JP2016100325A - Led照明装置及びled照明装置の制御方法 - Google Patents

Led照明装置及びled照明装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】LEDランプに流れる平均電流値の変動を抑制する。【解決手段】LED照明装置は、直列接続された複数のLED素子1aを有するLEDランプ1と、複数のLED素子の直列数を切り替える切り替えスイッチSW1と、LEDランプの電流Ioutが流れるスイッチング素子NM1を有し、スイッチング素子のスイッチング動作により電源電圧Vccを降圧して、LEDランプに供給する降圧コンバータ2と、オンになっているスイッチング素子に流れる電流が予め定められたピーク電流値Ipに達した場合に、スイッチング素子を一定期間オフに切り替え、一定期間が経過した後、スイッチング素子をオンに切り替える第1の制御回路3と、LEDランプの両端間の電圧VLEDが高くなるほど一定期間を短くする第2の制御回路5と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、LED素子の直列数を切り替え可能なLED照明装置及びLED照明装置の制御方法に関する。
従来、直流電源であるバッテリ、このバッテリの電力を変換して所定の出力電流を出力するLEDドライバ回路、及び、出力電流が供給されて点灯する複数のLED素子を有するLEDランプを備えるLED照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このLED照明装置は、二輪車等の車両のヘッドライト等に用いられる。
LEDドライバ回路は、降圧コンバータである降圧チョッパを有しており、降圧チョッパのスイッチング素子に流れる電流のピーク値が一定となるように、オフ幅固定(オフ時間固定)でスイッチング素子を制御している。
ハイビーム/ロービームの切り替えを行ってLEDランプ内のLED素子の直列数(点灯数)が変化した場合でも、1つのLED素子の明るさが変化しないように、LEDドライバ回路は、負荷急変に応じた高速応答が可能であることが求められる。
特表2010−527223号公報
ところで、LED素子の直列数が変化した場合、LEDランプの両端間の電圧(LED素子の順方向電圧VFの総和)が変化するので、スイッチング素子がオフした後にLEDランプに流れる電流の単位時間当たりの減少量(傾き)が変化する。ここで、図4に示すように、スイッチング素子のオフ時間(オフ幅)は一定であるため、LED素子の直列数に応じて最小の電流値が変化することになる。これにより、LED素子の直列数に応じて、LEDランプに流れる電流のリップルが変化し、結果として平均電流値が大きく変動してしまう。平均電流値の変動が大きいと、LEDランプの信頼性の観点から好ましくない。
そこで、本発明は、LEDランプに流れる平均電流値の変動を抑制できるLED照明装置及びLED照明装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るLED照明装置は、
直列接続された複数のLED素子を有するLEDランプと、
前記複数のLED素子の直列数を切り替える切り替えスイッチと、
前記LEDランプの電流が流れるスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のスイッチング動作により電源電圧を降圧して、前記LEDランプに供給する降圧コンバータと、
オンになっている前記スイッチング素子に流れる電流が予め定められたピーク電流値に達した場合に、前記スイッチング素子を一定期間オフに切り替え、前記一定期間が経過した後、前記スイッチング素子をオンに切り替える第1の制御回路と、
前記LEDランプの両端間の電圧が高くなるほど前記一定期間を短くする第2の制御回路と、
を備えることを特徴とする。
また、前記LED照明装置において、
前記第2の制御回路は、前記LEDランプの両端間の電圧が低くなるほど、前記一定期間を長くしてもよい。
また、前記LED照明装置において、
前記第2の制御回路は、前記LEDランプの両端間の電圧と前記一定期間とを反比例させてもよい。
また、前記LED照明装置において、
前記第2の制御回路は、前記LEDランプの両端間の電圧によらず前記スイッチング素子に流れる電流の最小値が一定となるように、前記一定期間を制御してもよい。
また、前記LED照明装置において、
前記第2の制御回路は、
前記LEDランプの両端間の電圧に応じた充電電流を出力する充電回路と、
前記充電電流が一端に供給される容量素子と、
前記容量素子の一端と接地との間に接続され、前記スイッチング素子がオンに切り替えられた時にオンし、前記スイッチング素子がオフに切り替えられた時にオフする放電スイッチと、
前記容量素子の一端の電圧が基準電圧値以上になった時に、前記第1の制御回路に前記スイッチング素子をオンに切り替えさせるコンパレータと、
を有してもよい。
また、前記LED照明装置において、
前記降圧コンバータは、
前記電源電圧が供給されると共に前記LEDランプのアノード側端子に接続されるカソードを有するダイオードと、
前記LEDランプのカソード側端子に接続される一端と、前記ダイオードのアノードに接続される他端と、を有するインダクタと、を有し、
前記スイッチング素子の一端は前記インダクタの他端に接続されていてもよい。
本発明の一態様に係るLED照明装置の制御方法は、
直列接続された複数のLED素子を有するLEDランプと、前記複数のLED素子の直列数を切り替える切り替えスイッチと、スイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のスイッチング動作により電源電圧を降圧して、前記LEDランプに供給する降圧コンバータと、を備えるLED照明装置の制御方法であって、
オンになっている前記スイッチング素子に流れる電流が予め定められたピーク電流値に達した場合に、前記スイッチング素子を一定期間オフに切り替え、前記一定期間が経過した後、前記スイッチング素子をオンに切り替え、
前記LEDランプの両端間の電圧が高くなるほど前記一定期間を短くする、ことを特徴とする。
本発明によれば、LEDランプの両端間の電圧が高くなるほどオフ時間を短く制御するようにしているので、LED素子の直列数が多くなり、LEDランプの両端間の電圧が高くなった場合に、オフ時間が短くなる。LEDランプの両端間の電圧が高くなると、スイッチング素子がオフした後にLEDランプに流れる電流の単位時間当たりの減少量が大きくなる。ここで、オフ時間を短くすることにより、LEDランプに流れる電流の最小値を、LED素子の直列数を切り替える前の値とほぼ等しくすることができる。つまり、LEDランプに流れる電流のリップルの変化を抑制できる。従って、LEDランプに流れる平均電流値の変動を抑制できる。
一実施形態に係るLED照明装置の回路図である。 図1のオフ時間制御回路の回路図である。 図1のLEDランプを流れる電流等の波形図である。 従来のLEDランプを流れる電流の波形図である。
以下に、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。この実施形態は、本発明を限定するものではない。
図1は、一実施形態に係るLED照明装置の回路図である。図1に示すように、LED照明装置は、LEDランプ1と、切り替えスイッチSW1と、降圧コンバータ2と、スイッチング制御回路(第1の制御回路)3と、UVLO回路(低電圧誤動作防止回路)4と、オフ時間制御回路(第2の制御回路)5と、を備える。
LEDランプ1は、直列接続された複数のLED素子1a(一例として、6個のLED素子1a)を有する。
切り替えスイッチSW1は、1個又は直列接続された複数のLED素子1a(一例として、3個のLED素子1a)と並列に接続されている。切り替えスイッチSW1は、ユーザによりオン又はオフに切り替えられ、複数のLED素子1aの直列数、即ち点灯するLED素子1aの数を切り替える。
LEDランプ1は、例えば、二輪車のヘッドライトである。ここでは、切り替えスイッチSW1がオフの時、LED素子1aの直列数は6個であり、全てのLED素子1aに電流が流れ、ハイビーム状態となる。切り替えスイッチSW1がオンの時、LED素子1aの直列数は3個であり、切り替えスイッチSW1に並列に接続された3個のLED素子1aには電流が流れず、ロービーム状態となる。
LEDランプ1の両端1A,1B間の電圧VLEDは、6個又は3個のLED素子1aの順方向電圧VFの総和である。従って、切り替えスイッチSW1がオンの時のLEDランプ1の両端1A,1B間の電圧VLEDは、切り替えスイッチSW1がオフの時の電圧VLEDより低くなる。
降圧コンバータ2は、スイッチング素子NM1と、ダイオードD1と、インダクタL1と、を有する。降圧コンバータ2は、スイッチング素子NM1のスイッチング動作により電源電圧Vccを降圧して、LEDランプ1に供給する。スイッチング素子NM1には、オンの時にLEDランプ1の電流Ioutが流れる。スイッチング素子NM1は、例えば、N型MOSトランジスタである。
ダイオードD1は、電源電圧Vccが供給されると共にLEDランプ1のアノード側端子1Aに接続されるカソードを有する。ダイオードD1は、スイッチング素子NM1がオフの時に電流Ioutが流れる。
インダクタL1は、LEDランプ1のカソード側端子1Bに接続される一端と、ダイオードD1のアノードに接続される他端と、を有する。
スイッチング素子NM1の一端(ドレイン)はインダクタL1の他端に接続されている。
LEDランプ1の両端1A,1B間には、出力コンデンサが接続されていない。そのため、より高速の応答が可能であり、LED素子1aの直列数(点灯数)が変化した場合(負荷が急変した場合)であっても、負荷急変による影響を受け難く、過大な出力電流Ioutを抑制できる。
スイッチング制御回路3は、オンになっているスイッチング素子NM1に流れる電流が予め定められたピーク電流値Ipに達した場合に、スイッチング素子NM1をオフ時間(一定期間)オフに切り替え、オフ時間が経過した後、スイッチング素子NM1を再びオンに切り替える。後述するように、このオフ時間は、オフ時間制御回路5により制御される可変の時間である。
ここでは、スイッチング制御回路3は、抵抗R1と、コンパレータCMP1と、フリップフロップFF1と、論理回路31と、バッファ32と、を有する。
抵抗R1は、スイッチング素子NM1の他端(ソース)と接地との間に接続され、スイッチング素子NM1に流れる電流を検出する。
コンパレータCMP1は、スイッチング素子NM1の他端に接続された非反転入力端子と、基準電圧V1が供給される反転入力端子と、フリップフロップFF1のリセット端子Rに接続された出力端子と、を有する。コンパレータCMP1は、スイッチング素子NM1に流れる電流がピーク電流値Ipに達した場合に、ハイの信号RESETを出力し、スイッチング素子NM1に流れる電流がピーク電流値Ip未満の場合に、ローの信号RESETを出力する。
UVLO回路4は、電源電圧Vccが動作しきい値電圧未満の場合にローの信号を出力し、電源電圧Vccが動作しきい値電圧以上の場合にハイの信号を出力する。
論理回路31は、UVLO回路4の出力信号がローからハイになると、短期間だけハイの信号SETを出力する。これにより、LED照明装置が起動する。論理回路31は、その後、UVLO回路4の出力信号がハイの間、オフ時間制御回路5からの制御信号S1と同じ論理の信号SETをフリップフロップ回路FF1のセット端子Sに供給する。
フリップフロップ回路FF1は、RSフリップフロップであり、リセット端子Rの信号RESETがローの時にセット端子Sにハイの信号SETが供給されると、ハイの信号QOUTを出力端子Qから出力する。また、フリップフロップ回路FF1は、セット端子Sの信号SETがローの時にリセット端子Rにハイの信号RESETが供給されると、ローの信号QOUTを出力端子Qから出力する。
バッファ32は、信号QOUTに応じて、スイッチング素子NM1を駆動させる。
オフ時間制御回路5は、LEDランプ1の両端1A,1B間の電圧VLEDが高くなるほどオフ時間を短くする。オフ時間制御回路5は、LEDランプ1の両端1A,1B間の電圧VLEDが低くなるほど、オフ時間を長くする。例えば、オフ時間制御回路5は、電圧VLEDの低下に比例してオフ時間を長くしてもよい。また、オフ時間制御回路5は、電圧VLEDとオフ時間とを反比例させてもよい。オフ時間制御回路5は、オフ時間を制御するための制御信号S1を出力する。
図2は、図1のオフ時間制御回路5の回路図である。図2に示すように、オフ時間制御回路5は、充電回路51と、容量素子C1と、放電スイッチSW2と、コンパレータCMP2と、を有する。
充電回路51は、LEDランプ1の両端1A,1B間の電圧VLEDに応じた充電電流Icを出力する。ここでは、充電回路51は、増幅回路AMP1と、オペアンプOP1と、N型MOSトランジスタNM2と、P型MOSトランジスタPM1,PM2と、抵抗R2と、を有する。
増幅回路AMP1は、電圧VLEDを予め定められた増幅率(例えば、1未満の増幅率)で増幅して、オペアンプOP1の非反転入力端子に供給する。
オペアンプOP1の反転入力端子は、N型MOSトランジスタNM2のソースに接続されている。オペアンプOP1の出力端子は、N型MOSトランジスタNM2のゲートに接続されている。
N型MOSトランジスタNM2のソースは、抵抗R2の一端にも接続されている。抵抗R2の他端は接地されている。
N型MOSトランジスタNM2のドレインは、P型MOSトランジスタPM1のドレイン及びゲートと、P型MOSトランジスタPM2のゲートと、に接続されている。
P型MOSトランジスタPM1,PM2のソースには、電源電圧Vccが供給される。P型MOSトランジスタPM2のドレインは、充電電流Icを出力する。
このような構成により、充電回路51は、電圧VLEDが高くなるほど充電電流Icを増加させ、電圧VLEDが低くなるほど充電電流Icを減少させる。
容量素子C1は、充電電流Icが一端に供給され、他端が接地されている。
放電スイッチSW2は、容量素子C1の一端と接地との間に接続されている。放電スイッチSW2は、フリップフロップFF1からの信号QOUTに応じて、スイッチング素子NM1がオンに切り替えられた時にオンし、スイッチング素子NM1がオフに切り替えられた時にオフする。
コンパレータCMP2は、容量素子C1の一端の電圧が予め定められた基準電圧値V2以上になった時に、制御信号S1をローからハイに変化させ、スイッチング制御回路3にスイッチング素子NM1をオンに切り替えさせる。
従って、放電スイッチSW2がオンすると、容量素子C1は放電スイッチSW2を介して放電され、制御信号S1はローになる。また、放電スイッチSW2がオフすると、容量素子C1は充電電流Icで充電され、放電スイッチSW2がオフしてからオフ時間が経過した後に制御信号S1はハイになる。
電圧VLEDが高くなるほど充電電流Icが増加し、容量素子C1の充電が高速になるため、オフ時間は短くなる。一方、電圧VLEDが低くなるほど充電電流Icが減少し、容量素子C1の充電が低速になるため、オフ時間は長くなる。
次に、図3を参照してLED照明装置の動作をより詳しく説明する。
図3は、図1のLEDランプ1を流れる電流Iout等の波形図である。具体的には、図3は、切り替えスイッチSW1がオフでLED素子1aの直列数が多い場合の電流Ioutの波形300と、切り替えスイッチSW1がオンでLED素子1aの直列数が少ない場合の電流Ioutの波形301と、を示す。また、図3は、LED素子1aの直列数が多い場合の信号QOUT,SET,RESETの波形の一部を示す。
まず、LED素子1aの直列数が多い場合について説明する。
時刻t1において、信号SETがハイになることで、信号QOUTがハイになる。これにより、スイッチング素子NM1がオンして、電流Ioutが増加し始める。また、信号QOUTがハイになることで、放電スイッチSW2がオンする。これにより、時刻t2において、制御信号S1及び信号SETはローになる。
次に、時刻t3において、スイッチング素子NM1に流れる電流Ioutがピーク電流値Ipに達すると、信号RESETがハイになることで、信号QOUTがローになる。これにより、スイッチング素子NM1がオフして、電流Ioutが減少し始める。また、信号QOUTがローになることで、放電スイッチSW2がオフする。これにより、容量素子C1の充電が開始される。また、電流Ioutが減少すると、時刻t4において、信号RESETはローになる。
次に、時刻t5において、容量素子C1の一端の電圧が基準電圧値V2以上になると、制御信号S1及び信号SETはハイになる。従って、時刻t3から時刻t5の間がオフ時間となる。これにより、時刻t1以降と同じ動作が行われる。これ以降の信号QOUT,SET,RESETの波形は図示を省略している。
これに対して、LED素子1aの直列数が少ない場合には、充電電流Icが減少するため、容量素子C1の充電に要する時間が長くなる。従って、時刻t5より遅い時刻t5Aにおいて、信号SETはハイになる(図示せず)。つまり、時刻t3から時刻t5Aの間がオフ時間となり、この場合のオフ時間は、LED素子1aの直列数が多い場合のオフ時間より長い。
このように、LED素子1aの直列数が少ない場合と比較して、直列数が多い場合では、LEDランプ1の両端1A,1B間の電圧VLEDが高くなるため、スイッチング素子NM1がオフした後にLEDランプ1に流れる電流Ioutの単位時間当たりの減少量が大きくなる(波形300)。即ち、電流Ioutの負の傾きの絶対値が大きくなる。そこで、オフ時間を短くすることにより、LEDランプ1に流れる電流Ioutの最小値Imが小さくなり過ぎないようにすることができる。
従って、図3に示すように、LED素子1aの直列数によらず、電流Ioutのピーク電流値Ipはほぼ一定になり、最小値Imもほぼ一定になる。結果として、LED素子1aの直列数によらず、電流Ioutのリップルもほぼ一定になる。
このように、オフ時間制御回路5は、LED素子1aの直列数、即ちLEDランプ1の両端1A,1B間の電圧VLEDによらずスイッチング素子NM1に流れる電流Ioutの最小値Imがほぼ一定となるように、オフ時間を制御しているとも言える。
このように、本実施形態によれば、LEDランプ1の両端1A,1B間の電圧VLEDが高くなるほどオフ時間を短く制御するようにしているので、LED素子1aの直列数が多くなり、電圧VLEDが高くなった場合に、オフ時間が短くなる。電圧VLEDが高くなると、スイッチング素子NM1がオフした後にLEDランプ1に流れる電流Ioutの単位時間当たりの減少量が大きくなる。ここで、オフ時間を短くすることにより、電流Ioutの最小値Imを、LED素子1aの直列数を切り替える前の値とほぼ等しくすることができる。つまり、電流Ioutのリップルの変化を抑制できる。従って、LEDランプ1に流れる平均電流値の変動を抑制できる。よって、LEDランプ1の信頼性を向上できる。
ところで、オフ時間が変化しない従来のLED照明装置では、何らかの原因でLEDランプの両端間が短絡した場合、時間の経過に伴って平均電流が増加する。その理由は、短絡により、スイッチング素子がオフした後にインダクタに流れる電流の単位時間あたりの減少量がさらに小さくなり、オフ時間が一定であるため、スイッチング素子がオフの間に電流が十分に減少しないためである。しかも、スイッチング素子のオン時間は、回路の遅延により最小値があるため、ゼロにはならない。従って、オフ時間が経過して再度スイッチング素子がオンすると、電流はピーク電流値を超えてしまう。このような動作を繰り返すことで、時間の経過に伴って平均電流が増加する。従って、LED照明装置の信頼性が低下する恐れがある。
これに対して、本実施形態では、LEDランプ1の両端1A,1B間が短絡した場合、オフ時間が長くなるため、このオフ時間の間に電流が十分に減少する。従って、オフ時間が経過して再度スイッチング素子NM1がオンしても、電流Ioutはピーク電流値Ipを超えることがない。そのため、時間の経過に伴って平均電流が増加せず、LED照明装置の信頼性を向上できる。
なお、以上の実施形態では、LEDランプ1に並列に出力コンデンサが接続されていないLED照明装置について説明したが、このような出力コンデンサが接続されていてもよい。
また、各信号のハイとローは逆にしてもよい。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1 LEDランプ
1a LED素子
SW1 切り替えスイッチ
2 降圧コンバータ
3 スイッチング制御回路(第1の制御回路)
4 UVLO回路
5 オフ時間制御回路(第2の制御回路)
NM1 スイッチング素子
D1 ダイオード
L1 インダクタ
R1,R2 抵抗
CMP1 コンパレータ
FF1 フリップフロップ
31 論理回路
32 バッファ
51 充電回路
C1 容量素子
SW2 放電スイッチ
CMP2 コンパレータ
AMP1 増幅回路
OP1 オペアンプ
NM2 N型MOSトランジスタ
PM1,PM2 P型MOSトランジスタ

Claims (7)

  1. 直列接続された複数のLED素子を有するLEDランプと、
    前記複数のLED素子の直列数を切り替える切り替えスイッチと、
    前記LEDランプの電流が流れるスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のスイッチング動作により電源電圧を降圧して、前記LEDランプに供給する降圧コンバータと、
    オンになっている前記スイッチング素子に流れる電流が予め定められたピーク電流値に達した場合に、前記スイッチング素子を一定期間オフに切り替え、前記一定期間が経過した後、前記スイッチング素子をオンに切り替える第1の制御回路と、
    前記LEDランプの両端間の電圧が高くなるほど前記一定期間を短くする第2の制御回路と、
    を備えることを特徴とするLED照明装置。
  2. 前記第2の制御回路は、前記LEDランプの両端間の電圧が低くなるほど、前記一定期間を長くする、ことを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記第2の制御回路は、前記LEDランプの両端間の電圧と前記一定期間とを反比例させる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のLED照明装置。
  4. 前記第2の制御回路は、前記LEDランプの両端間の電圧によらず前記スイッチング素子に流れる電流の最小値が一定となるように、前記一定期間を制御する、ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のLED照明装置。
  5. 前記第2の制御回路は、
    前記LEDランプの両端間の電圧に応じた充電電流を出力する充電回路と、
    前記充電電流が一端に供給される容量素子と、
    前記容量素子の一端と接地との間に接続され、前記スイッチング素子がオンに切り替えられた時にオンし、前記スイッチング素子がオフに切り替えられた時にオフする放電スイッチと、
    前記容量素子の一端の電圧が基準電圧値以上になった時に、前記第1の制御回路に前記スイッチング素子をオンに切り替えさせるコンパレータと、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のLED照明装置。
  6. 前記降圧コンバータは、
    前記電源電圧が供給されると共に前記LEDランプのアノード側端子に接続されるカソードを有するダイオードと、
    前記LEDランプのカソード側端子に接続される一端と、前記ダイオードのアノードに接続される他端と、を有するインダクタと、を有し、
    前記スイッチング素子の一端は前記インダクタの他端に接続されている、ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のLED照明装置。
  7. 直列接続された複数のLED素子を有するLEDランプと、前記複数のLED素子の直列数を切り替える切り替えスイッチと、スイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のスイッチング動作により電源電圧を降圧して、前記LEDランプに供給する降圧コンバータと、を備えるLED照明装置の制御方法であって、
    オンになっている前記スイッチング素子に流れる電流が予め定められたピーク電流値に達した場合に、前記スイッチング素子を一定期間オフに切り替え、前記一定期間が経過した後、前記スイッチング素子をオンに切り替え、
    前記LEDランプの両端間の電圧が高くなるほど前記一定期間を短くする、ことを特徴とするLED照明装置の制御方法。
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