JP2016109037A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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【課題】排気再循環装置の異常判定の精度を向上させる。【解決手段】EGR異常判定部44は、補正後のEGRを行っているときの第1空燃比変動量ΔAFR_INB1が第1設定値ΔAFR_SET1より大きい第1条件と、EGRを行っていないときの第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2が第2設定値ΔAFR_SET2より小さい第2条件との両方が成立した場合に、気筒別EGRポート23−1〜23−4のいずれかに閉塞異常が発生したと判定する。第2条件を追加することで、第1条件を満たす原因が、気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常であるか、あるいは燃料噴射弁の目詰まり等による気筒12−1〜12−4の燃料噴射量のばらつきであるかを区別することが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、排気再循環(EGR)を行う内燃機関の制御装置に関する。
下記特許文献1では、複数の気筒間における空燃比のばらつきを示すパラメータであるインバランス判定値を、EGRを行っているときとEGRを行っていないときに算出し、EGRを行っているときとEGRを行っていないときのインバランス判定値の差が所定の閾値を超えた場合に、EGR装置の閉塞異常と判定している。
特開2012−87754号公報
特許文献1において、例えば燃料噴射弁の目詰まり等によって複数の気筒間に燃料噴射量のばらつきが発生した場合は、EGR実行の有無に関係なくインバランス判定値が増大する。さらに、その場合にEGRを行っているときは、空燃比がリーンとなる気筒において燃焼悪化に伴う燃焼変動が発生することから、インバランス判定値がEGRを行っていないときより大きくなる。そのため、例えば燃料噴射弁の目詰まりによる気筒間の燃料噴射量のばらつき等、EGR装置の閉塞異常以外の原因によって、EGRを行っているときとEGRを行っていないときのインバランス判定値の差が閾値を超える場合も考えられる。したがって、インバランス判定値の差が閾値を超える条件だけでは、EGR装置の異常を精度よく判定することは困難である。
本発明は、排気再循環装置の異常判定の精度を向上させることを目的とする。
本発明に係る内燃機関の制御装置は、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係る内燃機関の制御装置は、複数の気筒からの排気を各気筒に分配する排気再循環を排気再循環装置で行う内燃機関の制御装置であって、複数の気筒における空燃比の変動度合を表すインバランス指標値であって、排気再循環を行っているときの第1インバランス指標値と、排気再循環を行っていないときの第2インバランス指標値とを取得するインバランス取得部と、インバランス取得部で取得された第1及び第2インバランス指標値に基づいて排気再循環装置の異常を判定する排気再循環異常判定部と、を備え、排気再循環異常判定部は、第1インバランス指標値が第1設定値より大きい、あるいは第2インバランス指標値により補正された第1インバランス指標値が第1設定値より大きい第1条件と、第2インバランス指標値が第2設定値より小さい第2条件と、の両方が成立した場合に、排気再循環装置に異常が発生したと判定することを要旨とする。
本発明によれば、排気再循環を行っているときの第1インバランス指標値が第1設定値より大きい、あるいは排気再循環を行っていないときの第2インバランス指標値により補正された第1インバランス指標値が第1設定値より大きい第1条件と、第2インバランス指標値が第2設定値より小さい第2条件と、の両方が成立した場合に、排気再循環装置に異常が発生したと判定することで、排気再循環装置の異常判定の精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る制御装置及び内燃機関の構成例を示す図である。 電子制御装置40の構成例を示す機能ブロック図である。 EGR装置20の閉塞異常を判定する場合に電子制御装置40が実行する処理の一例を説明するフローチャートである。 気筒別EGRポート23−1に閉塞異常が発生した場合における空燃比AFRの時間変化の一例を示す図である。 燃料噴射弁の目詰まり等によって気筒12−1の燃料噴射量が減少した場合における空燃比AFRの時間変化の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置及び内燃機関の概略構成を示す図である。内燃機関10は、複数の気筒12−1〜12−4を有する多気筒エンジンにより構成され、例えば火花点火機関により構成される。図1は4気筒エンジンの例を示しているが、内燃機関10の気筒数については2以上の範囲で任意に設定可能である。吸気通路14は、集合吸気通路15と、集合吸気通路15より下流側で分岐する複数(気筒数と同数、図1の例では4つ)の気筒別吸気通路16−1〜16−4とを有する。燃料噴射弁から噴射された燃料と空気の混合気が気筒別吸気通路16−1〜16−4から気筒12−1〜12−4内に吸入され、気筒12−1〜12−4内では混合気を燃焼させる。図1の4気筒エンジンの例では、1サイクル(クランク軸2回転)において、気筒12−1→気筒12−3→気筒12−4→気筒12−2の順に燃焼が行われる。排気通路17は、複数(気筒数と同数、図1の例では4つ)の気筒別排気通路18−1〜18−4と、気筒別排気通路18−1〜18−4より下流側で合流する集合排気通路19とを有する。燃焼後の排気は気筒12−1〜12−4内から気筒別排気通路18−1〜18−4へ排出される。図1の4気筒エンジンの例では、1サイクルにおいて、気筒別排気通路18−1→気筒別排気通路18−3→気筒別排気通路18−4→気筒別排気通路18−2の順に排気が排出される。集合排気通路19には排気浄化触媒24が設けられており、複数の気筒12−1〜12−4からの排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)等の有害成分が排気浄化触媒24で浄化される。
排気再循環(EGR)を行うための排気再循環装置(EGR装置)20は、排気浄化触媒24より下流側で排気通路17(集合排気通路19)に連通するEGR通路21と、EGR通路21に設けられたEGRバルブ22と、EGR通路21(EGRバルブ22)より下流側で分岐し、気筒別吸気通路16−1〜16−4にそれぞれ連通する複数(気筒数と同数、図1の例では4つ)の気筒別EGRポート23−1〜23−4とを有する。EGRバルブ22が開いている場合は、排気浄化触媒24下流側の排気がEGR通路21を流れ、気筒別EGRポート23−1〜23−4から気筒別吸気通路16−1〜16−4を通って各気筒12−1〜12−4内にEGRガスとして分配されることでEGRが行われる。一方、EGRバルブ22が閉じている場合は、EGRは行われない。
集合排気通路19における排気浄化触媒24より上流側には、空燃比(A/F)を検出するための空燃比センサ61が設けられている。空燃比センサ61で検出された空燃比AFRを示す信号は、電子制御装置(ECU)40に入力される。電子制御装置40は、空燃比センサ61で検出された空燃比AFRを目標空燃比(例えば理論空燃比)にするように燃料噴射量をフィードバック制御する。また、電子制御装置40は、EGRを行う場合に、EGRバルブ22の開度を制御することで、各気筒12−1〜12−4内に分配されるEGRガス流量を制御する。
EGRを行う場合に、EGR装置20における気筒別EGRポート23−1〜23−4のいずれかが閉塞する異常が発生すると、EGRポートが閉塞した気筒にはEGRガスが導入されず、その代わりに空気が多く導入されることで空燃比が増大する(リーンとなる)。一方、他の気筒にはEGRガスが多く分配され、導入される空気が減少することで空燃比が減少する(リッチとなる)。その結果、気筒12−1〜12−4間に空燃比のばらつきが生じ、排気エミッション性能を低下させる原因となる。
そこで、本実施形態では、EGR装置20の異常(気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常)を判定する。そのための電子制御装置40の機能ブロック図の一例を図2に示す。インバランス取得部41は、複数の気筒12−1〜12−4における空燃比の変動度合を表すインバランス指標値を取得する。ここでは、空燃比センサ61で検出された空燃比AFRの傾き(所定時間における変動量)をインバランス指標値として算出し、例えば空燃比AFRが増加する方向、すなわちリーン方向(燃料が薄くなる方向)に変化している場合の所定時間(例えば数msec)における空燃比変動量をリーンインバランス指標値として算出する。インバランス取得部41は、EGRを行っているときの第1空燃比変動量ΔAFR_ON1を第1インバランス指標値として算出し、EGRを行っていないときの第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2を第2インバランス指標値として算出する。空燃比変動量(インバランス指標値)ΔAFR_ON1,ΔAFR_OFF2については、空燃比AFRがリーン方向に変動する場合を正とし、空燃比AFRのリーン方向への変動度合が大きいほど、ΔAFR_ON1,ΔAFR_OFF2の値が増加する。
排気再循環異常判定部(EGR異常判定部)44は、インバランス取得部41で取得された第1及び第2空燃比変動量ΔAFR_ON1,ΔAFR_OFF2に基づいて、EGR装置20の異常を判定する。ここでは、EGRを行っているときの第1空燃比変動量ΔAFR_ON1を、EGRを行っていないときの第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2により補正する。補正後の第1空燃比変動量をΔAFR_INB1とすると、例えば以下の(1)式または(2)式により第1空燃比変動量ΔAFR_ON1を補正する。
ΔAFR_INB1=ΔAFR_ON1/ΔAFR_OFF2 (1)
ΔAFR_INB1=ΔAFR_ON1−ΔAFR_OFF2 (2)
そして、EGR異常判定部44は、第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2による補正後の第1空燃比変動量ΔAFR_INB1が第1設定値ΔAFR_SET1より大きい第1条件と、第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2が第2設定値ΔAFR_SET2より小さい第2条件とに基づいて、気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常を判定する。ΔAFR_INB1≦ΔAFR_SET1、及びΔAFR_OFF2≧ΔAFR_SET2のいずれか1つ以上が成立する場合、つまり第1条件及び第2条件のいずれか1つ以上が成立しない場合は、気筒別EGRポート23−1〜23−4に閉塞異常が発生していないと判定する。一方、ΔAFR_INB1>ΔAFR_SET1、及びΔAFR_OFF2<ΔAFR_SET2の両方が成立する場合、つまり第1条件及び第2条件の両方が成立する場合は、気筒別EGRポート23−1〜23−4のいずれかに閉塞異常が発生したと判定する。EGR異常判定部44で気筒別EGRポート23−1〜23−4のいずれかの閉塞異常が検出された場合は、電子制御装置40は、EGRを行っていないときの目標空燃比をEGRを行っているときの目標空燃比よりリーンにするようEGRを行っているときとEGRを行っていないときの目標空燃比の差を学習補正する。
EGR装置20の閉塞異常を判定する場合に電子制御装置40が実行する処理を図3のフローチャートに示す。まずステップS101では、ΔAFR_INB1>ΔAFR_SET1、且つΔAFR_OFF2<ΔAFR_SET2が成立するか否かがEGR異常判定部44で判定される。ΔAFR_INB1≦ΔAFR_SET1、及びΔAFR_OFF2≧ΔAFR_SET2のいずれか1つ以上が成立する場合(ステップS101の判定結果がNOの場合)は、気筒別EGRポート23−1〜23−4に閉塞異常が発生していないと判定し、本処理の実行を終了する。一方、ΔAFR_INB1>ΔAFR_SET1、且つΔAFR_OFF2<ΔAFR_SET2が成立する場合(ステップS101の判定結果がYESの場合)は、気筒別EGRポート23−1〜23−4のいずれかに閉塞異常が発生したと判定し、ステップS102において、EGRを行っているときとEGRを行っていないときの目標空燃比の差を学習補正する。
一例として、EGRを行っているときに気筒別EGRポート23−1に閉塞異常が発生した場合を考えると、気筒12−1に導入される空気が増加することで空燃比がリーンとなる一方、気筒12−2〜12−4に導入される空気が減少することで空燃比がリッチとなる。したがって、空燃比センサ61で検出される空燃比AFRも、例えば図4の実線EGRONに示すように、気筒12−1の空燃比に相当する期間でリーンとなる一方、気筒12−2〜12−4の空燃比に相当する期間でリッチとなることで、1サイクルにおける空燃比AFRの変動度合が増大する。つまり、気筒別EGRポート23−1に閉塞異常が発生すると、EGRを行っているときの第1空燃比変動量ΔAFR_ON1が増大する。さらに、EGRを行っているときの第1空燃比変動量ΔAFR_ON1を、EGRを行っていないときの第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2により補正することで、補正後の第1空燃比変動量ΔAFR_INB1は、EGRを行っていないときの空燃比AFRのばらつきによる影響分が抑制されたものとなる。そこで、本実施形態では、補正後の第1空燃比変動量ΔAFR_INB1が第1設定値ΔAFR_SET1より大きい条件を、気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常を判定するための第1条件としている。第1設定値ΔAFR_SET1については、気筒別EGRポート23−1〜23−4のいずれかに閉塞異常が発生した場合の第1空燃比変動量ΔAFR_ON1より十分小さくなるように設定される。
ただし、例えば燃料噴射弁の目詰まり等によって気筒12−1の燃料噴射量が気筒12−2〜12−4の燃料噴射量より減少した場合も、気筒12−1の空燃比が気筒12−2〜12−4の空燃比よりリーンになる。その場合に、空燃比センサ61で検出される空燃比AFRは、例えば図5の実線EGRON(EGRを行っているとき)や破線EGROFF(EGRを行っていないとき)に示すように、EGR実行の有無に関係なく、気筒12−2〜12−4の空燃比に相当する期間に対して、気筒12−1の空燃比に相当する期間でリーンとなることで、1サイクルにおける空燃比AFRの変動度合が増大する。さらに、その場合にEGRを行うと、空燃比がリーンとなる気筒12−1において燃焼悪化に伴う燃焼変動が発生して気筒12−1内の酸素が燃焼に十分に使用されず、気筒12−1からの排気中に含まれる酸素量が増大する。その結果、空燃比センサ61で検出される空燃比AFRについては、図5に示すように、EGRを行っているときの気筒12−1に相当する期間での空燃比が、EGRを行っていないときの気筒12−1に相当する期間での空燃比よりリーンとなる。つまり、燃料噴射弁の目詰まり等によって気筒12−1〜12−4の燃料噴射量にばらつきが発生する場合も、EGRを行っているときの第1空燃比変動量ΔAFR_ON1が、EGRを行っていないときの第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2より大きくなる。そのため、燃料噴射弁の目詰まりによる気筒12−1〜12−4の燃料噴射量のばらつき等、気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常以外の原因によって、補正後の第1空燃比変動量ΔAFR_INB1が増大する場合も考えられる。したがって、ΔAFR_INB1>ΔAFR_SET1が成立する第1条件だけでは、気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常を精度よく判定することは困難である。
気筒別EGRポート23−1に閉塞異常が発生した状態でEGRを行っていないときは、空燃比センサ61で検出される空燃比AFRについては、図4の破線EGROFFに示すように1サイクルにおける変動は僅かであり、第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2は小さい。一方、燃料噴射弁の目詰まり等によって気筒12−1の燃料噴射量が気筒12−2〜12−4より減少した状態でEGRを行っていないときは、空燃比センサ61で検出される空燃比AFRについては、図5の破線EGROFFに示すように1サイクルにおける変動が大きく、第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2が増大する。このように、気筒別EGRポート23−1に閉塞異常が発生した場合と、燃料噴射弁の目詰まり等によって気筒12−1の燃料噴射量が気筒12−2〜12−4より減少した場合とでは、EGRを行っていないときの第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2が大きく異なってくる。
そこで、本実施形態では、EGRを行っていないときの第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2が第2設定値ΔAFR_SET2より小さい条件を、気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常を判定するための第2条件として追加している。第2設定値ΔAFR_SET2については、燃料噴射弁の目詰まり等によって気筒12−1〜12−4の燃料噴射量にばらつきが発生した場合の第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2より十分小さくなるように設定される。そして、EGR異常判定部44は、第1条件及び第2条件の両方が成立した場合に、気筒別EGRポート23−1〜23−4のいずれかに閉塞異常が発生したと判定する。一方、第1条件が成立しても第2条件が成立しない場合は、気筒別EGRポート23−1〜23−4に閉塞異常が発生していないと判定し、燃料噴射弁の目詰まり等によって気筒12−1〜12−4の燃料噴射量にばらつきが発生したと判定する。ΔAFR_OFF2<ΔAFR_SET2が成立する第2条件を追加することで、第1条件を満たす原因が、気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常であるか、あるいは燃料噴射弁の目詰まり等による気筒12−1〜12−4の燃料噴射量のばらつきであるかを区別することが可能となる。その結果、気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常の検出精度を向上させることができる。
以上の実施形態では、補正後の第1空燃比変動量ΔAFR_INB1が第1設定値ΔAFR_SET1より大きい条件を、気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常を判定するための第1条件とした。ただし、本実施形態では、EGRを行っているときの第1空燃比変動量ΔAFR_ON1が第1設定値ΔAFR_SET1より大きい第1条件と、EGRを行っていないときの第2空燃比変動量ΔAFR_OFF2が第2設定値ΔAFR_SET2より小さい第2条件との両方が成立した場合に、気筒別EGRポート23−1〜23−4のいずれかに閉塞異常が発生したと判定することも可能である。その場合でも、第1条件を満たす原因が、気筒別EGRポート23−1〜23−4の閉塞異常であるか、あるいは燃料噴射弁の目詰まり等による気筒12−1〜12−4の燃料噴射量のばらつきであるかを第2条件によって区別することが可能となる。
また、以上の実施形態では、複数の気筒12−1〜12−4における空燃比の変動度合を表すインバランス指標値として、空燃比センサ61で検出された空燃比AFRの傾き(所定時間における変動量)を取得するものとした。ただし、空燃比の変動に応じて内燃機関10の回転速度も変動し、例えば空燃比のリーン方向への変動に応じて内燃機関10の回転速度が減少し、さらに、空燃比の変動度合が大きくなるほど内燃機関10の回転速度の変動度合も大きくなる。そこで、本実施形態では、回転速度センサで検出された内燃機関10の回転速度Neの傾き(所定時間における変動量)をインバランス指標値として取得することも可能であり、例えば回転速度Neが減少しているときの所定時間における回転速度変動量をリーンインバランス指標値として取得することも可能である。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
10 内燃機関、12−1〜12−4 気筒、14 吸気通路、15 集合吸気通路、16−1〜16−4 気筒別吸気通路、17 排気通路、18 集合排気通路、19−1〜19−4 気筒別排気通路、20 排気再循環装置(EGR装置)、21 EGR通路、22 EGRバルブ、23−1〜23−4 気筒別EGRポート、24 排気浄化触媒、40 電子制御装置、41 インバランス取得部、44 排気再循環異常判定部(EGR異常判定部)、61 空燃比センサ。

Claims (1)

  1. 複数の気筒からの排気を各気筒に分配する排気再循環を排気再循環装置で行う内燃機関の制御装置であって、
    複数の気筒における空燃比の変動度合を表すインバランス指標値であって、排気再循環を行っているときの第1インバランス指標値と、排気再循環を行っていないときの第2インバランス指標値とを取得するインバランス取得部と、
    インバランス取得部で取得された第1及び第2インバランス指標値に基づいて排気再循環装置の異常を判定する排気再循環異常判定部と、
    を備え、
    排気再循環異常判定部は、
    第1インバランス指標値が第1設定値より大きい、あるいは第2インバランス指標値により補正された第1インバランス指標値が第1設定値より大きい第1条件と、
    第2インバランス指標値が第2設定値より小さい第2条件と、
    の両方が成立した場合に、排気再循環装置に異常が発生したと判定する、内燃機関の制御装置。
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