JP2016101079A - 非接触給電システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非接触給電システムSは、非接触延長コード2の中継受電コイル21が給電装置1の送電コイル10と対向配置され、非接触延長コード2の中継送電コイル22が受電装置3の受電コイル30と対向配置される。前記送電コイル10に対して第1並列共振コンデンサ11を並列に接続して共振回路を構築する。また、中継送電コイル22に対して、第2並列共振コンデンサ24を並列に接続して共振回路を構築する。
【選択図】図1
Description
以下、非接触給電システムの第1実施形態を、図1に従って説明する。
図1は、非接触給電システムの概略的な電気回路図を示す。図1において、非接触給電システムSは、給電装置1、非接触延長コード2、および、受電装置3を有している。非接触給電システムSは、給電装置1の電力を非接触にて非接触延長コード2に給電し、その非接触延長コード2が受電した電力を非接触にて受電装置3に給電する。つまり、給電装置1と受電装置3が離間している場合、非接触給電システムSは、非接触延長コード2を利用して給電装置1からの電力を受電装置3に非接触にて給電可能なシステムである。
給電装置1は、送電コイル10、第1並列共振コンデンサ11、整流平滑回路12および高周波インバータ13を有している。整流平滑回路12は、全波整流回路(図示せず)と平滑コンデンサ(図示せず)を備え、商用の交流電源14からの出力波形が全波整流回路(図示せず)にて直流電圧に整流され、その整流された直流電圧を平滑コンデンサ(図示せず)にて平滑化して高周波インバータ13へ出力する。
送電コイル10には、第1並列共振コンデンサ11が並列に接続されている。第1並列共振コンデンサ11は、送電コイル10との並列回路によって共振回路を構成するようになっている。
ω2・L1・Cp=1 ・・・(1)
ここで、L1は、送電コイル10の自己インダクタンスを示し、Cpは、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V1)の駆動周波数である。
Cp=1/(ω2・L1) ・・・(2)
したがって、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスCpを、式(2)を満たす条件で設定すれば、無負荷時において、出力端子P1,P2から送電コイル10側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。
非接触延長コード2は、中継受電コイル21、中継送電コイル22、第1直列共振コンデンサ23、および、第2並列共振コンデンサ24を有している。
L02=L2・(1−K1 2) ・・・(3)
ここで、L2は、中継受電コイル21の自己インダクタンスを示し、K1は、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数を示す。
K1=M1/(L1・L2)1/2 ・・・(4)
ここで、L1は、送電コイル10の自己インダクタンスを示し、L2は、中継受電コイル21の自己インダクタンスを示す。また、M1は、送電コイル10と中継受電コイル21の相互インダクタンスである。
ω2・L02・Cs=1 ・・・(5)
ここで、Csは、第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V1)の駆動周波数である。
Cs=1/(ω2・L02) ・・・(6)
したがって、第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスCsが式(6)を満たすように設定すれば、2次換算等価漏れインダクタンスL02は、キャパシタンスCsで打ち消される。その結果、線路インピーダンスを、ほぼゼロにすることができる。
V2=K1・(L2/L1)1/2・V1
=(K1/a1)・V1 ・・・(7)
ここで、a1は、送電コイル10の巻き数N1と中継受電コイル21の巻き数N2の巻き数比(=N1/N2)を示す。
a1=K1 ・・・(8)
つまり、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数K1が予め計測されていることから、これに合わせて巻き数比a1(=N1/N2)を設定する。これによって、出力端子P3,P4間から中継送電コイル22に希望する2次電圧V2であるV2=V1が出力されることになる。
ω2・L3・Cpp=1 ・・・(9)
ここで、L3は、中継送電コイル22の自己インダクタンスを示し、Cppは、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V1)の駆動周波数である。
Cpp=1/(ω2・L3) ・・・(10)
したがって、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスCppを、式(10)を満たす条件で設定すれば、無負荷時において出力端子P3,P4から中継送電コイル22側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。
受電装置3は、受電コイル30、第2直列共振コンデンサ31、全波整流回路32、平滑コンデンサ33および負荷34を有している。
受電コイル30は、第3ポット型コア26と同形、同材質の第4ポット型コア35に巻回されている。受電コイル30は第2直列共振コンデンサ31と直列に接続されている。その直列回路は、中継送電コイル22が発生する交番磁界と交鎖して受電コイル30が出力する誘導起電力を、第2の2次電圧V3として出力端子P5,P6から出力する。
L022=L4(1−K2 2) ・・・(11)
ここで、L4は、受電コイル30の自己インダクタンスを示し、K2は、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数を示す。
K2=M2/(L3・L4)1/2 ・・・(12)
ここで、L3は、中継送電コイル22の自己インダクタンスを示し、L4は、受電コイル30の自己インダクタンスを示す。また、M2は、中継送電コイル22と受電コイル30の相互インダクタンスである。
ω2・L022・Css=1 ・・・(13)
ここで、Cssは、第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V1)の駆動周波数である。
Css=1/(ω2・L022) ・・・(14)
したがって、第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスCssを、式(14)を満たすように設定すれば、2次換算等価漏れインダクタンスL022は、キャパシタンスCssで打ち消される、その結果、線路インピーダンスを、ほぼゼロにすることができる。
V3=K2・(L4/L3)1/2・V2
=(K2/a2)・V2 ・・・(15)
ここで、a2は、中継送電コイル22の巻き数N3と受電コイル30の巻き数N4の巻き数比(=N3/N4)を示す。
a2=K2 ・・・(16)
つまり、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数K2が予め計測されていることから、これに合わせて巻き数比a2(=N3/N4)を設定する。これによって、出力端子P3,P4間から全波整流回路32に希望する第2の2次電圧V3であるV3=V2(=V1)が出力される。
いま、送電コイル10、中継受電コイル21,中継送電コイル22、および、受電コイル30の自己インダクタンスL1〜L4をそれぞれ予め求める。また、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数K1、および、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数K2を予め計測又は理論的に求める。
(1)第1実施形態によれば、非接触延長コード2を介して、給電装置1の送電コイル10に出力する1次電圧V1と同じ電圧レベルの第2の2次電圧V3を受電装置3の受電コイル30から出力させることができる。
(1)送電コイル10の自己インダクタンスL1と、中継送電コイル22の自己インダクタンスL3を、L1=L3とすること。
(3)送電コイル10と中継受電コイル21の結合係数K1と、中継送電コイル22と受電コイル30の結合係数K2を、K1=K2とすること。
(5)第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスCsと、第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスCssを、Cs=Cssとすること。
(7)送電コイル10の巻き数N1と中継送電コイル22の巻き数N3をN1=N3、および、中継受電コイル21の巻き数N2と受電コイル30の巻き数N4をN2=N4とし、巻き数比a1と巻き数比a2を、a1=a2とすること。
以下、非接触給電システムSの第2実施形態を、図2に従って説明する。
第2実施形態の非接触給電システムSでは、第1実施形態の非接触給電システムSにおいて、それぞれ設けた共振回路の構成が異なるものである。したがって、その異なる共振回路を詳細に説明し、その他の共通の構成については詳細な説明は省略する。
図2に示すように、給電装置1において、送電コイル10と第1並列共振コンデンサ11とが並列に接続された並列回路には、第1直列共振コイル18が直列に接続されている。第1並列共振コンデンサ11は、送電コイル10とで共振回路を構成し、式(1)の条件式(ω2・L1・Cp=1)を満たし、そのキャパシタンスCpは、式(2)で与えられる。
ω2・Ls・Cp=1 ・・・(17)
ここで、Lsは、第1直列共振コイル18の自己インダクタンスを示し、Cpは、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V1)の駆動周波数である。
L1=Ls ・・・(18)
したがって、第1直列共振コイル18の自己インダクタンスLsは、送電コイル10の自己インダクタンスL1と同じ値に設定し、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスCpを式(2)で設定する。
(非接触延長コード2)
非接触延長コード2において、中継受電コイル21に直列に接続された第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスCsは、中継受電コイル21との共振条件である下記の式(19)で与えられる。
ここで、L2は、中継受電コイル21の自己インダクタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V1)の駆動周波数である。
Cs=1/(ω2・L2) ・・・(20)
そして、中継受電コイル21は、給電装置1の送電コイル10の交番磁界と交鎖して出力される誘導起電力を、2次電圧V2として出力端子P3,P4間から中継送電コイル22に印加する。
そして、第1実施形態と同様に、本実施形態においても給電装置1の送電コイル10の巻き数N1に対して中継受電コイル21の巻き数N2を調整することによって、1次電圧V1=2次電圧V2となるように設定している。
V2=ω・K1・(L1・L2)1/2・I1
=ω・K1・(L1・L2)1/2・V1/(ω・Ls)
=K1・(L2/L1)1/2・V1
=(K1/a1)・V1 ・・・(21)
ここで、a1は、送電コイル10の巻き数N1と中継受電コイル21の巻き数N2の巻き数比(=N1/N2)を示す。I1は、第1直列共振コイル18に流れる電流値を示す。
第2並列共振コンデンサ24は、中継送電コイル22とで共振回路を構成し、式(9)の条件式(ω2・L3・Cpp=1)を満たし、そのキャパシタンスCppは、式(10)で与えられる。
この共振回路の共振条件は、下記の式(22)で与えられる。
ここで、Lssは、第2直列共振コイル28の自己インダクタンスを示し、Cppは、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V1)の駆動周波数である。
L3=Lss ・・・(23)
したがって、第2直列共振コイル28の自己インダクタンスLssは、中継送電コイル22の自己インダクタンスL3と同じ値に設定し、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスCppを式(10)で設定する。これによって、無負荷時において、出力端子P3,P4から中継送電コイル22側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。
受電装置3において、受電コイル30に直列に接続された第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスCssは、受電コイル30との共振条件である下記の式(24)で与えられる。
ここで、L4は、受電コイル30の自己インダクタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V1)の駆動周波数である。
Css=1/(ω2・L4) ・・・(25)
そして、受電コイル30は、非接触延長コード2の中継送電コイル22の交番磁界と交鎖して出力される誘導起電力を、第2の2次電圧V3として出力端子P5,P6間から全波整流回路32に印加する。
そして、第1実施形態と同様に、本実施形態においても非接触延長コード2の中継送電コイル22の巻き数N3に対して受電コイル30の巻き数N4を調整することによって、2次電圧V2=第2の2次電圧V3となるように設定している。
V3=ω・K2・(L3・L4)1/2・I2
=ω・K2・(L3・L4)1/2・V2/(ω・Lss)
=K2・(L4/L3)1/2・V2
=(K2/a2)・V2 ・・・(26)
ここで、a2は、中継送電コイル22の巻き数N3と受電コイル30の巻き数N4の巻き数比(=N3/N4)を示す。I2は、第2直列共振コイル28に流れる電流値を示す。
いま、送電コイル10、中継受電コイル21,中継送電コイル22、および、受電コイル30の自己インダクタンスL1〜L4をそれぞれ予め求める。また、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数K1、および、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数K2を予め求める。
(1)第2実施形態によれば、非接触延長コード2を介して、給電装置1の送電コイル10に出力する1次電圧V1と同じ電圧レベルの第2の2次電圧V3を受電装置3の受電コイル30から出力させることができる。
(1)送電コイル10の自己インダクタンスL1と、中継送電コイル22の自己インダクタンスL3を、L1=L3とすること。
(3)送電コイル10と中継受電コイル21の結合係数K1と、中継送電コイル22と受電コイル30の結合係数K2を、K1=K2とすること。
(5)第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスCsと、第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスCssを、Cs=Cssとすること。
(7)第1直列共振コイル18のインダクタンスLsと、第2直列共振コイル28のインダクタンスLssを、Ls=Lssとすること。
同様に、端子P5,P6は、図3(a)に示すように受電側回路3Aと、図3(b)に示すように給電側回路1Bのうちのいずれか一方に選択的に接続される。受電側回路3Aは、全波整流回路32、平滑コンデンサ33、および負荷34を有する。給電側回路1Bは、第2の交流電源140、第2の整流平滑回路120、および第2の高周波インバータ130を有する。
つまり、図3(a)に示すように、端子P1,P2に給電側回路1Aが接続されると、端子P5,P6には受電側回路3Aが接続される。この場合、図1に示す非接触給電システムSが構築され、交流電源14に基づいて送電コイル10から非接触延長コード2を介して、受電コイル30に非接触給電が行われる。
Claims (9)
- 主電源に基づいて高周波インバータが発生する高周波電流が通電されて交番磁界を発生する送電コイルを有する給電装置と、
受電コイルと、前記受電コイルと直列に接続された受電コイル側直列共振コンデンサを有する受電装置と、
中継受電コイルと、中継送電コイルと、前記中継受電コイルと前記中継送電コイルとの間に直列に接続された中継受電コイル側直列共振コンデンサを有する非接触延長コードと
を有し、
前記中継受電コイルが前記送電コイルと対向配置され、前記中継送電コイルが前記受電コイルと対向配置され、
前記送電コイルが発生する交番磁束と交鎖して前記中継受電コイルに誘導起電力を発生させ、その誘導起電力にて前記中継送電コイルに交番磁束を発生させ、その交番磁束と交鎖して前記受電コイルに誘導起電力を発生させ、その誘導起電力を利用して負荷に必要な電力を与える非接触給電システムであって、
前記送電コイルおよび前記中継送電コイルに対して、それぞれインダクタンスとキャパシタンスのうち少なくともキャパシタンスを有するインピーダンス回路を設けて、
前記給電装置の入力力率が1に近くなるようにし、かつ、前記高周波インバータからの出力電圧振幅と前記受電装置の受電コイルからの出力電圧振幅とが、負荷電流の大きさに関わらずに同程度の電圧振幅になるようにしたことを特徴とする非接触給電システム。 - 請求項1に記載の非接触給電システムにおいて、
前記インピーダンス回路は、前記送電コイルおよび前記中継送電コイルに対して、それぞれ並列に接続した送電コイル側並列共振コンデンサおよび中継送電コイル側並列共振コンデンサからなる回路であって、
前記送電コイルおよび前記中継送電コイルの自己インダクタンスが、それぞれL1,L3であり、
前記中継受電コイルおよび前記受電コイルの自己インダクタンスが、それぞれL2,L4であり、
前記送電コイルと前記中継受電コイル、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの結合係数が、それぞれK1,K2であり、
前記送電コイルと前記中継受電コイル、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの相互インダクタンスが、それぞれM1,M2であり、
前記中継受電コイル側および前記受電コイル側直列共振コンデンサのキャパシタンスが、それぞれCs,Cssであり、
前記送電コイル側および前記中継送電コイル側並列共振コンデンサのキャパシタンスが、それぞれCp,Cppであり、
前記送電コイルおよび中継受電コイルの巻き数が、それぞれN1,N2であって、その巻き数比がa1(=N1/N2)であり、
前記中継送電コイルおよび前継受電コイルの巻き数が、それぞれN3,N4であって、その巻き数比がa2(=N3/N4)であり、
前記送電コイルと前記中継受電コイルとの間、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルとの間での2次換算等価漏れインダクタンスが、それぞれL02,L022であり、
前記高周波インバータの駆動周波数が、fのとき、
前記非接触給電システムは、下記の各式の条件を満たしていることを特徴とする非接触給電システム。
- 請求項2に記載の非接触給電システムにおいて、
前記送電コイルの自己インダクタンスおよび前記中継送電コイルの自己インダクタンスは、L1=L3であり、
前記中継受電コイルの自己インダクタンスおよび前記受電コイルの自己インダクタンスは、L2=L4であり、
前記送電コイルと前記中継受電コイルの結合係数、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの結合係数は、K1=K2であり、
前記送電コイルと前記中継受電コイルの相互インダクタンス、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの相互インダクタンスは、M1=M2であり、
前記中継受電コイル側および前記受電コイル側直列共振コンデンサのキャパシタンスは、Cs=Cssであり、
前記送電コイル側および前記中継送電コイル側並列共振コンデンサのキャパシタンスは、Cp=Cppであり、
前記送電コイルの巻き数と前記中継送電コイル22の巻き数がN1=N3、および、前記中継受電コイルの巻き数と前記受電コイル30の巻き数がN2=N4であって、それらの巻き数比と巻き数比は、a1=a2であり、
前記送電コイルと前記中継受電コイルとの間での2次換算等価漏れインダクタンス、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルとの間での2次換算等価漏れインダクタンスは、L02=L022であることを特徴とする非接触給電システム。 - 請求項2又は3に記載の非接触給電システムにおいて、
前記受電コイルと前記受電コイル側直列共振コンデンサの直列回路は、前記負荷と、第2の主電源に基づいて高周波電流を発生する第2の高周波インバータとのいずれか一方に選択的に接続可能であり、
前記送電コイルと前記送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路は、前記高周波インバータと、第2の負荷とのいずれか一方に選択的に接続可能であり、
前記受電コイルと前記受電コイル側直列共振コンデンサの直列回路が第2の高周波インバータに接続され、前記送電コイルと前記送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路が前記第2の負荷に接続されるとき、
前記受電コイルが第2の送電コイルとして機能し、前記中継送電コイルが第2の中継受電コイルとして機能し、前記中継受電コイルが第2の中継送電コイルとして機能し、前記送電コイルが第2の受電コイルとして機能することを特徴とする非接触給電システム。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載の非接触給電システムにおいて、
前記非接触延長コードは、前記中継送電コイルと前記中継送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路に対して、新たな中継送電コイルと新たな中継送電コイル側並列共振コンデンサからなる並列回路を、並列に接続したことを特徴とする非接触給電システム。 - 請求項1に記載の非接触給電システムにおいて、
前記インピーダンス回路は、前記送電コイルおよび前記中継送電コイルにそれぞれ並列に接続した送電コイル側並列共振コンデンサおよび中継送電コイル側並列共振コンデンサに対して、それぞれ直列に接続した送電コイル側直列共振コイルおよび中継送電コイル側直列共振コイルからなる回路であって、
前記送電コイルおよび前記中継送電コイルの自己インダクタンスが、それぞれL1,L3であり、
前記中継受電コイルおよび前記受電コイルの自己インダクタンスが、それぞれL2,L4であり、
前記送電コイルと前記中継受電コイル、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの結合係数が、それぞれK1、K2であり、
前記送電コイルと前記中継受電コイル、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルとの相互インダクタンスが、それぞれM1,M2であり、
前記中継受電コイル側および前記受電コイル側直列共振コンデンサのキャパシタンスが、それぞれCs,Css、
前記送電コイル側および前記中継送電コイル側並列共振コンデンサのキャパシタンスが、それぞれCp,Cppであり、
前記送電コイル側および前記中継送電コイル側直列共振コイルのインダクタンスが、それぞれLs,Lssであり、
前記送電コイルおよび中継受電コイルの巻き数が、それぞれN1,N2であって、その巻き数比がa1(=N1/N2)であり、
前記中継送電コイルおよび前継受電コイルの巻き数が、それぞれN3,N4であって、その巻き数比がa2(=N3/N4)であり、
前記高周波インバータの駆動周波数が、fのとき、
前記非接触給電システムは、下記の各式の条件を満たしていることを特徴とする非接触給電システム。
- 請求項6に記載の非接触給電システムにおいて、
前記送電コイルの自己インダクタンスおよび前記中継送電コイルの自己インダクタンスは、L1=L3であり、
前記中継受電コイルの自己インダクタンスおよび前記受電コイルの自己インダクタンスは、L2=L4であり、
前記送電コイルと前記中継受電コイルの結合係数、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの結合係数は、K1=K2であり、
前記送電コイルと前記中継受電コイルの相互インダクタンス、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルとの相互インダクタンスは、M1=M2であり、
前記中継受電コイル側および前記受電コイル側直列共振コンデンサのキャパシタンスは、Cs=Cssであり、
前記送電コイル側および前記中継送電コイル側並列共振コンデンサのキャパシタンスは、Cp=Cppであり、
前記送電コイル側および前記中継送電コイル側直列共振コイルのインダクタンスは、Ls=Lssであり、
前記送電コイルの巻き数と前記中継送電コイルの巻き数がN1=N3、および、前記中継受電コイルの巻き数と前記受電コイルの巻き数がN2=N4であって、それらの巻き数比と巻き数比は、a1=a2であることを特徴とする非接触給電システム。 - 請求項6又は7に記載の非接触給電システムにおいて、
前記受電コイルと前記受電コイル側直列共振コンデンサの直列回路は、前記負荷と、第2の主電源に基づいて高周波電流を発生する第2の高周波インバータとのいずれか一方に選択的に接続可能であり、
前記送電コイルと前記送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路と前記送電コイル側直列共振コイルが直列に接続された直列回路は、前記高周波インバータと、第2の負荷とのいずれか一方に選択的に接続可能であり、
前記受電コイルと前記受電コイル側直列共振コンデンサの直列回路が第2の高周波インバータに接続され、前記送電コイルと前記送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路と前記送電コイル側直列共振コイルが直列に接続された直列回路が前記第2の負荷に接続されるとき、
前記受電コイルが第2の送電コイルとして機能し、前記中継送電コイルが第2の中継受電コイルとして機能し、前記中継受電コイルが第2の中継送電コイルとして機能し、前記送電コイルが第2の受電コイルとして機能することを特徴とする非接触給電システム。 - 請求項6〜8のいずれか1項に記載の非接触給電システムにおいて、
前記非接触延長コードは、前記中継送電コイルと前記中継送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路に前記中継送電コイル側直列共振コイルを直列に接続した直列回路に対して、新たな中継送電コイルと新たな中継送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路に新たな中継送電コイル側直列共振コイルを直列に接続した直列回路を、並列に接続したことを特徴とする非接触給電システム。
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