JP2016099885A - 駐車場所記録システムおよび方法 - Google Patents

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快至 大澤
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Abstract

【課題】 立体駐車場等のGPSでは詳細な位置が把握できない場所に駐車した場合でも、ユーザへ立体駐車場の階数や柱番号等の駐車場所の目印となる情報をユーザが所持する携帯端末に通知する。
【解決手段】 駐車場に設置され、駐車場所情報を送信する近距離無線通信装置と、近距離無線通信装置から駐車場所情報を受信する携帯端末と、車両が駐車したことを感知する駐車感知用デバイスとを有し、
携帯端末は、駐車感知用デバイスから、駐車完了の情報を受信した際に、近距離無線通信装置から得た駐車場所情報を記録し、携帯端末の画面に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、駐車場所を記録するシステムおよび方法に関し、特に立体駐車場に駐車した車両の駐車場所を記録するシステムおよび方法に関する。
車両を駐車場に駐車する場合に、大規模な駐車場等においては、ユーザが駐車場所を忘れてしまい、駐車場所に戻るまでに必要以上の時間がかかることがあった。それに対して、GPS(Global Positioning System)から得られる情報で、そのような場合でもユーザに駐車場所を通知することができるシステムもあるが、GPSから得られる情報は平面上であるため、立体駐車場等の場合は何階に駐車したかまでは認識できない。また、地下駐車場のようにGPSで位置測定が困難な場合に、ユーザへ目印となるものを撮像するよう通知する場合でも、持ち主が携帯電話端末を鞄に入れたまま駐車位置の目印となるものの撮像を忘れてしまう場合がある。
関連する技術として、特許文献1には、駐車施設内には位置情報送信機を設け、駐車する車の車内にはワイヤレスカードを置いて、当施設に駐車する車内のワイヤレスカードは、駐車位置に駐車完了した時点で位置情報を受信し、ワイヤレスカードに記憶されると共に、駐車位置を駐車施設のモニター装置で確認できる技術が開示されている。
特開2000−155897号公報
特許文献1に記載の技術では、該当する駐車施設専用のワイヤレスカードが必要であり、駐車位置を駐車施設のモニター装置で確認するため、モニター装置の場所まで移動しなければならず、また、モニター装置の表示内容を覚えておかなくてはならない、という課題があった。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、立体駐車場等のGPSでは詳細な位置が把握できない場所に駐車した場合でも、ユーザへ立体駐車場の階数や柱番号等の駐車場所の目印となる情報をユーザが所持する携帯端末に通知することができるので、駐車位置を確認するためにモニター装置の場所まで移動したり、モニター装置の表示内容を覚えておく必要をなくすことである。
本発明は、上記課題を解決するために、駐車場に設置され、駐車場所情報を送信する近距離無線通信装置と、近距離無線通信装置から駐車場所情報を受信する携帯端末と、車両が駐車したことを感知する駐車感知用デバイスとを有し、携帯端末は、駐車感知用デバイスから、駐車完了の情報を受信した際に、近距離無線通信装置から得た駐車場所情報を記録し、携帯端末の画面に表示することを特徴としている。
また、本発明は、上記課題を解決するために、駐車場に設置され、駐車場所情報を送信するステップと、
近距離無線通信装置から駐車場所情報を受信するステップと、車両が駐車したことを感知するステップと、
を有し、携帯端末は、駐車感知用デバイスから、駐車完了の情報を受信した際に、近距離無線通信装置から得た駐車場所情報を記録し、携帯端末の画面に表示するステップを有することを特徴としている。
本発明によれば、立体駐車場等のGPSでは詳細な位置が把握できない場所に駐車した場合でも、ユーザへ立体駐車場の階数や柱番号等の駐車場所の目印となる情報をユーザが所持する携帯端末に通知することができるので、駐車位置を確認するためにモニター装置の場所まで移動したり、モニター装置の表示内容を覚えておく必要はない、という効果がある。
本発明の実施形態における駐車場所記録システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における駐車場所記録システムの構成の詳細を示すブロック図である。 本発明の実施形態における駐車場所記録システムの車両内の駐車感知用デバイスの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における駐車場所記録システムの携帯端末の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における駐車場所記録システムの受信したアクセスポイントのリストを示す図である。 本発明の実施形態における駐車場所記録システムの駐車場所情報の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態)
図1、図2を用いて、本発明の実施形態における駐車場所記録システムの構成を説明する。図1は、本発明の実施形態における駐車場所記録システムの構成を示すブロック図である。駐車場所記録システムは、図1に示すように、駐車場に設置された近距離無線通信装置であるAP(アクセスポイント)10と、車内に設置された駐車感知用デバイス20と、ユーザが所持する携帯端末30にて構成される。
AP10は、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントで、自機の周辺に対し、駐車場であることを示す情報と、立体駐車場の階数や柱番号等の車両発見の目印となる情報をSSID(Service Set Identifier)等に設定したビーコンを送信する機能を有している。車内の駐車感知用デバイス20は、車両が駐車したかどうかを感知し、携帯端末30に対して無線LAN接続及び切断を行う。
図2は、本実施形態における駐車場所記録システムの詳細な内部の構成である。
駐車場に設置されたAP10は、自機の周辺に対し、駐車場であることを示す情報と、立体駐車場の階数や柱番号等の車両発見の目印となる情報をSSID等に設定したビーコンを送信する機能を有している。
駐車感知用デバイス20は、車内の、例えばカーナビゲーション装置内に設置され、携帯端末30と無線LAN接続及び切断を行う端末接続部21と、駐車完了の判定を行う駐車完了判定部22を備えている。
端末接続部21は、運転開始時に携帯端末30と接続し、接続状態を駐車完了判定部22へ出力する。また、駐車完了判定部22の情報から、駐車が完了した際に携帯端末30との接続を切断する。
駐車完了判定部22は、端末接続部21から接続状態の情報を受けた後、ドライバ席降車後のドアロック等により駐車完了の判定を行い、その情報を端末接続部21に出力する。
携帯端末30は、駐車感知用デバイス20と接続及び切断を行う駐車感知デバイス接続部31と、AP10から送信されるビーコンを受信するAP情報受信部32と、駐車場内にいるかどうか判定する駐車場内判定部33と、駐車が完了したかどうか判定する駐車判定部34と、駐車場所を保存し表示部に出力する駐車場所選択部35と、ユーザの要求に応じて駐車場所の表示を行う表示部36から構成されている。これらは、ユーザの所有する携帯端末30のアプリケーションプログラムとして構成されている。
駐車感知デバイス接続部31は、運転開始時に駐車感知用デバイス20と接続し、接続状態を駐車判定部34に出力する。
AP情報受信部32は、AP10から送信されるビーコンを受信し、受信した情報を駐車場内判定部33と駐車場所選択部35に出力する。
駐車場内判定部33は、AP情報受信部32からのビーコン情報から駐車場内にいるかどうか判定し、その情報を駐車判定部34に出力する。
駐車判定部34は、駐車感知デバイス接続部31からの接続状態から駐車完了したかどうか判定し、その情報を駐車場所選択部35に出力する。
駐車場所選択部35は、駐車判定部34からの駐車完了判定結果から駐車完了した際に、AP情報受信部32からの情報を保存し、最も受信信号強度の高いAP情報から得られる駐車場所情報を選択し、表示部36に出力する。
表示部36は、ユーザの要求に応じて駐車場所選択部35からの駐車場所情報を表示する。
図1から図6を用いて、本発明の実施形態における駐車場所記録システムの動作について説明する。
駐車場に設置されたAP10は、自機の周辺に対し、階数と柱番号等の車両発見の目印となる情報をSSID等に設定したビーコンを送信する。この際、SSIDの先頭に「PARK」という文字を付与する等して駐車場のAPであることが判別できるようにしておく。
図3は、実施形態における駐車場所記録システムの車両内の駐車感知用デバイスの処理の流れを示すフローチャートである。図3を用いて、車両内の駐車感知用デバイス20の処理の流れを説明する。
端末接続部21にて、運転開始時に携帯端末30と無線LANにて接続を行う(S41)。
駐車完了判定部22にて、ドライバ席の降車やドアロック等、駐車完了の判定を行い(S42)、駐車完了と判定した場合、端末接続部21にて携帯端末30との無線LAN接続を切断(S43)する。
以上、駐車完了までS42〜S43のループ処理を行い、切断処理が行われたら、ループ処理を抜ける。
図4は、実施形態における駐車場所記録システムの携帯端末30の処理の流れを示すフローチャートである。図4を用いて、携帯端末30の処理の流れを説明する。
携帯端末30のデバイス接続部31で、運転開始時に駐車感知用デバイス20との無線LAN接続を行う(S51)。
デバイス接続部31にて、無線LAN接続が切断されているかどうか接続状態の監視を行う(S52)。
次に、AP情報受信部32にて、AP10等から送信されるビーコンを受信する(S53)。
図5は、受信したAPのリスト例を示したものである。No.1とNo.3は、駐車場のAP、No.2は他のAPであり、駐車場のAPのSSIDは、「(駐車場識別子)_(建物名)_(階数)_(柱番号)」で設定されている。また、受信強度は、各APからの電波の受信強度である(数字が大きい方が強度が強い)。
駐車場内判定部33にて、AP情報受信部32からのビーコン情報から駐車場内にいるかどうか判定する(S54)。この際、SSIDの先頭に「PARK」が付与されている等、駐車場のAPであることを示すビーコンを受信することで駐車場内にいることを判定する。駐車場内でないと判定した場合(S54のNo)、ループ処理の最初に戻る。図5の例では、No.1またはNo.3のAPのビーコンを受信することで駐車場内にいると判定する。
駐車判定部34にて、駐車感知デバイス接続部31から取得する無線LAN接続状態から、駐車したかどうか判定する(S55)。この際、無線LANの接続状態から切断になった場合に駐車完了と判定する(S55のYes)。接続状態のままの場合(S55のNo)、ループ処理の最初に戻る。
駐車場所選択部35にて、駐車判定部34からの駐車完了判定結果から駐車完了した際に、AP情報受信部32からのAP情報(ビーコン情報)を保存する(S56)。この時、駐車場にある複数のAPからビーコンを受信している可能性があるため、最も受信強度の高いSSIDのAPを第一候補として選択し、選択したAPから得られる駐車場所情報を表示部36へ出力する(S57)。
さらに、ユーザが第一候補で車を発見できない可能性もあることを考慮し、受信強度順で第二候補以降のAPの駐車場所情報も表示できるようにしておく。図5の例では、第一候補がNo.1、第二候補がNo.3のAPの駐車場所情報となる。第二候補が使用される場合とは、例えば、第二候補が一番近くても車両とAPとの間に障害物等があって、受信強度が低くなっている場合などが考えられる。
表示部36では、ユーザの要求に応じて駐車場所選択部35から取得する駐車場所情報を表示する。図6に駐車場所情報の表示例を示す。ここでは、AAA駐車場の3Fの柱番号3Aを示している。
以上、駐車完了までS52〜S57のループ処理を行い、駐車完了して接続が切断され駐車場所情報を表示部36へ出力したら、ループ処理を抜ける。
以上のように、本実施形態では、立体駐車場や地下駐車場等のGPSでは詳細な位置が把握できない場所に駐車した場合でも、ユーザへ立体駐車場の階数や柱番号等の駐車場所の目印となる情報をユーザが所持する携帯端末に通知することができるので、駐車位置を確認するためにモニター装置の場所まで移動したり、モニター装置の表示内容を覚えておく必要はない。
尚、本願発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更、変形して実施することが出来る。例えば、無線LANを用いる代わりにブルーツゥースのような他の近距離無線通信を用いてもよい。また駐車感知用デバイス21は車両の運転開始時から携帯端末30と接続されている必要はなく、駐車場に入るまでに接続されていればよい。駐車場に入ったことは、例えば、携帯端末30が無線LANアクセスポイント10からのビーコンを受信したことで検知すればよい。また、駐車完了しても駐車感知用デバイスと携帯端末は、接続を切断しなくてもよい。
本発明は、GPSでは車両位置の特定が困難な、立体駐車場や地下駐車場に駐車した車両の駐車場所を記録するシステムに利用可能である。
10 無線LANアクセスポイント
20 駐車感知用デバイス
21 端末接続部
22 駐車完了判定部
30 携帯端末
31 デバイス接続部
32 AP情報受信部
33 駐車場内判定部
34 駐車判定部
35 駐車場所選択部
36 表示部

Claims (7)

  1. 駐車場に設置され、駐車場所情報を送信する近距離無線通信装置と、
    前記近距離無線通信装置から前記駐車場所情報を受信する携帯端末と、
    車両が駐車したことを感知する駐車感知用デバイスと、
    を有し、
    前記携帯端末は、前記駐車感知用デバイスから、駐車完了の情報を受信した際に、前記近距離無線通信装置から得た前記駐車場所情報を記録し、前記携帯端末の画面に表示すること、
    を特徴とする駐車場所記録システム。
  2. 前記駐車感知用デバイスは、駐車場に入るまでに前記携帯端末に接続され、駐車が完了した時点で前記携帯端末との接続を切断することを特徴とする請求項1に記載の駐車場所記録システム。
  3. 前記駐車感知用デバイスは、駐車が完了した時点で前記携帯端末との接続を切断する直前に、前記携帯端
    末へ駐車完了の情報を送信することを特徴とする請求項1または2に記載の駐車場所記録システム。
  4. 前記駐車感知用デバイスは、前記車両の運転席降車後のドアロックを検出して、駐車が完了したと判断することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の駐車場所記録システム。
  5. 前記駐車感知用デバイスは、受信強度順で駐車場所の候補を表示可能にし、複数の駐車場所情報を表示可能にしておくことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の駐車場所記録システム。
  6. 前記近距離無線通信装置は、無線LANのアクセスポイントであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の駐車場所記録システム。
  7. 駐車場に設置され、駐車場所情報を送信するステップと、
    近距離無線通信装置から前記駐車場所情報を受信するステップと、
    車両が駐車したことを感知するステップと、
    を有し、
    携帯端末は、前記駐車感知用デバイスから、駐車完了の情報を受信した際に、前記近距離無線通信装置から得た前記駐車場所情報を記録し、前記携帯端末の画面に表示するステップを有すること、
    を特徴とする駐車場所記録方法。
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