JP2016099758A - 運転支援システム、交通情報生成装置および経路案内装置 - Google Patents

運転支援システム、交通情報生成装置および経路案内装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高齢者ドライバーの負担を軽減して、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させることができるようにする。【解決手段】中央装置1と、路上装置4と、経路案内装置5とを備え、中央装置は、道路網に設置された車両感知器2による計測情報に基づいて、道路網の交通状況に関する交通情報を生成するとともに、各交差点の信号現示に関する信号現示情報、計測情報および交通情報に基づいて、ドライバーの負担が小さい交差点を安全交差点に決定して、その安全交差点に関する安全交差点情報を生成し、路上装置は、中央装置から取得した交通情報および安全交差点情報を経路案内装置に提供し、経路案内装置は、路上装置から取得した交通情報および安全交差点情報に基づいて安全交差点を通過する経路を探索して、その経路をドライバーに提示する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のドライバーの運転を支援する運転支援システム、道路網の交通状況に関する交通情報を生成する交通情報生成装置、および車両のドライバーに対して目的地までの経路案内を行う経路案内装置に関するものである。
近年、高齢者率、すなわち、人口全体に対する高齢者(65歳以上)の割合が上昇し、これに応じて運転免許保有者の高齢者率も上昇しており、この傾向は今後も継続するものと予想され、高齢者ドライバーの急増が想定される。一方、高齢者ドライバーは知覚能力や運動能力が低下していることから、見落としが多く、また、運転に余裕がないため、運転の危険性が高くなる。そこで、高齢者ドライバーの運転の安全性を確保するため、高齢者ドライバーの運転を支援する技術が望まれる。
このような高齢者ドライバーの運転を支援する技術として、従来、脇見運転や障害物または他の車両の接近などに対する警告をドライバーに対して行い、特に、顔画像からドライバーの年齢を推定して、高齢者である場合には警告のタイミングを早くする技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2009−15548号公報
しかしながら、前記従来の技術では、ドライバーに対する警告により、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させることができるが、ドライバーの負担そのものを軽減するものではないため、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させる上では十分でない。特に、交差点を通過する際には、他の流入路から進入する車両や横断中の歩行者に注意する必要があるため、ドライバーの負担が大きく、交差点を通過する際の高齢者ドライバーの負担を軽減することができる技術が望まれる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、高齢者ドライバーの負担を軽減して、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させることができるように構成された運転支援システム、交通情報生成装置および経路案内装置を提供することにある。
本発明の運転支援システムは、車両のドライバーの運転を支援する運転支援システムであって、交通情報生成装置と、情報提供装置と、車両側装置とを備え、前記交通情報生成装置は、道路網に設置された計測装置により取得した計測情報に基づいて、道路網の交通状況に関する交通情報を生成するとともに、各交差点の信号現示に関する信号現示情報、前記計測情報および前記交通情報の少なくともいずれかに基づいて、ドライバーの負担が小さい交差点を安全交差点に決定して、その安全交差点に関する安全交差点情報を生成し、前記情報提供装置は、前記交通情報生成装置から前記安全交差点情報を取得して、その前記安全交差点情報を前記車両側装置に提供し、前記車両側装置は、前記情報提供装置から前記安全交差点情報を取得して、その安全交差点情報を含む運転支援情報をドライバーに提示する構成とする。
また、本発明の交通情報生成装置は、道路網に設置された計測装置により取得した計測情報に基づいて、道路網の交通状況に関する交通情報を生成する交通情報生成装置であって、各交差点の信号現示に関する信号現示情報、前記計測情報および前記交通情報の少なくともいずれかに基づいて、ドライバーの負担が小さい交差点を安全交差点に決定して、その安全交差点に関する安全交差点情報を生成する安全交差点決定部を備えた構成とする。
また、本発明の経路案内装置は、道路網の交通状況に関する交通情報に基づいて、車両のドライバーに対して目的地までの経路案内を行う経路案内装置であって、情報提供装置から、ドライバーの負担が小さい安全交差点に関する安全交差点情報を、前記交通情報とともに取得する情報取得部と、前記安全交差点情報および前記交通情報に基づいて、前記安全交差点を通過する経路を探索して、その経路に関する経路案内情報を生成する経路探索部と、前記経路案内情報をドライバーに提示する経路提示部と、を備えた構成とする。
本発明によれば、安全交差点に関する情報がドライバーに提示されるため、ドライバーが安全交差点を通過するように運転することで、ドライバーの負担が軽減されるため、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させることができる。
本実施形態に係る運転支援システムを示す全体構成図 交差点に設置された交通信号機における信号現示構成を説明する説明図 経路案内装置5により決定される経路を説明する説明図 交通管制センター中央装置1の構成を説明する機能ブロック図 路上装置対象エリア設定部30で設定される対象エリアを説明する説明図 路上装置4で行われる処理を説明する機能ブロック図 経路案内装置5で行われる処理を説明する機能ブロック図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、車両のドライバーの運転を支援する運転支援システムであって、交通情報生成装置と、情報提供装置と、車両側装置とを備え、前記交通情報生成装置は、道路網に設置された計測装置により取得した計測情報に基づいて、道路網の交通状況に関する交通情報を生成するとともに、各交差点の信号現示に関する信号現示情報、前記計測情報および前記交通情報の少なくともいずれかに基づいて、ドライバーの負担が小さい交差点を安全交差点に決定して、その安全交差点に関する安全交差点情報を生成し、前記情報提供装置は、前記交通情報生成装置から前記安全交差点情報を取得して、その前記安全交差点情報を前記車両側装置に提供し、前記車両側装置は、前記情報提供装置から前記安全交差点情報を取得して、その安全交差点情報を含む運転支援情報をドライバーに提示する構成とする。
これによると、安全交差点に関する情報がドライバーに提示されるため、ドライバーが安全交差点を通過するように運転することで、ドライバーの負担が軽減されるため、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させることができる。
また、第2の発明は、前記交通情報生成装置は、前記信号現示情報に基づいて、自車両に通行権がある期間において他の車両および歩行者と間で交通の錯綜がない信号現示が行われている交差点を前記安全交差点に決定する構成とする。
これによると、交通の錯綜がない場合には、ドライバーは信号灯器に注視して運転すればよいため、ドライバーの負担が小さく、高齢者ドライバーでも安全に通過することができることから、このような交差点を安全交差点に決定することができる。
また、第3の発明は、前記交通情報生成装置は、前記信号現示情報、前記計測情報および前記交通情報に基づいて、少なくとも直進および右折に通行権を与える第1現示と、右折のみに通行権を与える第2現示とを有する信号現示構成の交差点において、対向流入路で渋滞が発生しておらず、かつ、前記対向流入路の交通量が所定のしきい値より大きい交差点を前記安全交差点に決定する構成とする。
これによると、対向流入路で渋滞が発生しておらず交通量が大きい場合には、対向流入路の直進車のギャップ(車間距離)が小さくなるため、第一現示では右折することができず、第2現示でのみ右折することができるため、ドライバーの負担が小さく、高齢者ドライバーでも安全に通過する可能性が高くなることから、このような交差点を安全交差点に決定することができる。
また、第4の発明は、前記車両側装置は、ドライバーに対して目的地までの経路案内を行う経路案内装置であり、前記安全交差点情報および前記交通情報に基づいて、前記安全交差点を通過する経路を探索して、その経路に関する経路案内情報をドライバーに提示する構成とする。
これによると、高齢者ドライバーでも安全に運転することができる経路がドライバーに提示され、ドライバーは提示された経路通りに運転することで、負担の小さな運転を行うことができるため、高齢者ドライバーの運転の安全性をより一層向上させることができる。
また、第5の発明は、前記情報提供装置は、道路上に設置された路上装置であり、前記交通情報生成装置は、前記路上装置ごとに設定された対象エリア内に存在する前記安全交差点に関する前記安全交差点情報を前記情報提供装置ごとに生成し、前記情報提供装置は、自装置に関する前記安全交差点情報を取得して、その安全交差点情報を前記車両側装置に提供する構成とする。
これによると、路上装置の設置地点ごとに必要な範囲の安全交差点に関する情報を車両側装置に提供することができる。
また、第6の発明は、道路網に設置された計測装置により取得した計測情報に基づいて、道路網の交通状況に関する交通情報を生成する交通情報生成装置であって、各交差点の信号現示に関する信号現示情報、前記計測情報および前記交通情報の少なくともいずれかに基づいて、ドライバーの負担が小さい交差点を安全交差点に決定して、その安全交差点に関する安全交差点情報を生成する安全交差点決定部を備えた構成とする。
これによると、安全交差点に関する情報をドライバーに提示することができるため、ドライバーが安全交差点を通過するように運転することで、ドライバーの負担が軽減されて、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させることができる。
また、第7の発明は、道路網の交通状況に関する交通情報に基づいて、車両のドライバーに対して目的地までの経路案内を行う経路案内装置であって、情報提供装置から、ドライバーの負担が小さい安全交差点に関する安全交差点情報を、前記交通情報とともに取得する情報取得部と、前記安全交差点情報および前記交通情報に基づいて、前記安全交差点を通過する経路を探索して、その経路に関する経路案内情報を生成する経路探索部と、前記経路案内情報をドライバーに提示する経路提示部と、を備えた構成とする。
これによると、高齢者ドライバーでも安全に運転することができる経路がドライバーに提示され、ドライバーは提示された経路通りに運転することで、負担の小さな運転を行うことができるため、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る運転支援システムを示す全体構成図である。この運転支援システムは、道路を走行する車両に交通情報を提供する交通情報通信システム、例えばVICS(Vehicle Information and Communication System、登録商標)を利用して、ドライバーの運転を支援するものであり、交通管制センター中央装置(交通情報生成装置)1と、車両感知器(計測装置)2と、路上装置(情報提供装置)4と、経路案内装置(車両側装置)5と、を備えている。
交通管制センター中央装置1では、道路網に設置された車両感知器2から感知器情報(計測情報)を取得し、これに基づいて、道路網の交通状況(渋滞状況など)に関する交通情報を生成する。ここで生成した交通情報は、所定の通信網を利用して路上装置4に送信される。
路上装置4は、道路上に設置されて、その設置地点を通過する車両に搭載された経路案内装置5に交通情報を提供するものであり、具体的には光ビーコンなどである。この路上装置4と経路案内装置5との間では、所定の路車間通信を利用して情報の送受信が行われる。
経路案内装置5は、車両に搭載され、ドライバーに対して目的地までの経路案内を行う、いわゆるカーナビゲーション装置であり、路上装置4から取得した交通情報および道路網情報などに基づいて経路案内情報を生成して、その経路案内情報をドライバーに提示する。
特に本実施形態では、以下に説明するように、交通管制センター中央装置1において、ドライバーの負担が小さく、高齢者ドライバーでも安全に通過する可能性の高い交差点を安全交差点に決定して、この安全交差点に関する安全交差点情報を生成し、この安全交差点情報を交通情報とともに路上装置4を介して経路案内装置5に提供し、経路案内装置5において、安全交差点情報に基づいて安全交差点を通過する経路、すなわち、高齢者ドライバーでも安全に運転することができる高齢者向けの経路を求めて、この高齢者向けの経路をドライバーに提示するようにしている。
次に、図1に示した交通管制センター中央装置1で行われる処理の概要について説明する。図2は、交差点に設置された交通信号機における信号現示構成を説明する説明図である。図3は、図1に示した経路案内装置5により決定される経路を説明する説明図である。
交差点では、交通信号機の現示により交通が制御され、この信号現示の構成(組み合わせ)に応じて、交通の錯綜状態が異なり、高齢者ドライバーを対象とした交差点の安全性は、信号現示の構成に大きく左右される。
図2(A)に示す例は、直進、左折および右折の全方向に通行権を与える標準的な現示のみの現示構成である。このような現示構成において右折を行う場合、直進車や歩行者との間で交通の錯綜があり、ドライバーは、直進車が途切れたタイミングで右折する必要があり、このとき、ドライバーは、横断する歩行者に注意する必要がある。また、直進する二輪車が直進車の陰から出現することもあり、この二輪車にも注意する必要がある。このように標準的な現示構成において右折を行う場合には、複数の対象に対する判断を同時に行うことが要求されるため、高齢者ドライバーの混乱を誘発するおそれがあり、運転の危険性が高くなる。
図2(B)に示す例は、右折を分離したセパレート型の現示構成、すなわち、直進および左折の各方向に通行権を与える現示と、右折のみに通行権を与える右折専用の現示とを組み合わせた現示構成である。このような現示構成において右折を行う場合、ドライバーは、右折専用の現示に応じて右折すればよく、このとき、直進車や歩行者は停止しているため、交通の錯綜がない。このため、ドライバーは、信号灯器に注視して運転すればよく、ドライバーの負担が小さいため、高齢者ドライバーでも落ち着いて運転することができ、運転の危険性は低くなる。
図2(C)に示す例は、直進、左折および右折の全方向に通行権を与える標準的な現示(青玉現示)と、右折のみに通行権を与える右折専用の現示(青矢現示)とを組み合わせた現示構成である。このような現示構成において右折を行う場合、ドライバーは、右折専用の現示(青矢現示)に切り替わるまで待てばよいが、後続車が存在する場合には、標準的な現示(青玉現示)で無理な右折を強いられるため、図2(A)に示す例と同様に、運転の危険性が高くなる。
このように高齢者ドライバーを対象とした交差点の安全性は、信号現示構成に大きく左右される。そこで、本実施形態では、交通管制センター中央装置1において、交差点の信号現示構成に基づいて交差点の安全性を評価して安全交差点に決定する。また、交差点の安全性は、信号現示構成の他に、対向流入路の交通状況、特に渋滞状況および交通量に応じて異なる。そこで、本実施形態では、信号現示構成に加えて、対向流入路の交通状況を考慮して安全交差点を決定する。
そして、本実施形態では、安全交差点に関する情報を交通管制センター中央装置1から路上装置4を介して経路案内装置5に提供し、経路案内装置5において、高齢者ドライバー向けの経路探索、すなわち、安全交差点を通過する経路探索を行って、その経路をドライバーに提示する処理が行われる。
図3には、出発地点Sから目的地点Dまでの経路を探索する場合を示しており、通常の経路探索では、一般交差点Cgを通過する経路が採択されるが、高齢者ドライバー向けの経路探索では、安全交差点Csを通過する経路が採択される。これにより、安全交差点Csを通過するようにドライバーが案内され、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させることができる。
次に、図1に示した交通管制センター中央装置1の構成について説明する。図4は、交通管制センター中央装置1の構成を説明する機能ブロック図である。
交通管制センター中央装置1は、感知器情報収集部21と、感知器情報格納部22と、交通情報生成部23と、交通情報格納部24と、信号現示情報格納部26と、安全交差点決定部27と、安全交差点情報格納部28と、路上装置設置情報格納部29と、路上装置対象エリア設定部30と、路上装置別情報生成部31と、通信部32と、を備えている。
感知器情報収集部21では、道路網に設置された複数の車両感知器2から感知器情報を収集する処理が行われる。この感知器情報収集部21で収集された感知器情報は感知器情報格納部22に格納される。感知器情報には、交通量および時間占有率などに関する情報が含まれる。
交通情報生成部23では、感知器情報格納部22から感知器情報を取得して、その感知器情報と、交通管制センター中央装置1で管理されるその他の情報に基づいて、道路網の交通状況に関する交通情報を生成する処理が行われる。この交通情報生成部23で生成した交通情報は交通情報格納部24に格納される。交通情報には、道路網における各リンクの渋滞状況、旅行時間、および交通規制状況などに関する情報が含まれる。
信号現示情報格納部26には、各交差点の信号現示に関する信号現示情報が格納される。この信号現示情報には、信号現示の構成(図2参照)に関する情報が含まれる。
安全交差点決定部27では、感知器情報格納部22から感知器情報(交通量など)を取得し、また、交通情報格納部24から交通情報(渋滞状況など)を取得し、また、信号現示情報格納部26から信号現示情報を取得して、これらの情報に基づいて安全交差点を決定して、その安全交差点に関する安全交差点情報を生成する処理が行われる。この安全交差点決定部27で生成した安全交差点情報は安全交差点情報格納部28に格納される。この安全交差点決定部27で行われる処理については後に詳しく説明する。
路上装置設置情報格納部29には、路上装置4の設置地点に関する路上装置設置情報が格納される。
路上装置対象エリア設定部30では、路上装置設置情報格納部29から路上装置設置情報を取得して、その路上装置設置情報に基づいて、路上装置4ごとの対象エリアを設定する処理が行われる。この路上装置対象エリア設定部30で行われる処理については後に詳しく説明する。
路上装置別情報生成部31では、路上装置対象エリア設定部30から路上装置4ごとの対象エリアに関する情報を取得し、また、安全交差点情報格納部28から安全交差点情報を取得して、これらの情報に基づいて、路上装置4別の安全交差点情報を生成する処理が行われる。
通信部32では、路上装置別情報生成部31から路上装置4別の安全交差点情報を取得して、その路上装置4別の安全交差点情報を各路上装置4に送信する処理が行われる。
次に、図4に示した安全交差点決定部27で行われる処理について説明する。
安全交差点決定部27では、感知器情報、交通情報、および信号現示情報に基づいて、交差点を通過する際のドライバーの負担の程度から、各交差点の安全性、すなわち、高齢者ドライバーが交差点を安全に通過(右折)する可能性の高さを評価する処理が行われ、この評価結果に基づいて安全交差点が決定される。なお、交差点の安全性は流入路ごとに異なるため、流入路ごとに交差点の安全性が評価され、流入路別に安全交差点が決定される。
また、本実施形態では、交差点を「高」、「中」および「低」の3つの安全性のレベルに仕分ける評価が行われ、安全性が「高」および「中」となる交差点を安全交差点とし、安全性が「低」となる交差点を一般交差点とする。
具体的には、図2(B)に示したように、右折を分離したセパレート型の現示構成では、自車両に通行権がある期間において他の車両および歩行者と間で交通の錯綜がないため、ドライバーの負担が小さく、高齢者ドライバーでも安全に右折することができる。そこで、このような右折を分離したセパレート型の現示構成の交差点は、安全性を「高」と評価して、安全交差点とする。
一方、図2(B)に示したセパレート型の現示構成以外の現示構成では、基本的には、ドライバーの負担が大きく、安全性が高いとはいえないが、特に、図2(C)に示したように、標準的な現示(青玉現示)と右折専用の現示(青矢現示)とを組み合わせた現示構成では、対向流入路の渋滞状況および交通量に応じて安全性が異なり、安全性が比較的高くなる場合もあるため、このような現示構成の場合には、対向流入路の渋滞状況および交通量に応じて安全性を評価する。
例えば、対向流入路が渋滞していない場合に、対向直進車のギャップ(車間距離)が大きいと、第一現示で右折することが可能であるが、このとき、高齢者ドライバーは各種の認知能力が低く、錯綜する交通の回避行動を誤って判断することで事故が発生する場合があり、第一現示で右折が可能でも、高齢者ドライバーの場合には必ずしも安全な右折ができるとは限らない。一方、対向直進車のギャップが小さいと、第一現示では右折することができず、第2現示でのみ右折することができるため、比較的安全に右折することができる。このように対向直進車のギャップにより交差点の安全性が左右される。
ここで、対向流入路の交通量が大きいと、対向直進車のギャップが小さくなり、対向流入路の交通量が小さいと、対向直進車のギャップが大きくなり、交通量とギャップとは相関関係がある。そこで、本実施形態では、車両感知器2により取得することができる交通量を用いて交差点の安全性を評価する。
すなわち、本実施形態では、対向流入路の交通量が大きい場合には、対向直進車のギャップが小さいものと判断し、このような場合には、交差点の安全性を「中」と評価して、その交差点を安全交差点とする。一方、対向流入路の交通量が小さい場合には、対向直進車のギャップが大きいものと判断し、このような場合には、交差点の安全性を「低」と評価して、その交差点を一般交差点とする。
具体的には、対象とする交差点において、対向流入路において渋滞がなく、かつ、交通量Qが第1の閾値qhより大きい(Q>qh)場合には、その交差点の安全性を「中」と評価する。一方、対向流入路において渋滞がなく、かつ、交通量Qが第2の閾値より小さい(Q<ql)場合には、その交差点の安全性を「低」と評価する。
また、対向流入路が渋滞している場合には、対向直進車が停止線付近で停止することから、第1現示で右折することができるが、このとき、直進車の脇から直進二輪車が交差点内に進入する場合があり、また、横断する歩行者が存在する場合もあり、このような直進二輪車や歩行者との錯綜を回避するようにドライバーは運転する必要がある。このため、高齢者ドライバーでは交差点を安全に右折することが困難である。そこで、対向流入路が渋滞している場合には、交差点の安全性を「低」と評価して、その交差点を一般交差点とする。
なお、本実施形態では、安全性が「高」および「中」となる交差点を安全交差点としたが、安全性が「高」となる交差点のみを安全交差点とするようにしてもよい。また、安全性のいずれのレベルを安全交差点とするかの設定を運用者が適宜に変更することができるようにしてもよい。また、交差点の安全性を4つ以上のレベルで評価するようにしてもよい。
また、時間帯で信号現示が変化する場合があり、この場合、時間帯ごとに交差点の安全性を評価して、時間帯別に安全交差点を決定するようにするとよい。
次に、図4に示した路上装置対象エリア設定部30で行われる処理について説明する。図5は、路上装置対象エリア設定部30で設定される対象エリアを説明する説明図である。
路上装置対象エリア設定部30では、路上装置4ごとの対象エリアを設定する処理が行われる。この対象エリアは、路上装置4の設置地点を通過する車両に対して提供する安全交差点情報に含まれる安全交差点の範囲を規定するものである。
本実施形態では、対象エリアは、路上装置4の設置地点を中心とし、路上装置4の設置地点に対して車両の前方に位置する半円形の領域と、車両の後方に位置する半円形の領域とを統合したものであり、この2つの半円形の領域は半径が異なり、車両の前方に位置する半円形の領域は、半径L1(例えば10km)とし、車両の後方に位置する半円形の領域は、半径L1より小さい半径L2(例えば1km)とする。
次に、図1に示した路上装置4で行われる処理について説明する。図6は、路上装置4で行われる処理を説明する機能ブロック図である。
路上装置(情報提供装置)4は、自装置の対象エリアに関する安全交差点情報、すなわち、自装置の対象エリア内に存在する安全交差点に関する情報、および交通情報を交通管制センター中央装置1から取得して、その交通情報および安全交差点情報を、自装置の設置地点を通過する車両に搭載された経路案内装置5に提供するものであり、第1の通信部41と、交通情報格納部42と、安全交差点情報格納部43と、車両検知部44と、第2の通信部45と、を備えている。
第1の通信部41では、交通管制センター中央装置1から送信される交通情報および安全交差点情報を受信する。この第1の通信部41で受信した交通情報および安全交差点情報はそれぞれ、交通情報格納部42および安全交差点情報格納部43に格納される。車両検知部44では、対象車両、すなわち、経路案内装置5を搭載した車両の通過を検知する。第2の通信部45では、車両検知部44で対象車両を検知した場合に、その車両の経路案内装置5に交通情報および安全交差点情報を送信する。
次に、図1に示した経路案内装置5で行われる処理について説明する。図7は、経路案内装置5で行われる処理を説明する機能ブロック図である。
経路案内装置(車両側装置)5は、路上装置4から交通情報および安全交差点情報を取得して、その交通情報および安全交差点情報に基づいて、ドライバーに対して目的地までの経路案内を行うものであり、通信部(情報取得部)51と、交通情報格納部52と、安全交差点情報格納部53と、経路探索部54と、経路案内情報格納部55と、経路提示部56と、を備えている。
通信部51では、路上装置4から送信される交通情報および安全交差点情報を受信する。この通信部51で受信した交通情報および安全交差点情報はそれぞれ、交通情報格納部52および安全交差点情報格納部53に格納される。
経路探索部54では、ドライバーにより入力された目的地および道路網情報などに基づいて、その目的地までの最適な経路を探索して、その最適な経路に関する経路案内情報を生成する。この経路探索部54で生成した経路案内情報は経路案内情報格納部55に格納される。
また、経路探索部54では、路上装置4から交通情報および安全交差点情報を取得する度に、これらの情報を反映した経路探索を繰り返し行い、現行の経路案内情報を適宜に修正する処理が行われる。具体的には、交通情報に基づいて、渋滞や交通規制が発生しているリンクを回避するように経路探索が行われ、安全交差点情報に基づいて、安全交差点を通過するように経路探索が行われる。
経路提示部56では、経路案内情報格納部55から経路案内情報を取得して、その経路案内情報をドライバーに提示する処理が行われる。この経路提示部56は、経路案内情報を表示するディスプレイおよびその制御部や、経路案内情報を音声出力するスピーカおよびその制御部で構成される。
なお、この経路案内装置5では、高齢者向けの経路案内を行うか否かをドライバーが選択することができるようにするとよい。具体的には、安全交差点情報を反映させた経路探索、すなわち、安全交差点を通過する経路探索を実施する高齢者モードと、安全交差点情報を反映させない経路探索を実施する標準モードと、をドライバーが選択することができるようにするとよい。
また、路上装置4から経路案内装置5に安全交差点情報を送信するには、例えばVICSで利用されている既存の路車間通信を用いればよい。このとき、通信データにおいて安全交差点情報のための格納領域を新たに確保することができない場合には、経路案内装置5において活用がほとんどなされていない情報(例えば区間旅行時間)の格納領域を利用して安全交差点情報を送信すればよい。
また、安全交差点情報は、交差点の流入リンクおよび流出リンクの組み合わせで表現することができ、流入リンクおよび流出リンクの各リンクIDを含むデータ構成とすればよい。例えば、前記のように、区間旅行時間の情報を安全交差点情報に置き換える場合には、所要時間を通常あり得ない数値(例えば上限値)とし、始点位置および終点位置をそれぞれ流入リンクおよび流出リンクとすればよい。
以上のように本実施形態では、交通管制センター中央装置(交通情報生成装置)1において、道路網に設置された車両感知器(計測装置)2により取得した計測情報に基づいて、道路網の交通状況に関する交通情報を生成するとともに、各交差点の信号現示に関する信号現示情報、計測情報および交通情報に基づいて、ドライバーの負担が小さい交差点を安全交差点に決定して、その安全交差点に関する安全交差点情報を生成し、路上装置(情報提供装置)4において、交通管制センター中央装置1から安全交差点情報を取得して、その安全交差点情報を経路案内装置(車両側装置)5に提供し、経路案内装置5において、路上装置4から安全交差点情報を取得して、その安全交差点情報を含む運転支援情報をドライバーに提示するものとした。これにより、安全交差点に関する情報がドライバーに提示されるため、ドライバーが安全交差点を通過するように運転することで、ドライバーの負担が軽減されるため、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させることができる。
また、本実施形態では、交通管制センター中央装置1において、信号現示情報に基づいて、自車両に通行権がある期間において他の車両および歩行者と間で交通の錯綜がない信号現示が行われている交差点を安全交差点に決定するものとしており、交通の錯綜がない場合には、ドライバーは信号灯器に注視して運転すればよいため、ドライバーの負担が小さく、高齢者ドライバーでも安全に通過することができることから、このような交差点を安全交差点に決定することができる。
また、本実施形態では、交通管制センター中央装置1において、前記信号現示情報、計測情報および交通情報に基づいて、少なくとも直進および右折に通行権を与える第1現示と、右折のみに通行権を与える第2現示とを有する信号現示構成の交差点において、対向流入路で渋滞が発生しておらず、かつ、対向流入路の交通量が所定のしきい値より大きい交差点を安全交差点に決定するものとしており、対向流入路で渋滞が発生しておらず交通量が大きい場合には、対向流入路の直進車のギャップ(車間距離)が小さくなるため、第一現示では右折することができず、第2現示でのみ右折することができるため、ドライバーの負担が小さく、高齢者ドライバーでも安全に通過する可能性が高くなることから、このような交差点を安全交差点に決定することができる。
また、本実施形態では、経路案内装置5において、安全交差点情報および交通情報に基づいて、安全交差点を通過する経路を探索して、その経路に関する経路案内情報をドライバーに提示するものとしており、高齢者ドライバーでも安全に運転することができる経路がドライバーに提示され、ドライバーは提示された経路通りに運転することで、負担の小さな運転を行うことができるため、高齢者ドライバーの運転の安全性をより一層向上させることができる。
また、本実施形態では、交通管制センター中央装置1において、路上装置ごとに設定された対象エリア内に存在する安全交差点に関する安全交差点情報を路上装置ごとに生成し、路上装置4において、自装置に関する安全交差点情報を取得して、その安全交差点情報を経路案内装置5に提供するものとしており、これにより、路上装置の設置地点ごとに必要な範囲の安全交差点に関する情報を車両側装置に提供することができる。
以上、本発明を特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。また、上記実施形態に示した本発明に係る運転支援システム、交通情報生成装置および経路案内装置の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
例えば、上記実施形態では、交通の錯綜が多く、高齢者ドライバーが安全に運転することが難しい場合の典型例である右折に注目して、この右折時の状況に基づいて安全交差点を決定するようにしたが、これは車両の左側通行を前提とするものであり、右側通行の場合には、逆に左折時の状況に基づいて安全交差点を決定すればよい。また、左側通行においても、交差点の安全性は右折時の状況のみで判断されるものではなく、例えば、左折時には歩行者との錯綜があるため、左折の車両のみに通行権を与える信号現示が行われている交差点も安全交差点とすることができる。
また、上記実施形態では、交差点の安全性を3つのレベル(「高」、「中」および「低」)で評価するようにしたが、交差点の安全性を数値化して評価し、その評価値を所定のしきい値と比較することで、安全交差点を決定するようにしてもよい。また、評価値に基づいて優先順位を設定して、その優先順位に基づいて経路を決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車両感知器2により取得した感知器情報、特に交通量を用いて安全交差点に決定するようにしたが、車両感知器2以外の計測装置、例えば車両の速度を計測する計測装置により取得した計測情報を利用して安全交差点に決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、信号現示情報、計測情報および交通情報の3つの情報に基づいて安全交差点に決定するようにしたが、信号現示情報、計測情報および交通情報のいずれか1つまたは2つに基づいて安全交差点を決定することも可能である。
また、上記実施形態では、ドライバーの負担が小さい交差点を安全交差点に決定して、高齢者ドライバーの運転を支援する例について説明したが、高齢者に限定されるものではなく、身体障害者や聴覚障害者にも同様に適用することができる。
また、上記実施形態では、交通管制センター中央装置(交通情報生成装置)の安全交差点決定部において、信号現示情報などに基づいて交差点の安全性を評価して安全交差点を決定するようにしたが、この交差点の安全性の評価および安全交差点の決定の作業を運用者が行い、交通管制センター中央装置では、運用者の入力操作に応じて取得した安全交差点情報を安全交差点情報格納部に格納し、この安全交差点情報を、路上装置4を介して経路案内装置5に提供するものとしてもよい。
また、上記実施形態では、情報提供装置を、道路上に設置された光ビーコンなどの路上装置とした例について説明したが、情報提供装置は道路上に設置されたものに限定されず、例えばFM多重放送などを利用した情報送信装置として構成することもできる。
また、上記実施形態では、路上装置(情報提供装置)の設置地点を通過する車両に搭載された車両側装置(経路案内装置)の全てに対して交通情報とともに安全交差点情報を提供するようにしたが、高齢者ドライバーが運転する車両の車両側装置に対してのみ安全交差点情報を提供するようにしてもよい。この場合、車両側装置において、高齢者向けの経路案内を行う高齢者モードをドライバーが選択するなどして、安全交差点情報を取得するように予め設定しておけばよく、この設定情報を路上装置と車両側装置との間で送受信することで、路上装置側で、安全交差点情報を提供すべきか否かを判断することができる。
また、上記実施形態では、車両側装置(経路案内装置)により運転支援情報(経路案内情報)をドライバーに提示するようにしたが、この車両側装置は、車両に装備される車載装置の他、ドライバーなどの乗員が所持するスマートフォンやタブレット端末などの携帯型端末であってもよい。
また、上記実施形態では、車両側装置を経路案内装置(カーナビゲーション装置)とした例について説明したが、車両側装置は、ドライバーに対して目的地までの経路案内を行うものに限定されず、経路案内は行わず、運転支援情報として、単に安全交差点をドライバーに提示するものであってもよい。
本発明に係る運転支援システム、交通情報生成装置および経路案内装置は、高齢者ドライバーの負担を軽減して、高齢者ドライバーの運転の安全性を向上させることができる効果を有し、ドライバーの運転を支援する運転支援システム、道路網の交通状況に関する交通情報を生成する交通情報生成装置、および車両のドライバーに対して目的地までの経路案内を行う経路案内装置などとして有用である。
1 交通管制センター中央装置(交通情報生成装置)
2 車両感知器(計測装置)
4 路上装置(情報提供装置)
5 経路案内装置(車両側装置)
23 交通情報生成部
26 信号現示情報格納部
27 安全交差点決定部
30 路上装置対象エリア設定部
31 路上装置別情報生成部
51 通信部(情報取得部)
54 経路探索部
56 経路提示部

Claims (7)

  1. 車両のドライバーの運転を支援する運転支援システムであって、
    交通情報生成装置と、情報提供装置と、車両側装置とを備え、
    前記交通情報生成装置は、道路網に設置された計測装置により取得した計測情報に基づいて、道路網の交通状況に関する交通情報を生成するとともに、各交差点の信号現示に関する信号現示情報、前記計測情報および前記交通情報の少なくともいずれかに基づいて、ドライバーの負担が小さい交差点を安全交差点に決定して、その安全交差点に関する安全交差点情報を生成し、
    前記情報提供装置は、前記交通情報生成装置から前記安全交差点情報を取得して、その前記安全交差点情報を前記車両側装置に提供し、
    前記車両側装置は、前記情報提供装置から前記安全交差点情報を取得して、その安全交差点情報を含む運転支援情報をドライバーに提示することを特徴とする運転支援システム。
  2. 前記交通情報生成装置は、前記信号現示情報に基づいて、自車両に通行権がある期間において他の車両および歩行者と間で交通の錯綜がない信号現示が行われている交差点を前記安全交差点に決定することを特徴とする請求項1に記載の運転支援システム。
  3. 前記交通情報生成装置は、前記信号現示情報、前記計測情報および前記交通情報に基づいて、少なくとも直進および右折に通行権を与える第1現示と、右折のみに通行権を与える第2現示とを有する信号現示構成の交差点において、対向流入路で渋滞が発生しておらず、かつ、前記対向流入路の交通量が所定のしきい値より大きい交差点を前記安全交差点に決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の運転支援システム。
  4. 前記車両側装置は、ドライバーに対して目的地までの経路案内を行う経路案内装置であり、前記安全交差点情報および前記交通情報に基づいて、前記安全交差点を通過する経路を探索して、その経路に関する経路案内情報をドライバーに提示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の運転支援システム。
  5. 前記情報提供装置は、道路上に設置された路上装置であり、
    前記交通情報生成装置は、前記路上装置ごとに設定された対象エリア内に存在する前記安全交差点に関する前記安全交差点情報を前記情報提供装置ごとに生成し、
    前記情報提供装置は、自装置に関する前記安全交差点情報を取得して、その安全交差点情報を前記車両側装置に提供することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の運転支援システム。
  6. 道路網に設置された計測装置により取得した計測情報に基づいて、道路網の交通状況に関する交通情報を生成する交通情報生成装置であって、
    各交差点の信号現示に関する信号現示情報、前記計測情報および前記交通情報の少なくともいずれかに基づいて、ドライバーの負担が小さい交差点を安全交差点に決定して、その安全交差点に関する安全交差点情報を生成する安全交差点決定部を備えたことを特徴とする交通情報生成装置。
  7. 道路網の交通状況に関する交通情報に基づいて、車両のドライバーに対して目的地までの経路案内を行う経路案内装置であって、
    情報提供装置から、ドライバーの負担が小さい安全交差点に関する安全交差点情報を、前記交通情報とともに取得する情報取得部と、
    前記安全交差点情報および前記交通情報に基づいて、前記安全交差点を通過する経路を探索して、その経路に関する経路案内情報を生成する経路探索部と、
    前記経路案内情報をドライバーに提示する経路提示部と、
    を備えたことを特徴とする経路案内装置。
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