ外径外側かつコイルやマグネットの近傍に配置されることになる。しかし、粘弾性部材でダンピング効果を得る必要体積から、そのスペースが像振れ補正装置(光学防振機構)内に必要となり、像振れ補正装置の小型化の妨げになる虞がある。
そこで、本発明は、上記課題を鑑み、小型化に有利な像振れ補正装置、光学機器、および撮像装置を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面としての像振れ補正装置は、光学素子を保持する保持枠を有し、光軸と直交する方向に駆動することで像振れ補正を行う像振れ補正部材と、前記像振れ補正部材を支持する固定部材と、前記像振れ補正部材の振動を吸収する振動吸収部と、を有し、前記振動吸収部は、前記像振れ補正部材の偏芯時に前記保持枠と光軸方向において重なることを特徴とする。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、小型化に有利な像振れ補正装置、光学機器、および撮像装置提供することができる。
本発明の実施例によるレンズ鏡筒の沈胴状態の断面図である。 本発明の実施例によるレンズ鏡筒の撮影(TELE)状態の断面図である。 本発明の実施例による光学防振機構の分解斜視図である。 本発明の実施例による光学防振機構のアクチュエータ断面図である。 本発明の実施例によるレンズ鏡筒とカメラ本体のシステムブロック図である。 本発明の実施例による光学防振機構の防振時断面図である。 本発明の実施例によるシフト鏡筒の斜視図である。 本発明の実施例による光学防振機構の断面図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下、図1〜8を参照して、本発明の実施例による光学機器であるところのレンズ鏡筒200について説明する。図1は、本発明の実施例による光学機器であるところのレンズ鏡筒200と、撮像装置であるところのカメラ本体500と、を有するカメラシステム(撮像システム)の断面図(レンズ鏡筒が沈胴状態であるときの断面図)である。
図1はレンズ鏡筒200が撮影状態より全長が短い沈胴状態を示した図である。ここでL1は光学系であるところの1群レンズを示し、1は1群レンズL1を保持する1群鏡筒を示し、6は1群鏡筒1を固定する1群筒を示す。L2は像振れ補正レンズであるところのシフトレンズ(光学素子)を示す。30はシフトレンズL2を保持する保持枠を有し、光軸と直交する方向に駆動(偏芯)することで像振れ補正を行う像振れ補正部材であるところのシフト鏡筒を示す。シフト鏡筒30は光軸に対して垂直な面上で移動することで、いわゆる手ブレを補正する光学防振機能(像振れ補正機能)を果たす。L3は光学系であるところの2群レンズを示し、2は2群レンズL3を保持する2群鏡筒である。L4は光学系であるところの3群レンズを示し、3は3群レンズL4を保持する3群鏡筒であり、2群鏡筒2に固定される。L5は光学系であるところのフォーカスレンズを示し、13はフォーカスレンズを保持するフォーカス鏡筒を示し、L6は光学系であるところの4群レンズを示し、4は4群レンズL6を保持する4群鏡筒を示す。フォーカス鏡筒13は、2群鏡筒2に設けられた不図示の直進案内機構、駆動機構によって光軸方向へ移動し、合焦動作を行う。L7は光学系であるところの5群レンズを示し、5は5群レンズを保持し、かつカメラ本体にレンズ鏡筒200を固定するためのマウントである。以上で述べた各レンズは、それぞれが1つのレンズで構成されるわけではなく、複数のレンズによって構成される場合もあるが、説明の便宜上、上記においては詳細を割愛する。7は絞りユニットであり、移動部材(可動部材)であるところの不図示の遮光羽根によって光量調節を行う。絞りユニット7は2群鏡筒2に固定されている。なお、上述した各レンズL1〜L7および絞りユニット7により本実施例のレンズ鏡筒200における撮影光学系が構成される。9は移動案内筒を示し、10は移動案内筒9の外周に回転可能に嵌合したカム環を示す。11は固定鏡筒を示し、筒を貫通する不図示の貫通カムが設置され、カム環10に設置された不図示のカム環コロが係合している。12は固定案内筒を示し、固定鏡筒11にビス固定されている。固定案内筒12は、固定案内筒12の外面に設置された溝部と移動案内筒9の内面に設置された不図示の凸部が係合し、移動案内筒9の直進移動を案内する役割を果たす。21はレンズの駆動用IC、マイコン等が配置されたプリント基板を示し、固定鏡筒11に固定されている。16はMFリングユニットを示し、14はMZリングユニットを示し、これらのリングユニットは固定鏡筒11に定位置回転可能に支持されている。19は外装リングを示し、固定鏡筒11とマウント5に挟まれビス固定される。MFリングユニット16を回転させると、その回転を不図示のセンサが検出し、回転量に応じてフォーカスレンズL5およびフォーカス鏡筒13を駆動し、合焦制御を行う。フォーカス鏡筒13には、不図示のフォーカス駆動源としてのAFモータの回転軸となっているスクリューと螺合する不図示のナットやいわゆるラックが設置されている。よって、AFモータに電圧が印加されると、スクリューが回転し、ナットやラックがネジに沿って移動するとともに、フォーカス鏡筒13が不図示の案内機構に沿って進退する。本実施例において、この案内機構はいわゆるガイドバーと呼ばれる光軸に伸びた円筒部材を2本使用しており、2本の内、一方がフォーカス鏡筒13の倒れ/偏芯を決め、他方で回転位置を決めながら、フォーカス鏡筒13を進退可能に支持している。フォーカス鏡筒13の光軸方向の位置基準は、フォーカス鏡筒13に取り付けられた不図示の遮光壁によって、不図示のフォトインタラプタの遮光/透光の切り替わりを電気的に検出し、決定される。25はブッシュであり、3つのブッシュ25によってプリント基板21は固定される。15は接点ブロックであり、プリント基板21と不図示の配線(フレキシブル基板など)によって接続されて、マウント5にビス固定される。500はカメラ本体であり、本実施例のレンズ鏡筒200はカメラ本体500にマウント5でバヨネット固定される。そして、各レンズの動作を制御するプリント基板21は接点ブロック15を通してカメラ本体500と通信可能となる。600はカメラ本体500に搭載された撮像素子であり、レンズ鏡筒200(撮影光学系)を通過した被写体からの光を受け、その光を電気信号に変換するCMOSやCCD等の光-電気変換素子である。
次に、各レンズのズーム動作について説明する。
1群鏡筒1が固定された1群筒6は、1群筒6に設置された不図示のコロにてカム環10に係合されており、カム環10の光軸周りの回転に伴い光軸に沿って進退する。26はカラーフィルタやフードなどの付属品を固定可能なフィルタリングであり、27はフィルタリング26に固定されたネームリングである。フィルタリング26は1群筒6にビス固定されている。1群筒6(およびそれに固定された1群鏡筒1等の部品)は、1群筒6の内面に設置された3か所の溝と、移動案内筒9の物体側に設置された不図示の3か所のキー部が係合し、移動案内筒9に対して偏芯位置決めされた状態で光軸に沿って進退する。2群鏡筒2は不図示のコロにてカム環10に係合されている。そして、固定されたシフト鏡筒30を含むシフトユニット(像振れ補正装置)、絞りユニット7、3群鏡筒3、フォーカス鏡筒13およびその案内・駆動機構、4群鏡筒4と共にカム環10の光軸周りの回転に伴い光軸に沿って進退する。2群鏡筒2は2群鏡筒2の不図示の幅部が移動案内筒9に設けられた不図示の貫通穴と係合して偏芯位置決めされた状態で光軸に沿って進退する。8は1群筒6にビス固定された1−2群接続環であり、1−2群接続環8の内面に設置された不図示の3ヵ所の溝部と、2群鏡筒2の物体側先端付近に設置された不図示の3か所のキーが係合している。これにより、1群筒6の倒れにつられて2群鏡筒2が倒れ、その倒れ量はズーム動作による互いの間隔変化によって変化する。このような倒れ変化は、当然ながら、光学性能に対して好適となるように構成されている。
MZリングユニット14は固定鏡筒11に回転自在に支持される。カム環10は外面に設置された不図示のコロを介してMZリングユニット14と連結されており、ユーザーがMZリングユニット14を回転させることでカム環10が回転する。そしてカム環10は、前述の通り、固定鏡筒11に設置された不図示の貫通カムに係合しており、回転と合わせて光軸に沿って進退する。また、カム環10の外面には不図示ではあるが1群筒6に設置された不図示のコロと係合するカム溝が設置されており、また、内面には2群鏡筒2に設置された不図示のコロと係合するカム溝が設置されている。詳細は割愛するが、これらカムの軌跡が、1群筒6と2群鏡筒2の光軸上の位置を、ひいては、1群レンズL1から4群レンズL6までのレンズ位置を決定せしめ、所望の光学性能を得る事が出来る。また、本実施例のレンズ鏡筒200は、非撮影時に撮影時よりも全長を短くする事ができるいわゆる沈胴構造を有する。MZリングユニット14を回転させることで、図1の沈胴状態からレンズ鏡筒200の全長が伸長して不図示のWIDE撮影状態となり、そして図2のTELE撮影状態となるようなカム軌跡となっている。MZリングユニット14の回転は不図示のセンサによって検出され、その信号をプリント基板21のICで、回転量に応じてズーム位置を判断し、ズーム位置に応じたフォーカス、防振、絞りの制御を行う。MZリングユニット14には、MZリングユニット14を単に回転させるだけで撮影状態から沈胴状態にならないよう、不図示のロック機構が設けられている。また本実施例のレンズ鏡筒200はTELE撮影状態になると1群レンズL1とシフトレンズL2の間隔が最小となる。よって、シフト鏡筒30を含む像振れ補正装置(光学防振機構)の必要部品の構成は、1群レンズL1および1群レンズL1の支持構成に干渉しないよう、後述するシフト鏡筒30に固定されたマスクより撮像素子600側(像側)に配置されている。
次に、図5にて、本実施例の光学機器であるところのレンズ鏡筒200と撮像装置であるところのカメラ本体500を備えたカメラシステムの電気的構成を示す。
501はマイクロコンピュータにより構成されるカメラCPUである。カメラCPU501は、カメラ本体500内の各部の動作を制御する制御手段として機能する。また、カメラCPU501は、レンズ鏡筒200が装着された際に電気接点502,202を介して、レンズ鏡筒200内に設けられた制御手段であるところのレンズCPU201との通信を行う。カメラCPU501がレンズCPU201に送信する情報(信号)には、フォーカスレンズの駆動量情報、平行振れ情報およびピント振れ情報が含まれる。また、レンズCPU201からカメラCPU501に送信する情報(信号)には、撮像倍率情報が含まれる。なお、電気接点502,202には、カメラ本体500からレンズ鏡筒200に電源を供給するための接点が含まれている。
503は撮影者により操作可能な電源スイッチであり、カメラCPU501を起動したりカメラシステム内の各アクチュエータやセンサ等への電源供給を開始したりするためのスイッチである。504は撮影者により操作可能なレリーズスイッチであり、第1ストロークスイッチSW1と第2ストロークスイッチSW2とを有する。レリーズスイッチ504からの信号は、カメラCPU501に入力される。カメラCPU501は、第1ストロークスイッチSW1からのON信号の入力に応じて、撮影準備状態に入る。撮影準備状態では、測光部505による被写体輝度の測定と、焦点検出部506による焦点検出と、を行わせる。カメラCPU501は、測光結果に基づいて絞りユニット7の絞り値や撮像素子600の露光量(シャッタ秒時)等を演算する。また、焦点検出部506による撮影光学系の焦点状態の検出結果である焦点情報(デフォーカス量およびデフォーカス方向)に基づいて、被写体に対する合焦状態を得るためのフォーカスレンズL5およびフォーカス鏡筒13の駆動量(駆動方向を含む)を決定する。上記駆動量の情報(フォーカスレンズ駆動量情報)は、レンズCPU201に送信される。レンズCPU201は、レンズ鏡筒200の各構成部の動作を制御する。さらに、カメラCPU501は、所定の撮影モードになると、シフトレンズL2およびシフト鏡筒30のシフト駆動、つまりは防振動作の制御を開始する。このとき、レンズCPU201は、レンズ鏡筒200に設けられる像振れ補正装置(光学防振機構)の駆動を制御する制御手段として機能する。
また、第2ストロークスイッチ(SW2)からのON信号が入力されると、カメラCPU501は、レンズCPU201に対して絞り駆動命令を送信し、絞りユニット7を先に演算した絞り値に設定させる。また、カメラCPU501は、露光部507に露光開始命令を送信し、不図示のミラーの退避動作や不図示のシャッタの開放動作を行わせ、撮像素子600を含む撮像部508にて、被写体像の光電変換、すなわち露光動作を行わせる。
撮像部508(撮像素子600)からの撮像信号は、カメラCPU501内の信号処理部にてデジタル変換され、さらに各種補正処理が施されて画像信号として出力される。画像信号(データ)は、画像記録部509において、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記録媒体に記録保存される。
204はMFリングユニット回転検出部であり、MFリングユニット16とその回転検出を行う不図示のセンサとを含む。
205はMZリングユニット回転検出部であり、MZリングユニット14とその回転検出を行う不図示のセンサとを含む。
206はIS駆動部であり、防振動作を行うシフトレンズL2の駆動アクチュエータとその駆動回路とを含む。
209はAF駆動部であり、カメラCPU501から送信されたフォーカスレンズ駆動量情報に応じて不図示のステッピングモータを通じてフォーカスレンズL5およびフォーカス鏡筒13のAF駆動を行う。
208は電磁絞り駆動部であり、カメラCPU501からの絞り駆動命令を受けたレンズCPU201により制御されて、図1に示した絞りユニット7を指定された絞り値に相当する開口状態に動作させる。
211はレンズ鏡筒200に搭載され、プリント基板21に接続された角速度センサである。角速度センサ211は、カメラシステムの角度振れである縦(ピッチ方向)振れと横(ヨー方向)振れのそれぞれの角速度を示す角速度信号をレンズCPU201に出力する。レンズCPU201は、角速度センサ211からのピッチ方向およびヨー方向の角速度信号を電気的又は機械的に積分して、それぞれの方向での変位量であるピッチ方向振れ量及びヨー方向振れ量(これらをまとめて角度振れ量ともいう)を演算する。そしてレンズCPU201は、上述した角度振れ量と平行振れ量の合成変位量に基づいてIS駆動部206を制御してシフトレンズL2をシフト駆動させ、角度振れ補正および平行振れ補正を行う。
この振れ補正は、シフトレンズL2の位置を偏芯駆動して手ぶれ等による画質劣化を防止する、いわゆる光学防振機構により行われる。レンズの偏芯駆動は、ドーナツ形状のコイルに通電された電流と、マグネットの磁力によって発生する力を利用するいわゆるボイスコイルモータというアクチュエータを用いる。このアクチュエータを駆動制御する事によって、シフトレンズL2を光軸と垂直な平面上で所望の位置へ偏芯させることができる。それにより、撮影者の手ぶれによる撮像素子に対する被写体像光線入射角の変化を補正し、像ぶれという画質劣化を抑制することができる。
また、レンズCPU201は、ピント振れ量に基づいてAF駆動部209を制御してフォーカス鏡筒13を光軸方向に駆動させてピント振れ補正も行う。
ここで本実施例のシフトレンズL2における光学防振機構の構成について説明する。
図3は2群鏡筒2、IS駆動部206、絞りユニット7、AFモータ45の分解斜視図である。
IS駆動部206として、シフトレンズL2が固定されたシフト鏡筒30(像振れ補正部材)には、駆動手段であるところのマグネット36と不図示のヨーク(以下、これらを合わせて第1の駆動部材ともいう)が2組固定されている。31はシフト鏡筒30(像振れ補正部材)を支持する固定部材であるところのシフトベースであり、34はシフトベース31とシフト鏡筒30に狭持されたボールである。また、35はシフトベース31に対してシフト鏡筒30を押し付ける光軸方向の力を発生するコイルバネである。シフト鏡筒30はコイルバネ35によってシフトベース31に対して光軸方向に押し付けられ、シフトベース31との間に3個のボール34を狭持しているため、ボール34を転がしながら光軸と垂直な面上で移動できる。一方、シフトベース31には駆動手段であるところのコイル37(以下、第2の駆動部材ともいう)が2個固定されており、コイル37にはシフトベース31に固定されるシフトFPC38を介してレンズCPU201からの信号電流が供給される。本実施例においては、コイル37およびマグネット36と不図示のヨークは前述のように2組あり、また2組の配置関係は光軸を中心として90度位置がずれた配置となっている。それにより、ピッチ方向、ヨー方向の振れに対し、シフト鏡筒30の駆動制御が可能となる。このように、マグネット36と不図示のヨーク(第1の駆動部材)、およびコイル37(第2の駆動部材)は、シフトベース31(固定部材)に対しシフト鏡筒30(像振れ補正部材)を光軸と直交する方向に駆動(偏芯)する駆動手段として機能する。ここで、シフト鏡筒30(像振れ補正部材)、シフトベース31(固定部材)、および、固定部材に対し像振れ補正部材を光軸と直交する方向に駆動する駆動手段により、本発明の像振れ補正装置(光学防振機構)が構成される。
このような部品構成の像振れ補正装置は、シフトベース31が3つのビス41で2群鏡筒2に固定される事で、2群鏡筒2に組み込まれる。その際、シフトFPC38は3つのビス41の内の1つで固定されるFPC固定板金42によってシフトベース31に固定されている。
33は振動吸収部材であるところのゲル状の粘弾性部材である。31aはシフトベース31に設置され、粘弾性部材33を溜めるための収納部であるところの流出防止壁である。32はシフト鏡筒30に設置された突起部である。突起部32は、粘弾性部材33に係合する係合部として機能する。突起部32は、シフトベース31にシフト鏡筒30が組み込まれる事で流出防止壁31aに溜められた粘弾性部材33に挿入され、粘弾性部材33が、シフト鏡筒30の駆動制御におけるダンパーとなる(挿入状態は図1を参照)。このように、粘弾性部材33を収納する流出防止壁31aに突起部32が挿入されることにより、シフト鏡筒30(像振れ補正部材)の振動を吸収(低減)することが可能である。すなわち、粘弾性部材33と流出防止壁31aと突起部32は、像振れ補正部材の振動を吸収(低減)する振動吸収部(振動低減部)として構成される。該振動吸収部は、第1の駆動部材および第2の駆動部材の外側(特に、2つのマグネット36の間の位置やコイル37の空芯部とは異なる位置)に配置される。なお、コイル37の空芯部には、後述するように、シフト鏡筒30(像振れ補正部材)の位置を検出するためのホール素子43が配置される。
39はシフトベースマスクであり、シフトベース31に張り付けられる。40はシフト可動マスクであり、シフト鏡筒30(像振れ補正部材)に張り付けられる。これらのマスクは、1群レンズL1を通してユーザーがFPCや板金などの内部構造を視認できないようにする目隠しであり、ダンパー効果のある粘弾性部材33に光が当たり変質してしまう事を防ぐ役割も果たす。さらには、像振れ補正装置に対して2群レンズL3を挟んで逆側(像面側)には絞りユニット7が配置され、2群鏡筒2に固定されており、またその側面にAFモータ45が固定されている。
図4はIS駆動部206のピッチ方向にシフト鏡筒30(像振れ補正部材)を駆動するアクチュエータ(駆動手段)および絞りユニット7が2群鏡筒2に組み込まれた断面図である。
マグネット36は、シフト鏡筒30に固定された駆動手段の一部であるところのヨーク44との間で発生する磁力による吸着力より所望の位置に固定される。コイル37は、マグネット36から見てヨーク44とは反対側(物体側)で、かつ所定の間隔を持ってシフトベース31に固定される。換言すれば、本実施例の像振れ補正部材を駆動する駆動手段は、撮影光学系の光軸方向において、物体側から像側に向かって、コイル37、マグネット36、ヨーク44の順に並んで配置される。43は中空になっているコイル37内に配置され、磁束の変化を電流へ変換することでシフト鏡筒30(像振れ補正部材)の位置を検出する位置検出手段であるところのホール素子である。コイルに信号電流が通電されると、この電流とマグネットの磁束によってローレンツ力が発生し、シフト鏡筒30の駆動力となる。その際の磁束変化をホール素子43で検出し、レンズCPU201にフィードバックされ、シフト鏡筒30の駆動制御が行われる。ヨーク44は、マグネット36から四方八方へ放射する一定量のS/Nの磁束を整流し、より高密度にコイル37側へ放射するようにする役割を有し、かつ、ヨーク44側、すなわち、絞りユニット7側(像側)への磁束の放射を防止する役割も有する。本実施例においては、撮影光学系の光軸を中心とした回転方向の位相において、マグネット36と、絞りユニット7の駆動源となるアクチュエータであるところの絞りユニットモータ7aがおおよそ同じ位置にある。よって、マグネット36と絞りユニットモータ7aとの間にヨーク44がある事は、互いのマグネットによる磁気干渉を防止もしくは軽減できるアクチュエータ性能へ配慮した配置と言える。このように本実施例では、ヨーク44の一方の側(物体側)にマグネット36が設けられ、ヨーク44の他方の側(像面側)に絞りユニット7を駆動する絞りユニットモータ7aが設けられる。なお、本発明においては、ヨーク44の他方の側に設けられる駆動源は絞りユニットモータ7aに限定されずに、シフト鏡筒30(像振れ補正部材)とは異なる可動部材を駆動するような駆動源であってもよい。
シフト鏡筒30は、前述のような構成により光軸と垂直な面上を駆動する事が出来るが、その駆動範囲は2群鏡筒2によって決められる。30aはシフト鏡筒30に設置されたメカ端部であるところのメカ端であり、2bは2群鏡筒2に設置された光軸を中心とした円形状のストッパであり、これらが突き当たるところまでシフト鏡筒30は駆動できる。このメカ端30a、ストッパ2bの配置の詳細は後述する。
次に図6は像振れ補正装置の粘弾性部材33およびアクチュエータを光軸と垂直な面でカットした断面図である。
シフトレンズL2の周辺はコイル37やホール素子43、粘弾性部材33やその流出防止壁31a、シフト鏡筒30をシフトベース31に付勢するコイルバネ35がそれぞれ2組配置されている。さらには、シフトベース31を、すなわち像振れ補正装置を2群鏡筒2に固定する3つのビス41や、AFモータ45のエンジン部が像振れ補正装置を光軸方向に貫いて配置されている。また、これらのさらに内側には2群鏡筒2に設置された略円形のストッパ2bと、シフト鏡筒30の最大偏芯時に突き当たるメカ端30aが4方に配置され、シフト鏡筒30のピッチ方向、ヨー方向の可動範囲を決める構造がある。
このようにシフトレンズL2の周辺には、様々な構造や部品等が配置され、限られたスペースの有効活用が像振れ補正装置の、ひいては、レンズ鏡筒200およびカメラを含めた小型化のために必要となっている。
そのため、本実施例のシフト鏡筒30には、その形状として略円筒となっている部分(すなわち、図7に示すシフトレンズL2を保持する保持枠から光軸方向像側に延びる延長部30f)に、切り欠き部30dが設置されている。換言すれば、シフト鏡筒30のシフトレンズL2を保持する保持枠は、図7に示すように光軸方向に延びる延長部30fを有し、該延長部の一部を切り欠いた切り欠き部30dを有する。保持枠の延長部30fは、図7に示すように、上述した像振れ補正部材の駆動範囲を規定するためのメカ端30aを有している。本実施例において、切り欠き部30dは、延長部30fのシフトレンズL2を挟んで対向位置となる2か所に設置されている。すなわち、本実施例の切り欠き部30dは、複数の切り欠き部を有し、該複数の切り欠き部は、光軸を挟んで配置されている。そして、シフト鏡筒30(像振れ補正部材)の防振動作時(偏芯時)、粘弾性部材33と流出防止壁31a(振動吸収部)が切り欠き部30dに進入する構成としている。
このように、本実施例では、シフト鏡筒30のシフトレンズL2を保持する保持枠(延長部30f)は、粘弾性部材33と流出防止壁31a(振動吸収部)が進入可能な切り欠き部30dを有している。そのため、シフト鏡筒30(像振れ補正部材)の偏芯時において、粘弾性部材33と流出防止壁31a(振動吸収部)は、切り欠き部30dに進入することで、シフト鏡筒30の保持枠と光軸方向において重なることができる。したがって、像振れ補正装置において、限られたスペースの有効活用ができ、像振れ補正装置の、ひいては、レンズ鏡筒200およびカメラを含めた小型化を達成することができる。
図7を用いてシフト鏡筒30の構成について説明する。図7はシフト鏡筒30のみの斜視図である。
シフト鏡筒30(像振れ補正部材)には、シフト鏡筒30の保持枠の略円筒形状(すなわち、保持枠の延長部30f)の一部を切り欠き、前述の切り欠き部30dが配置されている。ただ、この切り欠き部30dの設置により、鏡筒の強度不足が懸念される。そのため、本実施例では、強度の強い略円筒形状からなる延長部30fを対向する位置で切り欠き、かつ延長部30fの内側には一定の強度・肉厚が必要なメカ端30aを配置している(図6も参照)。また、シフト鏡筒30には、駆動手段の一部(マグネット36,ヨーク44)を保持する保持部材30g(駆動手段保持部材)が設けられる。保持部材30gには、マグネット36やヨーク44、突起部32やボール34が転動する受け面30eが配置される。そして、上記の部材が配置される保持部材30gのフランジ形状部分30gから伸びた形状部分30gが、切り欠き部30dの近傍両側2か所につながっている。すなわち、保持部材30gを保持枠の切り欠き部30dの周りに固定している。このように、保持部材30gによって切り欠き部30dの周りを固定(補強)しているので、切り欠き部30dによる強度劣化を防止している。このような構成により、シフト鏡筒30が防振機構として性能十分な動作ができる強度が確保されている。ここで、保持部材30gのフランジ形状部分30gは、シフトレンズL2と光軸方向において像側に離れた位置に配置され、該フランジ形状部分から光軸方向の物体側に延びる結合部30gによって保持枠の延長部30dと結合している。したがって、フランジ形状部分30gに配置された、マグネット36、ヨーク44、突起部32、受け面30eも、シフトレンズL2と光軸方向において像側に離れた位置に配置される。
次に、図8はシフトレンズL2とシフト鏡筒30と突起部32と流出防止壁31aと粘弾性部材33の位置関係を示した断面図である。上述したように、突起部32は、シフトレンズL2と光軸方向において像側に離れた位置に配置されるため、図8に示すように、流出防止壁31aおよび粘弾性部材33は、光軸方向においてシフトレンズL2と突起部32との間に設けられる。
30bはシフトレンズL2の外径を保持するレンズ外径保持枠である。30cはシフトレンズL2の光軸方向の受けとなるレンズ受け保持枠である。図8(a)のようにシフトレンズL2が防振可動範囲の中心にいる時は、流出防止壁31aとレンズ外径保持枠30bには光軸と垂直な方向でA量のクリアランスが確保されている(所定量だけ離れている)。これは、前述の通りシフトベース31に対し、シフト鏡筒30を像側から組み立てる際、シフトレンズL2およびレンズ外径保持枠30bが流出防止壁31aの横を通過するために必要なクリアランスである。一方、図8(b)のようにシフトレンズL2が防振動作によって例えばメカ端位置まで偏芯すると、流出防止壁31a(および粘弾性部材33)はシフトレンズL2およびレンズ外径保持枠30b、レンズ受け保持枠30cの像側でB量のオーバーラップをする。すなわち、流出防止壁31a(および粘弾性部材33)は、シフト鏡筒30(像振れ補正部材)の偏芯時に、レンズ外径保持枠30b、レンズ受け保持枠30c(ひいては、シフトレンズL2)と光軸方向において重なる。この時、流出防止壁31aは切り欠き部30d内に進入した配置となる事は、図6を用いて説明した前述の通りである。このようにシフトレンズL2と流出防止壁31a(および粘弾性部材33)を光軸方向で位置をずらし、そしてB量のオーバーラップ構造とする事によって、像振れ補正装置(光学防振機構)の小型化を実現している。
ここで、前述のシフト鏡筒30のフランジ形状部分30gに取り付けられた突起部32は、流出防止壁31aの横を通過することなく粘弾性部材33に挿入される。また、そのため、前述のような切り欠き部30dおよび周辺の形状となる。46は粘弾性部材33の物体側への移動を防止する底板で、流出防止壁31aの底(内部)に配置された略透明な円盤形状部材である。底板46も本発明の振動吸収部の一部を構成する。粘弾性部材33は、流出防止壁31aに突起部32側から注入され、略透明の底板46側から所定の波長を持つ光を照射し、所望のダンピング効果を得るゲルとなって流出防止壁31a内に溜める事が出来る。また、図8(b)のように防振動作(偏芯)すると、突起部32は流出防止壁31aにだんだん近づくことになる。当然ながら、突起部32と流出防止壁31aが衝突しないようにシフト鏡筒30を制御するが、互いの距離が近すぎると粘弾性部材33によるダンピング効果を得にくくなる。よって、シフト鏡筒30の可動距離と、所望のダンピング効果を得られる突起部32と流出防止壁31aの間隔によって、粘弾性部材33および流出防止壁31aの大きさが決まる。
また、仮に、組み立てやすさを優先して突起部32はもちろん、マグネット36やヨーク44が配置されたフランジ形状部分30gを粘弾性部材33より物体側に配置する方法もあるが、前述のマグネット36からの磁気漏れが懸念される。よって、マグネット36と絞りユニットモータ7aとの間に磁気遮蔽をおこなうヨーク44が配置され、かつ強度が考慮されたシフト鏡筒30と流出防止壁31aがオーバーラップする構成とする方が好ましい。すなわち、本実施例の配置とする方が、レンズ鏡筒(光学機器)およびカメラ(撮像装置)の小型化に対して好適な配置例であると言える。また、光軸方向において粘弾性部材33を挟んで、突起部32と、レンズ外径保持枠30bおよびレンズ受け保持枠30cを、互いに光軸方向逆側に配置した鏡筒構成も小型化に対して好適な配置例である。
またシフトレンズL2を通過する光路の近傍に切り欠き部30dを設けることで、そこから有害光が進入して撮像素子600まで到達して画質劣化を招くことが考えられる。よってシフト鏡筒30とシフトベース31の物体側の面にシフト可動マスク40とシフトベースマスク39を配置する。それにより、シフト鏡筒30が偏芯動作をしても常にマスクがオーバーラップする構成のため、切り欠き部30dに有害光が進入しづらい構成としている。
以上の構成によって、光学防振機構(像振れ補正装置)のひいてはレンズ鏡筒(光学機器)およびそれを用いたカメラ本体(撮像装置)の小型化に寄与することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。また設計機能を考慮した材質であれば、それを限定するものではない。
例えば、上記実施例では、レンズ鏡筒200に設けられたシフトレンズL2(光学素子)を駆動することで像振れ補正を行ったが、カメラ本体500に設けられた撮像素子600(光学素子)を駆動することで像振れ補正を行うことも可能である。その際、撮像素子600を駆動して像振れ補正を行う場合も、上述した内容の構成を適用することで小型化に有利な像振れ補正装置およびカメラ本体(撮像装置)、ひいてはレンズ鏡筒(光学機器)を提供することができる。
また、上記実施例では、シフト鏡筒30に突起部32を設け、シフトベース31に粘弾性部材33(および流出防止壁31a)を設けたが、本発明はこれに限定されない。粘弾性部材33(および流出防止壁31a)および突起部32のうち一方がシフト鏡筒30に設けられ、他方がシフトベース31に設けられればよい。同様に、上記実施例では、シフト鏡筒30にマグネット36およびヨーク44を設け、シフトベース31にコイル37を設けたが、本発明はこれに限定されない。マグネット36およびヨーク44と、コイル37と、のうち一方がシフト鏡筒30に設けられ、他方がシフトベース31に設けられればよい。
本発明の像振れ補正装置は、コンパクトデジタルカメラ、一眼レフカメラ、ビデオカメラなどに含まれるレンズ装置や撮像装置に好適に利用できる。
L2:シフトレンズ
30:シフト鏡筒
30b:レンズ外径保持枠
30c:レンズ受け保持枠
31:シフトベース
31a:流出防止壁
32:突起部
33:粘弾性部材

Claims (17)

  1. 光学素子を保持する保持枠を有し、光軸と直交する方向に駆動することで像振れ補正を行う像振れ補正部材と、
    前記像振れ補正部材を支持する固定部材と、
    前記像振れ補正部材の振動を吸収する振動吸収部と、を有し、
    前記振動吸収部は、前記像振れ補正部材の偏芯時に前記保持枠と光軸方向において重なることを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 前記振動吸収部は、前記像振れ補正部材の偏芯時に前記光学素子と光軸方向において重なることを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正装置。
  3. 前記保持枠は、前記光軸方向に延びる延長部を有し、
    前記延長部は、前記像振れ補正部材の駆動範囲を規定するためのメカ端を有することを特徴とする請求項1または2に記載の像振れ補正装置。
  4. 前記保持枠は、前記振動吸収部が進入可能な切り欠き部を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  5. 複数の前記切り欠き部を有し、
    前記複数の切り欠き部は、光軸を挟んで配置されることを特徴とする請求項4に記載の像振れ補正装置。
  6. 前記固定部材に対し前記像振れ補正部材を光軸と直交する方向に駆動する駆動手段を有し、
    前記像振れ補正部材は、前記駆動手段の一部を保持する保持部材を有し、
    前記保持部材は、前記保持枠の切り欠き部の周りに固定されることを特徴とする請求項4または5に記載の像振れ補正装置。
  7. 前記振動吸収部は、粘弾性部材と、前記粘弾性部材に係合する係合部と、を有し、
    前記粘弾性部材および前記係合部のうち一方は、前記像振れ補正部材に設けられ、
    前記粘弾性部材および前記係合部のうち他方は、前記固定部材に設けられ、
    前記一方は、前記光学素子と光軸方向に離れた位置に設けられることを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  8. 前記一方は、前記光学素子よりも像側に配置されることを特徴とする請求項7に記載の像振れ補正装置。
  9. 前記他方は、前記光学素子と前記一方の間に設けられることを特徴とする請求項7または8に記載の像振れ補正装置。
  10. 前記固定部材に対し前記像振れ補正部材を光軸と直交する方向に駆動する駆動手段を有し、
    前記駆動手段は、前記像振れ補正部材に設けられる第1の駆動部材と、前記固定部材に設けられる第2の駆動部材と、を有し、
    前記振動吸収部は、前記第1の駆動部材および前記第2の駆動部材の外側に配置されることを特徴とする請求項1ないし9のうちいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  11. 前記第1の駆動部材および前記第2の駆動部材のうち一方がマグネットおよびヨークであり、
    前記第1の駆動部材および前記第2の駆動部材のうち他方がコイルであり、
    前記振動吸収部は、前記コイルの空芯部とは異なる位置に配置されることを特徴とする請求項10に記載の像振れ補正装置。
  12. 前記像振れ補正部材の位置を検出する位置検出手段を有し、
    前記位置検出手段は、前記コイルの空芯部に配置されることを特徴とする請求項11に記載の像振れ補正装置。
  13. 前記ヨークの一方の側に、前記マグネットが設けられ、前記ヨークの他方の側に、前記像振れ補正部材とは異なる可動部材を駆動する駆動源が設けられることを特徴とする請求項11に記載の像振れ補正装置。
  14. 請求項1ないし13のうちいずれか1項に記載の像振れ補正装置と、
    前記像振れ補正装置の駆動を制御する制御手段と、を有することを特徴とする光学機器。
  15. 前記光学素子は、レンズであることを特徴とする請求項14に記載の光学機器。
  16. 請求項1ないし13のうちいずれか1項に記載の像振れ補正装置と、
    前記像振れ補正装置の駆動を制御する制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  17. 前記光学素子は、撮像素子であることを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
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