JP2016099852A - 光学的情報読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部トリガを要することなく高速移動する情報コードを光学的に読み取り得る光学的情報読取装置を提供する。
【解決手段】情報コードCとともに移動するマーカMが、当該情報コードCに対して所定の位置関係となるように表示されている。そして、判定処理によりマーカMが撮像されたと判定されると、当該マーカMに応じて情報コードCを撮像するための撮像タイミングが撮像タイミング設定処理により設定され、この撮像タイミングにて受光センサ28から画像信号が取り込まれることで撮像された情報コードCが上記デコード処理によりデコードされる。
【選択図】図4

Description

本発明は、移動する物品に表示された情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置に関するものである。
従来、移動する物品に表示された情報コード、例えばベルトコンベアによって搬送される物品に表示された情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置として、例えば、下記特許文献1に開示される2次元コード読取装置が知られている。この2次元コード読取装置は、光学情報読取ユニットと、物品検知ユニットとを備えており、物品検知ユニットにて物品が所定位置に来たことが検知されると、その時点から所定時間が経過した時点で光学情報読取ユニットにより画像が取り込まれる。そして、画像が取り込まれると、画像中のQRコード(登録商標)が有する位置決め用シンボルの中心座標が算出され、この中心座標から算出されたQRコードの物品に対する記録位置が適正であれば、デコード処理が行われる。一方、位置決め用シンボルの中心座標が算出できない場合、又はQRコードの記録位置が適正でない場合には警告処理が実行される。
特開2000−337853号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される構成では、物品検知ユニット等からの信号のように、光学情報読取ユニット等に対して、移動する情報コードに応じたトリガ(信号)が外部から入力される必要がある。すなわち、移動する情報コードに応じて外部トリガを生成して出力する物品検知ユニットのような専用の装置が必要になり、部品点数が多くなるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、外部トリガを要することなく高速移動する情報コードを光学的に読み取り得る光学的情報読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、所定の移動速度(V)で移動する情報コード(C)を光学的に読み取る光学的情報読取装置(10)であって、前記情報コードとともに移動するマーカ(M)が、当該情報コードに対して所定の位置関係となるように表示され、前記マーカに関する情報が記憶される記憶手段(35)と、前記情報コードおよび前記マーカを撮像可能な撮像手段(28)と、前記撮像手段により前記マーカが撮像されたか否かについて判定する判定手段(40)と、前記判定手段により前記マーカが撮像されたと判定されると、当該マーカに応じて前記情報コードを撮像するための撮像タイミングを設定する設定手段(40)と、前記設定手段により設定された前記撮像タイミングにて前記撮像手段により撮像された前記情報コードをデコードするデコード手段(40)と、を備えることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、情報コードとともに移動するマーカが、当該情報コードに対して所定の位置関係となるように表示されている。そして、判定手段によりマーカが撮像されたと判定されると、当該マーカに応じて情報コードを撮像するための撮像タイミングが設定手段により設定され、この撮像タイミングにて撮像手段により撮像された情報コードがデコード手段によりデコードされる。
マーカは情報コードに対して所定の位置関係となるように表示されているので、マーカが撮像されていると判定されると、この肯定判定から情報コードが撮像可能な位置に移動してくるまでの時間を上記所定の位置関係に応じて求めることができる。このため、上記所定の位置関係に応じて求められる肯定判定からの所定時間経過後のタイミングが撮像タイミングとして設定されることで、高速移動している情報コードであっても確実に撮像することができる。したがって、外部トリガを要することなく高速移動する情報コードを光学的に読み取ることができる。
請求項2の発明では、撮像手段による撮像領域のうちマーカが撮像される可能性のある領域について、判定手段によりマーカが撮像されたか否かについて判定される。このため、撮像手段により全撮像領域についてマーカが撮像されたか否かについて判定する場合と比較して、処理時間の短縮および処理負荷の軽減を図ることができる。特に、画像取り込みサイズをマーカが撮像される可能性のある領域に限定できるので、取り込み時のフレームレートを容易に上げることができ、マーカを確実に撮像することができる。
請求項3の発明では、撮像手段により撮像された画像と前回撮像された画像との比較結果に基づいて、判定手段によりマーカが撮像されたか否かについて判定される。前回の撮像画像では含まれていなかったマーカが今回の撮像画像に含まれている場合、両撮像画像を比較すると、一定以上の変化量が検出されることとなる。このため、両撮像画像の比較結果、すなわち、両撮像画像について一定以上の変化量の検出等が検出されるか否かに基づいて、マーカが撮像されたか否かを正確に判定することができる。
請求項4の発明では、判定手段によりマーカが撮像されたと判定された撮像画像内での当該マーカの位置と上記所定の移動速度とに基づいて、設定手段により撮像タイミングが設定される。マーカは情報コードに対して所定の位置関係となるように表示されているため、画像内での当該マーカの位置と上記所定の移動速度とに基づいて、上記判定手段による肯定判定から情報コードが撮像可能な位置に移動してくるまでの時間を正確に算出することができる。これにより、撮像タイミングを正確に設定することができるので、高速移動している情報コードであってもより確実に撮像することができる。
請求項5の発明では、上記所定の移動速度は記憶手段に予め記憶される。情報コードが表示された物体は、通常、一定の搬送速度(移動速度)で搬送される場合が多い。このような場合には情報コードの移動速度は変化しないため、予め記憶手段に記憶しておくことで、情報コードの移動速度の算出処理が不要となるので、撮像タイミングを設定するための処理負荷を軽減することができる。
請求項6の発明では、上記所定の移動速度が、撮像手段により撮像された画像と前回撮像された画像との比較結果に基づいて移動速度算出手段により算出される。これにより、情報コードの移動速度が変化する場合があるような搬送状況であっても、撮像タイミングを正確に設定することができる。
請求項7の発明では、マーカの位置および所定の移動速度に加えて、撮像手段からマーカまでの距離に基づいて、設定手段により撮像タイミングが設定される。
撮像画像内において所定の基準位置(以下、画像内基準位置ともいう)を設定するとき、撮像手段により撮像される撮像範囲において上記画像内基準位置に相当する位置(以下、実基準位置ともいう)から実際の情報コードまでの移動方向における実距離を算出することで、この算出実距離と上記所定の移動速度とから、情報コードが撮像可能な位置に移動してくるまでの時間、すなわち、撮像タイミングを求めることができる。上記算出実距離は、マーカから情報コードまでの移動方向における実際の距離が既知であることから、マーカから上記実基準位置までの移動方向における実際の距離から求めることができる。上記マーカ−実基準位置の距離は、撮像画像内においてマーカから上記画像内基準位置までの画素数と、撮像手段からマーカまでの距離とから求めることができる。このように、マーカの位置および所定の移動速度に加えて、撮像手段からマーカまでの距離を考慮して撮像タイミングを求めることで、その搬送状況に適した撮像タイミングを正確に設定することができる。
請求項8の発明では、撮像手段からマーカまでの距離は記憶手段に予め記憶される。高速移動する情報コードを撮像する光学的情報読取装置は、搬送路に対して所定の位置に据え置きされる場合が多い。このような場合には、撮像手段からマーカまでの距離は変化しないため、予め記憶手段に記憶しておくことで、撮像手段からマーカまでの距離の算出処理が不要となるので、マーカの位置を算出するための処理負荷、すなわち、撮像タイミングを設定するための処理負荷を軽減することができる。
請求項9の発明では、上記マーカ距離を検出する検出手段を備えているため、撮像手段からマーカまでの距離が変化する場合があるような搬送状況であっても、マーカの位置が正確に算出されるので、撮像タイミングを正確に設定することができる。
請求項10の発明では、撮像手段からマーカまでの距離を検出する検出手段として測距センサが採用されているため、撮像手段からマーカまでの距離を、測距センサでの検出結果に基づいてより一層正確に検出することができる。
第1実施形態に係る光学的情報読取装置が採用される搬送工程の構成概要を示す説明図である。 図1の光学的情報読取装置の要部を概略的に例示するブロック図である。 第1実施形態において制御回路により実施される読取処理の流れを例示するフローチャートである。 図4(A)は、マーカが一部撮像領域に含まれている状態を示す説明図であり、図4(B)は、情報コードが撮像可能な位置に搬送された状態を示す説明図である。 第2実施形態に係る光学的情報読取装置が採用される搬送工程の構成概要を示す説明図である。 第2実施形態において制御回路により実施される読取処理の流れを例示するフローチャートである。 図7(A)は、マーカが一部撮像領域に含まれている状態を示す説明図であり、図7(B)は、情報コードが撮像可能な位置に搬送された状態を示す説明図である。 第3実施形態において制御回路により実施される読取処理の流れを例示するフローチャートである。 移動速度の算出方法の説明図であり、図9(A)は最初にマーカが撮像された状態を示し、図9(B)は図9(A)の次に撮像された状態を示す。 図10(A)は、マーカが撮像された全体撮像領域に対応する画像を示す説明図であり、図10(B)は、図10(A)に相当する実際の搬送状況を示す説明図である。 全体撮像領域における移動方向の幅に対応する画素数とマーカから画像内基準位置までの画素数との関係を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る光学的情報読取装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る光学的情報読取装置10が採用される搬送工程の構成概要を示す説明図である。図2は、図1の光学的情報読取装置10の要部を概略的に例示するブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10は、高速搬送される搬送物1に表示される一次元コード(バーコード等)および二次元コード(QRコード、データマトリックスコード、マキシコード、Aztecコード等)等の情報コードCを光学的に読み取る据え置き型の読取装置である。搬送物1は、高速搬送用のベルトコンベア2により移動方向(搬送方向)Xに向けて所定の移動速度にて高速搬送されている。また、搬送物1には、情報コードCに対して移動方向前側であって所定の位置関係となるようにマーカMが表示されている。本実施形態では、マーカMは、例えば、黒色の長方形として表示されている。
光学的情報読取装置10は、ベルトコンベア2の直上であって、搬送物1に表示される情報コードCやマーカMを撮像可能にベルトコンベア2から所定の距離だけ離れて配置されている。
この光学的情報読取装置10は、図2に示すように、情報コードCを光学的に読み取るための回路部20を備えており、この回路部20は、主に、照明光源21、受光センサ28、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、から構成されている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系を構成する照明光源21は、照明光Lfを発光可能な照明光源として機能するもので、例えば、赤色のLEDとこのLEDの出射側に設けられるレンズとから構成されている。
受光光学系は、受光センサ28、結像レンズ27、反射鏡(図示略)などによって構成されている。受光センサ28は、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を二次元に配列したエリアセンサとして構成されるものであり、情報コードに照射されて反射した反射光Lrを受光可能に構成されている。この受光センサ28は、結像レンズ27を介して入射する入射光を受光可能に図略のプリント配線板に実装されている。結像レンズ27は、外部から読取口13を介して入射する入射光を集光して受光センサ28の受光面28aに像を結像するように機能するものである。本実施形態では、照明光源21から照射された照明光Lfが情報コードにて反射した後、この反射光Lrを結像レンズ27で集光し、受光センサ28の受光面28aにコード像を結像させている。なお、受光センサ28は、「撮像手段」の一例に相当し得る。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、通信インタフェース48等から構成されている。
光学系の受光センサ28から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力されると、所定のコード画像情報格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ28およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置で、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)がこれに相当する。このメモリ35のうちのRAMには、上述したコード画像情報格納領域のほかに、制御回路40が算術演算や論理演算等の各処理時に利用する作業領域や読取条件テーブルも確保可能に構成されている。また、ROMには、照明光源21、受光センサ28等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。なお、メモリ35は、「記憶手段」の一例に相当し得る。
制御回路40は、光学的情報読取装置10全体を制御可能なマイコンによって構成されており、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有すると共に、情報処理機能を備えており、メモリ35とともに情報処理装置を構成している。通信インタフェース48は、外部装置(図示略)との間にて、情報コードの読み取りに関するデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御回路40と協働して通信処理を行う構成をなしている。
次に、上述のように高速搬送される搬送物1に表示される情報コードCを読取対象とするように制御回路40にて実施される読取処理について、図3および図4を参照して詳述する。なお、図3は、第1実施形態において制御回路40により実施される読取処理の流れを例示するフローチャートである。図4(A)は、マーカMが一部撮像領域Sbに含まれている状態を示す説明図であり、図4(B)は、情報コードCが撮像可能な位置に搬送された状態を示す説明図である。
なお、本実施形態では、ベルトコンベア2による搬送物1の搬送速度、すなわち、情報コードCやマーカMの移動速度(以下、移動速度Vともいう)は一定であり、この移動速度Vに関する情報は、予めメモリ35に記憶されている。また、各搬送物1に表示されるマーカMは全て同じ形状であり、マーカMに関する情報、具体的には、マーカMの形状や情報コードCに対する上記所定の位置関係等に関する情報(以下、単にマーカ情報ともいう)は、予めメモリ35に記憶されている。
所定の操作に応じて制御回路40により読取処理が開始されると、まず、図3のステップS101に示す初期設定処理がなされる。この処理では、予めメモリ35に記憶されているマーカ情報や移動速度Vが読み出される設定等がなされる。また、受光センサ28から入力される画像信号に応じて情報コードC等を撮像可能な状態となる。
続いて、ステップS103に示す一部取り込み処理がなされる。この処理では、光学的情報読取装置10にて撮像可能な撮像画像の全領域を全体撮像領域(図4の符号Sa参照)とするとき、この全体撮像領域Saの一部に相当する領域(一部撮像領域Sbともいう)に対応する画像信号が、通常よりも高フレームレートで取り込まれる。ここで、一部撮像領域Sbは、図4(A)に例示するように、全体撮像領域Saの一部であって、マーカMの移動範囲を含めた領域、すなわち、マーカMが撮像される可能性のある領域に設定されている。このように、一部撮像領域Sbは全体撮像領域Saよりも狭い範囲であるため、一部撮像領域Sbに対応する画像信号を取り込む際のフレームレートを、全体撮像領域Saに対応する画像信号を取り込む際のフレームレートよりも高く設定することができる。
上述のように一部撮像領域Sbに対応する画像信号が取り込まれると、ステップS105に示す判定処理がなされる。この判定処理では、上述のように画像信号が取り込まれることで撮像された一部撮像領域Sbの画像に上記マーカ情報から特定されるマーカMが含まれているか否かに基づいて、マーカMが検出されたか否かについて判定される。ここで、マーカMが一部撮像領域Sbにて撮像されていないことからマーカMが検出されていないと判定されると(S105でNo)、再度上記一部取り込み処理が繰り返される。なお、上記ステップS105を実施する制御回路40は、「判定手段」の一例に相当し得る。
この繰り返し処理中に、搬送物1がベルトコンベア2により図4(A)に示す位置まで搬送されると、上述のように画像信号が取り込まれることで撮像された一部撮像領域Sbの画像にマーカMが含まれるため、マーカMが検出されたと判定される(S105でYes)。続いて、ステップS107に示す撮像タイミング設定処理がなされる。この処理では、検出されたマーカMが全体撮像領域Sa(一部撮像領域Sb)にて占める位置と上記ステップS101にて設定された移動速度Vとに基づいて、情報コードCを撮像するために最適な撮像タイミングが設定される。
マーカMは、情報コードCに対して所定の位置関係となるように表示されている。このため、マーカMが検出(撮像)されているとの肯定判定(S105でYes)から情報コードCが撮像に最適な位置(例えば、全体撮像領域Saの中央)に移動してくるまでの時間を、上記所定の位置関係とマーカMが撮像されたと判定された全体撮像領域Sa内での当該マーカMの位置と移動速度Vとに基づいて求めることができる。このようにして求めた上記肯定判定からの所定時間経過後のタイミングが、撮像タイミングとして設定される。なお、上記ステップS107を実施する制御回路40は、「設定手段」の一例に相当し得る。
上記肯定判定の後、上述のように設定された撮像タイミングになると、情報コードCが図4(B)に示すように撮像に最適な位置まで移動しているので、ステップS109に示す全体取り込み処理がなされる。この処理では、全体撮像領域Saに対応する画像信号が、通常のフレームレートで取り込まれる。続いて、ステップS111に示すデコード処理がなされ、上述のように画像信号が取り込まれることで撮像された全体撮像領域Saの画像に対して公知のデコード処理が実施されて、情報コードCとしてコード化された文字データ等が読み取られる。なお、上記ステップS111を実施する制御回路40は、「デコード手段」の一例に相当し得る。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、情報コードCとともに移動するマーカMが、当該情報コードCに対して所定の位置関係となるように表示されている。そして、上記判定処理(S105)によりマーカMが撮像されたと判定されると、当該マーカMに応じて情報コードCを撮像するための撮像タイミングが上記撮像タイミング設定処理(S107)により設定され、この撮像タイミングにて受光センサ28から画像信号が取り込まれることで撮像された情報コードCが上記デコード処理(S111)によりデコードされる。
マーカMは情報コードCに対して所定の位置関係となるように表示されているので、この所定の位置関係に応じて求められるマーカMの検出肯定判定からの所定時間経過後のタイミングが撮像タイミングとして設定されることで、高速移動している情報コードCであっても確実に撮像することができる。したがって、外部トリガを要することなく高速移動する情報コードCを光学的に読み取ることができる。
特に、全体撮像領域SaのうちマーカMが撮像される可能性のある一部撮像領域Sbについて、マーカMが撮像されたか否かについて判定される。このため、全体撮像領域SaについてマーカMが撮像されたか否かについて判定する場合と比較して、処理時間の短縮および処理負荷の軽減を図ることができる。特に、画像取り込みサイズをマーカMが撮像される可能性のある一部撮像領域Sbに限定できるので、取り込み時のフレームレートを容易に上げることができ、マーカMを確実に撮像することができる。
また、上記所定の位置関係に加えて、マーカMが撮像されたと判定された全体撮像領域Sa内での当該マーカMの位置と移動速度Vとに基づいて、撮像タイミングが設定される。マーカMは情報コードCに対して上記所定の位置関係となるように表示されているため、全体撮像領域Sa内での当該マーカMの位置と移動速度Vとに基づいて、上記判定処理による肯定判定(S105でYes)から情報コードCが撮像可能な位置に移動してくるまでの時間を正確に算出することができる。これにより、撮像タイミングを正確に設定することができるので、高速移動している情報コードCであってもより確実に撮像することができる。
特に、移動速度Vはメモリ35に予め記憶されている。情報コードCが表示された搬送物1は、通常、一定の搬送速度(移動速度)で搬送される場合が多い。このような場合には情報コードCの移動速度Vは変化しないため、予めメモリ35に記憶しておくことで、情報コードCの移動速度Vの算出処理が不要となるので、撮像タイミングを設定するための処理負荷を軽減することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る光学的情報読取装置について、図5〜図7を用いて説明する。なお、図5は、第2実施形態に係る光学的情報読取装置10が採用される搬送工程の構成概要を示す説明図である。図6は、第2実施形態において制御回路40により実施される読取処理の流れを例示するフローチャートである。図7(A)は、マーカMが一部撮像領域Sbに含まれている状態を示す説明図であり、図7(B)は、情報コードCが撮像可能な位置に搬送された状態を示す説明図である。
本第2実施形態では、マーカMを検出するための処理が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態では、マーカMは、搬送物1に表示されておらず、ベルトコンベア2の上面のうち移動方向Xに沿って色が変化しない領域に対して所定の間隔にて表示されている。搬送物1は、マーカMと情報コードCとが所定の位置関係となるようにベルトコンベア2上に配置されて搬送される。本実施形態では、マーカMの形状は、長方形であって、マーカMの色は、例えば、黒色としてベルトコンベア2の色に対して区別しやすい色に設定されている。
そして、本実施形態における読取処理では、マーカMの検出を、上記第1実施形態のようにマーカMの形状を考慮することなく、一部撮像領域Sbにおける画像変化の有無に基づいて判定する。
以下、本実施形態の制御回路40にて実施される読取処理について、図面を参照して詳述する。
所定の操作に応じて制御回路40により読取処理が開始されると、まず、図6のステップS101にて上記第1実施形態と同様に初期設定処理がなされる。そして、ステップS103に示す一部取り込み処理がなされ、一部撮像領域Sbに対応する画像信号が、通常よりも高フレームレートで取り込まれる。なお、本実施形態では、図7(A)に例示するように、一部撮像領域Sbは、全体撮像領域Saのうち、マーカMが撮像される可能性のある領域であって、搬送物1が撮像されない領域に設定されている。
上述のように一部撮像領域Sbに対応する画像信号が取り込まれると、この取り込みの前に取り込まれた画像信号がなく1回目の取り込みであれば、ステップS104にてYesと判定される。そして、再度一部取り込み処理がなされて一部撮像領域Sbに対応する画像信号が高フレームレートで取り込まれる。
この段階では、2回目以降の取り込みであるため、ステップS104にてNoと判定されて、ステップS105aに示す判定処理がなされる。この判定処理では、今回取り込んだ画像信号から生成される画像と前回取り込んだ画像信号から生成される画像とを比較して、その比較結果に一定以上の変化量が検出されるか否かについて判定される。なお、上記一定以上の変化量は、マーカMが撮像された画像とマーカMが撮像されていない画像との変化量に相当するように設定されている。
ここで、マーカMが一部撮像領域Sbにて撮像されておらずベルトコンベア2のみが撮像されている場合には、上記比較結果に上記一定以上の変化量が検出されないため、ステップS105aにてNoと判定されて、再度上記一部取り込み処理が繰り返される。なお、上記ステップS105aを実施する制御回路40は、「判定手段」の一例に相当し得る。
この繰り返し処理中に、搬送物1がベルトコンベア2により図7(A)に示す位置まで搬送されると、一部撮像領域Sbの画像にマーカMが含まれるため、上記比較結果に上記一定以上の変化量が検出される(S105aでYes)。続いて、ステップS107に示す撮像タイミング設定処理がなされる。この処理では、上記第1実施形態と同様に、検出されたマーカMが全体撮像領域Sa(一部撮像領域Sb)にて占める位置と上記ステップS101にて設定された移動速度Vとに基づいて、情報コードCを撮像するために最適な撮像タイミングが設定される。
上記肯定判定(S105aでYes)の後、上述のように設定された撮像タイミングになると、情報コードCが図7(B)に示すように撮像に最適な位置まで移動しているので、ステップS109に示す全体取り込み処理がなされる。この処理では、全体撮像領域Saに対応する画像信号が、通常のフレームレートで取り込まれる。続いて、ステップS111に示すデコード処理がなされ、上述のように画像信号が取り込まれることで撮像された全体撮像領域Saの画像に対して公知のデコード処理が実施されて、情報コードCとしてコード化された文字データ等が読み取られる。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、今回撮像された画像と前回撮像された画像との比較結果に基づいて、マーカMが撮像されたか否かについて判定される。このため、両撮像画像の比較結果、すなわち、両撮像画像について一定以上の変化量の検出等が検出されるか否かに基づいて、マーカMが撮像されたか否かを正確に判定することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る光学的情報読取装置について、図8および図9を用いて説明する。なお、図8は、第3実施形態において制御回路40により実施される読取処理の流れを例示するフローチャートである。図9は、移動速度Vの算出方法の説明図であり、図9(A)は最初にマーカMが撮像された状態を示し、図9(B)は図9(A)の次に撮像された状態を示す。
本第3実施形態では、情報コードC等の移動速度Vを算出する点が主に上記第2実施形態と異なる。このため、第2実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
搬送物1の種類やその搬送状況等に応じてベルトコンベア2による搬送速度が変わる場合がある。このように搬送速度が変わるために情報コードCやマーカMの移動速度Vが変化する搬送状況では、上述のようにメモリ35に予め記憶された移動速度Vを利用すると、正確な撮像タイミングを設定することができない。
そこで、本実施形態では、マーカMが検出されるごとに移動速度Vを算出してこの算出された移動速度Vと検出されたマーカMが全体撮像領域Saにて占める位置とに基づいて、情報コードCを撮像するために最適な撮像タイミングが設定される。
以下、本実施形態の制御回路40にて実施される読取処理について、図面を参照して詳述する。
所定の操作に応じて制御回路40により読取処理が開始されると、まず、図8のステップS101にて上記第2実施形態と同様に初期設定処理がなされる。そして、ステップS103に示す一部取り込み処理がなされ、上記第2実施形態と同様に、一部撮像領域Sbに対応する画像信号が、通常よりも高フレームレートで取り込まれる。そして、2回目以降の取り込みであれば(S104でNo)、ステップS105aに示す判定処理がなされ、今回取り込んだ画像信号から生成される画像と前回取り込んだ画像信号から生成される画像との比較結果に基づいて、マーカMが検出されたか否かについて判定される。
そして、搬送物1がベルトコンベア2により図9(A)に示す位置まで搬送されることで一部撮像領域Sbの画像にマーカMが含まれると、上記比較結果に上記一定以上の変化量が検出されて(S105aでYes)、ステップS106に示す移動速度算出処理がなされる。この処理では、上記肯定判定から所定時間後に取り込まれた一部撮像領域Sbの画像と上記肯定判定時に取り込まれた一部撮像領域Sbの画像との比較結果に基づいて、移動速度Vが算出される。
具体的には、まず、上記肯定判定から所定時間(撮像タイミングまでの時間よりも十分短い時間)後に取り込まれた一部撮像領域Sbの画像に含まれるマーカM(図9(B)参照)における移動方向側の位置と、上記肯定判定時のマーカM(図9(A)参照)における移動方向側の位置との間の移動方向Xでの画素数が求められる。光学的情報読取装置10は、ベルトコンベア2に対する距離が変化しないように設置されているため、光学的情報読取装置10からマーカMまでの距離が既知であるとして、上記画素数から上記所定時間でマーカMが移動した距離(以下、実距離ΔXともいう)を算出することができる。上述のように実距離ΔXが算出されると、この実距離ΔXと上記所定時間とから移動速度Vを算出することができる。なお、上記ステップS106を実施する制御回路40は、「移動速度算出手段」の一例に相当し得る。
上述のように移動速度Vが算出されると、ステップS107に示す撮像タイミング設定処理がなされる。この処理では、算出された移動速度Vと、最初に検出されたマーカMが全体撮像領域Sa(一部撮像領域Sb)にて占める位置とに基づいて、情報コードCを撮像するために最適な撮像タイミングが設定される。そして、上記肯定判定(S105aでYes)の後、上述のように設定された撮像タイミングになると、情報コードCが撮像に最適な位置まで移動しているので、ステップS109に示す全体取り込み処理がなされる。この処理では、全体撮像領域Saに対応する画像信号が、通常のフレームレートで取り込まれる。続いて、ステップS111に示すデコード処理がなされ、上述のように画像信号が取り込まれることで撮像された全体撮像領域Saの画像に対して公知のデコード処理が実施されて、情報コードCとしてコード化された文字データ等が読み取られる。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、移動速度Vが、最初にマーカMが撮像された画像と次に撮像された画像との比較結果に基づいて算出される。これにより、情報コードCの移動速度Vが変化する場合があるような搬送状況であっても、撮像タイミングを正確に設定することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る光学的情報読取装置について、図10〜図12を用いて説明する。なお、図10(A)は、マーカMが撮像された全体撮像領域Saに対応する画像を示す説明図であり、図10(B)は、図10(A)に相当する実際の搬送状況を示す説明図である。図11は、全体撮像領域Saにおける移動方向Xの幅に対応する画素数PmaxとマーカMから画像内基準位置Xaまでの画素数Pとの関係を示す説明図である。
本第4実施形態では、マーカMまでの実距離を考慮して撮像タイミングを設定する点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
搬送物1の形状等によっては、同じベルトコンベア2を利用して搬送する場合でも光学的情報読取装置10から搬送物1に表示されるマーカMまでの距離が変わる場合がある。このようにマーカMまでの距離が変わる搬送状況では、上記第3実施形態のように移動方向Xでの画素数から移動速度Vを算出できないため、正確な撮像タイミングを設定することができない。
そこで、本実施形態では、上記ステップS107の撮像タイミング設定処理において、光学的情報読取装置10の受光センサ28からマーカMまでの実際の距離(実距離H)を考慮して撮像タイミングを求める。
以下、本実施形態の読取処理にて実施される撮像タイミング設定処理について、図面を参照して詳述する。
図10(A)に示すように、全体撮像領域Sa内において移動方向Xでの所定の基準位置(以下、画像内基準位置Sxともいう)を、例えば、全体撮像領域Saにおける移動方向X前側の縁に設定する。このとき、図10(B)に示すように、受光センサ28を用いて撮像される全体撮像領域Saにおいて上記画像内基準位置Sxに相当する実際の位置(以下、実基準位置Xaともいう)から実際の情報コードCの移動方向X前側の縁までの移動方向Xにおける実距離を算出実距離Laとして算出することで、この算出実距離Laと移動速度Vとから、情報コードCが撮像可能な位置に移動してくるまでの時間、すなわち、撮像タイミングを求めることができる。
上記算出実距離Laは、マーカMの移動方向X前側の縁から情報コードCの移動方向X前側の縁までの移動方向Xにおける実際の距離(図10の符号Lb参照)が既知であることから、マーカMから上記実基準位置Xaまでの移動方向Xにおける実際の距離Lから求めることができる。この距離(マーカ−実基準位置の距離)Lは、全体撮像領域Sa内においてマーカMの移動方向X前側の縁から画像内基準位置Xaまでの画素数(図10の符号P参照)と、光学的情報読取装置10の受光センサ28からマーカMまでの実距離Hとから求めることができる。
具体的には、図11に示すように、受光センサ28から読取口13までの距離をH1、読取口13からマーカMまでの距離をH2、受光センサ28による画角をα、マーカMを含めた平面での全体撮像領域Saにおける移動方向Xの幅に対応する画素数をPmaxとするとき、以下に示す式(1)の関係が成立する。
Pmax=(H1+H2)×tan(α/2)×2 ・・・(1)
画素数Pmaxは、受光センサ28の仕様であり既知である。そうすると、読取口13からマーカMまでの距離H2を検出することで、画素数P(図10(A)参照)と距離L(図10(B)参照)との関係と上記式(1)とから、距離Lを以下の式(2)により求めることができる。
L={(H1+H2)×tan(α/2)×2}×P/Pmax ・・・(2)
本実施形態では、読取口13からマーカMまでの距離H2を検出する検出手段として、図11に示すように、測距センサ50が採用されている。
これにより、マーカMを撮像した際の上記画素数Pから式(2)に基づいて距離Lを求め、この距離Lから算出実距離Laを算出し、この算出実距離Laと移動速度Vとから、撮像タイミングを求めることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、マーカMの位置(P)および移動速度Vに加えて、受光センサ28からマーカMまでの距離(H1+H2=H)に基づいて、撮像タイミングが設定されることで、その搬送状況に適した撮像タイミングを正確に設定することができる。
また、読取口13からマーカMまでの距離H2を検出する検出手段を備えているため、読取口13からマーカMまでの距離H2(受光センサ28からマーカMまでの距離H)が変化する場合があるような搬送状況であっても、マーカMの位置(P)が正確に算出されるので、撮像タイミングを正確に設定することができる。
特に、上記検出手段として測距センサ50が採用されているため、読取口13からマーカMまでの距離H2(受光センサ28からマーカMまでの距離H)を、測距センサ50での検出結果に基づいてより一層正確に検出することができる。
なお、読取口13からマーカMまでの距離H2が変化しない搬送工程であれば、距離Hは一定であるため、距離Hに関する情報を予めメモリ35に記憶してもよい。このように、距離Hに関する情報を予めメモリ35に記憶しておくことで、距離Hの算出処理が不要となるので、マーカMの位置を算出するための処理負荷、すなわち、撮像タイミングを設定するための処理負荷を軽減することができる。
また、マーカ情報が予めメモリ35に記憶されていることから、撮像されたマーカMの幅に相当する画素数とマーカMの実際の幅寸法との関係に応じて、受光センサ28からマーカMまでの距離H(または距離H2)を求めてもよい。
なお、受光センサ28からマーカMまでの距離Hも考慮して撮像タイミングを設定する本実施形態の特徴的構成は、他の実施形態にも適用することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明に係る光学的情報読取装置10は、ベルトコンベア2のような高速搬送手段により高速搬送される搬送物1に表示される情報コードCを読取対象とすることに限らず、例えば、ローラコンベアなど、他の搬送手段により搬送される搬送物に表示される情報コードを読取対象としてもよい。
(2)マーカMは、長方形状に形成されることに限らず例えば円形状に形成されてもよいし、黒色等の単色で形成されることに限らず二色以上で形成されてもよい。この場合には、そのマーカMの形状や色、情報コードCに対する所定の位置関係等に関する情報を、マーカ情報としてメモリ35に予め記憶することができる。
1…搬送物
2…ベルトコンベア
10…光学的情報読取装置
28…受光センサ(撮像手段)
35…メモリ(記憶手段)
40…制御回路(判定手段,設定手段,デコード手段,移動速度算出手段)
C…情報コード
M…マーカ
Sa…全体撮像領域
Sb…一部撮像領域
V…移動速度

Claims (10)

  1. 所定の移動速度で移動する情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置であって、
    前記情報コードとともに移動するマーカが、当該情報コードに対して所定の位置関係となるように表示され、
    前記マーカに関する情報が記憶される記憶手段と、
    前記情報コードおよび前記マーカを撮像可能な撮像手段と、
    前記撮像手段により前記マーカが撮像されたか否かについて判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記マーカが撮像されたと判定されると、当該マーカに応じて前記情報コードを撮像するための撮像タイミングを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記撮像タイミングにて前記撮像手段により撮像された前記情報コードをデコードするデコード手段と、
    を備えることを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 前記判定手段は、前記撮像手段による撮像領域のうち前記マーカが撮像される可能性のある領域について、前記マーカが撮像されたか否かについて判定することを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  3. 前記判定手段は、前記撮像手段により撮像された画像と前回撮像された画像との比較結果に基づいて、前記マーカが撮像されたか否かについて判定することを特徴とする請求項1または2に記載の光学的情報読取装置。
  4. 前記設定手段は、前記判定手段により前記マーカが撮像されたと判定された撮像画像内での当該マーカの位置と前記所定の移動速度とに基づいて、前記撮像タイミングを設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
  5. 前記所定の移動速度は、前記記憶手段に予め記憶されることを特徴とする請求項4に記載の光学的情報読取装置。
  6. 前記所定の移動速度を、前記撮像手段により撮像された画像と前回撮像された画像との比較結果に基づいて算出する移動速度算出手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の光学的情報読取装置。
  7. 前記設定手段は、前記マーカの位置および前記所定の移動速度に加えて、前記撮像手段から前記マーカまでの距離に基づいて、前記撮像タイミングを設定することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
  8. 前記撮像手段から前記マーカまでの距離は、前記記憶手段に予め記憶されることを特徴とする請求項7に記載の光学的情報読取装置。
  9. 前記撮像手段から前記マーカまでの距離を検出する検出手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の光学的情報読取装置。
  10. 前記検出手段は、測距センサであることを特徴とする請求項9に記載の光学的情報読取装置。
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