JP2016102982A - カラオケシステム、プログラム、カラオケ音声再生方法及び音声入力処理装置 - Google Patents

カラオケシステム、プログラム、カラオケ音声再生方法及び音声入力処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信端末装置内における各種の処理に基づく歌唱音声の出力遅延に起因した、ユーザの満足度の低下を防止することが可能なカラオケ装置を提供する。
【解決手段】カラオケシステムを構成する通信端末装置は、プラットフォーム70に新規のオーディオライブラリ706が設けられ、この新規ライブラリ706が、マイクからの音声データを、HDMI(登録商標)ポート402にパススルー出力するとともに、複製音声データを生成し、カラオケアプリ80に供給する構成を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、カラオケシステム及び音声の入力処理を実行する音声入力処理装置等に関する。
従来、ゲーム端末装置、セットトップボックス(以下、「STB」という。)、PC(パーソナルコンピュータ)等の通信端末装置に、USB(Universal Serial Bus)及びHDMI(登録商標(High−Definition Multimedia Interface))等の各種のインターフェースを設け、マイクロホン(以下、「マイク」という。)及びテレビ受像機を当該インターフェースに接続して、ユーザにカラオケを行わせる家庭用カラオケネットワークシステムが実現されている。
具体的には、この種の家庭用カラオケネットワークシステムにおいては、STBなどの通信端末装置が、ネットワークに接続されたサーバ装置から、カラオケ用のガイドメロディを含む伴奏音のデータ(以下、「伴奏音データ」という。)と、当該楽曲の歌詞を示す歌詞データと、を含むカラオケ用楽曲データ(以下、「楽曲データ」という)を、取得するようになっている。
そして、通信端末装置は、インターフェースに接続されたテレビ受像機から伴奏音を出力させるとともに、当該伴奏音と同期させつつ、当該テレビ受像機に歌詞を表示させ、ユーザが伴奏音等に従い、マイクにて集音したユーザの音声(以下、「歌唱音声」という。)も当該テレビ受像機から出力させるようになっている。
特に、通信端末装置は、集音した歌唱音声をマイクにて所定形式の音声データ(以下、「ドライ音データ」という。)に変換し、当該ドライ音データに対して、各種のオーディオエフェクト処理(例えば、残響処理、キーチェンジ、ボイスチェンジ等のエフェクト処理)を施すとともに、残響音等のエフェクト音声を、歌唱音声及び伴奏音とともにテレビ受像機から出力させるように構成されている。
一方、この種のカラオケシステムにおいては、違和感なく、ユーザに歌唱させるため、歌詞の表示タイミングと伴奏音、歌唱音声等の出力タイミングを同期させることが要求されている。そこで、最近では、テレビ受像機における歌詞表示の遅延時間量を予め取得しておき、当該遅延時間分、マイクから出力されたドライ音データに対応する歌唱音声、伴奏音、エフェクト音声の出力タイミングを遅延させる制御を実行し、歌詞の表示タイミングを、歌唱音声、伴奏音及びエフェクト音声等の出力タイミングに同期させるシステムやその方法が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2010−276949号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法であっては、表示タイミングと音声の出力タイミングを同期させているものの、通信端末装置内における処理に起因して発生する歌唱音声の出力遅延については解消されておらず、家庭などにおいてカラオケを行う際のユーザの満足度を向上させる方法としては、十分と言えない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、通信端末装置内における各種の処理に基づく歌唱音声の出力遅延に起因したユーザの満足度の低下を防止することが可能なカラオケシステムなどを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の楽曲データから、少なくとも一の前記楽曲データを選択するユーザの指示入力を受け付ける受付手段と、前記選択された楽曲データを取得する取得手段と、外部機器に接続され、予め規定された手順に従って、入力された所定のデータを当該外部機器に出力するインターフェースと、ユーザが発声した音声が入力された場合に当該音声を所定形式の音声データに変換しつつ出力する音声入力手段から、当該音声データの入力を入力音声データとして受け付けるとともに、当該入力された入力音声データを複製して複製音声データを生成し、当該入力音声データ及び当該複製音声データのいずれか一方の音声データを前記インターフェースに出力する入出力管理手段と、前記入出力管理手段からインターフェースに出力された音声データとは異なる音声データを取得し、当該取得した音声データと、前記取得された楽曲データと、に基づき、所定の処理を実行し、当該処理した所定のデータを前記インターフェースに出力するデータ処理手段と、を備えることを特徴とする構成を有している。
この構成により、本発明は、例えば、マイクなどの音声入力手段から出力された音声データ(すなわち、ドライ音のデータ(以下、「ドライ音データ」という。))を、インターフェースにパススルー出力し、又は、ドライ音を複製した複製音声データを直接インターフェースに出力することができるので、通信端末装置内における各種の処理に基づく歌唱音声の出力遅延に起因したユーザの満足度の低下を防止することができる。
一般に、家庭用のテレビ受像機の利用など民生機器として用いるカラオケシステムは、ユーザの歌唱音声をマイクによって集音された、A/D(Analog to Digital)変換して得られる音声(すなわち、ドライ音)のデータ(以下、「ドライ音データ」という。)を取得するとともに、当該ドライ音データに基づくオーディオエフェクト処理を実行し、生成したエフェクト音声を歌唱音声及び伴奏音と合成しつつ、インターフェースに接続された例えばテレビ受像機などの音声出力を伴った表示装置に合成された各種のデータを出力する構成が採用される。
その一方で、通信端末装置は、ドライ音データのデジタル形式のデータに対してエフェクト処理等を実行するので、カラオケ用のアプリケーションを駆動させるために複数のレイヤーを有するプラットフォーム構成を採用すると、各レイヤーにおけるバッファリングに伴う遅延が大きくなる。
そこで、本発明は、ドライ音データ又はその複製音声データを直接インターフェースに出力することによって、カラオケ用のアプリケーションを駆動させるために複数のレイヤーを有するプラットフォームにおいても、各種の処理に基づく歌唱音声の出力遅延を防止し、ユーザの満足度の低下を防止することができる。
本発明の音声入力処理装置等は、通信端末装置内の処理による歌唱音声の出力遅延に起因したユーザの満足度の低下を防止することができる。
本発明に係るカラオケネットワークシステムにおける一実施形態の構成を示すシステム構成図である。 一実施形態の通信端末装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態の通信端末装置のプラットフォーム構成の一例を示す図である。 一実施形態のカラオケシステムにおいて表示される評価データを含むカラオケ背景画像の一例を示す図である。 一実施形態の通信端末装置においてカラオケを行う際に実行されるフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、家庭用のカラオケシステムを有し、ネットワークを介して、カラオケ用の楽曲データを提供してユーザにカラオケを行わせるカラオケネットワークシステムに対して、本発明のカラオケ装置、プログラム、カラオケ音声再生方法及び音声入力処理装置を適用した場合の実施形態である。
[1]カラオケネットワークシステム
まず、図1を用いて本実施形態のカラオケネットワークシステム1の概要構成について説明する。なお、図1は、本実施形態におけるカラオケネットワークシステム1の構成を示すシステム構成図である。また、図が煩雑になることを防止するために、図1においては、一部のカラオケシステム10のみを示している。すなわち、実際のカラオケネットワークシステム1においては、図1に表示するよりも多数のカラオケシステム10が存在している。
本実施形態のカラオケネットワークシステム1は、ユーザが歌唱することを所望する楽曲に対応するカラオケ用の楽曲データを、ネットワーク20を介して、ユーザの各家庭などの施設に設置された装置(例えば、民生用のカラオケシステム)に提供するとともに、当該装置によって楽曲データに含まれる伴奏音データを再生しつつ、当該楽曲の歌詞を表示させことによって、ユーザにカラオケを興趣させるためのシステムである。
具体的には、本実施形態のカラオケネットワークシステム1は、各家庭や施設に設置され、ユーザにより利用される複数のカラオケシステム10と、ネットワーク20と、楽曲データを管理するとともに、カラオケシステム10からの要求に応じて該当する楽曲データを提供する楽曲提供サーバ装置30と、を有している。
なお、ネットワーク20は、例えば、携帯電話網を含む公衆電話網と、IP(Internet Protocol)ネットワークが相互接続されて構成される。ただし、当該ネットワーク20の構成は、これに限られない。
本実施形態のカラオケシステム10は、USB又はHDMI(登録商標)等の所定の規格におけるインターフェースを有し、ユーザにカラオケを行わせるための処理を行う通信端末装置40と、当該通信端末装置40のHDMI(登録商標)ポートなどの音声及び画像を出力するため出力ポート(以下、「デジタル出力ポート」ともいう。)に接続され、音声及び画像を出力するテレビ受像機50と、当該通信端末装置40のUSBポートなどのデータ伝送用の入出力ポートに接続され、ユーザの発声した歌唱音声を集音するマイクロホン60と、を有している。
通信端末装置40は、ケーブルテレビ放送、衛星放送、地上波テレビ放送(デジタル放送及びアナログ放送を含む。)、IP放送(例えばブロードバンドVOD)などの放送信号を受信し、テレビ受像機50で視聴可能な信号に変換するセットトップボックス、パーソナルコンピュータ、ゲーム装置(携帯型ゲーム装置も含む)又は携帯用情報端末装置(例えば、スマートフォンやタブレット型端末装置)などの端末装置であり、ネットワーク20に通信接続され、楽曲提供サーバ装置30と連動しつつ、ユーザにカラオケを行わせるための処理を実行する構成を有している。
具体的には、通信端末装置40は、CPUやメモリといった所定のハードウエア、Linux(登録商標)系のオペレーティングシステム(OS)及び当該オペレーティングシステム上で駆動するアプリケーションによって、
(1)テレビ受像機50及びマイクロホン60などの外部機器のデバイスドライバとして機能するとともに各データの入出力を管理する各種のカーネルを含むインターフェースによって構成される第1のレイヤーと、
(2)第1のレイヤー上に、ヴァーチャルマシンなどのライブラリ(汎用性のある特定の機能を有するプログラム(群))、カーネルを除くオペレーティングシステム及びAPI(アプリケーションプログラムインターフェース)から構成され、第1のレイヤーにおけるインターフェースを制御する第2のレイヤーと、
(3)第2のレイヤー上に構成され、かつ、API及びライブラリやオペレーティングシステム(OS)上で駆動し、カラオケ用のアプリケーション(以下、「カラオケアプリ」という。)80及びその他のアプリケーションを実行する第3のレイヤーと、
を有する階層構造を有するプラットフォームに基づいて駆動し、カラオケを実行するための各機能を実行している。
そして、通信端末装置40は、カラオケを実行するための各機能として
(1)ユーザの指示入力を受け付けるとともに、当該取得した楽曲データに基づき、楽曲提供サーバ装置30から、ユーザの所望する楽曲に対応する楽曲データを取得する楽曲データ取得機能と、
(2)当該取得した楽曲データに基づき、テレビ受像機50にて伴奏音を再生させるとともに、当該楽曲の歌詞をテレビ受像機50に表示させる楽曲データ再生表示制御機能と、
(3)伴奏音及び歌詞に従ってユーザが発声した音声が入力された際に、マイクロホン60によってデジタル信号に変換されたドライ音データを取得するとともに、当該ドライ音データに基づくエフェクト処理を実行し、エフェクト音声データを生成するエフェクト処理機能と、
(4)ドライ音データ及び楽曲データに含まれる伴奏音データに基づき、ユーザの歌唱力を評価し、当該評価結果を示す画像データを評価データとして生成するとともに、生成した評価データをテレビ受像機50にて表示させる採点機能と、
を実現する構成を有している。
特に、通信端末装置40は、マイクロホン60から出力されたドライ音データの入力を入力音声データとして受け付けると、当該入力された入力音声データを複製して複製音声データを生成し、入力音声データ及び複製音声データのいずれか一方の音声データを、アプリケーション(すなわち、カラオケアプリ80)に基づく処理を行うことなく、デバイスドライバ及び入出力ポートを介して、直接、テレビ受像機50に出力する構成を有している。
通常、上記のプラットフォーム構造によってカラオケアプリなどのアプリケーションを実現する場合には、実際のハードウエアを制御し、かつ、データの入出力を管理する第1のレイヤーから各レイヤーのサブレイヤーも含めてカラオケアプリを実行する最上位のレイヤー(以下、「アプリケーションレイヤー」ともいう。)まで各レイヤーで種々の処理が実行されることになる。
したがって、マイクロホン60から出力された入力音声データ、すなわち、ドライ音データは、サブレイヤーを含めてプラットフォームの各レイヤーにおいて、それぞれ、データのバッファリングが行われるため、その度に数十msec程度の遅延が発生することとなる。
特に、マイクロホン60から出力されたドライ音データを最上位のアプリケーションレイヤーで駆動するカラオケアプリに供給してエフェクト処理を施し、さらに、エフェクト処理された音声データ(以下、「エフェクト音声データ」という。)及びそれに用いたドライ音データを合成しつつ、サブレイヤーを含めて各レイヤーで所定の処理が実行されて最下位のデバイスドライバからテレビ受像機50に供給することなる。
このため、HDMI(登録商標)における伝送及びテレビ受像機50における遅延を無視したとしても、当該エフェクト音声データ及びドライ音データは、ユーザの歌唱及び発声タイミングから110〜130msec程度遅延して当該テレビ受像機50に供給されることになる。
したがって、ユーザがテレビ受像機50から出力された伴奏音に基づいて歌唱したとしても、自己の歌唱音が遅延されて出力されることによって伴奏音と歌唱音がずれるので、歌唱しにくいだけでなく、それを聴取するにも違和感が生じ、採点機能その他のカラオケに関する付属機能も十分に発揮させることができない場合も多い。
そこで、本実施形態の通信端末装置40においては、入力されたドライ音データを複製し、アプリケーションのデータ処理に用いるデータと必要最低限の経路によってテレビ受像機50に出力されるデータとを別々にすることによって、ドライ音データの出力遅延を低減させつつ、カラオケアプリの処理を的確に実行させ、ユーザの満足度の低下を防止することができるカラオケを実現している。
特に、通信端末装置40は、上記のプラットフォーム内(具体的には、第2のレイヤー)に新規のオーディオライブラリ(以下、「新規ライブラリ」という。)を設け、当該新規ライブラリ706にて、マイクロホン60から、USBポート401、Kernel701及びAlsa−Lib702を介して入力されたドライ音データを複製しつつ、複製に用いられたドライ音データ又は複製により生成されたドライ音データ(複製音声データ)を、テレビ受像機50に直接出力(パススルー出力)し、他方のドライ音データをカラオケアプリ80に供給するようになっている。
なお、本実施形態においては、複製に用いたドライ音データを、インターフェースを介してテレビ受像機50に直接出力し、複製されたドライ音データをカラオケアプリ80に用いてもよい。
テレビ受像機50は、デジタル入力ポートとして、少なくともHDMI(登録商標)ポートを有する民生用のテレビ受像機である。特に、テレビ受像機50は、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル等の表示素子と、表示素子を駆動する駆動回路及びスピーカ等を備え、例えば、通信端末装置40のHDMI(登録商標)ポートを介して供給された音声データ及び画像データに基づき、歌唱音声、伴奏音及びエフェクト音声を出力するとともに、歌詞及び評価データの表示を行う。
マイクロホン60は、例えば、USBマイクであり、ユーザの歌唱音声を集音し、当該歌唱音声をA/D変換して、音声データ(すなわち、ドライ音データ)を生成し、通信端末装置40に出力する。
楽曲提供サーバ装置30は、(1)カラオケシステム10に提供可能な楽曲データと、(2)当該楽曲を識別するための楽曲IDと、(3)当該楽曲の曲名、楽曲の属するジャンルを示すジャンル情報及びアーティスト名を含む楽曲属性情報と、が対応付けて記録される楽曲データベース(以下、「データベースをDB」という。)300を有し、ネットワーク20を介して、通信端末装置40から受信した要求(以下、「楽曲データ取得要求」という。)に応じて該当する楽曲データを通信端末装置40に配信することが可能な構成を有している。
特に、楽曲提供サーバ装置30は、楽曲データ取得要求に基づいて、楽曲DB300を検索し、当該検索によりヒットした楽曲の一覧(歌手名一覧や曲名一覧など)を生成して、該当する通信端末装置40に提供するとともに、当該一覧に応じてユーザが選曲した楽曲の楽曲データを楽曲DB300から読み出して、通信端末装置40に配信するようになっている。
なお、楽曲DB300に記録される楽曲データには、当該楽曲の歌詞に対応した歌詞データと、カラオケ用の伴奏音データと、が含まれる。そして、伴奏音データは、例えば、MIDI(Musical Insrument Digital Interface)形式にて構成されており、ガイドメロディデータ、ギター等の各パートに対応するデータが含まれている。
[2]通信端末装置
次に、図2〜4を参照しつつ、本実施形態の通信端末装置40の構成について説明する。なお、図2は、本実施形態の通信端末装置40の構成を示すブロック図であり、図3は、通信端末装置40のプラットフォーム構成を示す図である。また、図4は、評価データを含むカラオケ背景画像の表示例を示す図である。
本実施形態の通信端末装置40は、図2に示すように、外部機器とのデータの授受を仲介するインターフェース部400と、通信制御部410と、端末管理制御部470及びプログラム管理制御部480と連動しつつ、テレビ受像機50に供給する描画用データを生成する表示制御部440と、操作部460と、端末管理制御部470と、カラオケアプリ80を含む各種のアプリケーションを実行するプログラム管理制御部480と、を有している。そして、各部は、バスBを介して、相互に接続され、各構成要素間のデータの授受が実現されるようになっている。
なお、操作部460は、リモコンにより実現することも可能であり、この場合には、操作部460に、赤外線受光部又はZig Bee(ジグビー)の受信機を設け、受信された信号に基づく命令コマンドをバスBに供給する構成にすればよい。
インターフェース部400には、USBポート401と、HDMI(登録商標)ポート402と、が設けられるとともに、USB及びHDMI(登録商標)の各規格に応じてデータ変換その他の処理を実行し、デバイスドライバなど各インターフェースに対応する入出力制御用のチップが設けられている。
特に、本実施形態のインターフェース部400は、図3に示すように、プラットフォーム70上においては、デバイスドライバとして機能するLinux(登録商標)等のKernel701及びAlsa−Lib702を有し、当該プラットフォーム70の第1のレイヤーを構成する。
なお、Kernel701及びAlsa−Lib702は、従来の機能と同様であるため、詳細を省略する。また、例えば、本実施形態のKernel701及びAlsa−Lib702を含むインターフェース部400は、本発明の第1のレイヤー(インターフェース)を構成する。
また、USBポート401には、例えば、マイクロホン60が、接続されるとともに、マイクロホン60から出力されるドライ音データがバスBに出力される。そして、HDMI(登録商標)ポート402には、テレビ受像機50が接続され、テレビ受像機50に画像データ及び音声データが出力される、
なお、インターフェース部400は、例えば、プログラム管理制御部480の一部とともに本発明のインターフェースを構成する。
通信制御部410は、所定のネットワークインターフェースであり、有線又は無線にて、ネットワーク20と通信接続され、ネットワーク20を介して楽曲提供サーバ装置30との間でデータの授受を行う。
表示制御部440は、端末管理制御部470及びプログラム管理制御部480と連動し、プログラム管理制御部480から供給される歌詞データ及び評価データに基づき、テレビ受像機50にて、カラオケ用の背景画像上に、歌詞及び評価データを示す画像を表示させるための描画データを生成し、HDMI(登録商標)ポート402を介して、テレビ受像機50に供給する。
記録部450は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、又は、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性のメモリにより構成され、その記録領域内に、ライブラリやオペレーティングシステム(OS)などプラットフォームを形成するためのプログラムが記録されるプログラム記録部451と、カラオケアプリ80及びその他のアプリケーションが記録されるアプリケーション記録部452と、楽曲データ記録部453と、ワークエリアとして利用されるRAM454と、を有している。
プログラム記録部451には、USBポート401及びHDMI(登録商標)ポート402を有するインターフェース部400を制御し、プログラム管理制御部480を動作させるためのプラットフォーム70の構築に用いる各種のデータが記録される。なお、本実施形態のプラットフォーム70については後述する。
楽曲データ記録部453には、通信端末装置40が、楽曲提供サーバ装置30から取得(ダウンロード)した、楽曲データが、対応する楽曲ID及び楽曲属性情報と対応付けて、記録され、取得済みの楽曲データを利用して、カラオケを行う際に利用可能にされる。
端末管理制御部470は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されるとともに、キー入力ポート、表示制御ポート等の各種入出力ポートを含み、プログラム記録部451及びアプリケーション記録部452に記録された各種のプログラム及びアプリケーションを実行することにより、通信端末装置40の全般的な機能を統合的に制御する。
プログラム管理制御部480は、端末管理制御部470と同一又は独立したCPUにより構成される。そして、プログラム管理制御部480は、端末管理制御部470による制御の下、RAM454及びインターフェース部400と連動しつつ、プログラム記録部451に記録されたオペレーティングシステム(OS)などのプログラムを実行してプラットフォーム70を構築し、かつ、当該プラットフォーム70により提供される環境下にて、上記カラオケアプリ80を実行し、カラオケに関する各機能を実現する。
特に、プログラム管理制御部480は、通信端末装置40の駆動中に、CPUなどのハードウエア及びインターフェース部400とともにプラットフォーム70を構築するため、アンドロイドなどのLinux(登録商標)系のオペレーティングシステム(OS)及びその他の必要なプログラムを実行するプログラム実行部481と、当該オペレーティングシステム上で駆動するカラオケアプリ80を実行するアプリケーション実行部482と、を有している。
プログラム実行部481は、電源が投入された際などの所定のタイミングにおいて、インターフェース部400と連動し、プログラム記録部451からアンドロイドなどのLinux(登録商標)系のオペレーティングシステム(OS)その他の必要なプログラムを読み出して、図3に示すプラットフォーム70上における第2のレイヤーを形成させる。
特に、プログラム実行部481は、オペレーティングシステム(OS)を実行することよって、HAL703、Audio−Fringer704及びOpen SLES705を形成し、デバイスドライバなどの一部のOS機能を除くOSの機能を実行する。
具体的には、プログラム実行部481は、インターフェース部400(すなわち、デバイスドライバ)を制御し、操作部460の操作又はアプリケーション実行部482の制御に基づいて、ドライ音データや楽曲データその他の各種のデータの入出力を制御するとともに、アプリケーション実行部482における各種の処理に応じて必要な処理を実行する。
また、プログラム実行部481は、本実施形態の特徴的な構成として、第2のレイヤー上に、USBポート401を介して、マイクロホン60からインターフェース部400に含まれるKernel701及びAlsa−Lib702(すなわちデバイスドライバ)を介して供給されたドライ音データを、これらのAlsa−Lib702及びKernel701を介してHDMI(登録商標)ポート402に直接パススルー出力するとともに、当該ドライ音データを複製し、複製した複製音声データを、カラオケアプリ80に供給する新規ライブラリ706を形成し、その実行を制御する。
すなわち、プログラム実行部481は、本実施形態のプラットフォーム70におけるHAL703、Audio−Fringer704及びOpen SLES705を介在させることなく、USBポートに401に入力されたドライ音データをHDMI(登録商標)ポート402に直接供給する構成を有している。
なお、このような構成を有することによって、本実施形態においては、ユーザの発声タイミングからテレビ受像機50に音データが出力されるまでの遅延を効果的に抑制することができるとともに、複製音声データに基づくエフェクト処理及び採点処理を的確に実行することができるので、カラオケを行う際のユーザの満足度を向上させることできるようになっている。
特に、本実施形態のプラットフォーム70において、テレビ受像機50から出力される歌唱音声の遅延時間数を測定した結果、その遅延時間数は、75〜85msecとなり、従来のカラオケシステムにおける、遅延時間110〜130msec程度の遅延時間と比較して、22〜42%程度の歌唱音声の遅延時間を短縮できることが確認されている。
また、複製音声データの生成に必要な時間(期間)は、プラットフォーム70の各サブレイヤーにおけるバッファリング時間の和よりも少なくすることができるので、プログラム実行部481は、ドライ音データに代えて複製音声データを、Alsa−Lib702及びKernel701を介して、HDMI(登録商標)ポート402に出力してもよい。
さらに、プラットフォーム70を構成するHAL703、Audio−Fringer704及びOpen SLES705は、従来の機能と同様であるため、その詳細を省略する。そして、例えば、本実施形態のHAL703、Audio−Fringer704及びOpenSLES705と、新規ライブラリ706とは、本発明の第2のレイヤーを構成し、当該新規ライブラリ706は、発明の入出力管理手段を構成する。
アプリケーション実行部482は、実行しているOS上でカラオケアプリ80を実行することによって、楽曲データ取得する楽曲データ取得管理部483と、エフェクト処理を実行するエフェクト処理部484と、楽曲データに基づいて楽曲データ再生表示するカラオケ処理部485と、カラオケの採点を行う採点処理部486と、を実現する。
特に、アプリケーション実行部482は、プログラム実行部481と連動し、電源が投入された際などの所定のタイミングにおいて、アプリケーション記録部452からカラオケアプリ80を読み出して、図3に示すプラットフォーム70上における第3のレイヤーを形成させ、上記の各部を実現する。なお、例えば、本実施形態のカラオケアプリ80は、本発明の第3のレイヤーを構成する。
楽曲データ取得管理部483は、通信制御部410を介して、楽曲提供サーバ装置30から楽曲データを取得するための処理を実行し、楽曲提供サーバ装置30から取得した楽曲データを対応する楽曲ID等と対応付けつつ、楽曲データ記録部453に記録させる。
エフェクト処理部484は、新規ライブラリ706から供給される複製音声データに基づき、オーディオエフェクト処理を実行する。
例えば、エフェクト処理部484は、複製音声データに基づき、残響音を生成し、当該残響音を畳み込んで得られるエフェクト音声データを生成して、プラットフォーム70を介して、HDMI(登録商標)ポート402に出力する。
なお、エフェクト音の遅延は、ユーザの満足度低下に影響を与えないので、HAL703、Audio−Fringer704及びOpen SLES705を介して、HDMI(登録商標)ポート402にエフェクト音声データを出力する場合にも、これらのサブレイヤーにおいてバッファリングが行われることに起因する音の出力遅延は、問題にならない。
カラオケ処理部485は、操作部460の操作に基づいて楽曲データ記録部453から楽曲データを取得し、当該取得した楽曲データに含まれるMIDI形式の伴奏音データを所定形式の音データ(以下、単に「伴奏音データ」という。)に変換して、プラットフォーム70を介してHDMI(登録商標)ポート402に供給する。
このとき、プラットフォーム70においては、各サブレイヤーにおいて伴奏音データが、バッファリングされるとともに、Kernel701、又は、Alsa−Lib702が、伴奏音データをドライ音データと合成して、HDMI(登録商標)ポート402に供給する。
また、カラオケ処理部485は、表示制御部440と連動しつつ、プラットフォーム70を介して、楽曲データに含まれる歌詞データをHDMI(登録商標)ポート402に供給する。
採点処理部486は、新規ライブラリ706から供給される複製音声データと、カラオケ処理部485によって取得した楽曲データに含まれる伴奏データと、に基づき、ユーザの歌唱力の採点を実行し、当該採点結果を示す評価データを生成するとともに、表示制御部440と連動して、当該生成した評価データに基づいて、所定の画像を表示するための描画用のデータを生成する。
具体的には、採点処理部486は、複製音声データに対応する歌唱音声の音階等の変位状態を、MIDI形式の伴奏音データに含まれる音階、音価及び休符と比較し、当該比較した結果を示す評価データを生成する。
特に、採点処理部486は、図4に示すように、五線譜上における縦軸方向に音階を設定するとともに、横軸方向に時間軸を設定し、伴奏音データにより示される音階、音価及び休符を五線譜上の所定の矩形形状(図4参照)により表現するとともに、歌唱音声の変位状態を実線により表現した評価データ(ピアノロールデータともいう。)を生成する。
すなわち、採点処理部486は、図4に示すように、歌詞の画像を有する動画その他のカラオケ用の背景画像(以下、「カラオケ背景画像」という。)上に、伴奏音により示される音階等から歌唱音声の音程が、どの程度ずれているのかを示す画像を含む描画用のデータを、評価データとして生成する。
そして、採点処理部486は、表示制御部440と連携しつつ、当該評価データを、プラットフォーム70を介して、HDMI(登録商標)ポート402に供給する。具体的には、採点処理部486は、表示制御部440制御してカラオケ処理部485から供給される歌詞データ及び評価データに基づき、描画用のデータを生成させ、当該生成した描画用のデータを、プラットフォーム70を介して、HDMI(登録商標)ポート402に供給する。
なお、テレビ受像機50は、HDMI(登録商標)ポート402から出力された描画用のデータを受信すると、図4に例示するような画像を表示する。
[3]カラオケシステムの動作
次に、図5を参照しつつ、本実施形態のカラオケシステム10の通信端末装置40における動作について説明する。なお、図5は、本実施形態の通信端末装置40にて実行される処理を示すフローチャートである。
本動作においては、予め通信端末装置40のUSBポート401にマイクロホン60が接続され、HDMI(登録商標)ポート402にテレビ受像機50が接続されているものとする。
また、本動作においては、インターフェース部400と連動しつつ、プログラム実行部481によってオペレーティングシステム(OS)が実行され、かつ、アプリケーション実行部482によってカラオケアプリ80が実行されて図3に示すプラットフォーム70が形成されているものとし、アプリケーション実行部482(具体的には楽曲データ取得管理部483)は、既にユーザが希望する楽曲データを取得して楽曲データ記録部453に記録されているものとする。
まず、カラオケ処理部485は、ユーザの操作部460への所定の入力操作を検出すると(ステップS101)、該当する楽曲データを楽曲データ記録部453から読み出し、楽曲の再生及び所定の画像の再生を開始する(ステップS102)。
具体的には、カラオケ処理部485は、読み出した楽曲データに含まれるMIDI形式の伴奏音データに基づき、所定形式の音声データを生成し、プラットフォーム70を介して生成した音声データのHDMI(登録商標)ポート402への出力を開始する。
そして、カラオケ処理部485は、表示制御部440と連携しつつ、カラオケ背景画像、及び、当該カラオケ背景画像上に楽曲データに含まれる歌詞データの画像表示を行うための描画用のデータを生成し、プラットフォーム70を介して生成した描画用のデータのHDMI(登録商標)ポート402への出力を開始する。
また、楽曲の再生が開始されると、各部は、当該楽曲が終了するまで以下の処理を繰り返し実行する。
まず、新規ライブラリ706は、USBポート401から出力されたマイクロホン60によって集音されてA/D変換された音声データ(すなわち、ドライ音データ)を、Kernel701及びAlsa−Lib702を介して受け付けると(ステップS103)、ドライ音データを複製し、複製音声データを生成する(ステップS104)。
次いで、新規ライブラリ706は、Kernel701及びAlsa−Lib702を介して受け付けたドライ音データをKernel701、Alsa−Lib702のデバイスドライバに出力するとともに、複製したドライ音データの複製音声データをエフェクト処理部484に出力する(ステップS105)。
次いで、エフェクト処理部484は、新規ライブラリ706から出力された複製音声データに対してエフェクト処理を実行しつつ、エフェクト音声データを生成し(ステップS106)、当該エフェクト処理によって生成された音声データ(すなわち、エフェクト音声データ)をHAL703、Audio−Fringer704及びOpen SLES705の第2レイヤー介してKernel701及びAlsa−Lib702の第1レイヤーに出力する(ステップS107)。
次いで、Kernel701及びAlsa−Lib702のデバイスドライバは、新規ライブラリ706から出力されたドライ音データと、エフェクト処理部484から出力されたエフェクト音声データと、を合成し(ステップS108)、HDMI(登録商標)ポート402を介してテレビ受像機50に出力する(ステップS109)。
なお、新規ライブラリ706から出力されて、エフェクト処理部484によって生成されたエフェクト音声データは、さらに、HAL703、Audio−Fringer704及びOpen SLES705の第2レイヤーを介してKernel701及びAlsa−Lib702のデバイスドライバに入力されるので、上述のようにドライ音データとの遅延が発生している。したがって、デバイスドライバは、取得したタイミングにおけるドライ音データとエフェクト音声データとを合成する。また、デバイスドライバは、伴奏音データを、適宜ドライ音データとエフェクト音声データとに合成する。
なお、伴奏音データは、HAL703、Audio−Fringer704及びOpen SLES705の第2レイヤーで、エフェクト音声データと合成されてもよいし、アプリケーションを実行する第3のレイヤーで、エフェクト音声データと合成されてもよい。この場合、デバイスドライバは、ドライ音データと、予め合成されたエフェクト音声データと伴奏音データとを、合成する。
一方、採点処理部486は、ステップS105〜ステップS108の処理と平行して、所定のタイミングに楽曲データに含まれる伴奏音データと、複製音声データと、に基づき、採点処理を実行し、評価データを生成し(ステップS111)、生成した評価データを、HAL703、Audio−Fringer704及びOpen SLES705の第2レイヤー及びKernel701及びAlsa−Lib702の第1レイヤーを介してHDMI(登録商標)ポート402及びテレビ受像機50に出力する(ステップS112)。
なお、テレビ受像機50は、評価データを受信すると、他の画像データとともに、図4に示すような画像を表示しつつ、当楽曲データ、ドライ音データ及びエフェクト処理されたデータを音として出力する。
最後に、カラオケ処理部485は、伴奏音データの終了、又は、操作部460における終了操作の有無(すなわち、再生終了の有無)を判定し(ステップS110)、伴奏音データの終了又は操作部160の終了操作を検出していないと判定した場合には、ステップS103の処理に移行し、当該伴奏音データの終了又は操作部160の終了操作を検出したと判定した場合には、本動作を終了させる。
以上、本実施形態のカラオケシステム10においては、通信端末装置40のプラットフォーム70に新規ライブラリ706を設け、ドライ音データをAlsa−Lib702にパススルー出力するとともに、複製音声データを生成して、カラオケアプリ80に供給する構成となっているため、歌唱音声がテレビ受像機50により出力されるタイミングが、ユーザの発声タイミングから遅延する時間を短縮して、カラオケを行うユーザの満足度を向上させることができる。
[4]変形例
[4.1]変形例1
上記実施形態においては、カラオケアプリ80からHDMI(登録商標)ポート402に出力するエフェクト音声等をOpenSLES705、Audio−Fringer704、HAL703を介して、HDMI(登録商標)ポート402に供給する構成を採用したが、これらを介さず、Alsa−Lib702及びKernel701のみを介して、HDMI(登録商標)ポート402に出力するようにしてもよい。
この場合には、更に、これらに代えて、新規のライブラリを設け、当該ライブラリを介して、音声等をAlsa−Lib702に供給するようにすればよい。
また、この構成により、エフェクト音声等の出力遅延を低減して、ユーザの満足度を更に向上させることが可能となる。
[4.2]変形例2
上記実施形態においては、楽曲DB300を楽曲提供サーバ装置30において管理する構成としたが、楽曲DB300を管理するために他のコンピュータシステムを利用するようにしてもよい。
[4.3]変形例3
上記実施形態のカラオケシステム10に用いる通信端末装置40において上述のプラットフォーム構造を適用したが、カラオケシステム10又はカラオケシステム10に用いる通信端末装置40に限らず、マイクロホン60によって集音されてA/D変換された音声データについて入力処理を実行する拡声装置などの音声入力処理装置についもて適用することも可能である。
例えば、このような音声入力処理装置は、カラオケBOXなどその他の音場を調整する際に、ユーザにより音声入力された場合に、ドライ音を出力するととともに、ドライ音の複製音をデータ処理して波形表示する装置に適用される。また、このような構成を有することによって、音声の波形表示と、スピーカから出力される音声との乖離を防止することができる。
1 … カラオケネットワークシステム
10 … カラオケシステム
20 … ネットワーク
30 … 楽曲提供サーバ装置
40 … 通信端末装置
50 … テレビ受像機
60 … マイク
70 … プラットフォーム
80 … カラオケアプリ
410 … 通信制御部
440 … 表示制御部
450 … 記録部
451 … プログラム記録部
452 … アプリケーション記録部
453 … 楽曲データ記録部
454 … RAM
470 … 端末管理制御部
480 … アプリケーション実行部
481 … 楽曲データ取得管理部
482 … エフェクト処理部
483 … カラオケ処理部
484 … 採点処理部
701 … Kernel
702 … Alsa−Lib
703 … HAL
704 … Audio−Fringer
705 … OpenSLES
706 … 新規ライブラリ

Claims (11)

  1. 複数の楽曲データから、少なくとも一の前記楽曲データを選択するユーザの指示入力を受け付ける受付手段と、
    前記選択された楽曲データを取得する取得手段と、
    外部機器に接続され、予め規定された手順に従って、入力された所定のデータを当該外部機器に出力するインターフェースと、
    ユーザが発声した音声が入力された場合に当該音声を所定形式の音声データに変換しつつ出力する音声入力手段から、当該音声データの入力を入力音声データとして受け付けるとともに、当該入力された入力音声データを複製して複製音声データを生成し、当該入力音声データ及び当該複製音声データのいずれか一方の音声データを前記インターフェースに出力する入出力管理手段と、
    前記入出力管理手段からインターフェースに出力された音声データとは異なる音声データを取得し、当該取得した音声データと、前記取得された楽曲データと、に基づき、所定の処理を実行し、当該処理した所定のデータを前記インターフェースに出力するデータ処理手段と、
    を備えることを特徴とするカラオケシステム。
  2. 請求項1に記載のカラオケシステムであって、
    前記外部機器のデバイスドライバとして機能するインターフェースを有する第1のレイヤーと、
    前記第1のレイヤー上に構成され、前記入出力管理手段を有する第2のレイヤーと、
    前記第2のレイヤー上に構成され、前記データ処理手段を有する第3のレイヤーと、
    を少なくとも有するプラットフォーム構造を有し、
    前記第2のレイヤーが、前記データ処理手段から出力された音に関するデータに基づいて前記インターフェースを制御する音制御手段を有し、
    前記入出力管理手段が、前記入力された入力音声データ及び前記複製した複製音声データのいずれか一方の音声データを直接前記インターフェースに出力する、カラオケシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のカラオケシステムであって、
    前記インターフェースが、前記データ処理手段によって処理された音に関する音データと前記入出力管理手段から出力された音声データを合成して前記外部機器に出力する、カラオケシステム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のカラオケシステムであって、
    前記インターフェースが、入力データを前記所定の形式のデジタルデータに変換し、当該変換したデジタルデータを前記外部機器に出力する、カラオケシステム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のカラオケシステムであって、
    前記データ処理手段が、
    前記所定の処理として、前記入力された音声データにオーディオエフェクト処理を施して得られるエフェクト音声に対応するエフェクト音声データを生成する処理を実行し、
    当該生成したエフェクト音声データを前記インターフェースに出力する、カラオケシステム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のカラオケシステムであって、
    前記楽曲データには、対応する楽曲を歌唱する際に、当該楽曲の音階、音価及び休符の少なくともいずれかを含むガイドメロディデータが少なくとも含まれ、
    前記データ処理手段が、前記ガイドメロディデータと、前記入力された音声データと、に基づき、当該ユーザの歌唱力を評価する採点処理を実行するカラオケシステム。
  7. 請求項6に記載のカラオケシステムであって、
    前記データ処理部が、前記採点処理として、
    前記音声データ又は前記複製音声データに対応する音声の変位状態を、前記ガイドメロディデータに含まれる音階、音価、休符と比較し、
    比較した結果を示す画像データを結果データとして生成し、
    当該生成した結果データを前記インターフェースに出力する、カラオケシステム。
  8. コンピュータを、
    複数の楽曲データから、少なくとも一の前記楽曲データを選択するユーザの指示入力を受け付ける受付手段、
    前記選択された楽曲データを取得する取得手段、
    外部機器に接続され、予め規定された手順に従って、入力された所定のデータを当該外部機器に出力するインターフェース、
    ユーザが発声した音声が入力された場合に当該音声を所定形式の音声データに変換しつつ出力する音声入力手段から、当該音声データの入力を入力音声データとして受け付けるとともに、当該入力された入力音声データを複製して複製音声データを生成し、当該入力音声データ及び当該複製音声データのいずれか一方の音声データを前記インターフェースに出力する入出力管理手段、及び、
    前記入出力管理手段からインターフェースに出力された音声データとは異なる音声データを取得し、当該取得した音声データと、前記取得された楽曲データと、に基づき、所定の処理を実行し、当該処理した所定のデータを前記インターフェースに出力するデータ処理手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  9. カラオケの音声を再生するカラオケ音声再生方法であって、
    複数の楽曲データから、少なくとも一の前記楽曲データを選択するユーザの指示入力を受け付ける、第1のステップと、
    前記選択された楽曲データを取得する、第2のステップと、
    ユーザが発声した音声が入力された場合に当該音声を所定形式の音声データに変換しつつ出力する音声入力手段から、当該音声データの入力を入力音声データとして受け付ける、第3のステップと、
    当該入力された入力音声データを複製して複製音声データを生成する、第4のステップと、
    当該入力音声データ及び当該複製音声データのいずれか一方の音声データを、インターフェースを介して外部機器に出力するとともに、前記インターフェースを介して前記外部機器に出力された音声データとは異なる音声データを取得し、当該取得した音声データと、前記取得された楽曲データと、に基づき、所定の処理を実行し、当該処理した所定のデータを前記インターフェースに出力する第5のステップと、
    を備えることを特徴とするカラオケ音声再生方法。
  10. 入力された音声を処理する音声入力処理装置であって、
    外部機器に接続され、予め規定された手順に従って、入力された所定のデータを当該外部機器に出力するインターフェースと、
    ユーザが発声した音声が入力された場合に当該音声を所定形式の音声データに変換しつつ出力する音声入力手段から、当該音声データの入力を入力音声データとして受け付けるとともに、当該入力された入力音声データを複製して複製音声データを生成し、当該入力音声データ及び当該複製音声データのいずれか一方の音声データを前記インターフェースに出力する入出力管理手段と、
    前記入出力管理手段からインターフェースに出力された音声データとは異なる音声データを取得し、当該取得した音声データに基づき、所定の処理を実行するデータ処理手段と、
    を備えることを特徴とする音声入力処理装置。
  11. コンピュータによって、入力された音声を処理するプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    外部機器に接続され、予め規定された手順に従って、入力された所定のデータを当該外部機器に出力するインターフェース、
    ユーザが発声した音声が入力された場合に当該音声を所定形式の音声データに変換しつつ出力する音声入力手段から、当該音声データの入力を入力音声データとして受け付けるとともに、当該入力された入力音声データを複製して複製音声データを生成し、当該入力音声データ及び当該複製音声データのいずれか一方の音声データを前記インターフェースに出力する入出力管理手段、及び、
    前記入出力管理手段からインターフェースに出力された音声データとは異なる音声データを取得し、当該取得した音声データに基づき、所定の処理を実行するデータ処理手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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