JP2016107818A - ハイブリッド車両の暖機装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レイアウトの変更やコストの増加を招くことなく、低温時において速やかにバッテリを暖機することができ、ひいては燃費を向上させることのできるハイブリッド車両の暖機装置を提供すること。【解決手段】エンジン(2)と電動機(3)とを駆動源とする車両(1)において、バッテリ(11)の温度が所定温度(T1)より低い所定温度閾値(T2)未満である場合には、電動機(3)を回転させつつインバータ(10)を三相短絡状態とし、インバータ(10)及びバッテリ(11)を経由する電源冷却回路の冷媒を循環させることで前記バッテリ(11)の暖機を行い、バッテリ(11)の温度が所定温度閾値以上である場合には、電動機(3)に正側又は負側の駆動力を発生させることでバッテリ(11)の暖機を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド車両の暖機装置に係り、詳しくは走行用のバッテリを暖機する技術に関する。
近年、環境問題等を考慮して、エンジンとモータとを駆動源とするハイブリッド電気自動車の開発が進んでいる。このようなハイブリッド車両には、大容量のバッテリが搭載されているが、バッテリは適切な温度範囲になければ大幅に効率が低下したり、製品の寿命を縮めることになる。また、ハイブリッドシステムの使用範囲が制限され、燃費改善効果が得られない。
そこで、低温時にはバッテリを暖機する必要があり、例えば特許文献1では、エンジン近傍及びバッテリ近傍に冷媒が循環する循環経路を形成し、車両始動直後にエンジンの暖機とともにバッテリの暖機を行っている。
特開2006−151091号公報
しかしながら、エンジンとバッテリは通常離れてレイアウトされており、特許文献1のように、エンジンの熱を利用してバッテリを暖機するよう循環経路を形成するには、バッテリや循環経路のレイアウトが複雑化するという問題がある。また、循環経路が長くなることにより、冷媒の熱容量が増大し、熱エネルギの分散も増大することから、エンジン自体の暖機時間が長期化し、燃費の悪化や空調機能の低下等、効率の悪化を招くという問題が生じる。さらには、部品点数が増加し、コスト増加を招くという問題もある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、レイアウトの変更やコストの増加を招くことなく、低温時において速やかにバッテリを暖機することができ、ひいては燃費を向上させることのできるハイブリッド車両の暖機装置を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
本適用例に係るハイブリッド車両の暖機装置は、車両の駆動源であるエンジンと、前記車両の駆動源であり発電も可能な電動機と、前記電動機を駆動するための電力の供給及び当該電動機により発電された電力の蓄電が可能であり、所定温度未満では電流制限がかかるバッテリと、前記バッテリと前記電動機との間で電力を変換するインバータと、前記バッテリの温度を検出するバッテリ温度検出手段と、前記バッテリ及び前記インバータを経由して冷媒が循環する冷却回路と、前記電動機を回転させつつ前記インバータを三相短絡状態とし、前記冷却回路の冷媒を循環させることで前記バッテリの暖機を行う第1暖機手段と、前記電動機に正側又は負側の駆動力を発生させることで前記バッテリを暖機する第2暖機手段と、前記バッテリ温度検出手段により検出される前記バッテリの温度が前記所定温度よりも低い所定温度閾値未満である場合には前記第1暖機手段による暖機を行い、前記バッテリの温度が前記所定温度閾値以上である場合には前記第2暖機手段による暖機を行う暖機制御部と、を備える。
上記手段を用いる本発明によれば、レイアウトの変更やコストの増加を招くことなく、低温時において速やかにバッテリを暖機することができ、ひいては燃費を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両の暖機装置の概略構成図である。 インバータの概略構成図である。 本実施形態の暖機制御を行った場合のタイムチャートである。 変形例の暖機制御を行った場合のタイムチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態におけるハイブリッド車両の暖機装置の概略構成図であり、同図に基づき説明する。
ハイブリッド車両1はいわゆるパラレル型ハイブリッドのトラックとして構成されており、以下の説明では、単に車両とも称する。
車両1には走行用の動力源としてディーゼルエンジン(以下、エンジンという)2、及び発電機としても作動可能なモータ3(電動機)が搭載されている。エンジン2の出力軸にはクラッチ4が連結され、クラッチ4にはモータ3の回転軸を介して変速機5の入力側が連結されている。変速機5の出力側にはプロペラシャフト6を介して差動装置7が連結され、差動装置7には駆動軸8を介して左右の駆動輪9が連結されている。
モータ3は、具体的には永久磁石が貼り付けられたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備えた同期発電電動機であり、インバータ10を介してバッテリ11と接続されている。
インバータ10は、具体的には図2に示すように、前記モータ3の三相コイルと接続された一相につき一対のスイッチング素子12a〜12f(例えばIGBT:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)を備えた三相ブリッジ回路により直流電流と三相交流電流との変換を行ったり、供給する電力の電圧の変換を行ったりする電力変換器である。つまり、当該インバータ10は、バッテリ11からの直流電力を三相交流電力に変換してモータ3に供給可能であるとともに、モータ3からの三相交流電力を整流してバッテリ11へ供給可能である。
このように構成された車両1は、エンジン2又はモータ3で発生させた駆動力を変速機5で変速された後、駆動輪9に伝達されることで走行する。また、例えば車両1の減速時や降坂路での走行時には、駆動輪9側からの逆駆動によりモータ3が発電機として作動する。そしてモータ3が発生した負側の駆動力は制動力として駆動輪9側に伝達されると共に、モータ3が発電した交流電力がインバータ10で直流電力に変換されてバッテリ11に充電される。
また車両1は、エンジン2を冷却するためのエンジン冷却回路20、モータ3を冷却するためのモータ冷却回路30、インバータ10及びバッテリ11を冷却するための電源冷却回路40(冷却回路)を備えている。
エンジン冷却回路20は、冷媒としてエンジン冷却水を使用する。そして、エンジン冷却回路20には、エンジン2と、エンジン冷却水を循環させるエンジン冷却ポンプ21、外気との熱交換によりエンジン冷却水を冷却するエンジンラジエータ22、エンジン冷却水を貯えるエンジン冷却水タンク23等が設けられている。
モータ冷却回路30は、冷媒としてモータ冷却水を使用する。そして、モータ冷却回路30には、モータ3と、モータ冷却水を循環させるモータ冷却ポンプ31、外気との熱交換によりモータ冷却水を冷却するモータラジエータ32、モータ冷却水を貯えるモータ冷却水タンク33等が設けられている。
エンジンラジエータ22及びモータラジエータ32はそれぞれエンジンルームの前方に配置されており、エンジン2により駆動される冷却ファン2aの回転により当該エンジンラジエータ22及びモータラジエータ32に走行風が引き込まれ、外気と各冷却水との熱交換が促進される。
電源冷却回路40は、冷媒として電源冷却水を使用する。そして、電源冷却回路40には、インバータ10、バッテリ11、電源冷却ポンプ41、電源ラジエータ42、電源冷却水タンク43、及びチラー44が設けられている。
詳しくは、電源冷却ポンプ41は、電源冷却回路40上のバッテリ11とインバータ10との間に設けられており、回転することで電源冷却水を循環させるものである。当該電源冷却ポンプ41はインバータ10及びバッテリ11の冷却時においては、バッテリ11から電源ラジエータ42、電源冷却水タンク43、及びチラー44を経由してインバータ10へと向かう方向に電源冷却水を循環させる。以下、このインバータ10及びバッテリ11の冷却時における電源冷却水の流れ方向に基づき、電源冷却回路40における上流側、及び下流側を規定する。
電源ラジエータ42は、電源冷却回路40上においてインバータ10の下流側に設けられ、外気との熱交換により電源冷却水を冷却する熱交換器である。電源ラジエータ42の近傍には電動ファン45が配設されており、当該電動ファン45の駆動により外気が電源ラジエータ42を通過する。
電源冷却水タンク43は、電源冷却回路40上において電源ラジエータ42の下流側に設けられ、電源冷却水を貯えるものである。
チラー44は、電源冷却回路40上において電源冷却水タンク43の下流側に設けられ、電源冷却水と他の冷媒との熱交換を行う熱交換器である。当該他の冷媒は、電源冷却水より低温となる冷媒であり、例えば車両1の車室空調用の空調回路46を循環する空調冷媒である。そして、電源冷却回路40上において当該チラー44の下流側にバッテリ11が設けられている。
このように構成された電源冷却回路40は、インバータ10及びバッテリ11の冷却時には、電源冷却ポンプ41が駆動することでバッテリ11及びインバータ10の熱を吸収した電源冷却水が電源ラジエータ42に送られる。電源ラジエータ42では、電源冷却水と電動ファン45により送風された外気との熱交換が行われることで、電源冷却水が冷却される。
また、電源ラジエータ42を通過した電源冷却水は、チラー44において当該電源冷却水より低温な他の冷媒と熱交換が行われることで、さらに冷却される。そして、十分冷却された電源冷却水が再びバッテリ11及びインバータ10に送られる。
さらに、車両1には、寒冷地での走行や車両1の始動直後等でバッテリ11が低温状態にある場合に、バッテリ11の暖機を行う暖機制御部50を備えている。当該暖機制御部50は、車両1に搭載されている一つ又は複数のECU(電子コントロールユニット)からなり、モータ3、並びにインバータ10及び電源冷却回路40の電源冷却ポンプ41等の制御が可能である。
暖機制御部50には、バッテリ11のセル温度(以下、バッテリ温度という)を検知するバッテリ温度センサ51等の各種センサが接続されている。
以下、暖機制御部50が実行するバッテリ11の暖機制御について詳しく説明する。図3には本実施形態の暖機制御を実行したときのタイムチャートが示されており、以下これらの図も参照しつつ、バッテリ11の暖機制御について説明する。
暖機制御部50は、第1暖機手段と第2暖機手段の2つの暖機手段を切り替えてバッテリ11の暖機を行う。
第1暖機手段は、クラッチ4を接続しエンジン2の回転によりモータ3を回転させつつ、インバータ10を三相短絡状態とすることで行う暖機である。具体的には暖機制御部50は、図2に示すインバータ10の各相一対のスイッチング素子のうち一方のスイッチング素子12d〜12fからなる素子群を全てオンとし、他方のスイッチング素子12a〜12cからなる素子群を全てオフとすることでインバータ10を三相短絡状態とする。このように三相短絡状態となったインバータ10は、オン状態のスイッチング素子12d〜12fにモータ3の回転により発電された大電流が流れるため、当該スイッチング素子12d〜12fが発熱する。
そして、暖機制御部50は電源冷却ポンプ41を駆動することで、電源冷却回路40の電源冷却水を循環させる。一方で暖機制御部50は、電動ファン45を停止させ、電源ラジエータ42での熱交換を抑える。また、暖機制御部50はチラー44での熱交換も抑えるように、空調装置を止めたり、空調冷媒をバイパスさせたりしてもよい。これにより、電源冷却水は発熱したインバータ10を通ることで加熱され、電源ラジエータ42及びチラー44での熱交換は少なく高温状態のままバッテリ11に送られて、バッテリ11の温度を上昇させることとなる。
このように第1暖機手段は、インバータ10を三相短絡させてインバータ10を加熱して、その熱を電源冷却回路40を介してバッテリ11に伝達させることで、バッテリ11を暖機する。
第2暖機手段は、モータ3に正側又は負側の駆動力を積極的に発生させて、バッテリ11を充電又は放電させることでバッテリ11自体から熱を生じさせて暖機を行う。例えばバッテリ11のSOCが十分である場合にはモータ3に正側の駆動力を発生させてバッテリ11を放電させ、SOCが少ない場合にはモータ3の負側の駆動力を発生させてバッテリ11を充電させる。
具体的には、モータ3の正側の駆動力を発生させる場合には、その正側の駆動力で車両1を駆動させたり、クラッチ4を接続してエンジンブレーキのようなエンジン2の負側の駆動力を発生させ、その負側の駆動力を補うようにモータ3の正側の駆動力を発生させたりする。
一方、モータ3の負側の駆動力を発生させる場合には、車両1の減速時であればモータ3を回生運転させたり、減速時以外でも、モータ3に負側の駆動力を発生させて回生運転させ、その負側の駆動力を補うためエンジン2の駆動力を上乗せさせたりする。
そして、暖機制御部50は、バッテリ温度センサ51により検出されるバッテリ11の温度が所定温度T1以下であるときに、上記第1暖機手段又は第2暖機手段を用いた暖機を行う。
バッテリ11は使用に適した温度範囲があり、その温度範囲外ではバッテリ温度に応じて出力可能な電流が制限される。例えば図3に示すようにバッテリ11が所定温度T1以下では温度が低くなるにつれて電流制限を大きくすべく電流制限値の値が1から0に近くなるよう設定されている。電流制限値が0となると、バッテリ11の使用が実質的に禁止される。
暖機制御部50は、上記バッテリ温度センサ51により検出されるバッテリ温度が、所定温度T1より低く電流制限値が0となる温度より高い所定温度閾値T2より小である場合には第1暖機手段を、当該所定温度閾値T2以上である場合には第2暖機手段を行う。当該所定温度閾値T2はモータ3を使用してバッテリ11を加熱できる最低限の電流制限に対応する温度に設定されている。
従って、図3に示すように、例えば車両1を始動させた際にバッテリ温度が電流制限値が0となる温度より低かった場合には、暖機制御部50はまず第1温度手段での暖機を行う。当該第1温度手段では、インバータ10を三相短絡させてバッテリ11を暖機するので、インバータ10からバッテリ11との間では電流は流れず、バッテリ11の電流制限とは関係なくバッテリ11を暖機することができる。なお、インバータ10が三相短絡状態にあるときには、モータ3は負のトルク(ドラックトルク)を発生させていることから、エンジン2の負荷は上がるが、その分エンジン2の暖機も促される。ただし、モータ3のドラックトルクがかかっていると変速を行えない場合があるため、変速時には一時的に三相短絡を解除するのが好ましい。
バッテリ11が暖機され所定温度閾値T2を超えると、暖機制御部50は第1暖機手段から第2暖機手段へと暖機方式を切り替える。第2暖機手段は、モータ3を積極的に使用することで、バッテリ11を流れる電流が増大してバッテリ11自体に熱を発生させることから、電源冷却回路40を介しての第1暖機手段よりも効率よく暖機を行うことができる。
そして、バッテリ温度が電流制限温度T1以上となると暖機制御部50は第2暖機手段による暖機を終了する。
以上のように、暖機制御部50は、車両1始動直後や寒冷地走行時に、バッテリ温度が、バッテリ11を実質的に使用できない電流制限値0付近ではインバータ10を三相短絡とする第1暖機手段を選択し、バッテリ11の使用が可能となってからはモータ3を積極的に使用する第2暖機手段に切り替える。このようにバッテリ温度に応じて2つの暖機手段を使い分けることで、効率的に且つ早期にバッテリ11を暖機することができる。
第1暖機手段及び第2暖機手段は、インバータ10及びバッテリ11の冷却回路40とモータ3を利用していることから、装置の追加やレイアウトの変更等はなくコストの増加を招くことはない。
これらのことから本実施形態に係るハイブリッド車両の暖機装置は、レイアウトの変更やコストの増加を招くことなく、低温時において速やかにバッテリ11を暖機することができ、ひいてはハイブリッドシステムの使用機会を増加させることにより燃費を向上させることができる。
以上で本発明に係るハイブリッド車両の暖機装置の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態ではバッテリ温度センサ51により検出したバッテリ温度が所定温度T1以上となることで第2暖機手段による暖機を終了しているが、第2暖機制御の終了タイミングはこれに限られるものではない。
例えば、図4には本実施形態の変形例におけるタイムチャートが示されている。変形例では、図示しないが電源冷却回路40を循環する電源冷却水の温度を検出する温度センサを設け、暖機制御部50はこの電源冷却水の温度が上記所定温度T1以上となったときに第2暖機手段による暖機を終了させる。
電源冷却水は、バッテリ11よりも先行して温まり、バッテリ温度は電源冷却水の温度に追従するように温まる。このことから、電源冷却水の温度に基づき第2暖機手段による暖機を終了させることで、バッテリ11の温度に基づいて第2暖機手段による暖機を終了させるよりは早く暖機を終了することとなる。これにより、バッテリ11の温度が所定温度以上となるのを見越していち早く暖機を終了させることで、より早くハイブリッドシステムの使用機会を生じさせ、燃費の更なる向上を図ることができる。
また、上記実施形態におけるエンジン冷却回路20、モータ冷却回路30、電源冷却回路40に設けられる装置は上述したものに限られるものではなく、各装置の配置等もこれに限られるものではない。
例えば、電源冷却回路において、電源ラジエータ42、電源冷却水タンク43、及びチラー44を迂回するように、インバータ10下流側の電源冷却回路とバッテリ11上流側の電源冷却回路とを接続するバイパス通路を設けてもよい。
そして、暖機制御部は、バッテリを暖機する際には、切換弁等により電源冷却水がバイパス通路を通るように切り換えた上で、インバータを三相短絡状態とする。これにより、電源冷却水は発熱したインバータにて加熱された後、電源ラジエータやチラーを経由することなく、バイパス通路を通ってバッテリに送られることとなる。従って、電源冷却水は電源ラジエータやチラーにより無駄に熱が放出されることなく、より高温のままでバッテリに送られることから、より早期にバッテリを暖機することができる。
1 車両
2 エンジン
3 モータ(電動機)
10 インバータ
11 バッテリ
40 電源冷却回路
41 電源冷却ポンプ
50 暖機制御部
51 バッテリ温度センサ(バッテリ温度検出手段)

Claims (1)

  1. 車両の駆動源であるエンジンと、
    前記車両の駆動源であり発電も可能な電動機と、
    前記電動機を駆動するための電力の供給及び当該電動機により発電された電力の蓄電が可能であり、所定温度未満では電流制限がかかるバッテリと、
    前記バッテリと前記電動機との間で電力を変換するインバータと、
    前記バッテリの温度を検出するバッテリ温度検出手段と、
    前記バッテリ及び前記インバータを経由して冷媒が循環する冷却回路と、
    前記電動機を回転させつつ前記インバータを三相短絡状態とし、前記冷却回路の冷媒を循環させることで前記バッテリの暖機を行う第1暖機手段と、
    前記電動機に正側又は負側の駆動力を発生させることで前記バッテリを暖機する第2暖機手段と、
    前記バッテリ温度検出手段により検出される前記バッテリの温度が前記所定温度よりも低い所定温度閾値未満である場合には前記第1暖機手段による暖機を行い、前記バッテリの温度が前記所定温度閾値以上である場合には前記第2暖機手段による暖機を行う暖機制御部と、
    を備えるハイブリッド車両の暖機装置。
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