JP2016102692A - つかみ歯およびつかみ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 脆性材料や複合材料に対しても、確実に試験片を把持して材料試験を実行することを可能とするつかみ歯およびつかみ具を提供する。【解決手段】 つかみ歯は、支持軸係合部を介してつかみ具本体内の支持軸の先端に装着される。つかみ歯の歯面においては、試験片の先端部を挟持する領域では目の粗いヤスリ目を形成し、試験片の中央部に近い側を挟持する領域では目の細かいヤスリ目を形成している。したがって、試験片の先端部は歯面の粗い目で確実に挟持されるとともに、試験片の中央部に近い側では応力の集中を緩和することができる。【選択図】 図4

Description

この発明は、引張試験を実行する材料試験機において試験片を把持するつかみ歯およびつかみ具に関する。
引張試験を実行する材料試験機として、テーブルに立設された一対のねじ棹と、一対のねじ棹に架け渡されねじ棹に沿って上下動するクロスヘッドと、テーブルとクロスヘッドの各々に配設されたつかみ具とを備えたものが知られている。このような材料試験機では、テーブル側のつかみ具とクロスヘッド側のつかみ具により試験片の両端を把持させた状態で、クロスヘッドを移動させることにより、試験片に引張荷重を与える引張試験を実行している。
引張試験を実行する材料試験機用のつかみ具には、くさび形つかみ具と呼称されるものがある。このようなつかみ具は、材料試験機のテーブルやクロスヘッドに固定されるつかみ具本体と、つかみ具本体の内側に形成されたくさび作用面と同角度のテーパ状くさび作用面を有する一対のつかみ歯を有している。なお、つかみ歯は、つかみ具本体に対して着脱可能に構成されている。また、つかみ歯のテーパ状くさび作用面の反対側には、つかみ具による試験片の把持を確実なものとするために、微小凹凸を形成した歯面が設けられている(特許文献1および特許文献2参照)。
従来のつかみ歯は、歯面の凹凸が全体において一様である。そして、歯面の凹凸加工が異なるつかみ歯を複数対準備しておき、試験片の形状、サイズ、材質に応じて、つかみ具に装着するつかみ歯を選択している。
特開2002−139411号公報 特開平5−232000号公報
一方で、試験片の形状としては、ダンベル形状や短冊形状など、いくつかの形状がある。例えば、短冊形状の試験片の方が、ダンベル形状の試験片に比べて、試験中に試験片がつかみ歯の歯面との間で滑りが生じるチャック滑りや、試験片が試験片の中央部分ではなく、つかみ歯によって挟まれている部分およびその近傍で破断するチャック切れと呼称される現象が生じやすい傾向にある。このようなチャック滑りやチャック切れが生じると、引張荷重を負荷した試験片の変位を正確に測定することが困難となる。
さらに、脆性材料や複合材料では、試験片の形状を短冊形状とすることが多く、材料の性質として伸びにくいため、チャック滑りやチャック切れが生じる可能性がより高くなる傾向にある。そして、つかみ歯の歯面における凹凸の目が粗すぎるとチャック切れが生じやすくなり、細かすぎるとチャック滑りが生じやすくなることから、脆性材料や複合材料に対しては、最適なつかみ歯の選択ができずに引張試験を行うことができないこともあった。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、脆性材料や複合材料に対しても、確実に試験片を把持して材料試験を実行することを可能とするつかみ歯およびつかみ具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、試験片に引張荷重を負荷して試験を行う材料試験機のつかみ具に装着され、前記試験片を挟持するつかみ歯であって、前記つかみ歯の歯面には、複数の目の粗さが異なる凹凸が形成され、前記複数の目の粗さが異なる凹凸のうち、前記試験片の先端部を挟持する領域ほど目が粗く、前記試験片の中央に近い部分を挟持する領域ほど目が細かいことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のつかみ歯において、前記つかみ歯は、つかみ歯本体と、該つかみ歯本体に形成された溝に挿入される板部材からなり、前記歯面は前記板部材の外側を向く面に形成されている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のつかみ歯において、前記板部材は、互いに目の粗さの異なる凹凸が形成されている複数の小板部材の組み合わせからなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のつかみ歯を装着したつかみ具。
請求項1から請求項4に記載の発明によれば、試験片の先端部を挟持する領域ほど目が粗く、試験片の中央に近い部分を挟持する領域ほど目が細かい凹凸を形成した歯面を有するつかみ歯により、試験片の先端部は粗い目でしっかりと挟持してチャック滑りが防止されるとともに、試験片の中央部に近い側では試験片への凹凸のくい込みを緩和し、応力の集中を低減してよりチャック切れの発生を防止することができる。このため、従来ではつかみ歯の選定が難しく試験の実行が困難であった脆性材料や複合材料などに対しても引張試験を実行することが可能となる。
この発明に係るつかみ具1を備える材料試験機の概要図である。 この発明に係るつかみ具1の要部断面図である。 この発明に係るつかみ歯10を示す概要図である。 歯面15に形成される目の粗さが異なる凹凸を模式的に示す説明図である。 歯面15に形成される目の粗さが異なる凹凸の変形例を模式的に示す説明図である。 他の実施形態に係るつかみ歯20を示す概要図である。 他の実施形態に係るつかみ歯30を示す概要図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係るつかみ具1を備える材料試験機の概要図である。
引張試験を実行する材料試験機は、テーブル46に立設された一対のねじ棹41と、一対のねじ棹41に架け渡されねじ棹41に沿って上下動するクロスヘッド43と、テーブル46とクロスヘッド43の各々に配設されたつかみ具1とを備えている。なお、この図1においては、一対のねじ棹41の一方をカバー部材49で覆った状態を図示している。このような材料試験機では、テーブル46側のつかみ具1とクロスヘッド43側のつかみ具1により試験片TPの両端を把持させた状態で、クロスヘッド43を上方向移動させることにより、試験片TPに引張荷重を与える引張試験を実行する。
図2は、この発明に係るつかみ具1の要部断面図である。図3は、この発明に係るつかみ歯10を示す概要図である。
このつかみ具1は、くさび式つかみ具であり、内部にくさび作用面4が形成されたつかみ具本体2と、一方の側面部がくさび作用面4と同角度のテーパ状面14として形成された一対のつかみ歯10を備える。一対のつかみ歯10は、試験機本体に取り付けられる支持軸8により支持されるとともに、つかみ具本体2を支持軸8に沿って上下動させることにより、一対のつかみ歯10に試験片TPを把持するための挟持力を与えている。すなわち、短冊形状の試験片TPの両端部は、材料試験機のテーブル46およびクロスヘッド43に配設された各つかみ具1の一対のつかみ歯10により各々把持される。
つかみ歯10は、図2と図3に示すように、テーパ状面14とは逆側の面に、ヤスリ目が直接形成された歯面15を有し、支持軸係合部12を介してつかみ具本体2内の支持軸8の先端に装着される。なお、つかみ歯10における、歯面15の支持軸係合部12とは逆側となる先端部分には、チャック切れを防止するために小さなR加工が施されている。
図4は、歯面15に形成される目の粗さが異なる凹凸を模式的に示す説明図である。
つかみ歯10においては、歯面15に形成される凹凸であるヤスリ目は、その全面において従来のように一様ではなく、試験片TPの先端部を挟持する領域では目の粗いヤスリ目が形成され、試験片TPの中央部に近い側を挟持する領域では目の細かいヤスリ目が形成されている。図4では目の粗さの異なった3種類のヤスリ目が形成されている。なお、試験片TPの先端部を挟持する領域とは、歯面15において支持軸係合部12に近い側の領域であり、図2のつかみ具1のつかみ歯10において、紙面上側のつかみ具1のより内側に位置する領域である。また、試験片TPの中央部に近い側を挟持する領域とは、歯面15において支持軸係合部12から遠い側の領域であり、図2のつかみ具1のつかみ歯10において、紙面下側の一対のつかみ歯10に対して試験片TPを挿入するための開口部に近い領域である。
一般的に、つかみ歯に形成させた凹凸の目が粗いほど試験片TPを把持するときの力は強く、試験片TPにおける一対のつかみ歯10より挟まれている部分およびその周辺への負担は大きくなる。一方、つかみ歯に形成させた凹凸の目が細かいほど試験片TPを把持するときの力は弱く、試験片TPにおける一対のつかみ歯10より挟まれている部分およびその周辺への負担は小さくなる。上述した歯面15に異なるヤスリ目を複数形成させたつかみ歯10で試験片TPを挟持すると、試験片TPの先端部は粗い目で確実に挟持されるためチャック滑りが防止されるとともに、試験片TPの中央部に近い側では目を細かくすることで試験片TPへの凹凸のくい込みを緩和し、応力の集中を低減してよりチャック切れの発生を防止することができるようになる。
図5は、歯面15に形成される目の粗さが異なる凹凸の変形例を模式的に示す説明図である。
図4では、目の粗さが異なる3種類のヤスリ目を歯面15に形成しているが、これに限定されない。歯面15に形成するやすり目は、2種類でもよく4種類でもよい。さらには、図5に示すように、歯面15において目の粗さが連続的に異なるような凹凸加工を施したものであってもよい。
図6は、他の実施形態に係るつかみ歯20の概要図である。図3に示す実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
このつかみ歯20は、つかみ歯本体21のテーパ状面14とは逆側の面に形成された溝24に、ヤスリ目が形成された歯面25を有する板部材23を挿着したものである。歯面25に形成されるヤスリ目は、図4および図5に示した異なる目の凹凸と同様のものが形成されている。図2のつかみ具1に、このつかみ歯20を装着することで、上述したつかみ歯10を装着した場合と同様に、試験片TPの先端部は歯面25の粗いヤスリ目で確実に挟持されるためチャック滑りが防止されるとともに、試験片TPの中央部に近い側では歯面25の細かいヤスリ目による把持により試験片TPへの凹凸のくい込みを緩和し、応力の集中を低減してよりチャック切れの発生を防止することができる。なお、つかみ歯20の板部材23における、歯面25の支持軸係合部12とは逆側となる先端部分には、つかみ歯10の歯面15と同様の小さなR加工が施されている。
図7は、さらに他の実施形態に係るつかみ歯30の概要図である。なお、図6に示す実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
このつかみ歯30は、先に図6に示したつかみ歯20とは異なり、つかみ歯本体21に形成された溝24に、それぞれ異なるヤスリ目を形成した歯面を有する小板部材33a、33b、33cを装着している。なお、小板部材33a、33b、33cは、やすり目が最も細かい小板部材33aから順に溝24に挿入され、ヤスリ目が最も粗い歯面を有する小板部材33cの上部を、図示を省略した押さえ部材により押さえることにより小板部材33a、33b、33cがつかみ歯本体21に固定される。
なお、つかみ歯30における、溝24に挿入される複数の小板部材33a、33b、33cのうち、少なくともつかみ歯30の先端側に配置される小板部材33aの歯面側の先端部(図7における紙面下側)には、つかみ歯20の板部材23における、歯面25の支持軸係合部12とは逆側となる先端部分と同様の小さなR加工が施されている。
図2のつかみ具1に、このつかみ歯30を装着することで、上述したつかみ歯10またはつかみ歯20を装着した場合と同様に、試験片TPの先端部は板部材33cのヤスリ目の粗い歯面で確実に挟持されるためチャック滑りが防止されるとともに、試験片TPの中央部に近い側では板部材33aのヤスリ目の細かい歯面による挟持により試験片TPへの凹凸のくい込みを緩和し、応力の集中を低減してよりチャック切れの発生を防止することができる。
1 つかみ具
2 つかみ具本体
4 くさび作用面
8 支持軸
10 つかみ歯
12 支持軸係合部
14 テーパ状面
15 歯面
20 つかみ歯
21 つかみ歯本体
23 板部材
24 溝
25 歯面
30 つかみ歯
33a、33b、33c 小板部材
TP 試験片

Claims (4)

  1. 試験片に引張荷重を負荷して試験を行う材料試験機のつかみ具に装着され、前記試験片を挟持するつかみ歯であって、
    前記つかみ歯の歯面には、複数の目の粗さが異なる凹凸が形成され、前記複数の目の粗さが異なる凹凸のうち、前記試験片の先端部を挟持する領域ほど目が粗く、前記試験片の中央に近い部分を挟持する領域ほど目が細かいことを特徴とするつかみ歯。
  2. 請求項1に記載のつかみ歯において、
    前記つかみ歯は、つかみ歯本体と、該つかみ歯本体に形成された溝に挿入される板部材からなり、前記歯面は前記板部材の外側を向く面に形成されているつかみ歯。
  3. 請求項2に記載のつかみ歯において、
    前記板部材は、互いに目の粗さの異なる凹凸が形成されている複数の小板部材の組み合わせからなるつかみ歯。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のつかみ歯を装着したつかみ具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109765095A (zh) * 2019-03-13 2019-05-17 贵州钢绳股份有限公司 直接用夹具夹持30~45mm直径钢丝绳拉伸试验方法的夹具
CN111929176A (zh) * 2020-06-30 2020-11-13 湖州和通电梯部件有限公司 一种电梯导轨生产用抗弯性检测装置
EP3967453A3 (de) * 2020-07-22 2022-03-23 Scherdel Innotec Forschungs- Und Entwicklungs GmbH Spannbacke, einspannvorrichtung und zugprüfmaschine

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