JP6999100B2 - Led照明用電源装置及びled照明装置 - Google Patents

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Description

この発明は、2系統以上のLED負荷を切り替え駆動するLED照明用電源装置、及びこの電源装置が用いられたLED照明装置に関する。
光源にLED(発光ダイオード)を用いたLED照明装置として、例えば色温度の異なる2系統以上のLED負荷を交互に切り替え駆動して調色制御を行うLED照明装置が従来より知られている(例えば特許文献1、特許文献2)。
ところで、このような2系統以上のLED負荷を交互に切り替え駆動するLED照明装置の電源装置として、LED負荷に流れる電流の安定化のためフィードバック制御方式の電源装置が使用されることが多い。
このフィードバック制御方式の電源装置は、LED負荷を流れる電流を検出するとともに、検出した電流値が減少するとLED負荷を流れる電流が増加するように定電流コンバータの出力を増大させ、検出した電流値が増加するとLED負荷を流れる電流が減少するように定電流コンバータの出力を減少させる制御を行うものである。
特許第5141874号公報 特開2015-95347号公報
しかしながら、このようなフィードバック式の電源装置は、次のような問題があった。即ち、切り替え駆動される2系統以上のLED負荷の端子電圧は一般的には同一ではなく、例えば負荷端子電圧の小さいLED負荷から負荷端子電圧の大きいLED負荷に駆動切替を行った場合、負荷端子電圧の差が大きいと、切替直後は負荷端子電圧の大きいLED負荷への電流が急激に減少する。このため、フィードバックがかかり定電流コンバータは急激に出力を増大させるように制御されるため、LED負荷に突発的な大電流が流れて故障する恐れがあった。更に、フィードバック制御は、周波数固定、ON幅固定、並びにOFF幅固定で使用されることが多く、調光を絞った状態で調色が絞られている時の分解能が悪くなり調色の変化がなめらかでなくなるという問題があった。
また、定電流コンバータの出力には、LED負荷に安定的に電流を供給するため、比較的容量の大きいコンデンサが一般的に接続されている。しかし、負荷端子電圧の大きいLED負荷から負荷端子電圧の小さいLED負荷に駆動が切り替わったとき、コンデンサから突発的な大電流(ピーク電流)が負荷端子電圧の小さいLED負荷に流れるとともに、コンデンサの容量が大きいためこの電流が持続し、このためやはりLED負荷が故障する恐れがあった。
このように、従来のフィードバック式の電源装置では、切り替え駆動される2系統以上のLED負荷の端子電圧が異なっている場合、切り替え駆動時にLED負荷が突発的なピーク電流により故障する恐れがあるという問題があった。
これらの突発的なピーク電流は、制御困難な電流としてLED負荷に流れる為、LED負荷電流が安定しないという問題も発生していた。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、切り替え駆動される2系統以上のLED負荷の端子電圧が異なっていても、切り替え駆動時の突発的なピーク電流によりLED負荷が故障する恐れを低減したLED照明用電源装置及びLED照明装置の提供を課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)交流または直流を電源とし、1つの定電流コンバータの出力に接続された負荷端子電圧の異なる独立した2系統以上のLED負荷を切り替え駆動することにより調光及び/または調色を行うLED照明用電源装置において、前記定電流コンバータの制御は、定電流コンバータのスイッチ素子を、定電流コンバータの出力電流が下限閾値を下回るとオンにし、上限閾値を超えるとオフにするリアルタイム制御とするとともに、定電流コンバータの出力端に接続されるコンデンサの容量を0.1μF以下とするか、または定電流コンバータの出力端にコンデンサを設けないことを特徴とするLED照明用電源装置。
(2)前記LED負荷の切り替えは、LED負荷の全てが開放状態となるタイミングが発生しないように行われる前項1に記載のLED照明用電源装置。
(3)前記定電流コンバータの出力に接続され、前記LED負荷の全てが開放状態となったとき、またはLED負荷の切り替えタイミングを含む所定時間、ブリーダー電流を流すためのブリーダー回路を備えている前項1または2に記載のLED照明用電源装置。
(4)前項1~3のいずれかに記載のLED照明用電源装置を備えたLED照明装置。
前項(1)に記載の発明によれば、交流または直流を電源とし、1つの定電流コンバータの出力に接続された負荷端子電圧の異なる独立した2系統以上のLED負荷を切り替え駆動することにより調光及び/または調色を行うLED照明用電源装置において、定電流コンバータの制御を、定電流コンバータのスイッチ素子を、定電流コンバータの出力電流が下限閾値を下回るとオンにし、上限閾値を超えるとオフにするリアルタイム制御としフィードバック制御は行わないから、負荷端子電圧の小さいLED負荷から負荷端子電圧の大きいLED負荷へ切り替わったときに、LED負荷に流れる電流値の減少を検出して定電流コンバータの出力を急激に増大する制御が行われることはなく、従って突発的なピーク電流は流れないから、LED負荷の故障の恐れは減少する。更に、突発的なピーク電流は流れない為、制御困難な電流はなくなり、LED負荷電流が安定する。
更に、リアルタイム制御は、調光が絞られると周波数がフィードバック制御における固定周波数、ON幅固定周波数、OFF幅固定周波数に比べて増加するので、調光を絞った状態で調色が絞られている時の分解能が良くなり調色の変化がなめらかになる効果が期待できる。
また、定電流コンバータの出力端にコンデンサを設けた場合、負荷端子電圧の大きいLED負荷から負荷端子電圧の小さいLED負荷へ切り替わったときに、コンデンサから急激な電流が負荷端子電圧の小さいLED負荷へ流れるが、コンデンサの容量は0.1μF以下であるから、この電流は瞬時に減衰し持続しない。このため、LED負荷へ与える影響は小さく、従ってLED負荷の故障の恐れも少ない。更に、突発的なピーク電流は流れない為、制御困難な電流はなくなり、LED負荷電流が安定する。なお、定電流コンバータの出力端にコンデンサを設けないことで、突発的な電流が完全に発生しないようにしても良い。
前項(2)に記載の発明によれば、LED負荷の切り替えは、LED負荷の全てが開放状態となるタイミングが発生しないように行われるから、LED負荷の全てが開放状態となったときに発生する恐れのある定電流コンバータの出力の過度の増大を防止することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、定電流コンバータの出力に接続され、LED負荷の全てが開放状態となったとき、またはLED負荷の切り替えタイミングを含む所定時間、ブリーダー電流を流すためのブリーダー回路を備えているから、LED負荷の全てが開放状態になったとき、あるいは開放状態になる恐れがあるときに、定電流コンバータの出力からブリーダー回路にブリーダー電流を流すことができ、定電流コンバータの出力の過度の増大を確実に防止することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、前項(1)~(3)のいずれかに記載のLED照明用電源装置が奏する効果を発揮することができるLED照明装置となる。
この発明の一実施形態に係るLED照明装置の回路図である。 図1のLED照明装置における定電流コンバータの動作を説明するための波形図である。 図1のLED照明装置における2系統のLED負荷の駆動切替動作を説明するための波形図である。 この発明の他の実施形態に係るLED照明装置の回路図である。 図1のLED照明装置の動作を説明するための波形図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係るLED電源装置を備えたLED照明装置1の構成を示す回路図である。このLED照明装置1は、整流回路11と、整流回路11の出力に接続された平滑コンデンサ12と、平滑コンデンサ12の出力に接続された定電流コンバータ13と、定電流コンバータ13の出力端に接続されたコンデンサ14と、第1、第2の2系統のLED負荷15、16と、第1、第2の2個の負荷切替部17、18と、負荷切替・調光制御部19等を備えている。
整流回路11は、交流電源2からの交流入力を全波整流する回路であり、平滑回路12は整流回路11による全波整流後の入力電圧を平滑する役割を果たす。
定電流コンバータ13は、定電流出力となるように動作するコンバータであり、この実施形態では具体的に、リアルタイム制御部131と、平滑コンデンサの正側端子にドレイン端子が接続されたMOSFETからなるスイッチ素子132と、スイッチ素子132のソース端子に一端が接続された抵抗133と、抵抗133の他端に接続されたインピーダンス素子134と、平滑コンデンサ12の負側端子とスイッチ素子132のソース端子間に、カソード側がスイッチ素子132のソース端子側となる向きで接続されたダイオード135を備えている。
スイッチ素子132のゲートにはリアルタイム制御部131からゲート信号が出力され、このゲート信号の出力時にスイッチ素子132はオンになり、平滑コンデンサ12に充電された電力がスイッチ素子132の出力側に供給される。
抵抗133は定電流コンバータ13の出力電流を検出するものである。つまり、出力電流値と抵抗値によって決定される抵抗133の両端電圧をリアルタイム制御部131が常時監視しており、この監視電圧が下限閾値を下回るとリアルタイム制御部131からスイッチ素子132にゲート信号が出力されて、スイッチ素子132はオンになる。監視電圧が上限閾値を超えると、リアルタイム制御部131からスイッチ素子132へのゲート信号はなくなり、スイッチ素子132はオフになるように構成されている。つまりリアルタイム制御が行われる。
なお、リアルタイム制御部131によるスイッチ素子132のオン、オフのタイミングや周波数は、負荷切替・調光制御部19からの調光信号によっても制御される。つまり、第1、第2LED負荷15、16の光量(明暗)を調整する場合は、負荷切替・調光制御部19はユーザーによる指示に応じた調光信号をリアルタイム制御部131に送出し、リアルタイム制御部131はこの調光信号に応じたスイッチ素子132のオンオフ制御を行い、さらに必要な場合は抵抗133の両端電圧と比較される上限閾値や下限閾値を変更することで、LED負荷15、16の光量を調整する。
インピーダンス素子134は、定電流コンバータ13から出力されLED負荷15、16に供給される電流を安定化させるものである。また、ダイオード135はスイッチ素子132のオフ時にインピーダンス素子134が有するエネルギの放電回路を形成するための素子である。
定電流コンバータ13の出力端に接続されたコンデンサ14は、定電流コンバータ13の出力電流の脈流を抑制してLED負荷15、16へ電流を安定的に供給する役割を果たす。この実施形態では、コンデンサ14の容量は0.1μF以下に設定されている。コンデンサ14の容量は0.1μF以下に設定した理由については後述する。
第1,第2の各LED負荷15、16は、いずれもコンデンサ14と並列に接続されている。これらのLED負荷15、16はそれぞれ色温度が異なり、いずれも1個のLEDまたは複数個のLEDの直列接続体からなる。各LED負荷15、16は、各負荷に含まれるLEDの数や特性のばらつき等により負荷端子電圧が異なっており、この実施形態では第1LED負荷15の負荷端子電圧は第2LED負荷16の負荷端子電圧よりも大きくなっている。
第1負荷切替部17及び第2負荷切替部18はそれぞれMOSFET等のスイッチ素子からなり、第1負荷切替部17は第1LED負荷15のカソード側とコンデンサ14の負側端子との間に接続され、第2負荷切替部18はは第2LED負荷16のカソード側とコンデンサ14の負側端子との間に接続されている。従って、各負荷切替部17、18がオンになることにより各LED負荷15、16の回路が閉じられて各LED負荷15、16に電流が流れ、LED負荷15、16が発光するようになっている。逆に各負荷切替部17、18がオフになることにより各LED負荷15、16が開放されて、LED負荷15、16には電流が流れないようになっている。
各負荷切替部17、18のオンオフは、負荷切替・調光制御部19からの駆動切替信号であるゲート信号によって制御される。この実施形態では、負荷切替・調光制御部19から各負荷切替部17、18に駆動切替信号が交互に出力され、これによって第1、第2LED負荷15、16が交互に切替駆動されるようになっている。また、各負荷切替部17、18のオン時間(デューティー比)を調整することによって、各LED負荷15、16の発光時間を変化させ、調色を行えるようになっている。
負荷切替・調光制御部19は、前述したように、リアルタイム制御部131に調光信号を出力することにより調光制御を行うと共に、各負荷切替部17、18に駆動切替信号を出力して発光・調色制御を行う。調光・調色の設定や変更はユーザーからの指示に基づいて行われる。ユーザーはダイヤルつまみやリモコン等を操作して負荷切替・調光制御部19に調光・調色の設定指示や変更指示を行う。
次に、図1に示したLED照明装置1の動作を説明する。
図2(B)に示すように、リアルタイム制御部131からのゲート信号によりタイミングT1でスイッチ素子132がオンになると、平滑コンデンサ12からスイッチ素子132、抵抗133、インピーダンス素子134を介して負荷側へと電流Aが流れるが、インピーダンス素子134が存在しかつ定電流コンバータ13の出力端のコンデンサ14の容量が小さいため、電流Aは同図(A)に示すように直線状に徐々に増加していく。電流Aの増加により抵抗133の両端の電圧差が大きくなり、電圧差が上限閾値に達するとリアルタイム制御部131は同図(B)のように、タイミングT2でスイッチ素子132をオフにする。すると、電流Aは同図(A)に示すように直線状に徐々に減少していく。電流Aの減少により抵抗133の両端の電圧差が小さくなり、電圧差が下限閾値に達するとリアルタイム制御部131はタイミングT3でスイッチ素子132を再度オンにする。すると、電流Aは再度上昇に転じ、以降この処理を繰り返す。従って、スイッチ素子132のオンオフに伴い、電流Aは図2(A)に示すように下限値A1と上限値A2との間で三角波状に増減を繰り返す。電流Aの増減の周波数(スイッチ素子132のオンオフ周波数)は、数10kHz~数100kHzに設定されるのが良い。
一方、負荷切替・調光制御部19からの駆動切替信号により、図3(C)(D)に示すように、タイミングT5で第1負荷切替部17がオン、第2負荷切替部18がオフになり、タイミングT6で第1負荷切替部17がオフ、第2負荷切替部18がオンに切り替わり、以降タイミングT7~9に示すようにこの切替が繰り返される。切替周波数は1kHz程度に設定される。
第1負荷切替部17がオンになり第2負荷切替部18がオフになると、図3(A)(B)に示すように、第1LED負荷15に負荷電流1が流れ、第2LED負荷16に流れていた負荷電流2はゼロになる。第1負荷切替部17がオフに切り替わり第2負荷切替部18がオンに切り替わると、第1LED負荷15に流れていた負荷電流1はゼロになり、第2LED負荷16には負荷電流2が流れる。
この実施形態では、前述したように、第1LED負荷15の負荷端子電圧は第2LED負荷16の負荷端子電圧よりも大きいから、第1負荷切替部17がオンからオフに、第2負荷切替部18がオフからオンに切り替わって、負荷が第1LED負荷15から第2LED負荷16へと切り替わると、負荷の端子電圧が急激に低下することになる。この端子電圧の差に起因してコンデンサ14の充電電荷が急激に第2LED負荷16へと流れる。
しかし、コンデンサ14の容量は0.1μF以下の小容量に設定されているから、この電流は瞬時に減衰する。このため、第2LED負荷16にダメージを及ぼすことがなく、故障の恐れも極めて少なくなる。これに対し、コンデンサ14の容量が0.1μFを超えて大きくなると、ピーク電流が長く続いて第2LED負荷16が故障する恐れがある。
突発的な電流を少なくする観点からはコンデンサ14の容量は少ない方が良く、従ってコンデンサ14を設けなくても良い。但し、LED負荷電流の安定化のためには存在した方が良く、このためコンデンサ14の容量を100pF~0.01μFに設定するのが良い。
また、第2LED負荷16から負荷端子電圧の大きい第1LED負荷15に切り替わった場合、LED負荷15を流れる電流を監視するフィードバック制御方式の電源装置では、電流減少を補う動作が行われるため急激な電流上昇が発生する恐れがある。これに対し、この実施形態では、定電流コンバータ13は定電流コンバータ13からの出力電流を監視して、出力電流を一定範囲に制御するリアルタイム制御を行っているから、第2LED負荷16から負荷端子電圧の大きい第1LED負荷15に切り替わって、第1LED負荷15を流れる電流が瞬時に低下しても、電流を急激に増加させる制御は行われない。このため、負荷端子電圧の小さい第2LED負荷16から大きい第1LED負荷15に切り替わったときも、突発的なピーク電流が発生することはない。
なお、上述したように、第1負荷切替部17と第2負荷切替部18の一方がオンに切り替わると他方がオフに切り替わるが、切替タイミングのばらつき等により、第1負荷切替部17または第2負荷切替部18の一方がオフになっも、他方のオンタイミングが遅れることがある。この場合、第1、第2負荷切替部17、18のいずれもがオフになり第1、第2LED負荷15、16はともに開放状態つまり無負荷の状態になってしまい、このため定電流コンバータ13の出力端の電圧(コンデンサ14の電圧)が上昇する恐れがある。このような事態を防止するため、LED負荷15、16の切り替えは、LED負荷の全てが開放状態となるタイミングが発生しないように、負荷切替・調色制御部19よる第1負荷切替部17及び第2負荷切替部18の駆動切替を行うのが望ましい。
ただし、定電流コンバータ13の出力側にブリーダー電流を流すためのブリーダー回路を設けた場合は、第1、第2LED負荷15、16の全てが開放状態となるタイミングが発生したとしても、コンデンサ14の電圧が上昇することはない。このようなブリーダー回路を備えたLED照明装置の一例を図4に示す。
図4において、整流回路11と、平滑コンデンサ12と、定電流コンバータ13と、コンデンサ14と、第1、第2LED負荷15、16と、第1、第2負荷切替部17、18を備え、これらは接続構成を含めて図1に示したLED照明装置と同一であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
この実施形態では、定電流コンバータ13の出力側において、ブリーダー抵抗21とMOSFET等からなるスイッチ素子22との直列回路からなるブリーダー回路20が、コンデンサ14と並列に接続されている。このスイッチ素子22のゲートは負荷切替・調光・ブリーダー制御部30に接続され、負荷切替・調光・ブリーダー制御部30からのゲート信号を受けてスイッチ素子22がオンになるようになっている。
負荷切替・調光・ブリーダー制御部30は図1のLED照明装置の負荷切替・調光制御部19と同様に、調光制御、第1、第2負荷切替部17、18のオンオフ切替制御の他に、上述したブリーダー回路20のスイッチ素子22のオンオフ制御も同時に行う。さらに、負荷切替・調光・ブリーダー制御部30は、第1負荷切替部17及び第2負荷切替部18のドレイン側の電位を監視して、第1負荷切替部17、第2負荷切替部18がオンかまたはオフかを検出している。具体的には、電位が低下していれば第1負荷切替部17、第2負荷切替部18がオンであることを検出し、電位が高い場合は第1負荷切替部17、第2負荷切替部18はオフであることを検出する。
図4に示したLED照明装置1では、図5(A)~(D)に示すように、第2負荷切替部18がタイミングT11でオフに切り替わると第2LED負荷16の負荷電流2は停止する。第1負荷切替部17がタイミングT11ではオンせず、その後の遅れたタイミングT12でオンするものとする。
負荷切替・調光・ブリーダー制御部30は第1負荷切替部17及び第2負荷切替部18の電位を監視しており、タイミングT11で第2負荷切替部18がオフになったことを検出するとともに、第1負荷切替部17はタイミングT11ではオフのままであることを検出する。つまり、第1負荷切替部17及び第2負荷切替部18共にオフであるから、負荷切替・調光・ブリーダー制御部30はタイミングT11でブリーダー回路20のスイッチ素子22をオンにする。これによって図5(E)に示すように、ブリーダー抵抗21にブリーダー電流が流れ、コンデンサ14の端子電圧の上昇を防止する。
第1負荷切替部17がタイミングT12でオンになると第1LED負荷15に負荷電流1が流れる。負荷切替・調光・ブリーダー制御部30は第1負荷切替部17がオンになったことを検出し、ブリーダー回路20のスイッチ素子22をオフにする。これによってブリーダー回路20が開放され、ブリーダー電流はゼロになる。
第1負荷切替部17がタイミングT13でオフに切り替わると第1LED負荷15の負荷電流1は停止する。第2負荷切替部18がタイミングT13ではオンせず、その後の遅れたタイミングT14でオンするものとする。負荷切替・調光・ブリーダー制御部30は第1負荷切替部17及び第2負荷切替部18の電位を監視しており、タイミングT13で第1負荷切替部17がオフになったことを検出するとともに、第2負荷切替部18はタイミングT13ではオフのままであることを検出する。つまり、第1負荷切替部17及び第2負荷切替部18共にオフであるから、負荷切替・調光・ブリーダー制御部30はタイミングT13でブリーダー回路20のスイッチ素子22をオンにする。これによってブリーダー抵抗21にブリーダー電流が流れ、コンデンサ14の端子電圧の上昇を防止する。
タイミングT14で第2負荷切替部18がオンになると、負荷切替・調光・ブリーダー制御部30は第2負荷切替部18がオンになったことを検出し、ブリーダー回路20のスイッチ素子22をオフにする。これによってブリーダー回路20が開放され、ブリーダー電流はゼロになる。以後のオンオフ切替時も同様であり、第1、第2負荷切替部17、18がいずれもオフの間、ブリーダー回路20にはブリーダー電流が流れることになる。
図4及び図5の例では、負荷切替・調光・ブリーダー制御部30が第1、第2負荷切替部17、18のオンオフを検出し、両方の負荷切替部17、18がオフの間のみ、ブリーダー回路20を動作させる構成とした。
しかし、第1、第2LED負荷15、16の切り替えタイミングを含む所定時間、ブリーダー回路20を動作させる構成であっても良い。具体的には、図5(F)に示すように、第2負荷切替部18がオフになるタイミングT11よりも前のタイミングT21で、ブリーダー回路20のスイッチ素子22をオンにし、第1負荷切替部17がオンになるタイミングT12よりも後のタイミングT22でブリーダー回路20のスイッチ素子22をオフにする。さらに、第1負荷切替部17がオフになるタイミングT13よりも前のタイミングT23で、ブリーダー回路20のスイッチ素子22をオンにし、第2負荷切替部18がオンになるタイミングT14よりも後のタイミングT24でブリーダー回路20のスイッチ素子22をオフにする。このような動作によって、第1、第2負荷切替部17、18が同時オフになっている時間を含む一定時間はブリーダー回路20が動作することになり、コンデンサ14の端子電圧の上昇を確実に防止することができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、LED照明用電源装置1の電源が交流電源2である場合を説明したが、直流電源から定電流を得て第1、第2LED負荷15、16に供給する電源装置であっても良い。
また、負荷電圧の異なるLED負荷が第1、第2LED負荷15、16の2系統である場合を示したが、3系統以上であっても良い。
1 LED照明装置
2 交流電源
11 整流回路
12 平滑コンデンサ
13 定電流コンバータ
131 リアルタイム制御部
132 スイッチ素子
133 抵抗
134 インピーダンス素子
135 ダイオード
14 コンデンサ
15 第1LED負荷
16 第2LED負荷
17 第1負荷切替部
18 第2負荷切替部
19 負荷切替・調光制御部
20 ブリーダー回路
21 ブリーダー抵抗
22 スイッチ素子
30 負荷切替・調光・ブリーダー制御部

Claims (4)

  1. 交流または直流を電源とし、1つの定電流コンバータの出力に接続された負荷端子電圧の異なる独立した2系統以上のLED負荷を切り替え駆動することにより調光及び/または調色を行うLED照明用電源装置において、
    前記定電流コンバータの制御は、定電流コンバータのスイッチ素子を、定電流コンバータの出力電流が下限閾値を下回るとオンにし、上限閾値を超えるとオフにするリアルタイム制御とするとともに、定電流コンバータの出力端に接続されるコンデンサの容量を0.1μF以下とするか、または定電流コンバータの出力端にコンデンサを設けないことを特徴とするLED照明用電源装置。
  2. 前記LED負荷の切り替えは、LED負荷の全てが開放状態となるタイミングが発生しないように行われる請求項1に記載のLED照明用電源装置。
  3. 前記定電流コンバータの出力に接続され、前記LED負荷の全てが開放状態となったとき、またはLED負荷の切り替えタイミングを含む所定時間、ブリーダー電流を流すためのブリーダー回路を備えている請求項1または2に記載のLED照明用電源装置。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載のLED照明用電源装置を備えたLED照明装置。
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