JP2016107962A - 車両用灯火器 - Google Patents

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研介 大島
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Abstract

【課題】部品点数を削減できる車両用灯火器を提供する。【解決手段】車両用灯火器100は車両の後部に備えられる。この車両用灯火器100は、ライセンスプレートLを照明するライセンスプレートランプの光源10Lと、車両の後方に向けて照射する後方灯火の光源10Bと、ライセンスプレートランプの光源10Lと後方灯火の光源10Bとを収容するハウジング20とを備える。このハウジング20はライセンスプレート側と後方側とが開口しており、車両用灯火器100はハウジング20の開口を塞ぐカバーレンズ30を備える。また、車両用灯火器100は、ライセンスプレートランプの光源10Lの後方側に設けられ、ライセンスプレートランプ10Lの照射光が後方に漏れるのを防ぐ遮光部材(支持部21)を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の後部に備えられる車両用灯火器に関する。特に、部品点数を削減できる車両用灯火器に関する。
自動車などの車両は、後部に灯火器が備えられている。車両後部の灯火器には、例えば、後方のライセンスプレート(ナンバープレート)を照明するライセンスプレートランプ(番号灯。ナンバープレートランプとも呼ばれる)がある。ライセンスプレートランプは、ライセンスプレートが取り付けられるリヤバンパー、トランク、バックドアなどのリヤパネルにおけるライセンスプレートの上方に取り付けられ、ライセンスプレートに向けて下方に照射することが一般的である(特許文献1を参照)。
車両の後部には、ライセンスプレートランプの他、車両の後方に向けて照射する、例えばバックランプ(後退灯。バックアップランプとも呼ばれる)や、場合によってはリヤフォグランプがある。
一般に、ライセンスプレートランプと、バックランプやリヤフォグランプなどの後方灯火とは、それぞれ独立して離れた位置に別個に設けられている。
特開2006−7889号公報
自動車に対するコスト削減の要求は強く、車両用灯火器においても、部品点数を削減して更なるコスト削減を図ることが求められている。
そこで、本発明の目的の一つは、部品点数を削減できる車両用灯火器を提供することにある。
(1)本発明の一形態に係る車両用灯火器は、車両の後部に備えられる車両用灯火器である。この車両用灯火器は、ライセンスプレートを照明するライセンスプレートランプの光源と、車両の後方に向けて照射するバックランプ又はリヤフォグランプのいずれか一方の後方灯火の光源と、ライセンスプレートランプの光源と後方灯火の光源とを収容するハウジングとを備える。このハウジングは、ライセンスプレート側と後方側とが開口している。また、上記車両用灯火器は、ライセンスプレートランプの光源の後方側に設けられ、ライセンスプレートランプの照射光が後方に漏れるのを防ぐ遮光部材を備える。
(2)上記車両用灯火器の一形態としては、ライセンスプレートランプの光源と後方灯火の光源とが搭載される基板と、ハウジング内に前後方向と交差する方向に設けられ、基板が取り付けられる支持部とを備え、基板の一端側にライセンスプレートランプの光源が配置され、他端側に後方灯火の光源が配置されている形態が挙げられる。そして、基板は、一端側と他端側の間の中間部が支持部に交差すると共に、一端側が前側、他端側が後側となるように支持部に取り付けられ、支持部の一部が上記遮光部材として機能する。
(3)上記車両用灯火器の一形態としては、ライセンスプレートランプの光源と後方灯火の光源とが搭載される基板を備え、基板の一方の面にライセンスプレートランプの光源が配置され、他方の面に後方灯火の光源が配置されている形態が挙げられる。そして、基板は、一方の面が前側、他方の面が後側となるようにハウジング内に取り付けられ、基板が上記遮光部材として機能する。
上記(1)に記載の本発明の車両用灯火器によれば、ライセンスプレートランプの光源と後方灯火の光源とが共通のハウジングに収容されて一体化される。そのため、ライセンスプレートランプと後方灯火とが別々に設けられていた従来に比べて、部品点数を削減でき、コスト削減を図ることができる。また、本発明の車両用灯火器によれば、遮光部材を備えることで、日本国内の「道路運送車両の保安基準」に定められた基準に適合できる。
上記(2)に記載の本発明の一形態によれば、ライセンスプレートランプの光源と後方灯火の光源とが共通の基板に搭載されることで、部品点数を削減できる。また、この形態では、基板の支持部が遮光部材を兼ねることから、部品点数を削減できる。
上記(3)に記載の本発明の一形態によれば、ライセンスプレートランプの光源と後方灯火の光源とが共通の基板に搭載されることで、部品点数を削減できる。また、この形態では、基板が遮光部材を兼ねることから、部品点数を削減できる。
実施例1の車両用灯火器が車両の後部に取り付けられた状態を示す外観概略斜視図である。 図1に示す車両用灯火器の(II)−(II)概略縦断面図である。 実施例1の車両用灯火器を下方向から見た概略断面図である。 実施例1の車両用灯火器の変形例1−1を示す概略断面図である。 実施例2の車両用灯火器の概略縦断面図である。 実施例2の車両用灯火器の変形例2−1を示す概略断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る車両用灯火器の具体例を説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。なお、以下の説明において、「前」とは車両の前側(図2、図4及び図5の紙面右側)、「後」とは車両の後側(図2、図4及び図5の紙面左側)をいい、「右」とは車両の右側(図2、図4及び図5の紙面手前側)、「左」とは車両の左側(図2、図4及び図5の紙面奥側)をいう。
[実施例1]
図1〜図3を参照して、実施例1の車両用灯火器を説明する。図1に示すように、自動車(車両)Vの後部にライセンスプレートLが取り付けられている。この例では、リヤバンパーRbのリヤパネルRpの一部に前方に凹む凹部が設けられ、その凹部の奥面にライセンスプレートLが取り付けられている。また、車両Vの後部には、ライセンスプレートLの上方に車両用灯火器100が取り付けられている。この例では、ライセンスプレートLの上方においてリヤパネルRpに後方側と下側とが開口する直方体状の凹部が形成されており、その凹部に車両用灯火器100が埋め込まれている。
(車両用灯火器)
車両用灯火器100は、図2に示すように、ライセンスプレートランプの光源10Lと、後方灯火の光源10Bと、両光源10L,10Bが搭載される基板11と、ハウジング20とを備える。車両用灯火器100は、ライセンスプレートランプの光源10Lの照射光をライセンスプレートLの上方から照射して、ライセンスプレートLを照明する。また、車両用灯火器100は、後方灯火の光源10Bの照射光を車両V(図1参照)の後方に向けて照射する。ここでは、後方灯火はバックランプであり、ギヤをバックに入れると同時に光源10Bが点灯し、後退することを表示する。
(ライセンスプレートランプの光源、後方灯火の光源)
ライセンスプレートランプの光源10Lは、ライセンスプレートLを照射するものである。光源10Lは、基板11の表面上に搭載され、基板11の表面に対して略垂直方向に光を照射するように実装されている(図2中、点線矢印は照射光を示す。図4及び図5も同じ)。後方灯火の光源10Bは、車両の後方に向けて照射するものであり、光源10Lと同じ基板11の表面上に搭載されている。光源10Bは、基板11の表面に対して略水平方向に光を照射するように実装されている。両光源10L,10Bは、出力(照射光量)などの要求特性を満たすものであればよく、例えばLED(発光ダイオード)、LD(レーザーダイオード)、白熱電球(バルブ)など各種光源を利用できる。この例では、両光源10L,10BはLEDである。具体的には、光源10Lがトップエミッタ型のLEDであり、光源10Bがサイドエミッタ型のLEDである。また、両光源10L,10Bは、必要な出力や照射領域を確保するため、例えば左右方向に複数配列されていてもよい。
(基板)
基板11は、ライセンスプレートランプの光源10L及び後方灯火の光源10Bが搭載されており、基板11の一端側にライセンスプレートランプの光源10Lが配置され、他端側に後方灯火の光源10Bが配置されている。基板11には、各光源10L,10Bを制御するための制御回路(図示せず)が実装されている。そして、両光源10L,10B及び基板11がハウジング20内に収容されている。基板11の表面に、アルミニウムなどの金属を蒸着して反射膜を形成したり、反射材を貼り付けたり、反射塗料を塗装したりして、光を反射する反射面を形成してもよい。
(ハウジング)
ハウジング20は、両光源10L,10B及び基板11を収容し、ライセンスプレート側(下側)と後方側が開口している。この例では、ハウジング20は、左右方向(横方向)に長い直方体状の箱型であり、下面と後面とが開口している。ハウジング20は、ライセンスプレート側及び後方側が開口することで、各光源10L,10Bの照射光が通過でき、ライセンスプレートL及び後方に向けて照射できる。ハウジング20は、金属や樹脂で形成されている。ハウジング20は、例えば、リヤパネルRpに接着やネジ留めしたり、ハウジング20に爪(図示せず)を設け、この爪をリヤパネルRpの取り付け孔に嵌め込むことで、リヤパネルRpに取り付けられ、これにより車両用灯火器100がリヤパネルRpに取り付けられる。
(支持部)
図2に示すように、ハウジング20内には、基板11が取り付けられる支持部21が設けられている。この例では、支持部21が板状であり(図3も参照)、ハウジング20の上面20uから前後方向と交差する方向(下方向)に突出するようにハウジング20に一体に形成されている。そして、この支持部21に対して、光源10Lが搭載された表面が下側に向くように基板11が取り付けられている。具体的には、基板11は、各光源10L,10Bが配置された一端側と他端側の間の中間部が支持部21に交差すると共に、一端側が前側、他端側が後側となるように支持部21に取り付けられている。つまり、基板11は、ハウジング20内に前後方向(略水平方向)に沿って配置されている。この例では、図3に示すように、基板11の中間部に表裏に貫通する挿通孔が設けられており、この挿通孔に支持部21を挿通して基板11を取り付けている。そのため、基板11の中間部が支持部21に交差し、支持部21の一部が基板11の中間部で表面から突出することになる。図2に示すように、基板11を貫通して表面側に突出する支持部21の一部は、ライセンスプレートランプの光源10Lの後方側に位置し、光源10Lからの照射光のうち、後方に漏れる光を遮光する。つまり、支持部21は光源10Lの照射光が後方に漏れるのを防ぐ遮光部材としても機能する。この支持部21の表面に、アルミニウムなどの金属を蒸着して反射膜を形成したり、反射材を貼り付けたり、反射塗料を塗装したりして、光を反射する反射面を形成してもよい。本例の場合、特に支持部21の前側(即ち、光源10B側)の表面に反射面を形成することが好ましい。
この例では、ハウジング20の上面20uに一体形成された固定部22に基板11の裏面を当て止めし、基板11を固定部22にネジ留めしている。
(カバーレンズ)
車両用灯火器100は、ハウジング20の開口を塞ぐ透明なカバー(カバーレンズ30)を備える。カバーレンズ30は、ハウジング20のライセンスプレート側と後方側の開口に取り付けられ、ハウジング20を閉塞する。この例では、カバーレンズ30は、長手方向断面がL字状であり、ライセンスプレート側の面(下面)と後方側の面(後面)とがそれぞれレンズになっており、ライセンスプレート側がライセンスプレート側レンズ30L、後方側が後方側レンズ30Bである。カバーレンズ30は透明な樹脂材料で形成されている。カバーレンズ30は、例えば、ハウジング20に接着やネジ留めしたり、カバーレンズ30に爪(図示せず)を設け、この爪をハウジング20の取り付け孔に嵌め込むことで、ハウジング20に取り付けられる。
上述した実施例1の車両用灯火器100によれば、ライセンスプレートランプの光源10Lと後方灯火(この例ではバックランプ)の光源10Bとが共通のハウジング20に収容されており、一体化されている。そのため、ライセンスプレートランプと後方灯火とが別々に設けられていた従来に比べて、部品点数を削減でき、コスト削減を図ることができる。また、実施例1の車両用灯火器100によれば、支持部21の一部がライセンスプレートランプの光源10Lの照射光が後方に漏れるのを防ぐ遮光部材となるため、日本国内の「道路運送車両の保安基準」に定められた基準に適合できる。実施例1の車両用灯火器100では、支持部21の一部が遮光部材を兼ねることから、部品点数を更に削減できる。
[変形例1−1]
図4に示すように、実施例1の車両用灯火器100において、反射板(リフレクタ)25を別途設けてもよい。この例では、反射板25は光源10Bの下方側に設けられている。また、後方灯火の光源10Bは、基板11の表面に対して略垂直方向に光を照射するように実装されており、ライセンスプレートランプの光源10Lと同じトップエミッタ型のLEDである。支持部21の長さは、図2に示す実施例1に比較して短くしている。
この例では、後方灯火の光源10Bの照射光が下方に照射される。反射板25は、光源10Bの照射光を後方に反射させるため、後方側の表面が傾斜するように取り付けられると共に、その表面に光を反射させる反射面が形成されている。つまり、反射板25により、光源10Bの照射光を後方に向けて照射できる。反射面は、アルミニウムなどの金属を蒸着して反射膜を形成したり、反射塗料を塗装したりして形成できる。反射板25の前方側の裏面にも光を反射させる反射面を形成してもよい。一方、ライセンスプレートランプの光源10Lは、実施例1と同様に、下方に向けて光を照射し、ライセンスプレート(図示せず)を照明する。また、反射板25は、光源10Lの後方側に位置しており、光源10Lの照射光が後方に漏れるのを防ぐ遮光部材としても機能する。したがって、図4に示すように、支持部21の長さが短くても、反射板25により、光源10Lからの照射光のうち、後方に漏れる光を遮光できる。図4に示す車両用灯火器100では、ライセンスプレートランプの光源10Lと後方灯火の光源10Bとに同じ光源を用いることから、部品を共通化でき、コスト削減を図ることができる。
[実施例2]
図5を参照して、実施例2の車両用灯火器を説明する。実施例2の車両用灯火器100は、図1〜図3を参照して説明した実施例1と基板11の形態が主に相違している。以下では、上述した実施例1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、説明を省略する。
基板11の一方の面にライセンスプレートランプの光源10Lが配置され、他方の面に後方灯火の光源10Bが配置されている。両光源10L,10Bはいずれも、基板11の表面に対して略垂直方向に光を照射するように実装されており、この例では、トップエミッタ型のLEDである。
基板11は、一方の面が前側、他方の面が後側となるようにハウジング20内に取り付けられている。つまり、基板11は、ハウジング20内に前後方向と直交する方向(垂直方向)に沿って配置されている。この例では、ハウジング20の上面20uに一体形成された断面凹状の固定部23に基板11の一端側を挟んで固定している。
この例では、ライセンスプレートランプの光源10Lの照射光が前方に照射される。そこで、光源10Lの照射光をライセンスプレート側に反射させてライセンスプレートLに照射するため、ハウジング20の前面20fが傾斜すると共に、その前面20fに光を反射させる反射面24が形成されている。この反射面24は、アルミニウムなどの金属を蒸着して反射膜を形成したり、反射材を貼り付けたり、反射塗料を塗装したりして形成できる。勿論、光源10Lには、基板11の表面に対して略水平方向に光を照射するもの(例、サイドエミッタ側のLED)利用してもよく、この場合、ライセンスプレートランプの光源10Lの照射光を直接的にライセンスプレートLに向けて照射できる。しかし、この例に示すように、ライセンスプレートランプの光源10Lと後方灯火の光源10Bとに、同じ光源を用いることで部品を共通化でき、コスト削減を図ることができる。
この例では、ライセンスプレートランプの光源10Lが基板11の一方の面に搭載され、その面が前側となるように基板11が配置されることから、基板11は、ライセンスプレートランプの光源10Lの後方に位置し、光源10Lからの照射光のうち、後方に漏れる光を遮光する。つまり、基板11は光源10Lの照射光が後方に漏れるのを防ぐ遮光部材としても機能する。
図5を参照して説明した実施例2の車両用灯火器100によれば、実施例1と同様、ライセンスプレートランプの光源10と後方灯火(この例ではバックランプ)の光源10Bとが共通のハウジング20に収容されており、一体化されている。そのため、ライセンスプレートランプと後方灯火とが別々に設けられていた従来に比べて、部品点数を削減でき、コスト削減を図ることができる。また、実施例2の車両用灯火器100によれば、基板11がライセンスプレートランプの光源10Lの照射光が後方に漏れるのを防ぐ遮光部材となるため、日本国内の「道路運送車両の保安基準」に定められた基準に適合できる。実施例2の車両用灯火器100では、基板11が遮光部材を兼ねることから、部品点数を更に削減できる。
[変形例2−1]
図5に示す実施例2では、前方に照射されるライセンスプレートランプの光源10Lの照射光をライセンスプレート側に反射させてライセンスプレートLに照射するため、ハウジング20の前面20fに反射面24が形成されている形態を説明した。光源10Lの照射光をライセンスプレートLに向けて照射する別の手段として、導光板を用いることも可能である。例えば、ライセンスプレートランプの光源の前方に、前後方向に沿って配置される導光板を備える形態が挙げられる。そして、この導光板は、ライセンスプレートランプの光源から照射されて当該導光板の端面から内部に入射された照射光を、ライセンスプレート側に向けて出射させるレンズカット部を有する。この例では、図6を参照して、導光板を備える形態を説明する。なお、図6では理解を容易にするため、カバーレンズ30の断面を示すハッチングを省略している。
図6に示すように、ライセンスプレートランプの光源10Lの前方に導光板35が設けられている。この導光板35は、光源10Lの照射光が導光板35の端面から内部に入射されるように、前後方向(略水平方向)に沿って配置されている。導光板35は、ライセンスプレート側とは反対の上面にレンズカット36が形成されており、端面から入射された光源10Lの照射光を内部に導光して、レンズカット面と反対側の下面からライセンスプレート側に出射する。つまり、導光板35により、前方に照射される光源10Lの照射光をライセンスプレートLに向けて下方に照射できる。図6に示す車両用灯火器100では、光源10Lの照射光を導光板35を介してライセンスプレートLに照射することで、ライセンスプレート側に反射させる場合(図5)に比較して、反射光が後方に漏れることを効果的に抑制でき、光源10Lからの照射光が後方に漏れ難い。
この例では、カバーレンズ30のうち、ライセンスプレート側レンズ30Lの一部が導光板35になっている。具体的には、ライセンスプレート側レンズ30Lは、長手方向断面がS字状であり、光源10L側の前側部分が光源10Lの正面前方に位置するように形成されており、その部分が導光板35になっている。導光板35の部分は、光源10Lの照射光が導光板35に入射されるように、厚くしている。この例では、ライセンスプレート側レンズ30Lと一体に導光板35を設けているが、導光板35は別部材として、ハウジング内20に配置してもよい。
この例では、光源10Lを基板11の上方に位置するように配置して、導光板35をハウジング20に近接させている。これにより、ハウジング20内の光源10Lが収容される空間が狭くなり、光源10Lの照射光が照射される空間を小さくすることによって、ハウジング20内に反射する光が少なくなる。そのため、光源10Lからの照射光が反射して後方に漏れようとする光をより抑制できる。
また、ハウジングのライセンスプレート側の開口を覆うライセンスプレート側レンズを備える場合において、前記レンズは、ライセンスプレートランプの光源からの照射光のうち、当該レンズの内部を反射して後方に伝播する光を後方以外の方向に出射させるレンズカット部を有することが挙げられる。
図6に示す車両用灯火器100では、ライセンスプレート側レンズ30Lにも、ハウジング20の上面20uに形成された固定部23に対向する位置に、基板11の他端側を固定する断面凹状の固定部33が形成されている。そして、ライセンスプレート側レンズ30Lのうち、光源10B側の後側部分の上面、及び固定部33の後面にレンズカット37が形成されている。図6に例示する固定部33の後面のレンズカット37は、上下方向にレンズカットが施され、左右方向(紙面手前から奥方向)に凹凸が形成されている。これにより、光源10Lからの照射光がライセンスプレート側レンズ30Lを伝って後方に漏れようとする光を、レンズカット37で下方や前方や左右といった異なる方向に出射させて除去できる。よって、光源10Lからの照射光が後方に漏れることをより抑制できる。ライセンスプレート側レンズ30Lにレンズカットを形成する上記構成は、上述した実施例1(図2参照)や実施例2(図5参照)の車両用灯火器100にも適用可能である。
上述した実施例1,2では、後方灯火がバックランプである場合を説明したが、後方灯火はリヤフォグランプであってもよい。また、上述した実施例1,2では、車両用灯火器が1つの場合を説明したが、車両用灯火器はライセンスプレートの上方に左右に分かれて2つ備えてもよい。その場合、各車両用灯火器における後方灯火は両方同じバックランプ又はリヤフォグランプでもよいし、一方がバックランプで他方がリヤフォグランプでもよい。
本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の車両用灯火器は、自動車の後部に備えられる灯火器に好適に利用できる。
V 自動車(車両)
L ライセンスプレート(ナンバープレート)
Rb リヤバンパー Rp リヤパネル
100 車両用灯火器
10L ライセンスプレートランプの光源
10B 後方灯火(バックランプ)の光源
11 基板
20 ハウジング
20u 上面 20f 前面
21 支持部
22,23 固定部
24 反射面
25 反射板(リフレクタ)
30 カバーレンズ
30L ライセンスプレート側レンズ
30B 後方側レンズ
33 固定部
35 導光板
36,37 レンズカット

Claims (3)

  1. 車両の後部に備えられる車両用灯火器であって、
    ライセンスプレートを照明するライセンスプレートランプの光源と、
    前記車両の後方に向けて照射するバックランプ又はリヤフォグランプのいずれか一方の後方灯火の光源と、
    前記ライセンスプレートランプの光源と前記後方灯火の光源とを収容し、ライセンスプレート側と後方側とが開口したハウジングと、
    前記ライセンスプレートランプの光源の後方側に設けられ、前記ライセンスプレートランプの照射光が後方に漏れるのを防ぐ遮光部材と、を備える車両用灯火器。
  2. 前記ライセンスプレートランプの光源と前記後方灯火の光源とが搭載される基板と、
    前記ハウジング内に前後方向と交差する方向に設けられ、前記基板が取り付けられる支持部と、を備え、
    前記基板の一端側に前記ライセンスプレートランプの光源が配置され、他端側に前記後方灯火の光源が配置されており、
    前記基板は、一端側と他端側の間の中間部が前記支持部に交差すると共に、一端側が前側、他端側が後側となるように前記支持部に取り付けられ、
    前記支持部の一部が前記遮光部材として機能する請求項1に記載の車両用灯火器。
  3. 前記ライセンスプレートランプの光源と前記後方灯火の光源とが搭載される基板を備え、
    前記基板の一方の面に前記ライセンスプレートランプの光源が配置され、他方の面に前記後方灯火の光源が配置されており、
    前記基板は、一方の面が前側、他方の面が後側となるように前記ハウジング内に取り付けられ、
    前記基板が前記遮光部材として機能する請求項1に記載の車両用灯火器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018007926A1 (en) * 2016-07-04 2018-01-11 Hella Saturnus Slovenija Proizvodnja Svetlobne Opreme Za Motorna In Druga Vozila, D.O.O. Lighting system for a motor vehicle registration plate

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