JP2016107539A - 抽選用記録紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】サーマル紙の表面に抽選情報を印字しても抽選情報が遮蔽されて抽選情報が目視されないようにした抽選用記録紙を提供することを目的とするものである。【解決手段】サーマル紙3は、第一基材4の表面にサーマル層5が形成され、サーマル層5の表面に第一剥離剤層6が形成されている。また、隠蔽紙19は、第二基材7の裏面に第二粘着剤層8が形成されている。第二粘着剤層8が第一剥離剤層6に剥離可能に積層されている。そして、第二基材7は、サーマル層5に発色された抽選情報が目視で見られないような不透明な材質になっている。【選択図】図2
Description
本発明は、サーマル紙に抽選情報を印字した後でも不透明紙に遮蔽されて抽選情報を目視できないような抽選用記録紙に関するものである。
従来、台紙付きラベルは、帯状の台紙に一定間隔を持って長手方向に仮着されている。ここで、台紙は、台紙基材の表面に剥離剤層が形成されている。一方、ラベルは、基材の表面にサーマル層が形成されたサーマル紙と、このサーマル紙の基材の裏面に粘着剤層が形成されている。この粘着剤層が台紙の剥離剤層に対して剥離可能に積層されている(特許文献1の従来例参照)。このような台紙付きラベルは、ロール上に巻回されてラベルプリンターに装填されてラベルに印字されながら発行され、台紙からラベルが剥離されて商品に貼着される。
また、剥離台紙からシール基材を剥離して、くじ片を折り目の位置で隠蔽部に重ねて折り畳んでくじ片の記録情報が表から見られないようなくじ付シールが知られている(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1の従来例の台紙付きラベルは、サーマル層に印刷されるため目視できるものでくじ用として遮蔽されているものではなかった。また、特許文献2のくじ付シールは、くじ片に予め記録情報が印刷され、このくじ片を隠蔽部に重ねて折り畳んでくじ片の記録情報が表から見られないようにしたものであって、くじ付シールに直接印刷してくじ片の記録情報が表から見られないようにしたものではなかった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、サーマル紙の表面に抽選情報を印字しても抽選情報が遮蔽されて抽選情報が目視されないようにした抽選用記録紙を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために請求項1に記載の抽選用記録紙は、第一基材の表面にサーマル層が形成されるとともに、該サーマル層の表面に第一剥離剤層が形成されたサーマル紙と、第二基材の裏面に第二粘着剤層が形成された隠蔽紙と、該第二粘着剤層が前記第一剥離剤層に対して剥離可能に積層されているとともに、前記第二基材が不透明な材質とされているものである。
また、上記の課題を解決するために請求項2に記載の抽選用記録紙は、第三基材の表面に形成された第三剥離剤層の台紙と、前記第一基材の裏面に第一粘着剤層が形成されるとともに、該第一粘着剤層が前記第三剥離剤層に対して剥離可能に積層されているものである。
請求項1に記載の抽選用記録紙は、第一基材の表面にサーマル層が形成されるとともに、該サーマル層の表面に第一剥離剤層が形成されたサーマル紙と、第二基材の裏面に第二粘着剤層が形成された隠蔽紙と、該第二粘着剤層が前記第一剥離剤層に対して剥離可能に積層されているとともに、前記第二基材が不透明な材質とされているので、抽選用記録紙に直接印字しても抽選情報が遮蔽されて目視されることがない。
また、請求項2に記載の抽選用記録紙は、第三基材の表面に形成された第三剥離剤層の台紙と、前記第一基材の裏面に第一粘着剤層が形成されるとともに、該第一粘着剤層が前記第三剥離剤層に対して剥離可能に積層されているので、抽選用記録紙を台紙から剥離させて商品に貼付してくじ引き付き商品とすることができる。
以下の実施例にて、本発明に係る抽選用記録紙について詳述する。なお、本発明については、実施例の説明だけに限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
第一の実施例として、抽選用記録紙が帯状に巻回されたロール状の台紙のないジャーナル紙について説明する。図1の(a)図は、本発明に係る抽選用記録紙を斜目下から見た斜視図であって、台紙のないジャーナル紙である。図2の(a)図は、図1のA−A断面図である。図1の(a)図において、抽選用記録紙としての台紙のないジャーナル紙1は、帯状に巻回されている。
図2の(a)図において、サーマル紙3は、第一基材4の表面にサーマル層5が形成されている。サーマル層5が後述するサーマルヘッド11によって加熱されて発色する。また、サーマル層5の表面に第一剥離剤層6が形成されている。一方、第一基材4の裏面には、長手方向に一定間隔をおいてジャーナル紙1の幅方向に矩形状黒色の位置検出マーク2が形成されている。位置検出マーク2は、ジャーナル紙1の長手方向の位置決めをするために形成されている。
隠蔽紙19は、第二基材7の裏面に第二粘着剤層8が形成されている。この第二粘着剤層8が第一剥離剤層6に剥離可能に積層されている。また、第二基材7は、サーマル層5が後述するサーマルヘッド11によって加熱されて発色しても目視で見えないような不透明な材質になっている。
図3は、本発明に係る抽選用記録紙が印字されている状態のサーマルプリンターの概略断面である。図3において、サーマルプリンター10は、上流側に配設されたジャーナル紙1を装填する収納部と、ジャーナル紙1を挟持して印字しながら発行させるサーマルヘッド11とプラテンローラー12と、位置検出マーク2を検出する位置決めセンサー13と、ジャーナル紙1を上面から押さえるガイド9を有している。また、サーマルプリンター10は、乱数表に基づいて抽選処理を行って抽選情報を印字することができる抽選機能を有している。
図2の(a)図および図3の(a)図に基づいてジャーナル紙1に抽選情報を印字する場合について説明する。ジャーナル紙1がサーマルヘッド11とプラテンローラー12で挟持されながら、サーマルヘッド11からサーマル層5に加熱されて発色する。具体的には、サーマルヘッド11の表面に発熱素子がライン状に形成されるとともに、抽選情報がドットデータに展開されて、それぞれのドットに対応する箇所の発熱素子が加熱されてサーマル層5が加熱されて発色する。ここで、第二基材7は、目視で見えないように不透明な材質になっているので、サーマル層5に発色した抽選情報が見られることはない。
抽選情報が印字されたジャーナル紙1は、サーマルヘッド11とプラテンローラー12で挟持されるとともに、駆動モーター(図示されていない)に連結されたプラテンローラー12が回転させられることによって、サーマルプリンター10の下流側から排出される。オペレーターは、排出されたジャーナル紙1をサーマルプリンター10の排出口で切断する。
図4は、本発明に係る抽選用記録紙の隠蔽紙がサーマル紙から一部剥離されている状態の断面図である。排出されたジャーナル紙1の隠蔽紙19がサーマル紙3から一部剥がされると第二粘着剤層8が第一剥離剤層6から剥離されてサーマル層5に印字された抽選情報が表示される。隠蔽紙がサーマル紙から一部剥がされて抽選情報が一部表示されている状態が図4に示されている。
次に、第二の実施例について説明する。第一の実施例と同一箇所については、同じ符号を付けて説明を省略する。図1の(b)図は、本発明に係る抽選用記録紙を斜目下から見た斜視図であって、台紙付きラベルである。図2の(b)図は、図1のB−B断面図である。図1の(b)図において、抽選用記録紙としての台紙付きラベル20は、後述するように帯状の台紙18に長手方向にラベル17が一定間隔を持って剥離可能に仮着された状態で巻回されている。図2の(b)図において、サーマル紙21の第一基材4の裏面に第一粘着剤層14が形成され、サーマル紙21と遮蔽紙19とでラベル17が構成されている。
台紙18は、第三基材16の表面に第三剥離剤層15が形成されている。そして、第一粘着剤層14が剥離可能に第三剥離剤層15に積層されている。このように、台紙付きラベル20は、台紙18に剥離可能にラベル17が仮着されている。また、第三基材16の裏面には、位置検出マーク2がラベル17のピッチに対応して一定間隔を持って形成されている。
台紙付きラベル20の用途としては、たとえば、ラベル17に抽選情報を印字して台紙18から剥離させて商品などに貼付してクジ付きの商品として販売することができる。消費者は、商品に貼付されたラベル17から遮蔽紙19を剥離させて抽選情報を目視することができる。
第一および第二の実施例では、抽選用記録紙が巻回されて帯状になったジャーナル紙1または台紙付きラベル20について説明されているが、これに限定されることなく、折り畳まれて連続した用紙でも単葉紙でも広く適用することができる。
バーゲン会場にクジ引きシールをジャーナル紙1として発行して集客効果を狙ったり、くじ引きラベルを台紙付きラベル20として商品に貼付して消費者の購買意欲を刺激したり、いろいろな用途に抽選用記録紙として利用される。
1 ジャーナル紙
2 位置検出マーク
3 サーマル紙
4 第一基材
5 サーマル層
6 第一剥離剤層
7 第二基材
8 第二粘着剤層
9 ガイド
10 サーマルプリンター
11 サーマルヘッド
12 プラテンローラー
13 位置決めセンサー
14 第一粘着剤層
15 第三剥離剤層
16 第三基材
17 ラベル
18 台紙
19 遮蔽紙
20 台紙付きラベル
21 サーマル紙
2 位置検出マーク
3 サーマル紙
4 第一基材
5 サーマル層
6 第一剥離剤層
7 第二基材
8 第二粘着剤層
9 ガイド
10 サーマルプリンター
11 サーマルヘッド
12 プラテンローラー
13 位置決めセンサー
14 第一粘着剤層
15 第三剥離剤層
16 第三基材
17 ラベル
18 台紙
19 遮蔽紙
20 台紙付きラベル
21 サーマル紙
Claims (2)
- 第一基材の表面にサーマル層が形成されるとともに、該サーマル層の表面に第一剥離剤層が形成されたサーマル紙と、第二基材の裏面に第二粘着剤層が形成された隠蔽紙と、該第二粘着剤層が前記第一剥離剤層に対して剥離可能に積層されているとともに、前記第二基材が不透明な材質とされていることを特徴とする抽選用記録紙。
- 第三基材の表面に形成された第三剥離剤層の台紙と、前記第一基材の裏面に第一粘着剤層が形成されるとともに、該第一粘着剤層が前記第三剥離剤層に対して剥離可能に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の抽選用記録紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014248134A JP2016107539A (ja) | 2014-12-08 | 2014-12-08 | 抽選用記録紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014248134A JP2016107539A (ja) | 2014-12-08 | 2014-12-08 | 抽選用記録紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016107539A true JP2016107539A (ja) | 2016-06-20 |
Family
ID=56121676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014248134A Pending JP2016107539A (ja) | 2014-12-08 | 2014-12-08 | 抽選用記録紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016107539A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004044852A2 (en) * | 2002-11-12 | 2004-05-27 | Appleton, Papers, Inc. | Secure point of sale imageable substrate |
WO2008107662A1 (en) * | 2007-03-06 | 2008-09-12 | Ncr Corporation | Dual-sided two-ply direct thermal image element |
JP2012083483A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Kanebun:Kk | 感熱印刷用ラベル、感熱印刷用ラベル群、ラベル及びラベルの製造方法 |
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2014
- 2014-12-08 JP JP2014248134A patent/JP2016107539A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012083483A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Kanebun:Kk | 感熱印刷用ラベル、感熱印刷用ラベル群、ラベル及びラベルの製造方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170302 |