JP2016105386A - 照明装置と画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成により被投射面を明るく照明する。【解決手段】 光源1と、光源からの光束により複数の光源の像による2次光源を形成する光ミキシング素子2と、複数の2次光源からの光束を光変調素子7に投射する照明光学系と、を有する照明装置であって、照明光学系は、アナモルフィック面を有する光学素子5を備え、光学素子は、アナモルフィック面の面頂点からの法線を回転軸として、光変調素子に対して回転した位置にあることを特徴とする照明装置。【選択図】図3

Description

本発明は、照明装置および照明装置を有する画像表示装置に関するものである。
装置前方に設置したスクリーン上に画像を投射するフロント投射型プロジェクタ装置などの画像表示装置は、例えば、企業でのプレゼンテーション用、学校教育用、あるいは家庭用として、幅広く用いられている。
画像表示装置の被投射面上に表示される画像の明るさは、光源のパワーと光学系の光利用効率とによって決まる。ここで、光利用効率とは、照射光束の強さに対する反射光束の強さの割合である。画像表示装置において、光利用効率を向上させるためには、光学系を構成する光学素子の透過率や反射率を向上させる、あるいは光路中での光のけられによる光量損失を抑制させる、などの対策が考えられる。
光学素子の透過率や反射率を向上させるには、光学素子の少なくとも入射面又は出射面に無反射コーティングを施すことで、透過率や反射率を数%以下にすることができる。
一方、けられによる光量損失は、光の投射範囲が光学素子の有効領域よりも大きくなることが原因である。
ライトトンネルとDMD(Digital Micromirror Decive)とを備える画像表示装置において、けられによる光量損失は、ライトトンネルカップリング損失とDMD損失がある。
ライトトンネルカップリング損失とは、光源から発した光がライトトンネルに入射するまでの間で生じる光量損失である。
DMD損失とは、照明光学系の光学素子で反射した光束がDMDに投射されるときに生じる光量損失である。すなわち、DMD損失は、DMDの方向に投射される光束(以下「DMD投射光束」という。)がDMDの有効領域よりも大きく、かつ、DMDの有効領域に対して歪んだ形状をしているために生じる。ここで、DMDの有効領域とは、DMD投射光束を反射することができるDMD上の領域をいう。
そこで、DMD損失を抑えて、被投射面を明るく照明することができる照明装置が必要とされている。
これまでにも、例えば、光源からの光を画像として結像させる結像光学系と、結像させた画像をスクリーンに投影させる投影光学系と、を有する画像表示装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、特許文献1には、照明光学系が、ロッドインテグレータと、リレーレンズと、第1照明ミラーと、第2照明ミラーと、コンデンサーレンズと、により構成されることが開示されている。
また、特許文献1には、非点収差の発生を抑制して高い結像性能を得るために、第2照明ミラーの反射面を、ロッドインテグレータの出射端の長辺方向に対応する曲率半径が短辺方向に対応する曲率半径より大きい回転非対称な反射面とすることが開示されている。
また、特許文献2に記載の画像表示装置は、第1照明ミラーがシリンダミラーであり、第2照明ミラーが球面ミラーである。
しかしながら、特許文献1及び2には、DMD照射光束の形状を最適化することにより、DMD損失を抑えて被投射面を明るくすることができるアナモルフィック面のミラーの配置については開示されていなかった。
また、特許文献1の技術では、第1照明ミラーと第2照明ミラーの反射面とはどちらもアナモルフィック面であり、ともに高次の拡張非球面係数を用いて構成されている自由曲面形状である。そのため、特許文献1の技術では、反射面の形状が適切に形成されているか否かの検査に時間を要するという問題があった。
本発明は、簡易な構成により被投射面を明るく照明することができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる照明装置は、光源と、光源からの光束により複数の光源の像による2次光源を形成する光ミキシング素子と、複数の2次光源からの光束を光変調素子に投射する照明光学系と、を有する照明装置であって、照明光学系は、アナモルフィック面を有する光学素子を備え、光学素子は、アナモルフィック面の面頂点からの法線を回転軸として、光変調素子に対して回転した位置にあることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成により被投射面を明るく照明することができる。
本発明にかかる画像表示装置の実施の形態を示す被投射面との配置関係を示す概略構成図である。 上記画像表示装置と被投射面との配置関係を示す概略構成図である。 上記画像表示装置の実施の形態を示す光学配置図である。 上記画像表示装置の光源からライトトンネルまでの構成を示す概略構成図である。 上記画像表示装置の第2照明ミラーを示す斜視図である。 上記画像表示装置のDMDの斜視図である。 上記DMDが有する微小ミラーの傾きの状態を示す模式図である。 上記画像表示装置の投射光学系の構成を示す光学配置図である。 上記投射レンズ系の構成を示す光学配置図である。 上記投射光学系が有する第2投射ミラーの構成を示す斜視図である。 上記第2投射ミラーの座標位置を示す斜視図である。 上記DMDの有効領域とライトトンネルの開口の頂点から放射された光束の照射領域との関係を示す模式図である。 上記ライトトンネルの出射端の中央に配置された点光源から発した光線の進路を示す光路図である。 上記点光源から発した光線の投射レンズ系の入射端の仮想面に配置された受光器上の照度分布を示すグラフである。 第2照明ミラーの回転角γを設計中央値から90度回転した状態において、上記点光源から発した光線の投射レンズ入口の仮想面に配置された受光器上の照度分布を示すグラフである。 上記第2照明ミラーの設計中央値からの回転角とSD/SIとの関係を示すグラフである。 上記DMD上の照度分布を光線追跡により計算した結果を示すグラフである。 本発明にかかる画像表示装置の別の実施の形態が備える第2照明ミラーを示す斜視図である。 上記画像表示装置が備える点光源から発した光線の投射レンズ系の入射端の仮想面に配置された受光器上の照度分布を示すグラフである。 上記第2照明ミラーの回転角γを設計中央値から90度回転した状態において、上記点光源から発した光線の投射レンズ入口の仮想面に配置された受光器上の照度分布を示すグラフである。 上記画像表示装置が備えるDMD上の照度分布を光線追跡により計算した結果を示すグラフである。 平面ガラスに入射する光束の入射角を、前記光束が被投射面に入射したときの入射位置に対応づけて示す図である。 図17における照度分布のうち被投射面の上半分に対応する領域および下半分に対応する領域の平均照度を示す図である。 図17における照度分布のうち被投射面に向かって垂直および水平に分割した各領域の平均照度を示す図である。
以下、本発明にかかる照明装置と、その照明装置を有する画像表示装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
●画像表示装置(1)●
まず、本発明にかかる画像表示装置の実施の形態について説明する。
図1に示すように、画像表示装置100は、投射像を被投射面101に投射する。また、図2は、画像表示装置100と被投射面101との配置関係を示す概略構成図である。ここで、被投射面101は、例えばスクリーンである。
●画像表示装置100の構成
図3に示すように、画像表示装置100は、照明装置200、カバーガラス6、DMD7、および投射光学系8を有してなる。
なお、以下の説明において、絶対座標系(xyz系)の原点Oは、DMD7の中心(中央部)とし、DMD7の水平面(表面)内の方向の1つ(DMD7の短手方向)をx軸とする。また、x軸に直交するDMD7の水平面方向(DMD7の長手方向)をz軸、x軸とz軸との双方に直交するDMD7の表面に垂直方向の軸をy軸とする。また、x軸はDMD7の短手方向に平行であり、z軸はDMD7の長手方向に平行である。
さらに、以下の説明において、x軸、y軸、z軸回りの回転角を、それぞれ回転角α、β、γとする。回転角αと回転角βとは、x軸およびy軸のそれぞれの+方向から見て左回りを正とする。また、回転角γは、z軸の+の方向から見て右回りを正とする。
●照明装置200の構成
照明装置200は、DMD7に光束を投射する装置である。照明装置200は、光源1と、ライトトンネル2と、防爆ガラス12と、カラーホイール13と、照明光学系18と、を有してなる。
図3に示すように、光源1は、リフレクタ401を備える。リフレクタ401の内部には、発光体および集光ミラーを有してなる。発光体は、例えばキセノンランプ、水銀ランプ、あるいはメタルハライドランプなどである。光源1の前端部には、ランプカバーが設けられている。
照明装置200は、集光ミラーを用いて光源1から出射される光束から光源像を形成する。光源1から出射される光束の光軸は、z軸方向である。また、光源1は、光源1から出射される光束の配光分布が光軸(z軸)に対して略回転対称で等方的になるように配置されている。
図4に示すように、光源1とライトトンネル2との間には、防爆ガラス12と、カラーホイール13と、が配置されている。防爆ガラス12とカラーホイール13とは、それぞれの入出射面を光源1の光軸(図4においてz軸方向)に対して所定角度(例えば10度)傾けて配置されている。
カラーホイール13は、輪帯部分が光の三原色(赤(R)、緑(G)、青(B))に対応して3つに分割された、周知の光学フィルタである。カラーホイール13は、赤、緑、青に白(W)を加えて4つに分割された光学フィルタであってもよい。
光源1からの光束は、カラーホイール13が回転駆動されると輪帯部分が光の光路を横切るため、R、G、B、あるいはWを加えた各色の光束に時分割されて、ライトトンネル2に入射される。つまり、画像表示装置100は、カラーホイール13の各色の光学フィルタに対応した画像を被投射面101に投射することで、被投射面101にカラー画像を形成する。
ライトトンネル2は、4枚の板状のミラーの反射面が内側を向いて四角筒が形成されるように構成された光ミキシング素子である。なお、光ミキシング素子としては、ライトトンネル2のほかに、公知のロッドインテグレータやライトパイプなどを用いてもよい。
ライトトンネル2は、入射端21と出射端22とに矩形の開口を有する。ライトトンネル2は、カラーホイール13の後方における光の焦点位置近傍に入射端21が位置するように配置されている。光源1からの光束は、光の焦点位置が入射端21近傍に配置されるように調整することによって、ライトトンネル2に効率よく入射される。
ライトトンネル2は、内面に配置された4枚のミラーで入射光が反射を繰り返すことにより、ライトトンネル2の出射端には光源の像が複数形成され、ライトトンネル2の出射端は2次光源を形成する。そのため、ライトトンネル2の出射端22からは、照度分布が均一化された横断面矩形の光が出射される。ライトトンネル2の出射光の配光分布は、光軸(z軸)に対して略対称なので、出射光の等方性は維持される。
出射端22と、DMD7のうち微小ミラー群が設けられている面とは、略共役な位置に配置されている。
ライトトンネル2の出射端22には、ライトトンネル配置調整手段が設けられている。出射端22は、ライトトンネル配置調整手段により、矩形開口の長手方向または短手方向(図3における矢印105または矢印106の方向)に傾動する。したがって、ライトトンネル配置調整手段は、ライトトンネル2からDMD7に投射される光の方向を調整することができる。
ライトトンネル2から出射した光の進路上には、照明光学系18が配置されている。
●照明光学系18の構成
照明光学系18は、ライトトンネル2によって形成された複数の2次光源からの光束をDMD7に投射する光学系である。
照明光学系18は、レンズ3と、第1照明ミラー4と、第2照明ミラー5と、を有してなる。照明光学系18は、ライトトンネル2からDMD7に向かう光束の進行方向に、レンズ3と第1照明ミラー4と第2照明ミラー5がこの順に配置されている。
レンズ3は、ライトトンネル2からの出射光の略直進路上にある。レンズ3は、出射面に非球面を有する1枚のコンデンサーレンズで構成される。ここで、レンズ3の出射面の非球面は、数式1で定義される非球面と、後述する表1の曲率半径と、非球面係数と、によって表される。
(数式1)
なお、レンズ3は、複数枚で構成されていてもよい。
ここで、数式1におけるz’は、個々のレンズの面頂点を原点としたローカル座標系x'、y'、z'で表される。すなわち、数式1において、z’は、レンズ面のサグ量である。
第1照明ミラー4は、ライトトンネル2から出射する光束の略直進路上にある。第1照明ミラー4は、平面ミラーである。第1照明ミラー4は、レンズ3からの出射光を第2照明ミラー5へ投射するように、x軸方向とz軸方向との双方に対して傾いた姿勢で設置されている。
第2照明ミラー5は、第1照明ミラー4による反射光を下方に設置されているDMD7に向かって投射する。第2照明ミラー5は、x軸方向とz軸方向との双方に対して傾いた姿勢で設置されている。
光束の光路中において光変調素子の直前に第1照明ミラー4と第2照明ミラー5とが設置されていることにより、光変調素子の直前にレンズを配置した画像表示装置とは異なり、簡易な照明光学系を実現することができる。
図5に示すように、第2照明ミラー5の反射面は、アナモルフィック面である。また、第2照明ミラー5の反射面は、トロイダル面である。トロイダル面は、高次の拡張非球面係数を用いる面形状よりも単純な形状である。したがって、第2照明ミラー5の面形状の検査時間に要する時間を短くすることができ、部品の製作コストを低減することができる。
第2照明ミラー5のトロイダル面は、ローカル座標系(x'y'z'系)の原点をO’とするとき、以下の数式2で定義される非球面である。この非球面は、y'軸に平行な軸回りの曲率半径Ry=79.1mmの円弧を曲率半径Rx=68.7mmでx'軸に平行な軸回りに回転して形成される凹面のxトロイダル面である。
(数式2)
このように、光源1から出射された光束は、照明光学系18により、光の横断面形状が整形されてDMD7のうち後述する微小ミラー群が設けられている面に投射される。
前述のように照明光学系18を配置することで、ライトトンネル2の出射端22から出射した均一な光束は、DMD7に対して均一に投射される。
また、前述のように、レンズ3からの光束は、第1照明ミラー4と第2照明ミラー5とDMD7とを経て投射光学系8に至るまでに、3次元的に数回反射される。
そして、第1照明ミラー4と第2照明ミラー5とは、光束がレンズ3から投射光学系8に至るまでの間に各光学部材によって干渉されないように、投射レンズ系81の光軸を中心にx軸方向とy軸方向とに対して傾いて配置されている。
表1は、光源1からDMD7に至る、照明光学系18の部品仕様を示す。
表2は、照明光学系18を構成する各光学部品の位置座標を示す。表2に示した各光学部品の配置は、各光学部品のローカル座標系(x'y'z'系)の3軸の向きと原点が、絶対座標系(xyz系)に一致する位置を基準として、表2中の数値に基づいて各光学部品を移動および回転させることにより定まる。すなわち、各光学部品の配置は、まず、各光学部品のローカル座標系をそれぞれ表2中のxyz方向に変位させ、次に、x’軸回りの回転(α回転)、y’軸回りの回転(β回転)、およびz’軸回りの回転(γ回転)をさせることにより定まる。
カバーガラスは、DMD7を保護するためにDMD7のうち微小ミラーが設けられている面の表面に配置されている。
●DMD7の構成
図6に示すように、DMD7は、ほぼ水平面に沿って配置されている。DMD7には、2次元状に配置された微小ミラー群7−1〜7−kが設けられている。なお、DMD7は、光変調素子に相当する。
微小ミラー群7−1〜7−kの数は、長手方向の微小ミラー数Mは1280個であり、短手方向の微小ミラー数Nは800個である。すなわち、DMD7は、合計k=M×N=1024000個の微小ミラー群7−1〜7−kが設けられている。ここで、DMD7のアスペクト比は、1280:800=16:10である。
微小ミラー群7−1〜7−kの傾きは、それぞれ独立して変化する。微小ミラー群7−1〜7−kの傾きが変化することにより、光束の反射角度を変化させることができる。ここで、微小ミラー群7−1〜7−kの偏向角度は、およそ±12度である。
微小ミラー群7−1〜7−kのそれぞれは、光束の反射角度によりオン状態とオフ状態とを有する。ここで、オン状態とは、微小ミラーの反射光が後続の投射光学系8に投射する状態である。オフ状態とは、微小ミラーの反射光が後続の投射光学系8に投射しないで逸れる状態である。
図7は、微小ミラー群7−1〜7−kのうち任意の1枚(以下「微小ミラー7−j」という。)を示している。微小ミラー7−jは、xz面上でx=zの直線に平行な軸、すなわちx’軸まわりに回転する。
xz面に対して微小ミラー7−jが+12度の傾角のとき(オン状態)、微小ミラー7−jで反射した光束(第1光束)は、第1の方向(投射光学系8の方向)に向かう。また、xz面に対して微小ミラー7−jが−12度のとき(オフ状態)、微小ミラー7−jで反射した光束(第2光束)は、第2の方向(投射光学系8から逸れる方向)に向かう。
すなわち、DMD7で反射される光束は、反射される光束を被投射面101に投射する投射光学系8が設けられている方向に反射される第1光束を含んでいる。
第2照明ミラー5からDMD7に向かう光は微小ミラー7−jの回転軸に交わる方向、すなわち−x、+z、+y側の空間から原点に向かう方向に投射される。
オン状態にある微小ミラー7−m〜7−n(mとnとは、1以上k以下の整数である。)は、第2照明ミラー5で反射された光束を投射光学系8に向けて反射する。そして、オン状態にある微小ミラー7−m〜7−nからの反射光は、投射光学系8により、y軸およびz軸を含む平面に平行に設置された被投射面101上に投射される。ここで、被投射面101上に投射される画像サイズは、最大80インチである。
●投射光学系8の構成
投射光学系8は、DMD7からの光束を被投射面101に投射する光学系である。
図8に示すように、投射光学系8は、鏡筒10と、投射レンズ系81と、第1投射ミラー84と、第2投射ミラー85と、板状の平面ガラス9と、を有してなる。DMD7から投射光学系8に向かって反射された光束は、投射光学系8から被投射面101に投射される。DMD7の中心で反射して投射光学系8を介して被投射面101に向かう中心光線201は、平面ガラス9に入射角をもって入射する。入射角は、0度よりも大きい。鏡筒10は、投射レンズ系81を保持している。
図9は、投射光学系8の投射レンズ系81の構成を示す光学配置図である。投射レンズ系81は、投射レンズ811、投射レンズ812、投射レンズ813、投射レンズ814、投射レンズ815、投射レンズ816、投射レンズ817、投射レンズ818、投射レンズ819、投射レンズ820、および投射レンズ821の11枚のレンズで構成されている。投射レンズ系81の入射端は、投射レンズ811である。また、投射レンズ系81の出射端は、投射レンズ821である。
投射レンズ系81の光軸は、y軸方向に向いている。また、被投射面101は、投射レンズ系81の光軸と平行に設置されている。また、第1投射ミラー84と第2投射ミラー85とは、投射レンズ系81を透過した光束を被投射面101に向けて投射するように配置されている。
表3は、投射レンズ系81の仕様を示す。
表3において、面番号に該当する面の曲率半径をR、隣り合う面相互の間隔をd、各レンズのD線に対する屈折率をnd、各レンズのアッベ数をνdとする。投射レンズ811と投射レンズ820と投射レンズ821とは、両側の面がともに非球面のレンズである。
表4は、投射レンズ811と投射レンズ820と投射レンズ821との非球面係数を示す。投射レンズ811と投射レンズ820と投射レンズ821との非球面レンズの非球面形状は、上述の数式1で定義されるローカル座標系を用いた非球面式と、表4に示す非球面係数で表される。
なお、投射光学系8は、投射レンズ系81の光軸が被投射面101に対して略垂直に配置される構成にも適用することができる。
図2などに示すように、第1投射ミラー84は、投射レンズ系81からの光束を第2投射ミラー85に向けて反射する。
図10は、投射光学系8が有する第2投射ミラー85を示す斜視図である。第2投射ミラー85は、反射面に自由曲面が形成されている。第2投射ミラー85の反射面に形成された自由曲面により、被投射面101に投射される画像の上下左右の歪みが矯正される。
自由曲面とは、任意のY方向の位置にてX方向の位置に応じたX方向の曲率が一定ではなく、任意のX方向の位置にてY方向の位置に応じたY方向の曲率が一定ではないアナモフィック面のことをいう。
図11において、Y=0の位置において、レンズ面位置(X,Y)=(0,0)とレンズ面位置(X,Y)=(−X1,0)、レンズ面位置(X,Y)=(+X1,0)とでそれぞれX方向の曲率は異なる。また、X=0の位置にて、レンズ面位置(X,Y)=(0,0)とレンズ面位置(X,Y)=(0,−Y2)とでY方向の曲率は異なる。
レンズ面位置(X,Y)=(0,0)においてX方向とY方向との曲率が異なる。レンズ面位置(X,Y)=(0,−Y2)においてもX方向とY方向との曲率が異なる。
表5は、第2投射ミラー85の反射面の形状を示す非球面係数を示す表である。第2投射ミラー85の反射面は、図10に示すようにローカル座標系(x’y’z’系)原点をO’とするとき、数式3で定義される非球面式と表5の非球面係数を用いて表される非球面に形成される。
(数式3)
表6は、投射光学系8を構成する投射レンズ系81および第2投射ミラー85以外の光学部品の仕様を示す。表6中の絞り1と絞り2と絞り3とは、図において省略した。
表7は、被投射面101に投射される画面サイズが43インチの場合における投射光学系8の光学部品の配置座標を示す。
同表に示すように、画像表示装置100は、投射光が被投射面101に向かって斜め上方に投射するように構成されている。
平面ガラス9は、光路中において第2投射ミラー85の後方に配置されている。本実施の形態において、平面ガラス9は、第1投射ミラー84と第2投射ミラー85との上端に近接してx軸とz軸を含む面に平行に配置されている。平面ガラス9は、画像表示装置100が組み込まれている筐体の上端開口に嵌め込まれている。この構成により、画像表示装置内部の防塵をすることができる。
●DMD7と第2照明ミラー5との位置関係
図12は、DMD7の有効領域とライトトンネル2の開口の頂点から投射された後第2照明ミラー5によりDMD7に投射された光束の照射領域との関係を示す模式図である。
ここで、ライトトンネル2の出射端22の開口の頂点(四隅の各点)から投射された光束のxz平面に平行でありy=0の位置に配置された仮想面における集光点を、それぞれ集光点P1、点P2、点P3、点P4とする。換言すれば、集光点P1〜P4の位置は、ライトトンネル2の出射端22の開口の四隅の各点から投射された光束の、DMD7の反射面と同一平面上の仮想面における重心座標位置である。
図12に示すように、集光点P1〜P4を仮想的に線で結んだときに形成される形状は、歪んだ矩形形状となる。
一般的に、レンズやミラーなどの光学素子を3次元空間に偏心して配置された照明光学系は、ライトトンネルの開口形状が矩形であっても、DMD上の結像形状が開口形状に対応した完全な矩形から変形した歪んだ矩形形状となる。
DMD損失のうち、DMD投射光束とDMD7の位置との調整マージンを確保するために、DMD投射光束を小さくすることは得策ではない。そこで、DMD損失を抑え、DMDでの光利用効率を向上するためには、DMD投射光束の歪みを無くし、DMD投射光束をできるだけDMD7の有効領域に相似形状にすることが有効である。そこで、画像表示装置100では、第2照明ミラー5の反射面にトロイダル面を採用する。
第2照明ミラー5のDMD7に対する回転角γは、微小ミラー群7−1〜7−kの回転軸z’方向の配光角度分布が、回転軸z’に直交する方向の配光角度分布よりも小さくなる位置に設定される。ここで、第2照明ミラー5の回転角γの回転軸は、第2照明ミラー5の面頂点からの法線である。また、DMD7の回転角γは0度である。
●受光器上の照度分布
次に、受光器上の照度分布を、シミュレーション結果を用いて説明する。図13に示す受光器701は、投射光学系8への反射光を解析するための、シミュレーション上の仮想的な素子である。
なお、図13〜図16のシミュレーションは、米国ORA社のLightTools(登録商標)を用いて実施した。また、シミュレーションに使用した光源は、フィリップス社の高圧水銀ランプUHP 240-190W 0.8 E20.9 FusionStarである。
図13は、ライトトンネル2の出射口の開口中心(x、y、z)=(-8.818、19.025、-30.897)に配置された点光源から発した光束700の光線図である。図13には、ライトトンネル2とDMD7以外の光学素子の図示は、省略されている。図13の受光器701は、投射レンズ811の入射面位置(x、y、z)=(5.630、42.080、0)の仮想面上に配置されている。
図13に示すように、受光器701の受光面は、光束700の主光線に対して垂直に配置されている。ローカル座標系x’z’は、(x、y、z)=(5.630、42.080、0)を原点とし、x’軸はx=zの直線の方向、z’軸はx’軸と直交する方向になっている。
図14は、ライトトンネル2の出射端22の開口中央に配置された点光源から発した光線の投射レンズ系81の入射端の仮想面に配置された受光器701上の照度分布を示すグラフである。ここで、図14のグラフの縦軸は、受光器701の受光面上の最大照度を1として規格化した規格化照度である。第2照明ミラー5の回転角γは、設計中央値(γ=-81.310度)となっている。なお、照度分布は、グラフと、規格化照度が0の直線とが交わる絶対値が大きいほど、照度分布が広がっていることを示す。
図14に示すように、z’軸方向の照度分布は、x’軸方向の照度分布より広がっている。つまり、x’軸方向の配光角度分布が、z’軸方向の配光角度分布よりも小さくなっている。
光源1のリフレクタ401から放射される光束は光軸(z軸)に対して略対称で等方的である。したがって、DMD7を構成する複数の微小ミラーが第1の方向に反射した光束は、反射した光束のx’軸方向の配光角度分布がz’軸方向の配光角度分布よりも小さくなるように設定される。
図15は、第2照明ミラー5の回転角γを,設計中央値(γ=-81.310度)から±90度回転させた状態(γ=8.640度あるいはγ=−171.310度)において,図13と同様に受光器701上の規格化照度分布を算出したものである。
図15の状態では、図14とは異なり、x’軸方向の照度分布は、z’軸方向の照度分布より広がっている。つまり、z’軸方向の照明光学系の配光角度分布が、x’軸方向の配光角度分布よりも大きくなっている。
すなわち、第2照明ミラー5の回転角γを調整することによって、DMD7を構成する複数の微小ミラーが第1の方向に反射した光束のx’軸方向の配光角度分布がz’軸方向の配光角度分布よりも小さくなるように設定することができる。
●仮想平面上の多角形とDMD7の有効領域17との関係
仮想面上で点P1、点P2、点P3および点P4を結んで形成される多角形Γと、DMD7の有効領域と、の関係について説明する。
点P1、点P2、点P3および点P4を結んで形成される多角形Γの面積をSIとする。また、仮想面上の多角形Γ内でDMD7の有効領域17の少なくとも1つの頂点が多角形に内接するように有効領域17を相似縮小或いは相似拡大した多角形の面積をSDとする。
図16は、第2照明ミラー5の設計中央値からの回転角γとSD/SIとの関係を示すグラフである。図16は、表2に示した第2照明ミラー5の回転角γを,設計中央値(γ=-81.310度)を基準(Δγ=0度)として−90度から+90度まで変化させたときの回転量ΔγとSD/SIとの関係を示している。
図中のグラフは,それぞれ第2照明ミラー5の反射面の曲率半径Rx,Ryを,R=Rx=Ryの球面とし,それぞれR=Rx,R=Ry,R=(Rx+Ry)/2とした場合のグラフを示している。同グラフは、第2照明ミラー5の反射面をトロイダル面とすることで、SD/SIが最大になる回転角γが見出せることを示す。SD/SIは、Δγ=0において最大になっており、DMD7での光利用効率も最大になる。
したがって、第2照明ミラー5の回転角γを前述の設定にすることで、DMD投射光束を有効領域17の形状に近づけることができる。すなわち、DMD7での光利用効率を向上することができる。
図17は、DMD7上の照度分布を光線追跡により計算した結果を示すグラフである。図17において、黒線で囲まれた領域がDMDの有効領域17である。また、照度分布は、領域内最大照度を1、すなわち100%として規格化して表示している。
有効領域17のANSI(American National Standards Institute)9点(有効領域17を縦横均等サイズに9分割した際の各領域の中心の照度)の平均値は89.3%である。つまり、有効領域17の照度分布は、均一な分布になっていることを示している。
●平面ガラス9への入射角度と被投射面101の照度の関係
図22は、平面ガラス9に入射する光束の入射角を、光束が被投射面101に入射したときの入射位置に対応づけて示す図である。中心光線201が平面ガラス9に入射する入射角は、26.2°である。被投射面101に入射方向から見て右上端および左上端に入射する光線が平面ガラス9に入射する入射角は36.5°、被投射面101の右下端および左下端に入射する光線が平面ガラス9に入射する入射角は80.2°である。言い換えれば、被投射面101を上半分の第1領域1011と下半分の第2領域1012に2分したとき、第1領域1011に入射する光束が平面ガラス9へ入射する入射角度は、第2領域1012に入射する光束が平面ガラス9へ入射する入射角度より小さい。一般的に、被投射面101上における位置によって平面ガラス9に入射する角度は、20°弱から約80°と広範囲なものになる。
平面ガラス9への光線入射角度は、被投射面101の中央から左右下隅に近づくにしたがって大きくなり、左右下隅に向かう光線が平面ガラス9に入射する入射角は80°以上になる。一般に、光学素子への入出射角度が大きくなるほど透過率が低下するため、被投射面101の上半分の領域に向かう光線よりも、下半分に向かう光線の透過損失が大きくなる。また、被投射面101の左右下隅では、平面ガラス9による透過損失により照度低下が発生しやすい。
しかしながら、第2照明ミラー5は、第1領域1011に入射する光束のDMD7の反射面における平均照度をL1、第2領域1012に入射する光束のDMD7の反射面における平均照度をL2とするとき、L1<L2となる位置に配置されている。平均照度は、図17における照度分布の領域内の平均を示す。
図23に示すように、第1領域1011(図17における−x側の有効域)の平均照度L1は、86.2%である。第2領域1012(図17における+x側の有効域)の平均照度L2は、91.4%である。第2照明ミラー5の回転角γを前述の設定にすることで、L1<L2の関係にすることができる。すなわち、第2照明ミラー5の回転角γを調整することで、平面ガラス9が投射光学系8の下流に配置されることにより生じる第2領域1012における光線の透過損失の増大を抑えることができる。
図24は、図17における照度分布のうち被投射面101に向かって垂直および水平に分割した各領域の平均照度を示す図である。左上の領域A1013の平均照度LAは85.5%、右上の領域B1014の平均照度LBは87.1%である。左下の領域C1015の平均照度LCは91.5%、右下の領域D1016の平均照度LDは91.6%である。LCとLDの差はほぼ等しくなっている。すなわち、第2照明ミラー5の回転角γを調整することで、平面ガラス9が投射光学系8の下流に配置されることにより生じる領域C1012における光線の透過損失の増大を抑えることができる。言い換えれば、左右でバランスのとれた均一な照度分布にすることができる。
以上説明した実施の形態によれば、第2照明ミラー5の回転角γを調整することでDMD7での光利用効率を調整することができる。すなわち、簡易な構成により被投射面を明るく、かつ均一に照明することができる。
●画像表示装置(2)●
次に、本発明にかかる画像表示装置の別の実施の形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。本実施の形態は、第2照明ミラーの反射面が面頂点からの法線に対して回転非対称の、多項式で表される非球面である点において、これまでに説明した実施の形態と異なる。
図18に示すように、第2照明ミラー205の反射面は面頂点からの法線に対して回転非対称の多項式非球面である。この面は、ローカル座標系(x’、y’、z’系)原点をO’とするとき、数式3で定義される非球面式と、表8に記載の曲率半径Rと非球面係数を用いて表される非球面である。表9は、光源1からDMD7に至る、照明光学系18の部品仕様を示す。表10は、照明光学系18を構成する各光学部品の位置座標を示す。







図19に示すように、投射レンズ系の入射端の仮想面に配置された受光器上におけるz’軸方向の照度分布は、x’軸方向の照度分布より広がっている。つまり、x’軸方向の配光角度分布はz’軸方向の配光角度分布より小さい。
図20に示すように、第2照明ミラー205の回転角γを設計中央値から90度回転した状態において、x’軸方向の照度分布は、z’軸方向の照度分布より広がっている。つまり、z’軸方向の配光角度分布はx’軸方向の配光角度分布より小さい。DMD7を構成する複数の微小ミラーが第1の方向に反射した光束のx’軸方向の配光角度分布が、z’軸方向の配光角度分布よりも小さくなるように設定されている。
図21は、DMD7上の照度分布を光線追跡により計算した結果を示す模式図である。黒線で囲まれた領域がDMDの有効領域17である。また、照度分布は、領域内最大照度を1、すなわち100%として規格化して表示している。本実施形態においてもDMD投射光束を有効領域17の形状に近づけることができる。すなわち、DMD7での光利用効率を向上することができる。
有効領域17のANSI9点(有効領域17を縦横均等サイズに9分割した際の各領域の中心の照度)の平均値は89.7%である。つまり、有効領域17の照度分布は、均一な分布になっていることを示している。
以上説明した本発明の第2の実施形態によれば、第2照明ミラー205の反射面を軸非対称の多項式非球面とし、図20に示したような特性を持たせることで、DMD投射光束の大きさと形状をDMD7の有効領域17に近づけることができる。すなわち、DMD損失が抑制され、簡易な構成により被投射面を明るく照明することができる。
なお、第2の実施形態で示した第2照明ミラーの反射面は、数式3で表される軸非対称の、多項式で表される非球面であったが、反射面形状はこれに限るものではなく、例えば多項式非球面係数を有する湾曲トロイダル面などのアナモルフィック面であってもよい。
以上説明した実施の形態は、投射型の画像表示装置であった。しかし、本発明にかかる画像表示装置は、これ以外の、パーソナルコンピュータ、テレビジョン、DVDプレーヤなどの映像再生装置からの映像信号を表示するためのプロジェクタなどにも適用可能である。
1 光源
2 ライトトンネル
3 レンズ
4 第1照明ミラー
5 第2照明ミラー
7 DMD
8 投射光学系
18 照明光学系
81 投射レンズ系
84 第1投射ミラー
85 第2投射ミラー
100 画像表示装置
101 被投射面
200 照明装置
特開2004−184626号公報 特開2002−268010号公報

Claims (12)

  1. 光源と、
    前記光源からの光束により複数の上記光源の像による2次光源を形成する光ミキシング素子と、
    前記複数の2次光源からの光束を光変調素子に投射する照明光学系と、
    を有する照明装置であって、
    前記照明光学系は、アナモルフィック面を有する光学素子を備え、
    前記光学素子は、前記アナモルフィック面の面頂点からの法線を回転軸として、前記光変調素子に対して回転した位置にあることを特徴とする照明装置。
  2. 前記光変調素子で反射される光束は、前記反射される光束を被投射面に投射する投射光学系が設けられている方向に反射される第1光束を含んでいて、
    前記アナモルフィック面の面頂点からの法線を前記光学素子の回転軸とした前記光変調素子に対する前記光学素子の回転角は、前記光変調素子が備える複数の微小ミラーの回転軸方向における前記第1光束の配光角度分布が、前記微小ミラーの回転軸に直交する方向における前記第1光束の配光角度分布よりも小さくなる角度に設定されている、請求項1記載の照明装置。
  3. 前記光学素子は、ミラーである、請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記アナモルフィック面は、トロイダル面である、請求項1乃至3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記アナモルフィック面の面頂点からの法線を前記光学素子の回転軸とした前記光変調素子に対する前記光学素子の回転角は、前記光変調素子に照射される光束に対する前記光変調素子の有効領域からの反射光束が最大となる角度に設定されている、請求項1乃至4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記アナモルフィック面は、面頂点からの法線に対して非対称の、多項式で表される非球面である、請求項1乃至3のいずれかに記載の照明装置。
  7. 前記光ミキシング素子の頂点から投射される光束の前記光変調素子の反射面と同一平面上の仮想面における集光点を結んで形成される多角形の面積をSIとし、
    前記多角形内で前記光変調素子の有効領域の少なくとも1つの頂点が前記多角形に内接するように前記有効領域を相似縮小あるいは相似拡大した多角形の面積をSDとするとき、
    前記回転角は、SD/SIが最大となる角度に設定されている、請求項2乃至5のいずれかに記載の照明装置。
  8. 前記照明光学系は、レンズ系と、平面ミラーと、を有し、
    前記光ミキシング素子から前記光変調素子に向かう光束の光路中に、前記レンズ系と、前記平面ミラーと、前記光学素子が、この順に配置されている、請求項1乃至6のいずれかに記載の照明装置。
  9. 前記レンズ系は、1枚のレンズで構成されている、請求項7記載の照明装置。
  10. 照明装置と、
    前記照明装置からの光が投射光学系の方向に反射される光変調素子と、
    前記光変調素子からの光束を被投射面に投射する投射光学系と、
    を有する画像表示装置であって、
    前記照明装置は、請求項1乃至8のいずれかに記載の照明装置である、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  11. 前記投射光学系は、前記光変調素子から前記被投射面に向かう光束の光路中に投射レンズ系と平面ガラスをこの順に備え、
    前記平面ガラスは、前記投射レンズ系を通って被投射面に向かう光線に対して斜めに配置されており、
    前記被投射面を第1領域と第2領域に2分したとき、前記第1領域に入射する光束が前記平面ガラスへ入射する入射角度は、前記第2領域に入射する光束が前記平面ガラスへ入射する入射角度より小さく、
    前記第1領域に入射する光束の前記光変調素子の反射面における平均照度をL1、前記第2領域に入射する光束の前記光変調素子の反射面における平均照度をL2とするとき、前記アナモルフィック面の面頂点からの法線を前記光学素子の回転軸とした前記光変調素子に対する前記光学素子の回転角は、L1<L2となる位置に配置されている、請求項10記載の画像表示装置。
  12. 前記第2領域を第3領域と第4領域に2分したとき、前記第3領域に入射する光束の前記光変調素子の反射面における平均照度をL3、前記第4領域に入射する光束の前記光変調素子の反射面における平均照度をL4とするとき、前記アナモルフィック面の面頂点からの法線を前記光学素子の回転軸とした前記光変調素子に対する前記光学素子の回転角は、L3とL4の差が等しくなる位置に配置されている、請求項10記載の画像表示装置。
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