JP2016098084A - 搬送チューブ、搬送チューブ器具、搬送装置 - Google Patents

搬送チューブ、搬送チューブ器具、搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送チューブに形成されたT字孔内での締結部品の詰まりを抑制することが目的である。【解決手段】搬送チューブ30には、頭部及び胴部を有する微小ネジと対応する断面T字状のT字孔40が搬送チューブ30の一端から他端に貫通して形成されている。また、搬送チューブ30は、搬送チューブ30の一端から他端に亘って延びる分割面62,64によってそれぞれT字孔40の内壁面51〜54を含む複数の部材31〜34に分割されている。【選択図】図5

Description

本願の開示する技術は、搬送チューブ、搬送チューブ器具、搬送装置に関する。
例えばネジのような頭部及び胴部を有する締結部品を自動で搬送するためには、搬送装置が用いられる。この種の搬送装置のなかには、締結部品と対応する断面T字状のT字孔を有する搬送チューブを備え、この搬送チューブで締結部品を搬送先に搬送するものがある。
特表2014−504558号公報 特開2004−203605号公報 特開2013−240868号公報 特開2014−83677号公報
上記搬送装置では、搬送チューブが撓むことで、搬送チューブの先端に接続された供給先の位置を変えることが可能である。しかしながら、供給先の位置によっては、搬送チューブの湾曲部の曲率半径が小さくなり、この湾曲部においてT字孔の断面形状が崩れることがある。T字孔の断面形状が崩れると、T字孔内に締結部品が詰まる虞がある。
本願の開示する技術は、一つの側面として、搬送チューブに形成されたT字孔内での締結部品の詰まりを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術に係る搬送チューブには、頭部及び胴部を有する締結部品と対応する断面T字状のT字孔が搬送チューブの一端から他端に貫通して形成されている。また、搬送チューブは、搬送チューブの一端から他端に亘って延びる分割面によってそれぞれT字孔の内壁面を含む複数の部材に分割されている。
本願の開示する技術によれば、搬送チューブに形成されたT字孔内での締結部品の詰まりを抑制することができる。
搬送装置の斜視図である。 微小ネジの正面図である。 搬送チューブ器具の斜視図である。 搬送チューブ器具の正面図である。 搬送チューブの分割構造を説明する図である。 搬送チューブの分割構造の第一変形例を示す図である。 搬送チューブの分割構造の第二変形例を示す図である。 搬送チューブに補正機構を追加した変形例を示す図である。 補正機構の平面図である。 補正機構の正面図である。 補正機構の変形例を示す図である。
以下、本願の開示する技術の一実施形態を説明する。
図1に示される本実施形態の搬送装置10は、微小ネジ80を後述するネジ締め機70に搬送するためのものである。この搬送装置10によって搬送される微小ネジ80は、「締結部品」の一例であり、図2に示されるように、頭部82及び胴部84を有する。本実施形態の搬送装置10が搬送対象とする微小ネジ80は、一例として、微小ネジ80の軸長Lが頭部82の直径Dと略同一のものである。図1に示されるように、この微小ネジ80を搬送する搬送装置10は、搬送チューブ器具20と、供給部22とを備える。
搬送チューブ器具20は、図3に示されるように、搬送チューブ30と、コイルバネ36とを有する。なお、図1では、図3に示されるコイルバネ36の図示が省略されている。搬送チューブ30の外形は、真円形状とされている。この搬送チューブ30には、微小ネジ80が通過するT字孔40が形成されている。
T字孔40は、微小ネジ80と対応する断面T字状に形成されている。つまり、T字孔40は、微小ネジ80と相似で微小ネジ80の外形よりも若干大きな形状で形成されており、頭部82と対応する横長の上孔42と、胴部84と対応する縦長の下孔44とを有する。このT字孔40は、搬送チューブ30の軸方向の一端から他端に貫通して形成されている。
図4に示されるように、このT字孔40を含む搬送チューブ30は、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、左右対称に形成されている。また、このT字孔40を含む搬送チューブ30は、搬送チューブ30の全長に亘って一定の断面形状で形成されている。この搬送チューブ30には、分割面62,64が形成されている。分割面62は、「第一の分割面」の一例であり、分割面64は、「第二の分割面」の一例である。
図5に示されるように、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、T字孔40の左右方向に延びて上孔42と下孔44との間を通る線は、境界線66である。搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、分割面62は、この境界線66上に形成され、T字孔40の左右方向に延びる。一方、分割面64は、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、搬送チューブ30における左右対称の中心線68上に形成されており、T字孔40の上下方向に延びる。
この分割面62,64は、搬送チューブ30における軸方向の一端から他端に亘って延びる(図3参照)。本実施形態では、一例として、境界線66と中心線68の交点は、搬送チューブ30の中心軸上に位置する。
そして、この分割面62,64により、搬送チューブ30は、複数の部材31〜34に分割されている。つまり、搬送チューブ30は、図5に示されるように、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、T字孔40の上下方向と左右方向にそれぞれ分割されることで四分割されている。
また、上述の如く分割面62が境界線66上に形成されると共に、分割面64が中心線68上に形成されることにより、複数の部材31〜34には、分割面62,64の他に、それぞれT字孔40の内壁面51〜54が含まれている。つまり、部材31には、内壁面51が形成され、部材32には、内壁面52が形成されている。また、部材33には、内壁面53が形成され、部材34には、内壁面54が形成されている。
図3,図4に示されるコイルバネ36は、「保持部材」の一例であり、搬送チューブ30の周囲に沿って螺旋状に延びている。自由状態にあるコイルバネ36の内径は、搬送チューブ30の外径よりも小さく設定されており、コイルバネ36は、内径が拡大する方向に弾性変形された状態で搬送チューブ30の外周面に装着されている。そして、このコイルバネ36により、複数の部材31〜34は、チューブ状に保持されている。このコイルバネ36は、搬送チューブ30の軸方向の一端から他端に亘って設けられている。
なお、搬送チューブ30の外周面にコイルバネ36が装着された状態であっても、複数の部材31〜34が搬送チューブ30の軸方向に互いに相対移動可能なように、コイルバネ36の弾性力は設定されている。
図1に示される供給部22は、搬送チューブ30の一端に接続されている。この供給部22は、搬送チューブ30の一端側からT字孔40に微小ネジ80及び圧縮空気を供給して微小ネジ80を搬送チューブ30の軸方向の一端から他端に搬送させる機能を有する。
ネジ締め機70は、搬送チューブ30の他端に接続されており、ドライバ72を有する。搬送チューブ30の他端に微小ネジ80が搬送されると、この微小ネジ80は、例えば真空吸着や磁気吸着等によりドライバ72に吸着される。上述の搬送チューブ30(搬送チューブ器具20)は、可撓性を有しており、これにより、ネジ締め機70の位置が変更可能となっている。ネジ締め機70の位置が変更されると、搬送チューブ30は、ネジ締め機70の位置の変更に対して撓みながら追従する。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、搬送チューブ30には、この搬送チューブ30一端から他端に亘って延びる分割面62,64が形成されている。そして、この分割面62,64によって、搬送チューブ30がそれぞれT字孔40の内壁面51〜54を含む複数の部材31〜34に分割されている。
従って、ネジ締め機70(供給先)の移動に伴って搬送チューブ30が撓み、この搬送チューブ30に湾曲部が形成された場合でも、この湾曲部の内外周差により複数の部材31〜34が互いに長さ方向にずれる。つまり、複数の部材31〜34のうち湾曲部の内側に位置する部材が湾曲部の外側に位置する部材に対して搬送チューブ30の他端側に相対的にずれる。そして、このようにして複数の部材31〜34にずれが生じることにより、T字孔40の断面形状の崩れが抑制される。これにより、このT字孔40の断面形状が確保されるので、このT字孔40内に微小ネジ80が詰まることを抑制することができる。
また、搬送チューブ30が複数の部材31〜34に分割されているので、搬送チューブ30が一体に形成されている場合に比して、搬送チューブ30の曲げ剛性を低くすることができる。これにより、T字孔40の断面形状の崩れを抑制しつつ、ネジ締め機70を容易に移動させることができると共に、ネジ締め機70の移動範囲を広げることができる。
また、搬送チューブ30は、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、T字孔40の上下方向と左右方向にそれぞれ分割されている。従って、搬送チューブ30を上下方向及び左右方向のいずれの方向にも容易に曲げることができる。これにより、ネジ締め機70をより一層容易に移動させることができる。
また、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、分割面62は、上孔42と下孔44との間を通る境界線66上に形成され、分割面64は、搬送チューブ30における左右対称の中心線68上に形成されている。従って、複数の部材31〜34の各々の形状が簡素化されるので、複数の部材31〜34を容易に且つ精度良く製造することができる。
また、例えば複数の部材31〜34を切削加工で製造する場合には、複数の部材31〜34の加工面が表面に位置するため、加工面の加工が容易であり、バリの発生を抑制することができる。
また、搬送チューブ器具20は、搬送チューブ30の外周面に装着されたコイルバネ36を有するので、搬送チューブ30が複数の部材31〜34に分割されていても、この複数の部材31〜34をチューブ状に保持することができる。しかも、コイルバネ36により複数の部材31〜34が互いに押圧されて密着されるので、T字孔40に供給された空気が分割面62,64によって形成される隙間を通じて外部に漏れることを抑制することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、搬送チューブ30は、四分割されているが、その他にも、例えば、次のように分割されていても良い。すなわち、図6に示される変形例において、搬送チューブ30は、複数の部材31,32に二分割されている。
この図6に示される変形例では、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、搬送チューブ30がT字孔40の上下方向に分割されている。そして、この搬送チューブ30を分割する分割面62は、上孔42と下孔44との間を通る境界線66上に形成されている。この分割面62により搬送チューブ30を二分割して形成された複数の部材31,32には、分割面62の他に、それぞれT字孔40の内壁面51,52が含まれている。
また、図7に示される変形例において、搬送チューブ30は、複数の部材31,33に二分割されている。この図7に示される変形例では、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、搬送チューブ30がT字孔40の左右方向に分割されている。また、この搬送チューブ30を分割する分割面64は、搬送チューブ30における左右対称の中心線68上に形成されている。この分割面64により搬送チューブ30を二分割して形成された複数の部材31,33には、分割面64の他に、それぞれT字孔40の内壁面51,53が含まれている。
この図6,図7に示される変形例のように、搬送チューブ30が二分割されていても、上記実施形態と同様に、複数の部材31,32、又は、複数の部材31,33が互いに長さ方向にずれることにより、T字孔40の断面形状の崩れが抑制される。これにより、このT字孔40の断面形状が確保されるので、このT字孔40内に微小ネジが詰まることを抑制することができる。
また、搬送チューブ30が分割されているので、搬送チューブ30が一体に形成されている場合に比して、搬送チューブ30の曲げ剛性を低くすることができる。これにより、T字孔40の断面形状の崩れを抑制しつつ、ネジ締め機70(図1参照)を容易に移動させることができると共に、ネジ締め機70の移動範囲を広げることができる。
また、図6に示される変形例では、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、搬送チューブ30がT字孔40の上下方向に分割されている。従って、搬送チューブ30を上下方向に容易に曲げることができる。これにより、例えば、ネジ締め機70の移動の際に搬送チューブ30の上下方向の曲げを伴う場合には、このネジ締め機70を容易に移動させることができる。
一方、図7に示される変形例では、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、搬送チューブ30がT字孔40の左右方向に分割されている。従って、搬送チューブ30を左右方向に容易に曲げることができる。これにより、例えば、ネジ締め機70の移動の際に搬送チューブ30の左右方向の曲げを伴う場合には、このネジ締め機70を容易に移動させることができる。
また、図6に示される変形例では、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、分割面62が上孔42と下孔44との間を通る境界線66上に形成されている。従って、複数の部材31,32の各々の形状が簡素化されるので、複数の部材31,32を容易に且つ精度良く製造することができる。同様に、図7に示される変形例では、搬送チューブ30の軸方向に沿って見た断面視において、分割面64が搬送チューブ30における左右対称の中心線68上に形成されている。従って、複数の部材31,33の各々の形状が簡素化されるので、複数の部材31,33を容易に且つ精度良く製造することができる。
なお、搬送チューブ30は、上述の分割面以外に任意の位置に設定した分割面によって複数の部材に分割されていても良い。
また、上孔42の上側左右の角部、及び、下孔44の下側左右の角部は、直角に形成されているが、直角以外の形状、例えば、傾斜面や湾曲面が形成された形状とされていても良い。
ところで、上記実施形態では、上述の如く、ネジ締め機70の移動に伴って搬送チューブ30が撓み、この搬送チューブ30の曲率半径が小さくなると、この曲率半径の減少に伴い複数の部材31〜34が互いに長さ方向にずれる。この場合、搬送チューブ30の一端は、供給部22に接続されているので、搬送チューブ30の他端側に複数の部材31〜34のずれが生じる。そこで、このずれを補正するために、以下の補正機構90が搬送チューブ30の他端側に設けられても良い。
すなわち、図8の変形例に示されるように、補正機構90は、土台部92と、立壁部94と、ストッパ部96と、延長部98と、弾性部材100とを有する。
土台部92は、搬送チューブ30の他端部30Aに沿って設けられている。この土台部92には、搬送チューブ30が載置される。搬送チューブ30の他端部30Aは、T字孔40の上下方向が鉛直方向と一致するように配置される。土台部92は、搬送チューブ30の他端部30Aよりも該他端部30Aの延長方向に延びている。
立壁部94は、土台部92の先端部から鉛直方向上側に延びる。この立壁部94の上端部には、ストッパ部96が固定されている。ストッパ部96は、立壁部94の上端部から搬送チューブ30側に延出されている。このストッパ部96は、複数の部材31〜34のうち上孔42を形成する上側の部材31,33における他端側の端面31A,33Aと離間して対向する。この上側の部材31,33とストッパ部96との間には、スペース104が形成されている。また、ストッパ部96と土台部92との間には、複数の部材31〜34のうち下孔44を形成する下側の部材32,34の厚み(延長部98の厚み)に相当する隙間106が確保されている。
延長部98は、土台部92上をスライドするスライダであり、下側の部材32,34の他端側にそれぞれ設けられている。この延長部98は、下側の部材32,34の延長方向に延びており、上側の部材31,33における他端側の端面31A,33Aに対して突出する。延長部98は、下側の部材32,34と別体でも良く、一体でも良い。この延長部98は、下孔44と連通する溝102を有している。
なお、図9では、図8に示される上側の部材31,33、及び、ストッパ部96の図示が省略されており、図10では、図8に示される立壁部94及びストッパ部96の図示が省略されている。図10に示されるように、延長部98の側方には、側壁部108が設けられている。また、図8に示されるように、延長部98の先端部は、ストッパ部96と土台部92との間の隙間106に挿入されており、この延長部98と立壁部94との間には、弾性部材100が介在されている。
弾性部材100は、一例としてコイルスプリングにより形成されている。この弾性部材100の一端は、延長部98に接続され、弾性部材100の他端は、立壁部94に接続されている。図9,図10に示されるように、弾性部材100は、下側の部材32,34のそれぞれに対して設けられている。各弾性部材100は、上側の部材31,33と下側の部材32,34との間にずれが生じていない状態において自由状態とされる。
図8の状態Aには、上側の部材31,33と下側の部材32,34との間にずれが生じていない状態が示されている。この状態Aでは、上側の部材31,33とストッパ部96との間に確保されたスペース104によって溝102が上方に開放される。
そして、この図8に示される変形例において、搬送チューブ30の他端から排出された微小ネジ80は、延長部98に供給され、延長部98に供給された微小ネジ80の胴部84は、溝102に挿入される。また、延長部98に供給された微小ネジ80の頭部82は、ストッパ部96に衝突して移動が規制され、上側の部材31,33とストッパ部96との間のスペース104に配置される。この上側の部材31,33とストッパ部96との間のスペース104は、延長部98に供給された微小ネジ80の取り出し用とされ、延長部98に供給された微小ネジ80の頭部82は、ドライバ72によって吸着される。
一方、図8の状態Bには、下側の部材32,34の他端が上側の部材31,33の他端に対して突出する方向にずれが生じた状態が示されている。この状態Bのように、下側の部材32,34の他端が上側の部材31,33の他端に対して突出する方向にずれが生じると、下側の部材32,34に設けられた延長部98によって弾性部材100が圧縮される。そして、延長部98は、弾性部材100の弾性変形を伴いながらストッパ部96と土台部92との間の隙間106に挿入される。この状態Bでは、下孔44の他端部44A及び溝102がスペース104によって上方に開放され、状態Aと同様に、延長部98に供給された微小ネジ80の頭部82は、ドライバ72によって吸着される。
また、図8の状態Cには、上側の部材31,33の他端が下側の部材32,34の他端に対して突出する方向にずれが生じた状態が示されている。この状態Cのように、上側の部材31,33の他端が下側の部材32,34の他端に対して突出する方向にずれが生じると、下側の部材32,34に設けられた延長部98によって弾性部材100が伸長される。そして、延長部98は、弾性部材100の弾性変形を伴いながらストッパ部96と土台部92との間の隙間106から引き出される。延長部98の長さは、ずれに対応して十分に確保されており、この状態Cでは、溝102がスペース104によって上方に開放される。そして、状態A,Bと同様に、延長部98に供給された微小ネジ80の頭部82は、ドライバ72によって吸着される。
このように、搬送チューブ30の他端側に補正機構90が設けられていると、上側の部材31,33と下側の部材32,34との間のずれの有無に関わらず、取り出し用のスペース104に微小ネジ80を配置でき、微小ネジ80をドライバ72で吸着できる。
なお、図8〜図10に示される補正機構90は、四分割された搬送チューブ30に対して適用されているが、例えば、図6,図7に示されるように、T字孔40の上下方向又は左右方向に二分割された搬送チューブ30に対して適用されても良い。
また、例えば、T字孔40の上下方向に二分割された搬送チューブ30に対して補正機構90が適用される場合に、補正機構90は、次のように構成されても良い。すなわち、図11に示される変形例において、補正機構90は、図8に示される弾性部材100が省かれると共に、延長部98が下側の部材32に一体に形成された構成とされている。図11の状態Aには、上側の部材31に対して延長部98の突出量が大きくなる方向にずれが生じた状態が示されており、図11の状態Bには、上側の部材31に対して延長部98の突出量が小さくなる方向にずれが生じた状態が示されている。
この図11に示されるような補正機構90が設けられていても、上側の部材31と下側の部材32との間のずれの有無に関わらず、取り出し用のスペース104に微小ネジ80を配置することができ、この微小ネジ80をドライバ72で吸着させることができる。
また、上記実施形態において、複数の部材31〜34は、コイルバネ36によってチューブ状に保持されているが、「保持部材」の一例として、例えば、ラテックス製の収縮チューブや、Oリングなどが用いられても良い。
また、上記実施形態において、搬送装置10の搬送対象物は、「締結部品」の一例として、微小ネジ80とされているが、微小ネジ80以外の頭部82及び胴部84を有する締結部品(例えば、リベット等)でも良い。また、締結部品は、微小でなくても良い。さらに、締結部品は、例えば樹脂など、金属以外の材料で形成されていても良い。また、搬送装置10の搬送先は、ネジ締め機70以外でも良い。
以上、本願の開示する技術の一実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
頭部及び胴部を有する締結部品と対応する断面T字状のT字孔が一端から他端に貫通して形成されると共に、一端から他端に亘って延びる分割面によってそれぞれ前記T字孔の内壁面を含む複数の部材に分割された搬送チューブ。
(付記2)
前記搬送チューブは、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記T字孔の上下方向と左右方向にそれぞれ分割されている、
付記1に記載の搬送チューブ。
(付記3)
前記T字孔は、前記頭部と対応する上孔と、前記胴部と対応する下孔とを有し、
前記搬送チューブは、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記T字孔の左右方向に対称に形成され、
前記分割面は、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記T字孔の左右方向に延びて前記上孔と前記下孔との間を通る境界線上に形成された第一の分割面と、
前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記搬送チューブにおける左右対称の中心線上に形成された第二の分割面とを有する、
付記2に記載の搬送チューブ。
(付記4)
前記搬送チューブは、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記T字孔の上下方向に分割されている、
付記1に記載の搬送チューブ。
(付記5)
前記T字孔は、前記頭部と対応する上孔と、前記胴部と対応する下孔とを有し、
前記分割面は、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記T字孔の左右方向に延びて前記上孔と前記下孔との間を通る境界線上に形成されている、
付記4に記載の搬送チューブ。
(付記6)
前記搬送チューブは、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記T字孔の左右方向に分割されている、
付記1に記載の搬送チューブ。
(付記7)
前記T字孔は、前記頭部と対応する上孔と、前記胴部と対応する下孔とを有し、
前記搬送チューブは、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記T字孔の左右方向に対称に形成され、
前記分割面は、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記搬送チューブにおける左右対称の中心線上に形成されている、
付記6に記載の搬送チューブ。
(付記8)
前記複数の部材は、前記搬送チューブの軸方向に互いに相対移動可能である、
付記1〜付記7のいずれか一項に記載の搬送チューブ。
(付記9)
頭部及び胴部を有する締結部品と対応する断面T字状のT字孔が一端から他端に貫通して形成されると共に、一端から他端に亘って延びる分割面によってそれぞれ前記T字孔の内壁面を含む複数の部材に分割された搬送チューブと、
前記複数の部材をチューブ状に保持する保持部材と、
を備える搬送チューブ器具。
(付記10)
前記保持部材は、前記搬送チューブの周囲に沿って螺旋状に延びるコイルバネである、
付記9に記載の搬送チューブ器具。
(付記11)
頭部及び胴部を有する締結部品と対応する断面T字状のT字孔が一端から他端に貫通して形成されると共に、一端から他端に亘って延びる分割面によってそれぞれ前記T字孔の内壁面を含む複数の部材に分割された搬送チューブと、
前記搬送チューブの一端に接続され、前記搬送チューブの一端側から前記T字孔に前記締結部品及び空気を供給して前記締結部品を前記搬送チューブの一端から他端に搬送させる供給部と、
を備える搬送装置。
(付記12)
前記T字孔は、前記頭部と対応する上孔と、前記胴部と対応する下孔とを有し、
前記搬送チューブの他端側には、前記複数の部材のうち前記上孔を形成する部材における他端側の端面と離間して対向するストッパ部が設けられ、
前記複数の部材のうち前記下孔を形成する部材の他端側には、前記上孔を形成する部材における他端側の端面に対して突出すると共に、前記下孔と連通する溝を有する延長部が設けられている、
付記11に記載の搬送装置。
(付記13)
前記締結部品は、ネジ又はリベットである、
付記11又は付記12に記載の搬送装置。
10 搬送装置
20 搬送チューブ器具
22 供給部
30 搬送チューブ
31〜34 部材
36 コイルバネ
40 T字孔
42 上孔
44 下孔
51〜54 内壁面
62,64 分割面
66 境界線
68 中心線
70 ネジ締め機
72 ドライバ
80 微小ネジ
82 頭部
84 胴部

Claims (7)

  1. 頭部及び胴部を有する締結部品と対応する断面T字状のT字孔が一端から他端に貫通して形成されると共に、一端から他端に亘って延びる分割面によってそれぞれ前記T字孔の内壁面を含む複数の部材に分割された搬送チューブ。
  2. 前記搬送チューブは、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記T字孔の上下方向と左右方向にそれぞれ分割されている、
    請求項1に記載の搬送チューブ。
  3. 前記搬送チューブは、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記T字孔の上下方向に分割されている、
    請求項1に記載の搬送チューブ。
  4. 前記搬送チューブは、前記搬送チューブの軸方向に沿って見た断面視において、前記T字孔の左右方向に分割されている、
    請求項1に記載の搬送チューブ。
  5. 頭部及び胴部を有する締結部品と対応する断面T字状のT字孔が一端から他端に貫通して形成されると共に、一端から他端に亘って延びる分割面によってそれぞれ前記T字孔の内壁面を含む複数の部材に分割された搬送チューブと、
    前記複数の部材をチューブ状に保持する保持部材と、
    を備える搬送チューブ器具。
  6. 頭部及び胴部を有する締結部品と対応する断面T字状のT字孔が一端から他端に貫通して形成されると共に、一端から他端に亘って延びる分割面によってそれぞれ前記T字孔の内壁面を含む複数の部材に分割された搬送チューブと、
    前記搬送チューブの一端に接続され、前記搬送チューブの一端側から前記T字孔に前記締結部品及び空気を供給して前記締結部品を前記搬送チューブの一端から他端に搬送させる供給部と、
    を備える搬送装置。
  7. 前記T字孔は、前記頭部と対応する上孔と、前記胴部と対応する下孔とを有し、
    前記搬送チューブの他端側には、前記複数の部材のうち前記上孔を形成する部材における他端側の端面と離間して対向するストッパ部が設けられ、
    前記複数の部材のうち前記下孔を形成する部材の他端側には、前記上孔を形成する部材における他端側の端面に対して突出すると共に、前記下孔と連通する溝を有する延長部が設けられている、
    請求項6に記載の搬送装置。
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