JP2016099392A - レンズ温度補正装置及びカメラ - Google Patents

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Joji Wada
穣二 和田
良仁 浦島
Yoshihito Urashima
良仁 浦島
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Shinichiro Okamura
信一郎 岡村
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Abstract

【課題】温度変化に基づく膨張収縮による焦点距離変化を一つの焦点補正部材で複数のレンズユニットに対応させて補正できるようにする。
【解決手段】レンズ温度補正装置11において、円筒状のレンズ保持筒23の軸線に光軸を一致させてレンズ27を保持するレンズユニット17と、レンズ保持筒23を螺合によって回転自在に支持するレンズマウント19と、レンズ保持筒23の外周に固定されるレンズリング21と、レンズリング21の外周円に沿って延在し温度変化に応じて延在方向に伸縮し延在方向の一端側が可動端51となってレンズリング21に連結され、延在方向の他端側が固定端57となってレンズマウント19に支持され、固定端57からレンズリング21までの距離が異なる距離となるように複数の異なる位置で固定端57がレンズマウント19に支持又は可動端51がレンズリング21に連結される焦点補正部材15と、を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズの温度特性に応じた焦点距離の変化を補正するレンズ温度補正装置及びカメラに関する。
1つ又は複数のレンズ群の設けられたレンズ鏡筒(以下、「レンズユニット」という)をイメージセンサであるCCD(Charged Coupled Device)に対してピント調整する場合、例えばレンズ群を収容した保持筒に形成した保持筒ねじ部を、CCDを取り付けたホルダのホルダねじ部に螺合し、保持筒をCCDに対して前後動させる。ピント調整後、保持筒は固定ねじによりホルダに固定される。ところが、レンズ鏡筒は、ピン調整後の温度変化に基づく鏡筒部品、レンズ群の膨張収縮及びレンズ群の屈折率変化により焦点距離が変化する。
そこで、温度変化に基づく膨張収縮による焦点距離の変化を補正する鏡筒構造を有するレンズ鏡筒が提案されている(例えば特許文献1参照)。このレンズ鏡筒は、図12に示すCCD501と、CCD501を取り付けるホルダ503と、ホルダ503に形成したホルダねじ部505と、正のパワーを有するレンズ群507と、レンズ群507を収納した保持筒509と、保持筒509のレンズホルダ部511と、レンズホルダ部511と同軸に形成した外周筒部513と、レンズホルダ部511に形成したレンズホルダねじ部515とを有する構成である。
このレンズ鏡筒においてピント調整を行う場合、ホルダ503に形成したホルダねじ部505と保持筒509のレンズホルダ部511に形成したレンズホルダねじ部515を螺合させ、保持筒509を光軸方向へ移動させる。ピント調整後、温度環境が変化し常温より温度が上がった場合、正のパワーを有するレンズ群507の焦点距離(焦点F)は、温度上昇とともに増大してΔf2移動する。よって、正のパワーを有するレンズ群507の焦点距離の増大による焦点距離移動に対応させて、ホルダねじ部505とレンズホルダ部511の材料を選定することで、ホルダねじ部505とレンズホルダ部511の変位量を制御でき、全体的な焦点距離の変化を補正できる。
特開平10−268176号公報
しかし、上述した特許文献1のレンズ鏡筒は、ホルダねじ部505とレンズホルダ部511の材料を選定することで、ホルダねじ部505とレンズホルダ部511の変位量を制御する。このため、異なる種類のレンズ鏡筒が選択的に取り付けられる場合には、それぞれの変位量に応じた材料のレンズ鏡筒を用意しておかなければならず、部品点数が増大する。また、温度上昇で焦点距離が縮む場合では、ホルダねじ部505とレンズホルダ部511の材料を選定することで、焦点距離を縮めることは困難(温度上昇で膨張率が負の値となる材料の選定は困難)である。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、一つの焦点補正部材を用いて、温度変化に基づく膨張収縮による焦点距離の変化を、複数のレンズユニットに対応させて補正するレンズ温度補正装置及びカメラを提供することを目的とする。
本発明は、円筒状のレンズ保持筒の軸線に光軸を一致させてレンズが保持されるレンズユニットと、前記レンズ保持筒を螺合によって回転自在に支持するレンズマウントと、前記レンズ保持筒の外周に固定されるレンズリングと、前記レンズリングの外周円に沿って延在し、温度変化に応じて延在方向に伸縮し、延在方向の一端側が前記レンズリングに連結され、延在方向の他端側が前記レンズマウントに支持され、前記他端側から前記レンズリングまでの距離が異なる距離となるように複数の異なる位置で前記他端側が前記レンズマウントに支持又は前記一端側が前記レンズリングに連結される焦点補正部材と、を備える、レンズ温度補正装置である。
また、本発明は、レンズ温度補正装置を備えるカメラであって、前記レンズユニットを挟んで被写体と反対側となる位置で前記レンズマウントに固定される基板と、前記基板に実装され、前記レンズの光軸上に受光面が配置される撮像素子と、前記撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像信号を生成する信号処理部と、前記信号処理部で生成された画像信号をネットワークへ送る通信部と、を備える、カメラである。
本発明に係るレンズ温度補正装置によれば、一つの焦点補正部材で、温度変化に基づく膨張収縮による焦点距離の変化を、複数のレンズユニットに対応させて補正することができる。
また、本発明に係るカメラによれば、温度変化が生じても、焦点距離の変化が自動で補正され、常にボケのない画像を得ることができる。
本実施形態のレンズ温度補正装置の斜視図 図1に示したレンズ温度補正装置の光軸を含む面による断面図 (A)レンズ温度特性が小さい場合の焦点補正部材の取付位置を表す平面図、(B)レンズ温度特性が大きい場合の焦点補正部材の取付位置を表す平面図 焦点補正部材を用いてレンズ温度特性を補正する計算例の一例を示した模式図 (A)複数の支持穴の穿設された焦点補正部材の平面図、(B)は支持穴とレンズ温度特性の異なる各レンズユニットとの関係を表した相関図 レンズ温度補正装置の搭載されたカメラのブロック図 (A)レンズ温度特性が小さい場合の焦点補正部材の取付位置を表す斜視図、(B)レンズ温度特性が大きい場合の焦点補正部材の取付位置を表す斜視図 (A)レンズ温度特性が小さい場合における焦点補正部材の長さの変化を表す平面図、(B)レンズ温度特性が大きい場合における焦点補正部材の長さの変化を表す平面図 (A)負膨張においてレンズ温度特性が小さい場合の焦点補正部材の取付位置を表す斜視図、(B)負膨張においてレンズ温度特性が大きい場合の焦点補正部材の取付位置を表す斜視図 レンズリングがレンズマウントに螺合される変形例のレンズ温度補正装置の断面図 (A)レンズリングアームが複数の連結穴を備える構造においてレンズ温度特性が小さい場合の焦点補正部材の取付位置を表す斜視図、(B)レンズリングアームが複数の連結穴を備える構造においてレンズ温度特性が大きい場合の焦点補正部材の取付位置を表す斜視図 従来のレンズ鏡筒を示す断面図
以下、本発明に係るレンズ温度補正装置及びカメラを具体的に開示した実施形態(以下、「本実施形態」という)について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のレンズ温度補正装置11の斜視図である。図2は、図1に示したレンズ温度補正装置11の光軸13を含む面による断面図である。図3(A)は、レンズ温度特性が小さい場合の焦点補正部材15の取付位置を表す平面図である。図3(B)は、レンズ温度特性が大きい場合の焦点補正部材15の取付位置を表す平面図である。
本実施形態のレンズ温度補正装置11は、例えば寒冷地や砂漠地帯のような温度差がある地域で屋外に設置される監視カメラ等のカメラに好適に用いることができる。レンズ温度補正装置11は、レンズユニット17と、レンズマウント19と、レンズリング21と、焦点補正部材15とを含む構成である。
レンズユニット17は、円筒状のレンズ保持筒23の軸線25に、光軸13を一致させてレンズ27を保持する。つまり、レンズユニット17は、レンズ保持筒23にレンズ27が一体に取り付けられたものとなる。レンズ27は、単一のものであってもよく、複数のものからなるレンズ群であってもよい。レンズ温度補正装置11は、異なる種類のレンズユニットが交換自在となる。即ち、レンズ温度補正装置11は、異なる種類のレンズユニットのいずれか一つが、レンズマウント19に選択的に取り付けられる。レンズユニットの種類としては、例えば標準レンズユニット、望遠レンズユニット、広角レンズユニット、魚眼レンズユニット等が挙げられる。
レンズ保持筒23の外周には、雄ねじ29が形成される。本実施形態において、レンズ保持筒23は、レンズ取付側の大径部と、それ以外の小径部とからなる。雄ねじ29は、小径部の外周に形成されている。
レンズマウント19は、レンズ保持筒23を螺合によって回転自在に支持する。即ち、レンズマウント19には、レンズ保持筒23の雄ねじ29に螺合する雌ねじ31が形成される。雌ねじ31の形成された支持板部33は、例えば四角形状に形成され、その中央部に雌ねじ31が配置される。支持板部33のそれぞれの四隅には脚部35がレンズユニット17と反対側に突出される。脚部35の先端には、基台37が、例えばビス39によって支持板部33と平行に固定される。この基台37の支持板部側の面には、基板41が固定される。基板41には、例えばCCD等のイメージセンサである撮像素子43が実装される。撮像素子43は、受光面の中心がレンズユニット17の光軸13と一致するように製造時又は出荷前に予め位置決めされている。
レンズ温度補正装置11は、レンズ保持筒23の外周に雄ねじ29が形成され、この雄ねじ29に螺合する雌ねじ31がレンズマウント19に形成されていることで、レンズ保持筒23が回転されると、レンズ27と撮像素子43の受光面とが接近離反する。つまり、レンズ温度補正装置11は、レンズ保持筒23の回転によって、焦点調整がなされるようになっている。
レンズリング21は、レンズ保持筒23の外周に固定される。レンズリング21は、内側にレンズ保持筒23を嵌入する保持筒嵌合穴45を有した円環形状に形成される。保持筒嵌合穴45は、レンズ保持筒23をガタツキすること無く嵌合する。レンズユニット17は、レンズ保持筒23が保持筒嵌合穴45に嵌合することで、レンズリング21の中心に光軸13が一致する。本実施形態において、レンズリング21は、レンズ保持筒23に、リング固定ねじ47によって固定解除可能に固定される。リング固定ねじ47は、レンズリング21に、外周側から保持筒嵌合穴45まで半径方向に貫通して螺合される。これにより、リング固定ねじ47は、レンズリング21に締め付けられることで、先端でレンズ保持筒23の外周を押圧し、レンズ保持筒23を回転方向及び軸線25に沿う方向に移動不能に固定する。この他、レンズリング21は、接着剤やロー付け、溶接等によってレンズ保持筒23に固定されてもよい。
レンズリング21は、半径方向外側に突出する短尺のレンズリングアーム49を有する。レンズリング21は、このレンズリングアーム49が、焦点補正部材15の可動端51に穿設された連結穴53(図5参照)に、連結ピン55によって連結される。
焦点補正部材15は、レンズリング21の外周円に沿って延在し、温度変化に応じて延在方向に伸縮する。焦点補正部材15は、温度上昇と元の長さに比例した量で伸び縮みする。温度の上昇に対応して長さが変化する割合を線膨張率(線膨張係数)と言う。焦点補正部材15としては、所望の線膨張係数を有する例えば樹脂材料、金属材料等が用いられる。本実施形態において、焦点補正部材15は、レンズリング21の外周円に沿う円弧形状(より具体的には、四分円弧形状)に形成される。
焦点補正部材15は、延在方向の他端側が固定端57となってレンズマウント19に支持される。焦点補正部材15は、固定端57からレンズリング21までの距離が、異なる距離となるように複数の異なる位置で固定端57がレンズマウント19に支持、又は可動端51がレンズリング21のレンズリングアーム49に連結ピン55によって連結される。本実施形態において、焦点補正部材15は、固定端57がレンズマウント19に複数の異なる位置で支持される。
即ち、レンズ温度補正装置11は、焦点補正部材15の固定端57が、マウント支持ピン59によってレンズマウント19に支持される。マウント支持ピン59は、レンズマウント19の支持板部33に起立して設けられる。焦点補正部材15には、このマウント支持ピン59に係合する複数の支持穴61が、焦点補正部材15の延在方向に穿設されている。従って、焦点補正部材15は、いずれかの支持穴61を選択して、マウント支持ピン59を係合することで、固定端57からレンズリング21までの距離を変えることができる。焦点補正部材15の固定端57は、マウント支持ピン59を介して回転自在に支持されることが好ましいが、マウント支持ピン59を介して支持板部33に固定されていてもよい。レンズリング21の回転角度が数度であれば、固定端57を中心とした可動端51の振れ方向の変位を、焦点補正部材15の変形によって吸収できるからである。
次に、レンズ温度特性を補正するに際しての計算例を説明する。
図4は、焦点補正部材15を用いてレンズ温度特性を補正する計算例の一例を示した模式図である。
なお、以下の計算例は、説明を簡単にするため、焦点補正部材15を直線として説明する。また、焦点補正部材15が回転方向に振れることによる変位量の誤差は微小であるので無視する。
搭載されるレンズユニット17の温度特性を仮に10μm/20℃とする。つまり、レンズユニット17は、20度の温度変化に対してレンズ27の焦点距離が10μmずれる温度特性をもつ。
焦点補正部材15に使用する樹脂の温度特性値を13×10−5/℃とする。レンズ保持筒23の雄ねじ29とレンズマウント19の雌ねじ31との螺合構造は、一条ねじ、例えばM12(メートルねじで雄ねじ外径が12mm)、ピッチ4mmのねじとする。つまり、レンズリング21を一回転することで、4mm分、レンズ27(レンズユニット全体)が光軸方向に移動することになる。
ここで、レンズ保持筒23の雄ねじ29とレンズマウント19の雌ねじ31とを使用し、レンズ27の温度特性と逆方向に、レンズリング21を回してレンズ27を移動させる。
レンズ保持筒23の雄ねじ29の回転すべき量θは、
θ=10μm/4mmピッチ360deg=0.9deg(角度)となる。
即ち、レンズ保持筒23を0.9deg回転させればよいことになる。
レンズ保持筒23を0.9deg回転させたときの雄ねじ29のピッチ方向の移動量Aは、
A=(4/360deg)θ≒10μmとなる。
レンズリング21を回転させるために焦点補正部材15の熱膨張を利用する。
必要な焦点補正部材15の伸縮量dは、
d={(R2π)/360deg}0.9deg≒0.126mmとなる。
但し、レンズリングアーム49の有効長さRを8mmとする。
必要な焦点補正部材15の有効長さLは、
L=d/{(13×10−5)20}≒48mmとなる。
よって、
レンズ温度補正装置11は、有効長さL=48mmの焦点補正部材15を用いて、ねじ中心からR=8mmのレンズリングアーム49の連結ピン55を、軸線25を中心に回転させると、20℃で、焦点補正部材15がd=0.126mm伸びて、レンズリング21がθ=0.9deg旋回し、
ピッチ4mmの雄ねじ29がピッチ方向に移動量A=10μで移動し、
レンズ温度特性を補正することができる。
次に、支持穴61の位置と各レンズユニットとの対応例を説明する。
図5(A)は、複数の支持穴61の穿設された焦点補正部材15の平面図である。図5(B)は、支持穴61とレンズ温度特性の異なる各レンズユニットとの関係を表した相関図である。
レンズ温度補正装置11は、異なる温度特性のレンズユニットを取り付けることができる。この場合、支持穴61は、取り付けるレンズユニットの温度特性に応じて選択される。このため、図5(B)に示す支持穴61と各レンズユニットとの相関を表すレンズ対比表63を作成しておくことが好ましい。レンズ対比表63は、それぞれ異なる温度特性を有するレンズユニット(A−1、A−2、B、C−1、C−2)に対応する支持穴61の位置(白丸1〜白丸5)を関連づけして作表される。
なお、上記の例は、温度上昇に正比例して伸長するレンズユニット17の場合である。レンズユニットには、温度上昇に反比例して焦点距離が短縮されるものもある。この場合、焦点補正部材15は、後述するように、固定端57を挟んで可動端51が逆回転(図3の時計回り)側の向きとなるように表裏反転して取り付けられる(図9参照)。この場合、レンズ対比表63は、短縮の項目の穴位置(白丸1、白丸2、白丸3)に、相当するレンズユニット(X−1、Y、Z)を対応させて作表する。
このレンズ対比表63を参照することで、取り付けられるレンズユニットに応じた支持穴61を、容易に決定することができる。
次に、レンズ温度補正装置11を搭載したカメラ65の構成例を説明する。
図6は、レンズ温度補正装置11の搭載されたカメラ65のブロック図である。
本実施形態のカメラ65は、上記のレンズ温度補正装置11を備える。カメラ65は、基板41(図2参照)と、撮像素子43と、信号処理部67と、通信部69と、メモリ71とを含む構成である。
基板41は、レンズユニット17を挟んで被写体と反対側となる位置でレンズマウント19に固定される。
本実施形態において、基板41は、基台37の支持板部側に固定される。
撮像素子43は、基板41に実装され、レンズ27の光軸上に受光面が配置される。
信号処理部67は、撮像素子43から出力された撮像信号73を処理して画像信号75を生成する。
通信部69は、信号処理部67で生成された画像信号75をパケットデータ信号77としてネットワーク79へ送る。
メモリ71は、通信部69によってネットワーク79へ送られた画像信号75を記録する。
上記の構成を有するカメラ65では、周囲温度が低温から高温に変化する環境に設置される場合であっても、レンズユニット17に生じた焦点距離のずれが、レンズ温度補正装置11によって解消される方向に焦点調整(焦点補正)がなされる。焦点補正のなされたレンズユニット17は、撮像素子43の受光面に高精度で撮像光を結像する。これにより、カメラ65は、設置環境の温度変化に関わらず、常にボケのない画像の画像信号75をネットワーク79に送ることができる。
次に、レンズ温度補正装置11の組立手順を説明する。
図7(A)は、レンズ温度特性が小さい場合の焦点補正部材15の取付位置を表す斜視図である。図7(B)は、レンズ温度特性が大きい場合の焦点補正部材15の取付位置を表す斜視図である。
レンズ温度補正装置11を組み立てるには、先ず、所定のレンズユニット17のレンズ保持筒23に、レンズリング21を挿入する。この際、リング固定ねじ47は、レンズ保持筒23と干渉しない位置に緩められる。
次いで、レンズ保持筒23の雄ねじ29をレンズマウント19の雌ねじ31に螺合して、レンズユニット17をレンズマウント19に取り付ける。
焦点補正部材15の可動端51を、連結ピン55によってレンズリングアーム49の連結穴53に連結する。レンズ対比表63によって、取り付けたレンズユニット17に対応する支持穴61の位置を求める。求めた焦点補正部材15の支持穴61を、レンズマウント19の支持板部33に起立するマウント支持ピン59に、図7(A)又は図7(B)に示すように、挿入して支持する。
次いで、レンズユニット17を雄ねじ29と雌ねじ31との間で回転させてピントを合わせる。ピントは、例えばテストパターンをレンズユニット17にて撮像し、撮像素子43によって得られた画像信号75に基づきモニタに表示されるテストパターンを視認しながら調整を行う。
ピント調整が完了したなら、リング固定ねじ47を締めて、レンズリング21をレンズ保持筒23に固定する。
これにより、ピント調整がなされ、且つ温度変化に基づく焦点距離変化が補正可能な状態で組立が完了する。
次に、上記した構成の作用を説明する。
図8(A)は、レンズ温度特性が小さい場合における焦点補正部材15の長さの変化を表す平面図である。図8(B)は、レンズ温度特性が大きい場合における焦点補正部材15の長さの変化を表す平面図である。
本実施形態のレンズ温度補正装置11では、レンズユニット17は、レンズ保持筒23がレンズマウント19に対して回転されることで、軸線方向に移動され、焦点距離の調整がなされる。レンズユニット17は、機械的な性質(例えばレンズ保持筒23の伸縮)と光学的な性質(レンズ群の屈折率変化)の少なくとも一方によって、特有の温度特性を有する。
レンズユニット17のレンズ保持筒23には、レンズリング21が固定される。レンズリング21とレンズマウント19との間には、焦点補正部材15が接続される。
焦点補正部材15は、温度変化に応じて延在方向に伸縮する。即ち、焦点補正部材15の長さは、温度上昇と元の長さとの双方に比例した量で伸び縮みする(但し、負膨張の場合は除く)。これにより、レンズリング21が焦点補正方向(図8中の矢印a方向)に回転される。この際、焦点補正部材15の変位量d1を小さく得たい場合には、図8(A)に示すように、マウント支持ピン59と連結ピン55との距離L1を短くする。焦点補正部材15の変位量d2を大きく得たい場合には、図8(B)に示すように、マウント支持ピン59と連結ピン55との距離L2を長くする。
焦点補正部材15は、固定端57からレンズリング21までの距離が異なる距離となるように、複数の異なる位置(止め位置)で固定端57がレンズマウント19に支持、又は可動端51がレンズリング21に連結される。焦点補正部材15は、取り付けられるレンズユニット17の温度特性に応じ、元の長さである固定端57からレンズリング21までの距離が異なるように接続される。つまり、焦点補正部材15は、同じ温度差に対して異なる温度特性を有するレンズユニット17毎に、レンズ保持筒23の回転量を変えることができる。その結果、レンズ温度補正装置11は、レンズユニット17に応じた焦点補正が部材の変更を行わずに一つの焦点補正部材15で実現できる。
また、レンズ温度補正装置11では、製造時や実使用時において、異なるレンズユニット17への交換がなされても、焦点補正部材15の止め位置(支持穴61の位置)を変えることにより、交換したレンズユニット17の温度特性に応じた焦点補正が可能となる。
また、レンズ温度補正装置11では、リング固定ねじ47の固定及び固定解除によって、異なるレンズユニット17への交換時に、レンズリング21を簡単な作業でレンズ保持筒23に対して固定解除及び再固定できる。
更に、レンズ温度補正装置11では、固定端57からレンズリング21までの距離が異なる距離となるように、固定端57がレンズマウント19に異なる位置で支持される。異なる位置での固定端57とレンズマウント19との支持は、レンズマウント19に支持されるマウント支持ピン59に対し、焦点補正部材15の延在方向に穿設された複数の支持穴61のうち所定の支持穴61にマウント支持ピン59を係合することにより簡単に行うことができる。
そして、レンズ温度補正装置11では、レンズ保持筒23の外周に、軸線25を中心とした雄ねじ29が形成される。レンズユニット17は、レンズ保持筒23に形成された雄ねじ29が、レンズマウント19に形成された雌ねじ31に螺合される。従って、レンズユニット17は、レンズ保持筒23に固定されたレンズリング21が回転されることで、レンズマウント19に対して軸線25に沿う方向で移動され、焦点距離の調整が可能となる。このレンズ温度補正装置11では、レンズユニット17がレンズマウント19に直接螺合されるので、レンズ27の光軸13を高精度にレンズマウント19(即ち、撮像素子43)に位置決めできる。
次に、負膨張のレンズ温度特性を有するレンズユニットが取り付けられる場合に、焦点補正部材15が逆向きで取り付けられるレンズ温度補正装置11の例を説明する。
図9(A)は、負膨張においてレンズ温度特性が小さい場合の焦点補正部材15の取付位置を表す斜視図である。図9(B)は、負膨張においてレンズ温度特性が大きい場合の焦点補正部材15の取付位置を表す斜視図である。
レンズ温度補正装置11において、焦点補正部材15は、固定端57を挟んで可動端51が正回転(図9(A)の反時計回り)側又は逆回転(図9(B)の時計回り)側の向きとなるように表裏反転して取り付けることができる。
レンズ温度補正装置11では、焦点補正部材15は、図9(A)及び(B)に示すように、可動端51が逆回転側の向きとなるように表裏反転して取り付けられることで、逆の温度特性を有するレンズユニット81への対応が可能となる。逆の温度特性とは、温度上昇に反比例した量でレンズユニット81の焦点距離が伸び縮みすることを言う。この場合、焦点補正部材15は、例えば温度上昇によって伸長した分、レンズリング21を逆回転させる。これにより、レンズ温度補正装置11は、焦点補正部材15を表裏反転して逆回転方向に付け替えるのみで、負膨張の温度特性を有するレンズユニット17に対しても、簡単に焦点補正が可能となる。
なお、この負膨張の場合においても、焦点補正部材15の変位量を小さく得たい場合には、図9(A)に示すように、マウント支持ピン59と連結ピン55との距離を短くし、焦点補正部材15の変位量を大きく得たい場合には、図9(B)に示すように、マウント支持ピン59と連結ピン55との距離を長くする。
次に、レンズリングがレンズマウント19に螺合されるレンズ温度補正装置の変形例を説明する。
図10は、レンズリング83がレンズマウント19に螺合される変形例のレンズ温度補正装置85の断面図である。
このレンズ温度補正装置85は、レンズユニット17がレンズリング83に相対回転不能且つ軸線25に沿う方向に移動不能となって取り付けられる。レンズリング83の外周に雄ねじ29が形成され、雄ねじ29に螺合する雌ねじ31がレンズマウント19に形成されている。
このレンズ温度補正装置85では、レンズユニット17が、レンズリング83に対し、相対回転不能且つ軸線25に沿う方向に移動不能となって、保持筒嵌合穴45に取り付けられる。一方、レンズユニット17の取り付けられたレンズリング83は、外周に形成された雄ねじ29が、レンズマウント19に形成された雌ねじ31に螺合される。従って、レンズユニット17は、レンズユニット17と一体となったレンズリング83が回転されることで、レンズマウント19に対して軸線25に沿う方向で移動され、焦点距離の調整が可能となる。このレンズ温度補正装置85では、レンズユニット17が取り付けられていない状態で、レンズリング83と焦点補正部材15とをレンズマウント19に組み付ける予組み付け(プリアッセンブリ)が可能となり、組立作業の効率化を図ることが可能となる。
次に、長尺のレンズリングアーム87を有するレンズ温度補正装置89の変形例を説明する。
図11(A)は、レンズリングアーム87が複数の連結穴53を備える構造においてレンズ温度特性が小さい場合の焦点補正部材91の取付位置を表す斜視図である。図11(B)は、レンズリングアーム87が複数の連結穴53を備える構造においてレンズ温度特性が大きい場合の焦点補正部材91の取付位置を表す斜視図である。なお、図11において、レンズマウント19は省略する。
レンズ温度補正装置89は、焦点補正部材91の固定端57がマウント支持ピン59によってレンズマウント19に支持され、レンズリング93には、半径方向外側に延在するレンズリングアーム87が突出され、レンズリングアーム87には、複数の連結穴53が、レンズリングアーム87の延在方向に穿設され、焦点補正部材15の可動端51が連結ピン55によって連結穴53のいずれかに係合する。
このレンズ温度補正装置89では、固定端57からレンズリング93までの距離が異なる距離となるように、可動端51がレンズリング93に異なる位置で連結される。異なる位置での可動端51とレンズリング93との連結は、レンズリングアーム87の延在方向に穿設された複数の連結穴53のうち所定の連結穴53に、焦点補正部材15の可動端51が連結ピン55によって係合されることにより行われる。
この場合、焦点補正部材91は、マウント支持ピン59が係合する一つの支持穴61と、連結ピン55が係合する一つの連結穴53との二つの穴のみを備えればよいことになる。一方、レンズリング93から突出するレンズリングアーム87には、延在方向に複数の連結穴53が穿設されることになる。
焦点補正部材91は、可動端51がレンズリングアーム87の異なる連結穴53に係合されることで、連結ピン55がレンズ保持筒23の軸線25から異なる半径の位置でレンズリング93に接続される。これにより、同じ焦点補正部材91の変位量に対し、連結ピン55の係合する連結穴53の位置を変えることで、異なる回転量でレンズリング93を回転させることが可能となる。
このレンズ温度補正装置89では、焦点補正部材91に二つの穴のみを備えればよいので、安定した線膨張係数を得ることができる。
なお、上記の実施形態では、焦点補正部材が、円弧形状である場合を例に説明したが、この他、焦点補正部材は、レンズリングを同一中心で包囲するようにして設けられる螺旋形状であってもよい。このような螺旋形状の焦点補正部材15とすれば、延在方向の長さを長くすることができ、大きな変位量を得ることができる。
従って、本実施形態のレンズ温度補正装置11によれば、温度変化に基づく膨張収縮による焦点距離変化を一つの焦点補正部材15で複数のレンズユニット17に対応させて補正することができる。
本実施形態のカメラ65によれば、温度変化が生じても、焦点距離の変化が自動で補正され、常にボケのない画像を得ることができる。
最後に、本発明に係るレンズ温度補正装置及びカメラの構成、作用、効果について列挙する。
本発明の一実施形態は、円筒状のレンズ保持筒の軸線に光軸を一致させてレンズを保持するレンズユニットと、前記レンズ保持筒を螺合によって回転自在に支持するレンズマウントと、前記レンズ保持筒の外周に固定されるレンズリングと、前記レンズリングの外周円に沿って延在し、温度変化に応じて延在方向に伸縮し、延在方向の一端側が前記レンズリングに連結され、延在方向の他端側が前記レンズマウントに支持され、前記他端側から前記レンズリングまでの距離が異なる距離となるように複数の異なる位置で前記他端側が前記レンズマウントに支持又は前記一端側が前記レンズリングに連結される焦点補正部材と、を備える、レンズ温度補正装置である。
このレンズ温度補正装置によれば、焦点補正部材は、延在方向の他端側からレンズリングまでの距離が異なる距離となるように、複数の異なる位置(止め位置)で延在方向の他端側がレンズマウントに支持、又は延在方向の一端側がレンズリングに連結される。焦点補正部材は、取り付けられるレンズユニットの温度特性に応じ、元の長さである延在方向の他端側からレンズリングまでの距離が異なるように接続される。つまり、焦点補正部材は、同じ温度差に対して異なる温度特性を有するレンズユニット毎に、レンズ保持筒の回転量を変えることができる。その結果、レンズ温度補正装置は、レンズユニットに応じた焦点補正が部材の変更を行わずに可能となる。
また、本発明の一実施形態は、異なる種類の前記レンズユニットのいずれか一つが、前記レンズマウントに選択的に取り付けられる、レンズ温度補正装置である。
このレンズ温度補正装置によれば、例えば製造時や実使用時において、異なるレンズユニットへの交換がなされても、焦点補正部材の止め位置を変えることにより、交換したレンズユニットの温度特性に応じた焦点補正が可能となる。
また、本発明の一実施形態は、前記レンズリングが、前記レンズ保持筒にリング固定ねじによって固定解除可能に固定される、レンズ温度補正装置である。
このレンズ温度補正装置によれば、リング固定ねじの固定及び固定解除によって、異なるレンズユニットへの交換時に、レンズリングを簡単な作業でレンズ保持筒に対して固定解除及び再固定できる。
また、本発明の一実施形態は、前記焦点補正部材の前記他端側がマウント支持ピンによって前記レンズマウントに支持され、前記焦点補正部材には、前記マウント支持ピンに係合する複数の支持穴が、前記焦点補正部材の延在方向に穿設される、レンズ温度補正装置である。
このレンズ温度補正装置によれば、延在方向の他端側からレンズリングまでの距離が異なる距離となるように、延在方向の他端側がレンズマウントに異なる位置で支持される。異なる位置での延在方向の他端側とレンズマウントとの支持は、レンズマウントに支持されるマウント支持ピンに対し、焦点補正部材の延在方向に穿設された複数の支持穴のうち所定の支持穴にマウント支持ピンが係合されることにより行われる。
また、本発明の一実施形態は、前記焦点補正部材の前記他端側がマウント支持ピンによって前記レンズマウントに支持され、前記レンズリングには、半径方向外側に延在するレンズリングアームが突出され、前記レンズリングアームには、複数の連結穴が、前記レンズリングアームの延在方向に穿設され、前記焦点補正部材の前記一端側が連結ピンによって前記連結穴のいずれかに係合する、レンズ温度補正装置である。
このレンズ温度補正装置によれば、延在方向の他端側からレンズリングまでの距離が異なる距離となるように、延在方向の一端側がレンズリングに異なる位置で連結される。異なる位置での延在方向の一端側とレンズリングとの連結は、レンズリングアームの延在方向に穿設された複数の連結穴のうち所定の連結穴に、焦点補正部材の延在方向の一端側が連結ピンによって係合されることにより行われる。
また、本発明の一実施形態は、前記焦点補正部材は、前記他端側を挟んで前記一端側が正回転側又は逆回転側の向きとなるように表裏反転して取り付け可能である、レンズ温度補正装置である。
このレンズ温度補正装置によれば、焦点補正部材は、延在方向の一端側が逆回転側の向きとなるように表裏反転して取り付けられることで、逆の温度特性を有するレンズユニットへの対応が可能となる。
また、本発明の一実施形態は、前記レンズ保持筒の外周に雄ねじが形成され、前記雄ねじに螺合する雌ねじが前記レンズマウントに形成される、レンズ温度補正装置である。
このレンズ温度補正装置によれば、レンズ保持筒の外周に、軸線を中心とした雄ねじが形成される。レンズユニットは、レンズ保持筒に形成された雄ねじが、レンズマウントに形成された雌ねじに螺合される。従って、レンズユニットは、レンズ保持筒に固定されたレンズリングが回転されることで、レンズマウントに対して軸線に沿う方向で移動され、焦点距離の調整が可能となる。
また、本発明の一実施形態は、前記レンズユニットが前記レンズリングに対して相対回転不能且つ軸線に沿う方向に移動不能となって取り付けられ、前記レンズリングの外周に雄ねじが形成され、前記雄ねじに螺合する雌ねじが前記レンズマウントに形成される、レンズ温度補正装置である。
このレンズ温度補正装置によれば、レンズユニットが、レンズリングに対し、相対回転不能且つ軸線に沿う方向に移動不能に取り付けられる。一方、レンズユニットの取り付けられたレンズリングは、外周に形成された雄ねじが、レンズマウントに形成された雌ねじに螺合される。従って、レンズユニットは、レンズユニットと一体となったレンズリングが回転されることで、レンズマウントに対して軸線に沿う方向で移動され、焦点距離の調整が可能となる。
また、本発明の一実施形態は、レンズ温度補正装置と、前記レンズユニットを挟んで被写体と反対側となる位置で前記レンズマウントに固定される基板と、前記基板に実装され、前記レンズの光軸上に受光面が配置される撮像素子と、前記撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像信号を生成する信号処理部と、前記信号処理部で生成された画像信号をネットワークへ送る通信部と、を備える、カメラである。
このカメラによれば、周囲温度が低温から高温に変化する環境に設置される場合であっても、レンズユニットに生じた焦点距離のずれが、レンズ温度補正装置によって解消される方向に焦点調整(焦点補正)がなされる。これにより、カメラは、設置環境の温度変化に関わらず、常にボケのない画像の画像信号を撮像することができ、ネットワークに送ることができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、一つの焦点補正部材を用いて、温度変化に基づく膨張収縮による焦点距離の変化を、複数のレンズユニットに対応させて補正するレンズ温度補正装置及びカメラとして有用である。
11 レンズ温度補正装置
13 光軸
15 焦点補正部材
17 レンズユニット
19 レンズマウント
21 レンズリング
23 レンズ保持筒
25 軸線
27 レンズ
29 雄ねじ
31 雌ねじ
41 基板
43 撮像素子
47 リング固定ねじ
49 レンズリングアーム
51 可動端
53 連結穴
55 連結ピン
57 固定端
59 マウント支持ピン
61 支持穴
65 カメラ
67 信号処理部
69 通信部
71 メモリ
79 ネットワーク

Claims (9)

  1. 円筒状のレンズ保持筒の軸線に光軸を一致させてレンズを保持するレンズユニットと、
    前記レンズ保持筒を螺合によって回転自在に支持するレンズマウントと、
    前記レンズ保持筒の外周に固定されるレンズリングと、
    前記レンズリングの外周円に沿って延在し、温度変化に応じて延在方向に伸縮し、延在方向の一端側が前記レンズリングに連結され、延在方向の他端側が前記レンズマウントに支持され、前記他端側から前記レンズリングまでの距離が異なる距離となるように複数の異なる位置で前記他端側が前記レンズマウントに支持又は前記一端側が前記レンズリングに連結される焦点補正部材と、を備える、
    レンズ温度補正装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ温度補正装置であって、
    異なる種類の前記レンズユニットのいずれか一つが、前記レンズマウントに選択的に取り付けられる、
    レンズ温度補正装置。
  3. 請求項1又は2に記載のレンズ温度補正装置であって、
    前記レンズリングが、前記レンズ保持筒にリング固定ねじによって固定解除可能に固定される、
    レンズ温度補正装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のレンズ温度補正装置であって、
    前記焦点補正部材の前記他端側がマウント支持ピンによって前記レンズマウントに支持され、
    前記焦点補正部材には、前記マウント支持ピンに係合する複数の支持穴が、前記焦点補正部材の延在方向に穿設される、
    レンズ温度補正装置。
  5. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のレンズ温度補正装置であって、
    前記焦点補正部材の前記他端側がマウント支持ピンによって前記レンズマウントに支持され、
    前記レンズリングには、半径方向外側に延在するレンズリングアームが突出され、
    前記レンズリングアームには、複数の連結穴が、前記レンズリングアームの延在方向に穿設され、
    前記焦点補正部材の前記一端側が連結ピンによって前記連結穴のいずれかに係合する、
    レンズ温度補正装置。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のレンズ温度補正装置であって、
    前記焦点補正部材は、前記他端側を挟んで前記一端側が正回転側又は逆回転側の向きとなるように表裏反転して取り付け可能である、
    レンズ温度補正装置。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のレンズ温度補正装置であって、
    前記レンズ保持筒の外周に雄ねじが形成され、
    前記雄ねじに螺合する雌ねじが前記レンズマウントに形成される、
    レンズ温度補正装置。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか一項に記載のレンズ温度補正装置であって、
    前記レンズユニットが前記レンズリングに対して相対回転不能且つ軸線に沿う方向に移動不能となって取り付けられ、
    前記レンズリングの外周に雄ねじが形成され、
    前記雄ねじに螺合する雌ねじが前記レンズマウントに形成される、
    レンズ温度補正装置。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか一項に記載のレンズ温度補正装置と、
    前記レンズユニットを挟んで被写体と反対側となる位置で前記レンズマウントに固定される基板と、
    前記基板に実装され、前記レンズの光軸上に受光面が配置される撮像素子と、
    前記撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像信号を生成する信号処理部と、
    前記信号処理部で生成された画像信号をネットワークへ送る通信部と、を備える、
    カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109958865A (zh) * 2017-12-22 2019-07-02 群光电子股份有限公司 摄像装置

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