JP2016100313A - 複合操作型スイッチ装置 - Google Patents

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正 佐野
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Abstract

【課題】信頼性や操作感触の低下を抑制でき、省スペース化に適した複合操作型スイッチ装置を提供する。【解決手段】筐体10と、保持部材20と、操作部材30と、押圧操作を検出するための押圧検出部70と、回転操作を検出するための回転検出部80とを備えた複合操作型スイッチ装置1であって、回転検出部80は、基板50上に実装された発光素子81及び受光素子82と、保持部材20に保持された導光体83と、複数のスリット84aが形成された回転板84とを有し、導光体83は、発光素子81からの光が入光する入光部と、受光素子82に光を出光する出光部と、入光部から出光部に光を導く光路とを有し、回転板84は、スリット84aが光路の途中を横切るように、保持部材20に保持されている。【選択図】図3

Description

本発明は、複合操作型スイッチ装置に関し、特に、押圧操作及び回転操作に対応した複合操作型スイッチ装置に関する。
近年、携帯型電子機器や車載電子機器等の入力装置として、操作者からの押圧操作及び回転操作に対応した複合操作型スイッチ装置が実用化されている。従来の複合操作型スイッチ装置に関しては、特許文献1等が開示されている。以下、従来の複合操作型スイッチ装置の構成について、図11を用いて説明する。図11は、従来の複合操作型スイッチ装置の構成を示す説明図であり、特許文献1に係る従来の複合操作型スイッチ装置であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ121(複合操作型スイッチ装置)の構成を示している。図11(a)は、プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ121を前から見た部分断面図であり、図11(b)は、プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ121を前から見た断面図である。
特許文献1に係るプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ121は、図11に示すように、基台部123(基板)と、基台部123に回動可能に支持された枠体124(保持部材)と、枠体124に回転可能に保持された円柱状操作つまみ125(操作部材)と、枠体124の下向への移動を検出するプッシュオンスイッチ122(押圧検出部)と、円柱状操作つまみ125の回転を検出する回転型エンコーダ部127(回転検出部)と、外部回路と接続される接続用端子147が形成された接点ブロック128と、回転型エンコーダ部127と接点ブロック128とを連結する連結部材である連結板146とを備えている。
枠体124はコの字形体137と板状体126とで構成され、前端部134と左端部139と右端部138とを有している。円柱状操作つまみ125は、枠体124に回転可能に保持されると共に、上端部側が枠体124から上側に露出し、操作者からの押圧操作と回転操作とを受け付けている。そして、枠体124の前端部134側が、押圧操作に対応して回動し、円柱状操作つまみ125と共に下方へ移動するようになっている。また、円柱状操作つまみ125が、回転操作に対応して、枠体124の左端部139側から右端部138側に延びる軸140を中心に回転するようになっている。
プッシュオンスイッチ122は、基台部123の上面の所定の位置に配設された固定接点129と、固定接点129と接離可能な可動接点130と、可動接点130の上面を覆う可撓性フィルム131とを有して構成される。そして、プッシュオンスイッチ122は、固定接点129と可動接点130との接離を利用して、枠体124の下向への移動を検出している。
回転型エンコーダ部127は、円柱状操作つまみ125の一方の端部125Cに配設され、円柱状操作つまみ125と連動して回転する回転体141と、回転体141の外側面に配設された放射状接点板142と、枠体124側に配設された弾性接点143とを有して構成される。そして、回転型エンコーダ部127は、円柱状操作つまみ125の回転と連動して回転する可動接点である放射状接点板142と、枠体124側に配設された固定接点である弾性接点143との弾接摺動を利用して回転方向に合わせた電気信号(パルス信号)を発生させ、それによって円柱状操作つまみ125の回転を検出している。
連結板146と接点ブロック128とは、回転型エンコーダ部127と隣接するように回転型エンコーダ部127の横に配置されている。連結板146は、可撓性を有した金属板を用いて形成され、枠体124と接点ブロック128とを連結すると共に、枠体124側に配設された弾性接点143と接点ブロック128の接続用端子147とを接続している。また、連結板146は、自身が撓むことによって枠体124の下方への移動を可能としている。接点ブロック128は、基台部123に保持されている。そして、接続用端子147は、回転型エンコーダ部127が発生させた電気信号を弾性接点143から図示しない外部回路に伝達している。
特開2000−195388号公報
特許文献1に係るプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ121では、回転型エンコーダ部127は、可動接点である放射状接点板142と固定接点である弾性接点143との弾接摺動を利用して、円柱状操作つまみ125の回転を検出しているので、摩耗によって放射状接点板142と弾性接点143との間で接触不良が発生する可能性が有り、回転型エンコーダ部127の信頼性を低下させる要因となっていた。
また、プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ121では、連結板146が枠体124と接点ブロック128とを連結し、連結板146が撓むことによって枠体124の下方への移動を可能としている。そのため、押圧操作に対応して枠体124が下方へ移動する際に、連結板146の撓みによる反発力が加わって、押圧操作時の操作感触に影響を及ぼす可能性が有り、操作感触を低下させる要因となっていた。
また、プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ121では、連結板146と接点ブロック128とは、回転型エンコーダ部127と隣接するように回転型エンコーダ部127の横に配置されている。そのため、プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ121を電子機器に配設する際に、電子機器に対する占有面積が大きくなり易く、省スペース化を阻害する要因となっていた。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、信頼性や操作感触の低下を抑制でき、省スペース化に適した複合操作型スイッチ装置を提供することにある。
この課題を解決するために、請求項1に記載の複合操作型スイッチ装置は、筐体と、前記筐体に上下方向に移動可能に支持された保持部材と、前記保持部材に回転可能に保持され、少なくとも一部が前記保持部材から露出して押圧操作及び回転操作を受け付ける操作部材と、前記押圧操作を検出するための押圧検出部と、前記回転操作を検出するための回転検出部とを備えた複合操作型スイッチ装置であって、前記回転検出部は、前記保持部材の外部に配設された基板上に、前記押圧検出部と共に実装された発光素子及び受光素子と、前記発光素子及び前記受光素子と離間するように、前記保持部材に保持された導光体と、複数のスリットが形成され、前記操作部材と連動して回転する回転板とを有し、前記導光体は、前記発光素子と対向する位置に形成され、前記発光素子からの光が入光する入光部と、前記受光素子と対向する位置に形成され、前記受光素子に光を出光する出光部と、前記入光部から前記出光部に光を導く光路とを有し、前記回転板は、回転に伴って前記スリットが前記光路の途中を横切るように、前記保持部材に保持されていることを特徴とする。
この構成の複合操作型スイッチ装置では、回転検出用の可動接点と固定接点とを弾性摺動させて操作部材への回転操作を検出するのではなく、発光素子から導光体を介して受光素子側に伝送される光を利用して、操作部材への回転操作を非接触で検出することができる。そのため、回転検出用の可動接点や固定接点は不要となり、可動接点と固定接点との接触不良による信頼性の低下を防ぐことができる。しかも、発光素子及び受光素子は、保持部材の外部に配設された基板上に実装されているので、保持部材と基板とを連結して保持部材側から基板側に電気信号を伝達する必要も無くなり、保持部材と基板とを連結することに伴う押圧操作時の操作感触の低下を防ぐことができる。そして、保持部材と基板とを連結するための部材を、保持部材と隣接して配設する必要も無くなり、省スペース化が容易になる。
請求項2に記載の複合操作型スイッチ装置は、前記回転検出部は、第1パルス信号を発生させる第1受光素子と、第2パルス信号を発生させる第2受光素子とからなる2つの前記受光素子を有し、前記導光体は、前記第1受光素子と対向する位置に形成された第1出光部と、前記第2受光素子と対向する位置に形成された第2出光部とからなる2つの前記出光部と、前記入光部から前記第1出光部に光を導く第1光路と、前記入光部から前記第2出光部に光を導く第2光路とからなる2つの前記光路とを有し、前記第1光路と前記第2光路とは、前記スリットが前記第1光路の途中と前記第2光路の途中とを異なるタイミングで横切るように形成されていることを特徴とする。
この構成の複合操作型スイッチ装置では、スリットが第1光路と第2光路とを異なるタイミングで横切る。そのため、第1受光素子の受光タイミングと第2受光素子の受光タイミングとを異なるタイミングとし、第1パルス信号と第2パルス信号とを異なるタイミングで発生させることができる。そして、回転板の回転量に対して発生タイミングの異なる第1パルス信号と第2パルス信号とを用いることによって、回転板の回転方向及び回転量を精度良く検出することができるようになる。その結果、回転操作の検出精度を高めることができる。しかも、発光素子と導光体とは1つで良いので、発光素子と導光体と受光素子とを2つずつ配設する場合と比較して構成を簡単にでき、複合操作型スイッチ装置の組立性を良くすることができる。
請求項3に記載の複合操作型スイッチ装置は、前記複数のスリットは、前記回転板の回転方向に沿って、所定の角度毎に等間隔に並ぶように配置され、前記第1光路と前記第2光路とは、前記第1パルス信号の発生タイミングと前記第2パルス信号の発生タイミングとのずれ幅に対応する前記回転板の回転角度が、前記所定の角度の1/4の角度と一致し、前記第1パルス信号及び前記第2パルス信号のパルス幅に対応する前記回転板の回転角度が、前記所定の角度の1/2の角度と一致するように形成されていることを特徴とする。
この構成の複合操作型スイッチ装置では、複数のスリットは、回転板の回転方向に沿って、所定の角度毎に等間隔に並ぶように配置されている。そして、第1光路と第2光路とは、第1パルス信号の発生タイミングと第2パルス信号の発生タイミングとのずれ幅に対応する回転板の回転角度が、所定の角度の1/4の角度と一致し、第1パルス信号及び第2パルス信号のパルス幅に対応する回転板の回転角度が、所定の角度の1/2の角度と一致するように形成されている。そのため、回転板が所定の角度の1/4の角度だけ回転する度に、第1パルス信号と第2パルス信号とのうちの少なくとも一方を変化させることができ、回転板の回転方向及び回転量の検出に適した信号とすることができる。
請求項4に記載の複合操作型スイッチ装置は、前記操作部材の回転動作を前記回転板に伝達する伝達機構を更に備え、前記伝達機構は、複数の歯車からなり、前記複数の歯車のうち少なくとも1組は、内歯歯車と外歯歯車の組み合わせであることを特徴とする。
この構成の複合操作型スイッチ装置では、伝達機構は、第1歯車と第2歯車と第3歯車とからなる3つの歯車を有している。このように、3つの歯車を用いて操作部材から回転板に回転動作を伝達することによって、操作部材の回転量に対する回転板の回転量を変化させ易くなる。そして、例えば、操作部材の回転量に対して回転板の回転量を増幅し、回転板の回転方向及び回転量の検出精度を更に高めることができる。しかも、3つの歯車のうちの1組である第1歯車と第2歯車との組み合わせは、内歯歯車と外歯歯車の組み合わせである。このように、3つの歯車のうちの1組を内歯歯車と外歯歯車の組み合わせとすることによって、全ての歯車を外歯歯車と外歯歯車の組み合わせとする場合と比較して、歯車の厚さが増大するのるを抑制しつつ、3つの歯車を近接させることができるようになり、伝達機構を小型化し易くなる。
本発明によれば、信頼性や操作感触の低下を抑制でき、省スペース化に適した複合操作型スイッチ装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置の外観を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置の外観と操作の方向とを示す説明図である。 本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置の第1の断面模式図である。 本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置の第2の断面模式図である。 本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置の第3の断面模式図である。 本発明の実施形態に係る導光体の構造を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回転板の構造を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る押圧操作に対応した動作を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回転操作に対応した動作を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回転検出用の信号を示す説明図である。 従来の複合操作型スイッチ装置の構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図1ないし図10を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置の外観を示す説明図である。図1(a)は、複合操作型スイッチ装置1を上から見た場合の模式図であり、図1(b)は、複合操作型スイッチ装置1を左から見た場合の模式図である。図2は、本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置の外観と操作の方向とを示す説明図である。図2(a)は、複合操作型スイッチ装置1を前から見た場合の模式図であり、操作部材30に対する押圧操作の方向を示している。図2(b)は、複合操作型スイッチ装置1を前から見た場合の模式図であり、操作部材30に対する回転操作の方向を示している。
図3は、本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置の第1の断面模式図であり、図1(a)のA1−A1断面に対応した複合操作型スイッチ装置1の断面模式図となっている。図4は、本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置の第2の断面模式図であり、図1(b)のA2−A2断面に対応した複合操作型スイッチ装置1の断面模式図となっている。図5は、本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置の第3の断面模式図であり、図1(b)のA3−A3断面に対応した複合操作型スイッチ装置1の断面模式図となっている。
図6は、本発明の実施形態に係る導光体の構造を示す説明図である。図6(a)は、導光体83を上から見た場合の模式図であり、図6(b)は、導光体83を左から見た場合の模式図である。図7は、本発明の実施形態に係る回転板の構造を示す説明図である。図7(a)は、回転板84を左から見た場合の模式図であり、図7(b)は、回転板84を前から見た場合の模式図である。
図8は、本発明の実施形態に係る押圧操作に対応した動作を示す説明図である。図8(a)は、押圧操作前の保持部材20とスイッチ71とを前から見た場合の状態を示し、図8(b)は、押圧操作時の保持部材20とスイッチ71とを前から見た場合の状態を示している。図9は、本発明の実施形態に係る回転操作に対応した動作を示す説明図である。図9(a)は、回転操作前の回転板84を前から見た場合の状態を示し、図9(b)は、回転操作時の回転板84を前から見た場合の状態を示している。図10は、本発明の実施形態に係る回転検出用の信号を示す説明図である。図10(a)は、第1受光素子82aが出力する第1パルス信号を示し、図10(b)は、第2受光素子82bが出力する第2パルス信号を示している。図10において、横軸は回転角度であり、縦軸は電圧である。
尚、各図における方向は、X1を左、X2を右、Y1を前、Y2を後、Z1を上、Z2を下とする。また、各図における操作部材30及び回転部材40の回転については、前から見て時計方向の回転を時計方向の回転とし、前から見て反時計方向の回転を反時計方向の回転とする。また、図3及び図4では、第1歯車61の外歯と、第2歯車62の外歯と、第3歯車63の内歯及び外歯とを省略している。
まず、本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置1の構成について、図1ないし図6を用いて説明する。本発明の実施形態に係る複合操作型スイッチ装置1は、操作者からの押圧操作及び回転操作に対応した複合操作型スイッチ装置であり、携帯型電子機器や車載電子機器等の入力装置として使用される。複合操作型スイッチ装置1は、図1ないし図5に示すように、筐体10と、保持部材20と、操作部材30と、回転部材40と、基板50と、伝達機構60と、押圧検出部70と、回転検出部80とを備えている。
筐体10は、図1及び図2に示すように、略直方体の箱状の部材である。筐体10には、図3ないし図5に示すように、下方に凹となる略直方体の凹部である第1収容部11が形成されている。第1収容部11には、保持部材20の下部が収容され、第1収容部11の底面12には、基板50が配設される。
保持部材20は、図1に示すように、保持部材20の前部となる第1保持部材21と、保持部材20の後部となる第2保持部材22とを組み合わせて形成される。保持部材20の下部は、図3ないし図5に示すように、略直方体の箱状の部分となっており、下方に凹となる略直方体の凹部である第2収容部23が形成されている。そして、保持部材20の下部は、筐体10の第1収容部11に収容され、第1収容部11の内壁によって上下方向に移動可能に支持されている。保持部材20の下端部の前寄りの位置には、下方に突出する凸部である押圧部24が形成されている。
また、保持部材20の上部には、図3ないし図5に示すように、筒状部25と、軸部26とが形成されている。筒状部25は、前後方向に延びる仮想線L1を軸心とする円筒状の部分であり、軸部26は、筒状部25と軸心を共有するように筒状部25の前端部から前方に延出する円柱状の部分である。軸部26の前端部は、保持部材20の前端部の所定の位置に形成された貫通孔に嵌め込まれて固定されている。
操作部材30は、図3及び図5に示すように、保持部材20の筒状部25と軸心を共有する円筒状の部材である。操作部材30の外周面は操作面31となっており、操作面31の少なくとも一部(上端部側)は、保持部材20から露出して操作者からの押圧操作及び回転操作を受け付けている。操作部材30の内周面で囲まれた空間には、保持部材20の筒状部25が挿入されている。そして、操作部材30は、仮想線L1を軸心として時計方向及び反時計方向に回転可能に保持部材20の筒状部25に保持されている。
また、前述したように、保持部材20は、筐体10に上下方向に移動可能に支持されており、操作部材30を下方に押圧することによって、操作部材30が保持部材20と共に下方に移動するようになっている。操作部材30は、このようにして、操作者からの下方への押圧操作及び仮想線L1を軸心とした回転操作を受け付けている。尚、操作部材30には、操作部材30と軸心を共有する第1歯車61が、操作部材30と一体で形成されている。
回転部材40は、図3ないし図5に示すように、仮想線L1の下方に位置して前後方向に延びる仮想線L2を軸心とする細長い円柱状の部材である。回転部材40は、保持部材20の第2収容部23に収容されると共に、前端部と後端部とが第2収容部23の内壁に形成された凹部に嵌め込まれている。そして、回転部材40は、仮想線L2を軸心として時計方向及び反時計方向に回転可能に保持部材20に保持されている。尚、回転部材40には、回転部材40と軸心を共有する第2歯車62と回転板84とが、回転部材40と一体で形成されている。
基板50は、図3ないし図5に示すように、上面51と下面52と有する配線基板である。基板50は、保持部材20の下側(保持部材20の外部)に位置するように筐体10の底面12に配設され、ねじ止め等の方法で筐体10に固定されている。基板50の下面52の所定の位置には、図示しない各種の電子部品が実装されて検出回路85等の電子回路を形成している。
伝達機構60は、図3及び図4に示すように、第1歯車61と、第2歯車62と、第3歯車63とを有して構成される。第1歯車61は、操作部材30と軸心を共有するように操作部材30と一体で形成された外歯歯車であり、操作部材30と共に回転する。第2歯車62は、回転部材40と軸心を共有するように回転部材40と一体で形成された外歯歯車であり、回転部材40と共に回転する。
第3歯車63は、保持部材20の前端部に回転可能に保持された両歯の歯車であり、第1歯車61の外歯と噛み合う内歯と、第2歯車62の外歯と噛み合う外歯とを有している。そして、第1歯車61の外歯と第3歯車63の内歯との組み合わせによって、操作部材30の回転動作を第3歯車63に伝達し、第2歯車62の外歯と第3歯車63の外歯との組み合わせによって、第3歯車63の回転動作を回転部材40に伝達している。伝達機構60は、このようにして、操作部材30の回転動作を回転部材40に伝達し、操作部材30と連動して回転部材40を回転させている。
押圧検出部70は、図3及び図4に示すように、押圧式のスイッチ71である。スイッチ71は、押圧部24と上下に対向するように、基板50の上面51の前寄りの位置に実装されている。そして、スイッチ71は、上端部が下方に押圧されるとオンオフ状態が切り替わるようになっている。
回転検出部80は、図3及び図5に示すように、発光素子81と、2つの受光素子82と、導光体83と、回転板84と、検出回路85とを有して構成される。発光素子81は、フォトダイオード等の発光素子である。発光素子81は、図3及び図5に示すように、基板50の上面51の中央部付近に実装され、上方に向かって光を発している。
受光素子82は、フォトトランジスタ等の受光素子である。2つの受光素子82は、図3及び図5に示すように、基板50の上面51の後寄りの位置に左右に並べて実装され、上方からの光を受光すると共に、光を受光したタイミング(以下、受光タイミングと略称)に合わせて電気信号を出力している。以下、2つの受光素子82のうち、左側のものを第1受光素子82aとし、右側のものを第2受光素子82bとして説明を進める。
導光体83は、発光素子81から受光素子82に光を導くための部材であり、アクリル等の透光性を有した合成樹脂に所定の加工を施して形成される。導光体83は、図3及び図5に示すように、保持部材20の下端部の、発光素子81及び2つの受光素子82の上側となる位置に配設され、発光素子81及び2つの受光素子82と離間するように、保持部材20に保持されている。導光体83の上端部は、保持部材20の下端部から上方に突出して第2収容部23内に露出している。そして、導光体83の上端部には下方に凹となり左右方向に延びる溝部83aが形成されている。
また、導光体83は、図6に示すように、入光部91と、2つの出光部92と、2つの光路93とを有している。入光部91は、発光素子81と上下に対向するように、導光体83の下端部に形成された透光性の窓部であり、発光素子81が発した光が下方から入光する。2つの出光部92は、第1出光部92aと第2出光部92bとである。第1出光部92aは、第1受光素子82aと上下に対向するように、導光体83の下端部に形成された透光性の窓部であり、上方から到来した光が第1出光部92aから第1受光素子82aに向かって出光する。第2出光部92bは、第2受光素子82bと上下に対向するように、導光体83の下端部に形成された透光性の窓部であり、上方から到来した光が第2出光部92bから第2受光素子82bに向かって出光する。
2つの光路93は、第1光路93aと第2光路93bとである。2つの光路93は、図6に示すように、4つの中継部94と、2つの反射部95とによって形成される。4つの中継部94は、第1中継部94aと、第2中継部94bと、第3中継部94cと、第4中継部94dとである。第1中継部94aは、溝部83aの前側の壁面の左寄りの位置に形成された透光性の窓部である。第2中継部94bは、溝部83aの前側の壁面の右寄りの位置に形成された透光性の窓部である。第3中継部94cは、第1中継部94aと前後に対向するように、溝部83aの後側の壁面に形成された透光性の窓部である。第4中継部94dは、第2中継部94bと前後に対向するように、溝部83aの後側の壁面に形成された透光性の窓部である。
2つの反射部95は、第1反射部95aと、第2反射部95bとである。第1反射部95aは、入光部91から入光して上方に進む光を後方に反射し、第1中継部94aと第2中継部94bとに向かわせている。第2反射部95bは、第1中継部94aから第3中継部94cを通って後方に進む光を下方に反射し、第1出光部92aに向かわせると共に、第2中継部94bから第4中継部94dを通って後方に進む光を下方に反射し、第2出光部92bに向かわせている。
そして、第1反射部95aと第1中継部94aと第3中継部94cと第2反射部95bとによって、入光部91に入光した光を第1出光部92aに導く第1光路93aが形成され、第1反射部95aと第2中継部94bと第4中継部94dと第2反射部95bとによって、入光部91に入光した光を第2出光部92bに導く第2光路93bが形成されている。尚、図示しないが、入光部91と2つの出光部92と4つの中継部94とを除く導光体83の表面は、非透光性の樹脂層等で覆われて外部に光が漏れないようになっている。また、光路間の光の干渉を防止するために、第1光路93aと第2光路93bとの間に非透光性の樹脂の壁を設けても良い。
回転板84は、複数のスリット84aが形成されたコードホイールと呼ばれる円板である。回転板84は、図3及び図5に示すように、その下端部側が導光体83の溝部83aに挟まれるような位置に、回転部材40と軸心を共有するように、回転部材40と一体で形成されている。そして、回転板84は、操作部材30と連動して、回転部材40と共に仮想線L2を軸心として回転するようになっている。複数のスリット84aは、図7に示すように、回転板84の軸心付近から放射状に延びるように形成され、回転板84の回転方向に沿って所定の角度φ毎に等間隔に並ぶように配置されている。
そして、回転板84が仮想線L2を軸心として角度φだけ回転する度に、スリット84aが導光体83の光路93の途中を横切るようになっている。スリット84aが第1光路93aの途中を横切る際には、第1中継部94aと第3中継部94cとの間の光路を横切り、スリット84aが第2光路93bの途中を横切る際には、第2中継部94bと第4中継部94dとの間の光路を横切る。
発光素子81が発した光は、通常、光路93の途中で回転板84に遮られて受光素子82側に伝送されないが、回転板84の回転に伴ってスリット84aが光路93を横切る時には、発光素子81が発した光がスリット84aを通過して受光素子82側に伝送される。そして、受光素子82が伝送された光を受光し、受光タイミングに合わせてパルス状の電気信号を出力する。以下、受光素子82が出力するパルス状の電気信号をパルス信号と略称する。そして、スリット84aが第1光路93aを横切る時に第1受光素子82aが出力するパルス信号を第1パルス信号とし、スリット84aが第2光路93bを横切る時に第2受光素子82bが出力するパルス信号を第2パルス信号として説明を進める。
検出回路85は、第1パルス信号と第2パルス信号とに基づいて演算を行い、回転板84の回転方向と回転量とを算出している。尚、本実施形態では、回転板84の回転量は、回転板84の回転角度に対応した量として算出される。複合操作型スイッチ装置1はこのような構成となっている。
次に、複合操作型スイッチ装置1の動作について説明する。まず、押圧操作に対応した動作について、図8を用いて説明する。複合操作型スイッチ装置1では、図8に示すように、操作部材30への押圧操作に対応して、操作部材30が保持部材20と共に初期位置(押圧操作される前の位置)から下方へ移動し、それに伴って、押圧部24がスイッチ71を下方に押圧する。それによって、スイッチ71がオフ状態からオン状態に切り替わる。そして、操作部材30への押圧操作が解除されると、スイッチ71の反発力によって、操作部材30が保持部材20と共に上方に移動して初期位置に戻る。それによって、スイッチ71がオン状態からオフ状態に切り替わる。本実施形態では、このようなスイッチ71のオンオフ状態の変化に基づいて、操作部材30への押圧操作を検出している。
次に、回転操作に対応した動作について、図9を用いて説明する。前述したように、操作部材30は、仮想線L1を軸心として回転可能に保持されており、操作部材30の回転動作は、伝達機構60によって回転部材40に伝達される。そして、例えば、操作部材30を仮想線L1を軸心として反時計方向に回転させると、図9に示すように、回転板84が回転部材40と共に仮想線L2を軸心として時計方向に回転する。
そして、回転板84が仮想線L2を軸心として時計方向に回転する際に、回転板84の回転に伴ってスリット84aが第1光路93a及び第2光路93bの途中を横切り、それに対応して、第1受光素子82aが第1パルス信号を出力し、第2受光素子82bが第2パルス信号を出力する。そして、検出回路85が、第1パルス信号と第2パルス信号とに基づいて、操作部材30への回転操作に対応した回転板84の回転方向と回転量とを算出し、それによって、操作部材30への回転操作を検出している。
尚、受光素子82が出力するパルス信号の発生タイミングやパルス幅は、光路93の位置や形状によって設定することができる。例えば、第1パルス信号の発生タイミングは、第1光路93aの第1中継部94a及び第3中継部94cの左右方向の位置によって調整可能であり、第1パルス信号のパルス幅は、第1光路93aの第1中継部94a及び第3中継部94cの左右方向の幅によって調整可能である。また、第2パルス信号の発生タイミングは、第2光路93bの第2中継部94b及び第4中継部94dの左右方向の位置によって調整可能であり、第2パルス信号のパルス幅は、第2光路93bの第2中継部94b及び第4中継部94dの左右方向の幅によって調整可能である。
また、第1パルス信号の発生タイミングと第2パルス信号の発生タイミングとのずれ幅は、第1光路93aと第2光路93bとの左右方向の間隔によって調整可能である。本実施形態では、このようなパルス信号の発生タイミングやパルス幅と光路93の位置や形状との関係を利用して、第1パルス信号と第2パルス信号とが回転板84の回転方向及び回転量の検出に適した信号となるように、第1パルス信号の発生タイミングやパルス幅や、第2パルス信号の発生タイミングやパルス幅や、第1パルス信号の発生タイミングと第2パルス信号の発生タイミングとのずれ幅を適切に設定することができる。
以下、回転板84の回転方向及び回転量の検出に適した第1パルス信号と第2パルス信号との例を、図10を用いて説明する。図10は、回転板84が時計方向に回転する場合の、回転板84の回転角度に対する第1パルス信号の変化と第2パルス信号の変化とを示している。図10(a)は、第1受光素子82aが出力する第1パルス信号を示し、図10(b)は、第2受光素子82bが出力する第2パルス信号を示している。
そして、図10に示す例では、パルス信号は、図示しないA/D変換回路によってデジタル化され、所定の電圧VHの電気信号となっている。また、第1パルス信号の発生タイミングよりも遅れて第2パルス信号が発生すると共に、第1パルス信号の発生タイミングと第2パルス信号の発生タイミングとのずれ幅に対応する回転板84の回転角度が、角度φの1/4の角度と一致し、第1パルス信号及び第2パルス信号のパルス幅に対応する回転板84の回転角度が、角度φの1/2の角度と一致するように、第1光路93a及び第2光路93bの位置と形状とが設定されている。
そのため、第1パルス信号の発生開始のタイミングに対応する回転板84の回転角度をθ1とし、θ1から回転板84が角度φの1/4の角度だけ回転した時の回転板84の回転角度をθ2、θ2から回転板84が角度φの1/4の角度だけ更に回転した時の回転板84の回転角度をθ3、θ3から回転板84が角度φの1/4の角度だけ更に回転した時の回転板84の回転角度をθ4、θ4から回転板84が角度φの1/4の角度だけ更に回転した時の回転板84の回転角度をθ5とすると、第1パルス信号は、回転板84の回転角度に対して、図10(a)に示すような変化を示す。第2パルス信号は、回転板84の回転角度に対して、図10(b)に示すような変化を示す。
すなわち、θ1からθ2までの回転角度では、第1パルス信号のみが発生し、θ2からθ3までの回転角度では、第1パルス信号と第2パルス信号とが共に発生し、θ3からθ4までの回転角度では、第2パルス信号のみが発生し、θ4からθ5までの回転角度では、第1パルス信号と第2パルス信号とが共に発生していない状態となる。その結果、回転板84がθ1を基準として角度φの1/4の角度だけ回転する度に、第1パルス信号と第2パルス信号とのうちの少なくとも一方を変化させることができる。
そして、このような第1パルス信号と第2パルス信号とに基づいて検出を行うことにより、回転板84の回転量をより細かく検出することができるようになり、第1パルス信号と第2パルス信号とは、回転板84の回転方向及び回転量の検出に適した信号となる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の複合操作型スイッチ装置1では、回転検出用の可動接点と固定接点とを弾性摺動させて操作部材30の回転を検出するのではなく、発光素子81から導光体83を介して受光素子82側に伝送される光を利用して、操作部材30の回転を非接触で検出することができる。そのため、回転検出用の可動接点や固定接点は不要となり、可動接点と固定接点との接触不良による信頼性の低下を防ぐことができる。しかも、発光素子81及び2つの受光素子82は、保持部材20の下側に配設された基板50の上面51に実装されているので、保持部材20と基板50とを連結して保持部材20側から基板50側に電気信号を伝達する必要も無くなり、保持部材20と基板50とを連結することに伴う押圧操作時の操作感触の低下を防ぐことができる。そして、保持部材20と基板50とを連結するための部材を、保持部材20と隣接して配設する必要も無くなり、省スペース化が容易になる。
また、本実施形態の複合操作型スイッチ装置1では、スリット84aが第1光路93aと第2光路93bとを異なるタイミングで横切る。そのため、第1受光素子82aの受光タイミングと第2受光素子82bの受光タイミングとを異なるタイミングとし、第1パルス信号と第2パルス信号とを異なるタイミングで発生させることができる。そして、回転板84の回転量に対して発生タイミングの異なる第1パルス信号と第2パルス信号とを用いることによって、回転板84の回転方向及び回転量を精度良く検出することができるようになる。その結果、回転操作の検出精度を高めることができる。しかも、発光素子81と導光体83とは1つで良いので、発光素子81と導光体83と受光素子82とを2つずつ配設する場合と比較して構成を簡単にでき、複合操作型スイッチ装置1の組立性を良くすることができる。
また、本実施形態の複合操作型スイッチ装置1では、複数のスリット84aは、回転板84の回転方向に沿って、角度φ毎に等間隔に並ぶように配置されている。そして、第1パルス信号の発生タイミングと第2パルス信号の発生タイミングとのずれ幅に対応する回転板84の回転角度が、角度φの1/4の角度と一致し、第1パルス信号及び第2パルス信号のパルス幅に対応する回転板84の回転角度が、角度φの1/2の角度と一致するように、第1光路93a及び第2光路93bの位置と形状とが設定されている。そのため、
θ1を基準として回転板84が角度φの1/4の角度だけ回転する度に、第1パルス信号と第2パルス信号とのうちの少なくとも一方を変化させることができ、回転板84の回転方向及び回転量の検出に適した信号とすることができる。
また、本実施形態の複合操作型スイッチ装置1では、伝達機構60は、第1歯車61と第2歯車62と第3歯車63とからなる3つの歯車を有している。そして、3つの歯車のうちの1組である第1歯車61と第2歯車62との組み合わせは、内歯歯車と外歯歯車の組み合わせである。このように、3つの歯車を用いて操作部材30側から回転部材40側に回転動作を伝達することによって、操作部材30の回転量に対する回転板84の回転量を変化させ易くなる。そして、例えば、操作部材30の回転量に対して回転板84の回転量を増幅し、回転板84の回転方向及び回転量の検出精度を更に高めることができる。
尚、3つの歯車の全てを外歯歯車と外歯歯車の組み合わせとした場合でも、操作部材30の回転量に対して回転板84の回転量を増幅することはできるが、その場合、3つの歯車を近接させて配置し難くなる。3つの歯車のうちの1つの歯車を2段歯車とすることによって、3つの歯車を近接させて配置することはできるが、歯車の厚さが増大し、伝達機構60を小型化し難くなる。
それに対して、本実施形態の複合操作型スイッチ装置1では、3つの歯車のうちの1組である第1歯車61と第2歯車62との組み合わせは、内歯歯車と外歯歯車の組み合わせである。このように、3つの歯車のうちの1組を内歯歯車と外歯歯車の組み合わせとすることによって、全ての歯車を外歯歯車と外歯歯車の組み合わせとする場合と比較して、歯車の厚さの増大を抑制しつつ、3つの歯車を近接させることができるようになり、伝達機構60を小型化し易くなる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更することができる。
例えば、本発明の実施形態において、所定の機能を実現できるのであれば、筐体10や保持部材20や操作部材30や回転部材40の形状を適宜変更しても構わない。また、筐体10は、複合操作型スイッチ装置1が搭載される電子機器の筐体と一体で形成されていても構わない。また、所定の機能を実現できるのであれば、基板50の配置や、伝達機構60の構成を適宜変更しても構わない。
また、本発明の実施形態において、所定の機能を実現できるのであれば、押圧検出部70は、押圧式のスイッチ71以外の素子であっても構わない。また、発光素子81は、フォトダイオード以外の発光素子であっても構わない。また、受光素子82は、フォトトランジスタ以外の受光素子であっても構わない。また、発光素子81から受光素子に光を導けるのであれば、導光体83の材質や形状を適宜変更しても構わない。
また、本発明の実施形態において、所定の機能を実現できるのであれば、受光素子82が出力するパルス信号や、検出回路85が出力する検出信号は、前述した以外の電気信号であっても構わない。例えば、第2パルス信号を第1パルス信号の発生タイミングよりも遅れて発生させるのではなく、第1パルス信号の発生タイミングよりも早く発生させても構わない。
また、本発明の実施形態において、受光素子82が出力するパルス信号に基づいて、複合操作型スイッチ装置1が搭載される電子機器側の回路が操作部材30の回転を検出しても構わない。その場合、複合操作型スイッチ装置1は、検出回路85を備えていなくても構わない。
また、本発明の実施形態において、複合操作型スイッチ装置1は、回転操作に伴ってスリット84aが光路93の途中を横切るタイミングに合わせてクリック感触を発生させるクリック機構等を更に備えていても構わない。
1 複合操作型スイッチ装置
10 筐体
11 第1収容部
12 底面
20 保持部材
21 第1保持部材
22 第2保持部材
23 第2収容部
24 押圧部
25 筒状部
26 軸部
30 操作部材
31 操作面
40 回転部材
50 基板
51 上面
60 伝達機構
61 第1歯車
62 第2歯車
63 第3歯車
70 押圧検出部
71 スイッチ
80 回転検出部
81 発光素子
82 受光素子
82a 第1受光素子
82b 第2受光素子
83 導光体
83a 溝部
84 回転板
84a スリット
85 検出回路
91 入光部
92 出光部
92a 第1出光部
92b 第2出光部
93 光路
93a 第1光路
93b 第2光路
94 中継部
94a 第1中継部
94b 第2中継部
94c 第3中継部
94d 第4中継部
95 反射部
95a 第1反射部
95b 第2反射部

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体に上下方向に移動可能に支持された保持部材と、
    前記保持部材に回転可能に保持され、少なくとも一部が前記保持部材から露出して押圧操作及び回転操作を受け付ける操作部材と、
    前記押圧操作を検出するための押圧検出部と、
    前記回転操作を検出するための回転検出部とを備えた複合操作型スイッチ装置であって、
    前記回転検出部は、
    前記保持部材の外部に配設された基板上に、前記押圧検出部と共に実装された発光素子及び受光素子と、
    前記発光素子及び前記受光素子と離間するように、前記保持部材に保持された導光体と、
    複数のスリットが形成され、前記操作部材と連動して回転する回転板とを有し、
    前記導光体は、
    前記発光素子と対向する位置に形成され、前記発光素子からの光が入光する入光部と、
    前記受光素子と対向する位置に形成され、前記受光素子に光を出光する出光部と、
    前記入光部から前記出光部に光を導く光路とを有し、
    前記回転板は、回転に伴って前記スリットが前記光路の途中を横切るように、前記保持部材に保持されていることを特徴とする複合操作型スイッチ装置。
  2. 前記回転検出部は、
    第1パルス信号を発生させる第1受光素子と、第2パルス信号を発生させる第2受光素子とからなる2つの前記受光素子を有し、
    前記導光体は、
    前記第1受光素子と対向する位置に形成された第1出光部と、前記第2受光素子と対向する位置に形成された第2出光部とからなる2つの前記出光部と、
    前記入光部から前記第1出光部に光を導く第1光路と、前記入光部から前記第2出光部に光を導く第2光路とからなる2つの前記光路とを有し、
    前記第1光路と前記第2光路とは、
    前記スリットが前記第1光路の途中と前記第2光路の途中とを異なるタイミングで横切るように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の複合操作型スイッチ装置。
  3. 前記複数のスリットは、
    前記回転板の回転方向に沿って、所定の角度毎に等間隔に並ぶように配置され、
    前記第1光路と前記第2光路とは、
    前記第1パルス信号の発生タイミングと前記第2パルス信号の発生タイミングとのずれ幅に対応する前記回転板の回転角度が、前記所定の角度の1/4の角度と一致し、
    前記第1パルス信号及び前記第2パルス信号のパルス幅に対応する前記回転板の回転角度が、前記所定の角度の1/2の角度と一致するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の複合操作型スイッチ装置。
  4. 前記操作部材の回転動作を前記回転板に伝達する伝達機構を更に備え、
    前記伝達機構は、複数の歯車からなり、
    前記複数の歯車のうち少なくとも1組は、内歯歯車と外歯歯車の組み合わせであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の複合操作型スイッチ装置。

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