JP2016101772A - 作業車輌の原動部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】グレンタンクの大きな貯留容量を確保して、エンジンのオーバヒートを抑制し、保守・点検作業の頻度が少ない作業車輌の原動部構造を提供する。【解決手段】エンジンの上部における機体内側の部位に、エンジンから排出される排気ガス中の未燃燃料を酸化する酸化触媒装置を前後方向に沿って配置し、酸化触媒装置の後部の排気口にテールパイプ30を接続し、テールパイプ30を後下がり傾斜に配置して、脱穀装置とグレンタンクの間に形成された空間に臨ませ、テールパイプ30を、平面視において脱穀装置の右壁に沿って近接して配置し、エンジンに供給する燃料を貯留する燃料タンク55を、平面視においてグレンタンクの下側に配置する。【選択図】図7

Description

本発明は、エンジンの排気ガス中に含まれる未燃焼ガスを酸化処理する酸化触媒装置を備えた作業車輌の原動部構造に関するものである。
従来、エンジンの排気ガス中に含まれる微粒子の外部への飛散を防止するために、補集フィルタを備えた排ガス浄化装置をエンジンの上面の機体内側に設けた作業車輌の原動部構造が提案されている(特許文献1)。
また、エンジンから排気された排気ガスの操縦部への移動を防止し、テールパイプの外周面に藁屑等の堆積を防止するために、脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に配置されたテールパイプを後上がり傾斜に配置するテールパイプの配置構造が提案されている(特許文献2,3)。
特開2013―1132号公報 特開2012―60955号公報 特開2012―60956号公報
しかし、特許文献1の作業車輌の原動部構造では、脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に、排ガス浄化装置の排気ガスを外部に導くテールパイルを真っ直ぐ後下がりに配置しているので作業車輌の左右方向の幅を大きく設定する虞があった。また、排ガス浄化装置の左側部には遮熱カバーが設けられていないので、遮熱カバーを迂回して操縦部に伝わった排ガス浄化装置の熱により吸気室に配置されており電装部品が動作不良に陥る問題があった。さらに、排ガス浄化装置の機体内側部は、遮熱カバーから機体内側方向に突出しているので、操縦部に排ガス浄化装置で加熱された空気が送風され操縦部内の温度を上昇させる問題があった。
また、特許文献2,3のテールパイプの配置構造では、脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間の左右方向の中心部にテールパイプを配置しているのでテールパイプからの放熱によって脱穀装置内の穀粒の乾燥を促進することが困難であった。また、雨天時等にテールパイプの後端部の排気口から雨水がテープパイプに侵入する等の虞があった。
そこで、本発明の主たる課題は、かかる問題点を解消することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、機体フレーム(1)の上側の左側に脱穀装置(3)を配置し、該脱穀装置(3)の右側にグレンタンク(5)を配置し、該グレンタンク(5)の前側に操縦部(6)を配置し、該操縦部(6)の下側にエンジン(E)を配置し、該エンジン(E)の上部における機体内側の部位に、エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃燃料を酸化する酸化触媒装置(11)を前後方向に沿って配置し、該酸化触媒装置(11)の後部の排気口(11F)にテールパイプ(30)を接続し、該テールパイプ(30)を後下がり傾斜に配置して、前記脱穀装置(3)とグレンタンク(5)の間に形成された空間に臨ませ、前記テールパイプ(30)を、平面視において脱穀装置(3)の右壁に沿って近接して配置し、前記エンジン(E)に供給する燃料を貯留する燃料タンク(55)を、平面視においてグレンタンク(5)の下側に配置したことを特徴とする作業車輌の原動部構造である。
請求項2に係る発明は、前記脱穀装置(3)の下部とグレンタンク(5)の上部を揚穀筒(9)で連通し、前記テールパイプ(30)を、平面視において揚穀筒(9)の左右方向の中心よりも脱穀装置(3)側に偏倚して配置した請求項1記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項3に係る発明は、前記テールパイプ(30)を、側面視において脱穀装置(3)に設けられた唐箕(21)の吸気口(21A)を横断して配置し、前記テールパイプ(30)の排気口(32D)を、揚穀筒(9)の基部の下側に配置した請求項2記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項4に係る発明は、前記テールパイプ(30)を、前記排気口(11F)に接続される第1テールパイプ(31)と、該第1テールパイプ(31)の後部に接続される第2テールパイプ(32)で形成し、前記第2テールパイプ(32)の前端部の内径を、第1テールパイプ(31)の後端部の外径よりも大径に形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項5に係る発明は、前記酸化触媒装置(11)の前部の上側に、前記操縦部(6)のサイドパネル(6A)と前記操縦部(6)の操縦席(6F)を支持する前プレート(40)を配置し、前記酸化触媒装置(11)の後部の上側に、前記操縦部(6)の後部に設けられたエアクリーナ(6G)を支持する後プレート(41)から機体内側に延在するガイドプレート(42)を配置し、前記サイドパネル(6A)に設けられた刈脱クラッチレバー(6B)を、前記酸化触媒装置(11)よりも機体内側に配置した請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項6に係る発明は、前記サイドパネル(6A)における機体外側に延出する延出部(12D)と前記後プレート(41)における機体前側に延出する前水平部(41A)を、前記ガイドプレート(42)よりも上側において同一高さに配置し、前記延出部(12D)と前水平部(41A)に、前記前プレート(40)を上載した請求項5記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項7に係る発明は、前記エンジン(E)とエンジン(E)を循環する冷却水を冷やすラジエータ(50)の間に、外気吸入用の吸気ファン(20)を配置し、前記酸化触媒装置(11)の後側部とガイドプレート(42)の間に形成されて吸気ファン(20)によって吸引された外気が通過する上流口(A1)、通過口(A2)及び下流口(A3)のうち、最も吸気ファン(20)の送風の流れ方向で上流側の上流口(A1)を、通過口(A2)及び下流口(A3)よりも大きく形成した請求項5又は6記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項8に係る発明は、前記ガイドプレート(42)における通過口(A2)と、この通過口(A2)よりも前記吸気ファン(20)の送風の流れ方向で下流側の下流口(A3)の間の部位を、正面視において左側下りの傾斜姿勢に形成した請求項7記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項1記載の発明によれば、エンジン(E)の上部における機体内側の部位に、エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃燃料を酸化する酸化触媒装置(11)を前後方向に沿って配置し、酸化触媒装置(11)の後部の排気口(11F)にテールパイプ(30)を接続し、テールパイプ(30)を後下がり傾斜に配置して、脱穀装置(3)とグレンタンク(5)の間に形成された空間に臨ませ、テールパイプ(30)を、平面視において脱穀装置(3)の右壁に沿って近接して配置し、エンジン(E)に供給する燃料を貯留する燃料タンク(55)を、平面視においてグレンタンク(5)の下側に配置しているので、脱穀装置(3)とグレンタンク(5)を近接して配置することができ、機体の左右方向の幅を狭く設定することができる。また、グレンタンク(5)と燃料タンク(55)の大きな貯留容量を確保でき、テールパイプ(30)からの放熱によって燃料タンク(55)に貯留されている燃料の温度の上昇を防止してエンジン(E)の高い燃焼効率を維持することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、脱穀装置(3)の下部とグレンタンク(5)の上部を揚穀筒(9)で連通し、テールパイプ(30)を、平面視において揚穀筒(9)の左右方向の中心よりも脱穀装置(3)側に偏倚して配置しているので、テールパイプ(30)の放熱によって脱穀装置(3)内の脱穀穀粒の乾燥を促進することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、テールパイプ(30)を、側面視において脱穀装置(3)に設けられた唐箕(21)の吸気口(21A)を横断して配置し、前記テールパイプ(30)の排気口(32D)を、揚穀筒(9)の基部の下側に配置しているので、唐箕(21)によってテールパイプ(30)の周辺の加熱された空気を脱穀装置(3)内に吸引して、より効果的に脱穀装置(3)内の脱穀穀粒の乾燥を促進することができる。また、唐箕(21)の吸引に伴う送風によりテールパイプ(30)の外周部を冷却することができる。さらに、テープパイプ(30)の配管抵抗を低減して排気口(32D)から排気ガスを効率良く外部に排出することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、テールパイプ(30)を、排気口(11F)に接続される第1テールパイプ(31)と、第1テールパイプ(31)の後部に接続される第2テールパイプ(32)で形成し、第2テールパイプ(32)の前端部の内径を、第1テールパイプ(31)の後端部の外径よりも大径に形成しているので、第1テールパイプ(31)の後端部と第2テールパイプ(32)の前端部の隙間から空気を取込んでテールパイプ(30)内に排気された排気ガスの温度を下げることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、酸化触媒装置(11)の前部の上側に、操縦部(6)のサイドパネル(6A)と操縦部(6)の操縦席(6F)を支持する前プレート(40)を配置し、酸化触媒装置(11)の後部の上側に、操縦部(6)の後部に設けられたエアクリーナ(6G)を支持する後プレート(41)から機体内側に延在するガイドプレート(42)を配置し、サイドパネル(6A)に設けられた刈脱クラッチレバー(6B)を、酸化触媒装置(11)よりも機体内側に配置しているので、サイドパネル(6A)の高さを低く設定することができ、サイドパネル(6A)に設けられた刈脱クラッチレバー(6B)の操作を容易に行なうことができる。後プレート(41)とガイドプレート(42)によって操縦部(6)に伝わる酸化触媒装置(11)で発生した熱を遮断し、操縦部(6)のエアクリーナ(6G)の近傍に配置された電装部品の作動不良を防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明の効果に加えて、サイドパネル(6A)における機体外側に延出する延出部(12D)と後プレート(41)における機体前側に延出する前水平部(41A)を、ガイドプレート(42)よりも上側において同一高さに配置し、延出部(12D)と前水平部(41A)に、前プレート(40)を上載しているので、酸化触媒装置(11)で加熱された空気が延出部(12D)と前プレート(40)の隙間及び前水平部(41A)と前水平部(41A)の隙間から操縦部(6)に侵入するのを防止でき、操縦部(6)の操作環境を好適に維持することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項5又は6記載の発明の効果に加えて、エンジン(E)とエンジン(E)を循環する冷却水を冷やすラジエータ(50)の間に、外気吸入用の吸気ファン(20)を配置し、酸化触媒装置(11)の後側部とガイドプレート(42)の間に形成されて吸気ファン(20)によって吸引された外気が通過する上流口(A1)、通過口(A2)及び下流口(A3)のうち、最も吸気ファン(20)の送風の流れ方向で上流側の上流口(A1)を、通過口(A2)及び下流口(A3)よりも大きく形成しているので、吸気ファン(20)により吸入された外気を酸化触媒装置(11)の後側部に効率良く送風でき酸化触媒装置(11)の後側部を効率良く冷却することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の発明の効果に加えて、ガイドプレート(42)における通過口(A2)と、この通過口(A2)よりも吸気ファン(20)の送風の流れ方向で下流側の下流口(A3)の間の部位を、正面視において左側下りの傾斜姿勢に形成しているので、吸気ファン(20)により吸入された外気を酸化触媒装置(11)の後側部の下部に誘導することができ、酸化触媒装置(11)の後側部をより効率良く冷却することができる。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 エンジンと酸化触媒装置の右側面図である。 エンジンと酸化触媒装置の平面図である。 エンジンと酸化触媒装置の背面図である。 エンジンと酸化触媒装置の左側面図である。 テールパイプの配置を説明する右側面図である。 テールパイプの配置を説明する平面図である。 テールパイプの配置を説明する左側面図である。 テールパイプの配置を説明する右後側から視た斜視図である。 図10の燃料タンクを取除いた右後側から視た斜視図である。 操縦部の平面図である。 サイドパネルと前プレートの配置位置を説明する説明図である。 サイドパネルと後プレートの配置位置を説明する説明図である。 操縦部の要部右側面図である。 刈脱クラッチレバー、主変速レバーと副変速レバーの配置位置を説明する説明図である。 エンジンルームカバーを開放状態にした平面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするために、操縦席に搭乗した操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。
図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側には、左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の上部の左側には、脱穀・選別を行う脱穀装置3が設けられ、脱穀装置3の前側には、圃場の穀桿を収穫する刈取装置4が設けられている。脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は、脱穀装置3の右側に設けられたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は、排出筒7によって外部に排出される。なお、脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は、脱穀装置3の右壁の下部と、グレンタンク5の左壁の上部を連通する揚穀筒9によってグレンタンク5に揚穀される。
グレンタンク5の前側には、操作者が搭乗する操縦席6Fを備えた操縦部6が設けられ、操縦部6の下側には、エンジンEを搭載するエンジンルーム8が設けられている。また、エンジンルーム8の右側には、エンジンルーム8の保守・点検用のエンジンルームカバー8Aが取付けられており、エンジンルームカバー8Aにおける上下方向の中間部と下部には、濾過体8Bが設けられている。
図3〜6に示すように、エンジンEの上部の左側には、エンジンEから排出された排気ガス中の未燃燃料を酸化するDOC等の酸化触媒装置11が取付けられている。これにより、酸化触媒装置11により加熱された空気を、唐箕21によって脱穀装置3内に吸引して脱穀装置3内で脱穀処理された穀粒の乾燥を促進させることができる。
酸化触媒装置11は、エンジンEの左側の上部に設けられたステー11Bに、前後2本の支持部材11Aにより着脱自在に取付けられている。また、前側に位置する支持部材11Aの左側部は、エンジンEの上部の右側から左右方向に向かって延在するステー11Eに連結されている。これにより、支持部材11A、ステー11Bの剛性が高まりエンジンEの振動等により支持部材11A、ステー11Bの変形を防止でき、酸化触媒装置11を確実に支持することができる。
酸化触媒装置11内の温度を所定の使用温度範囲に維持して、排気ガス中の未燃燃料を効率良く酸化処理するために、酸化触媒装置11の温度を計測する温度センサ11Dは、酸化触媒装置11の外周部から所定の距離を隔てて取付けられている。これにより、酸化触媒装置11からの放熱によって温度センサ11Dの温度上昇が抑制され温度センサ11Dの誤った温度計測を防止することができる。また、符号60はクランクシャフトを、符号60Aはウオータポンプシャフトを、符号60Bはフライホイールシャフト、符号60Dはオルタネータシャフト、符号60Eはベルトを示している。
次に、酸化触媒装置11によって処理された排気ガスを外部に排気するテールパイプ30の配置について説明する。
図7,9に示すように、テールパイプ30は、酸化触媒装置11の後部に設けられた排気口11Fに前部が固定された第1テールパイプ31と、第1テールパイプ31の後部に接続される第2テールパイル32から構成されている。
酸化触媒装置11の排気口11Fは、酸化触媒装置11の後部の左側に形成されている。第1テールパイプ31は、側面視において排気口11Fに接続された前部から後下がり傾斜して延在している。第2テールパイプ32は、側面視において第1テールパイプ31の後部が挿入された前部から後下がり傾斜して唐箕21の吸気口21Aを横断して唐箕21の吸気口21Aの後側にまで延在する前パイプ32Aと、前パイプ32Aの後部で湾曲して後下がり傾斜して唐箕21の吸気口21Aの後側と揚穀筒9の基部である第1メタル部9Aの前側の間に延在する中間パイプ32Bと、中間パイプ32Bの後部で湾曲して後下がり傾斜して第1メタル部9Aの下側を超えて後側に延在する後パイプ32Cから形成されている。また、後パイプ32Cの後部に形成された排気口32Dは、側面視において、エンジンEに供給する燃料を貯留する燃料タンク55の前後方向の略中間部の下側に位置し、且つ、機体フレーム1よりも下側に位置している。これにより、前パイプ32Aに排気された高温の排気ガスによって暖められた前パイプ32Aの周辺の空気が唐箕21によって脱穀装置3内に吸引されて脱穀装置3内の脱穀処理された穀粒の乾燥を促進させることができ、唐箕21によって吸引される空気の送風によって前パイプ32Aの表面温度を下げることもできる。また、揚穀筒9の第1メタル部9A内に残留した穀粒の回収を容易に行なうことができる。さらに、第2テールパイプ32の後パイプ32Cの配管抵抗を小さくすることができ、後パイプ32Cの排気口32Dから外部に排出された排気ガスの燃料タンク55に向かう吹き返しも防止することができる。
第1テールパイプ31の後下がり傾斜角度と、第2テールパイプ32の前パイプ32Aと後パイプ32Cの後下がり傾斜角度は、略同一傾斜角度に設定されている。また、第2テールパイプ32の後下がり傾斜角度は、第2テールパイプ32の前パイプ32Aと後パイプ32Cの後下がり傾斜角度よりも急傾斜角度に設定されている。
揚穀筒9の後側には、刺さり粒等のいわゆる2番処理物を脱穀装置3の扱室に揚穀する搬送筒10が設けられている。揚穀筒9の第1メタル部9Aは、脱穀装置3で脱穀処理された穀粒を回収する1番受樋51の機体内側に接続されている。また、搬送筒10の基部である第2メタル部10Aは、2番処理物を回収する2番受樋53の機体内側に接続されている。なお、2番受樋53は、1番受樋51の後側に設けられている。
図8に示すように、第1テールパイプ31は、平面視において酸化触媒装置11の排気口11Fに接続された前部から左側に向かって延在した後に湾曲して後側に向かって延在している。第2テールパイプ32の前パイプ32Aは、平面視において第1テールパイプ31の後部が挿入された前部から後右側に向かって脱穀装置3とグレンタンク5の間の空間の前部に延在した後に後側に向かって延在している。また、第2テールパイプ32の中間パイプ32Bは、前パイプ32Aの後部から後側に向かって延在し、第2テールパイプ32の後パイプ32Cは、中間パイプ32Bの後部から後側に向かって延在している。また、燃料タンク55は、平面視においてグレンタンク5の下側であって揚穀筒9と搬送筒10と対向する位置に配置されている。これにより、燃料タンク55内に貯留されている燃料の温度上昇を防止することができ、エンジンEの燃焼効率を高めることができる。
脱穀装置3とグレンタンク5の間の空間内に配置されている前パイプ32Aと、中間パイプ32Bと、後パイプ32Cは、平面視において、揚穀筒9の左右方向の中心部よりも脱穀装置3側に偏倚して配置され、脱穀装置3の右壁に近接して配置し、脱穀装置3の右壁に沿って後側に向かって真っ直ぐ配置されている。なお、前パイプ32Aと、中間パイプ32Bと、後パイプ32Cを、平面視において、第1メタル部9Aの左右方向の中心よりも脱穀装置3側に偏倚して配置するのが好ましい。これにより、前パイプ32Aと、中間パイプ32Bと、後パイプ32Cからの放熱によって脱穀装置3内の脱穀された穀粒の乾燥をより促進することができる。
図7〜9に示すように、第2テールパイプ32の前パイプ32Aの前端部の内径は、第1テールパイプ31の後端部の外径よりも大径に形成され、第1テールパイプ31から前パイプ32Aに排気ガスが排出される際に、第1テールパイプ31の後端部と前パイプ32Aの前端部の隙間から空気を引き込んで前パイプ32A内に排出された排気ガスの温度を低下させることができる。
機体フレーム1の左側の前部には、ローリングシリンダ58等の駆動用オイルの供給弁であるバルブユニット37が取付けられている。バルブユニット37は、バルブ用ハーネス38を介して後述するコントローラ6Lに電気的に接続されている。バルブ用ハーネス38は、脱穀装置3の前側に位置する機体フレーム1に取付けられている。これにより、テールパイプ30からの放熱によってバルブ用ハーネス38の劣化を防止することができる。
図10に示すように、燃料タンク55とエンジンEを接続する燃料配管56は、燃料タンク55の下部から前側に向かって延在した後に、操縦部6の後側において湾曲して左側に向かって延在している。これにより、テールパイプ30からの放熱によって燃料配管56の通過する燃料の温度上昇を防止することができ、エンジンEの燃焼効率を高めることができる。
図11に示すように、機体フレーム1には、機体の左右方向の傾斜を調整する2本のローリングシリンダ58が左右方向に所定の間隔を隔てて取付けられている。テールパイプ30の第2テールパイプ32は、2本のローリングシリンダ58の左右方向の中間位置に配置されている。これによりテールパイプ30からの放熱によってローリングシリンダ58の劣化を防止することができる。
第2テールパイプ32の右側の前部は、支持部材35を介して後述する操縦部6の左後側フレーム1Dに取付けられている。これにより、左後側フレーム1Dに第2テールパイプ32を簡易に取付けることができ、第2テールパイプ32の配置位置の調整も簡易に行なうことができる。
次に、エンジンルーム8の上側に設けられた操縦部6について説明する。
図12に示すように、操縦部6には、操縦席6Fを支持する前プレート40と、前プレート40の後側にエンジンEに供給される空気を浄化するエアクリーナ6Gを支持する後プレート41が設けられている。また、操縦部6の前部には、コンバインの駆動状態を表示する表示器6Cが装着されたフロントパネル6Dが設けられ、フロントパネル6Dの上側には、操作者が操作姿勢を維持するために把持する左右方向に延在する把持部6Eが設けられている。さらに、操縦部6の機体内側である左側には、走行用油圧式無段変速装置1Kを遠隔操作する主変速レバー6Iと、植立穀桿の倒伏状態に応じてトランスミッション内の伝動機構に備えた有段式の副変速装置を切換操作する副変速レバー6Hと、エンジンEから脱穀装置3、刈取装置4に伝動される回転動力の接続及び接続を解除する刈脱クラッチレバー6Bが装着されたサイドパネル6Aが設けられている。なお、前後方向に長手方向を配置した酸化触媒装置11は、前プレート40の左側部、サイドパネル6Aの後部の右側部と後プレート41の傾斜部41Eから左側に向かって延在するガイドプレート42の下側に配置されている。
図12,13,15に示すように、前プレート40の右側部は、エンジンルーム8のエンジンルームカバー8Aにボルトにより着脱自在に固定されている。また、図17に示すように、エンジンルーム8のエンジンルームカバー8Aは、エンジンルームカバー8Aの下部を支持する前後方向に延在する支軸49を中心として、開閉時には左右方向に揺動する。なお、エンジンルームカバー8Aの開閉時には、エンジンルームカバー8Aに連結されている前プレート40と後プレート41も同時に開閉される。これにより、前プレート40の下側に配置されている酸化触媒装置11の保守・点検作業や、後プレート41の下側に配置されている電装基盤6J等の交換作業等を簡易に行なうことができる。
前プレート40の左側部は、サイドパネル6Aの右側の下部から右側に向かって延出する延出部12Dの上面に取付けられたシール材12Eの上部に上載されている。これにより、酸化触媒装置11によって加熱された空気が、前プレート40の左側部とサイドパネル6Aの延出部12Dの隙間から操縦席6Fに侵入するのを防止することができる。
前プレート40の左側部の下面には、前後方向に延在する支軸13Aを支持するブラケット13が設けられている。支軸13Aには、フック15の基部が回転自在に取付けられており、フック部15は、後述する左後側水平フレーム1Hの前部に基部が固定された固定ピン14に係合する。固定ピン14にフック15の先端部が係合している場合は、エンジンルーム8のエンジンルームカバー8Aの開閉作業を行なうことはできず、エンジンルーム8のエンジンルームカバー8Aの開閉作業を行なう場合には、固定ピン14にフック15の先端部が係合を解除する必要がある。
前プレート40の後部は、後プレート41の前水平部41Aの前部の上面に取付けられたシール材16の上部に上載されている。これにより、酸化触媒装置11によって加熱された空気が、前プレート40の後部と後プレート41の前水平部41Aの前部の隙間から操縦席6Fに侵入するのを防止することができる。
図12,14,15に示すように、後プレート41は、エアクリーナ6Gを上載する後水平部41Cと、後水平部41Cの前端部から上側に向かって延在する前垂直部41Bと、前垂直部41Bの上端部から前側に向かって延在する前水平部41Aと、後水平部41Cの後端部から下側に向かって延在する後垂直部41Dから形成されている。また、前垂直部41Bの左側端部は、下部から上部に向かって左側に向かって傾斜して形成されており、後水平部41Cの左側端部と前垂直部41Bの左側端部には、前垂直部41Bの左側端部から後側に向かって延在する傾斜部41Eが設けられている。なお、上下方向において、前水平部41Aは、前プレート40と略同一位置に配置されており、傾斜部41Eの上側部には、傾斜部41Eから左側に向かって延在するガイドプレート42の右側端部がシール部材を介して上載されている。
後水平部41Cの右側部は、右前側フレーム1Aと右後側フレーム1Bを連結する前後方向に延在する右側水平フレーム1aの上面に上載され、後水平部41Cの左側部は、左後側フレーム1Dから前側に向かって延在する中間水平フレーム1Jに上載されている。
図12,14に示すように、ガイドプレート42は、酸化触媒装置11の後部の上側に所定の間隔を隔てて配置されており、ガイドプレート42の左側部は、左後側水平フレーム1Hの下面に固定され、且つ、左後側水平フレーム1Hを超えて左側に延出している。なお、左後側水平フレーム1Hは、機体フレーム1に取付けられた走行用油圧無段変速装置1Kに基部が固定され、側面視において酸化触媒装置11の前側に上下方向に延在する左前側フレーム1Cの上部に固定され、左前側フレーム1Cの上部から後側に向かって延在している。
ガイドプレート42は、正面視において前プレート40よりも下側に配置され、酸化触媒装置11の後部とガイドプレート42の間を右側から左側に向かって送風される外気の上流口A1は、外気の通過口A2と、外気の下流口A3よりも大きく形成されている。これにより、エンジンEとラジエータ50の間に設けられた吸気ファン20によって吸引された外気を酸化触媒装置11の上側に送風し、酸化触媒装置11によって加熱された周辺の空気を外部に効率良く排出することができ、酸化触媒装置11の周辺の温度の上昇に伴う電装基盤6Jやコントローラ6Lの誤作動を防止することができる。
なお、本明細書において上流口A1の大きさとは、正面視において酸化触媒装置11の中心と傾斜部41Eの下端部を結ぶ線上の酸化触媒装置11の外周面と傾斜部41Eの下端部の長さを言い、通過口A2の大きさとは、正面視において酸化触媒装置11の中心と酸化触媒装置11の中心に対向するガイドプレート42の部位を結ぶ線上の酸化触媒装置11の外周面とガイドプレート42の下面の長さを言い、下流口A3の大きさとは、正面視において酸化触媒装置11の中心と左後側水平フレーム1Hの右側下端部に対向するガイドプレート42の部位を結ぶ線上の酸化触媒装置11の外周面とガイドプレート42の下面の長さを言う。また、酸化触媒装置11の下側にも吸気ファン20によって吸引された外気が送風される。
また、ガイドプレート42における通過口A2から左後側水平フレーム1Hの右側下端部の間の部位は、通過口A2から左後側水平フレーム1Hの右側下端部に向かって下側に傾斜して形成されている。これにより、酸化触媒装置11の後部の左側の外周面に吸気ファン20によって吸引された多くの外気を誘導することができ、酸化触媒装置11を効率良く冷却することができる。なお、酸化触媒装置11の後部の左側の外周面に吸気ファン20によって吸引された多くの外気を誘導するためにガイドプレート42における左後側水平フレーム1Hより左側に延在する部位を下側に向けて延出させることもできる。
図12,14,15に示すように、サイドパネル6Aは、フロントパネル6Dの後部の左側に固定されている。サイドパネル6Aは、正面視において上下方向に延在する左側壁12Aと、上下方向に延在する右側壁12Cと、左側壁12Aと右側壁12Cの上部を連結する右側壁12Cの上部から左側壁12Aの上部に向かって上側に傾斜して設けられた上壁12Bから形成され、右側壁12Cの下端部には、右側に向かって延出する延出部12Dが形成されている。サイドパネル6Aの上壁12Bの前部の左側には、副変速レバー6Hを挿通する副変速レバー用開口部17Aが開口され、副変速レバー用開口部17Aの右側には、主変速レバー6Iを挿通する主変速レバー用開口部17Bが開口され、サイドパネル6Aの上壁12Bの後部の左側であって、酸化触媒装置11よりも左側に位置する部位には、刈脱クラッチレバー6Bを挿通する刈脱クラッチレバー用開口部17Cが開口されている。酸化触媒装置11よりも左側に偏倚した位置に刈脱クラッチレバー6Bを設けることにより、サイドパネル6Aの上下方向の高さを低く設定することができ、また、操縦席6Fから離間した位置に刈脱クラッチレバー用開口部17Cが開口されているために、刈脱クラッチレバー用開口部17Cを通過した酸化触媒装置11によって加熱された空気が操縦席6Fに到達するのを抑止することができる。
副変速レバー6Hの基部は、左前側水平フレーム1Lの左面に横設された支軸(図示省略)に回転自在に支持され、主変速レバー6Iの基部は、左前側水平フレーム1Lの右面に横設された支軸18Aに回転自在に支持され、刈脱クラッチレバー6Bの基部は、左後側水平フレーム1Hの左面に横設された支軸18Bに回転自在に支持されている。なお、左前側水平フレーム1Lは、側面視において酸化触媒装置11の前側に上下方向に延在する左前側フレーム1Cの上部における中間部に固定され、左前側フレーム1Cの上部の中間部から前側に向かって延在している。
図12,14,15に示すように、後プレート41の後水平部41Cの上面には、左右方向に長手方向を向けて配置したエアクリーナ6Gが上載されている。また、エアクリーナ6Gは、後プレート41の上側に着脱自在に取付けられた下部に開口部が形成された略直方体の吸気室6Kにより覆われている。
後プレート41は、正面視において酸化触媒装置11の中心部よりも上側であって、酸化触媒装置11の上部よりも下側に配置されており、また、エアクリーナ6Gの下部は、正面視において酸化触媒装置11の中心部よりも上側であって、酸化触媒装置11の上部よりも下側に配置されている。これにより、エアクリーナ6Gを収納する吸気室6Kの上下方向の高さを低く設定することができる。
エアクリーナ6Gの吸気口76Aに接続された吸気ホース77は、正面視においてエアクリーナ6Gの上側を左側から右側に向かって延在した後に下方に向かって湾曲し、吸気ホース77の吸気口77Aは、エンジンルームカバー8Aとラジエータ50の間に位置している。これにより、濾過体8Bによって粉塵等が除去された清浄な外気をエアクリーナ6Gに吸引することができ、外気に混在する粉塵等を除去する機器であるプレクリーナを設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
また、同様にエアクリーナ6G内で除去された外気中の微細な粉塵等を排出する排出口76Bは、エンジンルームカバー8Aとラジエータ50の機体外側である右側に張設させたネット(図示省略)の間に配置される。これにより、エアクリーナ6Gの排出口76Bから排出された微細の粉塵はネットによって捕獲され、ラジエータ50、エンジンE等に粉塵が付着するのを防止することができる。
吸気室6Kのエアクリーナ6Gの上側の左側には、エンジンE,酸化触媒装置11等の作動を制御するコントローラ6Lが配置され、右側にはヒューズケース6Mが配置され、コントローラ6Lとヒューズケース6Mの間には、複数の電装基盤6Jが配置されている。これにより、コントローラ6Lと酸化触媒装置11に取付けられた温度センサ11D等の接続を簡易に行なうことができ、ヒューズケース6M内のヒューズの交換も簡易に行なうことができる。
1 機体フレーム
3 脱穀装置
5 グレンタンク
6 操縦部
6A サイドパネル
6B 刈脱クラッチレバー
6F 操縦席
6G エアクリーナ
9 揚穀筒
11 酸化触媒装置
11F 排気口
12D 延出部
20 吸気ファン
21 唐箕
21A 吸気口
30 テールパイプ
31 第1テールパイプ
32 第2テールパイプ
32D 排気口
40 前プレート
41 後プレート
41A 前水平部
42 ガイドプレート
50 ラジエータ
55 燃料タンク
A1 上流口
A2 通過口
A3 下流口
E エンジン

Claims (8)

  1. 機体フレーム(1)の上側の左側に脱穀装置(3)を配置し、該脱穀装置(3)の右側にグレンタンク(5)を配置し、該グレンタンク(5)の前側に操縦部(6)を配置し、該操縦部(6)の下側にエンジン(E)を配置し、
    該エンジン(E)の上部における機体内側の部位に、エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃燃料を酸化する酸化触媒装置(11)を前後方向に沿って配置し、
    該酸化触媒装置(11)の後部の排気口(11F)にテールパイプ(30)を接続し、
    該テールパイプ(30)を後下がり傾斜に配置して、前記脱穀装置(3)とグレンタンク(5)の間に形成された空間に臨ませ、
    前記テールパイプ(30)を、平面視において脱穀装置(3)の右壁に沿って近接して配置し、前記エンジン(E)に供給する燃料を貯留する燃料タンク(55)を、平面視においてグレンタンク(5)の下側に配置したことを特徴とする作業車輌の原動部構造。
  2. 前記脱穀装置(3)の下部とグレンタンク(5)の上部を揚穀筒(9)で連通し、前記テールパイプ(30)を、平面視において揚穀筒(9)の左右方向の中心よりも脱穀装置(3)側に偏倚して配置した請求項1記載の作業車輌の原動部構造。
  3. 前記テールパイプ(30)を、側面視において脱穀装置(3)に設けられた唐箕(21)の吸気口(21A)を横断して配置し、前記テールパイプ(30)の排気口(32D)を、揚穀筒(9)の基部の下側に配置した請求項2記載の作業車輌の原動部構造。
  4. 前記テールパイプ(30)を、前記排気口(11F)に接続される第1テールパイプ(31)と、該第1テールパイプ(31)の後部に接続される第2テールパイプ(32)で形成し、前記第2テールパイプ(32)の前端部の内径を、第1テールパイプ(31)の後端部の外径よりも大径に形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造。
  5. 前記酸化触媒装置(11)の前部の上側に、前記操縦部(6)のサイドパネル(6A)と前記操縦部(6)の操縦席(6F)を支持する前プレート(40)を配置し、
    前記酸化触媒装置(11)の後部の上側に、前記操縦部(6)の後部に設けられたエアクリーナ(6G)を支持する後プレート(41)から機体内側に延在するガイドプレート(42)を配置し、
    前記サイドパネル(6A)に設けられた刈脱クラッチレバー(6B)を、前記酸化触媒装置(11)よりも機体内側に配置した請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業車輌の原動部構造。
  6. 前記サイドパネル(6A)における機体外側に延出する延出部(12D)と前記後プレート(41)における機体前側に延出する前水平部(41A)を、前記ガイドプレート(42)よりも上側において同一高さに配置し、前記延出部(12D)と前水平部(41A)に、前記前プレート(40)を上載した請求項5記載の作業車輌の原動部構造。
  7. 前記エンジン(E)とエンジン(E)を循環する冷却水を冷やすラジエータ(50)の間に、外気吸入用の吸気ファン(20)を配置し、前記酸化触媒装置(11)の後側部とガイドプレート(42)の間に形成されて吸気ファン(20)によって吸引された外気が通過する上流口(A1)、通過口(A2)及び下流口(A3)のうち、最も吸気ファン(20)の送風の流れ方向で上流側の上流口(A1)を、通過口(A2)及び下流口(A3)よりも大きく形成した請求項5又は6記載の作業車輌の原動部構造。
  8. 前記ガイドプレート(42)における通過口(A2)と、この通過口(A2)よりも前記吸気ファン(20)の送風の流れ方向で下流側の下流口(A3)の間の部位を、正面視において左側下りの傾斜姿勢に形成した請求項7記載の作業車輌の原動部構造。
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