JP2016101868A - サスペンション制御装置、サスペンション制御方法 - Google Patents

サスペンション制御装置、サスペンション制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サスペンション性能の低下を抑制する。【解決手段】バネ上挙動推定部21が車輪速VwFL〜VwRRに応じて車両のバネ上挙動を推定する。そして、減衰力制御部22がバネ上挙動に応じてサスペンションの減衰力を制御する。また、横加速度推定部23が車両の横加速度aを推定し、横加加速度算出部24が横加速度aの単位時間あたりの変化率である横加加速度jを算出する。そして、制限部25により、横加速度aが予め定めた閾値a1を超えている、又は横加加速度jが予め定めた閾値j1を超えているときに、減衰力制御部22が制御する減衰力を予め定めた上限値FMAX又は下限値FMINで制限する。【選択図】図1

Description

本発明は、サスペンション制御装置、及びサスペンション制御方法に関する。
特許文献1に記載の従来技術では、加速度センサで検出したバネ上挙動に応じて、ショックアブソーバにおける減衰力の前後配分を可変にすることにより、旋回時におけるステア特性の変化を抑制し、サスペンション性能の向上を図っている。
特開2001−1733号公報
加速度センサを搭載していない場合、例えば車輪速に応じてバネ上挙動を推定することもできるが、加速度センサで検出するような精度には及ばないため、その推定精度が低下するとサスペンション性能に影響を与えてしまう。
本発明の課題は、サスペンション性能の低下を抑制することである。
本発明の一態様に係るサスペンション制御装置は、車輪速を検出し、検出した車輪速に応じて車両のバネ上挙動を推定し、推定したバネ上挙動に応じてサスペンションの減衰力を制御する。また、車両の横加速度を推定し、推定した横加速度の単位時間あたりの変化率である横加加速度を算出する。そして、横加速度が予め定めた横加速度用閾値を超えている、又は横加加速度が予め定めた横加加速度用閾値を超えているときに、減衰力を予め定めた上限値又は下限値で制限する。
本発明によれば、横加速度や横加加速度が予め定めた閾値を超えているとき、減衰力を上限値又は下限値で制限することにより、車輪速から推定することに起因するバネ上挙動の推定精度の低下による減衰力の制御への影響を抑制でき、延いてはサスペンション性能の低下を抑制できる。
サスペンション制御装置を示す概略構成図である。 バネ上挙動推定部21の概略構成を示す図である。 サスペンション制御処理の一例を示すフローチャートである。 横加速度a及び横加加速度jの変化を示す図である。 横加速度a、横加加速度j、及び制御フラグfcのタイムチャートである。 前輪における減衰力の制限を模式的に示した図である。 後輪における減衰力の制限を模式的に示した図である。 比較例を示した図である。 第2実施形態のサスペンション制御処理を示すフローチャートである。 閾値a1の設定に用いるマップである。 閾値j1の設定に用いるマップである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、寸法や比率等は現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成部品の材質、形状、構造、配置等を、下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《第1実施形態》
《構成》
図1は、サスペンション制御装置の概略構成図である。
サスペンション制御装置11は、車輪速センサ12と、操舵角センサ13と、コントローラ14と、ショックアブソーバ15と、を備える。
車輪速センサ12は、各車輪の車輪速VwFL〜VwRRを検出する。車輪速センサ12は、車輪と共に回転し円周に突起部(ギヤパルサ)が形成されたセンサロータと、このセンサロータの突起部に対向して設けられたピックアップコイルを有する検出回路と、を備える。そして、センサロータの回転に伴う磁束密度の変化を、ピックアップコイルによって電圧信号に変換してコントローラ14に出力する。コントローラ14は、入力された電圧信号から車輪速VwFL〜VwRRを判断し、例えば非駆動輪(従動輪)の車輪速平均値や全輪の車輪速平均値を車速として算出する。
操舵角センサ13は、ステアリングシャフトの操舵角θsを検出する。操舵角センサ13は、例えばステアリングシャフトと同期して回転する検出ギヤに内蔵された磁石の回転を、二つのMR(ferro-Magneto Resistance)素子で検出し、ステアリングシャフトの回転に伴う磁界方向のベクトル変化を電気信号に変換してコントローラ14に出力する。コントローラ14は、入力された電気信号からステアリングシャフトの操舵角θsを判断する。なお、コントローラ14は、右旋回を正の値として処理し、左旋回を負の値として処理する。
コントローラ14は、例えばマイクロコンピュータからなり、スカイフック理論に基づく減衰力制御により、ショックアブソーバ15を駆動する。
ショックアブソーバ15は、車両のばね下(アクスルや車輪等)とばね上(車体等)との間に設けられたコイルスプリングの弾性運動を減衰する減衰力発生装置であり、アクチュエータの作動により、減衰力を連続的に調整可能に構成されている。ショックアブソーバ15は、流体が封入されたシリンダと、このシリンダ内をストロークするピストンと、シリンダ及びピストンの相対変位に伴って流体が移動する流路と、流路の断面積を変化させるアクチュエータと、を備える。流路の断面積を小さくするほど、減衰力は高く、シリンダ及びピストンの相対変位が制限される。一方、流路の断面積を大きくするほど、減衰力は低く、シリンダ及びピストンの相対変位が許容される。
コントローラ14は、バネ上挙動推定部21と、減衰力制御部22と、横加速度推定部23と、横加加速度算出部24と、制限部25と、を備える。
図2は、バネ上挙動推定部21の概略構成を示す図である。
バネ上挙動推定部21は、基準車輪速算出部31と、振動周波数算出部32と、偏差算出部33と、GEO変換部34と、ストローク速度校正部35と、信号処理部36と、を備える。
基準車輪速算出部31は、各車輪毎の基準車輪速VsFL〜VsRRを算出する。基準車輪速VsFL〜VsRRとは、各車輪速VwFL〜VwRRから、車体のバウンス、ロール、ピッチ等に伴って変動する成分を除去した値に相当する。したがって、車輪速センサ値と基準車輪速との差分は、車体のバウンス、ロール、ピッチ等によって発生するストローク速度と相関がある。
基準車輪速算出部31では、先ず車体プランビューモデルに基づいて、第1の基準車輪速V1FL〜V1RRを算出する。
プランビューモデルを下記の式1に示す。ここで、V0FL〜V0RRは車輪速、Vは車速、Tfは前輪トレッド、Trは後輪トレッド、γはヨーレート、δfは前輪舵角、δrは後輪舵角、Vyは車体横速度、Lfは車両重心位置から前輪車軸までの距離、Lrは車両重心位置から後輪車軸までの距離である。後輪舵角δrは、後輪転舵機構がなければ0である。
[式1]
V0FL=(V−Tf/2・γ)cosδf+(Vy+Lf・γ)sinδf
V0FR=(V+Tf/2・γ)cosδf+(Vy+Lf・γ)sinδf
V0RL=(V−Tr/2・γ)cosδr+(Vy−Lr・γ)sinδr
V0RR=(V+Tr/2・γ)cosδr+(Vy−Lr・γ)sinδr
ここで、車両に横すべりがなく、車体横速度Vyが0であるとする。そして、車速Vを第一の基準車輪速V1FL〜V1RRとし、この第一の基準車輪速V1FL〜V1RRについて解くと、下記の式2となる。車輪速V0FL〜V0RRには、車輪速センサ12で検出した車輪速VwFL〜VwRRを代入する。
[式2]
V1FL={(V0FL−Lf・γsinδf)/cosδf}+(Tf/2・γ)
V1FR={(V0FR−Lf・γsinδf)/cosδf}−(Tf/2・γ)
V1RL={(V0RL+Lr・γsinδr)/cosδr}+(Tr/2・γ)
V1RR={(V0RR+Lf・γsinδf)/cosδr}−(Tr/2・γ)
また、車体フロントビューモデルに基づいて、第二の基準車輪速V2及びV2を算出する。車体フロントビューモデルとは、車両を前方から見たときに、車両重心点を通る鉛直線上のロール回転中心周りに発生するロール運動によって生じる車輪速差を除去するものであり、下記の式3で表される。
[式3]
V2=(V1FL+V1FR)/2
V2=(V1RL+V1RR)/2
これにより、ロールに基づく外乱を除去した第二の基準車輪速V2及びV2が得られる。
また、車体サイドビューモデルに基づいて、第三の基準車輪速V3FL〜V3RRを算出する。車体サイドビューモデルとは、車両を横方向から見たときに、車両重心点を通る鉛直線上のピッチ回転中心周りに発生するピッチ運動によって生じる車輪速差を除去するものであり、下記の式4で表される。
[式4]
V3FL=V3FR=V3RL=V3RR
={Lr/(Lf+Lr)}V2+{Lf/(Lf+Lr)}V2
そして、前述した式1において、車速Vに、第三の基準車輪速V3FL=V3FR=V3RL=V3RRを代入してからV0FL〜V0RRについて解いたものを、基準車輪速VsFL〜VsRRとする。
なお、車体横速度Vyは、加速度センサで検出した横加速度から求めてもよいし、後述する横加速度推定部23で推定する横加速度から求めてもよい。また、ヨーレートγは、ヨーレートセンサで検出してもよいし、車輪速VwFL〜VwRRから推定してもよい。例えば、下記の式5に従い、車輪速VwFL〜VwRRからヨーレートγを推定する。Tはトレッドである。
[式5]
Vw=(VwFL+VwRL)/2
Vw=(VwFR+VwRR)/2
γ=(Vw−Vw)/T
上記が基準車輪速算出部31の説明である。
振動周波数算出部32は、基準車輪速ωFL〜ωRRに基づいて、タイヤ回転振動周波数を算出する。
偏差算出部33は、基準車輪速ωFL〜ωRRと、車輪速VwFL〜VwRR(センサ値)との偏差ΔωFL〜ΔωRRを算出する。
GEO変換部34は、偏差ΔωFL〜ΔωRRを、サスペンションのストローク量に変換する。これは、偏差ΔωFL〜ΔωRRが、サスペンションのストロークに伴う車輪速変動に相当することに基づいている。サスペンションは、上下方向にのみストロークするのではなく、ストロークに伴って車輪回転中心が前後に移動するものであり、さらに車輪速センサ12を搭載したアクスル自体も傾きを持ち、車輪との回転角差が生じる。この前後移動に伴って車輪速が変化するため、基準車輪速と車輪速センサ値との偏差が、サスペンションのストロークに伴う変動として抽出することができる。なお、どの程度の変動が生じるかは、サスペンションジオメトリによって異なる。
ストローク速度校正部35は、サスペンションのストローク量を、ストローク速度VzFL〜VzRRに校正する。
信号処理部36は、ストローク速度VzFL〜VzRRに対して、タイヤ回転振動周波数に応じたバンドエリミネーションフィルタを作用させることでタイヤ回転一次振動成分を除去し、最終的なストローク速度VzFL〜VzRRを算出する。このストローク速度VzFL〜VzRRにより、バウンス、ロール、ピッチ等のバネ上挙動を推定する。
上記がバネ上挙動推定部21の説明である。
減衰力制御部22は、バネ上挙動推定部21で推定したストローク速度VzFL〜VzRRに応じて、スカイフック理論に基づく減衰力制御を実行し、ショックアブソーバ15の減衰力を制御する。
横加速度推定部23は、横加速度変換のための2輪モデルに従い、操舵角θs、及び車速Vに応じて、横加速度a[m/s]を推定する。
横加加速度算出部24は、横加速度aの時間微分により、横加速度aの単位時間あたりの変化率である横加加速度j[m/s]を算出する。横加加速度jは、躍度とも呼ばれる。
制限部25は、横加速度の絶対値|a|が予め定めた閾値a1を超えている、又は横加加速度の絶対値|j|が予め定めた閾値j1を超えているときに、減衰力制御部22が制御する減衰力F[kgf]を予め定めた上限値FMAX又は下限値FMINで制限する。具体的には、前輪の減衰力を下限値FMINで制限し、後輪の減衰力を上限値FMAXで制限する。
閾値a1及び閾値j1は、乗員(特に運転者)がアンダーステアやオーバーステア等のステア特性を感じやすく、だからこそサスペンション性能を認識しやすい領域で設定される。また、制限の開始と終了とが繰り返されるハンチングを避けるために、制限を開始した後は、横加速度の絶対値|a|が閾値a1よりも所定量だけ小さな閾値a2を下回るとき、又は横加加速度の絶対値|j|が閾値j1よりも所定量だけ小さな閾値j2を下回るときに、制限を終了(解除)する。
次に、コントローラ14で所定時間(例えば10msec)毎に実行するサスペンション制御処理について説明する。
図3は、サスペンション制御処理の一例を示すフローチャートである。
先ずステップS101は、バネ上挙動推定部21での処理に対応し、バネ上挙動としてストローク速度VzFL〜VzRRを推定する。
続くステップS102は、横加速度推定部23での処理に対応し、操舵角θsに応じて横加速度aを推定する。
続くステップS103は、横加加速度算出部24での処理に対応し、横加速度aに応じて横加加速度jを算出する。
続くステップS104では、横加速度aが閾値a1を超えているか、又は横加加速度jが閾値j1を超えているか否かを判定する。横加速度aが閾値a1以下であり、且つ横加加速度jが閾値j1以下であるときにはステップS105に移行する。一方、横加速度aが閾値a1を超えている、又は横加加速度jが閾値j1を超えているときにはステップS107に移行する。
ステップS105では、制御フラグがfc=0にリセットされているか否かを判定する。制御フラグがfc=0にリセットされているときには、減衰力に対する制限を開始していないと判断してステップS106に移行する。一方、制御フラグがfc=1にセットされているときには、減衰力に対する制限を開始していると判断してステップS109に移行する。
ステップS106では、減衰力に対する制限はせずに、通常通りストローク速度VzFL〜VzRRに応じた減衰力制御を実行してから所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS107では、制御フラグをfc=1にセットする。
続くステップS108では、減衰力を上限値FMAX又は下限値FMINで制限しつつ、ストローク速度VzFL〜VzRRに応じた減衰力制御を実行してから所定のメインプログラムに復帰する。すなわち、前輪の減衰力を下限値FMINで制限し、後輪の減衰力を上限値FMAXで制限する。
ステップS109では、横加速度aが閾値a2以下であり、且つ横加加速度jが閾値j2以下であるか否かを判定する。なお、a1>a2であり、j1>j2である。横加速度aが閾値a2を超えている、又は横加加速度jが閾値j2を超えているときには、減衰力に対する制限を維持する必要があると判断してステップS108に移行する。一方、横加速度aが閾値a2以下であり、且つ横加加速度jが閾値j1以下であるときには、減衰力に対する制限を終了(解除)する必要があると判断してステップS110に移行する。
ステップS110では、制御フラグをfc=0にリセットしてからステップS106に移行する。
上記がサスペンション制御処理の説明である。
《作用》
次に、第1実施形態の作用について説明する。
ストローク速度を含めたバネ上挙動は、加速度センサによって高精度に検出することができるが、加速度センサを搭載していない場合でも、車輪速に応じてバネ上挙動を推定する。但し、バネ上挙動の推定は、加速度センサで検出するような精度には及ばないため、その推定精度が低下するときに、サスペンション性能に影響を与えてしまう。
そこで、操舵角を検出し、検出した操舵角に応じて車両の横加速度aを推定し(ステップS102)、この横加速度aに応じて横加加速度jを算出する(ステップS103)。そして、横加速度aが閾値a1を超えているとき、又は横加加速度jが閾値j1を超えているときには(ステップS104の判定が“Yes”)、運転者がステア特性を感じやすいシーンであるため、減衰力を上限値FMAX又は下限値FMINで制限しつつ、ストローク速度VzFL〜VzRRに応じた減衰力制御を実行する(ステップS108)。これにより、横加速度aや横加加速度jが増加するようなシーンで、バネ上挙動の推定精度が低下したとしても、減衰力の制御に影響が及ぶことを抑制でき、延いてはサスペンション性能の低下を抑制できる。
具体的には、前輪の減衰力を下限値FMINで制限し、後輪の減衰力を上限値FMAXで制限する。このように、前輪の減衰力が下がり過ぎることを抑制し、後輪の減衰力が上がり過ぎることを抑制することにより、相対的に前輪の接地性(グリップ)が向上するので、旋回性能を向上させることができる。
また、制限を開始した後は(ステップS105の判定が“No”)、横加速度の絶対値|a|が閾値a1よりも小さな閾値a2を下回るとき、又は横加加速度の絶対値|j|が閾値j1よりも小さな閾値j2を下回るときに(ステップS109の判定が“Yes”)、制限を終了(解除)する。これにより、制限の開始と終了とが繰り返されるハンチングを避けることができる。
S字コーナを旋回するときの動作を一例に説明する。
図4は、横加速度a及び横加加速度jの変化を示す図である。
ここでは、横加速度aを横軸とし、横加加速度jを縦軸としており、何れも右旋回を正の値とし、左旋回を負の値としている。そして、S字コーナを旋回したときに、横加速度a及び横加加速度jがどのように変化しているかを破線で示し、そのうち、減衰力を制限しているときの変化を太い実線で示している。
先ず、右方向への操舵を開始すると、横加速度a及び横加加速度jが共に正の領域で増加し、横加速度aが正の領域で閾値a1以下であっても、横加加速度jが正の領域で閾値j1を上回るときに、減衰力の制限が開始される。そして、横加速度aが閾値a1に近づく頃に、横加加速度jは正の領域で減少に転じる。このとき、横加加速度jが正の領域で閾値j2以下になっても、横加速度aが正の領域で閾値a2を上回っていることで、減衰力の制限が維持される。その後、右方向への操舵がピークを過ぎ、中立位置へと戻り始めると、横加速度aが正の領域で減少に転じ、横加加速度jは負の領域で減少してゆく。そして、横加速度aが正の領域で閾値a2以下になると、横加加速度jが負の領域で増加に転じ、閾値−j2以上になると、減衰力の制限が終了する。
続いて、左方向への操舵へと転じると、横加速度a及び横加加速度jが共に負の領域で減少し、横加速度aが負の領域で閾値−a1以上であっても、横加加速度jが負の領域で閾値j1を下回るときに、減衰力の制限が再開される。そして、横加速度aが閾値−a1に近づく頃に、横加加速度jは負の領域で増加に転じる。このとき、横加加速度jが負の領域で閾値j2以上になっても、横加速度aが負の領域で閾値−a2を下回っていることで、減衰力の制限が維持される。その後、左方向への操舵がピークを過ぎ、中立位置へと戻り始めると、横加速度aが負の領域で増加に転じ、横加加速度jは正の領域で増加してゆく。そして、横加速度aが負の領域で閾値−a2以上になると、横加加速度jが正の領域で減少に転じ、閾値j2以下になると、減衰力の制限が終了する。
図5は、横加速度a、横加加速度j、及び制御フラグfcのタイムチャートである。
時点t1では、横加速度aが正の領域で閾値a1以下であるが、横加加速度jが正の領域で閾値j1より大きくなることで、制御フラグがfc=1にセットされ、減衰力の制限が開始される。
時点t2では、横加速度aが正の領域で閾値a2以下であり、且つ横加加速度jが負の領域で閾値−j2以上となることで、制御フラグがfc=0にリセットされ、減衰力の制限が終了される。
時点t3では、横加速度aが負の領域で閾値−a1より大きいが、横加加速度jが負の領域で閾値j1より小さくなることで、制御フラグがfc=1にセットされ、減衰力の制限が開始される。
時点t4では、横加速度aが負の領域で閾値−a2以上であり、且つ横加加速度jが正の領域で閾値j2以下となることで、制御フラグがfc=0にリセットされ、減衰力の制限が終了される。
図6は、前輪における減衰力の制限を模式的に示した図である。
図中の(a)は制限前の減衰力を示し、(b)は制限後の減衰力を示す。前輪の減衰力が下がり過ぎることを抑制することにより、相対的に前輪の接地性(グリップ)が向上するので、旋回性能を向上させることができる。
図7は、後輪における減衰力の制限を模式的に示した図である。
図中の(a)は制限前の減衰力を示し、(b)は制限後の減衰力を示す。後輪の減衰力が上がり過ぎることを抑制することにより、相対的に前輪の接地性(グリップ)が向上するので、旋回性能を向上させることができる。
図8は、比較例を示した図である。
図中の(a)は前輪における減衰力を所定量だけ増加補正したものであり、(b)は後輪における減衰力を所定量だけ減少補正したものである。このように、減衰力を単にオフセットするだけでは、バネ上挙動の推定精度が低下したときに、減衰力の制御に多大な影響が及ぶことになる。例えば、前後のバランスが不均衡になったり、センシング、演算処理、及びアクチュエーションによる遅れ時間が発生したりすることで、ピッチングを励起又は助長してしまう可能性がある。
しかしながら、第1実施形態のように、横加速度aや横加加速度jが増加するようなシーンで、減衰力を上限値FMAX又は下限値FMINで制限することで、バネ上挙動の推定精度が低下したとしても、減衰力の制御に影響が及ぶことを抑制できる。また、前後のバランスが不均衡になるのは、減衰力を上限値FMAX又は下限値FMINで制限している僅かな時間だけであり、サスペンション性能に大きな影響を与えることはない。さらに、減衰力を上限値FMAX又は下限値FMINで制限しているだけなので、遅れ時間が発生することもなく、やはりサスペンション性能に大きな影響を与えることはない。発明者らの実験によれば、上記のように減衰力を制限することで、減衰力をオフセットするものよりも、ピッチレート成分を20%以上低減できることが判明している。
《変形例》
第1実施形態では、操舵角センサ13で操舵角θsを検出し、この操舵角θに応じて車両の横加速度aを推定しているが、これに限定されるものではない。例えば、車輪速センサ12で検出した車輪速VwFL〜VwRRを参照し、左右輪の車輪速差に基づいて、車両の横加速度aを推定してもよい。このように、左右輪の車輪速差に基づいて、車両の横加速度aを推定すれば、操舵角センサ13を省略することができる。
《対応関係》
車輪速センサ12が「車輪速検出部」に対応する。バネ上挙動推定部21、ステップS101の処理が「バネ上挙動推定部」に対応する。減衰力制御部22、ステップS106、S108の処理が「減衰力制御部」に対応する。操舵角センサ13が「操舵角検出部」に対応する。横加速度推定部23、ステップS102の処理が「横加速度推定部」に対応する。横加加速度算出部24、ステップS103の処理が「横加加速度推定部」に対応する。制限部25、ステップS104、S109の処理が「制限部」に対応する。
《効果》
次に、第1実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第1実施形態に係るサスペンション制御装置は、車輪速センサ12が車輪速VwFL〜VwRRを検出し、バネ上挙動推定部21が車輪速VwFL〜VwRRに応じて車両のバネ上挙動を推定する。そして、減衰力制御部22がバネ上挙動に応じてサスペンションの減衰力を制御する。また、横加速度推定部23が車両の横加速度aを推定し、横加加速度算出部24が横加速度aの単位時間あたりの変化率である横加加速度jを算出する。そして、制限部25により、横加速度aが予め定めた閾値a1を超えている、又は横加加速度jが予め定めた閾値j1を超えているときに、減衰力制御部22が制御する減衰力を予め定めた上限値FMAX又は下限値FMINで制限する。
このように、横加速度aが閾値a1を超えている、又は横加加速度jが閾値j1を超えているとき、減衰力を上限値FMAX又は下限値FMINで制限することで、車輪速VwFL〜VwRRから推定することに起因するバネ上挙動の推定精度の低下による減衰力の制御への影響を抑制でき、延いてはサスペンション性能の低下を抑制できる。
(2)第1実施形態に係るサスペンション制御装置は、制限部25により、前輪の減衰力を下限値FMINで制限する。
このように、前輪の減衰力を下限値FMINで制限することにより、前輪の減衰力が下がり過ぎることを抑制できる。したがって、相対的に前輪の接地性(グリップ)が向上するので、旋回性能を向上させることができる。
(3)第1実施形態に係るサスペンション制御装置は、制限部25により、後輪の減衰力を上限値FMAXで制限する。
このように、後輪の減衰力を上限値FMAXで制限することにより、後輪の減衰力が上がり過ぎることを抑制できる。したがって、相対的に前輪の接地性(グリップ)が向上するので、旋回性能を向上させることができる。
(4)第1実施形態に係るサスペンション制御装置は、操舵角センサ13が操舵角θsを検出し、横加速度推定部23が操舵角θに応じて車両の横加速度aを推定する。
このように、操舵角センサ13で検出した操舵角θを用いることで、車両の横加速度aを容易に、且つ精度よく推定することができる。
(5)第1実施形態に係るサスペンション制御方法は、車輪速VwFL〜VwRRに応じて車両のバネ上挙動を推定し、バネ上挙動に応じてサスペンションの減衰力を制御する。また、車両の横加速度aを推定し、横加速度aの単位時間あたりの変化率である横加加速度jを算出する。そして、横加速度aが予め定めた閾値a1を超えている、又は横加加速度jが予め定めた閾値j1を超えているときに、減衰力を予め定めた上限値FMAX又は下限値FMINで制限する。
このように、横加速度aが閾値a1を超えている、又は横加加速度jが閾値j1を超えているとき、減衰力を上限値FMAX又は下限値FMINで制限することで、車輪速VwFL〜VwRRから推定することに起因するバネ上挙動の推定精度の低下による減衰力の制御への影響を抑制でき、延いてはサスペンション性能の低下を抑制できる。
《第2実施形態》
《構成》
第2実施形態は、閾値a1及び閾値j1を、車速Vに応じて可変にするものである。
装置構成につては、前述した第1実施形態と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
図9は、第2実施形態のサスペンション制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、ステップS201、S202の処理を追加したことを除いては、前述した第1実施形態と同様の処理を実行するため、共通する部分については、詳細な説明を省略する。
ステップS201は、ステップS103の後に処理され、予め定めたマップを参照し、車速Vに応じて横加速度用の閾値a1及びa2を設定する。
図10は、閾値a1の設定に用いるマップである。
ここでは、座標横軸に車速Vをとり、座標縦軸に閾値a1をとる。また、車速Vについては、0よりも大きなV1と、このV1よりも大きなV2と、このV2よりも大きなV3と、を予め定める。車速Vにおいて、0からV1の範囲を低速領域とし、V2からV3の範囲を中速領域とし、V3よりも大きい範囲を高速領域とする。また、閾値a1については、0よりも大きな基準値a1と、このa1よりも大きいa1と、を予め定める。
このマップによれば、車速VがV2より大きな範囲である中速領域及び高速領域にあるときは、閾値a1が基準値a1を維持する。また、車速VがV1からV2の範囲にあるときには、車速Vが低いほど、閾値a1がa1からa1の範囲で大きくなる。また、車速Vが0から1の範囲である低速領域にあるときには、閾値a1がa1を維持する。すなわち、車速Vが低速領域にあるときには、中速領域及び高速領域にあるときよりも、減衰力に対する制限を開始しにくくする。
一方、閾値a2は、閾値a1よりも所定量だけ小さな値として設定する。
続くステップS202では、予め定めたマップを参照し、車速Vに応じて横加加速度用の閾値j1を設定する。
図11は、閾値j1の設定に用いるマップである。
ここでは、座標横軸に車速Vをとり、座標縦軸に閾値j1をとる。また、車速Vについては、0よりも大きなV1と、このV1よりも大きなV2と、このV2よりも大きなV3と、を予め定める。車速Vにおいて、0からV1の範囲を低速領域とし、V2からV3の範囲を中速領域とし、V3よりも大きい範囲を高速領域とする。また、閾値j1については、0よりも大きな基準値j1と、このj1よりも大きいj1と、を予め定める。
このマップによれば、車速VがV2より大きな範囲である中速領域にあるときには、閾値j1が基準値j1を維持する。また、車速VがV1からV2の範囲にあるときには、車速Vが低いほど、閾値j1がj1からj1の範囲で大きくなる。また、車速Vが0から1の範囲である低速領域にあるときには、閾値j1がj1を維持する。また、車速VがV3より大きな範囲である高速領域にあるときには、車速Vが高いほど、閾値j1がj1よりも大きくなる。すなわち、車速Vが低速領域にあるときには、中速領域にあるときよりも、減衰力に対する制限を開始しにくくする。また、車速Vが高速領域にるときには、中速領域にあるときよりも、減衰力に対する制限を開始しにくくする。
一方、閾値j2は、閾値j1よりも所定量だけ小さな値として設定する。
上記が第2実施形態のサスペンション制御処理である。
《作用》
次に、第2実施形態の作用について説明する。
閾値a1及びa2、並びに閾値j1及びj2は、一定にするよりも、車速Vに応じて可変とすることが望ましい。そこで、車速Vが中速領域及び高速領域にあるときには、閾値a1を基準値a1に設定し、中速領域を下回って低速になるほど、閾値a1を基準値a1よりも大きく設定する。また、車速Vが予め定めた中速領域にあるときには、閾値j1を基準値j1に設定し、中速領域を下回って低速になるほど、閾値j1を基準値j1よりも大きく設定し、且つ中速領域を上回って高速になるほど、閾値j1を基準値j1よりも大きく設定する。
このように、車速Vが低速領域にあるときには、中速領域及び高速領域にあるときよりも、減衰力に対する制限を開始しにくくすることで、低速領域のように運転者がステア特性を感じにくいシーンにおいて、不必要に減衰力が制限されることを抑制できる。また、車速Vが低速領域にあるときには、中速領域にあるときよりも、減衰力に対する制限を開始しにくくすることで、低速領域のように運転者がステア特性を感じにくいシーンにおいて、不必要に減衰力が制限されることを抑制できる。また、高速になるほど横加加速度jは増加しにくくなるため、車速Vが高速領域にるときには、中速領域にあるときよりも、減衰力に対する制限を開始しにくくする。これにより、実態に即した閾値の設定を行うことができる。
第2実施形態において、前述した第1実施形態と共通する部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
《効果》
次に、第2実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第2実施形態に係るサスペンション制御装置は、車速Vが中速領域及び高速領域にあるときは、閾値a1を基準値a1に設定し、中速領域を下回って低速になるほど、閾値a1を基準値a1よりも大きく設定する。
このように、車速Vが低速領域にあるときには、中速領域及び高速領域にあるときよりも、減衰力に対する制限を開始しにくくすることで、低速領域のように運転者がステア特性を感じにくいシーンにおいて、不必要に減衰力が制限されることを抑制できる。
(2)第2実施形態に係るサスペンション制御装置は、また、車速Vが予め定めた中速領域にあるときには、閾値j1を基準値j1に設定し、中速領域を下回って低速になるほど、閾値j1を基準値j1よりも大きく設定し、且つ中速領域を上回って高速になるほど、閾値j1を基準値j1よりも大きく設定する。
このように、車速Vが低速領域にあるときには、中速領域にあるときよりも、減衰力に対する制限を開始しにくくすることで、低速領域のように運転者がステア特性を感じにくいシーンにおいて、不必要に減衰力が制限されることを抑制できる。また、車速Vが高速領域にるときには、中速領域にあるときよりも、減衰力に対する制限を開始しにくくすることで、実態に即した閾値の設定を行うことができる。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。また、各実施形態は、任意に組み合わせて採用することができる。
11 サスペンション制御装置
12 車輪速センサ
13 操舵角センサ
14 コントローラ
15 ショックアブソーバ
21 バネ上挙動推定部
22 減衰力制御部
23 横加速度推定部
24 横加加速度算出部
25 制限部
31 基準車輪速算出部
32 振動周波数算出部
33 偏差算出部
34 GEO変換部
35 ストローク速度校正部
36 信号処理部

Claims (7)

  1. 車輪速を検出する車輪速検出部と、
    前記車輪速検出部で検出した車輪速に応じて車両のバネ上挙動を推定するバネ上挙動推定部と、
    前記バネ上挙動推定部で推定したバネ上挙動に応じてサスペンションの減衰力を制御する減衰力制御部と、
    車両の横加速度を推定する横加速度推定部と、
    前記横加速度推定部で推定した横加速度の単位時間あたりの変化率である横加加速度を算出する横加加速度算出部と、
    前記横加速度推定部で推定した横加速度が予め定めた横加速度用閾値を超えている、又は前記横加加速度算出部で算出した横加加速度が予め定めた横加加速度用閾値を超えているときに、前記減衰力制御部が制御する減衰力を予め定めた上限値又は下限値で制限する制限部と、を備えることを特徴とするサスペンション制御装置。
  2. 前記制限部は、
    前輪の前記減衰力を前記下限値で制限することを特徴とする請求項1に記載のサスペンション制御装置。
  3. 前記制限部は、
    後輪の前記減衰力を前記上限値で制限することを特徴とする請求項1又は2に記載のサスペンション制御装置。
  4. 前記横加速度用閾値は、
    車速が予め定めた中速領域及び高速領域にあるときに予め定めた横加速度用基準値を維持し、前記中速領域を下回って低速になるほど前記横加速度用基準値よりも大きくなることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のサスペンション制御装置。
  5. 前記横加加速度用閾値は、
    車速が予め定めた中速領域にあるときに予め定めた横加加速度用基準値を維持し、前記中速領域を下回って低速になるほど前記横加加速度用基準値よりも大きくなり、且つ前記中速領域を上回って高速になるほど前記横加加速度用基準値よりも大きくなることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のサスペンション制御装置。
  6. 操舵角を検出する操舵角検出部を備え、
    前記横加速度推定部は、
    前記操舵角検出部で検出した操舵角に応じて車両の横加速度を推定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のサスペンション制御装置。
  7. 車輪速に応じて車両のバネ上挙動を推定し、前記バネ上挙動に応じてサスペンションの減衰力を制御し、
    車両の横加速度を推定し、前記横加速度の単位時間あたりの変化率である横加加速度を算出し、前記横加速度が予め定めた横加速度用閾値を超えている、又は前記横加加速度が予め定めた横加加速度用閾値を超えているときに、前記減衰力を予め定めた上限値又は下限値で制限することを特徴とするサスペンション制御方法。
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