JP2019102236A - スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】ノブの操作を特定できるようにする。【解決手段】スイッチ1は、ノブ5の操作を検出する操作検出部7を有している。操作検出部7は、ノブ5の操作に連動して変位する可動部材6と、可動部材6の遮光部62を厚み方向に貫通する貫通孔62aと、厚み方向における可動部材6の一方側に設けられたひとつの光源15と、厚み方向における可動部材の他方側に設けられた導光路9Aと、導光路9Aに付設された2つの受光素子10A、10Bと、を有する。導光路9Aは、ノブ5の操作により可動部材6が所定位置に配置された際に、光源15から照射された光を、貫通孔62aを介して受光可能な位置に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチに関する。
特許文献1には、ノブを回動軸回りに回動させてスイッチ素子をオンさせる構成のスイッチが開示されている。
特開2014−120322号公報
図8は、従来例にかかるスイッチ100を説明する図である。
図8の(A)は、スイッチ100の分解斜視図である。
図8の(B)、(C)は、スイッチ100の動作を説明する断面図である。
図8に示すように、特許文献1に開示されたスイッチ100は、ユーザにより操作されるノブ102を有している。ノブ102は、スイッチ100が備えるケース101で、回動軸X1回りに揺動可能に支持されている。
ケース101は、プリント基板109を有する極盤110に組み付けられており、この状態において、ケース101で支持されたノブ102は、ケース101と極盤110との組み付け方向で、プリント基板109に対向配置されている。
プリント基板109には、一対のスイッチ素子107、108が回動軸X1方向に間隔をあけて設けられている。
ケース101では、スイッチ素子107、108に一対一で対応する一対のカム105、106が、回動軸X1に平行な回動軸X2回りに揺動可能に支持されている。
ノブ102は、プリント基板109との対向部に、一対の操作子103、104を有しており、操作子103、104の先端に設けた係合部103a、104aは、それぞれ対応するカム105、106の係合溝105a、106aに係合している。
スイッチ100では、ノブ102の先端側の操作部102aが、回動軸X1回りの周方向に操作されると、カム105、106が、操作子103、104により操作されて、回動軸X2回りに回動する。
例えば、ノブ102の操作部102aが、引き起こす方向(図8の(C)、符号A参照)に操作されると、一方のスイッチ素子108がカム106によりオンされる。また、ノブ102の操作部102aが、押し込む方向(図8の(B)、符号B参照)に操作されると、他方のスイッチ素子107がカム105によりオンされる。
よって、スイッチ100では、スイッチ素子107、108のうちのどちらのスイッチ素子がオンされたかにより、ノブ102の操作方向が特定されるようになっている。
特許文献1のスイッチ100は、ノブ102の操作を検出する為にスイッチ素子を必要としている。

ここで、スイッチ素子は、フェールセーフの観点から、スイッチのオン/オフを検出する為の回路を2系統備えている。そのため、スイッチ素子は比較的に高価であり、このスイッチ素子を備えるスイッチは、作製コストに占めるスイッチ素子の割合が高くなっている。
特に、特許文献1のスイッチ100は、ノブ102の操作方向を特定するために2つのスイッチ素子107、108を必要としている。そのため、作製コストに占めるスイッチ素子の割合が高くなる。
そこで、より安価な構成で、ノブの操作を特定できるようにすることが求められている。
本発明は、
ノブの操作に連動して変位する可動部材と、
前記可動部材を厚み方向に貫通する貫通孔と、
前記厚み方向における前記可動部材の一方側に設けられたひとつの発光素子と、
前記厚み方向における前記可動部材の他方側に設けられた導光路と、
前記導光路に付設された少なくとも1つの受光素子と、を有し、
前記導光路は、前記ノブの操作により前記可動部材が所定位置に配置された際に、前記発光素子から照射された光を、前記貫通孔を介して受光可能な位置に設けられていることを特徴とするスイッチ。
本発明によれば、ノブの操作により可動部材が所定位置に配置されると、発光素子から照射された光が、貫通孔を通って導光路に入射し、導光路に入射した光は、導光路に付設された受光素子で受光される。
これにより、受光素子が光を受光したことをもって、ノブの操作により可動部材が所定位置に配置されたことを検出できる。
発光素子、導光路、受光素子の組み合わせは、スイッチ素子よりも安価に提供できるので、より安価な構成でノブの操作を特定できる。
スイッチを説明する図である。 スイッチが備える操作検出部を説明する図である。 スイッチが備える操作検出部を説明する図である。 スイッチのノブの操作を説明する。 ノブの操作に連動する操作検出部の動作を説明する図である。 変形例にかかる操作検出部を説明する図である。 ノブの操作に連動する操作検出部の動作を説明する図である。 従来例にかかるスイッチを説明する図である。
以下、本発明の実施形態を、パーキングブレーキのオン/オフの切り換えに用いられるスイッチ1の場合を例に挙げて説明する。
図1は、スイッチ1を説明する図であって、スイッチ1を可動部材6に沿って切断した断面図である。
図2は、スイッチ1が備える操作検出部7周りを拡大して示した斜視図である。
図3は、スイッチ1が備える操作検出部7周りを模式的に示した断面図である。図3の(A)は、操作検出部7をノブ5側から見た図であって、ノブ5が中立位置にある時の操作検出部7の各構成要素(導光体8、遮光部62、貫通孔62a、導光路9A、9B、受光素子10A、10B、光源15)の配置を説明する断面図である。なお、図3の(A)では、導光体8と、遮光部62と、導光路9A、9Bを、図1におけるA−A線に沿って切断した断面で示している。
図3の(B)は、図3の(A)におけるA−A断面図である。図3の(C)、(D)は,変形例にかかる操作検出部7を説明する断面図である。
図1に示すように、スイッチ1は、ユーザにより操作されるノブ5と、ノブ5を揺動可能に支持するケース2と、ケース2が組み付けられる極盤3と、極盤3におけるケース2との対向面に設けられたプリント基板4と、を有している。
ここで、以下の説明では、説明の便宜上、図1におけるノブ5側を上方、極盤3側を下方と標記する。
図1に示すように、ケース2は、極盤3の外周に外嵌する周壁部21と、ノブ5を回動可能に支持する筒状の支持壁22と、を有している。
支持壁22は、周壁部21よりもノブ5側の上方に突出しており、支持壁22の上端22a、22bは、ノブ5が備える周壁部51の内側に挿入されている。
ノブ5は、操作子55を有する操作部材52を有している。
この操作部材52は、取付板53と、取付板53から下方に伸びる板状の被支持部54と、をさらに有しており、操作子55は、被支持部54の下端に設けられている。
取付板53と被支持部54と操作子55とは、一体に形成されている。
操作部材52の取付板53は、ノブ5が備える板状の基部50の下面に取り付けられている。取付板53には、板状の被支持部54が1つ設けられている。被支持部54には、貫通孔541が設けられており、この貫通孔541を、ケース2の支持壁22に設けた支持軸221が貫通している。
ノブ5は、支持軸221を介してケース2で支持されている。この状態においてノブ5は、支持軸221の中心軸に沿う回動軸X1回りに揺動可能となっている。
操作子55は、被支持部54から回動軸X1の径方向に延びており、先端側の係合部55aをプリント基板4側の下方に向けている。
操作子55の係合部55aは、可動部材6の係合溝61aに係合している。
可動部材6は、ノブ5とプリント基板4との間に位置しており、ケース2側の支持軸222で回動可能に支持されている。この状態において可動部材6は、ノブ5の回動軸X1に対して平行な回動軸X2回りに揺動可能となっている。
可動部材6は、係合溝61aを有する被操作部61と、貫通孔62aを有する遮光部62と、を有している。
回動軸X2方向から見て被操作部61は、扇形状を有しており、回動軸X2方向から見て弧状を成す外周611を、ノブ5側の上方に向けて設けられている。
被操作部61では、係合溝61aが回動軸X2の径方向に延びている。係合溝61aは、可動部材6の回動軸X2を通る直線Lmに沿って、被操作部61の弧状の外周611から回動軸X2の近傍までの範囲に直線状に延びている。
遮光部62は、被操作部61の幅方向における中央から、極盤3側の下方に延出している。遮光部62は、被操作部61から離れるにつれて回動軸X2周りの周方向の幅が広くなる先広がりの形状で形成されている。
遮光部62の先端側の外周620は、回動軸X2周りの周方向に沿う弧状に形成されている。遮光部62の外周620は、プリント基板4との間に隙間を空けて設けられている。そのため、可動部材6が回動軸X2回りに回動する際に、遮光部62がプリント基板4の上面4aを摺動しないようになっている。
ノブ5が中立位置(図1参照)に配置されている状態では、可動部材6の遮光部62は直線Loに沿う向きで配置される。
この状態において直線Loは、回動軸X2方向から見た遮光部62の幅方向の略中央部を通過すると共にプリント基板4に直交している。さらに直線Loは、ノブ5が中立位置(図1参照)に配置されている状態で、可動部材6の係合溝61aに沿う直線Lmと所定の角度を持って交差している。
遮光部62では、プリント基板4側の外周620から内側に離れた位置であって直線Loと交差する位置に、貫通孔62aが設けられている。
貫通孔62aは、遮光部62を厚み方向(回動軸X2方向)に貫通して設けられている。
本実施形態では、可動部材6における少なくとも遮光部62に、光を透過させないようにする加工が施されている。
ここで、光を透過させないようにする方法として、以下のものが例示される。(a)遮光部62自体を、光非透過性の材料で形成する。(b)光非透過性の素材を、遮光部62の表面に塗布する。
そのため、遮光部62では、貫通孔62aの部分のみが、光の透過が可能な領域となっている。
なお、この貫通孔62aには、光の透過を阻害する異物の侵入を防ぐために、光透過性の樹脂材料などが封入されていても良い。
図2、図3に示すように、プリント基板4では、可動部材6の遮光部62を挟んだ一方側に導光体8が設けられていると共に、他方側に、導光路9A、9Bが設けられている。
図3の(A)、(B)に示すように、導光体8は、光源15から照射された光の移動方向を変更すると共に、2つに分光するために設けられている。
導光体8は、入射部81と、分光部82と、出射部83A、83Bとを有している。
導光体8は、入射部81と、分光部82と、出射部83A、83Bとから一体に形成されている。
導光体8は、入射部81から入射した光を内部で反射させながら、出射部83A、83Bまで誘導することが可能な材料及び形状で形成されている。
図3の(B)に示すように、プリント基板4には、光源15を収容配置するための収容孔41が設けられている。収容孔41は、プリント基板4を厚み方向に貫通して設けられている。
光源15は、プリント基板4における極盤3側の下面4bから収容孔41に挿入されている。光源15は、収容孔41の内部で、入射部81の入射面81aに対向している。
入射面81aは、光源15の出射面に対向する平坦面であり、入射面81aは、プリント基板4の上面4aに対して平行である。
光源15は、プリント基板4の下面4b側に電気的に接続されている。光源15から照射された光は、入射面81aから入射部81に入射する。
本実施形態では、光源15として、LED(Light emitting diode)を採用しているが、光源15は、受光素子10Aで受光可能な光を照射できるものであれば良い。
導光体8は、収容孔41と整合する外形の入射部81を、プリント基板4の上面4a側から、収容孔41に挿入して設けられている。
分光部82は、入射部81に入射した光を反射して、出射部83A側と出射部83Bに分配する。
分光部82は、入射部81の上側に隣接して設けられており、分光部82は、プリント基板4の上面4aから上方に突出している。
図3の(A)に示すように、ノブ5側から見て出射部83A、83Bは、分光部82の遮光部62側(図中、左側)に設けられている。
出射部83A、83Bは、円柱形状を成しており、遮光部62の変位方向(図3の(A)における上下方向)に間隔Waをあけて互いに平行に設けられている。
出射部83A、83Bの出射面831、831は、遮光部62の側面621に、それぞれ対向している。
出射面831、831は、遮光部62の変位方向に沿う平坦面であり、出射面831、831は、遮光部62の一方の側面621との間に同じ間隔Wbをあけて、それぞれ側面621に対向している。
遮光部62から見て、出射部83A、83Bとは反対側(図3の(A)における左側)には、一対の導光路9A、9Bが設けられている。
導光路9A、9Bは、光透過性の材料から円柱形状に形成されている。
導光路9A、9Bの長手方向の一端には、導光体8の出射面831、831から出射された光の入射面91、91が設けられている。
入射面91、91は、遮光部62の変位方向に沿う平坦面であり、入射面91、91は、遮光部62の他方の側面622との間に同じ間隔Wbをあけて、それぞれ側面622に対向している。
導光路9A、9Bは、遮光部62の変位方向(図3の(A)における上下方向)に間隔Waをあけて互いに平行に設けられている。
導光路9A、9Bの入射面91、91と、導光体8の出射面831、831は、間隔Wcをあけて対向している。この間隔Wcは、可動部材6が回動軸X2回りに揺動した際に、可動部材6が備える遮光部62との干渉を避けることができる間隔に設定されている。
前記したように、可動部材6の遮光部62には、光の透過が可能な貫通孔62aが設けられている。この貫通孔62aの位置は、ノブ5が中立位置に配置されている状態を基準として設定されている。
具体的には、ノブ5が中立位置に配置されている状態で、貫通孔62aが、遮光部62の変位方向における出射部83A、83Bの略中間となる位置に配置されるように設定されている。
そのため、ノブ5が中立位置に配置されている状態では、導光体8の出射面831、831から出射された光が、遮光部62により遮られて、導光路9A、9Bの入射面91、91に到達できないようになっている。
導光路9Aでは、長手方向に間隔をあけて一対の受光素子10A、10Aが設けられている。
受光素子10A、10Aは、光透過性の支持部材11を介して導光路9Aに連絡しており、受光素子10A、10Aは、導光路9Aに入射した光を、支持部材11を介して受光できるようになっている。
導光路9Bでも同様に、長手方向に間隔をあけて一対の受光素子10B、10Bが設けられている。
受光素子10B、10Bもまた、光透過性の支持部材11を介して導光路9Bに連絡しており、受光素子10B、10Bは、導光路9Bに入射した光を、支持部材11を介して受光できるようになっている。
受光素子10A、10A、10B、10Bは、プリント基板4に設けた受光検出回路(図示せず)に接続されている。
受光素子10A、10Aの場合を例に挙げて説明すると、受光検出回路は、一方の受光素子10Aが受光した場合と、他方の受光素子10Aが受光した場合に、受光信号をそれぞれ出力する。
本実施形態では、受光検出回路からの出力信号が入力される制御装置では、所定時間(例えば、20msec)以内で、一方の受光素子10Aからの受光信号と、他方の受光素子10Aからの受光信号を受光した場合に、ノブ5が操作されたと判定する。
図4は、ノブ5の操作に連動する可動部材6の変位を説明する図である。図4の(A)は、ノブ5の操作部5aが押し下げられた場合(ノブ5がPush側に操作された場合)を説明する図である。図4の(B)は、ノブ5の操作部5aが引き起こされた場合(ノブ5がPull側に操作された場合)を説明する図である。
図5は、ノブ5の操作に連動する操作検出部7の動作を説明する図である。
図5の(A)は、ノブ5がPush側に操作された場合の遮光部62の配置と、光源15から照射された光の移動経路を説明する図であり、図5の(B)は、図5の(A)におけるA−A断面図である。図5の(C)は、ノブ5がPull側に操作された場合の遮光部62の配置と、光源15から照射された光の移動経路を説明する図である。
スイッチ1のノブ5に、ユーザによる操作力が作用していない状態では、ノブ5は、図示しないスプリングの付勢力で、図1に示す中立位置に配置されている。
ノブ5が中立位置に配置されている状態では、可動部材6は、遮光部62の貫通孔62aを直線Lo上に位置させている(図1参照)。
貫通孔62aが直線Lo上に位置している状態では、図3の(A)に示すように、貫通孔62aは、導光路9Aの中心軸線LAと、導光路9Bの中心軸線LBの間に位置している。
そのため、光源15から導光体8に入射したのち、出射部83A、83Bから出射された光は、遮光部62により、導光路9A、9Bへの入射が阻止されている。
そのため、何れの受光素子10A、10A、10B、10Bからも受光信号が出力されない。
図4の(A)に示すように、ノブ5がPush側に操作されると、可動部材6は、係合溝61aに係合した操作子55の係合部55aにより押されて、回動軸X2回りに時計回り方向CWに揺動する。
そうすると、貫通孔62aが設けられた遮光部62が、回動軸X2周りの周方向で時計回り方向CWに変位する。これにより、遮光部62に設けた貫通孔62aは、回動軸X2を所定間隔で囲む仮想円Im1に沿って、図4の(A)における左方向に変位する。
この貫通孔62aの仮想円Im1に沿う変位は、図3の(A)の場合には、遮光部62および貫通孔62aの図中上側への変位となる。
ここで、ノブ5のPush側への変位は、ノブ5の取付板53(図1参照)が、支持壁22の上端22b(ストッパ)に当接した時点(第1の所定位置に到達した時点)で終了する。
スイッチ1では、取付板53が上端22bに当接した時点で、貫通孔62aが、出射部83Aと導光路9Aとの間で、導光路9Aの中心軸線LAに重なる位置に配置される(図5の(A)、(B)参照)。
この状態では、出射部83Aと貫通孔62aと導光路9Aとが、共通の中心軸線LA上に配置されている。そのため、光源15から出射されて導光体8に入射した光のうち、出射部83Aから出射された光は、貫通孔62aを通って導光路9Aに入射する。
そして、導光路9Aに入射した光は、導光路9Aに付設された受光素子10A、10Aでそれぞれ受光されて、受光素子10A、10Aから受光信号が出力される。
さらに、図5の(A)の状態では、出射部83Bと導光路9Bとの間に、遮光部62が位置している。前記したように、遮光部62は、光を透過させない加工が施されている。
そのため、光源15から出射されて導光体8に入射した光のうち、出射部83Bから出射された光は、遮光部62により遮られて導光路9Bに入射できない。
そのため、導光路9Bに付設された受光素子10B、10Bから受光信号が出力されない。よって、スイッチ1の出力信号が入力される制御装置(図示せず)では、受光素子10A、10Aからのみ受光信号が入力されることをもって、ノブ5のPush側への操作を検出できる。
図4の(B)に示すように、ノブ5がPull側に操作されると、可動部材6は、係合溝61aに係合した操作子55の係合部55aにより押されて、回動軸X2回りに反時計回り方向CCWに揺動する。
そうすると、貫通孔62aが設けられた遮光部62が、回動軸X2周りの周方向で反時計回り方向CCWに変位する。これにより、遮光部62に設けた貫通孔62aは、回動軸X2を所定間隔で囲む仮想円Im1に沿って、図4の(B)における右方向に変位する。
この貫通孔62aの仮想円Im1に沿う変位は、図3の(A)の場合には、遮光部62および貫通孔62aの図中下側への変位となる。
ここで、ノブ5のPull側への変位は、ノブ5の取付板53(図1参照)が、支持壁22の上端22a(ストッパ)に当接した時点(第2の所定位置に到達した時点)で終了する。
スイッチ1では、取付板53が上端22aに当接した時点で、貫通孔62aが、出射部83Bと導光路9Bとの間で、導光路9Bの中心軸線LBに重なる位置に配置される(図5の(C)参照)。
この状態では、出射部83Bと貫通孔62aと導光路9Bとが、共通の中心軸線LB上に配置されている。そのため、光源15から出射されて導光体8に入射した光のうち、出射部83Bから出射された光は、貫通孔62aを通って導光路9Bに入射する。
そして、導光路9Bに入射した光は、導光路9Bに付設された受光素子10B、10Bでそれぞれ受光されて、受光素子10B、10Bから受光信号が出力される。
さらに、図5の(C)の状態では、出射部83Aと導光路9Aとの間に、遮光部62が位置している。前記したように、遮光部62は、光を透過させない加工が施されている。
そのため、光源15から出射されて導光体8に入射した光のうち、出射部83Aから出射された光は、遮光部62により遮られて導光路9Aに入射できない。
そのため、導光路9Bに付設された受光素子10A、10Aから受光信号が出力されない。よって、スイッチ1の出力信号が入力される制御装置(図示せず)では、受光素子10B、10Bからのみ受光信号が入力されることをもって、ノブ5のPull側への操作を検出できる。
ここで、導光路9A、9Bに付設された受光素子10A、10Bは、光を受光した時点で受光信号を出力する。
そのため、受光素子10A、10Bは、従来のスイッチ素子のように、受光信号を出力できるようにするための可動部品(カム105、図8参照)を必要としていない。そのため、受光素子10A、10Bは、従来のスイッチ素子に比べて、安価かつ故障が少ない。
また、フェールセーフの観点から、スイッチのオン/オフを検出する為の手段(受光素子)を、各導光路9A、9Bに2つずつ備えても、コストの大幅な上昇にならない。
以上の通り、本実施形態にかかるスイッチ1は、以下の構成を有している。
(1)スイッチ1は、ノブ5の操作を検出する操作検出部7を有している。
操作検出部7は、
ノブ5の操作に連動して変位する可動部材6と、
可動部材6の遮光部62を厚み方向に貫通する貫通孔62aと、
厚み方向における可動部材6の一方側に設けられたひとつの発光素子(光源15)と、
厚み方向における可動部材の他方側に設けられた導光路9Aと、
導光路9Aに付設された2つの受光素子10A、10Aと、を有する。
導光路9Aは、ノブ5の操作により可動部材6が所定位置に配置された際に、光源15から照射された光を、貫通孔62aを介して受光可能な位置に設けられている。
このように構成すると、ノブ5の操作により可動部材6が所定位置に配置されると、光源15から照射された光が、貫通孔62aを通って導光路9Aに入射し、導光路9Aに入射した光は、導光路9Aに付設された受光素子10A、10Aで受光される。
これにより、受光素子10A、10Aが光を受光したことをもって、ノブ5が操作されたことを検出できる。
また、光源15(発光素子)、導光路9A、受光素子10A、10Aの組み合わせは、スイッチ素子よりも安価に提供できるので、より安価な構成でノブ5の操作を検出できる。
なお、前記した実施形態では、フェールセーフの観点から、導光路9Aに2つの受光素子10A、10Aが設けられている場合を例示した。ノブ5の操作を検出するためには、導光路9Aには、少なくとも一つ受光素子10Aが設けられていれば良い。
実施形態にかかるスイッチ1は、以下の構成を有している。
(2)導光路9Aには、2つの受光素子10A、10Aが付設されている。
プリント基板4には、受光素子10A、10Aの受光信号を出力する受光検出回路(受信側電子回路)が設けられている。
受光検出回路は、一方の受光素子10Aが受光した場合と、他方の受光素子10Aが受光した場合に、受光信号をそれぞれ出力する。
受光検出回路から出力信号が入力される制御装置では、所定時間(例えば、20msec)以内で、一方の受光素子10Aからの受光信号と、他方の受光素子10Bからの受光信号を受光した場合に、ノブ5が操作されたと判定する。
メカニカルな機構を有するスイッチ素子107、108(図8参照)は、フェールセーフの観点から、スイッチのオン/オフを検出する為の回路を2系統備えている。そのため、スイッチ素子は比較的に高価であり、このスイッチ素子を備えるスイッチ100は、作製コストに占めるスイッチ素子の割合が高くなっている。
メカニカルな機構を有するスイッチに代えて、より安価な受光素子を採用した場合、スイッチの作製コストを抑えることができる。
また、受光素子を2つ設けて、受光検出回路から、受光素子10A、10Aの受光信号が出力されるようにすることで、フェールセーフの要件も充足できる。
実施形態にかかるスイッチ1は、以下の構成を有している。
(3)導光路は、導光路9A(第1導光路)と導光路9B(第2導光路)とを有している。
導光路9Aと導光路9Bは、可動部材6の遮光部62の変位方向に間隔をあけて互いに平行(並列)に設けられている。
光源15(発光素子)から照射した光を分光して、導光路9Aと導光路9Bにそれぞれ導く導光体8を有している。
導光路9Aは、ノブ5のPush方向への操作により可動部材6の遮光部62が第1の所定位置に配置された際に、光源15から照射された光を、貫通孔62aを介して受光可能な位置に設けられている。
導光路9Bは、ノブ5のPull方向への操作により可動部材6の遮光部62が第2の所定位置に配置された際に、光源15から照射された光を、貫通孔62aを介して受光可能な位置に設けられている。
このように構成すると、導光路9Aに付設された受光素子10A、10Aと、導光路9Bに付設された受光素子10B、10Bのうちのどちらの受光素子が光を受光したのかを確認することにより、ノブ5がPush方向とPull方向の何れの方向に操作されたのかを特定できる。
さらに、光源15の数を増やすことなく、ノブ5の操作方向を特定できる。
実施形態にかかるスイッチ1は、以下の構成を有している。
(4)光源15(発光素子)と、受光素子10A、10Bが設けられるプリント基板4を有している。
受光素子10A、10Bは、プリント基板4におけるノブ5側の上面4aに設けられている。
光源15は、プリント基板4に設けた収容孔41内に配置されている。
導光体8は、光源15から照射された光の入射部81を有している。
導光体8は、入射部81をノブ5側から収容孔41に挿入して設けられている。
収容孔41内で、入射部81の入射面81aが、光源15に対向配置されている。
光源15は、プリント基板4の下面4bに電気的に接続されている。
このように構成すると、光源15をプリント基板4の厚みを利用して設けることで、光源15と導光体8を設けても、プリント基板4の直交方向におけるスイッチ1の厚みが厚くなることを好適に防止できる。
実施形態にかかるスイッチ1は、以下の構成を有している。
(5)導光体8は、導光路9A(第1導光路)に対向配置された出射部83A(第1出射部)と、導光路9B(第2導光路)に対向配置された出射部83B(第2出射部)と、を有している。
導光路9Aは、遮光部62の厚み方向(中心軸線LA方向)に間隔をあけて配置された2つの受光素子10A、10Aで支持されている。
導光路9Aは、2つの受光素子10A、10Aにより、プリント基板4からノブ5側に離間した位置で、出射部83Aに対向配置されている。
導光路9Bは、遮光部62の厚み方向(中心軸線LB方向)に間隔をあけて配置された2つの受光素子10B、10Bで支持されている。
導光路9Bは、2つの受光素子10B、10Bにより、プリント基板4からノブ5側に離間した位置で、出射部83Bに対向配置されている。
このように構成すると、導光路9Aと導光路9Bを、それぞれ出射部83Aと出射部83Bに対向させた位置で確実に保持できる。
(6)可動部材6は、ノブ5の回動軸X1に平行な回動軸X2周りに揺動可能に設けられている。
可動部材6は、ノブ5側から延びる操作子55により、ノブ5の操作方向(回動方向)に応じて決まる一方向に基準位置(図1参照)から回動させられる。
可動部材6の遮光部62に設けられた貫通孔62aは、ノブ5の操作に連動して、回動軸X2周りの周方向に変位する。
このように構成すると、光源15から照射された光の導光路9A、9Bへの入射/非入射を、ノブ5の操作に連動して適切に切り換えることができる。
前記した実施形態では、光源15が、プリント基板4に設けた収容孔41内に配置されている場合を例示した。図3の(C)に示すように、光源15は、プリント基板4の上面4aに設けられていても良い。
この場合、プリント基板4の上面4aから、導光体8の出射部83A、83Bまでの高さh’が、図3の(B)の高さhよりも高くなるものの、プリント基板4に収容孔41設けるための加工が必要ない。
前記した実施形態では、光源15から照射された光の進行方向を導光体8により変更した場合を例示した。図3の(D)に示すように、導光体8を省略しても良い。
この場合には、プリント基板4の上面4aにホルダ16を設置して、光源15から照射される光の進行方向を導光路9A、9B側に向けることで、光源15から照射された光を、導光路9A、9Bに入射させることができる。
前記した実施形態では、導光路9A、9Bが並列に設けられている構成の操作検出部7を例示した。
この場合において、並列に並んだ導光路9A、9Bの間に遮光板12(図3の(A)、仮想線参照)を設けて、導光路9A、9Bのうちの一方から光が漏出しても、他方の導光路9A、9Bに侵入しないようにしても良い。
導光路9A、9Bのうちの一方から漏出した光が、他方の導光路9A、9Bに侵入して、受光素子10A、10Bが侵入した光を受光すると、ノブ5の操作が誤検出される可能性がある。上記のように構成することで、ノブ5の操作の誤検出を好適に防止できる。
また、遮光板12にかえて、導光路9A、9Bの表面に、光を透過させない加工を施すことで、導光路9A、9Bから光が漏出しないようにしても良い。
前記した実施形態では、導光路9A、9Bが並列に設けられている構成の操作検出部7を例示した。
操作検出部7は、この態様にのみ限定されるものではない、例えば、図6に示すように、導光路9A、9Bが直列に設けられた構成の操作検出部7Aとしても良い。
図6は、変形例にかかる操作検出部7Aの構成を説明する概略図である。
図6の(A)は、操作検出部7A周りを拡大して示した斜視図である。図6の(B)は、操作検出部7Aをノブ5側から見た図であって、ノブ5が中立位置にある時の操作検出部7Aの各構成要素(導光体8X、遮光部62A、62B、貫通孔62a、62b、導光路9A、9B、受光素子10A、10B)の配置を説明する図である。
なお、図6の(B)では、導光体8Xと、遮光部62A、62Bと、導光路9A、9Bを、プリント基板4を基準とした貫通孔62a、62bの高さ位置で切断した断面で示している。
図6の(C)は、図6の(B)におけるA−A線に沿って、操作検出部7Aを切断した断面図である。
操作検出部7Aは、光源15から照射された光が入射する導光体8Xと、導光路9A、9Bと、導光路9A、9Bに付設された受光素子10A、10A、10B、10Bと、一対の遮光部62A、62Bを有している。
導光路9A、9Bは、光透過性の材料で形成された円柱形状の部材である。導光路9A、9Bは、中心軸線LC上で、間隔をあけて直列に配置されている。
導光体8Xは、光透過性の材料で形成されており、光源15から照射された光の移動方向を変更する。
導光体8Xでは、出射部83が中心軸線LCに沿わせた向きで設けられており、本実施形態では、導光体8Xは、光の移動方向を、中心軸線LCに沿う方向であって、導光路9Aに向かう方向に変更する。
出射部83の出射面831は、中心軸線LCに直交する平坦面であり、出射面831は、導光路9Aの入射面91との間に間隔をあけて対向している。
出射部83と導光路9Aとの間には、可動部材6の遮光部62Aが位置している。さらに、導光路9Aの出射面92と、導光路9Bの入射面91との間には、可動部材6の遮光部62Bが位置している。
これら遮光部62A、62Bは、それぞれ前記した可動部材6、6と一体に形成されている。可動部材6、6は、ケース2で揺動可能に支持されており、遮光部62A、62Bは、ノブ5の操作に連動して、回動軸X2周りの周方向に変位する。この際に、遮光部62A、62Bは、回動軸X2周りの周方向の同じ方向に同じ変位量だけ変位する。
すなわち、遮光部62A、62Bは、ノブ5の操作に連動して、回動軸X2周りの周方向に一体に変位する。
図6の(B)に示すように、操作検出部7Aでは、導光路9A、9Bの中心軸線LC上で、導光体8Xと、遮光部62Aと、導光路9Aと、遮光部62Bと、導光路9Bとが、直列に並んでいる。
遮光部62Aには、2つの貫通孔62a、62bが設けられている。
遮光部62Aにおいて貫通孔62aは、ノブ5がPull側の所定位置(第2の所定位置)まで操作された際に、中心軸線LC上に配置される位置に設けられている。
遮光部62Aにおいて貫通孔62bは、ノブ5がPush側の所定位置(第1の所定位置)まで操作された際に、中心軸線LC上に配置される位置に設けられている。
さらに、2つの貫通孔62a、62bは、次の関係を満たすように位置が設定されている。
(a)ノブ5が中立位置に配置された際に、貫通孔62aと貫通孔62bの略中間となる位置が、中心軸線LC上に配置される。(b)貫通孔62aと貫通孔62bの略中間となる位置が中心軸線LC上に配置された状態において、貫通孔62aと貫通孔62bとが中心軸線LCを挟んで対称に配置される。
遮光部62Bには、1つの貫通孔62aが設けられている。
遮光部62Bにおいて貫通孔62aは、ノブ5がPull側の所定位置(第2の所定位置)まで操作された際に、中心軸線LC上に配置される位置に設けられている。
図7は、ノブ5の操作に連動する操作検出部7Aの動作を説明する図である。
図7の(A)は、ノブ5がPush側に操作された場合の遮光部62A、62Bの配置と、中心軸線LCとの関係を説明する図であり、図7の(B)は、ノブ5がPull側に操作された場合の遮光部62A、62Bの配置と、中心軸線LCとの関係を説明する図である。
スイッチ1のノブ5に、ユーザによる操作力が作用していない状態では、ノブ5は、図示しないスプリングの付勢力で中立位置に配置されている。
ノブ5が中立位置に配置されている状態では、遮光部62Aの貫通孔62a、62bと、遮光部62Bの貫通孔62aは、中心軸線LCから外れた位置に配置される(図6の(B)、(C)参照)。
そのため、光源15から導光体8Xに入射したのち、出射部83から出射された光は、遮光部62Aにより、導光路9Aへの入射が阻止されている。
そのため、何れの受光素子10A、10A、10B、10Bからも受光信号が出力されない。
ノブ5がPush側に操作されると、遮光部62A、62Bは、図6(B)における上側に変位する。
そして、ノブ5の取付板53(図1参照)が、支持壁22の上端22b(ストッパ)に当接して、ノブ5のPush側の所定位置への変位が終了した時点(第1の所定位置に到達した時点)で、遮光部62Aの貫通孔62bが、出射部83と導光路9Aとの間で、導光路9Aの中心軸線LCに重なる位置に配置される(図7の(A)参照)。
この状態では、出射部83と、遮光部62Aの貫通孔62bと導光路9Aとが、共通の中心軸線LC上に配置されている。そのため、光源15から出射されて導光体8に入射した光のうち、出射部83から出射された光は、貫通孔62bを通って導光路9Aに入射する。
そして、導光路9Aに入射した光は、導光路9Aに付設された受光素子10A、10Aでそれぞれ受光されて、受光素子10A、10Aから受光信号が出力される。
この状態において、もう一つの遮光部62Bは、貫通孔62aが設けられていない領域が、中心軸線LC上に位置している。
そのため、導光路9Aの入射面91に入射した光のうち、出射面92から出射された光は、遮光部62Bにより遮られて導光路9Bに入射できない。
そのため、導光路9Bに付設された受光素子10B、10Bから受光信号が出力されない。
よって、スイッチ1の出力信号が入力される制御装置(図示せず)では、受光素子10A、10Aからのみ受光信号が入力されることをもって、ノブ5のPush側への操作を検出できる。
一方、ノブ5がPull側に操作されると、遮光部62A、62Bは、図6(B)における下側に変位する。
そして、ノブ5の取付板53(図1参照)が、支持壁22の上端22a(ストッパ)に当接して、ノブ5のPull側の所定位置への変位が終了した時点(第2の所定位置に到達した時点)で、遮光部62Aの貫通孔62aが、出射部83と導光路9Aとの間で、導光路9Aの中心軸線LCに重なる位置に配置される(図7の(B)参照)。さらに、遮光部62Bの貫通孔62aが、導光路9Aと導光路9Bの間で、導光路9A、9Bの中心軸線LCに重なる位置に配置される(図7の(B)参照)。
この状態では、光源15から出射されて導光体8Xに入射した光のうち、出射部83から出射された光は、遮光部62Aの貫通孔62aを通って導光路9Aに入射する。
そして、導光路9Aに入射した光は、導光路9Aに付設された受光素子10A、10Aでそれぞれ受光されて、受光素子10A、10Aから受光信号が出力される。
さらに、導光路9Aに入射した光のうち、導光路9Aの出射面92から出射された光は、遮光部62Bの貫通孔62aを通って導光路9Bに入射する。
そして、導光路9Bに入射した光は、導光路9Bに付設された受光素子10B、10Bでそれぞれ受光されて、受光素子10B、10Bから受光信号が出力される。
よって、スイッチ1の出力信号が入力される制御装置(図示せず)では、受光素子10A、10Aと、受光素子10B、10Bの両方から受光信号が入力されることをもって、ノブ5のPull側への操作を検出できる。
変形例にかかるスイッチ1は、以下の構成を有している。
(6)スイッチ1は、ノブ5の操作を検出する操作検出部7Aを有している。
導光路は、導光路9A(第1導光路)と導光路9B(第2導光路)とを有している。
導光路9Aと導光路9Bは、中心軸線LC上で同軸に設けられていると共に、中心軸線LC方向に間隔をあけて直列に設けられている。
可動部材は、遮光部62Aを有する可動部材6(第1可動部材)と、遮光部62Bを有する可動部材6(第2可動部材)とを有している。
可動部材6の遮光部62Aは、導光路9Aの入射面91側に位置している。
可動部材6の遮光部62Bは、導光路9Aの出射面92側に位置している。
可動部材6の遮光部62Aには、2つの貫通孔62a、62bが設けられている。
遮光部62Aの2つの貫通孔62a、62bのうちの一方の貫通孔62bは、ノブ5の操作により可動部材6の遮光部62Aが第1の所定位置に配置された際に、導光路9Aの中心軸線LCと交差する位置に設けられている。
遮光部62Aの2つの貫通孔62a、62bのうちの他方の貫通孔62aは、ノブ5の操作により可動部材6の遮光部62Aが第2の所定位置に配置された際に、導光路9Aの中心軸線LCと交差する位置に設けられている。
可動部材6の遮光部62Bには、1つの貫通孔62aが設けられている。
遮光部62Bの貫通孔62aは、ノブ5の操作により可動部材6の遮光部62Bが第2の所定位置に配置された際に、導光路9Aの中心軸線LCと交差する位置に設けられている。
このように構成すると、導光路9Aに付設された受光素子10A、10Aだけで光を受光したのか、受光素子10A、10Aと受光素子10B、10Bの両方で光を受光したのかを確認することにより、ノブ5がPush方向とPull方向の何れの方向に操作されたのかを特定できる。
光源15(発光素子)、導光路9A、9B、受光素子10A、10A、10B、10B、遮光部62A、62Bの組み合わせによる操作検出部7Aは、スイッチ素子よりも安価に提供できるので、より安価な構成でノブ5の操作を検出できる。
前記した実施形態及び変形例では、以下の構成を有するスイッチ1を例示した。
(a)ユーザにより操作されるノブ5が、ケース2において、回動軸X1回りに揺動可能に設けられている。
(b)可動部材6の遮光部62が、ノブ5の操作に連動して回動軸X1周りの周方向に変位する。
本願発明は、この態様のスイッチのみ限定されるものではない。
例えば、ノブの操作に連動して、可動部材が軸線方向に進退移動するスライドスイッチにも適用可能である。
以上、本願発明の実施形態および変形例を説明したが、本願発明は、これらのものに限定されるものではなく、発明の技術的な思想の範囲内で適宜変更可能である。
1 スイッチ
2 ケース
21 周壁部
221、222 支持軸
22 支持壁
22a、22b 上端(ストッパ)
3 極盤
4 プリント基板
4a 上面
4b 下面
41 収容孔
5 ノブ
5a 操作部
50 基部
51 周壁部
52 操作部材
53 取付板
54 被支持部
55 操作子
55a 係合部
6 可動部材
61 被操作部
61a 係合溝
62、62A、62B 遮光部
62a、62b 貫通孔
7、7A 操作検出部
8、8X 導光体
81 入射部
82 分光部
83 出射部
83A、83B 出射部(第1出射部、第2出射部)
9A、9B 導光路(第1導光路、第2導光路)
91 入射面
92 出射面
10A、10B 受光素子
11 支持部材
12 遮光板
15 光源(発光素子)
620 外周
621 側面
622 側面
Im1 仮想円
Lm、Lo 直線
LA、LB、LC 中心軸線
X1、X2 回動軸

Claims (8)

  1. ノブの操作に連動して変位する可動部材と、
    前記可動部材を厚み方向に貫通する貫通孔と、
    前記厚み方向における前記可動部材の一方側に設けられたひとつの発光素子と、
    前記厚み方向における前記可動部材の他方側に設けられた導光路と、
    前記導光路に付設された少なくとも1つの受光素子と、を有し、
    前記導光路は、前記ノブの操作により前記可動部材が所定位置に配置された際に、前記発光素子から照射された光を、前記貫通孔を介して受光可能な位置に設けられていることを特徴とするスイッチ。
  2. 前記導光路には、前記受光素子が2つ付設されており、
    受光素子の受光信号を出力する受信側電子回路を更に備えており、
    前記受信側電子回路は、メカニカルスイッチ素子の出力信号を模した出力信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のスイッチ。
  3. 前記導光路は、第1導光路と第2導光路とを有しており、
    前記第1導光路と前記第2導光路は、前記可動部材の変位方向に間隔をあけて互いに平行に設けられており、
    前記発光素子から照射した光を分光して、前記第1導光路と前記第2導光路にそれぞれ導く導光体を有しており、
    前記第1導光路は、前記ノブの操作により前記可動部材が第1の所定位置に配置された際に、前記発光素子から照射された光を、前記貫通孔を介して受光可能な位置に設けられており、
    前記第2導光路は、前記ノブの操作により前記可動部材が第2の所定位置に配置された際に、前記発光素子から照射された光を、前記貫通孔を介して受光可能な位置に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチ。
  4. 前記発光素子と前記受光素子が設けられるプリント基板を有しており、
    前記受光素子は、前記プリント基板における前記ノブ側の面に設けられており、
    前記発光素子は、前記プリント基板に設けた収容孔に配置されており、
    前記導光体は、前記発光素子から照射された光の入射部を有しており、
    前記導光体は、前記入射部を前記ノブ側から前記収容孔に挿入して設けられていることを特徴とする請求項3に記載のスイッチ。
  5. 前記導光体は、前記第1導光路に対向配置された第1出射部と、前記第2導光路に対向配置された第2出射部と、を有しており、
    前記第1導光路は、前記厚み方向に間隔をあけて配置された前記2つの受光素子で支持されており、
    前記第1導光路は、前記2つの受光素子により、前記プリント基板から前記ノブ側に離間した位置で、前記第1出射部に対向配置されており、
    前記第2導光路は、前記厚み方向に間隔をあけて配置された前記2つの受光素子で支持されており、
    前記第2導光路は、前記2つの受光素子により、前記プリント基板から前記ノブ側に離間した位置で、前記第2出射部に対向配置されていることを特徴とする請求項4に記載のスイッチ。
  6. 前記導光路は、第1導光路と第2導光路とを有しており、
    前記第1導光路と前記第2導光路は、間隔をあけて直列に設けられており、
    前記可動部材は、第1可動部材と第2可動部材とを有しており、
    前記第1可動部材は、前記第1導光路の入射側に位置しており、
    前記第2可動部材は、前記第1導光路の出射側に位置しており、
    前記第1可動部材には、前記貫通孔が2つ設けられており、
    前記第1可動部材の2つの貫通孔のうちの一方は、前記ノブの操作により前記可動部材が第1の所定位置に配置された際に、前記第1導光路の中心軸線と交差する位置に設けられており、
    前記第1可動部材の2つの貫通孔のうちの他方は、前記ノブの操作により前記可動部材が第2の所定位置に配置された際に、前記第1導光路の中心軸線と交差する位置に設けられており、
    前記第2可動部材には、前記貫通孔が1つ設けられており、
    前記第2可動部材の貫通孔は、前記ノブの操作により前記可動部材が前記第2の所定位置に配置された際に、前記第1導光路の中心軸線と交差する位置に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチ。
  7. 前記可動部材は、前記ノブの回動軸に平行な回動軸周りに揺動可能に設けられており、
    前記可動部材は、前記ノブから延びる操作子により、前記ノブの回動方向に応じて決まる一方向に基準位置から回動させられるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のスイッチ。
  8. 前記第1導光路と前記第2導光路を光学的に分離する分離手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載のスイッチ。
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