JP2016108573A - めっき処理装置及びめっき処理方法 - Google Patents

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Takuya Fujimoto
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Abstract

【課題】芯材からの触媒の脱落の抑制を図るめっき処理装置及びめっき処理方法を提供する。【解決手段】めっき処理装置1は、被処理面OF4に触媒Cが吸着した光ファイバOFを搬送しながら、光ファイバOFを無電解めっき液PBに浸漬して光ファイバOF上に無電解めっき層PLを形成するものであり、光ファイバOFを上流側から下流側へ連続的に搬送する搬送装置10と、無電解めっき液PBを収容するめっき槽62と、無電解めっき液PB内にバブリングガスGを吹き出す複数のガス吹出口625と、を備え、上流側におけるガス吹出口625から吹き出すバブリングガスGの流量が、下流側におけるガス吹出口625から吹き出すバブリングガスGの流量に対して相対的に小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、めっき処理装置及びめっき処理方法に関するものである。
被めっき物を搬送させながら、めっき液中に非酸化性ガスをバブリングさせて被めっき物のめっきを行うめっき処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−82847号公報
芯材及び当該芯材に吸着した触媒を有する被めっき物を上記めっき処理装置によりめっき処理する場合、大きい流量の非酸化性ガスにより撹拌されるめっき液に触媒が曝されることで、めっき層が析出する前に当該触媒が脱落するおそれがある、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、芯材からの触媒の脱落の抑制を図るめっき処理装置及びめっき処理方法を提供することである。
[1]本発明に係るめっき処理装置は、芯材及び前記芯材に吸着した触媒を有する被めっき物を搬送しながら、前記被めっき物をめっき液に浸漬して前記被めっき物上にめっき層を形成するものであり、前記被めっき物を上流側から下流側に搬送する搬送手段と、前記めっき液を収容するめっき槽と、前記めっき液内に気体を吹き出す複数の気体吹出口と、を備え、上流側における前記気体吹出口から吹き出す気体の流量が、下流側における前記気体吹出口から吹き出す気体の流量に対して相対的に小さくなるように、前記気体吹出口が設けられていることを特徴とする。
[2]上記発明において、上流側における前記気体吹出口の数量が、下流側における前記気体吹出口の数量に対して相対的に少なくてもよい。
[3]上記発明において、上流側における隣り合う前記気体吹出口の間の間隔が、下流側における隣り合う前記気体吹出口の間の間隔に対して相対的に大きくてもよい。
[4]上記発明において、上流側における前記気体吹出口の開口面積が、下流側における前記気体吹出口の開口面積に対して相対的に小さくてもよい。
[5]上記発明において、前記気体吹出口は、下流側にのみ配置されていてもよい。
[6]上記発明において、前記めっき処理装置は、前記めっき液に浸漬するように前記めっき槽内に設けられた配管をさらに備え、前記気体吹出口は、前記配管に形成されていてもよい。
[7]上記発明において、搬送方向に対して交差する複数の前記配管が配置され、上流側における前記配管の間の間隔が、下流側における前記配管の間の間隔に対して相対的に大きくなるように、複数の前記配管が設けられていてもよい。
[8]上記発明において、前記めっき処理装置は、前記配管に供給される気体の流量を制御する気体流量調整手段をさらに備え、複数の前記配管は、搬送方向に対して交差するように配置され、前記気体流量調整手段は、上流側における前記気体吹出口から吹き出す気体の流量が、下流側における前記気体吹出口から吹き出す気体の流量に対して相対的に小さくなるように、前記配管に供給される気体の流量を制御してもよい。
[9]上記発明において、前記気体が非酸化性ガスを含んでいてもよい。
[10]本発明に係るめっき処理方法は、芯材及び前記芯材に吸着した触媒を有する被めっき物を搬送しながら、前記被めっき物をめっき液に浸漬して前記被めっき物上にめっき層を形成するめっき処理方法であり、前記被めっき物をめっき液に浸漬した状態で、前記めっき液内に気体を吹き出し、前記めっき液を撹拌する際に、上流側において吹き出す気体の流量が、下流側において吹き出す気体の流量に対して相対的に小さいことを特徴とする。
本発明によれば、めっき槽の上流側において、めっき液内に吹き出す気体の流量を小さくすることで、芯材からの触媒の脱落の抑制が図られる。さらに、これに加えて、めっき槽の下流側において、めっき液内に吹き出す気体の流量を大きくすることで、めっき層の析出レートの向上が図られる。
図1は、本発明の第1実施形態におけるめっき処理装置の全体構成を示す概略側面図である。 図2は、本発明の第1実施形態における光ファイバを示す図であり、図2(a)は、図1のIIa−IIa線に沿った断面図であり、図2(b)は、図1のIIb−IIb線に沿った断面図であり、図2(c)は、図1のIIc−IIc線に沿った断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態におけるめっき形成部の構成を示す概略図断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態におけるめっき槽の構成を示す概略平面図である。 図5は、本発明の第1実施形態におけるめっき槽の変形例を示す概略図であり、図5(a)は、側面断面図であり、図5(b)は、平面図である。 図6は、本発明の第2実施形態におけるめっき槽の構成を示す概略図であり、図6(a)は、側面断面図であり、図6(b)は、平面図である。 図7は、本発明の第2実施形態におけるめっき槽の変形例を示す概略図であり、図7(a)は、側面断面図であり、図7(b)は、平面図である。 図8は、本発明の第3実施形態におけるめっき槽の構成を示す概略図であり、図8(a)は、側面断面図であり、図8(b)は、平面図である。 図9(a)は、本発明の第3実施形態におけるめっき槽の構成を示す概略平面図であり、図9(b)は、本発明の第3実施形態におけるめっき槽の変形例の構成を示す概略平面図である。 図10は、本発明の第4実施形態におけるめっき槽の構成を示す概略図であり、図10(a)は、側面断面図であり、図10(b)は、平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
≪第1実施形態≫
図1は本発明の第1実施形態におけるめっき処理装置の全体構成を示す概略側面図である。
本実施形態のめっき処理装置1は、図1に示すように、搬送される光ファイバOFに対して連続的に無電解めっき層PLを形成する装置である。以下の説明では、まず、光ファイバOFについて、図2(a)〜図2(c)を参照しながら詳細に説明する。次いで、めっき処理装置1について詳細に説明する。
図2は本発明の第1実施形態における光ファイバを示す図であり、図2(a)は図1のIIa−IIa線に沿った断面図、図2(b)は図1のIIb−IIb線に沿った断面図、図2(c)は図1のIIc−IIc線に沿った断面図である。
光ファイバOFは、断面が略真円形とされ、図2(a)に示すように、コアOF1と、クラッド層OF2と、被覆層OF3と、を備えている。本実施形態のめっき処理装置1は、上述のような1層のクラッド層OF2を備えるシングルクラッド構造を有する光ファイバに対して表面処理を行っているが、2層のクラッド層を有するダブルクラッド構造を有する光ファイバにも適用するこができる。また、本実施形態の光ファイバOFは、シングルモード型光ファイバであってもよいし、シングルモード型光ファイバに比べてコア径の大きいマルチモード型光ファイバであってもよい。本実施形態における「光ファイバOF」が本発明における「芯材」の一例に相当する。
コアOF1は、光ファイバOFの延在方向に垂直な断面において、当該光ファイバOFの略中心に位置している。このコアOF1を構成する材料としては、高い透過率を有する材料とされ、特に限定しないが、たとえば、石英系ガラスに屈折率を高くするゲルマニウム(Ge)や励起光により励起状態とされる活性元素等が添加されたものを例示することができる。活性元素としては、希土類元素を例示することができ、希土類元素の具体例としては、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イットリウム(Y)、イッテルビウム(Yb)、ホルミウム(Ho)、サマリウム(Sm)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)等を例示することができる。
クラッド層OF2は、コアOF1に積層されており、当該コアOF1の外周を隙間なく包囲している。このクラッド層OF2を構成する材料のとしては、コアOF1と同様、高い透過率を有している。また、クラッド層OF2を構成する材料の屈折率(n2)は、コアOF1を構成する材料の屈折率(n1)に対して相対的に小さい値となっており(n1>n2)、これにより、コアOF1内を伝搬する光がクラッド層OF2で全反射するようになっている。このようなクラッド層OF2を構成する材料としては、特に限定しないが、たとえば、上述のコアOF1を構成する材料と同様の材料や、何らドーパンドが添加されていない純粋石英等を例示することができる。
被覆層OF3は、クラッド層OF2に積層されており、当該クラッド層OF2の外周を包囲している。この被覆層OF3を構成する材料としては、耐熱性や化学的安定性に優れた材料が好ましく、特に限定しないが、たとえば、ポリイミド、シリコーン樹脂、及び、紫外線硬化樹脂等を例示することができる。なお、本実施形態の光ファイバOFは、1層の被覆層OF3を有しているが、2層以上の被覆層を複層させてもよい。なお、本実施形態では、この被覆層OF3の外面を光ファイバOFの被処理面OF4と称する。
そして、本実施形態では、図2(b)及び図2(c)に示すように、この光ファイバOFの被処理面OF4に触媒Cと、無電解めっき層PLと、が順に形成されている。本実施形態では、被処理面OF4に触媒Cが吸着した状態となっており、この触媒Cは、後述する無電解めっき層PLが析出する際の被膜結晶の核となるものである。この触媒Cが被処理面OF4に部分的に点在していることで、めっき処理を行うに当たり、反応起点数を増加させ、めっき処理を加速させる。このような触媒Cを構成する材料としては、特に限定しないが、たとえば、パラジウム(Pd)、パラジウム及び錫(Sn)からなる触媒金属を例示することができる。なお、触媒Cを被覆層OF3上に吸着させる方法については、後に詳細に説明する。本実施形態における「触媒C」が本発明における「触媒」の一例に相当し、本実施形態における「被処理面OF4に触媒Cが吸着した状態となった光ファイバOF」が本発明における「被めっき物」の一例に相当する。
無電解めっき層PLは、被処理面OF4に点在する触媒Cを反応起点として、当該光ファイバOFの外周に積層するように形成されている。光ファイバOFの最外層に無電解めっき層PLが形成されていることで、光ファイバOFの耐摩耗性及び耐熱性の向上が図られる。無電解めっき層PLを構成する材料としては、特に限定しないが、たとえば、銅(Cu)やニッケル(Ni)等を主成分として金属材料を例示することができる。なお、無電解めっき層PLを形成する方法については、後に詳細に説明する。本実施形態における「無電解めっき層PL」が本発明における「めっき層」の一例に相当する。
次に、本実施形態におけるめっき処理装置1について、図1を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態におけるめっき処理装置1は、搬送装置10と、表面処理部20と、を備えている。搬送装置10は、送出キャプスタン11と、複数のガイドロール12と、ダンサーロール13と、巻取キャプスタン14と、を有している。本実施形態における「搬送装置10」が本発明における「搬送手段」の一例に相当する。
送出キャプスタン11は、めっき処理装置1の上流側に設けられており、表面処理前の光ファイバOFがロール状に捲回された供給ドラム111を有している。この供給ドラム111を図中時計廻りに回転させることで、表面処理前の光ファイバOFが送出キャプスタン11から表面処理部20に連続的(無端状)に供給される。
ガイドロール12は、その位置が固定されたものであり、光ファイバOFの搬送ライン上に複数設けられている。このガイドロール12の外周に光ファイバOFを沿わせることで、当該光ファイバOFの搬送方向が変更される。なお、このガイドロール12の半径は、光ファイバOFの曲率半径よりも大きい値を有している。これにより、曲げ等により光ファイバOFにクラック等が生じるのを抑制している。
ダンサーロール13は、搬送される光ファイバOFの張力の調整及び当該光ファイバOFの張力の安定化を図るためのものであり、表面処理部20の上流側に設けられている。このダンサーロール13には、軸13aを中心として図中反時計回りに回転しようとする回転トルクが印加されており、この回転トルクと搬送される光ファイバOFの張力とが釣り合っている。つまり、送出キャプスタン11から送出される際の摩擦抵抗値や光ファイバOFの直径の大小等に起因して当該光ファイバOFに印加される張力が変動するが、この張力の変動に対応してダンサーロール13に印加される回転トルクを制御することで、当該光ファイバOFの張力の調整及び光ファイバOFの張力の安定化が図られる。なお、本実施形態では、ダンサーロール13を表面処理部20の上流側に配置しているが、特に上述に限定されず、表面処理部20の下流側に配置してもよい。
巻取キャプスタン14は、表面処理部20の下流側に設けられており、表面処理後の光ファイバOFがロール状に巻き取る回収ドラム141を有している。この回収ドラム141を図中時計廻りに回転させることで、表面処理後の光ファイバOFが巻取キャプスタン14に連続的(無端状)に回収される。なお、この巻取キャプスタン14の回転速度と上述の送出キャプスタン11の回転速度とは、実質的に一致しており、搬送中に光ファイバOFが伸線されるのを抑制している。因みに、本明細書中において、「上流側」と「下流側」とは、光ファイバOFの搬送方向を基準とする。
表面処理部20は、脱脂洗浄部30と、表面調整部40と、触媒部50と、無電解めっき部60と、乾燥部70と、を備えている。
脱脂洗浄部30では、光ファイバOFの被処理面に不純物(たとえば、汚染物、油脂分、指紋など)が付着しているので、これを洗浄する。この脱脂洗浄部30は、脱脂槽31と、第1の水洗槽32と、を有している。脱脂槽31は、たとえば、長方形状とされた槽であり、アルカリ性の脱脂水溶液が収容されている。また、脱脂槽31には、光ファイバOFの搬送方向に沿って上流側及び下流側のそれぞれに搬送口(不図示)が設けられている。この搬送口を通じて脱脂槽31内に搬送された光ファイバOFが脱脂水溶液に浸漬され、当該光ファイバOFに付着した不純物が化学的に除去される。第1の水洗槽32は、たとえば、長方形状とされた槽であり、脱脂槽31と同様、光ファイバOFの搬送方向に沿って上流側及び下流側のそれぞれに搬送口(不図示)が設けられている。この第1の水洗槽32の内部には、水が収容されているか、又は水洗用のシャワーが配置されている。この第1の水洗槽32内を光ファイバOFが通過することで、脱脂槽31において光ファイバOFに付着した脱脂水溶液の余剰分を水によって洗い流す。
表面調整部40は、界面活性化槽41と、第2の水洗槽42と、を有している。界面活性化槽41は、たとえば、長方形状とされた槽であり、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化リチウム(LiOH)、水酸化カリウム(KOH)等の界面活性剤を含むアルカリ性水溶液が収容されている。また、界面活性化槽41には、脱脂槽31と同様、光ファイバOFの搬送方向に沿って上流側及び下流側のそれぞれに搬送口(不図示)が設けられており、この搬送口を通じて界面活性化槽41内に搬送された光ファイバOFがアルカリ性水溶液に浸漬され、被処理面OF4が親水性を有するように改質される。具体的には、界面活性剤によって、光ファイバOFの被処理面OF4において、親水性が付与された部分の電荷状態が調整される。無電解めっき処理用の触媒Cとして用いられるパラジウムは、水溶液中において正イオン(カチオン)として存在するため、界面活性剤によって被処理面OF4をマイナスに帯電させておく。これにより、被処理面OF4への触媒Cの吸着を促進させることができる。第2の水洗槽42では、界面活性化槽41において光ファイバに付着したアルカリ性水溶液の余剰分を水によって洗い流す。なお、第2の水洗槽42は、第1の水洗槽32と同様の構成を有しているため、説明は省略する。
触媒部50は、触媒吸着槽51と、第3の水洗槽52と、触媒活性化槽53と、第4の水洗槽54と、を有している。触媒吸着槽51は、たとえば、長方形状とされた槽であり、上述の脱脂槽31と同様、光ファイバOFの搬送方向に沿って上流側及び下流側のそれぞれに搬送口(不図示)が設けられている。この触媒吸着槽51には、触媒Cを含む触媒付与溶液が収容されている。搬送口を通じて触媒吸着槽51内に搬送された光ファイバOFが触媒付与溶液に浸漬されることで、被処理面OF4に触媒付与溶液が付着する。この触媒付与溶液の具体例としては、塩化パラジウム(PdCl)、塩化錫(SnCl)、及び、塩酸(HCl)を混合して得られるパラジウム/錫の混合コロイド触媒付与溶液を例示することができる。第3の水洗槽52では、光ファイバOFに付着した触媒付与溶液の余剰分を水によって洗い流す。なお、第3の水洗槽52は、第1の水洗槽32と同様の構成を有しているため、説明は省略する。
触媒活性化槽53は、たとえば、長方形状とされた槽であり、上述の脱脂槽31と同様、光ファイバOFの搬送方向に沿って上流側及び下流側のそれぞれに搬送口(不図示)が設けられている。この触媒活性化槽53には、還元剤を含む還元剤水溶液が収容されている。搬送口を通じて触媒活性化槽53内に触媒付与溶液が被処理面に付着した状態の光ファイバOFを搬送して、還元剤水溶液に浸漬することで、被処理面OF4に吸着していたパラジウムを還元し、パラジウム金属として析出させる。具体的には、光ファイバOFを還元剤水溶液に浸漬することで、被処理面OF4に吸着したパラジウム/錫混合コロイド触媒粒子の表面に存在する錫が溶出して、パラジウム金属が当該光ファイバOFに吸着した状態となる。なお、還元剤の具体例としては、希硫酸(HSO)水溶液や次亜リン酸(HPO)水溶液等を例示することができる。第4の水洗槽54では、光ファイバOFに付着した還元溶液の余剰分を水によって洗い流す。なお、第4の水洗槽54は、第1の水洗槽32と同様の構成を有しているため、説明は省略する。
このように、触媒部50では、パラジウムリッチとなった触媒金属を光ファイバOFに吸着させることで、被処理面OF4の活性を向上させており、これにより、後述する無電解めっき部60において、不導体材料で構成される光ファイバOFの被処理面OF4に無電解めっき処理が可能となる。
そして、被処理面OF4に触媒Cが吸着した光ファイバOFを本実施形態の無電解めっき部60に通過させることで、無電解めっき処理により当該光ファイバOFに無電解めっき層PLを形成する。無電解めっき部60は、無電解めっき形成部61と、第5の水洗槽67と、を有している。なお、無電解めっき形成部61については、後に詳細に説明する。第5の水洗槽67では、無電解めっき形成部61において光ファイバOFに付着した無電解めっき溶液PB(後述)の余剰分を洗い流す。なお、第5の水洗槽67は、第1の水洗槽32と同様の構成を有しているため、説明は省略する。乾燥部70では、第5の水洗槽67において光ファイバOFに付着した水分を乾燥させるため、たとえば、エアナイフ等により乾燥空気を光ファイバOFに吹き付ける。なお、乾燥部70を通過した光ファイバOFは、図1に示すように、ガイドロール12を介して上述した回収ドラム141に巻き取られる。
次に、本実施形態の無電解めっき形成部61について、図3及び図4を参照しながら詳細に説明する。
図3は本発明の第1実施形態におけるめっき形成部の構成を示す概略図断面図、図4は本発明の第1実施形態におけるめっき槽の構成を示す概略平面図である。
本実施形態の無電解めっき形成部61では、無電解めっき処理によって光ファイバOFに無電解めっき層PLを形成する。この無電解めっき形成部61は、図3に示すように、めっき槽62と、バッファ槽63、管理槽64と、排出ポンプ65と、供給ポンプ66と、を備えている。めっき槽62は、入口621と、出口622と、ガス配管623と、ガス供給口624と、めっき液供給口626と、を有している。本実施形態における「めっき槽62」が本発明における「めっき槽」の一例に相当する。
めっき槽62は、図3に示すように、長方形状とされ、上方が開放しており、内部に無電解めっき液PBが収容可能となっている。このめっき槽62の上流側壁面には、入口621が形成されている。この入口621は、略真円形状とされ、めっき槽62の壁面をX方向に沿って貫通している。また、めっき槽62の下流側壁面には、出口622が形成されている。この出口622は、略真円形状とされ、めっき槽62の壁面をX方向に沿って貫通している。本実施形態では、めっき槽62の長手方向(光ファイバOFの搬送方向)の中心軸に沿って光ファイバOFが搬送されており、入口621及び出口622は、当該光ファイバOFがこれらの中心を通る位置に設けられている。
本実施形態では、光ファイバOFを常に無電解めっき液PBに浸漬した状態とするため、入口621及び出口622の上端部よりも高い位置に無電解めっき液PBの液面が位置するようになっている。入口621及び出口622からは無電解めっき液PBが流出するようになっており、バッファ槽63が流れ出る無電解めっき液PBを受け止めている。なお、この無電解めっき液PBの具体例としては、硫酸銅(CuSO)めっき液、硫酸ニッケル(NiSO)めっき液、或いは、これらの混合液等に錯化剤、還元剤、pH調整剤、及び、安定剤等を添加したものを例示することができる。本実施形態における「無電解めっき液PB」が本発明における「めっき液」の一例に相当する。
上述のめっき槽62では、無電解めっき液PB内にバブリングガスGを気泡(バブル)Bとして噴出して、当該無電解めっき液PBを撹拌できるようになっている(バブリング)。本実施形態では、めっき槽62の内部の、たとえば、底面側に沿って、複数のガス配管623(本実施形態では、5本)が設けられている。それぞれのガス配管623は、管状の部材とされ、図3及び図4に示すように、実質的に同一の長さを有している。複数のガス配管623は、相互に平行となるように配列され、光ファイバOFの搬送方向に対して直交するように設けられている。また、複数のガス配管623は、隣り合うガス配管623間の間隔が実質的に等間隔となっている。それぞれのガス配管623は、一方の端部では閉塞され、他方の端部ではガス供給口624を介してガス供給源GSに接続されている。
本実施形態では、この複数のガス配管623は、めっき槽62の下流側にのみ配置されている。この場合、複数のガス配管623のうち最も上流側のガス配管623(以下、ガス配管623aとする)は、たとえば、めっき槽62の上流側の端部から当該ガス配管623aまでの距離(L1)と、ガス配管623aからめっき槽62の下流側の端部までの距離(L2)との比が、0.3:14.7〜1:14となる位置に配置されていることが好ましい。或いは、ガス配管623aは、光ファイバOFを無電解めっき液PBへ浸漬開始してから20秒〜1分間に亘り浸漬される条件に相当する位置に配置されていることが好ましい。
なお、バブリングガスGとしては、特に限定しないが、たとえば、窒素(N2)等の非酸化性ガスや非酸化性ガスと空気の混合ガス等を例示することができる。本実施形態における「ガス配管623」が本発明における「配管」の一例に相当し、本実施形態における「バブリングガスG」が本発明における「気体」の一例に相当する。
複数のガス配管623のそれぞれには、図3及び図4に示すように、当該ガス配管623の延在方向に沿って、上方に向かって開口する複数のガス吹出口625が形成されている。このガス吹出口625は、それぞれのガス配管623毎に6箇所(合計して30箇所)形成されている。また、隣り合うガス吹出口625同士の間隔(中心間距離)は、実質的に等間隔となっている。
それぞれのガス吹出口625は、相互に略同一の形状を有しており、このガス吹出口625からは、上述のように、バブリングガスGが気泡Bとして噴出される。このようなガス吹出口625の1箇所当たりの面積(開口面積)は、吹き出すバブリングガスGの気泡Bの大きさに応じて設定される。めっき液供給口626は、めっき槽62の底面に設けられており、管理槽64と接続されている。本実施形態における「ガス吹出口625」が本発明における「気体吹出口」の一例に相当する。
バッファ槽63は、図3に示すように、めっき槽62の下側に設けられており、当該めっき槽62(具体的には、入口621及び出口622)から流れ出る無電解めっき液PBを受け止めて、管理槽64に誘導している。このバッファ槽63は、めっき液排出口631と、めっき液供給口632と、を有している。めっき液排出口631は、排出ポンプ65を介して管理槽64と接続されており、めっき槽62から流れ出た無電解めっき液PBを当該管理槽64に送り出している。めっき液供給口632は、上述のめっき液供給口626に対応して形成されており、供給ポンプ66を介して管理槽64と接続されている。
管理槽64は、図3に示すように、収容する無電解めっき液PBの温度、溶存酸素濃度(以下、単に「DO濃度」とも称する)、及び金属イオン濃度を制御するための槽であり、加熱ユニット641と、温度計642(以下、単に「TG632」とも称する)と、溶存酸素濃度計643(以下、単に「DOG633」とも称する)と、を備えている。
この管理槽64では、TG642から出力される無電解めっき液PBの液温に基づいて、加熱ユニット641により無電解めっき液PBの温度調整が行われる。また、この管理槽64では、TG642から出力される無電解めっき液PBの液温及びDOG633から出力される無電解めっき液PBのDO濃度に基づいて、めっき液供給源PBSから新た無電解めっき液PBが供給され、無電解めっき液PBの温度やDO濃度の調整が行われる。また、めっき槽62において無電解めっき処理が促進することで、無電解めっき液PB中の金属イオン濃度が低下するが、この場合は、管理槽64に新たに無電解めっき液PBが供給されることで、当該無電解めっき液PB中の金属イオン濃度の調整が行われる。
加熱ユニット641は、加熱回路641aと、ヒータ641bと、を有している。加熱回路641aは、ヒータ641bに電流を供給するための回路である。ヒータ641bは、管理槽64内に収容されており、加熱回路641aから電流が供給されることで発熱し、無電解めっき液PBを所定温度に加熱することができる。なお、このヒータ641bは、管理槽64の外側に配置されていてもよい。TG642は、管理槽64に収容された無電解めっき液PBの温度を測定している。DOG643は、管理槽64に収容された無電解めっき液PBのDO濃度を測定している。
排出ポンプ65は、一次側ではバッファ槽63と接続され、二次側では管理槽64と接続されている。この排出ポンプ65は、バッファ槽63で受け止めた無電解めっき液PBを管理槽64に送り出している。供給ポンプ66は、一次側では管理槽64と接続され、二次側ではめっき槽62と接続されている。この供給ポンプ66は、管理槽64において、水温及びDO濃度の調整が行われた無電解めっき液PBをめっき槽62に送り出している。この供給ポンプ66は、入口621及び出口622の上端部(少なくとも光ファイバOFの上端)よりも高い位置に無電解めっき液PBの液面を維持できる吐出圧により無電解めっき液PBを吐出している。
次に、本実施形態におけるめっき処理装置1によるめっき処理方法について図3及び図4を適宜参照しながら説明する。
本実施形態では、触媒部50において、光ファイバOFの被処理面OF4に触媒Cを吸着させた後、当該光ファイバOFを無電解めっき部60の無電解めっき形成部61に搬送する。無電解めっき形成部61では、無電解めっき液PBに光ファイバOFを浸漬して、無電解めっき処理を行う。
ここで、本実施形態では、無電解めっき処理を行うに当たり、バブリングガスGを無電解めっき液PB中に噴出することで、当該無電解めっき液PB中のDO濃度を低下させている。無電解めっき液PB中の溶存酸素は、当該無電解めっき液PBに浸漬された触媒Cや遊離電子と優先的に反応するため、たとえば、溶存酸素の還元反応により触媒Cが酸化し消費され、無電解めっき層PLの析出レートが低下するおそれがある。特に、本実施形態の光ファイバOFは、被めっき面積が小さいことから、無電解めっき液PB中の溶存酸素の影響が顕著となり易い。このような場合、バブリングガスGを気泡Bとして無電解めっき液PB内に吹き付け、当該無電解めっき液PBを流動させ撹拌することで、無電解めっき液PB中のDO濃度を低下させ、無電解めっき層PLの析出レートが低下するのを抑制している。
しかしながら、従来では、めっき槽の上流側において、大きい流量のバブリングガスにより撹拌される無電解めっき液に触媒が曝されることで、当該触媒が脱落するおそれがあった。また、噴出したバブリングガスGの気泡Bが光ファイバの被処理面に吸着する触媒と衝突して破裂し、衝撃により当該触媒が脱落するおそれもあった。このように触媒が脱落した部分では、無電解めっき層が形成されにくく、光ファイバの被処理面上に無めっき部が形成され、当該光ファイバの品質を損なうおそれがある。
これに対し、本実施形態では、めっき槽62の下流側にのみバブリングガスGを噴出するガス配管623(具体的には、ガス吹出口625)を配置している。つまり、めっき槽62の上流側においては、バブリングガスGによる無電解めっき液PBの撹拌が抑制されており、これにより、触媒Cの脱落が抑制されている。また、噴出したバブリングガスGの気泡Bが光ファイバOFに吸着する触媒Cと衝突するのを防いでおり、これにより、当該触媒Cが脱落するのをさらに抑制している。
めっき槽62の上流側では、触媒Cを反応起点として、光ファイバOF上に無電解めっき層PLを構成するめっき金属が析出する。そして、さらに無電解めっき処理が促進し、光ファイバOFを包囲するように無電解めっき層PLが層状に形成される。これにより、無電解めっき層PLが被処理面OF4に点在する触媒Cを覆うように形成されるため、触媒Cがより強固に当該被処理面OF4に担持される。
つまり、めっき槽62の下流側では、無電解めっき層PLが層状に形成されたことで、光ファイバOFの被処理面OF4から触媒Cが脱落するおそれは低くなっている。従って、めっき槽62の下流側では、ガス吹出口625からバブリングガスGを吹き出すことで、光ファイバOF廻りの無電解めっき液PBを撹拌する。これにより、無電解めっき液PB中のDO濃度が低下し、無電解めっき層PLの析出レートの向上が図られる。
また、光ファイバOF廻りでは、触媒C近傍で還元剤が酸化し、無電解めっき液PB中の金属イオンが還元されることで、めっき金属が析出するが、これにより、光ファイバOF周りにおいて、無電解めっき液PB中の金属イオンが消費され、当該金属イオンの濃度が低下した領域(以下、単に「拡散層」とも称する)が形成される。このような拡散層では、金属イオンが欠乏しており、無電解めっき層PLの析出レートが低下するおそれがある。
これに対して、本実施形態では、めっき槽62の下流側において、ガス吹出口625からバブリングガスGを吹き出して、光ファイバ廻りの無電解めっき液PBを撹拌する。これにより、金属イオン濃度の低い領域と金属イオン濃度の高い領域とが混合され、拡散層を薄膜化し、さらに、光ファイバOF廻りに高い金属イオン濃度を有する無電解めっき液PBが供給される。この結果、無電解めっき層PLの析出レートの向上が図られる。
本実施形態のめっき処理装置1及びめっき処理方法は、以下の効果を奏する。
本実施形態では、めっき槽62の上流側においては、ガス吹出口625を配置せず、めっき槽62の下流側においては、ガス吹出口625からバブリングガスGを吹き出すことで、光ファイバOF廻りの無電解めっき液PBを撹拌する。このように、めっき槽62の上流側において、無電解めっき液PB内に吹き出すバブリングガスGの流量を小さくする(本実施形態では、バブリングガスGを吹き出さない)ことで、光ファイバOFからの触媒Cの脱落の抑制が図られる。さらに、これに加えて、めっき槽62の下流側において、無電解めっき液PB内に吹き出すバブリングガスGの流量を大きくすることで、無電解めっき層PLの析出レートの向上が図られる。
なお、本実施形態におけるガス配管623は、光ファイバOFの搬送方向に対して直交するように配置されているが、特にこれに限定されない。図5は本発明の第1実施形態におけるめっき槽の変形例を示す概略図であり、図5(a)は側面断面図、図5(b)は平面図である。
例えば、複数のガス配管623B(本実施形態では、4本)は、図5(a)及び図5(b)に示すように、光ファイバOFの搬送方向に対して平行に設けられていてもよい。複数のガス配管623Bは、隣り合うガス配管623B同士の間隔が実質的に等間隔に配列されている。また、それぞれのガス配管623Bは、一方の端部(下流側の端部)でガス供給口624Bを介してガス供給源GSに接続されている。
このようなガス配管623Bは、ガス配管623と同様、めっき槽62の下流側にのみ配置されている。このガス配管623Bの上流側の端部は、たとえば、めっき槽62の上流側の端部から当該ガス配管623Bの上流側の端部までの距離(L3)と、ガス配管623Bの上流側の端部からめっき槽62の下流側の端部までの距離(L4)との比が、0.3:14.7〜1:14となる位置に配置されていることが好ましい。或いは、ガス配管623Bの上流側の端部は、光ファイバOFを無電解めっき液PBへ浸漬開始してから20秒〜1分間に亘り浸漬される条件に相当する位置に配置されていることが好ましい。
このガス配管623Bのそれぞれにも、当該ガス配管623Bの延在方向に沿って、ガス吹出口625が形成されている。本実施形態では、ガス吹出口625は、それぞれのガス配管623B毎に8箇所(合計して32箇所)形成されている。
≪第2実施形態≫
図6は本発明の第2実施形態におけるめっき槽の構成を示す概略図であり、図6(a)は側面断面図、図6(b)は平面図である。
本実施形態のめっき処理装置1Bでは、複数のガス配管623Cがめっき槽62の上流側から下流側に亘って並んで配置されている点と、ガス配管623Cに形成された複数のガス吹出口625B同士の間隔がガス配管623に形成された複数のガス吹出口625同士の間隔と異なる点において、第1実施形態で説明しためっき処理装置1と相違しており、その他の構成は、第1実施形態と同様であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
複数のガス配管623C(本実施形態では、10本)は、図6(a)及び図6(b)に示すように、実質的に同一の長さとされ、めっき槽62の上流側から下流側に亘って並んで配置されている。複数のガス配管623Cは、相互に平行となるように配列され、光ファイバOFの搬送方向に対して直交するように設けられている。また、複数のガス配管623Cは、隣り合うガス配管623C間の間隔が実質的に等間隔となっている。それぞれのガス配管623Cは、一方の端部では閉塞され、他方の端部ではガス供給口624を介してガス供給源GSに接続されている。
複数のガス配管623Cのそれぞれには、当該ガス配管623Cの延在方向に沿って、上方に向かって開口する複数のガス吹出口625Bが形成されている。それぞれのガス吹出口625Bは、相互に略同一の形状を有している。また、図6(b)に示すように、上流側に配置されるガス配管623Cに形成された複数のガス吹出口625B間の間隔は、下流側に配置されるガス配管623Cに形成された複数のガス吹出口625B間の間隔に対して相対的に大きくなっている。また、複数のガス吹出口625Bは、隣り合う当該ガス吹出口625B間の間隔が、上流側から下流側に向かうに従い、徐々に小さくなるように配置されている。
つまり、本実施形態では、めっき槽62の上流側において、ガス吹出口625Bの数量が小さいため、当該ガス吹出口625Bから吹き出すバブリングガスGの流量が小さくなっている。このように、めっき槽62の上流側においては、比較的小さい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、触媒Cの脱落を抑制すると共に、光ファイバOF廻りの無電解めっき液PBのDO濃度を低下させ、無電解めっき槽PLの析出レートの向上を図っている。
一方、めっき槽62の下流側では、隣り合うガス吹出口625B同士の間隔が小さく、ガス吹出口625Bの数量が大きいため、当該ガス吹出口625Bから吹き出すバブリングガスGの流量が大きくなっている。このように、めっき槽62の下流側では、比較的大きい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、光ファイバ廻りの無電解めっき液PB中のDO濃度をさらに低下させ、無電解めっき層PLの析出レートの向上を図っている。
また、比較的大きい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、第1実施形態と同様、光ファイバOF廻りに形成される拡散層を薄膜化し、さらに、光ファイバOF廻りに高い金属イオン濃度を有する無電解めっき液PBを供給することで、無電解めっき層PLの析出レートの向上をさらに図っている。
なお、本実施形態では、複数のガス配管623Cは、めっき槽62の上流側から下流側に亘って設けられ、それぞれのガス配管623Cは、搬送方向に対して直交するように設けられているが、特に上述に限定されない。図7は本発明の第2実施形態におけるめっき槽の変形例を示す概略図であり、図7(a)は側面断面図、図7(b)は平面図である。
たとえば、図7(a)及び図7(b)に示すように、複数のガス配管623Dは、めっき槽62の上流側から下流側に亘って、光ファイバOFの搬送方向に対して平行となるように設けられていてもよい。複数のガス配管623Dは、実質的に同一の長さを有し、隣り合うガス配管623D同士の間隔が実質的に等間隔となっている。また、それぞれのガス配管623Dは、一方の端部では閉塞され、他方の端部ではガス供給口624Bを介してガス供給源GSに接続されている。
複数のガス配管623Dのそれぞれには、当該ガス配管623Dの延在方向に沿って、上方に向かって開口する複数のガス吹出口625Cが形成されている。それぞれのガス吹出口625Cは、相互に略同一の形状を有している。本実施形態では、図7(a)及び図7(b)に示すように、上流側でのガス吹出口625C間の間隔が、下流側でのガス吹出口625C間の間隔に対して相対的に大きくなっている。
≪第3実施形態≫
図8は本発明の第3実施形態におけるめっき槽の構成を示す概略図であり、図8(a)は側面断面図、図8(b)は平面図である。
本実施形態のめっき処理装置1Cは、複数のガス配管623Eが異なる間隔で配置されている点において、第1実施形態と相違しており、その他の構成は、第1実施形態で説明しためっき処理装置1と同様であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
複数のガス配管623E(本実施形態では、10本)は、図8(a)及び図8(b)に示すように、実質的に同一の長さとされ、めっき槽62の上流側から下流側に亘って並んで配置されている。複数のガス配管623Eは、相互に平行となるように配列され、光ファイバOFの搬送方向に対して直交するように設けられている。それぞれのガス配管623Cは、一方の端部では閉塞され、他方の端部ではガス供給口624を介してガス供給源GSに接続されている。
本実施形態では、複数のガス配管623Eは、上流側における隣り合うガス配管623E間の間隔が、下流側における隣り合うガス配管623E間の間隔に対して相対的に大きくなるように配置されている。また、複数のガス配管623Eは、隣り合う当該ガス配管623E間の間隔が、上流側から下流側に向かうに従い徐々に小さくなるように配置されている。また、これらのガス配管623Eのそれぞれには、複数のガス吹出口625が形成されている。なお、ガス配管625は、第1実施形態で説明した構成と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
つまり、本実施形態では、めっき槽62の上流側において、複数のガス吹出口625が空疎に配置されており、当該ガス吹出口625から吹き出すバブリングガスGの流量が小さくなっている。このように、めっき槽62の上流側においては、比較的小さい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、触媒Cの脱落を抑制すると共に、光ファイバOF廻りの無電解めっき液PBのDO濃度を低下させ、無電解めっき槽PLの析出レートの向上を図っている。
一方、めっき槽62の下流側では、複数のガス吹出口625が緊密に配置されており、当該ガス吹出口62Bから吹き出すバブリングガスGの流量が大きくなっている。このように、めっき槽62の下流側においては、比較的大きい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、光ファイバ廻りの無電解めっき液PB中のDO濃度をさらに低下させ、無電解めっき層PLの析出レートの向上を図っている。
また、比較的大きい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、第1実施形態と同様、光ファイバOF廻りに形成される拡散層を薄膜化し、さらに、光ファイバOF廻りに高い金属イオン濃度を有する無電解めっき液PBを供給することで、無電解めっき層PLの析出レートの向上をさらに図っている。
≪第4実施形態≫
図9(a)は本発明の第4実施形態におけるめっき槽の構成を示す概略平面図、図9(b)は本発明の第4実施形態におけるめっき槽の変形例の構成を示す概略平面図である。
本実施形態のめっき処理装置1Dでは、複数のガス配管623Fがめっき槽62の上流側から下流側に亘って並んで配置されている点と、ガス配管623Fに形成されたガス吹出口625Dの形状がガス配管623に形成されたガス吹出口625の形状と異なる点において、第1実施形態と相違しており、その他の構成は、第1実施形態で説明しためっき処理装置1と同様であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
複数のガス配管623F(本実施形態では、10本)のそれぞれには、図9(a)に示すように、当該ガス配管623Fの延在方向に沿って、上方に向かって開口する複数のガス吹出口625Dが形成されている。なお、本実施形態におけるガス配管623Fは、第2実施形態で説明した構成と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。このガス吹出口625Dは、それぞれのガス配管623F毎に6箇所(合計して60箇所)形成されている。また、隣り合うガス吹出口625D同士の間隔は、実質的に等間隔となっている。
本実施形態では、図9(a)に示すように、上流側に配置されるガス配管623Fに形成されたガス吹出口625Dの開口面積は、下流側に配置されるガス配管623Fに形成されたガス吹出口625Dの開口面積に対して相対的に小さくなっている。また、ガス吹出口625Dの開口面積は、上流側から下流側に向かうに従い、徐々に大きくなっている。
つまり、本実施形態では、めっき槽62の上流側では、ガス吹出口625Dの開口面積が小さいため、当該ガス吹出口625Dから吹き出すバブリングガスGの流量が小さくなっている。このように、めっき槽62の上流側においては、比較的小さい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、触媒Cの脱落を抑制すると共に、光ファイバOF廻りの無電解めっき液PBのDO濃度を低下させ、無電解めっき槽PLの析出レートの向上を図っている。
一方、めっき槽62の下流側では、ガス吹出口625Dの開口面積が大きいため、当該ガス吹出口625Dから吹き出すバブリングガスGの流量が大きくなっている。このように、めっき槽62の下流側では、ガス吹出口625Dから比較的大きい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、光ファイバ廻りの無電解めっき液PB中のDO濃度をさらに低下させ、無電解めっき層PLの析出レートの向上を図っている。
また、比較的大きい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、第1実施形態と同様、光ファイバOF廻りに形成される拡散層を薄膜化し、さらに、光ファイバOF廻りに高い金属イオン濃度を有する無電解めっき液PBを供給することで、無電解めっき層PLの析出レートの向上をさらに図っている。
なお、本実施形態では、複数のガス配管623Fは、めっき槽62の上流側から下流側に亘って、搬送方向に対して直交するように設けられているが、特に上述に限定されない。
たとえば、図9(b)に示すように、複数のガス配管623Gが設けられていてもよい。このガス配管623Gは、第2実施形態で説明したガス配管623Dと同様に、めっき槽62の上流側から下流側に亘って、光ファイバOFの搬送方向に対して平行となるように設けられ、隣り合うガス配管623G同士の間隔が実質的に等間隔となっている。
複数のガス配管623G(本実施形態では、4本)のそれぞれには、当該ガス配管623Gの延在方向に沿って、上方に向かって開口する複数のガス吹出口625Eが形成されている。このガス吹出口625Eは、それぞれのガス配管623G毎に15箇所(合計して60箇所)形成されている。また、隣り合うガス吹出口625E同士の間隔は、実質的に等間隔となっている。
本実施形態では、図9(b)に示すように、上流側に配置されるガス配管623Gに形成されたガス吹出口625Eの開口面積は、下流側に配置されるガス配管623Gに形成されたガス吹出口625Eの開口面積に対して相対的に小さくなっている。また、ガス吹出口625Eは、その開口面積が上流側から下流側に向かうに従い徐々に大きくなるように形成されている。
≪第5実施形態≫
図10は本発明の第4実施形態におけるめっき槽の構成を示す図であり、図10(a)は側面断面図、図10(b)は平面図である。
本実施形態のめっき処理装置1Eでは、複数のガス配管623Hがめっき槽62の上流側から下流側に亘って並んで配置されている点と、ガス供給源GSとそれぞれのガス供給口624の間にコントロールバルブCVが設けられている点において、第1実施形態と相違しており、その他の構成は、第1実施形態で説明しためっき処理装置1と同様であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
コントロールバルブCVは、ガス配管623Hに供給されるバブリングガスGの流量を調整する流量調整手段であり、図10(a)及び図10(b)に示すように、それぞれのガス供給口624の一次側(ガス供給源GS側)に設けられている。このコントロールバルブCVの開度を制御することで、当該コントロールバルブCVの二次側に設けられたガス配管623Hに供給されるバブリングガスGの流量を調整することができる。なお、このコントロールバルブCVを遮断することで、ガス供給源GSからガス配管623HへのバブリングガスGの供給が停止される。因みに、本実施形態における複数のガス配管623Hは、第2実施形態で説明したガス配管623Cと同様に、めっき槽62の上流側から下流側に亘って並んで配置されると共に、光ファイバOFの搬送方向に対して直交するように設けられている。また、複数のガス配管623Hは、相互に平行となっており、隣り合うガス配管623H間の間隔が実質的に等間隔となっている。本実施形態における「コントロールバルブCV」が本発明における「気体流量調整手段」の一例に相当する。
本実施形態では、コントロールバルブCVの開度を制御して、めっき槽62の上流側では、ガス配管623Hに供給されるバブリングガスGの流量を小さくし、めっき槽62の下流側では、ガス配管623Hに供給されるバブリングガスGの流量を大きくしている。
従って、本実施形態では、めっき槽62の上流側では、比較的小さい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、触媒Cの脱落を抑制すると共に、光ファイバOF廻りの無電解めっき液PBのDO濃度を低下させ、無電解めっき槽PLの析出レートの向上を図っている。
一方、めっき槽62の下流側では、ガス吹出口625から比較的大きい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、光ファイバ廻りの無電解めっき液PB中のDO濃度をさらに低下させ、無電解めっき層PLの析出レートの向上を図っている。
また、本実施形態では、比較的大きい流量のバブリングガスGにより無電解めっき液PBを撹拌することで、第1実施形態と同様、光ファイバOF廻りに形成される拡散層を薄膜化し、さらに、光ファイバOF廻りに高い金属イオン濃度を有する無電解めっき液PBを供給することで、無電解めっき層PLの析出レートの向上をさらに図っている。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属するすべての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、以上に説明した各実施形態では、第1実施形態において下流側にのみガス吹出口625を設ける構成を説明し、第2実施形態において隣り合うガス吹出口625B(625C)の間の間隔が、上流側から下流側に向かって漸減する構成を説明し、第3実施形態において複数の配管623Eの間の間隔が、上流側から下流側に向かって漸減する構成を説明し、第4実施形態において複数のガス吹出口625D(625E)の開口面積が、上流側から下流側に向かって漸増する構成を説明し、第5実施形態において複数の配管623Hのそれぞれの一次側にコントロールバルブCVを設ける構成を説明したが、これらの構成を適宜組み合わせてもよい。
1・・・めっき処理装置
10・・・搬送装置
11・・・送出キャプスタン
111・・・供給ドラム
12・・・ガイドロール
13・・・ダンサーロール
13a・・・軸
14・・・巻取キャプスタン
141・・・回収ドラム
20・・・表面処理部
30・・・脱脂洗浄部
31・・・脱脂槽
32・・・第1の水洗槽
40・・・表面調整部
41・・・界面活性化槽
42・・・第2の水洗槽
50・・・触媒部
51・・・触媒吸着槽
52・・・第3の水洗槽
53・・・触媒活性化槽
54・・・第4の水洗槽
60・・・無電解めっき部
61・・・無電解めっき形成部
62・・・無電解めっき槽
621・・・入口
622・・・出口
623,623B〜623H・・・ガス配管
BD・・・湾曲部
624,624B・・・ガス供給口
625,625B〜625E・・・ガス吹出口
626・・・めっき液供給口
63・・・バッファ槽
631・・・めっき液排出口
632・・・めっき液供給口
64・・・管理槽
641・・・加熱ユニット
641a・・・加熱回路
641b・・・ヒータ
642・・・温度計(TG)
643・・・溶存酸素濃度計(DOG)
65・・・排出ポンプ
66・・・供給ポンプ
67・・・第5の水洗槽
70・・・乾燥部
OF・・・光ファイバ
OF1・・・コア
OF2・・・クラッド層
OF3・・・被覆層
OF4・・・被処理面
C・・・触媒
PL・・・無電解めっき層
PB・・・めっき液
PBS・・・めっき液供給源
G・・・非酸化性ガス
B・・・気泡
GS・・・ガス供給源
CV・・・コントロールバルブ

Claims (10)

  1. 芯材及び前記芯材に吸着した触媒を有する被めっき物を搬送しながら、前記被めっき物をめっき液に浸漬して前記被めっき物上にめっき層を形成するめっき処理装置であって、
    前記被めっき物を上流側から下流側に搬送する搬送手段と、
    前記めっき液を収容するめっき槽と、
    前記めっき液内に気体を吹き出す複数の気体吹出口と、を備え、
    上流側における前記気体吹出口から吹き出す気体の流量が、下流側における前記気体吹出口から吹き出す気体の流量に対して相対的に小さくなるように、前記気体吹出口が設けられていることを特徴とするめっき処理装置。
  2. 請求項1に記載のめっき処理装置であって、
    上流側における前記気体吹出口の数量が、下流側における前記気体吹出口の数量に対して相対的に少ないことを特徴とするめっき処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載のめっき処理装置であって、
    上流側における隣り合う前記気体吹出口の間の間隔が、下流側における隣り合う前記気体吹出口の間の間隔に対して相対的に大きいことを特徴とするめっき処理装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のめっき処理装置であって、
    上流側における前記気体吹出口の開口面積が、下流側における前記気体吹出口の開口面積に対して相対的に小さいことを特徴とするめっき処理装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のめっき処理装置であって、
    前記気体吹出口は、下流側にのみ配置されていることを特徴とするめっき処理装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のめっき処理装置であって、
    前記めっき処理装置は、前記めっき液に浸漬するように前記めっき槽内に設けられた配管をさらに備え、
    前記気体吹出口は、前記配管に形成されていることを特徴とするめっき処理装置。
  7. 請求項6に記載のめっき処理装置であって、
    搬送方向に対して交差する複数の前記配管が配置され、
    上流側における前記配管の間の間隔が、下流側における前記配管の間の間隔に対して相対的に大きくなるように、複数の前記配管が設けられていることを特徴とするめっき処理装置。
  8. 請求項6に記載のめっき処理装置であって、
    前記めっき処理装置は、前記配管に供給される気体の流量を制御する気体流量調整手段をさらに備え、
    複数の前記配管は、搬送方向に対して交差するように配置され、
    前記気体流量調整手段は、上流側における前記気体吹出口から吹き出す気体の流量が、下流側における前記気体吹出口から吹き出す気体の流量に対して相対的に小さくなるように、前記配管に供給される気体の流量を制御することを特徴とするめっき処理装置。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載のめっき処理装置であって、
    前記気体が非酸化性ガスを含むことを特徴とするめっき処理装置。
  10. 芯材及び前記芯材に吸着した触媒を有する被めっき物を搬送しながら、前記被めっき物をめっき液に浸漬して前記被めっき物上にめっき層を形成するめっき処理方法であって、
    前記被めっき物をめっき液に浸漬した状態で、前記めっき液内に気体を吹き出し、前記めっき液を撹拌する際に、上流側において吹き出す気体の流量が、下流側において吹き出す気体の流量に対して相対的に小さいことを特徴とするめっき処理方法。
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CN105296978A (zh) * 2015-10-12 2016-02-03 扬州金辰不锈钢制造有限公司 一种高效皮膜槽

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