JP2016104995A - 車両の急発進防止制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両発進のためにシフトを切り替えた時に、アクセルペダルが踏み込まれていることによる急発進を防止することのできる急発進防止制御装置を提供すること。【解決手段】車両ECU(10)が、アクセル開度からクラッチトルクの目標トルクを算出し(S1)、シフトレバーが非走行レンジから走行レンジに切り替えられて、変速機ユニット(5)のギヤ係合時にアクセルペダルが踏み込まれていない場合には(S2がNo)、通常フィルタを選択し(S3)、当該ギヤ係合時にアクセルペダルが踏み込まれていた場合には(S2がYes)、急発進防止用の第1フィルタから第3フィルタを段階的に選択し(S5、S7、S8)、目標トルクに選択したフィルタを適用して発進トルクを算出し(S9)、当該発進トルクとなるようクラッチを制御する(S10)。【選択図】図5
Description
本発明は、車両の急発進防止制御装置に係り、詳しくは車両を発進させる際、変速機のギヤ係合前にアクセルペダルが踏み込まれたときのクラッチ制御技術に関する。
車両の自動変速機として、変速ギヤの切り替え及びクラッチの断接を自動で行う、いわゆるAMT(オートマチック・マニュアル・トランスミッション)が開発されている。AMTは運転者によるクラッチ操作が不要でありながら、トルクコンバータを用いた自動変速機よりも動力伝達におけるロスが少なく燃費が向上するという利点がある。
一方で、AMTではトルクコンバータを用いた自動変速機のようなクリープ現象が生じないため、クラッチトルクを制御することで擬似的にクリープ現象を生じさせる場合がある。
そこでAMTを備える車両において、発進時における変速機や車両の状態を表すパラメータに基づきクラッチを制御して発進開始時のディレイを抑える技術が開発されている(特許文献1参照)。
上記特許文献1では、発進前にクラッチ制御により擬似的なクリープ現象を生じさせているが、例えば、車両を発進させるために運転者がシフトレバーをPレンジ又はNレンジの非走行レンジからDレンジ又はRレンジ等の走行レンジに切り替えた時点でアクセルペダルが踏み込まれていると、変速機のギヤ係合前からエンジン回転が上昇し、ギヤ係合時に急激に駆動トルクが発生する。これにより車両にショックが生じると共に車両が急発進するおそれがある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、車両発進のためにシフトを切り替えた時に、アクセルペダルが踏み込まれていることによる急発進を防止することのできる車両の急発進防止制御装置を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
(1)本適用例に係る車両の急発進防止制御装置は、エンジンと変速機との間の動力の断接を行うクラッチと、走行レンジ及び非走行レンジを含むシフト位置の中から1つのシフト位置を選択するシフトレバーと、前記シフトレバーにより選択されているシフト位置を検出するシフト位置検出手段と、アクセルペダルの踏み込み量に応じたアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、前記アクセル開度検出手段により検出されるアクセル開度に基づき前記クラッチの目標トルクを算出する目標トルク算出手段と、前記目標トルクに対するフィルタ処理のためのフィルタ定数を設定するフィルタ設定手段と、前記目標トルク算出手段により算出された目標トルクに、前記フィルタ設定手段により設定されたフィルタ定数を適用して前記クラッチにおける発進トルクを算出する発進トルク算出手段と、前記発進トルク算出手段により算出された発進トルクとなるよう前記クラッチを制御するクラッチ制御手段と、を備え、前記フィルタ設定手段は、前記フィルタ定数として、前記変速機のギヤ係合後に前記アクセルペダルが踏み込まれた場合に用いる通常用のフィルタ定数と、前記変速機のギヤ係合時点に前記アクセルペダルが踏み込まれている場合に用いる急発進防止用のフィルタ定数とを有し、前記急発進防止用のフィルタ定数は、前記通常用のフィルタ定数を前記目標トルクに適用した場合よりも前記発進トルクが小となる値である。
(2)本適用例に係る車両の急発進防止制御装置において、前記急発進防止用のフィルタ定数は、車両の発進段、道路勾配、及び車重のうちの少なくとも1つに基づき設定されてもよい。
上記手段を用いる本発明によれば、車両発進のためにシフトを切り替えた時に、アクセルペダルが踏み込まれていることによる急発進を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態における急発進防止制御装置を備えた車両の概略構成を示したブロック図であり、同図に基づき説明する。
図1に示すように車両1は、走行用の動力源であるエンジン2を搭載しており、エンジン2が出力する回転駆動力(以下、単に駆動力という)はクラッチユニット3に入力軸4を介して入力され、クラッチユニット3内で2系統に分岐される。クラッチユニット3は第1クラッチ3a及び第2クラッチ3bの2つのクラッチを有しており、クラッチユニット3内で2系統に分岐されたエンジン2の駆動力の一方は第1クラッチ3aの入力側に伝達され、他方は第2クラッチ3bの入力側に伝達されるようになっている。
変速機ユニット5は、第1クラッチ3a及び第2クラッチ3bに対応して、第1変速機構5a(図1のG1)及び第2変速機構5b(図1のG2)の2系統の変速機構を備えている。第1クラッチ3aの出力側は第1変速機構5aの入力軸に連結され、第2クラッチ3bの出力側は第2変速機構5bの入力軸に連結されている。
第1変速機構5aは、前進用の変速段として第1速、第3速、及び第5速の奇数段の変速ギヤを有している。また、第1変速機構5aには後退用の変速段(R)も含まれている。第2クラッチ3bに対応している第2変速機構5bは、前進用の変速段として第2速、第4速、及び第6速の偶数段の変速ギヤを有している。当該第1変速機構5a及び第2変速機構5bには、図示しないシンクロ機構が設けられており、当該シンクロ機構によりそれぞれの変速機構における複数の変速段のうち1つを選択可能である。
第1変速機構5aから出力される駆動力、及び第2変速機構5bから出力される駆動力は、いずれも共通の出力軸6を介してデファレンシャル装置7に伝達され、左右の駆動輪8、8に割り振られるようになっている。このように、クラッチユニット3及び変速機ユニット5により、いわゆるデュアルクラッチトランスミッション(DCT)9が構成されている。
車両1には、車両1に搭載された各種装置を制御する車両ECU10が設けられており、上記DCT9のクラッチユニット3及び変速機ユニット5も当該車両ECU10により制御される(クラッチ制御手段)。
当該DCT9では、一般的な自動変速機の場合と同じくシフト位置として、車両駐車時に選択するP(パーキング)レンジ、いずれの変速段も駆動力の伝達に使用しないN(ニュートラル)レンジ、車両後退時に選択するR(リバース)レンジ、及び車両前進時に選択するD(ドライブ)レンジが設けられている。運転者は、シフトレバーによりこれら複数のシフト位置の中から1つのシフト位置を選択する。車両ECU10は、運転者によって選択されたシフト位置に応じ、クラッチユニット3が有する第1クラッチ3a及び第2クラッチ3bの断接を制御するとともに、変速機ユニット5が有する第1変速機構5a及び第2変速機構5bの変速段を制御する。
なお、本実施形態において、DCT9の具体的構成、及び変速レンジに応じた変速ギヤの切り替え制御等については、従来から知られているものと同様であるので、ここでは更なる説明を省略する。
また、本実施形態の場合、DCT9が搭載されている車両1は小型トラックであり、平地における発進変速段(発進段)は、第2変速機構5bが有する第2速の変速段が使用されるよう設定されている。発進段はシフトレバーや発進段選択スイッチ等により運転者が任意に設定可能であり、例えば大きな駆動トルクを必要とするような場合はより低速段である第1速が選択され、後退時にはR段が選択される。
車両1には、シフトレバーにより選択されるシフト位置を検出するシフト位置センサ11(シフト位置検出手段)、車両1のアクセルペダルの踏み込み量に応じたアクセル開度を検出するアクセル開度センサ12(アクセル開度検出手段)、車両1に作用する加速度を検出するGセンサ13等の各種センサが設けられている。これら各種センサは車両ECU10と接続されており、当該各種センサからの検出情報や、エンジン2、クラッチユニット3、変速機ユニット5の駆動状態等は車両ECU10に入力される。
そして、車両ECU10は、車両1の発進時の急発進を防止する急発進防止制御を行う。急発進防止制御は、発進時におけるクラッチユニット3のクラッチトルクを制御することで行う。具体的にはクラッチトルクは第1クラッチ3a又は第2クラッチ3bに対する油圧により調整する。
この急発進防止制御のため車両ECU10は、アクセル開度センサ12により検出されるアクセル開度からクラッチトルクの目標トルクを算出する目標トルク算出部20(目標トルク算出手段)と、目標トルクに対するフィルタ処理のためのフィルタ定数を設定するフィルタ設定部21(フィルタ設定手段)と、目標トルクに対してフィルタ処理を行った最終的なクラッチトルクを発進トルクとして算出する発進トルク算出部22(発進トルク算出手段)とを有している。
詳しくは、図2に急発進防止制御についての制御ブロック図、図3に各フィルタ適用時のクラッチトルクを示した説明図がそれぞれ示されており、以下これらの図に基づき、フィルタ設定部21におけるフィルタ定数の設定について詳しく説明する。
フィルタ設定部21は、通常用のフィルタ(以下、通常フィルタという)と、急発進防止用のフィルタとを有している。さらに急発進防止用のフィルタは、第1フィルタから第3フィルタまである。
通常フィルタは図3に示すように時間に応じて発進トルク(フィルタ適用後のクラッチトルク)が徐々に目標トルクに近づくようにフィルタ定数が設定されている。通常フィルタは、停車時にシフトレバーが非走行レンジ(P又はNレンジ)から走行レンジ(D又はRレンジ)に切り替えられ、変速機ユニット5において発進段に対応するギヤが係合した時点でアクセルペダルが踏み込まれていない場合、即ちギヤ係合後にアクセルペダルが踏み込まれる場合に適用される。
一方、変速機ユニット5のギヤ係合時点においてアクセルペダルが踏み込まれている場合には、急発進時用の第1フィルタから第3フィルタまでが段階的に設定される。
詳しくは、図3に示すように、第1フィルタは発進時に変速機ユニット5のギヤが係合された時点から、発進トルクが車両状況に応じて設定される所定トルクに到達するまで適用される。例えば、当該所定トルクは車両1が動き出すのに最低限必要となる発進トルクに設定される。
第2フィルタは、所定トルクに到達してから所定時間の間適用される。この所定時間は、運転者にトルクが伝達された事を伝えアクセル開度の調整が十分な時間に設定されている。第2フィルタは、運転者がアクセル開度を調整するため、第1フィルタよりもフィルタ定数の値が小さい。
第3フィルタは上記所定時間経過後から、発進トルクが目標トルクに到達するまで適用される。第3フィルタは少なくとも第2フィルタよりもフィルタ定数の値が大きい。
第1〜第3フィルタのフィルタ定数はいずれもが、目標トルクに対し通常フィルタを適用した場合の発進トルクよりも、発進トルクが小となる値である。そして第2フィルタは、第1フィルタや第3フィルタよりもクラッチトルクを抑える値に設定されている。
第1フィルタから第3フィルタは、それぞれ発進段、道路勾配、及び車重等の車両状況をパラメータとするマップに基づきフィルタ定数が設定される。例えば図3に示すように、登坂路のように道路勾配が大きい場合は発進トルクが大きく、降坂路のように道路勾配が小さい場合は発進トルクが小さくなるよう第1から第3フィルタのフィルタ定数が設定される。
また、図4(a)〜(c)に第1フィルタにおけるフィルタ定数のマップが発進段ごとに示されている。
通常フィルタにおけるフィルタ定数を1とすると、図4(a)に示すように発進段が第2速であるとき、第1フィルタのフィルタ定数は道路勾配が降坂路のように低いほど又は車重が軽いほど、低い値(例えば0.1)となる。そして、道路勾配及び車重のいずれかが高くなると高い数値となる。つまり、降坂路や車重が軽い場合にはクラッチトルクが大きくなると車両1へのショックや急発進を生じやすいことから、フィルタ定数の値を小さくし発進トルクを抑えることとしている。
図4(b)では発進段が第1速であるときを示している。第1速でも、第2速の場合と同じように、勾配が小さく車重が軽い方がフィルタ定数の値が小さくなる傾向にある。一方、発進段として低速段が選択されているということは大きな発進トルクが必要とされているため、全体としては第2速のフィルタ定数の値よりも高い値となっている。
図4(c)では発進段が後退用の変速段(R)であるときを示している。後退用の変速段が選択されているということは駐車のために車両1を細かく動作させることが必要であることから、設定されるフィルタ定数の値は全体として第2速のフィルタ定数よりも低い値となっている。
これらの各フィルタは、車両1の発進時の操作状況に応じて選択される。ここで図5を参照すると、本実施形態における車両ECU10が実行する急発進防止制御の制御ルーチンがフローチャートで示されており、以下同フローチャートに基づき、フィルタの選択条件を含め急発進防止制御の流れについて説明する。なお、急発進防止制御は車両1の停車状態でシフトレバーが非走行レンジから走行レンジに切り替えられた時点からスタートする。また、本実施形態の急発進防止制御は途中でアクセルペダルの踏み込みが解除されたり、車速が所定車速以上となり発進制御から走行制御に移行したりした場合には、その時点で終了する。
まず、車両ECU10はステップS1として、目標トルク算出部20においてアクセル開度からクラッチトルクの目標トルクを算出する。
ステップS2において、車両ECU10のフィルタ設定部21が、変速機ユニット5のギヤ係合時にアクセルペダルが踏み込まれている(アクセルON)か否かを判別する。当該判別結果が偽(No)である場合にはステップS3に進む。
ステップS3において、フィルタ設定部21は通常フィルタを選択する。
一方、ステップS2の判別結果が真(Yes)である場合は、ステップS4に進む。
ステップS4において、フィルタ設定部21は発進トルクが所定トルクに到達しているか否かを判別する。当該判別結果が偽(No)である場合は、ステップS5に進む。ステップS5において、フィルタ設定部21は第1フィルタを選択する。
一方、ステップS4の判別結果が真(Yes)である場合は、ステップS6に進む。
ステップS6において、フィルタ設定部21は発進トルクが所定トルクに到達してから所定時間経過したか否かを判別する。当該判別結果が偽(No)である場合はステップS7に進む。ステップS7において、フィルタ設定部21は第2フィルタを選択する。
一方、ステップS6の判別結果が真(Yes)である場合は、ステップS8に進む。ステップS8において、フィルタ設定部21は第3フィルタを選択する。
上記ステップS3、S5、S7、又はS8において、フィルタ設定部21により状況に合わせたフィルタが選択されるとステップS9に進む。
ステップS9では、車両ECU10の発進トルク算出部22が、目標トルクに上記設定されたフィルタのフィルタ定数を乗算することで発進トルクを算出する。
そして、ステップS10において、車両ECU10は算出された発進トルクとなるようクラッチユニットを制御し、当該ルーチンをリターンする。
以上のように、発進のためにシフト位置が非走行レンジから走行レンジに切り替えられ、変速機ユニット5のギヤ係合時にアクセルペダルが踏み込まれている場合には、通常フィルタよりも発進トルクを抑える急発進防止用のフィルタを用いることで、急発進を防止する。
急発進防止用のフィルタは、第1フィルタから第3フィルタまで段階的に切り替えられ、まず車両1が動き出すのに最低限必要となる所定トルクまでは比較的フィルタ定数の高い第1フィルタを適用することで、運転者に車の動き出しを早期に感じさせて、発進のもたつき感を緩和させることができる。そして所定トルクに到達した後は、発進トルクを抑える第2フィルタを適用することで、運転者にアクセル開度の調整をするための時間を十分に確保することができる。運転者がアクセル開度を調整した後には、第3フィルタを適用することで速やかに目標トルクへ移行させることができる。
これら第1フィルタから第3フィルタは、発進段、道路勾配、及び車重に応じてフィルタ定数を設定することで、急発進を防止しつつ、車両の状況に合わせた発進トルクを発生させることができる。これにより登坂路においては車両が後退するのを防止でき、平坦路や降坂路では急発進を確実に抑え、ショックのない円滑な発進を行うことができることとなる。
以上で本発明に係る車両の急発進防止装置の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態の車両1の駆動装置は、クラッチユニット3及び変速機ユニット5がDCT9を構成しているが、駆動装置はこれに限られるものではない。例えば、1つのクラッチと1系統の変速機構からなるAMTにも、上記実施形態と同じように本発明を適用可能である。
1 車両
2 エンジン
3 クラッチユニット
4 入力軸
5 変速機ユニット
9 デュアルクラッチトランスミッション(DCT)
10 車両ECU(クラッチ制御手段)
11 シフト位置センサ
12 アクセル開度センサ
13 Gセンサ
20 目標トルク算出部(目標トルク算出手段)
21 フィルタ設定部(フィルタ設定手段)
22 発進トルク算出部(発進トルク算出手段)
2 エンジン
3 クラッチユニット
4 入力軸
5 変速機ユニット
9 デュアルクラッチトランスミッション(DCT)
10 車両ECU(クラッチ制御手段)
11 シフト位置センサ
12 アクセル開度センサ
13 Gセンサ
20 目標トルク算出部(目標トルク算出手段)
21 フィルタ設定部(フィルタ設定手段)
22 発進トルク算出部(発進トルク算出手段)
Claims (2)
- エンジンと変速機との間の動力の断接を行うクラッチと、
走行レンジ及び非走行レンジを含むシフト位置の中から1つのシフト位置を選択するシフトレバーと、
前記シフトレバーにより選択されているシフト位置を検出するシフト位置検出手段と、
アクセルペダルの踏み込み量に応じたアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
前記アクセル開度検出手段により検出されるアクセル開度に基づき前記クラッチの目標トルクを算出する目標トルク算出手段と、
前記目標トルクに対するフィルタ処理のためのフィルタ定数を設定するフィルタ設定手段と、
前記目標トルク算出手段により算出された目標トルクに、前記フィルタ設定手段により設定されたフィルタ定数を適用して前記クラッチにおける発進トルクを算出する発進トルク算出手段と、
前記発進トルク算出手段により算出された発進トルクとなるよう前記クラッチを制御するクラッチ制御手段と、
を備え、
前記フィルタ設定手段は、前記フィルタ定数として、前記変速機のギヤ係合後に前記アクセルペダルが踏み込まれた場合に用いる通常用のフィルタ定数と、前記変速機のギヤ係合時点に前記アクセルペダルが踏み込まれている場合に用いる急発進防止用のフィルタ定数とを有し、
前記急発進防止用のフィルタ定数は、前記通常用のフィルタ定数を前記目標トルクに適用した場合よりも前記発進トルクが小となる値である車両の急発進防止制御装置。 - 前記急発進防止用のフィルタ定数は、車両の発進段、道路勾配、及び車重のうちの少なくとも1つに基づき設定される請求項1記載の車両の急発進防止制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014242766A JP2016104995A (ja) | 2014-12-01 | 2014-12-01 | 車両の急発進防止制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014242766A JP2016104995A (ja) | 2014-12-01 | 2014-12-01 | 車両の急発進防止制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016104995A true JP2016104995A (ja) | 2016-06-09 |
Family
ID=56102363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014242766A Pending JP2016104995A (ja) | 2014-12-01 | 2014-12-01 | 車両の急発進防止制御装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2016104995A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112198864A (zh) * | 2020-09-28 | 2021-01-08 | 中国汽车工程研究院股份有限公司 | 用于试验车的加速踏板和制动踏板信号控制装置及其方法 |
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2014
- 2014-12-01 JP JP2014242766A patent/JP2016104995A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112198864A (zh) * | 2020-09-28 | 2021-01-08 | 中国汽车工程研究院股份有限公司 | 用于试验车的加速踏板和制动踏板信号控制装置及其方法 |
CN112198864B (zh) * | 2020-09-28 | 2021-08-31 | 中国汽车工程研究院股份有限公司 | 用于试验车的加速踏板和制动踏板信号控制装置 |
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