JP2016097923A - 冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン系及びモータ系の二系統の冷却回路を備えたハイブリッド車両の冷却システムに関し、冷却性能を向上させる。【解決手段】エンジン11を冷却する第一冷媒が循環する第一回路10とモータ21を冷却する第二冷媒が循環する第二回路20とを具備したハイブリッド車両の冷却システムにおいて、第一回路10及び第二回路20の各々に、回転軸が連結された水車8A,8Bを介装する。また、第一回路10及び第二回路20の各々で水車8A,8Bを迂回する流路となる迂回路9A,9Bを設ける。さらに、水車8A,8Bに供給される冷媒の流量を制御するバルブ3,4を設け、バルブ3,4の開度を制御装置5に制御させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両の冷却システムに関する。
従来、エンジン及びモータを搭載したハイブリッド車両の冷却システムにおいて、エンジンを冷却するための冷却回路とモータを冷却するための冷却回路とを個別に形成したものが知られている。前者の冷却回路は、冷媒がエンジンとラジエータとの間を循環するように形成され、後者の冷却回路は、冷媒がモータ,インバータ,コンバータ等の電装品とラジエータとの間を循環するように形成される。
これらの二系統の冷却回路は、冷却対象や冷媒の温度が相違することから、互いに独立して設けられる。一方、片側の冷却回路上のウォーターポンプが故障した場合には、二つの冷却回路を直結し、冷却水の循環を継続させることが提案されている(特許文献1,2参照)。このような制御により、故障していないウォーターポンプで両方の冷却回路上の装置を冷却することができ、例えば車両を整備工場まで緊急退避走行(補助走行)させることが可能となる。
また、二系統の冷却回路を直結することなく、各々の回路内で冷却水を循環させる技術も提案されている。例えば、回転軸が連結された羽根車を双方の回路上に介装し、一方の回路を循環する冷却水の運動エネルギーを用いて、他方の回路内の冷却水を循環させるものである(特許文献3参照)。これにより、一つのウォーターポンプで二系統の冷却回路内の冷却水を循環させることが可能となる。
特許第3876793号公報 特開2014-005815号公報 特開2008-281278号公報
しかしながら、ハイブリッド車両では、走行状態に応じてエンジン及びモータの作動状態が制御されており、二系統の冷却回路のそれぞれで冷却水が常に循環している訳ではない。そのため、一方の回路を循環する冷却水の運動エネルギーを単に他方へと移動させたのではエネルギーロスが大きく、各冷却回路の冷却効率が低下するという課題がある。特に、特許文献3に記載されたような動力伝達構造を適用した場合には、冷却水の粘性や羽根車との間に生じる滑りによって生じるエネルギーロスが常に発生することになり、車両全体の冷却性能が低下しうる。
本件は、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、エンジン系及びモータ系の二系統の冷却回路を備えたハイブリッド車両において冷却性能を向上させた冷却システムを提供することを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用効果であって、従来の技術では得られない作用効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
(1)ここで開示する冷却システムは、エンジンを冷却する第一冷媒が循環する第一回路とモータを冷却する第二冷媒が循環する第二回路とを具備したハイブリッド車両の冷却システムである。この冷却システムは、回転軸が連結され、前記第一回路及び前記第二回路の各々に介装された水車を備える。また、前記第一回路及び前記第二回路の各々で前記水車を迂回する流路となる迂回路を備える。また、前記第一回路及び前記第二回路の各々に介装され、各々の前記水車に供給される冷媒の流量を制御するバルブを備える。さらに、前記バルブの開度を制御する制御装置を備える。
(2)前記制御装置が、前記第一冷媒又は前記第二冷媒を圧送するポンプが故障した場合に、前記第一回路及び前記第二回路の各々で前記水車に供給される流量を増加させることが好ましい。
(3)前記制御装置が、前記第一冷媒を圧送する第一ポンプの故障に際し、前記エンジンの作動状態に応じて前記バルブの開度を制御することが好ましい。
例えば、前記エンジンの作動中は前記水車側の流路を開放し、前記エンジンの非作動時には前記水車側の流路を閉鎖することが考えられる。これにより、前記エンジンの作動中にのみ、前記水車を介した動力伝達が実施される。
(4)前記制御装置が、前記第二冷媒を圧送する第二ポンプの故障に際し、前記モータの作動状態に応じて前記バルブの開度を制御することが好ましい。
例えば、前記モータの作動中は前記水車側の流路を開放し、前記モータの非作動時には前記水車側の流路を閉鎖することが考えられる。このとき、前記モータの出力が大きいほど、前記水車側の流路の開度を大きくしてもよい。これにより、前記モータの発熱量に応じた大きさの動力がアシストされ、前記第二回路内における前記第二冷媒の温度上昇が抑制される。
(5)前記制御装置が、前記第一冷媒又は前記第二冷媒の温度に基づいて前記バルブの開度を制御することが好ましい。
例えば、前記第一冷媒の温度が高いほど、あるいは前記第二冷媒の温度が高いほど、前記水車側の流路を開放することが好ましい。
(6)前記制御装置が、前記第一冷媒及び前記第二冷媒の温度差に応じて前記バルブの開度を制御することが好ましい。
例えば、前記温度差が大きすぎる場合や小さすぎる場合(前記第一冷媒及び前記第二冷媒の各温度について、相対的に一方が熱すぎる場合や相対的に冷えすぎている場合)に、前記水車側の流路を開放することが好ましい。
開示の冷却システムによれば、二系統の冷却回路における冷却効率をともに向上させることができる。
実施形態の冷却システムの構成を例示する模式図である。 本冷却システムの要部を拡大して示す図である。 本冷却システムの制御手順を例示するフローチャートである。 本冷却システムの制御手順を例示するフローチャートである。
図面を参照して、実施形態としてのハイブリッド車両の冷却システムについて説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができるとともに、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
[1.システム構成]
図1に、実施形態としての冷却システムの全体構成を例示する。この冷却システムが適用される車両は、バッテリ17の電力で作動するモータ21(電動機)とエンジン11とを駆動源として走行するハイブリッド車両である。エンジン11,モータ21は、車両の走行状態に応じて使い分けられ、あるいは併用される。モータ21は、車輪を駆動する電動機としての機能と発電機としての機能とを兼ね備えた電動発電機である。また、エンジン11の駆動力は、クラッチで動力伝達経路から断接可能とされ、エンジン11の回転軸にはジェネレータ16(発電機)が連結される。クラッチを開放することで、モータ21による走行や回生発電を実施しつつ、エンジン11及びジェネレータ16での発電を実施可能である。また、モータ21,ジェネレータ16はともに、車両駆動用のバッテリ17に接続される。
この車両には、第一回路10と第二回路20との二系統の冷却回路が設けられる。
第一回路10(ENG系冷却回路)は、少なくともエンジン11を冷却する冷媒(第一冷媒)が循環する冷却回路である。第一回路10には、エンジン11,第一ポンプ12(ENG系ポンプ),第一ラジエータ13,第一温度センサ14が介装される。第一ポンプ12は第一回路10内に冷媒を循環させる電動圧送器(電制ウォーターポンプ)であり、第一ラジエータ13は冷媒の熱を外気に放熱させる熱交換器である。第一温度センサ14は、第一回路10内の冷媒温度(第一冷媒温度T1)を検出するセンサである。ここで検出された第一冷媒温度T1の情報は、エンジン制御装置15に伝達される。
第二回路20(EV系冷却回路)は、少なくともモータ21を冷却する冷媒(第二冷媒)が循環する冷却回路である。第二回路20には、モータ21,第二ポンプ22(EV系ポンプ),第二ラジエータ23,第二温度センサ24が介装される。また、モータ21以外の電装品であるインバータ25,コンバータ28,車載充電器29等も、第二回路20での冷却対象とされる。なお、図中の符号27は、モータ21,インバータ25がモータ制御装置26と一体的に製造されたパワードライブコンポーネント製品であるMCU(モータコントロールユニット)を示す。
第二ポンプ22は第二回路20内に冷媒を循環させる電動圧送器(電制ウォーターポンプ)であり、第二ラジエータ23は冷媒の熱を外気に放熱させる熱交換器である。第二温度センサ24は、第二回路20内の冷媒温度(第二冷媒温度T2)を検出するセンサである。ここで検出された第二冷媒温度T2の情報は、モータ制御装置26に伝達される。
インバータ25は、バッテリ17とモータ21との間で直流交流変換を担当する変換器(DC-ACインバータ)であり、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)モジュールを内蔵する。モータ21の力行時には、モータ21の出力に応じてモータ21側に供給される交流周波数や交流電圧が制御される。また、モータ21の回生時には、発生した電力が直流電力に変換されて、バッテリ17が充電される。
コンバータ28は、バッテリ17の電力を降圧して補機類に供給する変圧器(DC-DCコンバータ)である。ここでは、数百ボルトの直流電力が十数ボルト程度の直流電力に降圧される。また、車載充電器29(OBC,On Board Charger)は、充電ステーションや家庭用コンセント等の外部充電設備を用いてバッテリ17を充電する際に、交流直流変換を担当する変換器である。ここでは、外部電源装置から供給される数百ボルトの交流電力が数百ボルトの直流電力に変換され、バッテリ17が充電される。
第一回路10の内部を循環する冷媒は、第二回路20の内部を循環する冷媒と同一種類の冷媒が使用される。しかし、冷媒の温度は第一回路10内と第二回路20内とで相違する。例えば、エンジン11の作動時における第一回路10内の冷媒温度は、80〜120℃程度の範囲内に制御される。これに対し、モータ21の作動時における第二回路20内の冷媒温度は、20〜65℃程度の範囲内に制御される。具体的な冷媒温度の制御手法としては、公知の手法(例えば、冷媒の流量制御,エンジン11及びモータ21の出力抑制制御,第一ラジエータ13及び第二ラジエータ23の放熱量制御)を適用することができる。
第一回路10,第二回路20の各々には、回転軸が連結された一組の水車8が介装される。水車8は、図2に示すように、第一回路10上に介装された第一水車8Aと第二回路20上に介装された第二水車8Bとを連結した構造を持つ。また、第一水車8Aの回転軸は第二水車8Bの回転軸と共有され、一方の回転力が他方へと伝達されるように形成されている。これにより、例えば第一冷媒の流れのエネルギーが水車8を介して第二回路20側へと伝達され、第二冷媒が圧送される。また、第二冷媒の流れの勢いが第一冷媒よりも強ければ、第二冷媒の流れのエネルギーが第一回路10側へと伝達されて、第一冷媒が圧送される。なお、これらの水車8を直結せず、第一水車8Aと第二水車8Bとの間にクラッチ機構や変速機構等を介装してもよい。
第一回路10,第二回路20の各々には、第一水車8A,第二水車8Bのそれぞれを迂回する迂回路9A,9Bが設けられる。すなわち、第一回路10,第二回路20の各々には、二手に分岐した後に再び合流する形状の流路が形成され、その一方に第一水車8A,第二水車8Bが介装され、他方が迂回路9A,9Bとなる。以下、迂回路9A,9Bと対をなす流路のことを、第一通路1,第二通路2と呼ぶ。第一通路1には第一水車8Aが介装され、第二通路2には第二水車8Bが介装される。
第一通路1と迂回路9Aとの分岐箇所には、第一通路1側への冷媒流量を制御する第一バルブ3(バルブ)が介装される。同様に、第二通路2と迂回路9Bとの分岐箇所には、第二通路2側への冷媒流量を制御する第二バルブ4(バルブ)が介装される。第一バルブ3は、冷媒の行き先を第一通路1と迂回路9Aとの二方向のうち何れか一方に切り替える機能と、第一通路1の冷媒流量を調節する機能とを併せ持つ。同様に、第二バルブ4は、冷媒の行き先を第二通路2と迂回路9Bとの二方向のうち何れか一方に切り替える機能と、第二通路2の冷媒流量を調節する機能とを併せ持つ。
第一バルブ3,第二バルブ4に内蔵される弁体の作動状態は、車両制御装置5で制御される。例えば、水車8が停止した状態とする場合には、図2中に示すように、第一バルブ3の第一通路1側が閉鎖されるとともに、第二バルブ4の第二通路2側が閉鎖される。また、水車8を回転させる場合には、図2中の囲み枠内に示すように、第一バルブ3の第一通路1側が開放される(第一バルブ3の迂回路9A側が閉鎖される)とともに、第二バルブ4の第二通路2側が開放される(第二バルブ4の迂回路9B側が閉鎖される)。
以下、第一バルブ3,第二バルブ4の弁体の状態は、第一通路1,第二通路2の開閉状態に対応させて表現する。すなわち、第一バルブ3はノーマルクローズタイプであり(非通電時に第一通路1の閉状態を維持し)、第一水車8Aが介装されている第一通路1側を開放する動作のことを「第一バルブ3を開放する」と表現する。同様に、第二バルブ4もノーマルクローズタイプであり(非通電時に第二通路2の閉状態を維持し)、第二水車8Bが介装されている第二通路2側を開放する動作のことを「第二バルブ4を開放する」と表現する。
本冷却システムには、第一回路10,第二回路20の冷却に関する制御を実施するための電子制御装置(ECU,Electronic Control Unit)として、車両制御装置5(制御装置),エンジン制御装置15,モータ制御装置26,バッテリ制御装置30が設けられる。これらの電子制御装置は、図1中に破線で示す車載通信網18を介して、互いに通信可能となるように接続される。この車載通信網18には上記の電子制御装置だけでなく、第一バルブ3,第二バルブ4,第一ポンプ12,第二ポンプ22も接続される。これらのバルブ3,4及びポンプ12,22は、車両制御装置5による制御の対象となる。
各々の電子制御装置には、例えばCPU(Central Processing Unit),MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサ(マイクロプロセッサ)やROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory),不揮発メモリ等が実装される。プロセッサは、制御ユニット(制御回路)や演算ユニット(演算回路),キャッシュメモリ(レジスタ群)等を内蔵する演算処理装置である。また、ROM,RAM及び不揮発メモリは、プログラムや作業中のデータが格納されるメモリ装置である。各電子制御装置での制御内容は、例えばアプリケーションプログラムとして、それぞれのROM,RAM,不揮発メモリ,リムーバブルメディア内に記録される。また、プログラムの実行時には、プログラムの内容がRAM内のメモリ空間内に展開され、プロセッサによって実行される。
エンジン制御装置15はエンジン11及び第一ポンプ12の作動状態を専門的に制御し、モータ制御装置26はモータ21,第二ポンプ22,インバータ25等の作動状態を専門的に制御する機能を持つ。第一ポンプ12の故障の有無は、エンジン制御装置15で判定され、第二ポンプ22の故障の有無は、モータ制御装置26で判定される。これらの故障に関する情報は、車両制御装置5に伝達される。
バッテリ制御装置30は、バッテリ17の充放電状態や電池容量SOC(State Of Charge,充電率),劣化率等の状態を専門的に計測,算出,制御する機能を持つ。ここで取得されたバッテリ17の電池容量SOCに関する情報も、車両制御装置5に伝達される。具体的な故障判定手法及び電池容量SOCの取得手法については、公知の手法を採用することができる。例えば、第一ポンプ12,第二ポンプ22の作動電流や回転速度,冷媒の流量,流速等に基づいて故障を判定できる。また、電池容量SOCは、バッテリ17の入出力電力(電流,電圧)や端子間電圧に基づいて算出できる。
前述の通り、エンジン11,モータ21は、車両の走行状態に応じて使い分けられ、あるいは併用される。本実施形態では、車速や走行負荷が比較的低い走行状態であってバッテリ17の電池容量SOCも十分である場合に、モータ21のみが駆動される(EV走行モード)。一方、走行負荷が比較的高い場合や、電池容量SOCが十分でない場合には、エンジン11が駆動されてジェネレータ16の発電電力がバッテリ17に充電される(シリーズ走行モード)。また、車速が高い場合には、エンジン11及びモータ21の駆動力を併用した走行状態となる(パラレル走行モード)。
車両制御装置5は、車両に搭載される全ての装置を総合的に制御,管理するものである。ここでは、パワートレーンに含まれる各種装置の運転状態や車両の走行状態等に応じて、上記の三種類の走行モードの何れかが選択され、各種装置の作動状態が制御される。本実施形態では、各種装置の制御のうち、おもに第一ポンプ12及び第二ポンプ22の故障時における第一バルブ3,第二バルブ4の制御について詳述する。
[2.制御構成]
車両制御装置5には、バルブ制御部6とポンプ制御部7とが設けられる。これらの各要素は、電子回路(ハードウェア)によって実現してもよく、車両制御装置5に内蔵されたROMや補助記憶装置に記録,保存されるソフトウェアとしてプログラミングされたものとしてもよいし、あるいはこれらの機能のうちの一部をハードウェアとして設け、他部をソフトウェアとしたものであってもよい。
バルブ制御部6は、第一ポンプ12,第二ポンプ22の故障状態や第一冷媒温度T1,第二冷媒温度T2等に基づいて、第一バルブ3,第二バルブ4を制御する。
まず、第一ポンプ12(ENG系ポンプ)の故障が検出された場合、バルブ制御部6は、エンジン11の作動状態に応じて第一バルブ3,第二バルブ4を制御する。例えば、エンジン11が作動中であれば、第一バルブ3,第二バルブ4をともに開放し、水車8に供給される冷媒流量を増加させる。これにより、第二冷媒の流れのエネルギー(加勢力)が第一回路10側へと伝達される。一方、エンジン11が作動していなければ、第一バルブ3,第二バルブ4をともに閉鎖し、水車8を停止させる。これにより、第一ポンプ12が故障していたとしても、エンジン11が停止した状態であれば、水車8を介した動力伝達が停止する。
第二ポンプ22(EV系ポンプ)の故障が検出された場合、バルブ制御部6は、モータ21の作動状態に応じて第一バルブ3,第二バルブ4を制御する。例えば、モータ21が作動中であれば、第一バルブ3,第二バルブ4をともに開放し、水車8に供給される冷媒流量を増加させる。これにより、第一冷媒の流れのエネルギー(加勢力)が第二回路20側へと伝達される。一方、モータ21が作動していなければ、第一バルブ3,第二バルブ4をともに閉鎖し、水車8を停止させる。したがって、第二ポンプ22が故障していたとしても、モータ21が停止した状態であれば、加勢力は伝達されない。
第一バルブ3,第二バルブ4の開度は、第一冷媒温度T1,第二冷媒温度T2等に基づいて設定される。例えば、第一ポンプ12が故障すると、第一回路10内における冷媒の流れが弱まり、あるいは停止することから、第一冷媒温度T1が上昇する可能性がある。そこでバルブ制御部6は、第一ポンプ12の故障に際し、第一冷媒温度T1に基づいて第一バルブ3,第二バルブ4の開度を設定する。例えば、第一冷媒温度T1が高温であるほど、水車8に供給される冷媒流量が増加するように、第一通路1,第二通路2側の開度を増大させる。同様に、第二ポンプ22が故障した場合には、第二冷媒温度T2に基づいて第一バルブ3,第二バルブ4の開度を設定する。
また、第一冷媒温度T1,第二冷媒温度T2の温度差ΔT(ΔT=T1−T2)は、第一冷媒温度T1が過昇温した場合や第二冷媒温度T2が過冷却された場合に増加する。一方、第一冷媒温度T1が過冷却された場合や第二冷媒温度T2が過昇温した場合には、温度差ΔTが減少する。つまり、温度差ΔTが大き過ぎるときや小さ過ぎるときには、二系統の冷却回路間で冷却性能がアンバランスになっていると考えられる。そこでバルブ制御部6は、温度差ΔTが所定範囲外にある場合に、温度差ΔTに基づいて第一バルブ3,第二バルブ4の開度を設定する。例えば、温度差ΔTが大きいほど、水車8に供給される冷媒流量が増加するように、第一通路1,第二通路2側の開度を増大させる。これにより、冷却性能が平均化され、車両全体の冷却性能が向上する。
ポンプ制御部7は、第一バルブ3,第二バルブ4が開放されているときに、第一ポンプ12,第二ポンプ22の出力を制御するものである。ここでは、第一冷媒温度T1,第二冷媒温度T2等に基づいてポンプ出力が設定される。
第一ポンプ12が故障している場合、第二ポンプ22のみを用いて二系統の冷媒を循環させることになり、第一回路10の冷却性能が低下する可能性がある。そこでポンプ制御部7は、第一冷媒温度T1に基づいて第二ポンプ22の出力を制御する。また、第二ポンプ22が故障している場合には、第二冷媒温度T2に基づいて第一ポンプ12の出力を制御する。
例えば、第一ポンプ12が故障し、第一冷媒温度T1が第一基準温度以上であるときに、第二ポンプ22の出力を増加させる。同様に、第二ポンプ22が故障し、第二冷媒温度T2が第二基準温度以上であるときに、第一ポンプ12の出力を増加させる。これにより、ポンプ故障が発生した回路内における冷媒温度の上昇が抑制され、車両全体の冷却性能が向上する。
[3.フローチャート]
図3は、第一ポンプ12,第二ポンプ22の故障時における制御内容を説明するためのフローチャートであり、予め設定された周期で繰り返し実行される。また、図4は、第一ポンプ12,第二ポンプ22が故障していない場合に実施される制御内容を説明するためのフローチャートであり、図3のステップA12の後に実行される。
ステップA1では、第一ポンプ12,第二ポンプ22の故障状態に関する情報と、第一冷媒温度T1,第二冷媒温度T2の情報とが入力される。続くステップA2では、第二ポンプ22(EV系ポンプ)の故障が検出されているか否かが判定される。この条件が成立する場合にはステップA3に進み、不成立の場合にはステップA7に進む。
ステップA3では、モータ21が作動中であるか否かが判定され、作動中であればステップA4に進み、非作動であればステップA12に進む。なお、モータ21の作動状態の代わりに、インバータ25の作動状態やバッテリ17の充放電状態,電池容量SOC,車載充電器29の作動状態をステップA3で判定してもよい。
ステップA4では、バルブ制御部6において、第二冷媒温度T2に基づいて第一バルブ3,第二バルブ4の開度が設定されるとともに、第一通路1,第二通路2側が開放される。これにより、水車8が回転し始め、第一回路10から第二回路20への動力伝達が開始される。水車8に供給される冷媒の量は、第二冷媒温度T2が高いほど増加する。
続くステップA5では、第二冷媒温度T2が60℃以上(第二基準温度以上)であるか否かが判定される。この条件が成立した場合にはステップA6に進み、第一ポンプ12の出力を増加させる制御信号がポンプ制御部7から出力される。つまり、第一冷媒が第一水車8Aに与える回転エネルギーが増大し、第二水車8Bが第二冷媒を圧送する力が増大する。これにより、第二冷媒の流量,流速が増加し、第二回路20の冷却性能が上昇する。また、ステップA5の条件が不成立の場合には、この演算周期での制御が終了する。
ステップA7では、第一ポンプ12(ENG系ポンプ)の故障が検出されているか否かが判定される。この条件が成立する場合にはステップA8に進み、不成立の場合にはステップA12に進む。ステップA12では、どちらのポンプ12,22も故障していないため、第一バルブ3,第二バルブ4の閉鎖状態が維持されて、この演算周期での制御が終了する。この場合、水車8は停止した状態となる。
ステップA8では、エンジン11が作動中であるか否かが判定され、作動中であればステップA9に進み、非作動であればステップA12に進む。
ステップA9では、バルブ制御部6において、第一冷媒温度T1に基づいて第一バルブ3,第二バルブ4の開度が設定されるとともに、第一通路1,第二通路2側が開放される。これにより、水車8が回転し始め、第二回路20から第一回路10への動力伝達が開始される。水車8に供給される冷媒の量は、第一冷媒温度T1が高いほど増加する。
続くステップA10では、第一冷媒温度T1が110℃以上(第一基準温度以上)であるか否かが判定される。この条件が成立した場合にはステップA11に進み、第二ポンプ22の出力を増加させる制御信号がポンプ制御部7から出力される。つまり、第二冷媒が第二水車8Bに与える回転エネルギーが増大し、第一水車8Aが第一冷媒を圧送する力が増大する。これにより、第一冷媒の流量,流速が増加し、第一回路10の冷却性能が上昇する。また、ステップA10の条件が不成立の場合には、この演算周期での制御が終了する。
図4のフローでは、第一冷媒温度T1,第二冷媒温度T2の温度差ΔTに基づいて第一バルブ3,第二バルブ4の開度が制御される。ステップB1では、バルブ制御部6において、第一冷媒温度T1,第二冷媒温度T2の温度差ΔTが算出される。続くステップB2では、温度差ΔTが40〜60℃の範囲内にあるか否かが判定され、この条件の成立時にはステップB3に進む。ステップB3では、第一バルブ3,第二バルブ4の閉鎖状態が維持されて、この演算周期での制御が終了する。この場合、水車8は停止した状態となる。
一方、ステップB2の条件が不成立の場合(温度差ΔTが所定範囲外にある場合)にはステップB4に進み、温度差ΔTに基づいて第一バルブ3,第二バルブ4の開度が設定されるとともに、第一通路1,第二通路2側が開放される。これにより、水車8が回転し始め、第二回路20と第一回路10との間で動力が伝達されるとともに、冷却性能が平均化される。水車8に供給される冷媒の量は、第一冷媒温度T1が高いほど、あるいは第二冷媒温度T2が低いほど増加する。
[4.作用,効果]
(1)上記の冷却システムでは、二系統の冷却回路10,20の各々に水車8が設けられ、それらの迂回路9A,9Bが形成されるとともに、水車8側の冷媒流量を制御する第一バルブ3,第二バルブ4が設けられる。このような回路構造により、一方の回路内における冷媒の流れを利用して他方の回路内における冷媒の流れを加勢することができ、第一回路10及び第二回路20における冷媒温度の上昇を抑制することができる。
また、上記の冷却システムでは、状況に応じて水車8の回転状態を制御することができる。例えば、第一バルブ3,第二バルブ4から水車8側に供給される冷媒の流量を減少させて、水車8の回転速度を低下させることができ、冷媒の運動エネルギーが水車8の回転エネルギーに変換されるときに生じるエネルギーロスを減少させることができる。さらに、第一バルブ3,第二バルブ4で第一通路1,第二通路2を閉鎖すれば、そのエネルギーロスをゼロにすることもできる。したがって、各冷却回路の冷却効率が低下することがなく、車両全体の冷却効率を高めることができ、冷却性能を向上させることができる。
(2)上記の冷却システムでは、第一ポンプ12,第二ポンプ22が故障した場合に第一バルブ3,第二バルブ4を制御して、水車8に供給される冷媒流量を増加させている。これにより、一方の回路内における冷媒の流れを利用して他方の回路内における冷媒の流れを生成することができ、二つの冷却回路をともに機能させることができる。これにより、第一回路10及び第二回路20に介装された各種装置の温度上昇を抑制しつつ、車両の緊急退避走行を実施することができる。
(3)上記の冷却システムでは、第一回路10上の第一ポンプ12が故障した場合に、エンジン11の作動状態に応じて第一バルブ3,第二バルブ4の開度が制御される。例えば、エンジン11が作動していなければ、第一バルブ3,第二バルブ4が閉鎖され、エンジン11が作動していれば、第一バルブ3,第二バルブ4が開放される。このような制御により、第一冷媒を循環させなくてもよい運転状態では第二回路20から第一回路10への加勢力を減じることができ、第二回路20の冷却効率を向上させることができる。一方、エンジン11の作動中には第一回路10への加勢力を増加させることができ、二系統の冷却回路をともに冷却させることができる。
(4)同様に、上記の冷却システムでは、第二回路20上の第二ポンプ22が故障した場合に、モータ21やインバータ25,バッテリ17,車載充電器29等の作動状態に応じて第一バルブ3,第二バルブ4の開度が制御される。例えば、モータ21が作動していなければ、第一バルブ3,第二バルブ4が閉鎖され、モータ21が作動していれば、第一バルブ3,第二バルブ4が開放される。このような制御により、第一回路10から第二回路20へと伝達される加勢力を状況に合わせて増減させることができる。
(5)上記の冷却システムでは、第一冷媒温度T1,第二冷媒温度T2に基づいて、第一バルブ3,第二バルブ4の開度が制御される。例えば、第一ポンプ12の故障時には、第一冷媒温度T1(加勢力が与えられる側の冷媒温度)が高温であるほど、水車8に供給される冷媒流量が増加するように、大開度に制御される。同様に、第二ポンプ22の故障時には、第二冷媒温度T2が高温であるほど大開度とされる。このように、冷媒温度に基づく開度制御により、冷却性能に合わせて加勢力を増減させることができ、車両全体の冷却性能を向上させることができる。
(6)上記の冷却システムでは、第一冷媒温度T1と第二冷媒温度T2との温度差ΔTに応じて、第一バルブ3,第二バルブ4の開度が設定される。例えば、温度差ΔTが所定範囲外にある場合(すなわち、冷却性能がアンバランスである場合)に、開度が大きく設定される。これにより、二系統の冷却回路間における冷却性能のバランスを改善することができ、車両全体の冷却性能を向上させることができるとともに、車両の緊急退避走行をより確実に実施することができる。
[5.変形例]
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述の実施形態では、車両制御装置5にバルブ制御部6とポンプ制御部7とが設けられたものを例示したが、これらの制御部6,7の機能をエンジン制御装置15やモータ制御装置26等に分散して設けてもよいし、車載通信網18に接続された別の電子制御装置に制御を担当させてもよい。制御の主体となる電子制御装置の種類に関わらず、上述の実施形態と同様の効果を奏する制御を実現することができる。
また、上述の実施形態では、第一通路1と迂回路9Aとの分岐箇所に第一バルブ3が介装され、第二通路2と迂回路9Bとの分岐箇所に第二バルブ4が介装された回路構造を例示したが、第一バルブ3,第二バルブ4の介装位置はこれに限定されない。例えば、第一通路1上に第一バルブ3を介装し、第二通路2上に第二バルブ4を介装してもよい。あるいは、迂回路9A上に第一バルブ3を介装し、迂回路9B上に第二バルブ4を介装してもよい。第一バルブ3,第二バルブ4は、少なくとも水車8に供給される冷媒の流量を増減させるように機能する位置に配置すればよい。
また、上述の実施形態における第一ポンプ12は電制ウォーターポンプであるが、これに加えて、あるいは代えて、エンジン11の駆動力で作動する機械式ウォーターポンプを使用することも可能である。この場合、第一ポンプ12を作動させたいときにエンジン11が停止していれば、そのエンジン11を始動させればよい。
なお、上述の実施形態における水車8に供給される流量を増加させるには、例えば以下に列挙する手法の何れかを採用すればよい。
・水車8A,8B側の流路の開度を大きくする
・迂回路9A,9B側の流路の開度を小さくする
・故障していないポンプ12,22の出力を増大させる
また、水車8に供給される流量を増加させる制御を実施するための条件としては、例えば以下に列挙する条件の何れかを採用すればよい。すなわち、第一冷媒温度T1,第二冷媒温度T2,温度差ΔTに基づく制御は、第一ポンプ12,第二ポンプ22の故障の有無に依ることなく実施可能である。
・第一ポンプ12の故障が検出された
・第二ポンプ22の故障が検出された
・第一冷媒温度T1が第一温度以上になった
・第二冷媒温度T2が第二温度以上になった
・温度差ΔTが所定範囲外になった
1 第一通路
2 第二通路
3 第一バルブ(バルブ)
4 第二バルブ(バルブ)
5 車両制御装置(制御装置)
6 バルブ制御部
7 ポンプ制御部
8 水車
8A 第一水車
8B 第二水車
9A 迂回路
9B 迂回路
10 第一回路
11 エンジン
12 第一ポンプ
20 第二回路
21 モータ
22 第二ポンプ
T1 第一冷媒温度
T2 第二冷媒温度
ΔT 温度差

Claims (6)

  1. エンジンを冷却する第一冷媒が循環する第一回路とモータを冷却する第二冷媒が循環する第二回路とを具備したハイブリッド車両の冷却システムであって、
    回転軸が連結され、前記第一回路及び前記第二回路の各々に介装された水車と、
    前記第一回路及び前記第二回路の各々で前記水車を迂回する流路となる迂回路と、
    前記第一回路及び前記第二回路の各々に介装され、各々の前記水車に供給される冷媒の流量を制御するバルブと、
    前記バルブの開度を制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする、冷却システム。
  2. 前記制御装置が、前記第一冷媒又は前記第二冷媒を圧送するポンプが故障した場合に、前記第一回路及び前記第二回路の各々で前記水車に供給される流量を増加させる
    ことを特徴とする、請求項1記載の冷却システム。
  3. 前記制御装置が、前記第一冷媒を圧送する第一ポンプの故障に際し、前記エンジンの作動状態に応じて前記バルブの開度を制御する
    ことを特徴とする、請求項2記載の冷却システム。
  4. 前記制御装置が、前記第二冷媒を圧送する第二ポンプの故障に際し、前記モータの作動状態に応じて前記バルブの開度を制御する
    ことを特徴とする、請求項2又は3記載の冷却システム。
  5. 前記制御装置が、前記第一冷媒又は前記第二冷媒の温度に基づいて前記バルブの開度を制御する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の冷却システム。
  6. 前記制御装置が、前記第一冷媒及び前記第二冷媒の温度差に応じて前記バルブの開度を制御する
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の冷却システム。
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