JP2016097439A - 加工装置およびオフセットフィンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】打ち抜き加工の切り口近傍の変形を抑制して所望の形状のオフセットフィンを形成する。
【解決手段】固定部材30の保持台34にオフセットフィンの複数の貫通部に嵌合するように複数のリブ38を形成する。そして、複数のリブ38に複数の貫通部が嵌まり込むようにオフセットフィンを固定部材30に載置し、可動部材を固定部材に整合させて加圧して打ち抜き加工する。保持台34に形成された複数のリブ38が複数の貫通部に嵌合してその形状を保持するから、打ち抜き加工により形成されたオフセットフィンの切り口やその近傍が潰れるのを抑制することができる。これにより、打ち抜き加工の切り口近傍の変形を抑制して所望の形状のオフセットフィンを形成することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、加工装置およびオフセットフィンの製造方法に関し、詳しくは、オフセットフィンに孔開け加工する加工装置および貫通孔を有するオフセットフィンの製造方法に関する。
従来のこの種のオフセットフィンとしては、金属プレートを矩形波状に曲折し、これらの波の稜線に沿って一定間隔で、各波の立ち上がり面と立下り面とに、波の進行方向へ並行に切り起こすと共に、各波の立ち上がり面の切り起こし位置と、立下り面の切り起こし位置と、を稜線の長手方向に異ならせるように形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このオフセットフィンを成形するには、金属条材を順送りプレスまたはロールにより矩形波状に連続的に曲折成形すると同時に、各波の稜線に沿って一定間隔で立ち上がり面にそれと並行に所定の切り起こし長さをもつ立ち上がり部をオフセット面に形成するとともに、立ち上がり面に別の所定長さをもつ立ち下り部オフセット面をそれと並行に形成するようにしている。
国際公開2014054767A1
こうしたオフセットフィンは熱交換器に用いられることが多いが、熱交換効率を向上させるために、オフセットフィンを熱交換器の形状に合わせた形状にしたり、オフセットフィンに貫通孔を形成したりする場合が生じる。この場合、オフセットフィンにプレス機を用いた打ち抜き加工を施すと、切り口近傍の波状の凹凸が押し潰されてしまう。また、波状の凹凸を計算して予め平板に打ち抜き加工を施し、その後に波状の凹凸を形成するために切り起こし加工や折り曲げ加工を施してオフセットフィンを形成することも考えられるが、オフセットフィンの外観形状や貫通孔の形状を切り起こし加工や折り曲げ加工を施して所望のものとするのは、非常に困難なものとなる。
本発明の加工装置は、打ち抜き加工の切り口近傍の変形を抑制して所望の形状のオフセットフィンを形成することを主目的とする。本発明のオフセットフィンの製造方法は、打ち抜き加工の切り口近傍の変形が小さいオフセットフィンを製造することを主目的とする。
本発明の加工装置およびオフセットフィンの製造方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の加工装置は、
固定部材と該固定部材に整合する可動部材とを有し、板厚に対して少なくとも5倍以上の振幅を有する位相の異なる2以上の波状凹凸が交互に複数配置されたオフセットフィンを前記固定部材に取り付け、前記可動部材を前記固定部材に前記オフセットフィン側から整合させて加圧することにより前記オフセットフィンに打ち抜き部を打ち抜き加工する加工装置であって、
前記固定部材は、前記打ち抜き部に整合する部位に陥没する段差部が形成されていると共に、前記段差部を除いて前記2以上の波状凹凸の各凸部の内側の少なくとも一部に嵌まり込む複数のリブを有し、
前記可動部材は、前記段差部とにより前記打ち抜き部に相当する部分を前記オフセットフィンから切り離すための切取用刃を有する、
ことを特徴とする。
この本発明の加工装置では、固定部材は、打ち抜き部に整合する部位に陥没する段差部が形成されていると共に、この段差部を除いてオフセットフィンの2以上の波状凹凸の各凸部の内側の少なくとも一部に嵌まり込む複数のリブを有する。そして、可動部材は、固定部材の段差部とにより打ち抜き部に相当する部分をオフセットフィンから切り離すための切取用刃を有する。したがって、固定部材に、複数のリブが2以上の波状凹凸の各凸部の内側に整合するように打ち抜き部が形成されていないオフセットフィンを配置し、この状態で可動部材をオフセットフィン側から固定部材に整合させて加圧することにより、オフセットフィンに打ち抜き部を形成することができる。この形成の際に、複数のリブが2以上の波状凹凸の各凸部の内側に整合するように当接するから、打ち抜き部の切り口近傍が押し潰されて変形するのを抑制することができる。この効果は、薄板(例えば0.3mmや0.2mm)を用いて形成されたオフセットフィンに打ち抜き加工を施す場合や、板厚に対して振幅の大きな波状凹凸を有するオフセットフィンに打ち抜き加工を施す場合には、顕著なものとなる。しかも、位相の異なる2以上の波状凹凸が交互に複数配置されたオフセットフィンに打ち抜き加工を施すから、打ち抜き部の形状を所望の形状とすることができる。ここで、打ち抜き部として貫通孔が含まれる。この場合、段差部は貫通孔に整合する凹部とすることができる。
こうした本発明の加工装置において、前記複数のリブは、前記各凸部の重なりの幅より若干狭い幅、前記各凸部の高さより若干低い高さ、前記2以上の波状凹凸のピッチと同一のピッチ、となるように形成されている、ものとすることもできる。この場合、前記複数のリブは断面が長い矩形に形成されているものとすることもできるし、前記複数のリブは断面が正方形あるいは円形に形成されているものとすることもできる。後者の場合、オフセットフィンを水平面で90度回転させても打ち抜き加工を行なうことができる。
本発明のオフセットフィンの製造方法は、
板厚に対して少なくとも5倍以上の振幅を有する位相の異なる2以上の波状凹凸が交互に複数配置され、少なくとも1箇所の打ち抜き部を有するオフセットフィンの製造方法であって、
前記打ち抜き部に整合する部位に陥没する段差部が形成されていると共に前記段差部を除いて前記2以上の波状凹凸の各凸部の内側の少なくとも一部に嵌まり込む複数のリブを有する固定部材に、前記複数のリブが前記2以上の波状凹凸の各凸部の内側に整合するように前記打ち抜き部が形成されていないオフセットフィンを配置し、この状態で、前記段差部とにより前記打ち抜き部に相当する部分を前記オフセットフィンから切り離すための切取用刃を有する可動部材を前記オフセットフィン側から前記固定部材に整合させて加圧して前記打ち抜き部を打ち抜くことにより、前記打ち抜き部を有するオフセットフィンを製造する、
ことを特徴とする。
この本発明のオフセットフィンの製造方法では、まず、打ち抜き部に整合する部位に陥没する段差部が形成されていると共にこの段差部を除いてオフセットフィンに形成された位相の異なる2以上の波状凹凸の各凸部の内側の少なくとも一部に嵌まり込む複数のリブを有する固定部材に、複数のリブが2以上の波状凹凸の各凸部の内側に整合するように貫通孔が形成されていないオフセットフィンを配置する。そして、この状態で、固定部材の段差部とにより打ち抜き部に相当する部分をオフセットフィンから切り離すための切取用刃を有する可動部材を、オフセットフィン側から固定部材に整合させて加圧して打ち抜き部を打ち抜く。こうして、打ち抜き部を有するオフセットフィンを製造する。複数のリブは2以上の波状凹凸の各凸部の内側に整合するように当接するから、打ち抜き部の切り口近傍が押し潰されて変形するのを抑制することができる。この効果は、薄板(例えば0.3mmや0.2mm)を用いて形成されたオフセットフィンに打ち抜き加工を施して打ち抜き部を有するオフセットフィンを製造する場合や、板厚に対して振幅の大きな波状凹凸を有するオフセットフィンに打ち抜き加工を施して打ち抜き部を有するオフセットフィンを製造する場合には、顕著なものとなる。しかも、位相の異なる2以上の波状凹凸が交互に複数配置されたオフセットフィンに打ち抜き加工を施すから、打ち抜き部の形状を所望の形状とすることができる。ここで、打ち抜き部として貫通孔が含まれる。この場合、段差部は貫通孔に整合する凹部とすることができる。
こうした本発明のオフセットフィンの製造方法において、前記複数のリブが、前記各凸部の重なりの幅より若干狭い幅、前記各凸部の高さより若干低い高さ、前記2以上の波状凹凸のピッチと同一のピッチ、となるように形成されている固定部材を用いてオフセットフィンを製造するものとすることもできる。この場合、前記複数のリブの断面が長い矩形となるように形成されている固定部材を用いてオフセットフィンを製造するものとすることもできるし、前記複数のリブの断面が正方形あるいは円形となるように形成されている固定部材を用いてオフセットフィンを製造するものとすることもできる。
本発明の一実施例としてのオフセットフィン10を打ち抜き加工する加工装置20を模式的に示す説明図である。 加工装置20の固定部材30を上方から見た平面図である。 図2の固定部材30のA−A断面を示す断面図である。 図2の固定部材30のB−B断面を示す断面図である。 加工装置20の可動部材40の下方から見た平面図である。 図5の可動部材40のC−C断面を示す断面図である。 図5の可動部材40のD−D断面を示す断面図である。 オフセットフィン10の外観を示す外観図である。 オフセットフィン10の構成を説明する説明図である。 オフセットフィン10の外観図である。 オフセットフィン10Bの外観図である。 変形例の固定部材130を上方から見た平面図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのオフセットフィン10を打ち抜き加工する加工装置20を模式的に示す説明図である。図2は、加工装置20の固定部材30を上方から見た平面図であり、図3は、図2の固定部材30のA−A断面を示す断面図であり、図4は、図2の固定部材30のB−B断面を示す断面図である。図5は、加工装置20の可動部材40の下方から見た平面図であり、図6は、図5の可動部材40のC−C断面を示す断面図であり、図7は、図5の可動部材40のD−D断面を示す断面図である。また、図8は、オフセットフィン10の外観を示す外観図であり、図9は、オフセットフィン10の構成を説明する説明図である。なお、図9(a)は、オフセットフィン10の上方から見た平面図であり、図9(b)は、図9(a)のE−E断面の断面形状を示す説明図であり、図9(c)は、図9(a)のF−F断面の断面形状を示す説明図であり、図9(d)は、図9(b)の断面形状を破線として図9(c)に重ね合わせたものを示す説明図である。
実施例の加工装置20は、図1に示すように、オフセットフィン10を載置する固定部材30と、固定部材30の上方から下方に移動して固定部材30と共にオフセットフィン10を打ち抜き加工する可動部材40と、を備える。
オフセットフィン10は、図8および図9に示すように、アルミニウムやステンレスなどの金属により厚みが0.2mmや0.3mm程度に形成された薄板を用いて、板厚の5倍あるいは10倍以上の高さがHで周期がPの矩形波として形成された波状凹凸12と、同様に高さがHで周期がPの矩形波として形成され波状凹凸12と位相が60度程度異なる波状凹凸14と、が交互に配置されるように形成されている。波状凹凸12と波状凹凸14は、位相が60度程度異なるから、波状凹凸12の凸部12aと波状凹凸14の凸部14aの重なり部分が図9(a)の2点鎖線に示すように幅がDの複数の貫通部16を形成する。
固定部材30は、図2〜図4に示すように、台座32から上に凸状に円環形状の保持台34が形成されており、保持台34の中央には、下方に陥没した円形の段差部36が形成されている。保持台34の外周は垂直に切り立つように形成されており、打ち抜き用の刃(以下、保持台外周刃と称する)34aを構成する。また、段差部36の外周も垂直に切り立つように形成されており、打ち抜き用の刃(以下、段差部外周刃と称する)36aを構成する。保持台34には、断面が細長い長方形の複数のリブ38が形成されている。この複数のリブ38は、高さはオフセットフィン10の2つの波状凹凸12,14の凸部12a,14aの高さHより若干低く、幅はオフセットフィン10に形成される貫通部16の幅Dより若干狭く、ピッチはオフセットフィン10の2つの波状凹凸12,14の周期Pと同一となるように、形成されている。したがって、固定部材30の保持台34の複数のリブ38に、オフセットフィン10の複数の貫通部16が整合するようにオフセットフィン10を載置すると、複数のリブ38が複数の貫通部16に嵌まり込むようになる。即ち、複数のリブ38は、オフセットフィン10の複数の貫通部16に嵌まり込むように形成されているのである。
可動部材40は、図5〜図7に示すように、台座42に固定部材30の保持台34と嵌合可能に陥没するように円環状の円環凹部44が形成されており、円環凹部44の中央には固定部材30の円形の段差部36に嵌合可能に円形の孔用凸部46が形成されている。円環凹部44の外周は垂直に切り立つように形成されており、打ち抜き用の刃(以下、円環凹部外周刃と称する)44aを構成する。孔用凸部46の外周も垂直に切り立つように形成されており、打ち抜き用の刃(以下、孔用凸部外周刃と称する)46aを構成する。したがって、固定部材30に可動部材40を整合させて上から可動部材40に圧力を付与すると、固定部材30の保持台34の外周の保持台外周刃34aと可動部材40の円環凹部44の外周の円環凹部外周刃44aとがハサミの両刃として機能し、固定部材30の段差部36の外周の段差部外周刃36aと可動部材40の孔用凸部46の外周の孔用凸部外周刃46aとがハサミの両刃として機能する。
次に、こうして構成された実施例の加工装置20の動作について説明する。可動部材40を固定部材30から離した状態で、図10に示す打ち抜き加工されていないオフセットフィン10の複数の貫通部16が固定部材30の保持台34に形成された複数のリブ38に嵌まり込むようにオフセットフィン10を保持台34に載置する。この状態で、可動部材40を固定部材30に整合させて加圧すると、保持台34の外周の保持台外周刃34aと円環凹部44の外周の円環凹部外周刃44aとがハサミの両刃として機能すると共に段差部36の外周の段差部外周刃36aと孔用凸部46の外周の孔用凸部外周刃46aとがハサミの両刃として機能するため、オフセットフィン10は、図11に例示するように、保持台34の形状、即ち円環形状に打ち抜かれて、中央に円形の貫通孔11Bを有する円環形状のオフセットフィン10Bとなる。この打ち抜きの際、保持台34に形成された複数のリブ38が複数の貫通部16に嵌合してその形状を保持するから、オフセットフィン10Bの切り口である外周部の近傍や中央の貫通孔11Bの外周部の近傍は、潰れるなどの変形が抑制される。なお、この加工装置20の動作の説明は、オフセットフィン10Bの製造方法としての説明にも相当するため、重複する説明を回避するため、オフセットフィン10Bの製造方法としての説明は省略する。
以上説明した実施例の加工装置20では、固定部材30の保持台34にオフセットフィン10の複数の貫通部16に嵌合するように複数のリブ38を形成する。そして、複数のリブ38に複数の貫通孔16が嵌まり込むようにオフセットフィン10を固定部材30に載置し、可動部材40を固定部材30に整合させて加圧して打ち抜き加工する。保持台34に形成された複数のリブ38が複数の貫通部16に嵌合してその形状を保持するから、打ち抜き加工により形成されたオフセットフィン10Bの切り口である外周部の近傍や中央の貫通孔11Bの外周部の近傍は潰れるなどの変形を抑制することができる。したがって、保持台34や段差部36の形状を変えることにより、切り口近傍の変形が小さい所望の形状のオフセットフィンを製造することができる。
実施例のオフセットフィン10Bの製造方法では、保持台34に形成された複数のリブ38にオフセットフィン10の複数の貫通孔16が嵌まり込むようにオフセットフィン10を固定部材30に載置し、可動部材40を固定部材30に整合させて加圧して打ち抜くことにより、切り口である外周部や貫通孔11Bの外周部の近傍の変形が小さいオフセットフィン10Bを製造することができる。しかも、保持台34や段差部36の形状を変えることにより、切り口近傍の変形が小さい所望の形状のオフセットフィンを製造することができる。
実施例の加工装置20では、1つの貫通孔11Bを有する環状形状のオフセットフィン10Bを形成するように、円形の段差部36や環状形状の保持台34を用いるものとしたが、形成するオフセットフィンの形状や貫通孔の形状、貫通孔の数については如何なるものとしても構わない。
実施例の加工装置20では、固定部材30の保持台34にオフセットフィン10の複数の貫通孔16が嵌まり込むように複数のリブ38を形成するものとしたが、複数のリブは、オフセットフィン10の複数の貫通孔16が嵌まり込めばよいから、図12の変形例の固定部材130に示すように、断面が正方形の複数のリブ138を保持台134に形成してもよい。この場合、オフセットフィン10は水平面で90度回転させても固定部材130に載置することができる。また、複数のリブの断面形状は、この正方形に限定されるものではなく、円形としたり楕円形状するなど、如何なる形状としても構わない。
実施例の加工装置20では、複数のリブ38を、高さがオフセットフィン10の2つの波状凹凸12,14の凸部12a,14aの高さHより若干低く、幅がオフセットフィン10に形成される貫通部16の幅Dより若干狭く、ピッチがオフセットフィン10の2つの波状凹凸12,14の周期Pと同一となるように形成したが、複数のリブ38は、オフセットフィン10の貫通部16に嵌まり込むものであればよいから、高さがある程度低いものとしたり、幅がある程度狭いものとしたりしても構わない。また、各貫通部16と同数のリブ38を有する必要はなく、貫通部16の4/5の数のリブ38としたり、3/4の数のリブ38としたりするなどとしても差し支えない。
実施例の加工装置20では、保持台34の段差部36を除く全面に複数のリブ38を形成するものとしたが、保持台34の一部にリブ38を形成しないものとしてもよい。また、保持台34の打ち抜き部近傍のみにリブ38を形成するものとしてもよい。
実施例の加工装置20では、複数のリブ38はオフセットフィン10の貫通部16に嵌まり込むように形成されているものとしたが、複数のリブ38はオフセットフィン10の2つの波状凹凸12,14の各凸部12a,14aの一部に嵌まり込めばよいから、貫通部16に嵌まり込むものに限定されるものではない。
実施例の加工装置20では、固定部材40の保持台34に複数のリブ38を形成し、可動部材30にはリブは形成しないものとしたが、可動部材30にもリブを形成するものとしもよい。この場合、リブはオフセットフィン10の2つの波状凹凸12,14の各凹部(各凸部12a,14aの間)に嵌まり込むように形成すればよい。
実施例のオフセットフィンBの製造方法では、位相が60度程度異なる波状凹凸12と波状凹凸14とを交互に配置したオフセットフィン10を用いたが、位相が異なる3つ以上の波状凹凸を順次に配置したオフセットフィンを用いるものとしても構わない。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、加工装置の製造産業やオフセットフィンの製造産業などに利用可能である。
10,10B オフセットフィン、11B 貫通孔、12,14 波状凹凸、12a,14a 凸部、16 貫通部、20 加工装置、30,130 固定部材、32 台座、34,134 保持台、34a 保持台外周刃、36 段差部、36a 段差部外周刃、38,138 複数のリブ、40 可動部材、42 台座、44 環状凹部、44a 環状凹部外周刃、46 孔用凸部、46a 孔用凸部外周刃。

Claims (10)

  1. 固定部材と該固定部材に整合する可動部材とを有し、板厚に対して少なくとも5倍以上の振幅を有する位相の異なる2以上の波状凹凸が交互に複数配置されたオフセットフィンを前記固定部材に取り付け、前記可動部材を前記固定部材に前記オフセットフィン側から整合させて加圧することにより前記オフセットフィンに打ち抜き部を打ち抜き加工する加工装置であって、
    前記固定部材は、前記打ち抜き部に整合する部位に陥没する段差部が形成されていると共に、前記段差部を除いて前記2以上の波状凹凸の各凸部の内側の少なくとも一部に嵌まり込む複数のリブを有し、
    前記可動部材は、前記段差部とにより前記打ち抜き部に相当する部分を前記オフセットフィンから切り離すための切取用刃を有する、
    ことを特徴とする加工装置。
  2. 請求項1記載の加工装置であって、
    前記打ち抜き部は、貫通孔であり、
    前記段差部は、前記貫通孔に整合する凹部である、
    加工装置。
  3. 請求項1または2記載の加工装置であって、
    前記複数のリブは、前記各凸部の重なりの幅より若干狭い幅、前記各凸部の高さより若干低い高さ、前記2以上の波状凹凸のピッチと同一のピッチ、となるように形成されている、
    加工装置。
  4. 請求項3記載の加工装置であって、
    前記複数のリブは、断面が長い矩形に形成されている、
    加工装置。
  5. 請求項3記載の加工装置であって、
    前記複数のリブは、断面が正方形あるいは円形に形成されている、
    加工装置。
  6. 板厚に対して少なくとも5倍以上の振幅を有する位相の異なる2以上の波状凹凸が交互に複数配置され、少なくとも1箇所の打ち抜き部を有するオフセットフィンの製造方法であって、
    前記打ち抜き部に整合する部位に陥没する段差部が形成されていると共に前記段差部を除いて前記2以上の波状凹凸の各凸部の内側の少なくとも一部に嵌まり込む複数のリブを有する固定部材に、前記複数のリブが前記2以上の波状凹凸の各凸部の内側に整合するように前記打ち抜き部が形成されていないオフセットフィンを配置し、この状態で、前記段差部とにより前記打ち抜き部に相当する部分を前記オフセットフィンから切り離すための切取用刃を有する可動部材を前記オフセットフィン側から前記固定部材に整合させて加圧して前記打ち抜き部を打ち抜くことにより、前記打ち抜き部を有するオフセットフィンを製造する、
    ことを特徴とするオフセットフィンの製造方法。
  7. 請求項6記載のオフセットフィンの製造方法であって、
    前記打ち抜き部は、貫通孔であり、
    前記段差部は、前記貫通孔に整合する凹部である、
    オフセットフィンの製造方法。
  8. 請求項6または7記載のオフセットフィンの製造方法であって、
    前記複数のリブが、前記各凸部の重なりの幅より若干狭い幅、前記各凸部の高さより若干低い高さ、前記2以上の波状凹凸のピッチと同一のピッチ、となるように形成されている固定部材を用いてオフセットフィンを製造する、
    オフセットフィンの製造方法。
  9. 請求項8記載のオフセットフィンの製造方法であって、
    前記複数のリブの断面が長い矩形となるように形成されている固定部材を用いてオフセットフィンを製造する、
    オフセットフィンの製造方法。
  10. 請求項8記載のオフセットフィンの製造方法であって、
    前記複数のリブの断面が正方形あるいは円形となるように形成されている固定部材を用いてオフセットフィンを製造する、
    オフセットフィンの製造方法。
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