JP2005130321A - ディスプレイ装置のリアカバーおよびリアカバー製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大型のプレス機を使用することなく汎用されているプレス機により製造可能な大型ディスプレイ装置のリアカバーを提供すること。
【解決手段】 ほぼ左右対称形のリアカバー側部を分離することなく1枚の金属板でプレス加工したのち、このリアカバー側部を対称軸の近くで切断して2枚のほぼ対称形のリアカバー両側部1R、1Lを作り、プレス加工されたリアカバー中央部2の両端にリアカバー両側部1R、1Lを接合して1枚の大型ディスプレイ装置のリアカバーとするものである。
【選択図】 図5
Description
この発明は、液晶テレビやプラズマ・ディスプレイ・テレビなどの大型平面ディスプレイ装置に用いるリアカバーおよびその製造方法に関する。
従来の大型平面ディスプレイ装置におけるリアカバーは、下記文献に開示されているように、1枚の鋼板やアルミニウム板をプレス加工して、周囲のフランジ部と、このフランジ部から膨出させた周壁部と、この周壁部で支持された平坦面とを一体に成形したものである。
特開2002−202730号公報
平面ディスプレイ装置においては、50インチ以上に大型化する傾向があり、リアカバーも大きなものが必要となり、500トン以上の大型のプレス機を使用しなければ、薄い鋼板やアルミニウム板をプレス加工して大型リアカバーに成型することができない。大型のプレス機は、高価であって多額の投資が必要であるから、設置しているプレス加工工場は限られているので、大量の大型リアカバーの受注に応じることは極めて困難である。
そこで、この発明は、大型のプレス機を使用しなくても汎用されているプレス機を使用して製造可能な大型リアカバーを提供するために考えられたものである。
この発明のディスプレイ装置のリアカバーは、ほぼ左右対称形のリアカバー側部を分離することなく1枚の金属板でプレス加工したのち、対称軸の近くで切断した2枚のほぼ対称形のリアカバー側部を、プレス加工されたリアカバー中央部の両端に接合したものである。
この発明のディスプレイ装置のリアカバー製造方法は、ほぼ左右対称形のリアカバー側部を分離することなく1枚の金属板でプレス加工する工程と、この工程で加工したリアカバー側部を対称軸の近くで切断して、2枚のほぼ対称形のリアカバー両側部を形成する工程と、リアカバー中央部をプレス加工する工程と、上記リアカバー中央部の両端に、上記2枚のほぼ対称形のリアカバー側部を接合する工程とを経て製造する方法である。
この発明のディスプレイ装置のリアカバーは、製造の際に大型のプレス機を使用することなく汎用されているプレス機で加工が可能であり、また、材料として幅の広い鋼板を使用せず、その半分程度の鋼板を用意すればよいので、材料の入手が容易であり、製造コストを大幅に低減することができる。
左右のリアカバー側部を分離することなく1枚の金属板でプレス加工したのち、中央で切断する工程を経て製作するので、プレス加工の際に板材に力が左右対称に、かつ均等に作用するから、鋼板が加工中にずれることがなく、プレス加工における歩留まりを向上させることができる。
図1の組立前の平面図および図2の組立前の正面図に示すように、この発明のディスプレイ装置のリアカバーは、右リアカバー側部1R、リアカバー中央部2および左リアカバー側部1Lよりなる3枚の部分を接合して大型のリアカバーとするものであって、図3の平面図および図4の正面図に示すように、ほぼ左右対称形のリアカバー側部1を分離することなく1枚の金属板でプレス加工したのち、対称軸15の近くで切断して、ほぼ対称形の2枚のリアカバー側部1R、1Lを作り、これらをプレス加工されたリアカバー中央部2の両側に接合するものである。
リアカバー側部1は、図3および図4に示すように、1枚の鋼板やアルミニウム板をプレス加工して、周囲のフランジ部11と、このフランジ部11から膨出させたループ状の周壁部12と、この周壁部12で囲まれて支持された平坦面13とを一体に成形したものである。
プレス加工は、打抜き工程と絞り工程とを経る加工であって、打抜き工程では取付孔、内部の機器を放熱させるための通気用の孔17、中心線(対称軸)15の両側にリベット止めするための孔16などがあけられ、絞り工程ではフランジ部11からループ状の周壁部12を膨出させて平坦面13を成型する。
そして、このようにプレス加工されたリアカバー側部1を中心線(対称軸)15に沿って切断して、左右のリアカバー側部1R、1Lを作る。
リアカバー中央部2は、図1に示すように、1枚の鋼板やアルミニウム板をプレス加工して、上下のフランジ部21と、このフランジ部21から膨出する周壁部22と、この周壁部22で支持された平坦面23とを一体に成形するとともに、図7の断面図に示すように、左右の両端部にリアカバー側部1R、1Lを接合するための板材の厚み程度の段部24を形成する。この段部24にはリベット止めするための孔26があけられる。
左右のリアカバー側部1R、1Lの切断した端部をリアカバー中央部2の両端の段部24に重ね合わせて、孔16、26にリベットを挿通し、かしめて接合して、図5の平面図および図6の正面図に示すように1枚の大型リアカバーを完成する。
なお、左右のリアカバー側部1R、1Lおよびリアカバー中央部2を接合する際に、リベットを使用することなく、プレス加工の技術によって接合することができる。すなわち、図8の断面図に示すように、リアカバー側部1R、1Lとリアカバー中央部2を重ねて丸形ポンチ41とダイ42でプレスすることにより、2枚の鋼板がダイ42の中に押し込まれ、さらに加圧し続けることにより、ポンチ側のリアカバー側部1R、1Lがダイ側のリアカバー中央部2と圧着した状態で接合することができる。
この接合法を使用すると、錆の原因となるエッジやバリを生じることなく3枚の板材を接合したリアカバーを得ることができ、塗装済み鋼板(プレコート鋼板)または亜鉛メッキされた鋼板であっても、塗装層またはメッキ層が鋼板とともに伸びるので、防錆性を維持することができる。
また、図9の断面図(a)に示すように、一方の鋼板であるリアカバー側部1R、1Lには比較的大きい孔18をあけ、他方の鋼板であるリアカバー中央部2にも、リアカバー側部1R、1Lの孔18と対応する位置に小さい孔28があけられており、重ね合わせると、それぞれの孔18、28が上下に配置される。
次に、図9の断面図(b)に示すように、小さい孔28から大きい孔18の方向にポンチでプレスすることにより鳩目5を形成して、2枚の鋼板を接合することができる。
リアカバー側部1R、1Lとリアカバー中央部2とを接合して1枚の大型リアカバーを形成するので、リアカバー側部1R、1Lの横幅が長ければリアカバー中央部2の横幅が短くなり、リアカバー側部1R、1Lの横幅の長さが短ければリアカバー中央部2の横幅の長さが長くなる。リアカバー側部1R、1Lおよびリアカバー中央部2の横幅は、使用するプレス機のプレス可能な幅や、入手する鋼板の幅に合わせて設定すればよいのである。
このように、ほぼ対称形のリアカバー側部1をプレス加工した後、中心線(対称軸)15に沿って切断して、左右のリアカバー側部1R、1Lを作ると、フランジ部11からループ状の周壁部12を膨出させて平坦面13を成型する絞り工程において、板材に力が左右対称に、かつ均等に作用するから、板材が加工中にずれることがなく、プレス加工における歩留まりを向上させることができる。
以上の実施の形態においては、ほぼ対称形のリアカバー側部1を中心線に沿って切断して左右のリアカバー側部1R、1Lに分割しているが、中心線に限ることなく片寄った位置で切断して、リアカバー側部1R、1Lの大きさを相違させてもよいのである。
また、リアカバー側部1とリアカバー中央部2に使用する板材は、厚みおよび/または材質が異なったものを選択してもよいのである。
1 リアカバー側部
1R 右リアカバー側部
1L 左リアカバー側部
11、21 フランジ部
12、22 周壁部
13、23 平坦面
15 中心線(対称軸)
16、26 かしめ孔
17 通気用の孔
2 リアカバー中央部
24 段部
1R 右リアカバー側部
1L 左リアカバー側部
11、21 フランジ部
12、22 周壁部
13、23 平坦面
15 中心線(対称軸)
16、26 かしめ孔
17 通気用の孔
2 リアカバー中央部
24 段部
Claims (3)
- ほぼ左右対称形のリアカバー側部を分離することなく1枚の金属板でプレス加工したのち、対称軸の近くで切断した2枚のほぼ対称形のリアカバー側部を、プレス加工されたリアカバー中央部の両側に接合したことを特徴とするディスプレイ装置のリアカバー。
- ほぼ左右対称形のリアカバー側部を分離することなく1枚の金属板でプレス加工する工程と、
該工程で加工したリアカバー側部を対称軸の近くで切断して、2枚のほぼ対称形のリアカバー側部を形成する工程と、
リアカバー中央部をプレス加工する工程と、
上記リアカバー中央部の両端に、上記2枚のほぼ対称形のリアカバー側部を接合する工程とよりなることを特徴とするディスプレイ装置のリアカバー製造方法。 - リアカバー中央部の両端に、2枚のリアカバー側部を接合する際に、かしめ止めにより接合することを特徴とする請求項2に記載のディスプレイ装置のリアカバー製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003365488A JP2005130321A (ja) | 2003-10-27 | 2003-10-27 | ディスプレイ装置のリアカバーおよびリアカバー製造方法 |
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JP2003365488A JP2005130321A (ja) | 2003-10-27 | 2003-10-27 | ディスプレイ装置のリアカバーおよびリアカバー製造方法 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2003365488A Pending JP2005130321A (ja) | 2003-10-27 | 2003-10-27 | ディスプレイ装置のリアカバーおよびリアカバー製造方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101875076B (zh) * | 2009-11-20 | 2012-08-22 | 青岛海立达冲压件有限公司 | 电视机后壳卷圆边的预弯加工模具及利用该模具进行预弯加工方法 |
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-
2003
- 2003-10-27 JP JP2003365488A patent/JP2005130321A/ja active Pending
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