JP6264047B2 - 車体制振制御装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の従来の車体制振制御装置は、車両のピッチ・バウンスの振動を抑制するよう車輪トルクを補償するための補償成分を算出する補償成分決定部と、補償成分を車輪トルク制御手段へ与える際の補償成分の制御ゲインを調整制御する制御ゲイン調整部とを備え、補償成分、車両の前後方向若しくは上下方向振動又はピッチ・バウンス振動の振動振幅が所定幅以上となる状態が所定時間にわたって継続したときは、制御ゲインを低減して、車輪と路面間で発生する車輪トルクを制御するようにしている。
図1に示すように、車両は、バネ上荷重としての車体100が、バネ下荷重としての車輪(左右前輪102FL、102FRおよび左右の後輪102RL、102RR)にそれぞれ並列配置したバネSF、SRおよびショクアブソーバAF、ARを介して支持されている。なお、各車輪は図示しない複数のアームあるいはリンクにより車体100に上下方向に揺動可能に支持されている。
なお、本実施例では、後輪102RL、102RRは駆動輪としてあるが、前輪102FL、102FRのみを駆動輪としたり、あるいは全輪を駆動輪としたりしてもよい。
このECM101には、通常のエンジン制御の場合のように、アクセル開度センサ105の他、エンジン回転数センサ、エンジン水温センサ、排気温度センサなどの種々のセンサからの信号が入力されるが、図2ではこれらのセンサの図示は省略している。
すなわち、同図に示すように、ECM101は、要求制駆動トルク算出部1と、上下力算出部2と、車輪速変動補正部3と、横加速度推定部4と、サスジオ定数算出部5と、旋回抵抗算出部6と、バネ上挙動推定部7と、荷重安定化制駆動力指令値算出部8と、荷重付加制駆動力指令値算出部9と、補正トルク指令値算出部10と、トルク指令値演算部11とを備えている。
なお、ここで「サスジオ」とは、サスペンションジオメトリを略記したもので、サスペンションのアームやリンクの長さおよびそれらの取付け位置の幾何学的関係を決めるものであり、各車輪を車体に対して所望の動きをさせるためのものである。
以下、上記各部につき、説明する。
なお、ここで、サスジオ定数とは、車輪の前後位置から車輪の上下変位を求めるために用いるもので、この詳細については後で説明する。サスジオ定数算出部5は、本発明のサスジオ定数算出手段に相当する。
ここで、バネ上挙動としては、車体100のピッチ、バウンス、およびこれらの速度(レイト)等を算出するが、詳しい算出方法は後で説明する。
なお、バネ上挙動推定部7は、本発明のバネ上挙動推定手段に相当する。
すなわち、図4に示すように、イグニッションキーをオンにしてECM1010を稼働させると、ECM101は初期化の後、ステップS1で車両の走行状態の読み込みを行う。
すなわち、ステップS1では、ECM101が、各車輪速センサ103FL、103FR、103RL、103RRから各車輪の車輪速信号を、ブレーキストロークセンサ104からブレーキ操作量信号を、アクセル開度センサ105からアクセル開度信号を、また操舵角センサ111から操舵角信号を、と制御に必要な種々の信号をそれぞれ読み込む。続いて、ステップS2へ進む。
すなわち、要求制駆動トルク算出部1は、アクセル開度センサ105から入力されたアクセル開度信号とブレーキストロークセンサ104から入力されたブレーキ操作量信号とに基づき、要求制駆動トルクを算出する。このため、要求制駆動トルク算出部1は、アクセル開度と要求制駆動トルクとの関係を記憶したマップ(アクセル開度が大きくなるほど要求制駆動トルクが大きくなる)と、ブレーキ操作量と要求制駆動トルクとの関係を記憶したマップ(ブレーキ操作量が大きくなるほど要求制駆動トルクが小さくなる)とを有している。続いて、ステップS3へ進む。
すなわち、横加速度推定部4は、一体型センサ112から入力された車両挙動信号に基づいて横加速度を算出し、これを横加速度信号としてサスジオ定数算出部5へ出力する。続いて、ステップS4へ進む。
すなわち、サスジオ算出部5では、横加速度推定部4から入力された横加速度に応じて、図5に示す横加速度と各輪のサスジオ定数との関係を記憶したマップを用いることで、各輪のサスジオ定数を算出する。
Nはノミナルな状態でのホイールセンタ位置を示し、この近くの左右の範囲、すなわち横加速度の絶対値が閾値以下の場合(略直進走行状態の場合に相当)には、前輪102FL、102FR側のサスジオ定数KgeoF'および後輪102RL、102RR側のサスジオ定数KgeoF'は、ともに一定の固有値となる不感帯として、無意味にサスジオ定数を変更しないようにしている。なお、図5では図中左側に、左側前輪のサスジオ定数KgeoFL'(Ay)を、また右側に右側前輪のサスジオ常数KgeoFR'(Ay)を描いているが、左右後輪側のサスジオ定数も上記同様の特性となる。
両図において、破線で示す曲線は、車輪がバウンド、リバウンドしたときのホイールセンタの軌跡を示す。図6(a)に示すように、直進状態では左右輪のバウンド量が同じであり(同図ではノミナル状態位置が示されている)、左右輪は同じバウンド・リバウンド位置かつ前後位置にあるものの、図6(b)に示すように、旋回状態では左右輪のバウンド・リバウンド量が異なり、外輪はバンドし、内輪はリバウンドし、このとき前後方向位置も異なることになる。そして、図6(b)に例として示す、ホイールセンタの軌跡上の外輪、内輪の位置における接線の傾きがKgeoとなる(図6(b)の例では、左後輪側がKgeoRL、右後輪側がKgeoRR)。
同図において、ステップS20では、サスジオ定数算出部5が横加速度推定部4から横加速度を読み込む。続いて、ステップS21に進む。
ステップS4を終了したら、ステップS5へ進む。
そして、上記車輪速変動と閾値判定ゲインとを乗算することで、車輪速変動に含まれるノイズを除去して補正車輪速を得る補正を行う。このようにして得られた補正車輪速は、補正車速信号として出力される。
続いて、ステップS6へ進む。
すなわち、上下力算出部2では、車輪速補正部3から入力された補正車輪速信号とサスジオ定数算出部5から入力されたサスジオ定数とに基づいて、以下のようにして前輪上下力Ffと後輪上下力Frとを算出するが、そのためには補正車輪速に基づいてサスペンションストローク速度とサスペンションストローク量とを算出し、これらの算出値にバネSF、SRのバネ係数とショックアブソーバAF、ARの減衰係数をそれぞれ積算し、それらの和を取る。
そして、これらの前後輪の上下変位ZFL〜ZRRに関する上記両式を時間微分すると、車輪の前後方向速度と上下方向速度との関係式となる。したがって、これらの関係からサスペンションストローク速度とサスペンションストローク量とが算出されるので、上記説明のようにして上下力を得ることが可能となる。このようにして求めた上下力は、上下力信号として出力される。
続いて、ステップS7へ進む。
すなわち、旋回抵抗算出部6では、一体型センサ112から入力されたヨーレイトγと操舵角センサ111から入力された操舵角信号に基づいて、タイヤ転舵角δおよび車体スリップ角βvを算出する。そして、ヨーレイトγ、タイヤ転舵角δ、車体スリップ角βvから前後輪のタイヤ横滑り角βf、βrを、次式からそれぞれ算出する。
βf=βv+lf・γ/V−δ
βr=βv−Lr・γ/V
ここで、lfおよびLrは、図1に示すように、それぞれ車体重心Mから前後車軸までの車両前後方向の距離である。なお、ホイールベースl=Lf+Lrである。
これらの前後輪のタイヤ横滑り角βf、βrと前後輪のコーナリングパワーCpf,Cprとの乗算から、前後輪のタイヤ横力Fyf、Fyrを算出する。さらにこれらの、前後輪のタイヤ横力Fyf、Fyrに前後輪のタイヤスリップ角βf、βrを乗算すると、前輪旋回抵抗力Fcfと後輪旋回抵抗力Fcrが算出される。これらは、旋回抵抗信号として出力される。
続いて、ステップS8に進む。
すなわち、バネ上挙動推定部7では、上下力算出部2から入力された上下力信号と旋回抵抗算出部6から入力された旋回抵抗信号から、バネ上である車体100の挙動を、次式を用いて算定する。なお、次式において、最初の式はピッチ速度を、また後の式はバウンス速度をそれぞれ表す。
続いて、ステップS9に進む。
すなわち、荷重安定化制駆動力指令値算出部8では、バネ上挙動推定部7で推定した車体100の挙動を表すバネ上挙動推定信号に基づいて、大きなピッチングや大きなバウンシングを抑えることが可能な荷重安定化制駆動力を算出し、これを荷重安定化制駆動力指令値信号として補正トルク指令値算出部10へ出力する。
すなわち、荷重付加制駆動力指令値算出部9では、バネ上挙動推定部7で推定した車体100の挙動を表すバネ上挙動推定信号に基づいて、たとえば急ブレーキ時や横加速度が大きい旋回時などにあって、ステップS9での荷重安定化制駆動力制御だけを行った場合の車体姿勢に対し、荷重付加を行って車体をノーズダイブ気味とすることで、前方視界の確保やドライバーの安心感向上を行うように制御する荷重付加制駆動力指令値を算出し、これを荷重付加制駆動力指令値信号として補正トルク指令値算出部10へ出力する。
続いて、ステップS10に進む。
すなわち、補正トルク指令値算出部10では、荷重安定化制駆動力指令値算出部8から入力された荷重安定化制駆動力指令値信号と荷重付加制駆動力指令値算出部9から入力された荷重付加制駆動力指令値信号とに基づいて、荷重安定化制駆動力指令値と荷重付加制駆動力指令値とを加算し、これを補正トルク指令値信号としてトルク指令値算出部11へ出力する。
続いて、ステップS11に進む。
すなわち、トルク指令値演算部11にて、要求制駆動トルク算出部1から入力された要求制駆動トルク算出信号と、補正トルク指令値算出部10から入力された補正トルク指令値信号と、他システムから入力されたトルク要求信号とに基づいて、要求制駆動トルク値と補正トルク指令値とトルク要求とを加算し、これをトルク指令値信号として出力し、エンジン106の出力制御に用いる。
次いで、ステップS1へ戻る。
車両を発進させて走行すると、車体制振制御が実行される。
ECM101は、各輪の車速センサ103FL、103FR、103RL、103RR、ブレーキストロークセンサ104、アクセル開度センサ105、操舵角センサ111、一体型センサ112等から各種信号を受け取り(ステップS1)、これらに基づいて車体100の挙動、すなわちピッチングやバウンシングによる車体100の振動を抑えるようにエンジン106の出力を制御する。
サスジオ定数算出部5では、横加速度推定部4から入力された横加速度の大きさAyに応じて図5に示したマップに基づき、対応するサスジオ定数を算出する(ステップS4)。ここで算出したサスジオ定数は、上下力算出部2に入力する。
これに対し、入力された横加速度の絶対値の大きさ(|Ay|)が閾値より大きいと判定された場合には、旋回走行中であるとして、横加速度が発生するので、サスペンションジオメトリでの車軸等の位置変化が大きくなり、この場合のサスジオ定数は、上記固定値より大きくなるか小さくなるように設定する。
図5から分かるように、旋回中は、左旋回の場合、Ayがプラスの値をとり、サスジオ定数は、図5で中央の不感帯より右側部分となって、外輪となる右前輪では固有値より大きくなり、内輪となる左前輪では固有値より小さくなる。
これに対し、右旋回の場合、Ayがマイナスの値をとり、サスジオ定数は、図5で不感帯の左側の部分となって、外輪となる左前輪では固有値より大きくなり、内輪となる右前輪では固有値より小さくなる。
なお、左右の後輪についても、上記同様にしてそれらのサスジオ定数を求める。
このように、横加速度とサスジオ定数との関係は、略直進時と旋回時とでそれらの値を異ならせて旋回時のサスジオ定数が旋回時におけるサスペンションジオメトリの変動での直線近似にて一定の固有値の場合に比べて精度よく近似できるようになる。
上下力算出部2では、車輪速変動補正部3から入力された各輪の補正車輪速と、サスジオ定数算出部5で算出した各輪のサスジオ定数に基づいてサスペンションストローク速度やサスペンションストローク量を算出し、これらを用いて各輪に作用する上下力を算出する(ステップS6)。ここで算出された上下力は、バネ上挙動推定部7に入力する。
ここで得た挙動を表す物理量に基づいて、荷重安定化制駆動力指令値算出部8で車体の振動を抑えるための荷重安定化制駆動力指令値を算出するとともに、荷重付加制駆動力指令値算出部9で急ブレーキ時や横加速度が大きい旋回時には車体がノーズダイブ気味になるようにするための荷重付加制駆動力指令値を算出する(ステップS9)。
図8は、その結果を示し、図8(a)は直進時の場合、図8(b)は旋回時の場合を示す。これらの図において、横軸に時間を、また縦軸の上方部分に走行中における路面変位を、縦軸の下方部分にピッチレイトをそれぞれ示す。
また、ピッチレイトを示す部分にあって、本実施例の場合は実線で、車体制振制御を実行しない場合(制御OFF)は破線で、また車体制振制御を実行するもののサスジオ定数を横加速度にかかわらず一定値とした場合(Kgeo'一定)は一点鎖線でそれぞれ示してある。
本実施例の場合と車体制振制御を実行するもののサスジオ定数を横加速度にかかわらず一定値とした場合とは、制御OFFの場合よりも、直進走行時も旋回時でもより制振効果が大きい。また、本実施例の場合、直進走行時ではサスジオ定数を常時一定にした場合と同じであるが、旋回時ではサスジオ定数を常時一定にした場合よりも20%以上も制御効果が良くなることが分かる。
実施例1の車体制振制御装置では、高価なサスペンションストロークを用いることなく、車輪速からバネ上荷重である車体100の挙動(ピッチング変動やバウンス変動など)を推測して、車体100の振動を抑制可能にエンジン106の出力を制御するトルク指令値を最適に設定することができる。
すなわち、旋回挙動算出部12は、操舵角センサ111から入力された操舵角に基づいて、周知の車両モデルによって旋回挙動(横加速度)を推測し、これを横加速度信号としてサスジオ定数算出部5へ出力する。したがって、実施例2で算出した横加速度には、実施例1の場合とは異なり、路面不整による変動(外乱)が含まれない。なお、旋回挙動算出部12は、本発明の旋回検出手段および横加速度推定手段に相当する。
この場合も、図11の下方側に示しているように、横加速度から車両特性としてのロール特性を算出する。この場合、周知の静的モデルあるいは動的モデルを用い、または横加速度に対するロール角(サスペンションストローク)の特性を記憶したマップを用いても良い。
ここで、zはホイールセンタの上方変位量、xtgはその後方変位量、ωはキャスタ角である。一般的なサスペンションにあっては、同図のようにホイールセンタが上下方向に変位する。すなわち、サスペンションが車体100に対しストロークするとホイールセンタは前後方向に移動し、キャスタ角も変化する特性を有してので、サスペンションストロークによって車輪速が変化する。したがって、この特性を逆に利用して、車輪速の変化からサスペンションストロークを推測し、これからさらに上屋(車体100などバネ上側)の挙動を推測することが可能となる。
なお、その他の構成は実施例1と同じであるので、それらの説明は省略する。
その他の構成は、実施例2と同じであるので、それらの説明は省略する。
すなわち、ステップS30では、車輪速補正部13が、旋回挙動算出部12から横加速度を読み込む。続いて、ステップS31に進む。
ステップS31では、読み込んだ横加速度に応じて、旋回中の外輪は車輪速を減らす側に補正し、旋回中の内輪は車輪速を増やす側に補正するように、その補正量を算出する。
なお、この車輪速補正処理は、図4のフローチャートでステップS4とステップS5との間で実行する。
2 上下力算出部(上下力算出手段)
3 車輪速変動補正部
4 横加速度推定部(横加速度推定手段、旋回検出手段)
5 サスジオ定数算出部(サスジオ定数算出手段)
6 旋回抵抗算出部
7 バネ上挙動推定部(バネ上挙動推定手段)
8 荷重安定化制駆動力指令値算出部
9 荷重付加制駆動指令値算出部
10 補正トルク指令値算出部(補正トルク指令値算出手段)
11 トルク指令値算出部
12 旋回挙動算出部(旋回検出手段、横加速度推測手段)
13 車輪速補正部(車輪速補正手段)
14 加算器
100 車体
101 エンジンコントロールモジュール
103FL、103FR、103RL、103RR 車輪速センサ
104 ブレーキストロークセンサ
105 アクセル開度センサ
106 エンジン
111 操舵角センサ
112 一体型センサ
SF、SR バネ
AF、AR ショックアブソーバ
Claims (5)
- ドライバーの操作に基づき、原動機の要求制駆動トルクを算出する要求制駆動トルク算出手段と、
車両の旋回を検出する旋回検出手段と、
サスペンションジオメトリに基づくタイヤの変位特性を示すサスペンションジオメトリ定数の大きさを車両の旋回状況に応じて変更し、旋回状況と直進状況とで前記サスペンションジオメトリ定数を異ならせるサスペンションジオメトリ定数算出手段と、
該サスペンションジオメトリ定数算出手段で得たサスペンションジオメトリ定数を用いて、車輪速変動に基づき路面からタイヤに加わる上下力を算出する上下力算出手段と、
該上下力に基づいて車体の挙動を推定するバネ上挙動推定手段と、
該バネ上挙動推定手段で推定した車体の挙動情報に基づき前記車体の振動を抑えるための補正トルクを算出する補正トルク指令値算出手段と、
前記要求制駆動トルク算出手段で得た要求制駆動トルクと前記補正トルク指令値算出手段で得た補正トルクとから前記原動機が出力するトルクを算出するトルク指令値算出手段と、
を備えたことを特徴とする車体制振制御装置。
- 請求項1に記載の車体制振制御装置において、
前記旋回検出手段は、前記車体に作用する横加速度を推定する横加速度推定手段であり、
前記サスペンションジオメトリ定数算出手段は、前記横加速度と前記サスペンションジオメトリ定数との関係を記憶したサスペンションジオメトリ定数マップを有することを特徴とする車体制振制御装置。 - 請求項2に記載の車体制振制御装置において、
前記サスペンションジオメトリ定数マップは、前記横加速度が閾値以下の領域ではサスペンションジオメトリ定数が一定であることを特徴とする車体制振制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車体制振制御装置において、
前記サスペンションジオメトリ定数は、車両の横加速度に応じたホイールセンタ軌跡の傾きとキャスタ角変化の傾きから算出されることを特徴とする車体制振制御装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車体制振制御装置において、
旋回により生じる左右輪の車輪速差を補正する車輪速補正手段を備え、
前記上下力算出手段は、前記車輪速補正手段で補正した車輪速を用いて上下力を算出することを特徴とする車体制振制御装置。
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