JP2016109331A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入浴者が浴槽水を目視することで浴槽への出湯中であることを認識できる給湯装置を提供する。【解決手段】給湯装置は、浴槽に湯を加えるたし湯運転、浴槽に水を加えるさし水運転、浴槽の湯を加熱し直す追焚き運転、浴槽の湯を自動で設定温度に保温する自動保温運転を実施可能な装置である。給湯装置は、浴槽に通じる通路を流れる湯水に対して微小泡を含ませる微小泡発生装置と、微小泡発生装置の作動を制御可能であり、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転を実施可能とする制御装置と、を備える。制御装置は、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかを実施する間、微小泡発生装置によって発生させた微小泡を浴槽へ供給し続ける。【選択図】図4

Description

本発明は、浴槽に対して出湯する給湯装置に関する。
特許文献1に記載の装置は、浴槽への湯張り時や自動保温運転時に、微小泡発生装置で発生させた微小泡を含む湯を追焚き用循環管路の浴槽戻り配管と浴槽往き配管の両方の経路を経由して浴槽へ出湯する。この給湯装置は、微小泡を含む湯を、一定流量例えば12Lもしくは一定時間例えば60秒供給後、供給停止することによって、その後の湯張り時間や自動保温時間の短縮化を図っている。また、特許文献1には、微小泡の供給は、30秒程度実施すれば配管の汚染度を低減可能であるが、3分程度流すことによってさらに汚染度の低減が図れることも開示されている。
特許第5141426号公報
特許文献1の装置では、配管の洗浄を目的として、微小泡を発生させた湯を浴槽へ供給するため、微小泡供給のタイミングは、湯張りまたは自動保温運転の初期の一定時間のみである。例えば、この自動保温運転時に入浴者がいる場合には、微小泡の供給停止後には入浴者はリモコンのモニタ等を確認しなければ、浴槽に出湯されていることがわからないという問題がある。
そして、入浴者は、浴槽に湯や水が供給されている場合に出湯状態であることを認識していないと、浴槽に流入してきた湯等に触れることで驚いたり、不快に感じたりすることがある。このことは、例えば、現在の浴水温度との温度差が大きい湯や水が流入してきた場合に顕著である。
本発明は、前述の問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、入浴者が浴槽水を目視することで浴槽への出湯中であることを認識できる給湯装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、浴槽(91)に湯を加えるたし湯運転、浴槽に水を加えるさし水運転、浴槽の湯を加熱し直す追焚き運転、浴槽の湯を自動で設定温度に保温する自動保温運転を実施可能な給湯装置(100;200)に係る発明であって、
浴槽に通じる通路を流れる湯水に対して微小泡を含ませる微小泡発生装置(3;103)と、微小泡発生装置の作動を制御可能であり、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転を実施可能とする制御装置(40)と、を備え、
制御装置は、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかを実施する間、微小泡発生装置によって発生させた微小泡を浴槽へ供給し続けることを特徴とする。
この発明によれば、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかを実施する間は、微小泡を含む湯水を浴槽に流入させることができる。このため、入浴者は、これらの運転中には、短期的ではなく継続的に、浴槽内に泡が流入してくる状況を確認することができる。このように、この発明は、入浴者が浴槽水を目視することで浴槽への出湯中であることを認識できる給湯装置を提供できる。
また、開示された発明のひとつは、浴槽(91)に対して湯水を出湯する給湯装置(100;200)に係る発明であって、
浴槽に通じる通路を流れる湯水に対して微小泡を含ませる微小泡発生装置(3;103)と、浴槽に入浴者が存在することを検出する入浴者検出手段(66)と、入浴者検出手段による検出結果を取得可能であり、微小泡発生装置の作動を制御する制御装置(40)と、を備え、
制御装置は、浴槽に対して出湯する場合に、入浴者検出手段によって入浴者の存在を検出している間は、微小泡発生装置によって発生させた微小泡を含んだ湯水を浴槽へ供給し続けることを特徴とする。
この発明によれば、浴槽に対して湯や水が供給される場合で、かつ入浴者がいる間は、継続して、微小泡を含む湯水を浴槽に流入させることができる。したがって、この発明においても、入浴者が浴槽水を目視することで浴槽への出湯中であることを認識できる給湯装置を提供できる。また、このように、人が入浴していないとき、すなわち、浴槽内に流入する湯水に触れることがないときにまで、微小泡発生装置を運転することを防止できるため、無駄な微小泡発生装置の運転を抑制できる。
本発明を適用する各実施形態に係る給湯装置の構成図である。 給湯装置が有する微小泡発生装置の構成を示した断面図である。 給湯装置における制御に係る構成図である。 第1実施形態に係る給湯装置の出湯制御を示すフローチャートである。 出湯温度と浴槽水温度との温度差と、泡の量またはサイズとの関係を示したマップである。 出湯温度と浴槽水温度との温度差と、泡の量またはサイズとの関係を示したマップである。 第2実施形態に係る給湯装置の出湯制御を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る給湯装置の出湯制御を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る給湯装置の出湯制御を示すフローチャートである。 第5実施形態の給湯装置の構成図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。
(第1実施形態)
本発明を適用する一実施形態である第1実施形態について図1〜図6を参照して説明する。給湯装置100の構成について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、給湯装置100は、高温水を沸かす一例としてのヒートポンプ式加熱装置としてのヒートポンプユニット20と、タンクユニット90と、給湯装置100の作動を制御する制御装置40と、を備えている。タンクユニット90は、導入管11によってその最下部に水が供給されるタンク10、各種配管、各種弁等を含む。タンクユニット90とヒートポンプユニット20は、設置現場において一体化または離間して設置可能なように構成されている。また、給湯装置100は、浴槽91内の浴槽水とタンク10内の湯との間で熱交換するように構成されて追焚き運転を行う追焚き装置70を有する。
タンク10は、給湯に用いる給湯用水を貯える容器であって、耐食性に優れた金属製、例えばステンレス製の容器であり、外周部には断熱材が配置されており、給湯用の湯を長時間に渡って保温することができる。
タンク10は略円筒形形状であり、その底面に導入口10aが設けられている。導入口10aにはタンク10内に水道水を供給する導入用流路としての導入管11が接続されている。導入管11には給水サーミスタ51及び減圧弁76が設けられている。給水サーミスタ51は、導入管11を流れる水の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。減圧弁76は、導入管11を流れてくる水道水の水圧を所定圧に減圧したり、断水等における湯の逆流を防止したりすることができる。
導入管11には、導入口10aの上流側の部位から分岐する給水管11Aが設けられている。給水管11Aの下流端は、給湯用混合弁15及び風呂用混合弁16に接続されている。
タンク10の最上部には高温導出口10bが設けられている。高温導出口10bにはタンク10内に貯えられた給湯用の湯のうち、高温の湯を流出させるための高温取出管12が接続されている。また、高温取出管12の経路途中には、逃がし弁77が配設された排出配管が接続されており、タンク10内の圧力が所定圧以上に上昇した場合には、タンク10内の湯を外部に排出して、タンク10等にダメージを与えないようになっている。
タンクの中間部10cには、中間部配管10c1の一端が接続されている。中間部配管10c1の他端は、中温用混合弁14によって高温取出管12に接続されている。中間部10cは、例えば、タンク10の高さ寸法を三等分し、上から順番に、上部(高温湯領域ともいう)、中間部(中温湯領域ともいう)、下部(低温湯領域ともいう)と区画した場合、中間部に含まれる部位に設けられる。
タンク10の外壁面には、給湯用水の貯湯量及び貯湯温度を検出するための貯湯温度検出手段としての複数のタンク水温サーミスタが縦方向(タンク10の高さ方向)にほぼ等間隔に配置されている。タンク水温サーミスタはタンク10内に満たされた給湯用水の各水位レベルでの温度信号を制御装置40に出力する。
制御装置40は、タンク水温サーミスタから送信される温度情報に基づいて、タンク10内の上方の沸き上げられた温水とタンク内の下方の沸き上げられる前の水との温度境界位置を検出することができ、これにより貯湯量が検出できる。例えば、あるタンク水温サーミスタの検出温度が貯湯熱量として使用できる所定温度を超えていた場合は、タンク10内の最上部からそのタンク水温サーミスタの位置までは給湯に使用できる湯が貯まっていることになる。また、これらのタンク水温サーミスタのうち、タンクの高さの中ほどに位置する水温サーミスタは、中間部10c、タンク流入部74cを流通する湯水の温度を検出する機能を有する。
タンク10の下部には、ヒートポンプ側回路21を形成する配管が接続される吸入口10dが設けられている。タンク10の上部には、ヒートポンプ側回路21を形成する配管が接続される吐出口10eが設けられている。ヒートポンプユニット20側から吐出された湯は、吐出口10eを通じて上部からタンク10の内部へ流入する。
ヒートポンプ側回路21の一部は、ヒートポンプユニット20が有する水冷媒熱交換器の水側通路となっている。ヒートポンプ側回路21における、当該水側通路と吐出口10eとの間には、切替弁22が設けられている。
ヒートポンプ側回路21のうち、ヒートポンプユニット20の出口側から切替弁22までの部位には、給湯出口配管が接続されており、切替弁22から吐出口10eまでの部位には上部配管が接続されている。上部配管は、ヒートポンプユニット20で加熱された高温の湯をタンク10内に流入させる上部流入管としても機能する。
切替弁22は、ヒートポンプユニット20の出口通路を、タンク10の吐出口10e側に連通させるか、バイパス配管23を介して導入管11に連通させるかを切り替えることができる切替手段として機能する。切替弁22は、制御装置40に電気的に接続されており、制御装置40によって制御される。
ヒートポンプユニット20は、冷媒として臨界温度の低い二酸化炭素を使用するヒートポンプサイクルと、ヒートポンプ側回路21中に設置された給水ポンプとから構成されている。超臨界のヒートポンプサイクルによれば、一般的なヒートポンプサイクルよりも高温、例えば、85℃〜90℃程度の湯をタンク10内に貯えることができる。
ヒートポンプサイクルは、少なくとも電動式の圧縮機、水冷媒熱交換器、電気式の膨張弁、空気熱交換器、及びアキュムレータの冷凍サイクル機能部品が配管で環状に接続されることにより形成されている。さらに、空気熱交換器の近傍には、空気熱交換器に対して強制風を提供する送風機が設けられている。
ヒートポンプユニット20は、制御装置40からの制御信号により作動するとともに、その作動状態を浴室内コントローラ41、浴室外コントローラ42に表示するように構成されている。ヒートポンプユニット20は、主に料金設定の安価な深夜時間帯の深夜電力を利用し、圧縮機の回転数制御により、タンク10内の給湯用水を加熱する沸き上げ運転を行う。また、ヒートポンプユニット20は、深夜時間帯以外の時間帯においても、タンク10内の貯湯熱量が不足してくると沸き上げ運転を行う。また、圧縮機の回転数は、種々の運転条件下において規定の能力が出るように制御装置40により制御される。
膨張弁は、水冷媒熱交換器から流出する高圧の冷媒を減圧する減圧手段であり、制御装置40によって弁開度が電気的に制御される。空気熱交換器は、膨張弁で減圧された冷媒を送風機によって送風される室外空気との熱交換によって蒸発気化させ、圧縮機にガス冷媒を供給する。その送風機は、空気熱交換器の熱交換性能を確保するように制御装置40によって回転数が制御される。アキュムレータは、空気熱交換器から流出する冷媒を気液分離して、気相冷媒のみ圧縮機に吸引させるとともに、サイクル中の余剰冷媒を貯える。
水冷媒熱交換器は、圧縮機の吐出口より吐出された高温、高圧の冷媒によって水を加熱して湯とする加熱用熱交換器である。水冷媒熱交換器の冷媒側通路は、圧縮機の吐出口より吐出された高圧のガス冷媒と水側通路を流れる給湯用水とを熱交換する冷媒流路管により構成されている。水冷媒熱交換器は、例えば、冷媒側通路と水側通路の対向する面とが熱交換可能に密着するように配置された二層構造となっている。水側通路は、冷媒側通路の冷媒入口部から冷媒出口部に至る冷媒流路の全長で冷媒とヒートポンプ側回路を流通する水との熱交換が行われるように構成されている。水側通路の出口部から所定の沸き上げ温度(65℃〜90℃程度)相当の温水を取り出した場合に、規定の熱交換性能を出せるように構成されている。
ヒートポンプ側回路21において、吸入口10dと水側通路との間には、給水ポンプが配設されている。給水ポンプは、内蔵される電動モータによって回転駆動されて、沸き上げ運転時に、タンク10内の給湯用水を吸入口10dから吸入し、水側通路内で加熱した後、タンク10の吐出口10eあるいはタンク流入部74cに還流させるように作動する。給水ポンプは、沸き上げ温度サーミスタによって検出される水側通路の出口側水温が、種々の運転条件下において決定される所定の目標沸き上げ温度となるように制御装置40によって回転数が制御される。
入水温度サーミスタは、水冷媒熱交換器に供給される給湯用水の温度を検出するための電気信号を出力する。沸き上げ温度サーミスタは水冷媒熱交換器の出口での沸き上げ温度を検出するための電気信号を出力する。吐出冷媒温度サーミスタは圧縮機から吐出される冷媒の温度を検出するための電気信号を出力する。出口冷媒温度サーミスタは水冷媒熱交換器の出口での冷媒温度を検出するための電気信号を出力する。いずれのサーミスタも電気信号を制御装置40に出力する。また、圧力センサは冷媒側通路の出口での冷媒圧力を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。
中温用混合弁14は、高温取出管12と中間部配管10c1との合流部位に設けられている。中温用混合弁14は、高温側の高温取出管12と、中温側の中間部配管10c1とのそれぞれの開口面積比を調節して、高温取出管12から取り出した高温の湯と中間部配管10c1から取り出した中温の湯との混合比を調節する。中温用混合弁14は、当該混合比を調節することにより、給湯用配管17、給湯用混合弁15、風呂用混合弁16、風呂用配管18等に流通させる湯の温度を調節する温度調節弁である。
中温用混合弁14は、タンク水温サーミスタ、湯温サーミスタ52により検出される温度信号に基づいて制御装置40によって制御される。湯温サーミスタ52は、中温用混合弁14の出口側に設けられて、中温用混合弁14によって混合された湯の温度を検出する。ここでは、湯温サーミスタ52で検出された温度が所定温度(例えば、使用者が設定する設定温度+2〜5℃程度)となるように、中間部配管10c1から取り出した中温の湯をタンク10内の高温湯に混合させて当該所定温度に温度調節している。中温用混合弁14の出口側には、給湯用流路としての給湯用配管17と、給湯用配管17から分岐する湯張り配管としての風呂用配管18とが接続されている。
給湯用配管17は、その下流端の端末としての給湯端末(カラン、シャワー等)へ設定温度に温度調節された湯を導く配管である。給湯用配管17の流路の中途には、温度調節手段としての給湯用混合弁15、給湯サーミスタ53、流量カウンタ58、逆止弁60が設けられている。給湯サーミスタ53は給湯用混合弁15によって混合された湯水の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。流量カウンタ58は、給湯用混合弁15からの湯の流れを検出し検出信号を制御装置40に出力する。
風呂用配管18は、その下流端が浴槽水回路71の一部に接続されて、浴槽水回路71における浴槽戻り管71aを介して浴槽91のアダプタ92に通じる。風呂用配管18は、浴槽91内に湯張り、さし水、たし湯等を行うときに、設定温度に温度調節された湯を浴槽91内に導く配管である。風呂用配管18の流路の中途には、下流に向けて順に、風呂用混合弁16、微小泡発生装置3の絞り部32、湯張り用流量カウンタ63、湯張り用切替弁61が設けられている。
微小泡発生装置3は、図2に図示するように、空気供給用の流量調整弁30と、逆止弁31と、風呂用配管18の一部である絞り部32と、絞り部32で流入した空気と湯とが混合した旋回流を発達させる混合流排出管部33と、を備えて構成される。流量調整弁30は、微小泡を発生させるときに制御装置40によって開度が制御されて、絞り部32に供給する空気量を調節する。流量調整弁30の開度を大きく制御すれば、出湯に対する空気の流入量が多くなり、浴槽91に供給される湯水に含まれる泡の量が多くなったり、泡のサイズを大きくしたりすることができる。逆に、流量調整弁30の開度を小さく制御すれば、出湯に対する空気の流入量が少なくなり、浴槽91に供給される湯水に含まれる泡の量が少なくなったり、泡のサイズを小さくしたりすることができる。逆止弁31は、絞り部32に供給された空気が流量調整弁30側に逆流することを防止する。
絞り部32は、湯が流通する通路の一部をなし、その通路断面積が上流側の通路及び下流側の通路に対して小さく形成されている。絞り部32は、混合流排出管部33と一体に構成されて、混合流排出管部33向かって通路断面積が徐々に大きくなるように形成されている。絞り部32には、その側壁を通路軸心に向かって貫通する複数の小孔部が設けられている。複数の小孔部は、絞り部32の側壁において、周方向または通路軸心方向に所定の間隔をあけて設けられている。混合流排出管部33の内周面には、旋回流を促進するために、通路軸を中心として螺旋状に延びる溝部または凸壁部が設けられている。
制御装置40によって開状態に制御された流量調整弁30を通じて導入された空気は、絞り部32の複数の小孔部を通して、絞り部32の内周面に沿う向きに流入する。この空気と風呂用配管18を流下してきた湯とが絞り部32で混合する。空気は細かい気泡として湯に混合し、混合流体は旋回流を形成しながら絞り部32及び混合流排出管部33を進行する中で、さらに微小の気泡を含んだ混合流体に発達する。混合流体は、混合流排出管部33から流出して微小泡を含む湯として、浴槽91に向けて浴槽戻り管71aを流れる。
給湯用混合弁15、風呂用混合弁16は、それぞれ給湯用配管17、風呂用配管18で出湯される湯の温度を調節する温度調節弁である。給湯用混合弁15、風呂用混合弁16は、それぞれの開口面積比(中温用混合弁14で温度調節された給湯用水側の開度と給水管11Aから供給される給湯水側の開度の比率)を調節することで出湯される湯温を設定温度に調節する。給湯用混合弁15、風呂用混合弁16の作動は、給水サーミスタ51、湯温サーミスタ52、給湯サーミスタ53、風呂用サーミスタ54が検出する温度に係る電気信号に基づいて、制御装置40で制御される。
風呂用サーミスタ54は、風呂用混合弁16よりも下流側で浴槽91に供給する湯水の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。湯張り用切替弁61は、浴槽91内への湯張り、さし水湯、たし湯等を行うときに、風呂用配管18と浴槽水回路71における浴槽戻り管71aとを接続する通路を形成するように、制御装置40により制御される。湯張り用流量カウンタ63は、湯張り、さし水湯、たし湯等を行うときに、湯の流れを検出する検出信号を制御装置40に出力する。湯張り用流量カウンタ63が風呂用混合弁16出口の湯の流れを検出したときは、湯張り用切替弁61が風呂用配管18と浴槽戻り管71aとを連通させていることを示す。
給湯装置100は、タンク10の外部に配置された追焚き用熱交換器73と、追焚き用熱交換器73とタンク10の内部とを連絡する1次側回路74とを備える。追焚き用熱交換器73における給湯用水側通路73bの入口部は、水冷媒熱交換器の水側通路の出口部と連通する。給湯用水側通路73bの流入部は、ヒートポンプ側回路21における、水側通路の流出部と切替弁22とを接続する通路に接続されている。また、水冷媒熱交換器の水側通路の出口部は、切替弁22を経由してタンク10の吐出口10eに連通している。
給湯用水側通路73bの出口部は、タンク10におけるタンク流入部74cに配管によって接続されている。タンク流入部74cは、中間部10cと同様に、中間部に含まれる部位に設けられる。給湯用水側通路73bの出口部とタンク流入部74cを接続する配管には、給湯用水側通路73bの出口部側から順番に、1次側サーミスタ57、1次側循環ポンプ75が設けられている。
1次側循環ポンプ75は、制御装置40によって制御されて、タンク10内の給湯用水やヒートポンプユニット20で沸き上げた高温水を1次側回路74に循環させることができる。1次側サーミスタ57は、給湯用水側通路73bの出口部から流出した水の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。
1次側回路74は、一つには、タンク流入部74cから吐出口10eに至るタンク10の内部と、タンク10の吸入口10dから、水冷媒熱交換器の水側通路を経由してタンク流入部74cに至る配管経路と、を含む経路を構成する回路でもある。また、1次側回路74は、タンク流入部74cから吐出口10eに至るタンク10の内部と、吐出口10eからヒートポンプ側回路21を介してタンク流入部74cに至る配管経路と、を含む経路を構成する回路でもある。
追焚き装置70は、浴槽水回路71と、追焚き用熱交換器73と、を含んで構成されている。浴槽水回路71は、浴槽91と追焚き用熱交換器73の浴槽水側通路73aとを環状に接続する回路である。追焚き用熱交換器73は、浴槽水回路71を循環する浴槽水と、タンク10内に貯えた湯やヒートポンプユニット20で沸き上げた湯とを熱交換することにより、浴槽水を加熱するタンク外熱交換器である。
浴槽水側通路73aの出口は、風呂用混合弁16と湯張り用切替弁61との間で風呂用配管18に配管を介して接続されている。この配管の途中には、追焚き用切替弁62が設けられている。追焚き用切替弁62は、浴槽水側通路73aの出口と風呂用配管18とを連絡する配管と浴槽戻り管71aとの合流部に設けられる。
追焚き用切替弁62は、浴槽水側通路73aの出口と風呂用配管18とを連通させる通路と、浴槽水側通路73aの出口と浴槽戻り管71aとを連通させる通路とに切替可能である。追焚き用切替弁62は、浴槽91の浴槽水を追焚きするときに、これらの通路のいずれかを形成するように切り替える。追焚き用切替弁62は、微小泡を発生させない場合の追焚き運転を行うときには、浴槽水側通路73aの出口と浴槽戻り管71aとを連通させる通路を形成するように、制御装置40により制御される。また、追焚き用切替弁62は、微小泡を含む湯を浴槽91に出湯する場合の追焚き運転を行うときには、浴槽水側通路73aの出口と風呂用配管18とを連通させる通路を形成するように、制御装置40により制御される。
循環温サーミスタ56は、浴槽水回路71を循環する浴槽水の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。風呂循環センサ65は、浴槽水回路71を浴槽水が循環しているか否かを検出可能な流水センサである。追焚きサーミスタ55は、追焚き用熱交換器73で加熱された後の浴槽水の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。
水位センサ66は、浴槽91内に湯張りされた浴槽水の湯量、言い換えれば浴槽91内の水位レベルを求めるための水圧を検出する水位検出手段であり、水圧信号を制御装置40に出力する。つまり、制御装置40は、当該水圧信号に基づいて浴槽91内の水位、水量を求める。風呂循環ポンプ64は、浴槽91内の浴槽水を追焚き用熱交換器73に圧送する電動ポンプであり、制御装置40によってその作動が制御される。
追焚き運転を行うときは、風呂循環ポンプ64を駆動させることにより、浴槽91内の浴槽水が浴槽水回路71を循環して追焚き用熱交換器73で加熱される。追焚き運転では、循環温サーミスタ56により検出される浴槽水温度が設定温度になるまで制御が継続される。
タンク10内に貯えた湯を追焚きの熱源にするためには、以下のように各部を制御する。制御装置40は、タンク10の吐出口10eと追焚き用熱交換器73の給湯用水側通路73bとが連絡するように切替弁22を切り替え、1次側循環ポンプ75を駆動する。タンク10内の湯は、1次側循環ポンプ75の駆動力により、吐出口10eから流れ出て切替弁22を経由して給湯用水側通路73bに至る。タンク10内の湯は、給湯用水側通路73bを通過するときに浴槽水側通路73aを流れる浴槽水と熱交換して浴槽水を加熱した後、タンク流入部74cからタンク10内の中間部に戻るようになる。
(HP沸き上げ運転と追焚き運転を同時実施する場合)
ヒートポンプユニット20で沸き上げた湯を追焚きの熱源にするためには、以下のように各部を制御する。制御装置40は、タンク10の吐出口10eとバイパス配管23とが連通するように切替弁22を切り替え、1次側循環ポンプ75、給水ポンプ24及び風呂循環ポンプ64を駆動する。タンク10内の湯は、タンク下部の吸入口10dから取り出され水冷媒熱交換器の水側通路を通過するときに冷媒と熱交換して加熱された後、1次側回路74を流れて追焚き用熱交換器73に至る。ヒートポンプユニット20で沸き上げた湯は、追焚き用熱交換器73において給湯用水側通路73bを通過するときに浴槽水側通路73aを流れる浴槽水と熱交換して浴槽水を加熱した後、タンク流入部74cからタンク10内の中間部に戻るようになる。
さらに、給湯装置100が実施する運転モードを説明する。給湯装置100は、微小泡が出湯される追焚き運転、微小泡が出湯されない追焚き運転、たし湯運転、さし水運転、自動保温運転、ヒートポンプユニット20の沸き上げ運転(以下、HP沸き上げ運転ともいう)の各運転モードを実施できる。追焚き転においては、例えば所定の条件が成立するときに微小泡を含む湯を浴槽91に出湯する場合と、常に、微小泡を含む湯を浴槽91に出湯する場合とがある。
(追焚き運転において微小泡を含む湯を浴槽91に出湯する場合)
この場合には、制御装置40は、浴槽水側通路73aと風呂用配管18とを連通させる通路を形成するように追焚き用切替弁62を制御する。さらに、制御装置40は、浴槽戻り管71aと風呂用配管18とを連通させる通路を形成するように湯張り用切替弁61を制御し、流量調整弁30の開度を制御して出湯に含ませる泡の量やサイズを制御する。この制御により、浴槽水は、浴槽91から、浴槽水側通路73a、追焚き用切替弁62、絞り部32、混合流排出管部33、湯張り用切替弁61、浴槽戻り管71aと順に流れ、浴槽91に戻ってくる回路を循環する。このように追焚きされて循環する間に、絞り部32及び混合流排出管部33を通過する際に微小泡が供給された湯水が、浴槽91に戻ってきて出湯される。
(追焚き運転において微小泡を含まない湯を浴槽91に出湯する場合)
この場合には、制御装置40は、浴槽水側通路73aと浴槽戻り管71aとを連通させる通路を形成するように追焚き用切替弁62を制御する。この制御により、浴槽水は、浴槽91から、浴槽水側通路73a、追焚き用切替弁62、浴槽戻り管71aと順に流れ、浴槽91に戻ってくる回路を循環して追焚きされる。
(たし湯運転)
たし湯運転は、例えば、浴室内コントローラ41や浴室外コントローラ42における、たし湯スイッチや風呂自動スイッチ等が操作されることにより実施され、湯を加えて浴槽水を増やす運転である。また、たし湯運転は、設定温度よりも高温の湯を加えて浴槽91の湯温を上げる運転としてもよい。たし湯運転においては、例えば所定の条件が成立するときに微小泡を含む湯を浴槽91に供給する場合と、出湯の際には必ず、微小泡を含む湯を浴槽91に供給する場合とがある。
微小泡を含む湯を供給する場合には、制御装置40は、風呂用混合弁16を制御して湯温を調節する。さらに制御装置40は、風呂用混合弁16と風呂循環ポンプ64とを連通させる通路を形成するように湯張り用切替弁61を制御し、流量調整弁30の開度を制御して出湯に含ませる泡の量やサイズを制御する。この制御により、風呂用混合弁16によって温度調節された湯は、絞り部32及び混合流排出管部33を通過する際に微小泡が供給された後、湯張り用切替弁61、風呂循環ポンプ64を順に通過して浴槽91に出湯される。
(さし水運転)
さし水運転は、例えば、浴室内コントローラ41や浴室外コントローラ42における、風呂ぬるめスイッチ等が操作されることにより実施され、水を加えて浴槽91の湯温を下げる運転である。また、さし水運転においては、例えば所定の条件が成立するときに微小泡を含む水を浴槽91に供給する場合と、さし水運転時には必ず、微小泡を含む水を浴槽91に供給する場合とがある。
微小泡を含む水を供給する場合には、制御装置40は、給水管11Aと風呂用配管18とを連通させる通路を形成するように風呂用混合弁16を制御して、給水管11Aから水を風呂用配管18に導入する。さらに制御装置40は、風呂用混合弁16と風呂循環ポンプ64とを連通させる通路を形成するように湯張り用切替弁61を制御するとともに、流量調整弁30の開度を制御して出湯に含ませる泡の量やサイズを制御する。この制御により、風呂用配管18に導入された水は、絞り部32及び混合流排出管部33を通過する際に微小泡が供給された後、湯張り用切替弁61、風呂循環ポンプ64を順に通過して浴槽91に供給される。
(自動保温運転)
自動保温運転は、例えば、浴室内コントローラ41や浴室外コントローラ42における、風呂自動スイッチ等が操作されることにより実施され、設定温度を維持するように自動で保温する運転である。自動保温運転は、一旦設定すると自動保温運転が解除されない限り、浴槽水温度を設定温度に維持する制御を行う自動運転の一種である。したがって、自動保温運転では、例えば前述の追焚き運転、たし湯運転が行われる。
(ヒートポンプユニット20の沸き上げ運転)
制御装置40は、ヒートポンプユニット20に対して作動指示をし、タンク10内の下部側の貯湯水をヒートポンプ側回路21に循環させてヒートポンプユニット20で加熱し、沸き上げられた高温の湯をタンク10に貯めるHP沸き上げ運転を実施する。HP沸き上げ運転では、制御装置40は、ヒートポンプユニット20の出口通路と吐出口10eとを連通させる通路を形成するように切替弁22を制御する。これにより、タンク10の下部の水は、ヒートポンプユニット20で沸き上げられて後、タンク10の上部に取り込まれる。
制御装置40は、マイクロコンピュータを主体として構成される。制御装置40は、各種のセンサ、サーミスタ、流量カウンタ等によって検出された信号等が入力される入力部を備える。制御装置40は、入力部に入力された信号に基づく各種情報と内蔵する演算プロプラム等を用いた所定の演算や判定を実行する演算部401を備える。制御装置40は、予め制御プログラムを記憶する記憶部402を備える。記憶部402は、例えば、フラッシュメモリやRAMで構成され、記憶されているデータの読み出しや書き込み、データの更新、学習を行う。
制御装置40には、各サーミスタ51〜57からの温度信号、流量カウンタ58及び湯張り用流量カウンタ63からの流量信号、風呂循環センサ65からの浴槽水流通信号、水位センサ66からの水位信号、各コントローラからの入力信号等が入力される。制御装置40は、これらの信号に基づいて、各種の混合弁14〜16、ヒートポンプユニット20、切替弁22、湯張り用切替弁61、追焚き用切替弁62、風呂循環ポンプ64等を制御する作動制御部400を備える。例えば、制御装置40は、貯湯ECU、ヒートポンプユニット20を制御するヒートポンプECU、またはこれらのECUを統合するシステムECUから構成することができる。作動制御部400は、各コントローラからの入力信号、各サーミスタからの水位信号等を取得した演算部401での演算結果等に基づいて、微小泡発生装置3、各種ポンプ、各種混合弁、各種切替弁等を制御する。
また、制御装置40は、温水として使用された使用熱量の実績(例えば、ヒートポンプユニット20の運転実績、給湯や湯張りに相当する給湯実績等)を、毎日継続して記憶部402に記憶する。記憶部402は、例えば、ヒートポンプユニット20の運転実績を含む過去の使用熱量の実績を所定期間分記憶しておくことができ、当該所定期間からはみ出た古い実績は新しい実績に随時書き換えられる。記憶部402は、所定期間の一例として過去1週間分の使用熱量の実績を記憶するようにしている。そして、1週間分の使用熱量の実績は、直近の1日の実績が記憶されるタイミングになると、最も古い1日の実績が記憶部402から消去され、直近の1日の実績が書き込まれることになる。
浴室内コントローラ41は、浴室の壁に設けられ、入浴者による運転操作が可能なスイッチ部と、運転状態が表示される表示部とを備えるリモコンである。浴室外コントローラ42は、浴室内コントローラ41と同様の構成を有し、浴室以外の部屋の壁、例えば、キッチンやリビングの壁に設けられるリモコンである。各コントローラには、操作スイッチとして、設定温度スイッチ(設定温度手段)、風呂自動スイッチ、たし湯スイッチ、風呂ぬるめスイッチ、給湯温度設定スイッチ、追焚きスイッチ等が設けられている。コントローラ、浴槽91、シャワー以外の給湯装置の各部は、屋外等の適所に設置されている。
次に、給湯装置100において浴槽91へ出湯を行う際の制御について図4のフローチャートを参照して説明する。図4のフローチャートの各処理は、制御装置40によって実行される。制御装置40は、電源が投入された状態でフローチャートに係る制御を開始する。ステップ1では、演算部401は、各コントローラや各種サーミスタからの入力信号に基づいて各種の出湯指令を取得したか否かを判定する。このステップ1は、出湯指令を取得したと判定するまで繰り返される。
ステップ1で出湯指令を取得したと判定すると、次にステップ2で演算部401は、出湯指令が、たし湯運転、さし湯運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかであるか否かを判定する。ステップ2で出湯指令がどの運転にも該当しないと判定すると、作動制御部400は、ステップ6で、微小泡発生装置3を運転することなく、該当する運転のために必要な各種弁、各種ポンプ等を駆動して、出湯指令のあった運転を実施する。したがって、この場合の出湯は、微小泡発生装置3を運転していない状態であるため、微小泡を含む湯水ではない。
そして、ステップ7で、演算部401は、各コントローラや各種サーミスタからの入力信号に基づいて、実施中の運転を停止する指令を取得したか否かを判定する。実施中の運転は、運転停止指令を取得するまで継続される。ステップ7で停止指令を取得したと判定すると、作動制御部400は、ステップ8において、該当する運転のために必要な各種弁、各種ポンプ等を停止して出湯を停止し、本フローチャートを終了する。
ステップ2で出湯指令がたし湯運転、さし湯運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかであると判定すると、微小泡を含む湯水を浴槽91に供給するために、以降のステップ3、4A、4B、5、6の各処理を実行する。
ステップ3では、風呂用サーミスタ54(出湯温度検出手段)で検出された出湯温度と循環温サーミスタ56(浴槽水温度検出手段)で検出された浴槽水温度との温度差を検出し、演算部401は、この温度差が所定の閾値以上であるか否かを判定する。ステップ3で当該温度差が所定の閾値以上であると判定すると、作動制御部400は、ステップ4Aで所定の大きな開度に設定するように微小泡発生装置3の流量調整弁30を制御する。そしてステップ5では、空気が大きめの開度に設定された流量調整弁30を通じて絞り部32に供給可能な状態になる。
作動制御部400は、次にステップ6で、微小泡発生装置3を運転した状態で、たし湯運転、さし湯運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかの該当する運転のために必要な各種弁、各種ポンプ等を駆動する。したがって、この場合の出湯は微小泡発生装置3を運転している状態で行われるため、流量調整弁30を通じて絞り部32に供給される空気と絞り部32に流入する湯水とが混合されて、浴槽91に微小泡を含む湯が供給されることになる。この微小泡を含む出湯は運転停止指令を取得するまで継続される。ステップ7で停止指令を取得したと判定すると、作動制御部400は、ステップ8において、この出湯のために必要な各種弁、各種ポンプ等を停止して運転を停止し、本フローチャートを終了する。
また、ステップ3における温度差には、風呂用サーミスタ54で検出された出湯温度と各コントローラの設定温度スイッチ(設定温度手段)によって設定された設定温度との温度差を用いてもよい。
ステップ4A、ステップ4Bにおける処理は、前述の温度差が大きい場合は微小泡発生装置3に取り込む空気の量を多くし、温度差が小さい場合は当該取り込む空気の量を少なくすることで、出湯に含まれる泡の大きさや量を変化させるものである。したがって、制御装置40は、当該温度差に応じて、浴槽91に供給する湯水に含む微小泡の量またはサイズを変化させる処理を行う。
また、ステップ4A、ステップ4Bにおける処理は、図5に示す、温度差と泡の量またはサイズとの関係を示したマップに基づいて実行するようにしてもよい。この場合、制御装置40は、当該温度差に大きいほど、浴槽91に供給する湯水に含む微小泡の量またはサイズを増加させるように、微小泡発生装置3の流量調整弁30の開度を制御する。すなわち、制御装置40は、当該温度差に大きいほど流量調整弁30の開度を大きくして空気吸入量を多くするように制御する。
また、ステップ4A、ステップ4Bにおける処理は、図6に示す、温度差と泡の量またはサイズとの関係を示したマップに基づいて実行するようにしてもよい。この場合、制御装置40は、当該温度差が所定の閾値よりも大きい場合には温度差が当該閾値よりも小さい場合に比べて、温度差の単位変化に対する泡のサイズまたは泡の量の増加割合を大きくするように、流量調整弁30の開度を制御する。すなわち、制御装置40は、当該温度差が閾値よりも大きい領域では、閾値よりも小さい領域に比べて、温度差の変化に対する流量調整弁30の開度の増加量を大きくして、空気吸入増加量を大きくするように制御する。
図5や図6に示すマップは、記憶部402に予め記憶されている制御特性に係るデータである。
次に、給湯装置100がもたらす作用効果について説明する。第1実施形態の給湯装置100は、浴槽に湯を加えるたし湯運転、浴槽に水を加えるさし水運転、浴槽の湯を加熱し直す追焚き運転、浴槽の湯を自動で設定温度に保温する自動保温運転を実施可能な装置である。給湯装置100は、浴槽91に通じる通路を流れる湯水に対して微小泡を含ませる微小泡発生装置3と、微小泡発生装置3の作動を制御可能であり、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転を実施可能とする制御装置40と、を備える。制御装置40は、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかを実施する間、微小泡発生装置3によって発生させた微小泡を浴槽91へ供給し続ける。
これによれば、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかを実施する間は、微小泡を含む湯水を浴槽91に流入させる給湯装置100を提供できる。このため、入浴者は、これらの運転中には継続的に、浴槽91内に泡が流入してくる状況をリモコンのモニタを確認するまでもなく知ることができる。このように、第1実施形態の給湯装置100は、入浴者が浴槽水を目視することで浴槽91への出湯中であることを認識させることを可能にする。
また、給湯装置100によれば、制御装置40は、出湯温度検出手段によって検出された出湯温度と浴槽水温度検出手段によって検出された浴槽水温度との温度差に応じて、微小泡発生装置3によって発生させる微小泡の量または微小泡のサイズを変化させる。これによれば、入浴者が浸かっている湯温と浴槽91に流入してくる湯水の温度との温度差に応じて、微小泡の量や大きさを変化させることにより、浴槽91の中が目に見えて変化するため、出湯状態であることを確実に認識することができる。
また、制御装置40は、出湯温度検出手段によって検出された出湯温度と設定温度手段によって設定された設定温度との温度差に応じて、微小泡発生装置3によって発生させる微小泡の量または微小泡のサイズを変化させる。これによれば、設定温度に近い浴槽水温度と浴槽91に流入してくる湯水の温度との温度差に応じて、微小泡の量や大きさを変化させることにより、浴槽91の中が目に見えて変化するため、出湯状態であることを確実に認識することができる。
また、制御装置40は、前述の温度差が大きいほど、微小泡発生装置3によって発生させる微小泡の量を増加させる。これによれば、温度差が大きくなるほど、泡の個数が増加するように出湯するため、入浴者は暖かい湯やぬるま湯が体に当たることを前もって意識できるので、不意をつかれて不快に感じることを防止できる。
また、制御装置40は、前述の温度差が大きいほど、微小泡発生装置3によって発生させる微小泡のサイズを増加させる。これによれば、温度差が大きくなるほど、大きな泡が多くなるように出湯するため、入浴者は暖かい湯やぬるま湯が体に当たることを前もって意識できるので、不意をつかれて不快に感じることを防止できる。
また、制御装置40は、前述の温度差が所定の閾値よりも大きい場合には温度差が閾値よりも小さい場合に比べて、温度差の単位変化に対する泡のサイズまたは泡の量の増加割合を大きくするように、微小泡発生装置3の作動を制御する。これによれば、温度差が大きい場合には小さい場合に比べて、泡の存在が目立つように出湯するため、入浴者は湯の温度が高いことや低いことを意識できるので、リラックスした状態で入浴を継続することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態で図4を参照して説明した制御の他の形態である。第2実施形態は、図7に示すフローチャートにしたがって実行される。図7のフローチャートは、図4のフローチャートに対して、ステップ11を実行することのみが異なり、その他は同一である。図7におけるステップ10、12、13、14A、14B、15、16、17、18は、それぞれ、図4のステップ1、2、3、4A、4B、5、6、7、8に対応する。第1実施形態の図4のステップと対応する関係にある図7のステップは、第1実施形態と同様の処理を実行し、同様の作用効果を奏するものである。以下に第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
第2実施形態における作動制御部400は、各コントローラからの入力信号、水位センサ66からの水位信号等を取得し、演算部401での演算結果に基づいて、微小泡発生装置3、各種ポンプ、各種混合弁、各種切替弁等を制御する。
ステップ10で出湯指令を取得したと判定すると、次にステップ11で演算部401は、所定時間毎(例えば、1〜10分の範囲に含まれる時間毎)に、水位センサ66によって検出される水位レベルに基づいて、入浴中であるか否かを判定する。制御装置40の入力部は、入浴者検出手段に一例である水位センサ66によって検出される水位レベルを取得する。ステップ11で演算部401は、取得した水位レベルが前回の水位レベルに対して所定値以上上昇していると判定すると、人が入浴したとみなしてステップ12に進む。制御装置40は、ステップ12以降の各処理を実行していき、入浴者が存在する場合であって、たし湯運転、さし湯運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかの出湯指令がある場合には、微小泡を含む湯水が浴槽91に供給されることになる。
演算部401は、ステップ11で、取得した水位レベルが前回の水位レベルに対して所定値以上上昇していないと判定すると、ステップ16に進む。作動制御部400は、微小泡発生装置3を運転することなく、該当する運転のために必要な各種弁、各種ポンプ等を駆動して、出湯指令のあった運転を実施する。したがって、この場合の出湯は、微小泡発生装置3を運転していない状態であるため、微小泡を含む湯水ではない。
第2実施形態によれば、制御装置40は、入浴者検出手段によって入浴者の存在を検出している場合であって、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかを実施する間、微小泡発生装置3によって発生させた微小泡を浴槽91へ供給し続ける。
これによれば、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかであって、かつ入浴者がいる場合には、継続して、微小泡を含む湯水が浴槽91に流入する。このため、人が浴室にいないときや、洗い場等にいて入浴していないときまで微小泡発生装置3を運転することが抑制することができる。微小泡発生装置3の運転頻度を抑制できるため、省力化が図れる給湯装置100を提供できる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態で図4を参照して説明した制御の他の形態である。第3実施形態は、図8に示すフローチャートにしたがって実行される。図8のフローチャートは、図4のフローチャートに対して、ステップ22を実行することのみが異なり、その他は同一である。図8におけるステップ20、21、23、24A、24B、25、26、27、28は、それぞれ、図4のステップ1、2、3、4A、4B、5、6、7、8に対応する。第1実施形態の図4のステップと対応する関係にある図8のステップは、第1実施形態と同様の処理を実行し、同様の作用効果を奏するものである。以下には第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
ステップ21で出湯指令がたし湯運転、さし湯運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかであると判定すると、次にステップ22で、前述のステップ3と同様の温度差を検出し、演算部401は、この温度差が気泡発生条件を満たすか否かを判定する。この気泡発生条件は、微小泡発生装置3を運転するか否かを判定するための条件である。例えば、温度差が非常に小さい場合、例えば2℃未満である場合には、気泡発生条件を満たさないと判定する。すなわち、気泡発生条件は、温度差が小さく、仮に入浴者が浴槽91に流入する湯水に触れたとしても、不快に感じない温度の場合には、微小泡を発生させないという趣旨に基づいて設定される。したがって、ステップ22における気泡発生条件の成立、不成立を分ける基準値は、ステップ23における閾値よりも小さい値に設定されるものである。
ステップ22で、温度差が気泡発生条件を満たすと判定すると、ステップ23に進む。制御装置40は、ステップ23以降の各処理を実行していき、温度差が気泡発生条件を満たす場合であって、たし湯運転、さし湯運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかの出湯指令がある場合には、微小泡を含む湯水が浴槽91に供給されることになる。
演算部401は、ステップ22で、温度差が気泡発生条件を満たしていないと判定すると、ステップ26に進む。作動制御部400は、微小泡発生装置3を運転することなく、該当する運転のために必要な各種弁、各種ポンプ等を駆動して、出湯指令のあった運転を実施する。この場合の出湯は、微小泡発生装置3を運転していない状態であるため、微小泡を含む湯水ではない。
第3実施形態によれば、制御装置40は、前述の温度差が所定の気泡発生条件を満たしている場合であって、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかを実施する間、微小泡発生装置3によって発生させた微小泡を浴槽91へ供給し続ける。
これによれば、入浴者が浴槽91に流入してくる湯水に触れたとしたときに不快感や違和感を感じる可能性がある場合には、たし湯運転、さし水運転、追焚き運転、自動保温運転のいずれかを実施する間、微小泡を含む湯水が浴槽91に流入する。このため、浴槽水に対して温度が小さい湯水が流入するときにまで微小泡発生装置3を運転することを抑制でき、効率的な微小泡発生装置3の運転を提供できる。したがって、微小泡発生装置3の運転頻度を抑制できるため、省力化が図れる給湯装置100を提供できる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、第1実施形態で図4を参照して説明した制御や、第2実施形態で図7を参照して説明した制御の他の形態である。第4実施形態は、図9に示すフローチャートにしたがって実行される。図9のフローチャートは、図7のフローチャートに対して、ステップ12を実行しないことのみが異なり、その他は同一である。図9におけるステップ30、31、33、34A、34B、35、36、37、38は、それぞれ、図7のステップ10、11、13、14A、14B、15、16、17、18に対応する。第2実施形態の図7のステップと対応する関係にある図9のステップは、第1実施形態や第2実施形態と同様の処理を実行し、同様の作用効果を奏するものである。以下には第2実施形態と異なる部分のみ説明する。
ステップ31で入浴者がいると判定すると、次にステップ33以降の各処理を実行していき、浴槽91に出湯を行う場合に、入浴者がいる間は、微小泡を含む湯水が浴槽91に供給されることになる。
演算部401は、ステップ31で、入浴者がいないと判定すると、ステップ26に進み、作動制御部400は、微小泡発生装置3を運転することなく、該当する運転のために必要な各種弁、各種ポンプ等を駆動して、出湯指令のあった運転を実施する。この場合の出湯は、微小泡発生装置3を運転していない状態であるため、微小泡を含む湯水ではない。
第4実施形態の給湯装置100は、浴槽91に入浴者が存在することを検出する入浴者検出手段と、入浴者検出手段による検出結果を取得可能であり、微小泡発生装置3の作動を制御する制御装置40と、を備える。制御装置40は、浴槽91に対して出湯する場合に、入浴者検出手段によって入浴者の存在を検出している間は、微小泡発生装置3によって発生させた微小泡を含んだ湯水を浴槽91へ供給し続ける。
これによれば、浴槽91に対して湯や水が供給される場合で、かつ入浴者がいる場合に限り、継続して、微小泡を含む湯水が浴槽91に流入する。このため、人が浴室にいないときや、洗い場等にいて入浴していないときまで微小泡発生装置3を運転することを抑制でき、効率的な微小泡発生装置3の運転を提供できる。
(第5実施形態)
第5実施形態について図10を参照して説明する。第5実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。第5実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
第5実施形態の給湯装置200は、微小泡発生装置103を浴槽91のアダプタ92の近傍に設置した点、風呂注湯ユニット8を有する点が、給湯装置100に対して主に相違する。微小泡発生装置103は、先行する実施形態で説明した微小泡発生装置3と同様の作動、作用を奏するバブル発生ユニットである。したがって、微小泡発生装置103は、先行する実施形態の微小泡発生装置3と同様の制御条件が成立した場合に微小泡を発生するものである。また、微小泡発生装置103は、出湯に含ませる微小泡の量、大きさについても、先行する実施形態と同様に制御する。
また、微小泡発生装置103が浴槽91内へ流出させる流体の方向を変更可能とする機構を有する場合には、浴槽91内へ上向きに出湯させることができる。この場合、例えば、比較的高い温度の湯を上向きに流出させることにより、入浴者の足に直接当たらないようにでき、入浴者が熱すぎると感じにくい出湯を提供可能である。
給湯装置200のタンクユニット190は、風呂注湯ユニット8を含む。風呂用配管18の流路の中途には、下流に向けて順に、風呂用混合弁16、風呂用サーミスタ54、湯張り用電磁弁80、逆止弁81、湯張り用流量カウンタ63、逆止弁82が設けられている。さらに、風呂用混合弁16と湯張り用電磁弁80の間と、逆止弁81と湯張り用流量カウンタ63の間とを連結する配管には、排水弁83が設けられている。
これら、風呂用混合弁16、風呂用サーミスタ54、湯張り用電磁弁80、逆止弁81、湯張り用流量カウンタ63、逆止弁82及び排水弁83は、風呂注湯ユニット8を構成する。
湯張り用電磁弁80は、風呂用配管18の流路を開閉する弁であり、浴槽91内への湯張り、さし水、たし湯等の出湯を行う時に制御装置40により制御される。湯張り用流量カウンタ63が風呂用混合弁16出口の湯の流れを検出した時は、風呂用配管18の湯張り用電磁弁80が開弁されて出湯されていることを示す。逆止弁81、逆止弁82は、浴槽水回路71を循環する浴槽水を風呂用混合弁16側に逆流させないための弁である。
(他の実施形態)
以上、開示された発明の好ましい実施形態について説明したが、開示された発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、開示された発明の技術的範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。開示された発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の実施形態において、給湯装置100、200は、ヒートポンプユニット20を備えて高温の湯を沸かす装置であるが、本発明に含まれる給湯装置は、このような加熱方式に限定するものではない。給湯装置は、例えば、灯油、ガス等を燃料として湯を沸かす燃焼式の加熱装置を備えるものでもよいし、ヒートポンプ以外の加熱方式によって湯を沸かす電気温水装置であってもよい。
3、103…微小泡発生装置
40…制御装置
91…浴槽
66…水位センサ(入浴者検出手段)
100、200…給湯装置

Claims (9)

  1. 浴槽(91)に湯を加えるたし湯運転、前記浴槽に水を加えるさし水運転、前記浴槽の湯を加熱し直す追焚き運転、前記浴槽の湯を自動で設定温度に保温する自動保温運転を実施可能な給湯装置(100;200)であって、
    前記浴槽に通じる通路を流れる湯水に対して微小泡を含ませる微小泡発生装置(3;103)と、
    前記微小泡発生装置の作動を制御可能であり、前記たし湯運転、前記さし水運転、前記追焚き運転、前記自動保温運転を実施可能とする制御装置(40)と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記たし湯運転、前記さし水運転、前記追焚き運転、前記自動保温運転のいずれかを実施する間、前記微小泡発生装置によって発生させた微小泡を前記浴槽へ供給し続けることを特徴とする給湯装置。
  2. 前記浴槽に入浴者が存在することを検出する入浴者検出手段(66)を備え、
    前記制御装置は、前記入浴者検出手段によって前記入浴者の存在を検出している場合であって、前記たし湯運転、前記さし水運転、前記追焚き運転、前記自動保温運転のいずれかを実施する間、前記微小泡発生装置によって発生させた微小泡を前記浴槽へ供給し続けることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記浴槽に対して供給される湯水の出湯温度を検出する出湯温度検出手段(54)と、
    前記浴槽の浴槽水温度を検出する浴槽水温度検出手段(56)と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記出湯温度検出手段によって検出された前記出湯温度と前記浴槽水温度検出手段によって検出された前記浴槽水温度との温度差が所定の気泡発生条件を満たしている場合であって、前記たし湯運転、前記さし水運転、前記追焚き運転、前記自動保温運転のいずれかを実施する間、前記微小泡発生装置によって発生させた微小泡を前記浴槽へ供給し続けることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  4. 浴槽(91)に対して湯水を出湯する給湯装置(100;200)であって、
    前記浴槽に通じる通路を流れる湯水に対して微小泡を含ませる微小泡発生装置(3;103)と、
    前記浴槽に入浴者が存在することを検出する入浴者検出手段(66)と、
    前記入浴者検出手段による検出結果を取得可能であり、前記微小泡発生装置の作動を制御する制御装置(40)と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記浴槽に対して出湯する場合に、前記入浴者検出手段によって前記入浴者の存在を検出している間は、前記微小泡発生装置によって発生させた微小泡を含んだ湯水を前記浴槽へ供給し続けることを特徴とする給湯装置。
  5. 前記浴槽に対して供給される湯水の出湯温度を検出する出湯温度検出手段(54)と、
    前記浴槽の浴槽水温度を検出する浴槽水温度検出手段(56)と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記出湯温度検出手段によって検出された前記出湯温度と前記浴槽水温度検出手段によって検出された前記浴槽水温度との温度差に応じて、前記微小泡発生装置によって発生させる微小泡の量または微小泡のサイズを変化させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯装置。
  6. 前記浴槽に対して供給される湯水の出湯温度を検出する出湯温度検出手段(54)と、
    前記浴槽の浴槽水に関する設定温度を設定するための設定温度手段(41、42)と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記出湯温度検出手段によって検出された前記出湯温度と前記設定温度手段によって設定された前記設定温度との温度差に応じて、前記微小泡発生装置によって発生させる微小泡の量または微小泡のサイズを変化させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯装置。
  7. 前記制御装置は、前記温度差が大きいほど、前記微小泡発生装置によって発生させる微小泡の量を増加させることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の給湯装置。
  8. 前記制御装置は、前記温度差が大きいほど、前記微小泡発生装置によって発生させる微小泡のサイズを増加させることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の給湯装置。
  9. 前記制御装置は、前記温度差が所定の閾値よりも大きい場合には前記温度差が前記閾値よりも小さい場合に比べて、前記温度差の単位変化に対する泡のサイズまたは泡の量の増加割合を大きくするように、前記微小泡発生装置の作動を制御することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の給湯装置。
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