JP2016104069A - 医療用管状器具および医療用管状器具システム - Google Patents

医療用管状器具および医療用管状器具システム Download PDF

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Abstract

【課題】コストを低減すること、事前カンファレンスでの医療用管状器具の選定作業および手術の準備を容易にすること、手術や治療の効率の低下を抑制すること、および、手術中や治療中に現場で最適形状を得ることが可能な医療用管状器具を提供する。【解決手段】医療用管状器具1は、管状に形成されるとともに少なくとも先端側の一部が体内に挿入される管状部材2を備えており、管状部材2は、形状記憶合金で形成されている。管状部材2を構成する形状記憶合金の形状回復温度は、人間の体温よりも高くなっており、管状部材2は、常温環境下で任意の形状に変形可能となっているとともに、常温環境下で可塑性を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、手術や治療で使用される医療用吸引管等の医療用管状器具に関する。また、本発明は、かかる医療用管状器具を備える医療用管状器具システムに関する。
従来、患者の体内に挿入される管状部材を有する医療用吸引管が広く利用されている。医療用吸引管の使用時に管状部材が容易に変形してしまうと、医療用吸引管を使用することが困難であるため、管状部材には所定の剛性が要求される。また、使用後の医療用吸引管は、高圧蒸気内で洗浄、滅菌されて再利用されることが多い。したがって、一般に、医療用吸引管の管状部材は、ステンレス鋼やチタン合金等の生体毒性の少ない金属材料によって形成されている。また、従来、管状部材が屈曲している医療用吸引管も広く利用されている。なお、管状部材が屈曲している医療用吸引管は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特開平5−95997号公報
手術や治療で必要とされる医療用吸引管の管状部材の形状は、手術や治療が行われる疾患の場所、程度および状態によって異なる。また、同じ疾患に対して手術や治療を行う場合であっても、様々な手術の術式や治療方法があり、手術の術式や治療方法に応じて必要とされる管状部材の形状が異なる。さらに、同じ術式や治療方法が採用される場合であっても、手術や治療を行う医師によって使いやすい管状部材の形状と使いにくい管状部材の形状とがある。そのため、医療用吸引管の種類は、非常に多種多様であり、管状部材の形状の異なる非常に多くの種類の医療用吸引管がある。
したがって、病院では、管状部材の形状の異なる非常に多くの種類の医療用吸引管を購入して保管する必要があり、初期の購入コストおよび購入後の管理コストが嵩む。また、手術前には、事前カンファレンスにおいて、手術で使用する医療用吸引管を選定する必要があるが、非常に多くの種類の医療用吸引管があると、事前カンファレンスでの選定作業が煩雑になる。また、手術に必要な医療用吸引管が手術現場にないといったことがないように、事前カンファレンスでは、比較的多くの種類の医療用吸引管が選定されるため、手術の準備も煩雑になる。
さらに、比較的多くの種類の医療用吸引管を準備しても、実際の手術の状況に応じて、執刀医が使用したい最適形状の管状部材を有する医療用吸引管が手術現場にないことがある。この場合には、手術中に、医療用吸引管が保管される材料室から最適形状の管状部材を有する医療用吸引管を取り寄せるといったことも、手術現場では発生しており、手術の効率が低下する。また、比較的多くの種類の医療用吸引管が手術現場にあると、執刀医と器具出しの看護師との間のコミュニケーションも煩雑になり、手術の効率が低下する。
また、実際に手術を行う中で、手術の状況に応じて、既成品の医療用吸引管の管状部材の形状と異なる最適形状の管状部材を有する医療用吸引管を使用したくなることもある。この場合には、ステンレス鋼等で形成された管状部材を執刀医が手術中に手術現場で最適形状に変形させて使用するといったことが、実際の手術現場で行われている。使用された医療用吸引管は再利用されるため、手術後に、変形している管状部材を元の形状に戻すが、一度変形させた管状部材は、元の形状には完全に戻らない。また、繰り返しで管状部材を変形させると、管状部材が加工硬化を起こして破断するおそれがあり、管状部材が破断すると、新しい医療用吸引管を購入する必要があるため、コストが嵩む。
そこで、本発明の課題は、手術や治療で使用される医療用吸引管等の医療用管状器具において、コストを低減すること、事前カンファレンスでの医療用管状器具の選定作業および手術の準備を容易にすること、手術や治療の効率の低下を抑制すること、および、手術中や治療中に現場で最適形状を得ることが可能な医療用管状器具を提供することにある。また、本発明の課題は、かかる医療用管状器具を備える医療用管状器具システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の医療用管状器具は、管状に形成されるとともに形状記憶合金で形成され、少なくとも先端側の一部が体内に挿入される管状部材を備え、形状記憶合金の形状回復温度は、人間の体温よりも高くなっており、管状部材は、常温環境下で任意の形状に変形可能となっているとともに、常温環境下で可塑性を有することを特徴とする。
本発明の医療用管状器具では、少なくとも先端側の一部が体内に挿入される管状部材は、形状記憶合金で形成されている。また、本発明では、管状部材を構成する形状記憶合金の形状回復温度は、人間の体温よりも高くなっており、管状部材は、常温環境下で任意の形状に変形可能となっているとともに、常温環境下で可塑性を有している。そのため、本発明では、管状部材を変形させて手術や治療ごとに必要となる形状に管状部材を形成することで、手術や治療で必要とされる医療用管状器具を準備することが可能になる。また、本発明では、管状部材が形状記憶合金で形成されているため、手術や治療の後に医療用管状器具を高圧蒸気内で洗浄、滅菌する際に、変形していた管状部材を元の形状に確実に戻すことが可能になり、次の手術や治療の前に、管状部材を変形させてその手術や治療で必要となる形状に管状部材を形成することで、その手術や治療で必要とされる医療用管状器具を準備することが可能になる。また、管状部材を破断させることなく、医療用管状器具を再利用することが可能になる。したがって、本発明では、管状部材の形状の異なる非常に多くの種類の医療用管状器具を購入して保管しなくても、医療用管状器具を再利用しつつ、手術や治療で必要とされる医療用管状器具を準備することが可能になり、その結果、医療用管状器具の初期の購入コストおよび購入後の管理コストを低減することが可能になる。
また、本発明では、管状部材を変形させて手術や治療ごとに必要となる形状に管状部材を形成することで、手術や治療で必要となる医療用管状器具を準備することが可能になるため、既成品の医療用管状器具にはない最適形状の管状部材を有する医療用管状器具を準備することが可能になる。したがって、本発明の医療用管状器具を使用すれば、最適な手術や治療を行うことが可能になる。特に本発明では、管状部材が形状記憶合金で形成されているため、実際の手術や治療の状況に応じて、準備された管状部材と異なる形状の管状部材を有する医療用管状器具を医師が使用したくなった場合には、手術中や治療中に現場で、変形していた管状部材を元の形状に確実に戻してから再び変形させて、最適形状の管状部材を形成することが可能になる。したがって、本発明では、手術や治療の現場で、最適形状の管状部材を有する医療用管状器具を得ることが可能になり、その結果、本発明の医療用管状器具を使用すれば、より最適な手術や治療を行うことが可能になる。また、最適形状の管状部材を有する医療用管状器具を手術や治療の現場で得ることが可能になるため、手術や治療の効率の低下を抑制することが可能になる。
さらに、本発明では、管状部材を変形させることで、最適形状の管状部材を有する医療用管状器具を準備することが可能になるため、手術の際に比較的少ない種類の医療用管状器具を準備すれば良い。したがって、手術の準備が容易になる。また、手術の際に準備される医療用管状器具の種類が比較的少ないため、手術の際の、執刀医と器具出しの看護師との間のコミュニケーションが容易になり、手術の効率の低下を抑制することが可能になる。また、管状部材を変形させることで、最適形状の管状部材を有する医療用管状器具を準備することが可能になるため、非常に多くの種類の医療用管状器具の中から手術に必要な医療用管状器具を事前カンファレンスで選定する必要がない。したがって、手術前の事前カンファレンスでの医療用管状器具の選定作業が容易になる。
また、本発明では、形状記憶合金の形状回復温度が人間の体温よりも高くなっているため、管状部材が形状記憶合金で形成されていても、体内に挿入される管状部材が手術中や治療中に元の形状に戻るのを防止することが可能になる。したがって、管状部材が形状記憶合金で形成されていても、適切な手術や治療を行うことが可能になる。
本発明において、管状部材は、形状記憶合金の形状回復温度以上になると、記憶させられた元の形状に戻る。この場合には、管状部材は、形状記憶合金の形状回復温度以上になると、直線状をなす元の形状に戻ることが好ましい。このように構成すると、手術や治療の前等に、直線状に形成される管状部材を変形させれば良いため、手術や治療で必要とされる形状に管状部材を形成しやすくなる。
本発明において、形状記憶合金の形状回復温度は、50℃以上となっていることが好ましい。このように構成すると、管状部材が形状記憶合金で形成されていても、体内に挿入される管状部材が手術中や治療中に元の形状に戻るのを確実に防止することが可能になる。また、本発明において、形状記憶合金の形状回復温度は、60℃以下となっていることが好ましい。このように構成すると、手術中や治療中に、たとえば、加熱した生理食塩水に管状部材を漬けることで、手術や治療の現場において、変形していた管状部材を元の形状に確実に戻すことが可能になる。したがって、実際の手術や治療の状況に応じて、準備された管状部材と異なる形状の管状部材を有する医療用管状器具を医師等が使用したくなった場合には、手術中や治療中に現場において、比較的容易に、変形していた管状部材を元の形状に確実に戻してから再び変形させて、最適形状の管状部材を形成することが可能になる。
本発明において、形状記憶合金の変態開始温度は、0℃以上となっていることが好ましい。このように構成すると、手術中や治療中に現場において、元の形状に戻っている管状部材を比較的容易に変態開始温度以下にすることが可能になる。したがって、変態開始温度以下となっている管状部材を再び変形させて、適切な管状部材を形成することが可能になる。
本発明において、形状記憶合金の変態開始温度は、人間の体温よりも高くなっていることが好ましい。このように構成すると、管状部材が形状記憶合金で形成されていても、管状部材が手術中や治療中に変形するのを確実に防止することが可能になる。
本発明において、医療用管状器具は、医療用管状器具を使用する際に把持される把持部材を備え、把持部材は、形状記憶合金以外の金属材料で形成されていることが好ましい。形状記憶合金の値段は他の金属材料の値段よりも高いため、このように構成すると、把持部材が形状記憶合金で形成されている場合と比較して、医療用管状器具のコストを低減することが可能になる。
本発明において、医療用管状器具は、たとえば、管状部材の基端側部分が接合される接合部材を備え、接合部材は、形状記憶合金以外の金属材料で形成され、管状部材と接合部材とは、焼嵌め、ろう付け、ねじ込みまたは接着によって接合されている。管状部材と接合部材とが、焼嵌め、ろう付けまたはねじ込みによって接合されている場合には、管状部材と接合部材との接合強度を高めることが可能になるとともに、管状部材と接合部材との接合部分の耐熱性を高めることが可能になる。また、この場合には、管状部材と接合部材とを接合するための接着剤が使用されないため、生体毒性の少ない医療用管状器具を構成することが可能になる。また、形状記憶合金の値段は他の金属材料の値段よりも高いため、接合部材が形状記憶合金以外の金属材料で形成されていると、接合部材が形状記憶合金で形成されている場合と比較して、医療用管状器具のコストを低減することが可能になる。
本発明において、医療用管状器具は、たとえば、手術時または治療時に患者の体内から液体、ミストおよび/または生体組織を吸引する医療用吸引管である。
本発明の医療用管状器具は、管状部材を変形させるための変形用治具を備える医療用管状器具システムに用いることができる。この医療用管状器具システムでは、医療用管状器具のコストを低減すること、事前カンファレンスでの医療用管状器具の選定作業および手術の準備を容易にすること、手術や治療の効率の低下を抑制すること、および、手術中や治療中に現場で最適形状の管状部材を有する医療用管状器具を得ることが可能になる。また、この医療用管状器具システムでは、変形用治具を用いて、元の形状に戻っている管状部材を比較的容易に変形させることが可能になる。
以上のように、本発明では、医療用管状器具のコストを低減すること、事前カンファレンスでの医療用管状器具の選定作業および手術の準備を容易にすること、手術や治療の効率の低下を抑制すること、および、手術中や治療中に現場で最適形状の管状部材を有する医療用管状器具を得ることが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる医療用管状器具の斜視図である。 図1のE部の断面図である。 図1に示す管状部材の形状の例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(医療用管状器具の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる医療用管状器具1の斜視図である。図2は、図1のE部の断面図である。図3は、図1に示す管状部材2の形状の例を示す図である。
本形態の医療用管状器具1は、手術時または治療時に患者の体内から血液等の液体やミストを吸引する医療用吸引管である。したがって、以下では、本形態の医療用管状器具1を「吸引管1」と表記する。吸引管1は、管状に形成されるとともに少なくとも先端側の一部が患者の体内に挿入される管状部材2と、吸引管1を使用する際に医師等によって把持される把持部材3と、管状部材2の基端側部分が接合される接合部材4と、吸引用のチューブ(図示省略)の一端側が接続されるチューブ接続部材5とを備えている。チューブ接続部材5に接続される吸引用のチューブの他端側は、図示を省略する吸引装置に接続されている。
管状部材2は、細長い円管状に形成されている。この管状部材2は、形状記憶合金で形成されている。具体的には、管状部材2は、ニッケルチタン系の合金からなる形状記憶合金で形成されている。この形状記憶合金の形状回復温度は、人間の体温よりも高くなっている。人間は、体温が42℃を超えると死に至るおそれがある。そのため、この形状記憶合金の形状回復温度は、42℃(すなわち、人体で許容される最高体温)よりも高くなっている。具体的には、この形状記憶合金の形状回復温度は、45℃以上となっている。本形態では、この形状記憶合金の形状回復温度は、50℃以上60℃以下となっている。また、この形状記憶合金の変態開始温度は、0℃以上となっている。具体的には、形状記憶合金の変態開始温度は、20℃程度あるいは30℃程度となっている。なお、管状部材2は、ニッケルチタン系の合金以外の合金からなる形状記憶合金で形成されても良い。
管状部材2は、常温環境下で任意の形状に変形可能となっているとともに、常温環境下で可塑性を有している。すなわち、管状部材2は、常温環境下で、管状部材2を自由に変形させること(曲げること)が可能となるように構成されるとともに、常温環境下で、管状部材2を変形させる外力が取り除かれても変形後の管状部材2の形状が維持される(変形後の管状部材2の形状が元に戻らない)ように構成されている。なお、日本工業規格(JIS規格)では、常温は、「20℃±15℃」の範囲として規定されている(JIS Z8703)。
また、管状部材2は、常温環境下で、吸引管1が使用される手術や治療で必要とされる形状に変形される。たとえば、管状部材2は、常温環境下で、図3(A)、(B)または(C)のいずれかに示すように、その形状が略二次曲線状となるように曲げられる。また、管状部材2が記憶させられた管状部材2の元の形状は、図3(D)に示すように、直線状になっている。そのため、管状部材2の温度が形状回復温度以上になると、図3(A)〜(C)のいずれかに示すように曲がっていた管状部材2は、図3(D)に示すように直線状をなす元の形状に戻る。なお、管状部材2は、その形状が略二次曲線状以外の形状となるように曲げられても良い。
把持部材3は、細長い略直方体状のブロック状に形成されている。また、把持部材3は、中空状に形成されている。図2に示すように、把持部材3の長手方向における把持部材3の一端側には、把持部材3の内部空間に通じる貫通孔が形成されており、この貫通孔には、略円筒状に形成される接合部材4の一端側が挿入されて固定されている。把持部材3の長手方向における把持部材3の他端側には、把持部材3の内部空間に通じる貫通孔が形成されており、この貫通孔には、チューブ接続部材5の一端側が挿入されて固定されている。また、把持部材3の1つの側面には、吸引管1の吸引力を調整するための複数の調整孔3aが内部空間に通じるように形成されている。
把持部材3は、形状記憶合金以外の金属材料で形成されている。具体的には、把持部材3は、生体毒性の少ない(または生体毒性のない)金属材料で形成されている。たとえば、把持部材3は、ステンレス鋼で形成されている。また、接合部材4およびチューブ接続部材5も、生体毒性の少ない(または生体毒性のない)金属材料で形成されており、たとえば、接合部材4およびチューブ接続部材5は、ステンレス鋼で形成されている。なお、把持部材3、接合部材4およびチューブ接続部材5は、チタン合金で形成されても良いし、タングステンカーバイトで形成されても良い。
接合部材4の内周面は、円筒面状に形成されており、管状部材2の基端側部分は、接合部材4の内周側に挿入された状態で接合部材4に接合されている。本形態では、接合部材4の内周側に管状部材2の基端側部分が焼嵌めされることで、あるいは、接合部材4の内周側に管状部材2の基端側部分が挿入された状態で接合部材4と管状部材2の基端側部分とがろう付けされることで、接合部材4と管状部材2の基端側部分とが接合されている。すなわち、本形態では、焼嵌めまたはろう付けによって接合部材4と管状部材2の基端側部分とが接合されている。
なお、接合部材4の内周面に形成されるメネジと、管状部材2の基端側部分の外周面に形成されるオネジとを係合させることで、接合部材4と管状部材2の基端側部分とが接合されても良い。すなわち、ねじ込みによって、接合部材4と管状部材2の基端側部分とが接合されても良い。また、把持部材3と接合部材4とは、焼嵌め、ろう付けあるいはねじ込みによって接合され、接合部材4とチューブ接続部材5とは、焼嵌め、ろう付けあるいはねじ込みによって接合されている。
本形態では、図3(D)に示すように元の形状に戻っている管状部材2を手術前や治療前に常温環境下で変形させて、その手術や治療で必要となる形状に管状部材2を形成することで、手術や治療で必要とされる1種類または何種類かの吸引管1を準備する。たとえば、図3(A)に示すように曲がった管状部材2を有する吸引管1、図3(B)に示すように曲がった管状部材2を有する吸引管1、および、図3(C)に示すように曲がった管状部材2を有する吸引管1の3種類の吸引管1を準備する。なお、手術や治療では、図3(D)に示す直線状の管状部材2を有する吸引管1が使用されることもあり、管状部材2を変形させずに直線状の管状部材2を有する吸引管1を準備することもある。
また、手術後や治療後には、オートクレーブによる吸引管1の洗浄、滅菌処理が行われるが、オートクレーブでは、約130℃の高温環境下で吸引管1の洗浄、滅菌が行われるため、曲がっていた管状部材2(すなわち、変形していた管状部材2)は、直線状の元の形状に戻る。また、手術時や治療時の状況によって、準備された吸引管1の管状部材2の形状と異なる形状の管状部材2を有する吸引管1を医師等が使用したくなった場合には、手術中や治療中に現場で、管状部材2を加熱して曲がっていた管状部材2を元の形状に戻してから再び、管状部材2を曲げて最適形状の管状部材2を形成する。なお、本形態では、ペンチ等の工具を利用して、管状部材2を変形させる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、管状部材2は、形状記憶合金で形成されている。また、本形態では、管状部材2を構成する形状記憶合金の形状回復温度は、人間の体温よりも高くなっており、管状部材2は、常温環境下で任意の形状に変形可能となっているとともに、常温環境下で可塑性を有している。そのため、本形態では、上述のように、手術前や治療前に管状部材2を変形させて、その手術や治療で必要となる形状に管状部材2を形成することで、手術時や治療時に必要とされる吸引管1を準備することができる。また、本形態では、手術後や治療後に行われる洗浄、滅菌処理の際の熱によって曲がっていた管状部材2を元の形状に戻すとともに、次の手術や治療の前に、管状部材2を変形させて、その手術や治療で必要となる形状に管状部材2を形成することで、その手術や治療で必要とされる吸引管1を準備することができる。また、管状部材2を破断させることなく、吸引管1を再利用することができる。したがって、本形態では、管状部材2の形状の異なる非常に多くの種類の吸引管1を購入して保管しなくても、吸引管1を再利用しつつ、手術や治療で必要とされる吸引管1を準備することが可能になり、その結果、吸引管1の初期の購入コストおよび購入後の管理コストを低減することが可能になる。
また、本形態では、管状部材2を変形させて手術や治療ごとに必要となる形状に管状部材2を形成することで、手術や治療で必要となる吸引管1を準備することができるため、既成品の吸引管1にはない最適形状の管状部材2を有する吸引管1を準備することが可能になる。したがって、本形態の吸引管1を使用すれば、最適な手術や治療を行うことが可能になる。また、本形態では、手術時や治療時の状況によって、準備された吸引管1の管状部材2の形状と異なる形状の管状部材2を有する吸引管1を医師等が使用したくなった場合に、手術中や治療中に現場で、曲がっていた管状部材2を元の形状に戻してから再び、管状部材2を曲げて最適形状の管状部材2を形成しているため、手術中や治療中に現場で、最適形状の管状部材2を有する吸引管1を得ることが可能になる。その結果、本形態の吸引管1を使用すれば、より最適な手術や治療を行うことが可能になる。また、最適形状の管状部材2を有する吸引管1を手術や治療の現場で得ることが可能になるため、手術や治療の効率の低下を抑制することが可能になる。
さらに、本形態では、管状部材2を変形させることで、最適形状の管状部材2を有する吸引管1を準備しているため、手術の際に比較的少ない種類の吸引管1を準備すれば良い。したがって、手術の準備が容易になる。また、手術の際に準備される吸引管1の種類が比較的少ないため、手術の際の、執刀医と器具出しの看護師との間のコミュニケーションが容易になり、手術の効率の低下を抑制することが可能になる。また、管状部材2を変形させることで、最適形状の管状部材2を有する吸引管1を準備しているため、従来のように、非常に多くの種類の吸引管の中から手術に必要な吸引管を事前カンファレンスで選定する必要がない。したがって、本形態では、手術前の事前カンファレンスでの吸引管1の選定作業が容易になる。
本形態では、管状部材2を構成する形状記憶合金の形状回復温度は、人間の体温よりも高くなっている。そのため、本形態では、管状部材2が形状記憶合金で形成されていても、体内に挿入された管状部材2が手術中や治療中に元の形状に戻るのを防止することが可能になる。特に本形態では、形状記憶合金の形状回復温度が50℃以上となっているため、管状部材2が形状記憶合金で形成されていても、体内に挿入された管状部材2が手術中や治療中に元の形状に戻るのを確実に防止することが可能になる。したがって、管状部材2が形状記憶合金で形成されていても、適切な手術や治療を行うことが可能になる。
本形態では、管状部材2を構成する形状記憶合金の形状回復温度は、60℃以下となっている。そのため、本形態では、手術中や治療中に、たとえば、加熱した生理食塩水に管状部材2を漬けることで、手術や治療の現場において、変形していた管状部材2を元の形状に確実に戻すことが可能になる。したがって、本形態では、実際の手術や治療の状況に応じて、準備された吸引管1の管状部材2と異なる形状の管状部材2を有する吸引管1を医師等が使用したくなった場合に、手術中や治療中に現場において、比較的容易に、変形していた管状部材2を元の形状に確実に戻してから再び変形させて、最適形状の管状部材2を形成することが可能になる。
本形態では、管状部材2を構成する形状記憶合金の変態開始温度は、0℃以上となっている。そのため、本形態では、手術中や治療中に現場において、元の形状に戻っている管状部材2を比較的容易に変態開始温度以下にすることが可能になる。したがって、本形態では、変態開始温度以下となっている管状部材2を再び変形させて、適切な管状部材2を形成することが可能になる。
本形態では、管状部材2の温度が形状回復温度以上になると、変形していた管状部材2は、直線状をなす元の形状に戻る。そのため、本形態では、手術や治療の前等に、直線状に形成される管状部材2を変形させれば良い。したがって、本形態では、手術や治療で必要とされる形状に管状部材2を形成しやすくなる。
本形態では、管状部材2は、形状記憶合金で形成されているが、把持部材3、接合部材4およびチューブ接続部材5は、ステンレス鋼等の形状記憶合金以外の金属材料で形成されている。そのため、本形態では、吸引管1の全体が形状記憶合金で形成されている場合と比較して、吸引管1のコストを低減することが可能になる。
本形態では、焼嵌めまたはろう付けによって管状部材2と接合部材4とが接合されている。そのため、本形態では、管状部材2と接合部材4との接合強度を高めることが可能になるとともに、管状部材2と接合部材4との接合部分の耐熱性を高めることが可能になる。また、本形態では、管状部材2と接合部材4とを接合するための接着剤が使用されないため、生体毒性の少ない吸引管1を構成することが可能になる。なお、ねじ込みによって管状部材2と接合部材4とが接合される場合であっても同様の効果を得ることができる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、管状部材2を構成する形状記憶合金の形状回復温度は、50℃以上60℃以下となっているが、この形状記憶合金の形状回復温度は、人間の体温よりも高くなっているのであれば、50℃未満であっても良いし、60℃を超えても良い。また、上述した形態では、管状部材2を構成する形状記憶合金の変態開始温度は、0℃以上となっているが、この形状記憶合金の変態開始温度は、0℃未満であっても良い。なお、上述した形態の形状記憶合金の変態開始温度は、人間の体温よりも高くなっていることが好ましい。このように構成すると、管状部材2が形状記憶合金で形成されていても、患者の体内に挿入される管状部材2が手術中や治療中に変形するのを確実に防止することが可能になる。
上述した形態では、管状部材2の基端側部分は、接合部材4を介して把持部材3に接合されているが、管状部材2の基端側部分は、把持部材3に直接、接合されても良い。この場合の把持部材3は、管状部材2の基端側部分が接合される接合部材となる。また、上述した形態では、把持部材3、接合部材4およびチューブ接続部材5は、形状記憶合金以外の金属材料で形成されているが、把持部材3、接合部材4およびチューブ接続部材5の少なくともいずれか1つが形状記憶合金で形成されても良い。
上述した形態では、管状部材2が記憶させられた管状部材2の元の形状は、直線状になっているが、管状部材2の元の形状は、曲線状等の曲がった形状であっても良い。また、上述した形態では、焼嵌めまたはろう付けによって管状部材2と接合部材4とが接合されているが、接合部材4の内周側に管状部材2の基端側部分が圧入されるとともに接着剤によって管状部材2と接合部材4とが接合されても良い。この場合には、接着剤として、耐熱性を有し生体毒性のない接着剤が使用される。たとえば、アクリル系の接着剤が使用される。
上述した形態では、ペンチ等の工具を利用して、管状部材2を変形させているが、管状部材2を変形させるための変形用治具(図示省略)を用いて、管状部材2を変形させても良い。変形用治具は、たとえば、手術や治療で必要となる管状部材2の形状に応じて形成された変形用の孔を有する金属製のブロックである。この場合には、変形用治具を用いて、元の形状に戻っている管状部材2を比較的容易に変形させることが可能になる。また、この場合には、吸引管1と変形用治具とによって医療用管状器具システムが構成される。なお、管状部材2を変形させるときには、管状部材2の内周側にマンドレル(芯金)を挿入しても良い。あるいは、管状部材2を変形させるときに、コイルバネ状に形成されるカバーを管状部材2の外周側に装着しても良い。これらの場合には、管状部材2を変形させるときの管状部材2の潰れを防止することが可能になる。
上述した形態の医療用管状器具は、手術時や治療時に患者の体内から血液等の液体やミストを吸引する吸引管1であるが、本発明が適用される医療用管状器具は、吸引管1以外の医療用の管状器具であっても良い。たとえば、本発明が適用される医療用管状器具は、患者の体内から生体組織を採取する生検デバイスに用いられる医療用の管状器具であっても良い。また、本発明が適用される医療用管状器具は、手術時や治療時に患者の体内に薬液等を注入する医療用の注入管であっても良いし、手術時や治療時に患部に薬液等を塗布する医療用の管状器具であっても良い。また、上述した形態では、管状部材2の全体が円筒状に形成されているが、管状部材2の先端は、尖っていても良いし、潰れていても良い。
1 吸引管(医療用吸引管、医療用管状器具)
2 管状部材
3 把持部材
4 接合部材

Claims (11)

  1. 管状に形成されるとともに形状記憶合金で形成され、少なくとも先端側の一部が体内に挿入される管状部材を備え、
    前記形状記憶合金の形状回復温度は、人間の体温よりも高くなっており、
    前記管状部材は、常温環境下で任意の形状に変形可能となっているとともに、常温環境下で可塑性を有することを特徴とする医療用管状器具。
  2. 前記管状部材は、前記形状記憶合金の形状回復温度以上になると、記憶させられた元の形状に戻ることを特徴とする請求項1記載の医療用管状器具。
  3. 前記管状部材は、前記形状記憶合金の形状回復温度以上になると、直線状をなす元の形状に戻ることを特徴とする請求項2記載の医療用管状器具。
  4. 前記形状記憶合金の形状回復温度は、50℃以上となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の医療用管状器具。
  5. 前記形状記憶合金の形状回復温度は、60℃以下となっていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の医療用管状器具。
  6. 前記形状記憶合金の変態開始温度は、0℃以上となっていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の医療用管状器具。
  7. 前記形状記憶合金の変態開始温度は、人間の体温よりも高くなっていることを特徴とする請求項6載の医療用管状器具。
  8. 前記医療用管状器具を使用する際に把持される把持部材を備え、
    前記把持部材は、前記形状記憶合金以外の金属材料で形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の医療用管状器具。
  9. 前記管状部材の基端側部分が接合される接合部材を備え、
    前記接合部材は、前記形状記憶合金以外の金属材料で形成され、
    前記管状部材と前記接合部材とは、焼嵌め、ろう付け、ねじ込みまたは接着によって接合されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の医療用管状器具。
  10. 手術時または治療時に患者の体内から液体、ミストおよび/または生体組織を吸引する医療用吸引管であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の医療用管状器具。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の医療用管状器具と、前記管状部材を変形させるための変形用治具とを備えることを特徴とする医療用管状器具システム。
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