JP2016107355A - ロボット - Google Patents
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Abstract
【課題】周囲との干渉を抑制する。【解決手段】ロボットは、アームと、アームの先端側に取り付けられたエンドベースと、エンドベースをアームに対して所定の駆動軸周りに動作させるアクチュエータとを備え、アクチュエータは前記アームの先端と基端との間に配置され、被収容物を収容するように構成された収容空間が、アームのうちその基端とアクチュエータとの間に形成されている。【選択図】図1
Description
本開示は、ロボットに関する。
特許文献1は、アームと、アームの先端に取り付けられたエンドベースとを備える産業用ロボットを開示している。エンドベースは、エンドエフェクタ(作業ツール)として溶接トーチを保持している。アームには、溶接トーチに向けて溶接ワイヤを送給する送給装置(周辺機器)がアームから突出するように取り付けられている。
特許文献1に記載されるような産業用ロボットは、通常、アームやエンドベースの姿勢を変更させながら、エンドエフェクタによりワークに対して作業を行う。このとき、アームから突出している周辺機器が、ワークや他の機器と干渉しうる。
そこで、本開示は、周囲との干渉を抑制することが可能なロボットを説明する。
本開示の一つの観点に係るロボットは、アームと、アームの先端側に取り付けられたエンドベースと、エンドベースをアームに対して所定の駆動軸周りに動作させるアクチュエータとを備え、アクチュエータはアームの先端と基端との間に配置され、被収容物を収容するように構成された収容空間が、アームのうちその基端とアクチュエータとの間に形成されている。
本開示に係るロボットによれば、周囲との干渉を抑制することが可能となる。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[ロボットの構成]
ロボット1は、図示しないワークに対して作業を行う作業用ロボットである。本実施形態では、ロボット1の一例として、自動車のボディ等の被溶接物に対してアーク溶接を行う溶接ロボットについて説明する。
ロボット1は、図示しないワークに対して作業を行う作業用ロボットである。本実施形態では、ロボット1の一例として、自動車のボディ等の被溶接物に対してアーク溶接を行う溶接ロボットについて説明する。
ロボット1は、図1に示されるように、基台10と、旋回部12と、第1のアーム14と、第2のアーム16と、エンドベース(手首部)18と、溶接トーチWT(エンドエフェクタ)と、送給装置20(被収容物、周辺機器)と、扁平モータ22A,22Bとを備える。基台10、旋回部12、第1のアーム14、第2のアーム16、及びエンドベース(手首部)18は、ロボット1の基端から先端に向けてこの順に直列に接続されている。
基台10は、床面(設置面)に固定されており、ロボット1全体を支持する。基台10の内部には、図示しない第1のアクチュエータ(モータ)が搭載されている。
旋回部12は、基台10上に設けられている。旋回部12は、鉛直方向に延びる第1の軸Ax1を旋回軸として、基台10に対して第1の軸Ax1周りに旋回可能である。旋回部12は、第1のアクチュエータを動力源として駆動され、第1の軸Ax1周りに旋回する。第1の軸Ax1は、S軸と称されることもある。
第1のアーム14は、旋回部12及び第1のアーム14の接続部分(第1のアーム14のうち旋回部12側の端部)24を通る第2の軸Ax2を揺動軸として、旋回部12に対して第2の軸Ax2周りに揺動可能である。旋回部12及び第1のアーム14の接続部分24には、図示しない第2のアクチュエータ(モータ)が搭載されている。第1のアーム14は、第2のアクチュエータを動力源として駆動され、第2の軸Ax2周りに揺動する。第2の軸Ax2は、L軸と称されることもある。
第2のアーム16は、第1のアーム14側に位置する基端部26と、エンドベース18側に位置する先端部28とを有する。基端部26は、第1のアーム14及び第2のアーム16の接続部分(第1のアーム14のうち基端部26側の端部)30を通る第3の軸Ax3を揺動軸として、第1のアーム14に対して第3の軸Ax3周りに揺動可能である。そのため、第2のアーム16も全体として、第1のアーム14に対して第3の軸Ax3周りに揺動可能である。第1のアーム14及び第2のアーム16の接続部分30には、図示しない第3のアクチュエータ(モータ)が搭載されている。第2のアーム16(基端部26)は、第3のアクチュエータを動力源として駆動され、第3の軸Ax3周りに揺動する。第3の軸Ax3は、第2の軸Ax2と平行に延びている。第3の軸Ax3は、U軸と称されることもある。基端部26の内部には、図示しない第4のアクチュエータ(モータ)が搭載されている。
先端部28は、詳細な構成については後述するが、第2のアーム16の中心を通る第4の軸Ax4を旋回軸として、基端部26に対して第4の軸Ax4周りに旋回可能である。先端部28は、第4のアクチュエータを動力源として駆動され、第4の軸Ax4周りに旋回する。第4の軸Ax4は、R軸と称されることもある。
エンドベース18は、詳細な構成については後述するが、第2のアーム16側に位置する基端部(揺動部)32と、先端側に位置する先端部(回転部)34とを有する。基端部32は、第2のアーム16(先端部28)及びエンドベース18(基端部32)の接続部分を通る第5の軸Ax5を揺動軸として、先端部28に対して第5の軸Ax5(駆動軸、第1の駆動軸)周りに揺動可能である。基端部32は、扁平モータ22Aを動力源として駆動され、第5の軸Ax5周りに揺動する。第5の軸Ax5は、B軸と称されることもある。
先端部34は、エンドベース18の中心を通る第6の軸Ax6(駆動軸、第2の駆動軸)を回転軸として、基端部32に対して第6の軸Ax6周りに回転可能に取り付けられている。先端部34は、詳しくは後述するが、扁平モータ22Bを動力源として駆動され、第6の軸Ax6周りに回転する。第6の軸Ax6は、T軸と称されることもある。
溶接トーチWTは、エンドエフェクタの一種であり、先端部34に配置されている。溶接トーチWTの先端には、溶接ワイヤに電流を供給するためのコンタクトチップや、アークをシールドするシールドガスを供給するためのオリフィス等が設けられている。溶接トーチWTは、先端部34に対して着脱可能に取り付けられていてもよいし、先端部34と一体化されていてもよい。すなわち、先端部34(エンドベース18)は、溶接トーチWT(エンドエフェクタ)を保持可能に構成されている。
送給装置20は、第2のアーム16の先端部28内に配置されている。送給装置20は、コンジットケーブルC1,C2(線状体)内を通る溶接ワイヤを送給する装置である。具体的には、送給装置20は、一対の送給ローラ(図示せず)と、モータ20aとを含む。一対の送給ローラは、溶接ワイヤを挟持する。モータ20aは、一対の送給ローラの少なくとも一方を駆動する。モータ20aによって送給ローラの回転が行われると、その回転に伴い、一対の送給ローラによって挟持されている溶接ワイヤが送り出される。
コンジットケーブルC1は、図示しないワイヤリールから基端部26内をX軸方向に延びる貫通孔26a(図1参照)を通り、送給装置20へと延びている。コンジットケーブルC2は、送給装置20から先端部28内及びエンドベース18内を通り、溶接トーチWTへと延びている。すなわち、送給装置20によって送り出される溶接ワイヤは、ワイヤリールからコンジットケーブルC1,C2を通って、溶接トーチWTの先端に至る。送給装置20による溶接ワイヤの送給方式は、本実施形態ではプル式であるが、プッシュ式やプッシュ・プル式であってもよい。
扁平モータ22A,22Bは、エンドベース18の基端部32及び先端部34をそれぞれ駆動するアクチュエータである。扁平モータ22A,22Bは、第2のアーム16の先端部28内に設けられている。扁平モータ22A,22Bの構成は同じであるので、以下では扁平モータ22Aの構成を説明し、扁平モータ22Bの構成の説明は省略する。
扁平モータ22Aは、図8及び図9に示されるように、ケーシング36(本体部)と、ロータ38と、ステータ40と、プーリ42と、ブレーキディスク44と、ブレーキ46(突出部)と、エンコーダ48とを有する。ケーシング36は、出力軸Ax7方向における厚さが出力軸Ax7に直交する方向における幅よりも小さい扁平形状を呈する。ケーシング36は、図9に示されるように、第1の部分50と、第2の部分52とを有する。
第1の部分50は、中心部が開口された円板状の底壁部50aと、底壁部50aの内縁に立設された円筒状の内壁部50bと、底壁部50aの外縁に立設された円筒状の外壁部50cとを含む。底壁部50aには、ブレーキ46が設けられる箇所に開口50dが形成されている。内壁部50b及び外壁部50cは共に、出力軸Ax7の延在方向において、底壁部50aから第2の部分52に向けて延びている。内壁部50bのうち底壁部50a側の開口にはカバー50eが着脱可能に取り付けられている。内壁部50bと、カバー50eと、後述する第1の壁部38aとは、これらによって囲まれる空間V1を形成している。
第2の部分52は、中心部が開口された円板状を呈している。第2の部分52は、その外縁側において、第1の部分50の外壁部50cと接続される。第2の部分52と外壁部50cとが接続された状態において、第1の部分50と第2の部分52との間には円環状の空間V2が形成される。
ロータ38は、出力軸Ax7を中心に回転駆動される部材である。ロータ38は、第1の壁部38a〜第4の壁部38dを含む。第1の壁部38aは、円盤状を呈する。第1の壁部38aは、第2の部分52の開口部から外部に露出している。第1の壁部38aの中心には、出力軸Ax7方向に沿って延びる貫通孔38eが形成されている。第2の壁部38bは、円筒状を呈する。第2の壁部38bの一端は第1の壁部38aの外縁に接続されており、第2の壁部38bの他端は第1の壁部38aからケーシング36の内側(第1の部分50の底壁部50a側)に向けて延びている。
第3の壁部38cは、中心部が開口された円板状を呈する。第3の壁部38cの内縁は、第2の壁部38bの他端に接続されており、第3の壁部38cの外縁は第2の壁部38bよりも外側(第1の部分50の外壁部50c側)に向けて延びている。第4の壁部38dは、円筒状を呈する。第4の壁部38dの一端は第3の壁部38cの外縁に接続されており、第4の壁部38dの他端は第3の壁部38cからケーシング36の内側(第1の部分50の底壁部50a側)に向けて延びている。第4の壁部38dは、空間V2内に位置している。
第2の壁部38bと第2の部分52の内縁との間には、円環状のベアリング54が取り付けられている。第4の壁部38dの内壁面と内壁部50bの外壁面との間には、円環状のベアリング56が取り付けられている。ロータ38は、これらのベアリング54,56によりケーシング36に対して回転可能である。第4の壁部38dの外壁面には、円環状のマグネット58が取り付けられている。
ステータ40は、ロータ38に回転力を付与する部材である。ステータ40は、外壁部50cの内壁面に固定されている。ステータ40の内周面は、第4の壁部38dの外壁面及びマグネット58の外周面と対向している。ステータ40は、空間V2内に位置している。プーリ42は、出力軸Ax7に沿って延びる軸部材42aを含む。軸部材42aは、貫通孔38e内に挿通され、貫通孔38eに固定されている。すなわち、プーリ42は、第1の壁部38aに取り付けられており、ロータ38と共に回転する。軸部材42aの先端は、空間V1内に位置している。なお、以下では、区別する必要がある場合に、扁平モータ22A,22Bのプーリ42をそれぞれ「プーリ42A」、「プーリ42B」と称する。
ブレーキディスク44は、中心部が開口された円板状を呈する。ブレーキディスク44は、第4の壁部38dの他端に固定されている。そのため、ブレーキディスク44は、ロータ38と共に回転する。ブレーキディスク44は、空間V2内に位置している。
ブレーキ46は、ロータ38を制動する制動装置である。ブレーキ46は、ケーシング36(第1の部分50)から外方に向けて、出力軸Ax7とは偏心した位置において出力軸Ax7に沿って突出している。ブレーキ46の一例としては、電磁ブレーキが挙げられる。ブレーキ46は、摩擦材46aと、摩擦材46aを保持するホルダ46bと、ホルダ46bをブレーキディスク44に対して近接及び離間させるアクチュエータ46cとを含む。アクチュエータ46cがホルダ46bをブレーキディスク44に向けて駆動し、摩擦材46aがブレーキディスク44に押しつけられると、ブレーキディスク44に摩擦力が作用する。これにより、回転状態のロータ38が減速又は静止すると共に、静止状態のロータ38の回転が妨げられる。
エンコーダ48は、空間V1内に配置されている。エンコーダ48は、例えばロータリエンコーダである。エンコーダ48は、プーリ42の軸部材42aに接続されている。そのため、エンコーダ48は、プーリ42を介してロータ38の回転数、回転角、回転速度といった扁平モータ22Aの駆動量を検出可能である。
[先端部の構成]
続いて、先端部28の構成について、図2〜図7を参照して詳しく説明する。先端部28は、一対の側壁部60A,60Bと、端壁部60Cと、底壁部60Dとを含む。側壁部60A,60Bは、矩形状を呈する板状体であり、第4の軸Ax4に沿って延びている。側壁部60A,60Bは、第5の軸Ax5の延在方向において離間しつつ互いの主面同士が対向している。側壁部60A,60Bのうち第4の軸Ax4方向に沿って延びる一対の長辺は、基端部26側からエンドベース18側に向かうにつれて互いに近づくように延びている。以下では、第4の軸Ax4をX軸(図2〜図7参照)といい、第5の軸Ax5をY軸(同図参照)といい、X軸及びY軸の双方に直交する軸をZ軸(同図参照)という。なお、本明細書において、「矩形状」とは、図面に示されるように側壁部60A,60Bの角部が丸みを帯びた状態も含む。
続いて、先端部28の構成について、図2〜図7を参照して詳しく説明する。先端部28は、一対の側壁部60A,60Bと、端壁部60Cと、底壁部60Dとを含む。側壁部60A,60Bは、矩形状を呈する板状体であり、第4の軸Ax4に沿って延びている。側壁部60A,60Bは、第5の軸Ax5の延在方向において離間しつつ互いの主面同士が対向している。側壁部60A,60Bのうち第4の軸Ax4方向に沿って延びる一対の長辺は、基端部26側からエンドベース18側に向かうにつれて互いに近づくように延びている。以下では、第4の軸Ax4をX軸(図2〜図7参照)といい、第5の軸Ax5をY軸(同図参照)といい、X軸及びY軸の双方に直交する軸をZ軸(同図参照)という。なお、本明細書において、「矩形状」とは、図面に示されるように側壁部60A,60Bの角部が丸みを帯びた状態も含む。
側壁部60Aは、基端部26側からエンドベース18側に向けて、X軸の延在方向に沿って第1の部分62A、第2の部分64A、及び第3の部分66A(先端部)を含む。第1の部分62Aには、切欠き68が設けられている。切欠き68は、Z軸方向に延びており、側壁部60Aの一対の長辺のうち一方側(図2の上側)に向けて開放されている。すなわち、切欠き68は、側壁部60Aの一対の長辺のうち他方側(図2の下側)に向けて略C字形状に窪んだ凹形状を呈している。
第2の部分64AのY軸方向の幅は、第1及び第3の部分62A,66AのY軸方向の幅よりも大きく設定されている(図2及び図4参照)。そのため、第2の部分64Aは、第1及び第3の部分62A,66Aよりも側壁部60B側に向けて突出している。第2の部分64Aの内部には空間V3が形成されている(図2及び図7参照)。空間V3内には、扁平モータ22Aが配置されている。
第3の部分66Aの内部には、空間V3と連通する空間V4が形成されている。空間V4内には、ギアユニット70Aが配置されている。ギアユニット70Aは、プーリ72Aと、第1及び第2のベベルギア(図示せず)とを含む。ギアユニット70Aのプーリ72Aと扁平モータ22Aのプーリ42Aとの間には、ベルトBT1が架け渡されている。プーリ72Aは第1のベベルギアと接続されており、第1及び第2のベベルギア同士は歯合している。第1のベベルギアは第3の部分66A内においてY軸方向に沿って延びており、第2のベベルギアは基端部32内においてX軸方向に沿って延びている。そのため、略90°の角度で交差する第1及び第2のベベルギアの間で、回転力が伝達される。従って、扁平モータ22Aの駆動力は、プーリ42A、ベルトBT1、プーリ72A、第1のベベルギア、及び第2のベベルギアを介して基端部32に伝達される。その結果、扁平モータ22Aは、基端部32を第5の軸Ax5周りに動作させる(揺動させる)。なお、扁平モータ22Aから基端部32まで駆動力が伝達される過程で、減速機等により基端部32における回転数を減じてもよい。
第2の部分64A及び第3の部分66Aの外側面には、カバー部材74が着脱可能に取り付けられている(図2及び図7参照)。カバー部材74は、空間V3,V4を閉塞し、空間V3,V4内の扁平モータ22A、ギアユニット70A及びベルトBT1を覆っている。
側壁部60Bは、基端部26側からエンドベース18側に向けて、X軸の延在方向に沿って第1の部分62B、第2の部分64B、及び第3の部分66B(先端部)を含む。第1の部分62Bには、その厚さ方向(Y軸方向)に貫通する略円形の貫通孔76が設けられている。貫通孔76の外側には、貫通孔76を閉塞するカバー部材78が取り付けられている(図3及び図6参照)。カバー部材78は、透明、半透明、及び不透明のいずれでもよい。カバー部材78が透明又は半透明の場合には、貫通孔76及びカバー部材78によって窓部が構成され、これらを通じて先端部28の内部(後述する空間V7の内部)を視認可能となる。この場合、送給装置20における溶接ワイヤの挿通状態や送給装置20の計器の表示などを外部から確認することができる。
第2の部分64BのY軸方向の幅は、第1及び第3の部分62B,66BのY軸方向の幅よりも大きく設定されている。そのため、第2の部分64Bは、第1及び第3の部分62B,66Bよりも側壁部60A側に向けて突出している。第2の部分64Bの内部には空間V5が形成されている(図3及び図7参照)。空間V5内には、扁平モータ22Bが配置されている。
第3の部分66Bの内部には、空間V5と連通する空間V6が形成されている。空間V6内には、ギアユニット70Bが配置されている。ギアユニット70Bは、プーリ72Bと、第3及び第4のベベルギア(図示せず)とを含む。プーリ72Bは、入力部に接続されている。ギアユニット70Bのプーリ72Bと扁平モータ22Bのプーリ42Bとの間には、ベルトBT2が架け渡されている。プーリ72Bは第3のベベルギアと接続されており、第3及び第4のベベルギア同士は歯合している。第3のベベルギアは第3の部分66B内においてY軸方向に沿って延びており、第4のベベルギアは基端部32内においてX軸方向に沿って延びている。そのため、略90°の角度で交差する第3及び第4のベベルギアの間で、回転力が伝達される。従って、扁平モータ22Bの駆動力はプーリ42B、ベルトBT2、プーリ72B、第3のベベルギア、及び第4のベベルギアを介して先端部34に伝達される。その結果、扁平モータ22Bは、先端部34を第6の軸Ax6周りに動作させる(回転させる)。なお、扁平モータ22Bから先端部34まで駆動力が伝達される過程で、減速機等により先端部34における回転数を減じてもよい。
第2の部分64B及び第3の部分66Bの外側面には、カバー部材80が着脱可能に取り付けられている(図3及び図7参照)。カバー部材80は、空間V5,V6を閉塞し、空間V5,V6内の扁平モータ22B、ギアユニット70B及びベルトBT2を覆っている。
第1の部分62A,62Bは、これらの間に空間V7(後述する)をなすように、Y軸方向において互いに対向している。第2の部分64A,64Bは、これらの間に空間V8(後述する)をなすように、Y軸方向において互いに対向している。そのため、第2の部分64A,64Bの各空間V3,V5にそれぞれ配置される扁平モータ22A,22Bも、これらの間に空間V8(後述する)をなすように、Y軸方向において互いに対向している。第3の部分66A,66Bは、これらの間に空間V10(後述する)をなすように、Y軸方向において互いに対向している。
端壁部60Cは、矩形状を呈する板状体であり、第1の部分62A,62Bの基端部26寄りの端部同士を接続している。端壁部60Cには、その厚さ方向(X軸方向)に貫通する貫通孔82が形成されている(図2参照)。貫通孔82は、基端部26の貫通孔26aと連通している。貫通孔82を通じて、コンジットケーブルC1が基端部26から先端部28内へと延びている。
底壁部60Dは、矩形状を呈する板状体であり、X軸方向に延びている。底壁部60Dは、端壁部60Cから第2の部分64A,64Bまで延びている。底壁部60Dは、側壁部60A,60Bの一対の長辺のうち他方側(図2の下側)に位置している。底壁部60Dは、X軸方向において端壁部60C及び第1の部分62A,62B側に位置する第1の部分84Aと、X軸方向において第1の部分84Aよりも第2の部分64A,64B側に位置する第2の部分84Bとを含む。
第1の部分84Aは、端壁部60C及び第1の部分62A,62Bと共に、図2の上方に向けて開放された空間V7を先端部28内に形成している(図2、図4及び図6参照)。空間V7は、端壁部60Cの貫通孔82を介して、基端部26の貫通孔26aと連通している。
端壁部60C及び第1の部分62A,62Bのうち、Z軸方向において第1の部分84Aとは反対側の端部は、空間V7の開口部86をなしている。開口部86には、カバー部材88が開口部86を開閉可能に取り付けられている。カバー部材88は、透明、半透明、及び不透明のいずれでもよい。カバー部材88が透明又は半透明の場合には、開口部86及びカバー部材88によって窓部が構成され、これらを通じて空間V7の内部を視認可能となる。この場合、送給装置20における溶接ワイヤの挿通状態や送給装置20の計器の表示などを外部から確認することができる。
空間V7には、送給装置20が収容されている。すなわち、空間V7は、送給装置20の収容空間として機能する。送給装置20のモータ20aは、切欠き68に取り付けられており、空間V7の外側に位置している。そのため、送給装置20のうちモータ20a以外の部分が、カバー部材88によって覆われている。
第2の部分84Bは、第2の部分64A,64Bと共に、図2の上方に向けて開放された空間V8を先端部28内に形成している(図2、図4及び図7参照)。本実施形態において、第2の部分84Bの厚さ(Z軸方向における大きさ)は、第1の部分84Aの厚さ(Z軸方向における大きさ)よりも大きい。そのため、第2の部分64A,64Bが互いに近づき合うように突出していることと相俟って、空間V8の大きさは、空間V7の大きさよりも小さい。第2の部分84Bの内部は、図7に示されるように、中空状となっている。第2の部分84B内の空間V9は、空間V3,V5と連通している。空間V9内には、扁平モータ22A,22Bの各ブレーキ46が位置している。空間V9内においては、扁平モータ22A,22Bの各ブレーキ46がY軸方向において互いに対向している。
なお、本実施形態において、底壁部60Dは、第3の部分66A,66Bまでは延在していない。そのため、第3の部分66A,66Bは、第2の部分64A,64BからX軸方向に沿って二叉状に延びている。従って、Y軸方向において対向する第3の部分66A,66Bの間の空間V10は、Z軸方向において開放されている。空間V7,V8,V10は、先端部28(第2のアーム16)の延在方向(X軸方向)において互いに連通している。そのため、空間V7,V8,V10は、先端部28内において、X軸方向に沿って延びる中空路を形成している。さらに、貫通孔26a,82及び空間V7,V8,V10は、第2のアーム16内において、X軸方向に沿って延びる中空路(第1の中空路)を形成している。
[エンドベースの構成]
続いて、エンドベース18の構成について、図2〜図7を参照して詳しく説明する。基端部32は、矩形状を呈する板状体である。基端部32は、第1〜第3の部分90A〜90Cを含む。第1及び第2の部分90A,90Bは、Y軸方向において離間しつつ互いの主面同士が対向している。第1の部分90Aは、側壁部60Aの第3の部分66Aに対して、第5の軸Ax5周りに揺動可能に取り付けられている。第2の部分90Bは、側壁部60Bの第3の部分66Bに対して、第5の軸Ax5周りに揺動可能に取り付けられている。
続いて、エンドベース18の構成について、図2〜図7を参照して詳しく説明する。基端部32は、矩形状を呈する板状体である。基端部32は、第1〜第3の部分90A〜90Cを含む。第1及び第2の部分90A,90Bは、Y軸方向において離間しつつ互いの主面同士が対向している。第1の部分90Aは、側壁部60Aの第3の部分66Aに対して、第5の軸Ax5周りに揺動可能に取り付けられている。第2の部分90Bは、側壁部60Bの第3の部分66Bに対して、第5の軸Ax5周りに揺動可能に取り付けられている。
第3の部分90Cは、第1及び第2の部分90A,90Bに架け渡されるように、第1及び第2の部分90A,90Bの端部と接続されている。第3の部分90Cには、第6の軸Ax6方向に貫通する貫通孔32aが略中央部分に形成されている。
先端部34は、矩形状を呈する板状体である。先端部34には、第6の軸Ax6方向に貫通する貫通孔34aが略中央部分に形成されている。貫通孔34aは、貫通孔32a及び互いに対向する第1及び第2の部分90A,90Bの間の空間V11と、第6の軸Ax6方向において連通している。そのため、貫通孔32a,34a及び空間V11は、エンドベース18内において、第6の軸Ax6方向に沿って延びる中空路(第2の中空路)を形成している。空間V10,V11は隣接しており、これらも連通しているので、第2のアーム16の基端(基端部26)からエンドベース18の先端(先端部34)にかけて、貫通孔26a,82と、空間V7,V8,V10,V11と、貫通孔32a,34aとが、一つの中空路としても機能する。
[作用]
以上のような本実施形態においては、本実施形態においては、送給装置20を収容する空間V7が第2のアーム16(先端部34)に形成されている。そのため、送給装置20が空間V7内に収容された状態において、第2のアーム16(先端部34)外に送給装置20が突出し難い。従って、ロボット1が動作した場合でも、送給装置20と周囲(ワークや他の機器)との干渉を抑制することができる。その結果、干渉を見込んで比較的広い作業領域を設定したり、干渉を防ぐためにロボット1の動作範囲を限定したりするなどの手間を省くことができると共に、より狭い空間にもロボット1がアクセスできるようになる。
以上のような本実施形態においては、本実施形態においては、送給装置20を収容する空間V7が第2のアーム16(先端部34)に形成されている。そのため、送給装置20が空間V7内に収容された状態において、第2のアーム16(先端部34)外に送給装置20が突出し難い。従って、ロボット1が動作した場合でも、送給装置20と周囲(ワークや他の機器)との干渉を抑制することができる。その結果、干渉を見込んで比較的広い作業領域を設定したり、干渉を防ぐためにロボット1の動作範囲を限定したりするなどの手間を省くことができると共に、より狭い空間にもロボット1がアクセスできるようになる。
本実施形態では、エンドベース18を動作させる扁平モータ22A,22Bが、第1の部分62A,62Bと第3の部分66A,66Bとの間に位置する第2の部分64A,64B内に配置されている。すなわち、X軸方向において、空間V7は、扁平モータ22A,22Bよりも第2のアーム16の基端(基端部26)側に位置している。扁平モータ22A,22Bは、第2のアーム16の先端側(エンドベース18側)に向けて延びるベルトBT1,BT2を用いてエンドベース18を駆動させるので、送給装置20が第2のアーム16の基端(基端部26)側に位置していると、ベルトBT1,BT2と送給装置20に接続される各種ケーブルとが交差し難い。従って、ベルトBT1,BT2や各種ケーブル等の配置を簡素化することができる。
送給装置20が第2のアーム16の先端(エンドベース18)側に位置していると、エンドベース18(基端部32)の揺動に伴い、送給装置20からエンドベース18へと延びるコンジットケーブルC2に対して大きな力が作用し得る。この場合、コンジットケーブルC2の内部を送給される溶接ワイヤに曲げ癖が生じやすくなる。しかしながら、本実施形態のように、送給装置20を収容する空間V7が扁平モータ22A,22Bよりも第2のアーム16の基端(基端部26)側に位置していると、コンジットケーブルC2に力が作用し難くなる。そのため、溶接ワイヤに曲げ癖が生ずることを抑制できる。
本実施形態では、第2のアーム16に、その延在方向(X軸方向)に沿って延びる中空路が形成されていると共に、エンドベース18に、第6の軸Ax6に沿って延びる中空路が形成されている。これらの中空路には、コンジットケーブルC1,C2が配設されている。そのため、コンジットケーブルC1,C2も、第2のアーム16(先端部34)外にはみ出し難い。従って、コンジットケーブルC1,C2のような長尺の線状体がロボット1の外部を延びている場合には、ロボット1の動作に伴い線状体が揺動し、周囲(ワークや他の機器)と干渉し得るが、本実施形態においてはそのような干渉を抑制することができる。
本実施形態では、空間V7は第2のアーム16の一部をなす壁部(端壁部60C、第1の部分62A,62B、及び第1の部分84A)に囲まれて構成されており、当該壁部は開口部86を有している。そのため、送給装置20は、開口部86を通じて空間V7内に挿入される。従って、送給装置20を容易に空間V7内に収容することができる。
本実施形態では、カバー部材78が貫通孔76に対して取り付けられていると共に、カバー部材88が開口部86に対して取り付けられている。そのため、空間V7内に位置する送給装置20がカバー部材78,88によって覆われる。従って、ロボット1による溶接作業に伴い発生するガス、溶接ヒューム、スパッタなどから、送給装置20を保護することができる。
本実施形態では、カバー部材88が開口部86に対して開閉可能に取り付けられている。そのため、カバー部材88が開口部86から離間して開口部が開状態とされた場合には、空間V7に送給装置20を設置又は空間V7から送給装置20を取り外しできる。一方、カバー部材88が開口部86を覆って開口部86が閉状態とされた場合には、送給装置20を保護することができる。
本実施形態では、エンドベース18の駆動のために、扁平モータ22A、22Bを用いている。そのため、扁平モータ22A,22Bを第2のアーム16(先端部34)に取り付けた場合、外方への突出が抑制される。従って、第2のアーム16(先端部34)の小型化を図ることができる。
本実施形態では、第2の部分84Bの空間V9内には、扁平モータ22A,22Bの各ブレーキ46が位置している。第2の部分84Bは、側壁部60A,60Bの一対の長辺のうち他方側(図2の下側)に位置しているので、ケーシング36(第1の部分50)から外方に向けて突出する各ブレーキ46も、側壁部60A,60Bの一対の長辺のうち他方側(図2の下側)に位置している。そのため、側壁部60A,60Bの一対の長辺のうち一方側(図2の上側)における空間が相対的に広くなる。従って、側壁部60A,60Bの一対の長辺のうち一方側(図2の上側)において、コンジットケーブルC1,C2等の線状体を配置しやすくなる。
本実施形態では、Y軸方向において対向する側壁部60A,60B内(第2の部分64A,64Bの空間V3,V5内)にそれぞれ一つずつ扁平モータ22A、22Bが配置されている。加えて、底壁部60D内(第2の部分84Bの空間V9内)には、扁平モータ22A,22Bの各ブレーキ46が位置している。すなわち、扁平モータ22A,22Bは、側壁部60A,60B及び底壁部60Dによって囲まれている。そのため、扁平モータ22A,22Bの外部への露出が小さい。従って、扁平モータ22A,22Bと周囲(ワークや他の機器)との干渉を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、扁平モータ22A,22B以外のアクチュエータを用いて、エンドベース18を第2のアーム16(先端部34)に対して所定の駆動軸周りに動作させてもよい。エンドベース18を駆動することができれば、扁平以外の形状であってもよい。
本実施形態では、ロボット1の一例としてアーク溶接を行う溶接ロボットについて説明したが、これに限られず他の作業を行うロボットであってもよい。その場合、エンドエフェクタとしては、作業用のツールであれば特に限定されないが、例えば、スポット溶接装置や、ワーク切断装置や、ねじ締め装置などであってもよい。
空間V7には、送給装置20以外の他の周辺機器を収容してもよい。空間V7内に収容される他の周辺機器としては、例えば、エンドエフェクタ等の様子を撮像するカメラや、カメラで撮像された画像を処理する画像処理装置や、圧縮空気や冷却液(クーラント)等を供給する流体供給装置や、エンドエフェクタを制御するための制御信号を生成するコントロールボックスなどが挙げられる。
これらの周辺機器は、エンドエフェクタと協働するものであってもよい。例えば、周辺機器は、エンドエフェクタを動作させたり、エンドエフェクタに何らかの制御信号を送信したり、エンドエフェクタの動作の様子を観察したり、エンドエフェクタの動作に伴い得られた信号を受信したりしてもよい。
ロボット1が溶接作業以外の他の作業を行う場合であって、空間V内に配置された周辺機器を保護する必要がない場合には、カバー部材78,88が貫通孔76や開口部86に取り付けられていなくてもよい。この場合、貫通孔76や開口部86が、空間V7内を視認可能とする窓部を構成する。
送給装置20等の周辺機器を空間V7内において固定する固定部92が、空間V7内に設けられていてもよい。図6において一例として示される固定部92は、ボルト94と螺合するボルト穴である。送給装置20は、固定部92と、ボルト94と、L字状を呈する固定板96と、固定板96を送給装置20に固定するボルト98とによって、底壁部60Dに固定される。
空間V7内に収容された送給装置20等の周辺機器のずれ量を検出する検出部100が、第2のアーム16内に設けられていてもよい。図6において一例として示される検出部100は、送給装置20のずれに追従するリミットスイッチである。すなわち、検出部100は、送給装置20が底壁部60Dから離間した場合に伸長され、送給装置20が底壁部60Dに近接した場合に収縮され、これらの伸長量又は収縮量を検出する。この検出部100により、周辺機器が空間V7内に収容された状態でも、周辺機器の状態(例えば損傷状態)を検出することができる。
図6に示されるように、空間V7内に照明部材102が設けられていてもよい。この場合、V7に収容されている送給装置20等の周辺機器の点検等が容易となる。なお、照明部材102の点灯及び消灯が、カバー部材88の開閉に連動していてもよい。
図2に示されるように、ロボット1や送給装置20等の周辺機器を取り扱うための専用工具104を保持可能な保持部106が空間V7内に設けられていてもよい。
線状体が第2のアーム16(先端部34)内の中空路に配置される線状体としては、コンジットケーブルC1,C2の他に、例えば、溶接ワイヤ自体や、各種機器の配線(電源ケーブル、信号線)や、エアや液体の供給ホースなどが挙げられる。
図7に示されるように、コンジットケーブルC1,C2の移動を規制する規制部材108を取り付け可能な取付部110が、第2のアーム16(先端部34)内に設けられていてもよい。規制部材108は、コンジットケーブルC1,C2以外の線状体の移動を規制するための用いられてもよい。規制部材108としては、例えば、面ファスナー(hook and loop fastener)が挙げられる。
本実施形態では、ブレーキ46がケーシング36から突出していたが、エンコーダ48が、ケーシング36から外方に向けて、出力軸Ax7とは偏心した位置において出力軸Ax7に沿って突出していてもよい。
図10に示されるように、先端部28が側壁部60A及び底壁部60Dを含んでいなくてもよい。この場合、同図に示されるように、側壁部60B内に二つの扁平モータ22A,22Bが配置されていてもよい。あるいは、側壁部60B内に一つの扁平モータ22Aが配置されていてもよい。この場合、一つの扁平モータ22Aによって、基端部32の揺動及び先端部34の回転の一方が行われる。
図11に示されるように、扁平モータ22A,22B同士がY軸方向において互いに対向していなくてもよい。
周辺機器が空間V7の容積よりも小さい場合には、図12に示されるように、カバー部材74によって切欠き68を覆うようにしてもよい。
1…ロボット、16…第2のアーム、18…エンドベース、20…送給装置(被収容物、周辺機器)、22A,22B…扁平モータ、28…先端部、32…基端部(揺動部)、34…先端部(回転部)、36…ケーシング(本体部)、46…ブレーキ(突出部)、48…エンコーダ、86…開口部(窓部)、88…カバー部材(窓部)、60A,60B…側壁部(壁部)、60C…端壁部(壁部)、60D…底壁部(壁部)、92…固定部、100…検出部、102…照明部材、104…専用工具、106…保持部、108…規制部材、110…取付部、Ax1〜Ax6…軸、C1,C2…コンジットケーブル(線状体)、WT…溶接トーチ(エンドエフェクタ)、V1〜V11…空間(中空路)。
Claims (20)
- アームと、
前記アームの先端側に取り付けられたエンドベースと、
前記エンドベースを前記アームに対して所定の駆動軸周りに動作させるアクチュエータとを備え、
前記アクチュエータは前記アームの先端と基端との間に配置され、
被収容物を収容するように構成された収容空間が、前記アームのうちその基端と前記アクチュエータとの間に形成されている、ロボット。 - 前記エンドベースはエンドエフェクタを保持可能に構成され、
前記収容空間は、前記エンドエフェクタと協働する周辺機器を収容するように構成されている、請求項1に記載のロボット。 - 前記周辺機器を前記収容空間内において固定可能な固定部が前記収容空間内に設けられている、請求項2に記載のロボット。
- 前記エンドエフェクタに向けて前記周辺機器から延びる線状体の移動を規制する規制部材を取り付け可能な取付部が前記アーム内に設けられている、請求項2又は3に記載のロボット。
- 前記収容空間に収容された状態の前記周辺機器のずれ量を検出する検出部が前記アーム内に設けられている、請求項2〜4のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記アームには、その延在方向に沿って延びる第1の中空路が形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記エンドベースには、第2の中空路が形成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記収容空間と連通すると共に前記収容空間から前記エンドベースの先端にかけて延びる中空路が、前記アーム及び前記エンドベースに形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記中空路は、前記収容空間から前記アームの基端にかけても延びている、請求項8に記載のロボット。
- 前記収容空間は、前記アームの一部をなす壁部に囲まれて構成され、
前記壁部は開口部を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のロボット。 - カバー部材が前記開口部に対して開閉可能に取り付けられている、請求項10に記載のロボット。
- 前記カバー部材は、前記開口部を閉塞した状態において前記収容空間が視認可能な透明部材によって構成されている、請求項11に記載のロボット。
- 前記収容空間を照明する照明部材が前記収容空間内に設けられている、請求項10〜12のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記壁部には、前記収容空間が視認可能な窓部が設けられている、請求項10〜13のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記アームの先端側は、前記アームの延在方向に二叉状に延びる一対の先端部を有し、
前記エンドベースは、前記一対の先端部に対して前記駆動軸周りに動作可能に取り付けられている、請求項1〜14のいずれか一項に記載のロボット。 - 前記アクチュエータは、出力軸方向における厚さが前記出力軸に直交する方向における幅よりも小さい扁平形状を呈するモータである、請求項1〜15のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記エンドベースは、
前記アームに対し第1のモータによって第1の駆動軸周りに揺動可能な揺動部と、
前記揺動部に対し第2のモータによって第2の駆動軸周りに回転可能な回転部とを含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載のロボット。 - 前記第1及び第2のモータは共に、出力軸方向における厚さが前記出力軸に直交する方向における幅よりも小さい扁平形状を呈する、請求項17に記載のロボット。
- 前記第1のモータと前記第2のモータとは、これらの間に空間をなすように前記第1の駆動軸の延在方向において互いに離間している、請求項17又は18に記載のロボット。
- 専用工具を保持可能な保持部が前記収容空間内に設けられている、請求項1〜18のいずれか一項に記載のロボット。
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