JP2016101079A - 非接触給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触延長コードを用いた非接触システムにおいて、入力力率を改善し待機電力削減や、軽負荷時の効率向上が可能な非接触給電システムを提供する。
【解決手段】非接触給電システムSは、非接触延長コード2の中継受電コイル21が給電装置1の送電コイル10と対向配置され、非接触延長コード2の中継送電コイル22が受電装置3の受電コイル30と対向配置される。前記送電コイル10に対して第1並列共振コンデンサ11を並列に接続して共振回路を構築する。また、中継送電コイル22に対して、第2並列共振コンデンサ24を並列に接続して共振回路を構築する。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触給電システムに関するものである。
特許文献1には、1次コイルと2次コイルを対向させてできる磁気結合トランスを2組縦続接続した非接触給電システムが示されている。つまり、給電装置(1次コイル)と受電装置(2次コイル)の間に、中継2次コイルと中継1次コイルを備えた非接触延長コードを介在させて、同非接触延長コードを介して給電装置の電力を受電装置に非接触給電するものである。
この非接触給電システムにおいては、負荷電流にあまり依存しないで、受電電圧が送電電圧とほぼ同じレベルの振幅の電圧を送れることで優れている。しかしながら、このシステムでは、入力電圧と入力電流との間に位相差が生じ力率が低くなる問題を含んでいた。
電磁誘導を使う非接触給電においては、1次コイルに励磁電流を流して高周波の交番磁束を発生させ、2次コイルにこの磁束を交鎖させて起電力を得るために、コイルの入力電圧に対して入力電流が遅れる。したがって、このままでは入力力率が1より小さくなる。入力力率が小さい場合は、負荷に電力を供給するための直接寄与しない無効電流が増加していることを示し、結果として待機電力の増加や効率の低下につながる。
また、非特許文献1には、1次コイルと2次コイルを対向させてできる磁気結合トランスを1組使う非接触給電システムにおいて、入力力率を改善するための回路方式が示されている。
国際公開第2014/038148号
望月大樹、仲達崇一郎、渡辺宏、境野翔、金子裕良、阿部茂、保田富雄、"一方向非接触給電から拡張容易な双方向非接触給電システム"電学論(D),vol.133−D,no.7,pp.707−713,2013.
しかしながら、非特許文献1は、1組の磁気結合トランスを使った非接触給電システムの力率改善であり、磁気結合トランスを2組縦続接続した非接触給電するシステムにおいての入力力率を改善する方策は開示されていない。したがって、非接触延長コードを用いて、給電装置の電力を受電装置に非接触給電するシステムにおいての入力力率を改善し待機電力の削減や、軽負荷時の効率向上を図ることが望まれる。
本発明は、非接触延長コードを用いた非接触システムにおいて、入力力率を改善し待機電力削減や、軽負荷時の効率向上が可能となる非接触給電システムを提供する。
上記課題を解決するための非接触給電システムは、主電源に基づいて高周波インバータが発生する高周波電流が通電されて交番磁界を発生する送電コイルを有する給電装置と、受電コイルと、前記受電コイルと直列に接続された受電コイル側直列共振コンデンサを有する受電装置と、中継受電コイルと、中継送電コイルと、前記中継受電コイルと前記中継送電コイルとの間に直列に接続された中継受電コイル側直列共振コンデンサを有する非接触延長コードとを有し、前記中継受電コイルが前記送電コイルと対向配置され、前記中継送電コイルが前記受電コイルと対向配置され、前記送電コイルが発生する交番磁束と交鎖して前記中継受電コイルに誘導起電力を発生させ、その誘導起電力にて前記中継送電コイルに交番磁束を発生させ、その交番磁束と交鎖して前記受電コイルに誘導起電力を発生させ、その誘導起電力を利用して負荷に必要な電力を与える非接触給電システムであって、前記送電コイルおよび前記中継送電コイルに対して、それぞれインダクタンスとキャパシタンスのうち少なくともキャパシタンスを有するインピーダンス回路を設けて、前記給電装置の入力力率が1に近くなるようにし、かつ、前記高周波インバータからの出力電圧振幅と前記受電装置の受電コイルからの出力電圧振幅とが、負荷電流の大きさに関わらずに同程度の電圧振幅になるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、入力力率を改善し待機電力の削減や、軽負荷時の効率向上が可能となる。
第1実施形態の非接触給電システムの概略を示す電気回路図。 第2実施形態の非接触給電システムの概略を示す電気回路図。 (a)および(b)は非接触給電システムの別例を示す電気回路図。 (a)および(b)は非接触給電システムの別例を示す電気回路図。 非接触給電システムの別例を示す電気回路図。 非接触給電システムの別例を示す電気回路図。
(第1実施形態)
以下、非接触給電システムの第1実施形態を、図1に従って説明する。
図1は、非接触給電システムの概略的な電気回路図を示す。図1において、非接触給電システムSは、給電装置1、非接触延長コード2、および、受電装置3を有している。非接触給電システムSは、給電装置1の電力を非接触にて非接触延長コード2に給電し、その非接触延長コード2が受電した電力を非接触にて受電装置3に給電する。つまり、給電装置1と受電装置3が離間している場合、非接触給電システムSは、非接触延長コード2を利用して給電装置1からの電力を受電装置3に非接触にて給電可能なシステムである。
(給電装置1)
給電装置1は、送電コイル10、第1並列共振コンデンサ11、整流平滑回路12および高周波インバータ13を有している。整流平滑回路12は、全波整流回路(図示せず)と平滑コンデンサ(図示せず)を備え、商用の交流電源14からの出力波形が全波整流回路(図示せず)にて直流電圧に整流され、その整流された直流電圧を平滑コンデンサ(図示せず)にて平滑化して高周波インバータ13へ出力する。
高周波インバータ13は、例えば、公知のハーフブリッジ型またはフルブリッジ型のインバータであって、整流平滑回路12からの直流電圧に基づいて送電コイル10に印加する高周波電圧(1次電圧V)を生成する。高周波インバータ13は、高周波インバータ13の出力端子P1,P2から高周波電圧(1次電圧V)を送電コイル10に印加することによって、送電コイル10に高周波電流(1次電流I)を通電する。
送電コイル10は、第1ポット型コア15に巻回され、高周波インバータ13の高周波電流(1次電流I)が通電して交番磁界を発生する。
送電コイル10には、第1並列共振コンデンサ11が並列に接続されている。第1並列共振コンデンサ11は、送電コイル10との並列回路によって共振回路を構成するようになっている。
この共振回路の共振条件は、下記の式(1)で与えられる。
ω・L・Cp=1 ・・・(1)
ここで、Lは、送電コイル10の自己インダクタンスを示し、Cpは、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V)の駆動周波数である。
そして、式(1)を変形することによって、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスCpは、下記の式(2)で与えられる。
Cp=1/(ω・L) ・・・(2)
したがって、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスCpを、式(2)を満たす条件で設定すれば、無負荷時において、出力端子P1,P2から送電コイル10側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。
(非接触延長コード2)
非接触延長コード2は、中継受電コイル21、中継送電コイル22、第1直列共振コンデンサ23、および、第2並列共振コンデンサ24を有している。
中継受電コイル21は、給電装置1の送電コイル10と磁気結合するように対向配置され送電コイル10が発生する交番磁界と交鎖して誘導起電力を出力する。中継受電コイル21は、給電装置1の送電コイル10が巻回されている第1ポット型コア15と同形、同材質の第2ポット型コア25に巻回されている。つまり、送電コイル10が形成する磁気抵抗と中継受電コイル21が形成する磁気抵抗とが同じとなるように、送電コイル10と中継受電コイル21を、その構造、形状、サイズ、材料条件が同じになるようにしている。
中継受電コイル21には第1直列共振コンデンサ23が直列に接続されている。中継受電コイル21と第1直列共振コンデンサ23の直列回路の出力端子P3,P4間には、中継送電コイル22が接続されている。第1直列共振コンデンサ23は、出力端子P3,P4間の負荷の大きさに依存しないで、出力端子P3,P4間に一定の出力電圧(以下、2次電圧Vという)を出力させるためにインピーダンスマッチングするために設けられている。
つまり、第1直列共振コンデンサ23は、中継受電コイル21との直列回路によって共振回路を構成し、送電コイル10と中継受電コイル21との間での2次換算等価漏れインダクタンスL02を打ち消すためのものである。
2次換算等価漏れインダクタンスL02は、下記の式(3)で与えられる。
02=L・(1−K ) ・・・(3)
ここで、Lは、中継受電コイル21の自己インダクタンスを示し、Kは、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数を示す。
また、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数Kは、下記の式(4)にて与えられる。
=M/(L・L1/2 ・・・(4)
ここで、Lは、送電コイル10の自己インダクタンスを示し、Lは、中継受電コイル21の自己インダクタンスを示す。また、Mは、送電コイル10と中継受電コイル21の相互インダクタンスである。
そして、この共振回路の第1直列共振コンデンサ23が2次換算等価漏れインダクタンスL02を打ち消す条件、すなわち、共振条件は、下記の式(5)で与えられる。
ω・L02・Cs=1 ・・・(5)
ここで、Csは、第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V)の駆動周波数である。
そして、式(5)を変形することによって、第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスCsは、下記の式(6)で与えられる。
Cs=1/(ω・L02) ・・・(6)
したがって、第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスCsが式(6)を満たすように設定すれば、2次換算等価漏れインダクタンスL02は、キャパシタンスCsで打ち消される。その結果、線路インピーダンスを、ほぼゼロにすることができる。
そして、中継受電コイル21は、給電装置1の送電コイル10の交番磁界と交鎖して出力される誘導起電力を、2次電圧Vとして出力端子P3,P4間から中継送電コイル22に印加する。
このとき、この非接触延長コード2の中継受電コイル21は、巻き数N以外は給電装置1の送電コイル10の形状、構造およびサイズを同じなるように形成されている。すなわち、送電コイル10が形成する磁気抵抗と中継受電コイル21が形成する磁気抵抗とが同じに形成されている。
また、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数Kは、例えば予め計測にて求められているものとする。これによって、2次換算等価漏れインダクタンスL02は、式(3)にて求められる。
そして、本実施形態では、給電装置1の送電コイル10の巻き数Nに対して中継受電コイル21の巻き数Nを調整することによって、1次電圧V=2次電圧Vとなるように設定している。
つまり、1次電圧Vと2次電圧Vとの間には、下記の式(7)が成立する。
=K・(L/L1/2・V
=(K/a)・V ・・・(7)
ここで、aは、送電コイル10の巻き数Nと中継受電コイル21の巻き数Nの巻き数比(=N/N)を示す。
したがって、下記の式(8)のように、巻き数比a(=N/N)と結合係数Kを等しくすれば、1次電圧V=2次電圧Vとなる。
=K ・・・(8)
つまり、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数Kが予め計測されていることから、これに合わせて巻き数比a(=N/N)を設定する。これによって、出力端子P3,P4間から中継送電コイル22に希望する2次電圧VであるV=Vが出力されることになる。
中継送電コイル22は、中継受電コイル21が巻回されている第2ポット型コア25と同形、同材質の第3ポット型コア26に巻回されている。中継送電コイル22は、この2次電圧V(=V)が印加され2次電流Iが通電されて交番磁界を発生する。この交番磁界の周波数は、給電装置1の送電コイル10が発生する交番磁界の周波数fと同じである。
中継送電コイル22には、第2並列共振コンデンサ24が並列に接続されている。つまり、中継送電コイル22と第2並列共振コンデンサ24の並列回路に、中継受電コイル21からの2次電圧V(=V)が印加される。
この共振回路の共振条件は、下記の式(9)で与えられる。
ω・L・Cpp=1 ・・・(9)
ここで、Lは、中継送電コイル22の自己インダクタンスを示し、Cppは、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V)の駆動周波数である。
そして、式(9)を変形することによって、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスCppは、下記の式(10)で与えられる。
Cpp=1/(ω・L) ・・・(10)
したがって、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスCppを、式(10)を満たす条件で設定すれば、無負荷時において出力端子P3,P4から中継送電コイル22側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。
(受電装置3)
受電装置3は、受電コイル30、第2直列共振コンデンサ31、全波整流回路32、平滑コンデンサ33および負荷34を有している。
受電コイル30は、非接触延長コード2の中継送電コイル22と磁気結合するように対向配置され、中継送電コイル22が発生する交番磁界と交鎖して誘導起電力を発生する。
受電コイル30は、第3ポット型コア26と同形、同材質の第4ポット型コア35に巻回されている。受電コイル30は第2直列共振コンデンサ31と直列に接続されている。その直列回路は、中継送電コイル22が発生する交番磁界と交鎖して受電コイル30が出力する誘導起電力を、第2の2次電圧Vとして出力端子P5,P6から出力する。
受電コイル30には第2直列共振コンデンサ31が直列に接続され、その直列回路の出力端子P5,P6間に全波整流回路32が接続されている。第2直列共振コンデンサ31は、出力端子P5,P6間の負荷の大きさに依存しないで、すなわち、負荷34に一定の出力電圧Voutを出力させるためにインピーダンスマッチングするために設けられている。
つまり、第2直列共振コンデンサ31は、受電コイル30との直列回路によって共振回路を構成し、中継送電コイル22と受電コイル30との間での2次換算等価漏れインダクタンスL022を打ち消すものである。
そして、2次換算等価漏れインダクタンスL022は、下記の式(11)で与えられる。
022=L(1−K ) ・・・(11)
ここで、Lは、受電コイル30の自己インダクタンスを示し、Kは、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数を示す。
また、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数Kは、下記の式(12)にて与えられる。
=M/(L・L1/2 ・・・(12)
ここで、Lは、中継送電コイル22の自己インダクタンスを示し、Lは、受電コイル30の自己インダクタンスを示す。また、Mは、中継送電コイル22と受電コイル30の相互インダクタンスである。
そして、共振回路の第2直列共振コンデンサ31が2次換算等価漏れインダクタンスL022を打ち消す条件、すなわち、共振条件は、下記の式(13)で与えられる。
ω・L022・Css=1 ・・・(13)
ここで、Cssは、第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V)の駆動周波数である。
そして、式(13)を変形することによって、第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスCssは、下記の式(14)で与えられる。
Css=1/(ω・L022) ・・・(14)
したがって、第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスCssを、式(14)を満たすように設定すれば、2次換算等価漏れインダクタンスL022は、キャパシタンスCssで打ち消される、その結果、線路インピーダンスを、ほぼゼロにすることができる。
そして、受電コイル30は、非接触延長コード2の中継送電コイル22の交番磁界と交鎖して出力される誘導起電力を、第2の2次電圧Vとして出力端子P5,P6間から全波整流回路32に印加する。
このとき、この受電装置3の受電コイル30は、巻き数N以外は非接触延長コード2の中継送電コイル22の形状、構造およびサイズを同じなるように形成されている。すなわち、中継送電コイル22が形成する磁気抵抗と受電コイル30が形成する磁気抵抗とが同じに形成されている。
また、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数Kは、例えば予め計測にて求められているものとする。これによって、2次換算等価漏れインダクタンスL022は、式(11)にて求められる。
そして、本実施形態では、中継送電コイル22の巻き数Nに対して受電コイル30の巻き数Nを調整することによって、2次電圧V=第2の2次電圧Vとなるように設定している。
つまり、2次電圧Vと第2の2次電圧Vとの間には、下記の式(15)が成立する。
=K・(L/L1/2・V
=(K/a)・V ・・・(15)
ここで、aは、中継送電コイル22の巻き数Nと受電コイル30の巻き数Nの巻き数比(=N/N)を示す。
したがって、下記の式(16)のように、巻き数比a(=N3/N)と結合係数Kを等しくすれば、2次電圧V=第2の2次電圧Vとなる。
=K ・・・(16)
つまり、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数Kが予め計測されていることから、これに合わせて巻き数比a(=N/N)を設定する。これによって、出力端子P3,P4間から全波整流回路32に希望する第2の2次電圧VであるV=V(=V)が出力される。
全波整流回路32は、第2の2次電圧Vを全波整流する。そして、全波整流回路32にて整流された第2の2次電圧Vは、平滑コンデンサ33にて平滑され、出力電圧Voutとなって負荷34に出力される。
次に、第1実施形態の作用を説明する。
いま、送電コイル10、中継受電コイル21,中継送電コイル22、および、受電コイル30の自己インダクタンスL1〜L4をそれぞれ予め求める。また、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数K、および、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数Kを予め計測又は理論的に求める。
そして、式(7)および式(8)に基づいて、送電コイル10と中継受電コイル21の巻き数比a(=N/N)と、送電コイル10と中継受電コイル21の結合係数Kとを同じにすることによって、1次電圧Vと2次電圧Vを同じにすることができる。
同様に、式(15)および式(16)に基づいて、中継送電コイル22と受電コイル30の巻き数比a(=N/N)と、中継送電コイル22と受電コイル30の結合係数Kとを同じにすることによって、2次電圧Vと第2の2次電圧Vを同じにすることができる。
これによって、非接触延長コード2を介して、給電装置1の送電コイル10に出力する1次電圧V1と同じ電圧レベルの第2の2次電圧Vを受電装置3の受電コイル30から出力させることができる。
また、給電装置1において、送電コイル10に対して第1並列共振コンデンサ11を並列接続した。そして、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスCpを式(2)で与えられる値に設定する。これによって、送電コイル10と第1並列共振コンデンサ11からなる並列回路は式(1)の共振条件を満たす共振回路となる。
これによって、無負荷荷時において、出力端子P1,P2から送電コイル10側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。つまり、入力力率がほぼ1にできるため、無負荷時の待機電力の削減と、軽負荷時の効率の向上が可能となる。
同様に、非接触延長コード2において、中継送電コイル22に対して第2並列共振コンデンサ24を並列接続した。そして、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスCppを式(10)で与えられる値に設定する。これによって、中継送電コイル22と第2並列共振コンデンサ24からなる並列回路は式(9)の共振条件を満たす共振回路となる。
これによって、無負荷時において、出力端子P3,P4から中継送電コイル22側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。つまり、入力力率がほぼ1にできるため、無負荷時の待機電力の削減と、軽負荷時の効率の向上が可能となる。
つまり、非接触延長コード2を利用して、給電装置1が受電装置3に電力を給電する場合でも、受電装置3の負荷34が無負荷の時には待機電力の削減ができるとともに、負荷34が軽負荷時には効率のよい給電ができる。
次に、第1実施形態の効果を以下に記載する。
(1)第1実施形態によれば、非接触延長コード2を介して、給電装置1の送電コイル10に出力する1次電圧Vと同じ電圧レベルの第2の2次電圧Vを受電装置3の受電コイル30から出力させることができる。
(2)第1実施形態によれば、非接触延長コード2を利用して給電装置1が受電装置3に電力を給電する場合において、入力力率をほぼ1にでき、受電装置3の負荷34が無負荷の時には待機電力の削減ができるとともに、負荷34が軽負荷時には効率のよい給電ができる。
なお、第1実施形態において、以下の(1)〜(8)の各条件を満たすようにして実施してもよい。
(1)送電コイル10の自己インダクタンスLと、中継送電コイル22の自己インダクタンスLを、L=Lとすること。
(2)中継受電コイル21の自己インダクタンスLと、受電コイル30の自己インダクタンスLを、L=Lとすること。
(3)送電コイル10と中継受電コイル21の結合係数Kと、中継送電コイル22と受電コイル30の結合係数Kを、K=Kとすること。
(4)送電コイル10と中継受電コイル21の相互インダクタンスMと、中継送電コイル22と受電コイル30の相互インダクタンスMを、M=Mとすること。
(5)第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスCsと、第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスCssを、Cs=Cssとすること。
(6)第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスCpと、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスCppを、Cp=Cppとすること。
(7)送電コイル10の巻き数Nと中継送電コイル22の巻き数NをN=N、および、中継受電コイル21の巻き数Nと受電コイル30の巻き数NをN=Nとし、巻き数比aと巻き数比aを、a=aとすること。
(8)送電コイル10と中継受電コイル21との間での2次換算等価漏れインダクタンスL02と、中継送電コイル22と受電コイル30との間での2次換算等価漏れインダクタンスL022を、L02=L022とすること。
(第2実施形態)
以下、非接触給電システムSの第2実施形態を、図2に従って説明する。
第2実施形態の非接触給電システムSでは、第1実施形態の非接触給電システムSにおいて、それぞれ設けた共振回路の構成が異なるものである。したがって、その異なる共振回路を詳細に説明し、その他の共通の構成については詳細な説明は省略する。
(給電装置1)
図2に示すように、給電装置1において、送電コイル10と第1並列共振コンデンサ11とが並列に接続された並列回路には、第1直列共振コイル18が直列に接続されている。第1並列共振コンデンサ11は、送電コイル10とで共振回路を構成し、式(1)の条件式(ω・L・Cp=1)を満たし、そのキャパシタンスCpは、式(2)で与えられる。
また、第1直列共振コイル18は、第1並列共振コンデンサ11と共振回路を構成するようになっている。共振回路の共振条件は、下記の式(17)で与えられる。
ω・Ls・Cp=1 ・・・(17)
ここで、Lsは、第1直列共振コイル18の自己インダクタンスを示し、Cpは、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V)の駆動周波数である。
そして、式(17)と上記した式(1)から、下記に示す式(18)の関係式が与えられる。
=Ls ・・・(18)
したがって、第1直列共振コイル18の自己インダクタンスLsは、送電コイル10の自己インダクタンスLと同じ値に設定し、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスCpを式(2)で設定する。
これによって、無負荷時において、出力端子P1,P2から送電コイル10側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。
(非接触延長コード2)
非接触延長コード2において、中継受電コイル21に直列に接続された第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスCsは、中継受電コイル21との共振条件である下記の式(19)で与えられる。
ω・L・Cs=1 ・・・(19)
ここで、Lは、中継受電コイル21の自己インダクタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V)の駆動周波数である。
そして、上記式(19)を変形することによって、第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスCsは、下記の式(20)で与えられる。
Cs=1/(ω・L) ・・・(20)
そして、中継受電コイル21は、給電装置1の送電コイル10の交番磁界と交鎖して出力される誘導起電力を、2次電圧Vとして出力端子P3,P4間から中継送電コイル22に印加する。
このとき、この非接触延長コード2の中継受電コイル21は、巻き数N以外は給電装置1の送電コイル10の形状、構造およびサイズを同じなるように形成されている。すなわち、送電コイル10が形成する磁気抵抗と中継受電コイル21が形成する磁気抵抗とが同じに形成されている。
また、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数Kは、例えば予め計測にて求められているものとする。
そして、第1実施形態と同様に、本実施形態においても給電装置1の送電コイル10の巻き数Nに対して中継受電コイル21の巻き数Nを調整することによって、1次電圧V=2次電圧Vとなるように設定している。
このとき、1次電圧Vと2次電圧Vとの間には、下記の式(21)が成立する。
=ω・K・(L・L1/2・I
=ω・K・(L・L1/2・V/(ω・Ls)
=K・(L/L1/2・V
=(K/a)・V ・・・(21)
ここで、aは、送電コイル10の巻き数Nと中継受電コイル21の巻き数Nの巻き数比(=N/N)を示す。Iは、第1直列共振コイル18に流れる電流値を示す。
つまり、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数Kが予め計測されていることから、これに合わせて巻き数比a(=N/N)を設定する。これによって、出力端子P3,P4間から中継送電コイル22に希望する2次電圧VであるV=Vを出力させることができる。
また、非接触延長コード2において、中継送電コイル22と第2並列共振コンデンサ24との並列回路には、第2直列共振コイル28が直列に接続されている。
第2並列共振コンデンサ24は、中継送電コイル22とで共振回路を構成し、式(9)の条件式(ω・L・Cpp=1)を満たし、そのキャパシタンスCppは、式(10)で与えられる。
そして、第2直列共振コイル28は、第2並列共振コンデンサ24と共振回路を構成するようになっている。
この共振回路の共振条件は、下記の式(22)で与えられる。
ω・Lss・Cpp=1 ・・・(22)
ここで、Lssは、第2直列共振コイル28の自己インダクタンスを示し、Cppは、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V)の駆動周波数である。
そして、この式(22)と式(9)から、下記の式(23)の関係式が与えられる。
=Lss ・・・(23)
したがって、第2直列共振コイル28の自己インダクタンスLssは、中継送電コイル22の自己インダクタンスLと同じ値に設定し、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスCppを式(10)で設定する。これによって、無負荷時において、出力端子P3,P4から中継送電コイル22側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。
(受電装置3)
受電装置3において、受電コイル30に直列に接続された第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスCssは、受電コイル30との共振条件である下記の式(24)で与えられる。
ω・L・Css=1 ・・・(24)
ここで、Lは、受電コイル30の自己インダクタンスを示す。また、ωは、ω=2πfであって、fは、高周波電圧(1次電圧V)の駆動周波数である。
そして、式(24)を変形することによって、第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスCssは、下記の式(25)で与えられる。
Css=1/(ω・L) ・・・(25)
そして、受電コイル30は、非接触延長コード2の中継送電コイル22の交番磁界と交鎖して出力される誘導起電力を、第2の2次電圧Vとして出力端子P5,P6間から全波整流回路32に印加する。
このとき、この受電装置3の受電コイル30は、巻き数N以外は非接触延長コード2の中継送電コイル22の形状、構造およびサイズを同じなるように形成されている。すなわち、中継送電コイル22が形成する磁気抵抗と受電コイル30が形成する磁気抵抗とが同じに形成されている。
また、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数Kは、例えば予め計測にて求められているものとする。
そして、第1実施形態と同様に、本実施形態においても非接触延長コード2の中継送電コイル22の巻き数Nに対して受電コイル30の巻き数Nを調整することによって、2次電圧V=第2の2次電圧Vとなるように設定している。
このとき、2次電圧Vと第2の2次電圧Vとの間には、下記の式(26)が成立する。
=ω・K・(L・L1/2・I
=ω・K・(L・L1/2・V/(ω・Lss)
=K・(L/L1/2・V
=(K/a)・V ・・・(26)
ここで、aは、中継送電コイル22の巻き数Nと受電コイル30の巻き数Nの巻き数比(=N/N)を示す。Iは、第2直列共振コイル28に流れる電流値を示す。
つまり、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数Kが予め計測されていることから、これに合わせて巻き数比a(=N/N)を設定する。これによって、出力端子P5,P6間から全波整流回路32に希望する第2の2次電圧VであるV=V(=V)を出力させることができる。
全波整流回路32は、受電コイル30が発生する第2の2次電圧Vを全波整流する。そして、全波整流回路32にて整流された第2の2次電圧Vは、平滑コンデンサ33にて平滑され、出力電圧Voutとなって負荷34に出力される。
次に、第2実施形態の作用を説明する。
いま、送電コイル10、中継受電コイル21,中継送電コイル22、および、受電コイル30の自己インダクタンスL〜Lをそれぞれ予め求める。また、送電コイル10と中継受電コイル21との結合係数K、および、中継送電コイル22と受電コイル30との結合係数Kを予め求める。
これによって、式(21)に基づいて、送電コイル10と中継受電コイル21の巻き数比a(=N/N)と、送電コイル10と中継受電コイル21の結合係数Kとを同じにすることによって、1次電圧Vと2次電圧Vを同じにできる。
同様に、式(26)に基づいて、中継送電コイル22と受電コイル30の巻き数比a(=N/N)と、中継送電コイル22と受電コイル30の結合係数Kとを同じにすることによって、2次電圧Vと第2の2次電圧Vを同じにできる。
つまり、非接触延長コード2を介して、給電装置1の送電コイル10に出力する1次電圧Vと同じ電圧レベルの第2の2次電圧Vを受電装置3の受電コイル30から出力させることができる。
また、給電装置1において、送電コイル10と第1並列共振コンデンサ11の並列回路に対して第1直列共振コイル18を直列接続した。そして、第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスCpを式(2)に基づいて設定する。これによって、送電コイル10と第1並列共振コンデンサ11からなる並列回路は、式(1)の共振条件を満たす共振回路にする。
また、第1直列共振コイル18の自己インダクタンスLsを、式(18)で与えられる値に設定する。これによって、第1直列共振コイル18と第2並列共振コンデンサ24からなる直列回路は、式(17)の共振条件を満たす共振回路となる。
これによって、無負荷荷時において、出力端子P1,P2から送電コイル10側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。つまり、入力力率がほぼ1にできるため、無負荷時の待機電力の削減と、軽負荷時の効率の向上ができる。
同様に、非接触延長コード2において、中継送電コイル22と第2並列共振コンデンサ24の並列回路に対して第2直列共振コイル28を直列接続した。そして、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスCppを、式(10)で与えられる値に設定する。これによって、中継送電コイル22と第2並列共振コンデンサ24からなる並列回路は、式(9)の共振条件を満たす共振回路となる。
また、第2直列共振コイル28の自己インダクタンスLssを、式(23)で与えられる値に設定する。これによって、第2直列共振コイル28と第2並列共振コンデンサ24からなる直列回路は、式(22)の共振条件を満たす共振回路となる。
これによって、無負荷時において、出力端子P3,P4から中継送電コイル22側を見たインピーダンスは、ハイ・インピーダンスとなる。つまり、入力力率がほぼ1にできるため、無負荷時の待機電力の削減と、軽負荷時の効率の向上ができる。
以上のことから、非接触延長コード2を利用して、給電装置1が受電装置3に電力を給電する場合でも、受電装置3の負荷34が無負荷の時には待機電力の削減ができるとともに、負荷34が軽負荷時には効率のよい給電ができる。
次に、第2実施形態の効果を以下に記載する。
(1)第2実施形態によれば、非接触延長コード2を介して、給電装置1の送電コイル10に出力する1次電圧Vと同じ電圧レベルの第2の2次電圧Vを受電装置3の受電コイル30から出力させることができる。
(2)第2実施形態によれば、非接触延長コード2を利用して給電装置1が受電装置3に電力を給電する場合において、入力力率をほぼ1にでき、受電装置3の負荷34が無負荷の時には待機電力の削減ができるとともに、負荷34が軽負荷時には効率のよい給電ができる。
なお、第2実施形態において、以下の(1)〜(8)の各条件を満たすようにして実施してもよい。
(1)送電コイル10の自己インダクタンスLと、中継送電コイル22の自己インダクタンスLを、L=Lとすること。
(2)中継受電コイル21の自己インダクタンスLと、受電コイル30の自己インダクタンスLを、L=Lとすること。
(3)送電コイル10と中継受電コイル21の結合係数Kと、中継送電コイル22と受電コイル30の結合係数Kを、K=Kとすること。
(4)送電コイル10と中継受電コイル21の相互インダクタンスMと、中継送電コイル22と受電コイル30の相互インダクタンスMを、M=Mとすること。
(5)第1直列共振コンデンサ23のキャパシタンスCsと、第2直列共振コンデンサ31のキャパシタンスCssを、Cs=Cssとすること。
(6)第1並列共振コンデンサ11のキャパシタンスCpと、第2並列共振コンデンサ24のキャパシタンスCppを、Cp=Cppとすること。
(7)第1直列共振コイル18のインダクタンスLsと、第2直列共振コイル28のインダクタンスLssを、Ls=Lssとすること。
(8)送電コイル10の巻き数Nと中継送電コイル22の巻き数NをN=N、および、中継受電コイル21の巻き数Nと受電コイル30の巻き数NをN=Nとし、巻き数比aと巻き数比aを、a=aとすること。
なお、上記各実施形態における非接触給電システムSにおいて、双方向の非接触給電を可能にしてもよい。つまり、送電コイル10に接続されて給電側回路(電源側)を、受電側回路(負荷側)に切り替え、受電コイル30に接続された受電側回路(負荷側)を給電側回路(電源側)に切り替えることで、双方向の非接触給電を可能にしてもよい。
図3(a)および図3(b)は、その双方向非接触給電システムの例を示す。同システムは、図1に示す非接触給電システムSに対応するものである。このシステムでは、出力端子P1〜P6は、入出力端子として用いられる。
端子P1,P2は、図3(a)に示すように給電側回路1Aと、図3(b)に示すように受電側回路3Bとのうちのいずれか一方に選択的に接続される。給電側回路1Aは、交流電源14、整流平滑回路12、および高周波インバータ13を有する。受電側回路3Bは、第2の全波整流回路320、第2の平滑コンデンサ330、および第2の負荷340を有する。
なお、端子P1,P2での給電側回路1Aと受電側回路3Bとの切り替えは、例えばスイッチ回路(図示せず)によって行われる。
同様に、端子P5,P6は、図3(a)に示すように受電側回路3Aと、図3(b)に示すように給電側回路1Bのうちのいずれか一方に選択的に接続される。受電側回路3Aは、全波整流回路32、平滑コンデンサ33、および負荷34を有する。給電側回路1Bは、第2の交流電源140、第2の整流平滑回路120、および第2の高周波インバータ130を有する。
なお、端子P5,P6での受電側回路3Aと給電側回路1Bとの切り替えは、例えばスイッチ回路(図示せず)によって行われる。
つまり、図3(a)に示すように、端子P1,P2に給電側回路1Aが接続されると、端子P5,P6には受電側回路3Aが接続される。この場合、図1に示す非接触給電システムSが構築され、交流電源14に基づいて送電コイル10から非接触延長コード2を介して、受電コイル30に非接触給電が行われる。
反対に、図3(b)に示すように、端子P1,P2に受電側回路3Bが接続されると、端子P5,P6には給電側回路1Bが接続される。この場合には、受電コイル30が送電コイルとして機能し、中継受電コイル21が中継送電コイルとして機能するとともに、送電コイル10が受電コイルとして機能し、中継送電コイル22が中継受電コイルとして機能する。そして、第2の交流電源140に基づいて送電コイル(受電コイル30)から非接触延長コード2を介して、受電コイル(送電コイル10)に非接触給電が行われる。
つまり、図3(b)に示す非接触給電システムSでは、図3(a)に示す非接触給電システムSの給電方向とは逆方向に非接触給電が行われる。このように、端子P1,P2の位置および端子P5,P6の位置において、給電側回路と受電側回路とを切り替えることにより、双方方向非接触給電システムが実現される。
図4(a)および図4(b)は、その双方向非接触給電システムのその他の例を示す。同システムは、図2に示す非接触給電システムSに対応するものである。端子P1〜P6は同様に入出力端子として用いられる。
そして、端子P1,P2は、図4(a)に示すように給電側回路1Aと、図4(b)に示すように受電側回路3Bとのうちのいずれか一方に選択的に接続される。なお、端子P1,P2での給電側回路1Aと受電側回路3Bとの切り替えは、例えばスイッチ回路(図示せず)によって行われる。
同様に、端子P5,P6は、図4(a)に示すように受電側回路3Aと、図4(b)に示すように給電側回路1Bのうちのいずれか一方に選択的に接続される。なお、端子P5,P6での受電側回路3Aと給電側回路1Bとの切り替えは、例えばスイッチ回路(図示せず)によって行われる。
つまり、図4(a)に示すように、端子P1,P2に給電側回路1Aが接続されると、端子P5,P6には受電側回路3Aが接続される。この場合、図2の示す非接触給電システムSが構築され、交流電源14に基づいて送電コイル10から非接触延長コード2を介して、受電コイル30に非接触給電が行われる。
反対に、図4(b)に示すように、端子P1,P2に受電側回路3Bが接続されると、端子P5,P6には給電側回路1Bが接続される。この場合には、受電コイル30が送電コイルとして機能し、中継受電コイル21が中継送電コイルとして機能するとともに、送電コイル10が受電コイルとして機能し、中継送電コイル22が中継受電コイルとして機能する。そして、第2の交流電源140に基づいて送電コイル(受電コイル30)から非接触延長コード2を介して、受電コイル(送電コイル10)に非接触給電が行われる。
この場合も同様に、図4(b)に示す非接触給電システムSでは、図4(a)に示す非接触給電システムSの給電方向とは逆方向に非接触給電が行われる。このように、端子P1,P2の位置および端子P5,P6の位置において、給電側回路と受電側回路とを切り替えることにより、双方方向非接触給電システムが実現される。
また、上記各実施形態における非接触給電システムSにおいて、非接触延長コード2について中継受電コイル21に対して複数の中継送電コイル22を並列に接続した非接触延長コード2に応用してよい。
図5は、非接触延長コード2において中継送電コイルを2個有した非接触給電システムSの例を示す。同システムは、図1に示す非接触給電システムSに対応するものである。図5に示す非接触延長コード2は、中継送電コイル22と第2並列共振コンデンサ24の並列回路が接続されている端子P3,P4に対して、新たな中継送電コイル220と新たな第2並列共振コンデンサ240の並列回路が接続されている。新たな中継送電コイル220は、新たな第3ポット型コア260に巻回されている。
新たな中継送電コイル220は、中継送電コイル22とその構造、材質、形状、自己インダクタンスLおよび巻き数Nが同じである。また、新たな第2並列共振コンデンサ240は、第2並列共振コンデンサ24とそのキャパシタンスCppが同じである。さらに、新たな第3ポット型コア260は、第3ポット型コア26と同形、同材質のもので構成されている。
したがって、中継送電コイル22と新たな中継送電コイル220を離間した位置に配置することで、受電装置3の利用範囲を拡大させることができる。また、中継送電コイル22と新たな中継送電コイル220を設けたことによって、図5に示すように同時に2つの受電装置3に対して非接触給電することができる。
図6は、非接触延長コード2において中継送電コイルを2個有した非接触給電システムSのその他の例を示す。同システムは、図2に示す非接触給電システムSに対応するものである。図6に示す非接触延長コード2は、中継送電コイル22と第2並列共振コンデンサ24の並列回路に対して第2直列共振コイル28が直列に接続された直列回路が端子P3,P4に接続されている。そして、端子P3,P4に新たな中継送電コイル220と新たな第2並列共振コンデンサ240の並列回路に対して新たな第2直列共振コイル280が直列に接続された直列回路が接続されている。新たな中継送電コイル220は、新たな第3ポット型コア260に巻回されている。
新たな中継送電コイル220は、中継送電コイル22とその構造、材質、形状、自己インダクタンスLおよび巻き数Nが同じである。また、新たな第2並列共振コンデンサ240は、第2並列共振コンデンサ24とそのキャパシタンスCppが同じである。さらに、新たな第2直列共振コイル280は、第2直列共振コイル28とその自己インダクタンスLssが同じである。さらにまた、新たな第3ポット型コア260は、第3ポット型コア26と同形、同材質のもので構成されている。
したがって、中継送電コイル22と新たな中継送電コイル220を離間した位置に配置することで、受電装置3の利用範囲を拡大させることができる。また、中継送電コイル22と新たな中継送電コイル220を設けたことによって、図6に示すように同時に2つの受電装置3に対して非接触給電することができる。
1…給電装置、1A,1B…給電側回路、2…非接触延長コード、3…受電装置、3A,3B…受電側回路、10…送電コイル、11…第1並列共振コンデンサ(送電コイル側並列共振コンデンサ)、12…整流平滑回路、13…高周波インバータ、14…交流電源(主電源)、15…第1ポット型コア、18…第1直列共振コイル(送電コイル側直列共振コイル)、21…中継受電コイル、22,220…中継送電コイル、23…第1直列共振コンデンサ(中継受電コイル側直列共振コンデンサ)、24,240…第2並列共振コンデンサ(中継送電コイル側並列共振コンデンサ)、25…第2ポット型コア、26,260…第3ポット型コア、28,280…第2直列共振コイル(中継送電コイル側直列共振コイル)、30…受電コイル、31…第2直列共振コンデンサ(受電コイル側直列共振コンデンサ)、32,…全波整流回路、33…平滑コンデンサ、34…負荷、35…第4ポット型コア、120…第2の整流平滑回路、130…第2の高周波インバータ、140…第2の交流電源(第2の主電源)、320…第2の全波整流回路、330…第2の平滑コンデンサ、340…第2の負荷、S…非接触給電システム、P1〜P6…出力端子、V…1次電圧、I…1次電流、V…2次電圧、I…2次電流、V…第2の2次電圧、Vout…出力電圧、L,L,L,L,Ls,Lss…自己インダクタンス、Cp,Cpp,Cs,Css…キャパシタンス、L02,L022…2次換算等価漏れインダクタンス、K,K…結合係数、M,M…相互インダクタンス、N,N,N,N…巻き数、a,a…巻き数比。

Claims (9)

  1. 主電源に基づいて高周波インバータが発生する高周波電流が通電されて交番磁界を発生する送電コイルを有する給電装置と、
    受電コイルと、前記受電コイルと直列に接続された受電コイル側直列共振コンデンサを有する受電装置と、
    中継受電コイルと、中継送電コイルと、前記中継受電コイルと前記中継送電コイルとの間に直列に接続された中継受電コイル側直列共振コンデンサを有する非接触延長コードと
    を有し、
    前記中継受電コイルが前記送電コイルと対向配置され、前記中継送電コイルが前記受電コイルと対向配置され、
    前記送電コイルが発生する交番磁束と交鎖して前記中継受電コイルに誘導起電力を発生させ、その誘導起電力にて前記中継送電コイルに交番磁束を発生させ、その交番磁束と交鎖して前記受電コイルに誘導起電力を発生させ、その誘導起電力を利用して負荷に必要な電力を与える非接触給電システムであって、
    前記送電コイルおよび前記中継送電コイルに対して、それぞれインダクタンスとキャパシタンスのうち少なくともキャパシタンスを有するインピーダンス回路を設けて、
    前記給電装置の入力力率が1に近くなるようにし、かつ、前記高周波インバータからの出力電圧振幅と前記受電装置の受電コイルからの出力電圧振幅とが、負荷電流の大きさに関わらずに同程度の電圧振幅になるようにしたことを特徴とする非接触給電システム。
  2. 請求項1に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記インピーダンス回路は、前記送電コイルおよび前記中継送電コイルに対して、それぞれ並列に接続した送電コイル側並列共振コンデンサおよび中継送電コイル側並列共振コンデンサからなる回路であって、
    前記送電コイルおよび前記中継送電コイルの自己インダクタンスが、それぞれL,Lであり、
    前記中継受電コイルおよび前記受電コイルの自己インダクタンスが、それぞれL,Lであり、
    前記送電コイルと前記中継受電コイル、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの結合係数が、それぞれK,Kであり、
    前記送電コイルと前記中継受電コイル、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの相互インダクタンスが、それぞれM,Mであり、
    前記中継受電コイル側および前記受電コイル側直列共振コンデンサのキャパシタンスが、それぞれCs,Cssであり、
    前記送電コイル側および前記中継送電コイル側並列共振コンデンサのキャパシタンスが、それぞれCp,Cppであり、
    前記送電コイルおよび中継受電コイルの巻き数が、それぞれN,Nであって、その巻き数比がa(=N/N)であり、
    前記中継送電コイルおよび前継受電コイルの巻き数が、それぞれN,Nであって、その巻き数比がa(=N/N)であり、
    前記送電コイルと前記中継受電コイルとの間、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルとの間での2次換算等価漏れインダクタンスが、それぞれL02,L022であり、
    前記高周波インバータの駆動周波数が、fのとき、
    前記非接触給電システムは、下記の各式の条件を満たしていることを特徴とする非接触給電システム。
  3. 請求項2に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記送電コイルの自己インダクタンスおよび前記中継送電コイルの自己インダクタンスは、L=Lであり、
    前記中継受電コイルの自己インダクタンスおよび前記受電コイルの自己インダクタンスは、L=Lであり、
    前記送電コイルと前記中継受電コイルの結合係数、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの結合係数は、K=Kであり、
    前記送電コイルと前記中継受電コイルの相互インダクタンス、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの相互インダクタンスは、M=Mであり、
    前記中継受電コイル側および前記受電コイル側直列共振コンデンサのキャパシタンスは、Cs=Cssであり、
    前記送電コイル側および前記中継送電コイル側並列共振コンデンサのキャパシタンスは、Cp=Cppであり、
    前記送電コイルの巻き数と前記中継送電コイル22の巻き数がN=N、および、前記中継受電コイルの巻き数と前記受電コイル30の巻き数がN=Nであって、それらの巻き数比と巻き数比は、a=aであり、
    前記送電コイルと前記中継受電コイルとの間での2次換算等価漏れインダクタンス、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルとの間での2次換算等価漏れインダクタンスは、L02=L022であることを特徴とする非接触給電システム。
  4. 請求項2又は3に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記受電コイルと前記受電コイル側直列共振コンデンサの直列回路は、前記負荷と、第2の主電源に基づいて高周波電流を発生する第2の高周波インバータとのいずれか一方に選択的に接続可能であり、
    前記送電コイルと前記送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路は、前記高周波インバータと、第2の負荷とのいずれか一方に選択的に接続可能であり、
    前記受電コイルと前記受電コイル側直列共振コンデンサの直列回路が第2の高周波インバータに接続され、前記送電コイルと前記送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路が前記第2の負荷に接続されるとき、
    前記受電コイルが第2の送電コイルとして機能し、前記中継送電コイルが第2の中継受電コイルとして機能し、前記中継受電コイルが第2の中継送電コイルとして機能し、前記送電コイルが第2の受電コイルとして機能することを特徴とする非接触給電システム。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記非接触延長コードは、前記中継送電コイルと前記中継送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路に対して、新たな中継送電コイルと新たな中継送電コイル側並列共振コンデンサからなる並列回路を、並列に接続したことを特徴とする非接触給電システム。
  6. 請求項1に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記インピーダンス回路は、前記送電コイルおよび前記中継送電コイルにそれぞれ並列に接続した送電コイル側並列共振コンデンサおよび中継送電コイル側並列共振コンデンサに対して、それぞれ直列に接続した送電コイル側直列共振コイルおよび中継送電コイル側直列共振コイルからなる回路であって、
    前記送電コイルおよび前記中継送電コイルの自己インダクタンスが、それぞれL,Lであり、
    前記中継受電コイルおよび前記受電コイルの自己インダクタンスが、それぞれL,Lであり、
    前記送電コイルと前記中継受電コイル、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの結合係数が、それぞれK、Kであり、
    前記送電コイルと前記中継受電コイル、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルとの相互インダクタンスが、それぞれM,Mであり、
    前記中継受電コイル側および前記受電コイル側直列共振コンデンサのキャパシタンスが、それぞれCs,Css、
    前記送電コイル側および前記中継送電コイル側並列共振コンデンサのキャパシタンスが、それぞれCp,Cppであり、
    前記送電コイル側および前記中継送電コイル側直列共振コイルのインダクタンスが、それぞれLs,Lssであり、
    前記送電コイルおよび中継受電コイルの巻き数が、それぞれN,Nであって、その巻き数比がa(=N/N)であり、
    前記中継送電コイルおよび前継受電コイルの巻き数が、それぞれN,Nであって、その巻き数比がa(=N/N)であり、
    前記高周波インバータの駆動周波数が、fのとき、
    前記非接触給電システムは、下記の各式の条件を満たしていることを特徴とする非接触給電システム。
  7. 請求項6に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記送電コイルの自己インダクタンスおよび前記中継送電コイルの自己インダクタンスは、L=Lであり、
    前記中継受電コイルの自己インダクタンスおよび前記受電コイルの自己インダクタンスは、L=Lであり、
    前記送電コイルと前記中継受電コイルの結合係数、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルの結合係数は、K=Kであり、
    前記送電コイルと前記中継受電コイルの相互インダクタンス、および、前記中継送電コイルと前記受電コイルとの相互インダクタンスは、M=Mであり、
    前記中継受電コイル側および前記受電コイル側直列共振コンデンサのキャパシタンスは、Cs=Cssであり、
    前記送電コイル側および前記中継送電コイル側並列共振コンデンサのキャパシタンスは、Cp=Cppであり、
    前記送電コイル側および前記中継送電コイル側直列共振コイルのインダクタンスは、Ls=Lssであり、
    前記送電コイルの巻き数と前記中継送電コイルの巻き数がN=N、および、前記中継受電コイルの巻き数と前記受電コイルの巻き数がN=Nであって、それらの巻き数比と巻き数比は、a=aであることを特徴とする非接触給電システム。
  8. 請求項6又は7に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記受電コイルと前記受電コイル側直列共振コンデンサの直列回路は、前記負荷と、第2の主電源に基づいて高周波電流を発生する第2の高周波インバータとのいずれか一方に選択的に接続可能であり、
    前記送電コイルと前記送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路と前記送電コイル側直列共振コイルが直列に接続された直列回路は、前記高周波インバータと、第2の負荷とのいずれか一方に選択的に接続可能であり、
    前記受電コイルと前記受電コイル側直列共振コンデンサの直列回路が第2の高周波インバータに接続され、前記送電コイルと前記送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路と前記送電コイル側直列共振コイルが直列に接続された直列回路が前記第2の負荷に接続されるとき、
    前記受電コイルが第2の送電コイルとして機能し、前記中継送電コイルが第2の中継受電コイルとして機能し、前記中継受電コイルが第2の中継送電コイルとして機能し、前記送電コイルが第2の受電コイルとして機能することを特徴とする非接触給電システム。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記非接触延長コードは、前記中継送電コイルと前記中継送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路に前記中継送電コイル側直列共振コイルを直列に接続した直列回路に対して、新たな中継送電コイルと新たな中継送電コイル側並列共振コンデンサの並列回路に新たな中継送電コイル側直列共振コイルを直列に接続した直列回路を、並列に接続したことを特徴とする非接触給電システム。
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