JP2007118699A - シフトレバーユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気ノイズ等の外乱に強く、動作信頼性の高いシフトレバーユニットを提供すること。
【解決手段】シフトレバーユニット1は、各シフトポジションに応じたポジション信号を出力し得るように複数、配置した光センサと、光センサに対して光を供給するための発光部と、発光部から光センサに向かう光の伝達経路の連通あるいは遮断を切り替えるための導光部材11とを有している。導光部材11は、シフトレバー21の操作に応じて変位することにより伝達経路を切り替えるように構成してある。
【選択図】図1
【解決手段】シフトレバーユニット1は、各シフトポジションに応じたポジション信号を出力し得るように複数、配置した光センサと、光センサに対して光を供給するための発光部と、発光部から光センサに向かう光の伝達経路の連通あるいは遮断を切り替えるための導光部材11とを有している。導光部材11は、シフトレバー21の操作に応じて変位することにより伝達経路を切り替えるように構成してある。
【選択図】図1
Description
本発明は、シフト・バイ・ワイヤシステムを採用した自動車に適用するシフトレバーユニットに関する。
従来より、シフトレバーを介して選択したシフトポジションに応じた電気信号を出力するように構成したシフトレバーユニットがある。このようなシフトレバーユニットとしては、例えば、磁気センサを利用してシフトポジションを検知するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記従来のシフトレバーユニットでは、次のような問題がある。すなわち、シフトポジションの検知に磁気センサを利用したシフトレバーユニットでは、周囲の電子部品等から発生する磁気ノイズ等に起因して、上記磁気センサに誤作動を生じるおそれがあり、防磁構造が必須となっていたという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、磁気ノイズ等の外乱に強く、動作信頼性の高いシフトレバーユニットを提供しようとするものである。
本発明は、シフトレバーの操作位置であるシフトポジションを表すポジション信号を出力するように構成したシフトレバーユニットであって、
上記各シフトポジションに応じた上記ポジション信号を出力し得るように複数、配置した光センサと、
該光センサに対して光を供給するための発光部と、
該発光部から上記光センサに向かう光の伝達経路の連通あるいは遮断を切り替えるための導光部材とを有しており、
該導光部材は、上記シフトレバーの操作に応じて変位することにより上記伝達経路を切り替えるように構成してあることを特徴とするシフトレバーユニットにある(請求項1)。
上記各シフトポジションに応じた上記ポジション信号を出力し得るように複数、配置した光センサと、
該光センサに対して光を供給するための発光部と、
該発光部から上記光センサに向かう光の伝達経路の連通あるいは遮断を切り替えるための導光部材とを有しており、
該導光部材は、上記シフトレバーの操作に応じて変位することにより上記伝達経路を切り替えるように構成してあることを特徴とするシフトレバーユニットにある(請求項1)。
本発明のシフトレバーユニットは、上記シフトポジションを検知するためのセンサとして上記光センサを備えたものである。このシフトレバーユニットでは、上記発光部から上記光センサに至る光の上記伝達経路を、上記導光部材を用いて連通あるいは遮断することで上記各シフトポジションを検知している。
上記シフトレバーユニットでは、上記光センサを利用して上記シフトポジションを検知している。そのため、周囲の電子部品などから発生する磁気ノイズ等の外乱の影響を受けるおそれが少ない。したがって、上記シフトレバーユニットを適用すれば、磁気ノイズ等の外乱に対して信頼性高く動作し得るシフト・バイ・ワイヤシステムを構築し得る。
以上のように、本発明のシフトレバーユニットは、磁気ノイズ等の外乱に対する動作信頼性が高い優れた特性を備えたものである。
本発明における上記シフトレバーユニットとしては、各シフトポジションを略直線的に配置したシフトパターンのものや、各シフトポジションを2次元的に配置したシフトパターンのものなど様々な態様のものがある。上記光センサとしては、フォトダイオード、フォトトランジスタ、CdSセル等がある。さらに、上記発光部としては、LED、EL、豆球(ランプ)等がある。
なお、上記導光部材による上記伝達経路の連通とは、上記光センサの検知しきい値を超える光を伝達することを意味している。また、上記導光部材による上記伝達経路の遮断とは、上記光センサの検知しきい値を下回るように光の伝達を遮断することを意味している。
また、上記シフトレバーユニットは、上記光センサと上記発光部とを略同一面上に配置してあると共に、上記導光部材に対面する検出基板を有しており、
上記導光部材は、上記発光部が出力する光を上記光センサに向けて反射することにより上記伝達経路を連通させる反射領域と、上記発光部が出力する光を上記光センサに向けて反射せず上記伝達経路を遮断する非反射領域とを、上記検出基板に対面する側の表面に設けたものであることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記検出基板に対して対面するように上記導光部材を配置するという比較的、単純な構造により、動作信頼性の高い上記シフトレバーユニットを構成することができる。なお、上記非反射領域としては、例えば、光を散乱する領域や、光を吸収する領域や、光を透過する領域等がある。
上記導光部材は、上記発光部が出力する光を上記光センサに向けて反射することにより上記伝達経路を連通させる反射領域と、上記発光部が出力する光を上記光センサに向けて反射せず上記伝達経路を遮断する非反射領域とを、上記検出基板に対面する側の表面に設けたものであることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記検出基板に対して対面するように上記導光部材を配置するという比較的、単純な構造により、動作信頼性の高い上記シフトレバーユニットを構成することができる。なお、上記非反射領域としては、例えば、光を散乱する領域や、光を吸収する領域や、光を透過する領域等がある。
また、上記シフトレバーユニットは、上記光センサを配置したセンサ基板と、該センサ基板に対して所定の間隙を空けて対面すると共に上記発光部を設けた発光基板とを有しており、
上記導光部材は、上記所定の間隙に配置してあり、かつ、上記発光基板側から上記センサ基板側に向けて光を透過することにより上記伝達経路を連通させる透光領域と、上記発光部材側から上記センサ基板側への光を遮断することにより上記伝達経路を遮断する遮光領域とを設けたものであることが好ましい(請求項3)。
上記導光部材は、上記所定の間隙に配置してあり、かつ、上記発光基板側から上記センサ基板側に向けて光を透過することにより上記伝達経路を連通させる透光領域と、上記発光部材側から上記センサ基板側への光を遮断することにより上記伝達経路を遮断する遮光領域とを設けたものであることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記センサ基板と上記発光基板とが対面する上記所定の間隙に配置した上記導光部材により、上記発光基板側から上記センサ基板側に供給される光を確実性高く制御することができる。そして、上記発光基板側から上記センサ基板側に供給される光を確実性高く制御できれば、上記シフトレバーユニットの動作信頼性を一層、向上することができる。
また、上記発光基板の上記発光部は、複数の上記光センサに対応する単一の面発光光源よりなることが好ましい(請求項4)。
この場合には、複数の上記光センサについて上記発光部を共用することで、上記発光部の数を低減でき、部品点数を抑制することができる。なお、上記面発光光源としては、例えば、ELなどの面発光デバイスや、冷陰極管あるいはLEDと導光板との組み合わせ等を採用することができる。
この場合には、複数の上記光センサについて上記発光部を共用することで、上記発光部の数を低減でき、部品点数を抑制することができる。なお、上記面発光光源としては、例えば、ELなどの面発光デバイスや、冷陰極管あるいはLEDと導光板との組み合わせ等を採用することができる。
また、上記発光部は、上記各シフトポジションを示すポジションマーカーを照明するためのものであることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記ポジションマーカーを照明するためのデバイスを上記発光部として活用することにより、上記シフトレバーユニットの部品点数を抑制でき、その製品コストを低減することができる。
この場合には、上記ポジションマーカーを照明するためのデバイスを上記発光部として活用することにより、上記シフトレバーユニットの部品点数を抑制でき、その製品コストを低減することができる。
(実施例1)
本例は、光センサを利用したシフトレバーユニット1に関する例である。この内容について、図1〜図5を用いて説明する。
本例のシフトレバーユニット1は、図1〜図4に示すごとく、シフトレバー21の操作位置であるシフトポジションを表すポジション信号を出力するように構成したものである。
このシフトレバーユニット1は、各シフトポジションに応じたポジション信号を出力し得るように複数、配置した光センサ131と、該光センサ131に対して光を供給するための発光部121と、該発光部121から光センサ131に向かう光の伝達経路の連通あるいは遮断を切り替えるための導光部材11とを有している。
この導光部材11は、シフトレバー21の操作に応じて変位することにより伝達経路を切り替えるように構成してある。
以下、この内容について詳しく説明する。
本例は、光センサを利用したシフトレバーユニット1に関する例である。この内容について、図1〜図5を用いて説明する。
本例のシフトレバーユニット1は、図1〜図4に示すごとく、シフトレバー21の操作位置であるシフトポジションを表すポジション信号を出力するように構成したものである。
このシフトレバーユニット1は、各シフトポジションに応じたポジション信号を出力し得るように複数、配置した光センサ131と、該光センサ131に対して光を供給するための発光部121と、該発光部121から光センサ131に向かう光の伝達経路の連通あるいは遮断を切り替えるための導光部材11とを有している。
この導光部材11は、シフトレバー21の操作に応じて変位することにより伝達経路を切り替えるように構成してある。
以下、この内容について詳しく説明する。
本例のシフトレバーユニット1は、図1〜図3に示すごとく、先端にグリップハンドル212を有すると共に他方の端部に回転軸211を設けたシフトレバー21と、ニュートラルやリバース(後退)やパーキングなどのシフトポジションの位置を表示したポジションプレート221を含むアッパーハウジング22と、このアッパーハウジング22を保持する保持ブロック23とを有する。保持ブロック23は、シフトレバー21の回転軸211を軸支するガイド穴230を設けてなる。
本例のシフトレバーユニット1は、図1〜図3に示すごとく、ガイド穴230に内挿した回転軸211を中心としてシフトレバー21が回動するように構成したものである。そして、このシフトレバーユニット1によれば、シフトポジションとしてパーキングレンジ(Pレンジ)、リバースレンジ(Rレンジ)、ニュートラルレンジ(Nレンジ)、ドライブレンジ(Dレンジ)、セカンドレンジ(2ndレンジ)、ローレンジ(1stレンジ)を選択することができる。
アッパーハウジング22は、図1〜図3に示すごとく、保持ブロック23と所定の間隙を設けて対面する下面に発光基板12を保持している。一方、保持ブロック23は、発光基板12に対面する上面にセンサ基板13を保持している。シフトレバーユニット1は、アッパーハウジング22と保持ブロック23との隙間に、発光基板12とセンサ基板13とが対面する間隙220を形成しており、この間隙220に略平板状の導光部材11を収容している。
発光基板12は、図1、図2及び図4に示すごとく、ガラスエポキシよりなる基板の表面に、発光部121としての発光ダイオード(LED。以下、LED121という。)を略一直線上に配置したものである。発光基板12は、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ、2ndレンジ、ローレンジに対応する6つのLED121を有している。センサ基板13は、ガラスエポキシよりなる基板の表面に、フォトトランジスタよりなる光センサ131を略一直線上に配置したものである。
センサ基板13は、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ、2ndレンジ、ローレンジに対応する6つの光センサ131を有している。センサ基板13では、発光基板12の各LED121に対面するよう、それぞれの光センサ131を配置してある。なお、発光部121としては、本例のLEDに代えて、ランプ、EL等を採用することができる。また、光センサ131としては、本例のフォトトランジスタに代えて、フォトダイオード、CdSセル等を採用することができる。
導光部材11は、図1、図2及び図4に示すごとく、相互に対面するLED121と光センサ131との組み合わせのうちのいずれかを選択し、当該LED121から対応する光センサ131に向かう光の伝達経路を連通させるものである。本例では、導光部材11の表面に設けた1カ所の貫通孔よりなる透光領域110(以下、貫通孔110という。)を介して、いずれかの伝達経路を選択的に連通させた。一方、導光部材11における上記貫通孔110以外の部分である遮光領域111を介して、対面するLED121と光センサ131との間の伝達経路が遮断される。
導光部材11は、図1、図2及び図4に示すごとく、保持ブロック23の内周面に設けた進退溝231に収容される両側部118と、シフトレバー21の胴部との係合部117とを有している。すなわち、本例の導光部材11は、シフトレバー21の操作に応じて従動し、上記進退溝231に沿って進退するように構成してある。この導光部材11は、上記貫通孔110を介して、発光基板12側のLED121とセンサ基板13側の光センサ131との組み合わせのうちのいずれかをシフトポジションに応じて選択し、選択したLED121から光センサ131に向かう光の伝達経路を連通させるように構成してある。
次に、上記のように構成したシフトレバーユニット1の動作について説明する。
図2、図3及び図4に示すごとく、シフトレバー21がNレンジ21nに位置すると、発光基板12のLED121nとセンサ基板の光センサ131nとが、導光部材11の貫通孔110を介して対面する。これにより、LED121nと光センサ131nとの間の光の伝達経路が連通され、一方、他の伝達経路が導光部材11によって遮蔽される。このとき、シフトレバーユニット1は、光センサ131nのオン信号、及び他の光センサ131p、r、d、s、lのオフ信号に基づくポジション信号を出力する。本例のシフトレバーユニット1は、上記のように、シフトポジションに応じたポジション信号を出力する。
図2、図3及び図4に示すごとく、シフトレバー21がNレンジ21nに位置すると、発光基板12のLED121nとセンサ基板の光センサ131nとが、導光部材11の貫通孔110を介して対面する。これにより、LED121nと光センサ131nとの間の光の伝達経路が連通され、一方、他の伝達経路が導光部材11によって遮蔽される。このとき、シフトレバーユニット1は、光センサ131nのオン信号、及び他の光センサ131p、r、d、s、lのオフ信号に基づくポジション信号を出力する。本例のシフトレバーユニット1は、上記のように、シフトポジションに応じたポジション信号を出力する。
以上のように、本例のシフトレバーユニット1は、光センサ131を利用して構成したものである。光センサ131の出力信号に基づくポジション信号は、例えば、外部の磁気ノイズ等の外乱に影響を受けるおそれが少なく、信頼性が高いものである。
なお、複数のLED121を配置した本例の発光基板12に代えて、例えば、図5に示すごとく、ELなどの面発光デバイスや、冷陰極管あるいはLEDと導光板との組み合わせによる面発光光源を上記発光部121として採用することも良い。この場合には、複数の光センサ131について発光部121を共用することで、発光基板12を構成する部品点数を低減し得る。
さらになお、各シフトポジションに対応して2個1組の発光部121と、2個1組の光センサ131とを配置することも良い。この場合には、光センサ131あるいは発光部121等のトラブルに対するフェイルセーフ機能を高めることができる。
さらになお、各シフトポジションに対応して2個1組の発光部121と、2個1組の光センサ131とを配置することも良い。この場合には、光センサ131あるいは発光部121等のトラブルに対するフェイルセーフ機能を高めることができる。
また、図6に示すごとく、ELなどの両面発光デバイスよりなる発光部121を含む発光基板121をアッパーハウジング22の内部、ポジションプレート221の下側に配置すると共に、アッパーハウジング22の下面に貫通孔222を設けた例である。このシフトレバーユニット1では、ポジションプレート221のバックランプとしての発光基板121を活用してシフトポジションの検知を実施することができる。
(実施例2)
本例は、実施例1のシフトレバーユニットを基にして、導光部材11の構成を変更したものである。この内容について、図7を用いて説明する。
本例のセンサ基板13は、略一直線上に配置した6個の光センサ131に隣接して、それぞれ、発光部121を配置したものである。本例の導光部材11は、実施例1の貫通孔(図4における符号110。)に代えて、光を反射する反射領域113を有している。この導光部材11における反射領域113を除く非反射領域114は、発光部121の光を散乱するように構成してある。なお、非反射領域114としては、本例のごとく光を散乱する領域のほか、光を吸収する領域や、光を透過する領域等であっても良い。
本例は、実施例1のシフトレバーユニットを基にして、導光部材11の構成を変更したものである。この内容について、図7を用いて説明する。
本例のセンサ基板13は、略一直線上に配置した6個の光センサ131に隣接して、それぞれ、発光部121を配置したものである。本例の導光部材11は、実施例1の貫通孔(図4における符号110。)に代えて、光を反射する反射領域113を有している。この導光部材11における反射領域113を除く非反射領域114は、発光部121の光を散乱するように構成してある。なお、非反射領域114としては、本例のごとく光を散乱する領域のほか、光を吸収する領域や、光を透過する領域等であっても良い。
本例のシフトレバーユニット1は、上記の構成に基づいて、発光部121のみを配置した実施例1の発光基板(図1、図2及び図4における符号12。)を省略すると共に、光センサ131と発光部121とを配置したセンサ基板13を採用したものである。このシフトレバーユニット1によれば、センサ基板13と導光部材11との組み合わせにより各シフトポジションを検知できる。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
(実施例3)
本例は、実施例1のシフトレバーユニットを基にして、ハミング符号よりなるポジション信号を出力するように変更した例である。この内容について、図8及び図9を用いて説明する。
本例のシフトレバーユニット1の発光基板12は、ELパネルよりなる面発光デバイスを発光部121として備えている。また、本例のセンサ基板13は、シフトレバー(図1〜図3における符号21。)の操作方向、すなわち、導光部材11の進退方向に略直交する一直線上に7個の光センサ131〜137を配置したものである。そして、本例の導光部材11は、発光基板12から光センサ131〜137に向かう光の伝達経路を連通する貫通孔よりなる透光領域110(以下、貫通孔110という。)と、上記伝達経路を遮断する遮光領域111とをシフトポジション毎に設けたものである。
本例は、実施例1のシフトレバーユニットを基にして、ハミング符号よりなるポジション信号を出力するように変更した例である。この内容について、図8及び図9を用いて説明する。
本例のシフトレバーユニット1の発光基板12は、ELパネルよりなる面発光デバイスを発光部121として備えている。また、本例のセンサ基板13は、シフトレバー(図1〜図3における符号21。)の操作方向、すなわち、導光部材11の進退方向に略直交する一直線上に7個の光センサ131〜137を配置したものである。そして、本例の導光部材11は、発光基板12から光センサ131〜137に向かう光の伝達経路を連通する貫通孔よりなる透光領域110(以下、貫通孔110という。)と、上記伝達経路を遮断する遮光領域111とをシフトポジション毎に設けたものである。
本例のシフトレバーユニット1によれば、図9に示すごとく、各シフトポジションに応じたポジション信号を出力できる。なお、同図の各行は、Pレンジ、Rレンジ等のシフトポジションを表し、各列は、各光センサ131〜137を表している。そして、同図では、各シフトポジションにおける各光センサの1(オン信号)あるいは0(オフ信号)の出力信号を示してある。同図から知られるように、本例のシフトレバーユニット1が出力するポジション信号は、ハミング符号系列をなす7ビットのデジタル信号である。
ハミング符号系列よりなるポジション信号に基づけば、1カ所の光センサのトラブルによる誤りを訂正して正しいポジション信号を復元でき、2カ所の光センサのトラブルを検知することができる。なお、ハミング符号に代えて、BCH符号等の誤り訂正符号を採用するのも良い。
以上のように、本例のシフトレバーユニット1は、ハミング符号よりなるポジション信号を採用することでフェイルセーフ機能を一層、向上したものである。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
1 シフトレバーユニット
11 導光部材
110 透光領域
111 遮光領域
113 反射領域
114 非反射領域
12 発光基板
121 発光部
13 センサ基板
131 光センサ
21 シフトレバー
22 アッパーハウジング
23 保持ブロック
11 導光部材
110 透光領域
111 遮光領域
113 反射領域
114 非反射領域
12 発光基板
121 発光部
13 センサ基板
131 光センサ
21 シフトレバー
22 アッパーハウジング
23 保持ブロック
Claims (5)
- シフトレバーの操作位置であるシフトポジションを表すポジション信号を出力するように構成したシフトレバーユニットであって、
上記各シフトポジションに応じた上記ポジション信号を出力し得るように複数、配置した光センサと、
該光センサに対して光を供給するための発光部と、
該発光部から上記光センサに向かう光の伝達経路の連通あるいは遮断を切り替えるための導光部材とを有しており、
該導光部材は、上記シフトレバーの操作に応じて変位することにより上記伝達経路を切り替えるように構成してあることを特徴とするシフトレバーユニット。 - 請求項1において、上記シフトレバーユニットは、上記光センサと上記発光部とを略同一面上に配置してあると共に、上記導光部材に対面する検出基板を有しており、
上記導光部材は、上記発光部が出力する光を上記光センサに向けて反射することにより上記伝達経路を連通させる反射領域と、上記発光部が出力する光を上記光センサに向けて反射せず上記伝達経路を遮断する非反射領域とを、上記検出基板に対面する側の表面に設けたものであることを特徴とするシフトレバーユニット。 - 請求項1において、上記シフトレバーユニットは、上記光センサを配置したセンサ基板と、該センサ基板に対して所定の間隙を空けて対面すると共に上記発光部を設けた発光基板とを有しており、
上記導光部材は、上記所定の間隙に配置してあり、かつ、上記発光基板側から上記センサ基板側に向けて光を透過することにより上記伝達経路を連通させる透光領域と、上記発光部材側から上記センサ基板側への光を遮断することにより上記伝達経路を遮断する遮光領域とを設けたものであることを特徴とするシフトレバーユニット。 - 請求項3において、上記発光基板の上記発光部は、複数の上記光センサに対応する単一の面発光光源よりなることを特徴とするシフトレバーユニット。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記発光部は、上記各シフトポジションを示すポジションマーカーを照明するためのものであることを特徴とするシフトレバーユニット。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007118699A true JP2007118699A (ja) | 2007-05-17 |
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- 2005-10-26 JP JP2005311639A patent/JP2007118699A/ja active Pending
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