JP2016099218A - 金属体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非磁性金属や磁性金属といった材質に拘わらず、金属体の検出面積が細小であっても、比較的長い検出距離で安定して高感度に金属体を検出することができ、安価に製作することが可能である装置を提供する。【解決手段】金属体22が検出用発振コイル20に接近するのを検出するLC発振回路からなる検出用発振回路14と、対照用発振回路16と、検出用発振回路の発振周波数と対照用発振回路の発振周波数とを混合し検波し平滑化して、発振コイルへの金属体の接近に伴って上昇する検出用発振回路の発振周波数と対照用発振回路の固定された発振周波数との差を示す低周波の周波数を検出する周波数差検出回路部18と、周波数差検出回路部から出力される検出周波数の変化から金属体の接近を判別する判別回路部とを備えて装置を構成した。【選択図】図1

Description

この発明は、金属体を検出する金属体検出装置に関し、特に、発振回路を用いて非磁性金属体や細小な磁性金属体を高感度に比較的長い離間距離でも検出することができる検出装置に関する。
金属体の検出器具としては、高周波発振回路を用い、その発振コイルを介して高周波の電磁波を金属体に照射し、照射された金属体で発生する高周波の渦電流を利用して、その高周波渦電流の損失量を高周波発振回路の発振ゲインの低下として捉え、発振ゲインが一定量だけ低下したときに検出信号を出力する、といった近接スイッチが一般的に使用されている。ところが、このような高周波渦電流損失を利用した近接センサでは、高周波渦電流損失が大きい材質である磁性金属に対しては検出距離が長くなるが、導電性が高く高周波渦電流損失が少ない材質である非磁性金属に対しては検出距離が短くなる。このため、例えば現金自動預け払い機(ATM)においては、アルミニウムや銅あるいはその合金の非磁性金属で出来ている硬貨の検出を行うことができない、といった問題がある。また、磁性金属についてみても、被検出体である金属体における検出面積が細小である場合には、検出距離を長くすることができない、といった問題がある。さらに、高周波渦電流損失を利用した近接センサでは、その特性上、検出感度が非常に高いものを製作することが困難である、といった問題もある。
そこで、現金自動取引装置において、硬貨収納部の底板にアンテナとアース電極とを設け、硬貨がアース電極と接触している場合に硬貨とアンテナとが仮想的なコンデンサを形成する構成とし、アンテナに電圧を印加したときの仮想的なコンデンサの静電容量の違いによって生じる電圧差を検出回路により検出して、硬貨があるか否かを判定することにより硬貨の存在を検出する硬貨検出装置が提案されており、このような検出装置を硬貨の入出金処理装置や硬貨識別装置などとして利用することが提示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、検出コイルにパルス状の励磁電流を周期的に流し、励磁電流の遮断後に検出コイルに誘起される電圧を検出信号として利用する近接センサであって、励磁電流の供給期間が励磁電流の遮断期間以上となるように制御することにより、非磁性金属と磁性金属との材質の違いによる金属体の検出距離の変動を抑制し、また、非磁性金属体の厚さの違いによる検出距離の変動を抑制できるようにした近接スイッチが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2008−262412号公報(第6−9頁、図3) 特開2009−59528号公報(第4−10頁、図1−図3)
しかしながら、従来、種々提案されている金属体検出方式によっては、非磁性金属に対しても磁性金属と同等の検出距離が確保されるだけでなく、磁性金属であっても細小な金属体を比較的長い検出距離で高感度に検出することができる金属体検出装置や近接スイッチを製作することは困難であった。また、従来の検出方式では、金属体を高感度で安定して検出することができる信頼性の高い金属体検出装置や近接スイッチを製作することが非常に難しく、特に、ATMなどにおける硬貨の検出を行う場合において、硬貨を搬送する搬送路の通過幅が広いときに検出感度の低い検出器では、その通過幅に合わせて複数の検出器を並列して設置しなければならない。このため、検出幅に応じた多数の検出器が必要となり、装置コストが高くなる、といった問題がある。
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、非磁性金属や磁性金属といった材質に拘わらず、また、金属体の検出面積が細小であっても、比較的長い検出距離で安定して高感度に金属体を検出することができ、検出すべき金属体が通過する経路の幅が広い場合にも、比較的少ない数の検出部によって金属体の検出が可能であり、このため安価に製作することができる金属体検出装置を提供することを目的とする。
この発明では、上記目的を達成するために、金属体を検出するための検出回路としてLC発振回路を用い、そのLC発振回路の発振コイルを金属体検出用の検出コイルとし、検出用発振コイルに金属体が接近することに伴って発振回路の発振周波数が高くなることを利用して、金属体の検出を行うようにした。
すなわち、請求項1に係る発明は、発振回路を用いて金属体が設定位置に接近することを検出する金属体検出装置において、検出用の発振コイルが前記設定位置に配置され所定の発振周波数の信号波を発生させるLC発振回路からなる検出用発振回路と、この検出用発振回路と同一のまたは異なる発振周波数の信号波を発生させる対照用発振回路と、前記検出用発振回路の発振周波数と前記対照用発振回路の発振周波数とを混合して、検出用発振回路の発振コイルへの金属体の接近に伴って上昇する検出用発振回路の発振周波数と対照用発振回路の固定された発振周波数との差分を検出する周波数差検出手段と、この周波数差検出手段によって検出された周波数差の変化から前記設定位置への金属体の接近を判別する判別手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の検出装置において、対照用発振回路が発生する信号波の発振波形を正弦波としたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の検出装置において、検出用発振回路から結合コンデンサを介して入力される発振周波数と対照用発振回路から別の結合コンデンサを介して入力される発振周波数とを混合する混合回路と、この混合回路から出力される信号波形を検波する検波回路と、この検波回路から出力される信号波形を平滑化して高周波分を除去する平滑回路と、この平滑回路から出力される信号波形を増幅する増幅回路と、この増幅回路から出力される信号波形から、前記検出用発振回路の発振周波数と前記対照用発振回路の発振周波数との周波数差を示す信号波形を作成する波形整形回路とにより、周波数差検出手段を構成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の検出装置において、対照用発振回路の回路方式を検出用発振回路と同一のLC発振回路とし、そのLC発振回路の発振コイルを、金属体が接近することのない非検出発振コイルとしたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の検出装置において、検出用発振回路の検出用発振コイルに金属体が接近しない状態における検出用発振回路の発振周波数を、対照用発振回路の固定された発振周波数と同一またはそれより高い発振周波数に設定したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の検出装置において、判別手段により、周波数差検出手段によって検出された周波数差をF/Vコンバータで電圧に変換し、そのF/Vコンバータから出力される電圧信号の変化から、設定位置への金属体の接近を検出する検出信号を生成して、設定位置への金属体の接近を判別するようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明の金属体検出装置においては、金属体が検出用発振回路の発振コイルに接近するのに伴って検出用発振回路の発振周波数が上昇するが、この高くなった発振周波数と対照用発振回路の固定された発振周波数との差分が周波数差検出手段によって検出され、この周波数差検出手段によって検出された周波数差の変化から設定位置への金属体の接近が判別手段により判別されて、金属体が設定位置に接近することが検出される。この場合において、検出用発振回路の発振周波数と対照用発振回路の発振周波数とを混合することによって発生する周波数差を示す周波数は、発振周波数より低い周波数であり、以下ではこれをビート周波数と言い、その信号波形をビート波形と言う。したがって、金属体が検出用発振回路の発振コイルに接近していないときのビート周波数と、金属体が発振コイルに接近したときのビート周波数とを比較することにより、設定位置への金属体の接近状態を正確に検知することができる。
このように、従来の検出方式とは異なり、検出用発振回路の発振コイルに金属体が接近したときに検出用発振回路の発振周波数が僅かに変化することを利用して金属体の検出を行うようにしている。そして、導電性が高くて高周波渦電流損失が小さい非磁性金属であっても、発振周波数の変化を生じるし、また、従来方式では検出が困難であった微小な金属体であっても、金属体の接近による周波数の微小な変化を生じる。したがって、この金属体検出装置を使用すると、非磁性金属や磁性金属といった材質に拘わらず、また、金属体の検出面積が細小であっても、比較的長い検出距離で安定して高感度に金属体を検出することができる。そして、2個の発振回路だけで検出部を構成することができるので、小形の金属体検出装置を簡易にかつ非常に安価に製作することが可能となる。
請求項2に係る発明の検出装置では、対照用発振回路の発振波形を正弦波とすることにより高調波を少なくすることができる。
ここで、正弦波を発生するLC発振回路である検出用発振回路の発振周波数と対照用発振回路の発振周波数とを混合したときに高調波が多く含まれると、検出装置の品質や信頼性に対し大きな影響が及ぼされるので、そのような影響が出るのを避けるためには、それら高調波を除去する必要がある。高調波の除去のためには、一般的に用いられるアクティブフィルタ回路等の追加が必要となり、回路の複雑化を招くだけでなく形状を大型化することも必要となり、装置の製作コストも非常に高くなる。この検出装置では、高調波を少なくすることができるので、そのような問題点が無くなる。
請求項3に係る発明の検出装置では、検出用発振回路の発振周波数と対照用発振回路の発振周波数とが混合回路で混合され、この混合回路から出力される信号波形が検波回路で検波され、この検波回路から出力される信号波形が平滑回路で平滑化されて高周波分が除去される。
この場合において、検出用発振回路から出力される信号波形および対照用発振回路から出力される信号波形をそれぞれ別々の検波回路で検波した後に混合し平滑化するようにしても良いが、半波波形での混合には、検波ダイオードの影響もあって色々な高調波が含まれる。ところが、金属体の接近を検出する信号として使用される、検出用発振回路の発振周波数と対照用発振回路の発振周波数との周波数差を示すビート波形に複雑な高調波が含まれていると、検出信号としての信頼性や装置の品質が低下することとなる。この検出装置では、周波数混合した後に検波し平滑化しているので、検出周波数に高調波が含まれない。したがって、上記問題点が無くなり、また、検波回路が1回路で良いことになる。
請求項4に係る発明の検出装置では、環境・使用条件による影響を無くし、金属体をより安定して正確に検出することができる。
すなわち、一般的に発振回路の発振周波数は、温度の影響や電源投入後における時間の経過によるドリフトの影響を受け、検出用発振回路の発振コイルへの金属体の接近とは関係なく僅かな変化を生じる。この発振周波数の変化は、発振回路の方式や発振回路に用いられるパーツの各種定数によりそれぞれ異なった特性を持つ。この検出装置では、対照用発振回路の回路方式を検出用発振回路と同一のLC発振回路としているので、検出用発振回路と対照用発振回路との間において、周波数変化特性の傾向が揃えられ相互に補正される。したがって、環境等による影響を受けて金属体の誤検出が発生する、といったことが避けられる。
請求項5に係る発明の検出装置では、判別手段による金属体の接近の判別が簡易になる。
ここで、金属体が検出用発振回路の発振コイルに接近するのに伴って検出用発振回路の発振周波数は高くなるが、検出用発振コイルに金属体が接近しない状態における検出用発振回路の発振周波数が、対照用発振回路の発振周波数より低く設定されていると、検出用発振回路の発振周波数と対照用発振回路の発振周波数との周波数差を示す検出周波数は、金属体が離間位置から検出用発振コイルに接近するのに従って、次第に小さくなって一旦0(ゼロ)となった後、反転して上昇することになる。このため、検出周波数の変化による金属体接近の判別が複雑になる。この検出装置では、検出用発振コイルに金属体が接近しない状態における検出用発振回路の発振周波数が対照用発振回路の発振周波数と同一またはそれより高く設定されているので、検出周波数は、金属体が検出用発振コイルに接近するのに従って上昇する一方であり、このため金属体接近の判別が簡易になる。
請求項6に係る発明の検出装置では、周波数差検出手段によって検出された周波数差がF/Vコンバータで電圧に変換され、その電圧信号を、例えば簡易にコンパレータを用いてスイッチング信号として出力し、あるいは、簡易に金属体の接近距離を示すアナログ信号として出力することにより、検出用発振コイルへの金属体の接近を判別することができる。このため、マイクロコンピュータ等の高価なパーツを使用する必要が無くなり、また、ソフト開発費用も不要となるので、装置の製作コストを安価にすることが可能になる。
この発明の実施形態の1例を示し、金属体検出装置の検出部の回路構成を示すブロック図である。 図1に示した検出部を含む金属体検出装置の全体構成を示すブロック図である。 図1および図2に示した金属体検出装置の構成要素の1つである金属体検出用の発振回路の発振コイル部の構成例を示す縦断面図である。 図3に示した発振コイル部のポットコアの構成例を示す斜視図である。 図1に示した検出部を構成する各回路から出力される信号波形を示す図である。 検出用発振回路の発振コイルに金属体が接近した場合における発振周波数の変化を示す図である。 検出用発振コイルに金属体が接近した場合における、金属体の接近距離と、検出用発振回路の発振周波数と対照用発振回路の発振周波数との周波数差を示す検出周波数との関係を示す図である。 検出用発振コイルに金属体が接近していない状態における検出用発振回路の発振周波数が、それと混合される対照用発振回路の発振周波数と同一に設定された場合の、金属体の接近距離と検出周波数との関係を示す図である。 検出用発振コイルに金属体が接近していない状態における検出用発振回路の発振周波数が、それと混合される対照用発振回路の発振周波数より高く設定された場合の、金属体の接近距離と検出周波数との関係を示す図である。 検出用発振コイルに金属体が接近していない状態における検出用発振回路の発振周波数が、それと混合される対照用発振回路の発振周波数より低く設定された場合の、金属体の接近距離と検出周波数との関係を示す図である。 検出周波数と、100Hz=2.5VのF/Vコンバータの出力電圧との関係を示す図である。 検出用発振コイルに金属体が接近していない状態における検出用発振回路の発振周波数が、それと混合される対照用発振回路の発振周波数と同一に設定された場合の、金属体の接近距離と、100Hz=2.5VのF/Vコンバータにより変換された出力電圧との関係を示す図である。 検出用発振コイルに金属体が接近していない状態における検出用発振回路の発振周波数が、それと混合される対照用発振回路の発振周波数より高く設定された場合の、金属体の接近距離と、100Hz=2.5VのF/Vコンバータにより変換された出力電圧との関係を示す図である。 検出用発振コイルに金属体が接近していない状態における検出用発振回路の発振周波数が、それと混合される対照用発振回路の発振周波数より低く設定された場合の、金属体の接近距離と、100Hz=2.5VのF/Vコンバータにより変換された出力電圧との関係を示す図である。 検出用発振コイルに金属体が接近した時に検出周波数が低下するように設定した場合の、金属体の接近距離と検出周波数との関係を示す図である。 検出用発振コイルに金属体が接近した時に検出周波数が低下するように設定した場合の、金属体の接近距離と、100Hz=2.5VのF/Vコンバータにより変換された出力電圧との関係を示す図である。
以下、この発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
この金属体検出装置は、図2に示すように、検出部10と判別回路部12とから構成され、検出部10は、図1に示すように、2つの発振回路14、16と周波数差検出回路部18とを備えて構成されている。
2つの発振回路のうちの一方は、所定の発振周波数FDの信号波を発生させるLC発振回路で構成された検出用発振回路14である。この検出用発振回路14の発振コイル20は、金属体22を検出するための検出用コイルであり、硬貨等の金属体22の検出を行うために設定された位置に配置される。検出用発振回路14を構成するLC発振回路の発振波形は、高調波分が少ない正弦波であり、LC発振回路としては、一般的に良く知られているコルピッツ発振回路やハートレー発振回路が用いられる。また、検出用発振回路14の発振コイル20は、微小な周波数の変化を捉えて検出信号とするので、装置の周辺外部にある金属体や電磁波の影響を受けないようにするため、図3に示すように、コイルボビン24に巻かれた発振コイル20における金属体22の検出面以外の面が、フェライトで形成されたポットコア26により電磁シールドされて、ケース28に収納されている。図4は、ポットコア26の斜視図である。
2つの発振回路のうちのもう一方は、検出用発振回路14と同一のまたは異なる固定された発振周波数FKの信号波を発生させる対照用発振回路16である。この対照用発振回路16は、その発振周波数FKが検出用発振回路14の発振周波数FDと混合されて、検出用発振回路14の発振周波数FDとの差分を検出するために設けられる。この場合において、正弦波を発生するLC発振回路である検出用発振回路14の発振周波数FDと対照用発振回路16の発振周波数FKとを混合したときに含まれる高調波を少なくするためには、対照用発振回路16が発生する信号波の発振波形を正弦波とすることが好ましい。なお、対照用発振回路16を安価で簡易なインバータ発振回路を用いて構成することもできるが、インバータ発振回路には大きな高調波が含まれ、僅かな周波数変化を検出するためには、高調波に含まれる色々な周波数を排除しなければならない。このためには、複雑な周波数を処理するアクティブフィルタ回路等を必要とするので、回路構成が複雑化し、検出装置の製作コストも高くなる。したがって、対照用発振回路16が発生する信号波の発振波形は、これを正弦波とすることが好ましい。
また、検出用発振回路14を構成するのに如何なるLC発振回路を用いても、電源ドリフトや温度ドリフトの影響を受け、例えば0.02%の周波数変化を安定して検出することができるような発振回路の周波数安定化を図ることは極めて困難である。そこで、対照用発振回路16の回路方式は、これを検出用発振回路14と同一のLC発振回路とすることが好ましい。この場合にあっては、そのLC発振回路の発振コイルは、金属体が接近することのない非検出発振コイルとされる。さらに、検出用発振回路14および対照用発振回路16の各発振周波数も、凡そ同一の周波数に設定することが好ましく、その場合にはそれぞれ発振回路定数もほぼ同一となる。このような構成とすることにより、検出用発振回路14と対照用発振回路との間において、周波数変化特性の傾向が揃えられ相互に補正されることとなる。この結果、温度の影響や電源投入後における時間の経過によるドリフトの影響を受けることが避けられ、検出用発振コイル20への金属体22の接近によって生じる極めて少ない周波数変化を捉え、信頼性の高い安定した高感度の検出信号を出力することができる。このため、極めて小さな金属体の検出や広範囲エリアでの金属体通過の監視を行うことが可能となる。
周波数差検出回路部18は、検出用発振回路14から結合コンデンサ30を介して入力される発振周波数FDと対照用発振回路16から結合コンデンサ32を介して入力される発振周波数FKとを混合する混合回路34、この混合回路34から出力される信号波形を検波する検波回路36、この検波回路36から出力される信号波形を平滑化して高周波分を除去する平滑回路38、この平滑回路38から出力される信号波形を増幅する増幅回路40、および、この増幅回路40から出力される信号波形から、検出用発振回路14の発振周波数FDと対照用発振回路16の発振周波数FKとの周波数差を示す信号波形を作成する波形整形回路42から構成されている。なお、検出用発振回路14から出力される信号波形および対照用発振回路16から出力される信号波形をそれぞれ別々の検波回路で検波した後に混合し平滑化する回路構成とすることもできるが、半波波形での混合には、検波ダイオードの非直線特性やダイオードの順方向残留電圧等の影響もあって、混合後の波形には複雑な高調波が含まれ、検出信号としての信頼性や装置の品質の低下を招く原因となる。したがって、この実施形態のように、検出用発振回路14から結合コンデンサ30を介して入力される発振周波数FDと対照用発振回路16から結合コンデンサ32を介して入力される発振周波数FKとを混合回路34で混合し、その後に検波回路36で検波し、続いて平滑回路38で平滑化する回路構成とすることが好ましい。
判別回路部12は、周波数差検出回路部18において検出用発振回路14の発振周波数FDと対照用発振回路16の発振周波数FKとを混合して検出された周波数差を示す検出周波数(ビート周波数)FMの変化から、検出用発振コイル20への金属体22の接近を判別する。この判別回路部12は、周波数差検検出回路部18によって検出された検出周波数FMを電圧に変換するF/Vコンバータ回路44を備えている。このF/Vコンバータ回路44から出力される電圧信号は、例えば、コンパレータ回路46において予め設定された電圧値と比較され、設定値以上の電圧、したがって設定値以上の検出周波数FMに変化しているときに、パワー増幅回路48を経て、金属体の検出信号としてスイッチングされ、デジタル信号として出力される。あるいは、検出用発振コイル20に対する金属体22の接近位置をアナログ的に感知し、検出装置の外部から自由にスイッチングレベルを制御したいような場合には、図2中に二点差線で示すように、F/Vコンバータ回路44から出力される電圧信号を直接に、金属体の接近距離を示すアナログ信号として出力することもできる。
なお、周波数差検出回路部18から出力される検出周波数FMの変化を、マイクロコンピュータ等を用いてデータ処理することにより、金属体22の接近を判別することも可能である。但し、金属体検出装置を使用して金属体の検出を行う場合には、高い検出応答スピードが要求されるが、マイクロコンピュータによる周波数変化の検出には長時間のステータスタイムを必要とするので、クロック周波数がかなり高いマイクロコンピュータを使用しても、検出応答スピードの速い金属検出装置を製作することは非常に困難であり、また装置の製作コストも非常に高価なものとなる。これに対し、F/Vコンバータは、周波数1サイクルごとに周波数を電圧に変換することができ、応答スピードの速い金属検出装置を製作することができるので、実施形態に示すように、F/Vコンバータ回路44を設けて検出周波数FMを電圧に変換する回路構成とすることが好ましい。
次に、上記したように構成された金属体検出装置における処理動作や検出原理について具体的に説明する。
最初に、検出部10の各処理回路における信号処理について図5を参照しながら説明する。
検出部10の検出用発振回路14の出力側のA1点における信号波形を図5の(A1)に示し、対照用発振回路16の出力側のA2点における信号波形を図5の(A2)に示す。これらの検出用発振回路14の発振周波数FDと対照用発振回路16の発振周波数FKとが、それぞれ結合コンデンサ30、32を介して混合回路34に入力されて混合されると、混合回路34の出力側のB点では、図5の(B)に示すように、ビート波形状で高周波の波高値が変化する信号波形が発生する。この信号波形を検波回路36で検波すると、検波回路36の出力側のC点において、図5の(C)に示すように、波高値が変化する高周波で構成される半波状のビート波形に加工された信号波となる。この加工された信号波形を平滑回路38で平滑化すると、平滑回路38の出力側のD点において、図5の(D)に示すように、正弦波状の脈流波形の信号波が発生する。この脈流電圧信号は、直流バイアス電圧を含んでいるので、結合コンデンサ50を用いて直流分をカットし、増幅回路40で交流分のみを増幅すると、増幅回路40の出力側のE点において、図5の(E)に示すように、GNDからVCCまで変化する直流のパルス状波形が得られる。このパルス状波形には、僅かではあるが発振周波数の高周波分が含まれるので、パルス数を計数して金属体の接近信号とするときに誤動作の要因となることを避けるために、波形整形回路42で波形整形して、波形整形回路42の出力側のF点において、図5の(F)に示すように、立上りおよび立下りの鋭いパルス波形の信号波とし、これを検出周波数として検出部10から出力している。
発振回路14、16に説明を戻して、検出用発振回路14は、例えば発振周波数が数100kHz〜数1000kHzで発振波形が正弦波である信号波を発生させている。このような発振状態において、検出用発振コイル20に金属体22が接近してくると、発振コイル20と金属体22との間の距離、金属体22の材質や大きさなどによって程度は異なるが、金属体22の表面において渦電流が発生する。そして、渦電流によって電磁波が発生し、その電磁波が金属体22から発振コイル20に反射される。このとき、発振コイル20のインダクタンスLは、見掛け上において小さくなり、検出用発振回路14の発振周波数が僅かに上昇する。
ここで、発振コイル20に金属体22が接近していない状態における検出用発振回路14の発振周波数をFDとし、検出用発振回路14のコンデンサの容量をCとした場合において、発振周波数FDは、数1の式で表されるので、発振コイル22のインダクタンスがLからΔLだけ低下したとすると、検出用発振回路14の発振周波数の変化ΔFは、数2の式で表される。したがって、検出用発振回路14の発振周波数は、FDからΔFだけ高くなる。
Figure 2016099218
Figure 2016099218
例えば図6に示すように、発振コイル20に金属体22が接近していない状態における検出用発振回路14の発振周波数が500.00kHzであり、金属体22、例えば非磁性金属である硬貨が発振コイル20の前面10mmまでの距離に接近したときに検出用発振回路14の発振周波数が500.10kHzに上昇したとすると、検出用発振回路14の発振周波数の上昇分ΔFは0.10kHz(=100Hz)である。したがって、検出用発振回路14の発振周波数FD=500kHzに対する発振周波数の上昇分ΔF=100Hzの比率は、(0.1÷500)×100%であるから、その変化率は0.02%に過ぎない。このため、検出用発振回路14の発振周波数の変化を直接に検出信号とすることは技術的にみて不可能である。
この金属体検出装置においては、検出部10において上記したような信号処理を行い、検出用発振回路14の発振周波数FDと対照用発振回路16の発振周波数FKとの周波数差を示す検出周波数FMを得て、これを検出部10から出力するようにしている。したがって、例えば対照用発振回路16の固定された発振周波数FKが、検出用発振コイル20に金属体20が接近しない状態における検出用発振回路14の発振周波数FDと同一周波数の500kHzであるとすると、検出周波数FMは、検出用発振コイル20に金属体20が接近していないときは0Hz近辺の周波数となり、金属体22が発振コイル20の前面10mmまでの距離に接近したときは100Hzとなって、検出周波数FMは0Hzから100Hzへと大きく変化することになるので、検出周波数FMの変化から金属体20の接近を検出することが可能となる。図7に、金属体の接近距離に対する検出周波数の変化の状態を示す。
図7に示したような検出周波数FMの変化は、そのままでは検出信号として制御用に用いることは非常に難しい。そこで、図2に示すように、判別回路部12のF/Vコンバータ回路44により、検出周波数FMの変化をアナログの電圧の変化に変換するようにしている(図12〜図14参照)。そして、F/Vコンバータ回路44から出力される電圧信号をコンパレータ回路46で所定の設定電圧と比較し、設定値以上の電圧の変化があったときに、金属体の検出信号としてスイッチングさせデジタル信号として出力するなどしている。
次に、検出用発振コイル20に金属体22が接近しない状態における検出用発振回路14の発振周波数FDの設定値と、対照用発振回路16の固定された発振周波数FKとの大小関係による検出周波数および出力電圧の変化について説明する。
最初に、金属体22が検出用発振コイル20に接近していない待機状態においては、検出部10から出力される検出周波数(ビート周波数)FMと、検出用発振回路14の発振周波数FDおよび対照用発振回路16の発振周波数FK(一定値)との関係は、FM=FD−FK、FK=FD−FMとなる。次に、金属体22が検出用発振コイル20に接近したときは、検出用発振回路14の発振周波数FDがFDからΔFだけ増加した周波数となり(FD=FD+ΔF)、検出周波数FMと発振周波数FD、FKとの関係は、FM=FD−FK=FD+ΔF−FKとなる。FK=FD−FMであるから、FM=FD+ΔF−FD+FM=FM+ΔFとなる。
上記したように、金属体22が検出用発振コイル20に接近するとFM=FM+ΔFとなることから、検出周波数FMは、金属体22が検出用発振コイル20に接近していない待機状態における検出周波数FMから検出周波数分だけプラス側に増加することが分かる。ところが、実際に発生している検出周波数(ビート周波数)FMにはプラスやマイナスの波形が無く、絶対値の周波数が発生するだけである。したがって、金属体22が検出用発振コイル20に接近する場合において、検出用発振回路14の発振周波数FDと対照用発振回路16の発振周波数FKとが等しい(FD=FK)ときは、検出周波数FMがゼロからの変化となり、検出用発振回路14の発振周波数FDが対照用発振回路16の発振周波数FKより高い(FD>FK)ときは、検出周波数FMはプラス側に変化し、一方、検出用発振回路14の発振周波数FDが対照用発振回路の発振周波数FKより低い(FD<FK)ときは、検出周波数FMはマイナス側に変化することとなる。
すなわち、
1)FD=FKの場合、検出周波数FMは、周波数ゼロの状態から金属体の接近に伴ってΔFだけ増加した周波数となる。この条件における金属体との距離と検出周波数との関係を図8に示す。
2)FD>FKの場合、検出周波数FMは、待機状態のビート周波数FDとFKとの周波数差に相当する周波数から金属体の接近に伴ってΔFだけ加算された周波数に増加する。この条件における金属体との距離と検出周波数との関係を図9に示す。
3)FD<FKの場合、検出周波数FMは、周波数FMの状態から金属体の接近に伴ってΔFだけ減算された周波数に減少した後、FD=FKとなると一旦ゼロとなり、さらに金属体が接近すると、検出周波数FMは増加することとなる。この条件における金属体との距離と検出周波数との関係を図10に示す。
FD<FKの場合には、図10から分かるように、金属体との各距離に対して検出周波数の値が1つだけにはならないため、金属体の検出信号を正常に出力することが難しい。この問題を避けるためには、金属体の接近していない待機状態における検出用発振回路14の発振周波数FDは、対照用発振回路16の発振周波数FKに対してFD≧FKとなるように設定することが望ましい。
一般的に、周波数の入力を電圧出力に変換するF/Vコンバータは、図11に検出周波数と出力電圧との関係を示すように、入力周波数と出力電圧とが比例するように設計されている。図8〜図10に示した金属体との距離と検出周波数との関係を、金属体との距離とF/Vコンバータ回路44の出力電圧との関係に変換したものを図12〜図14にそれぞれ示す。ところで、金属体の接近によって検出周波数を低下させ、それに伴い出力電圧を低下させて使用しなければならない場合も多い。この場合には、金属体22が検出用発振コイル20に密着したときの検出用発振回路14の発振周波数をFDmaxとして、周波数FDmax≪FKに設定するとよいが、金属体の接近による発振周波数は2乗、3乗と急激に変化するので実用的ではない。そこで、使用される検出距離近辺で(凡そ10mmと仮定して)、そのような特性を持たせることは不可能ではない。このような場合の金属体の接近によって検出周波数が低下するときの関係を図15に示し、それを金属体との距離と出力電圧との関係に変換したものを図16に示す。
この発明は、非磁性金属で出来ている硬貨を取り扱うATM等の金銭取扱機や、極めて小さな金属体の検出や広範囲エリアでの金属体通過の監視を行う産業機械などの分野において利用されるものである。
10 検出部
12 判別回路部
14 検出用発振回路
16 対照用発振回路
18 周波数差検出回路部
20 検出用の発振コイル
22 金属体
30、32、50 結合コンデンサ
34 混合回路
36 検波回路
38 平滑回路
40 増幅回路
42 波形整形回路
44 F/Vコンバータ回路
46 コンパレータ回路
48 パワー増幅回路

Claims (6)

  1. 発振回路を用いて金属体が設定位置に接近することを検出する金属体検出装置において、
    検出用の発振コイルが前記設定位置に配置され所定の発振周波数の信号波を発生させるLC発振回路からなる検出用発振回路と、
    この検出用発振回路と同一のまたは異なる発振周波数の信号波を発生させる対照用発振回路と、
    前記検出用発振回路の発振周波数と前記対照用発振回路の発振周波数とを混合して、検出用発振回路の発振コイルへの金属体の接近に伴って上昇する検出用発振回路の発振周波数と対照用発振回路の固定された発振周波数との差分を検出する周波数差検出手段と、
    この周波数差検出手段によって検出された周波数差の変化から前記設定位置への金属体の接近を判別する判別手段と、
    を備えたことを特徴とする金属体検出装置。
  2. 前記対照用発振回路が発生する信号波の発振波形は正弦波である請求項1に記載の金属体検出装置。
  3. 前記周波数差検出手段は、
    前記検出用発振回路から結合コンデンサを介して入力される発振周波数と前記対照用発振回路から別の結合コンデンサを介して入力される発振周波数とを混合する混合回路と、
    この混合回路から出力される信号波形を検波する検波回路と、
    この検波回路から出力される信号波形を平滑化して高周波分を除去する平滑回路と、
    この平滑回路から出力される信号波形を増幅する増幅回路と、
    この増幅回路から出力される信号波形から、前記検出用発振回路の発振周波数と前記対照用発振回路の発振周波数との周波数差を示す信号波形を作成する波形整形回路と、
    から構成された請求項1または請求項2に記載の金属体検出装置。
  4. 前記対照用発振回路の回路方式は、検出用発振回路と同一のLC発振回路であり、そのLC発振回路の発振コイルは、金属体が接近することのない非検出発振コイルである請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の金属体検出装置。
  5. 前記検出用発振回路の検出用発振コイルに金属体が接近しない状態における検出用発振回路の発振周波数は、前記対照用発振回路の固定された発振周波数と同一またはそれより高い発振周波数に設定された請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の金属体検出装置。
  6. 前記判別手段は、
    前記周波数差検出手段によって検出された周波数差をF/Vコンバータで電圧に変換し、そのF/Vコンバータから出力される電圧信号の変化から、前記設定位置への金属体の接近を検出する検出信号を生成するものである請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の金属体検出装置。
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