JP2016097147A - 礼拝メモリアルシステム - Google Patents

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Masumichi Ono
益通 大野
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Abstract

【課題】 電子式礼拝装置に移動式情報端末機を接続することによって、故人情報データが移動式情報端末機に送信される礼拝メモリアルシステムの提供を図る。
【解決手段】 電子式礼拝装置と移動式情報端末機とが夫々の外部接続端子部を介して有線若しくは無線通信により接続されると共に該移動式情報端末機に備えられたアイコンを操作することで、記憶媒体に保管されている故人情報データが移動式情報端末機に送信され、該移動式情報端末機の画面上に画像情報データが表示されると共に、電子式礼拝装置または移動式情報端末機の何れか一方若しくは両方に備えられたスピーカーから音声情報データが発音される手段を採る。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子式礼拝装置に移動式情報端末機を接続することによって、記憶媒体若しくは故人情報保管サーバに保管された故人情報データが移動式情報端末機に送信される礼拝メモリアルシステムに関する。
従来から周知されている電子式の礼拝装置としては、例えば、礼拝に際し、鈴を打ち鳴らす動作を振動センサで感知し、それに連動させて読経の音声を自動的に出力する「読経装置」(特許文献1)が提案されている。
しかしながら、かかる「読経装置」の提案は、鈴を打ち鳴らすことによって振動センサが感知し、それに連動して読経の音声を自動的に出力する機能に限定されるもので遺影、背景音楽、遺言、音声、動画、静止画、お墓全景、家系図、家訓、年表、地図などの故人を偲ぶ画像情報ならびに音声情報が充分に得られないといった問題があるものであった。
また、故人の情報を管理して故人の命日や記念日などを遺族や故人と親しかった人たちに自動的にメッセージや音声、画像を配信する「インターネット利用した故人の情報管理と配信に関するビジネスシステム」(特許文献2)が提案されている。
しかしながら、かかる「インターネット利用した故人の情報管理と配信に関するビジネスシステム」の提案は、インターネットの情報管理と配信に関して第三者が介入することにより、経済的な負担が増えると共に、サービス内容が遺族によって異なるもので不要とするサービスの選択ができないといった問題があるものであった。
また、墓石の中に音声自動発声装置を収納し、日の出・日没といった光の変化を捉えて、毎朝もしくは毎朝晩自動的にお経などの音声が発声される「お墓での音声自動発生装置」(特許文献3)が提案されている。
しかしながら、かかる「お墓での音声自動発生装置」の提案は、野外におけるお墓での音声自動発生装置の提案であって、室内における毎日の礼拝や法事などに使用することができないといった問題があるものであった。
また、コンピュータで制御されている電子式画像装置や自動制御装置などを備える電子式仏壇で、センサやタイマで自動的に音声出力がされる「お電子式仏壇」(特許文献4)や、仏壇などの画像をコンピュータ処理により描く電子式画像装置を具備したで電子式仏壇で、制御されている電子式画像装置や自動制御装置などを備える電子式仏壇で、コンピュータ処理によって、自動的に音声出力がされる「電子式仏壇」(特許文献5)が提案されている。
しかしながら、かかる「電子式仏壇」提案らは、室内における仏壇での音声自動発生装置の提案であって、野外におけるお墓への礼拝や法事などに使用することができないといった問題があるものであった。
また、中心部が空洞の墓石本体に回転あるいは差し替え可能な故人の立体像を収納し、会いたい故人の立体像を真正面に向けることで、その故人の音声が出力される「立体人物像内蔵墓石壇」(特許文献6)が提案されている。
しかしながら、かかる「立体人物像内蔵墓石壇」提案は、墓参りにおける故人の立体像ならびに遺影の開示手段の提案であって、室内における毎日の礼拝や法事などに使用することができないといった問題があるものであった。
本出願人は、以上のような従来から周知されている礼拝装置における画像表示機能と、音声発声機能に着目し、その機能が現在一般的に普及しているスマートフォンやPCタブレットなどの移動式情報端末機を利用して故人の年忌を手厚く且つ趣深く偲ぶことができないものかという着想の下、電子式礼拝装置に移動式情報端末機を接続することによって、故人情報データが移動式情報端末機に送信され、画像情報データならびに音声情報データを視聴することが可能となる礼拝メモリアルシステムを開発し、本発明における「礼拝メモリアルシステム」の提案に至るものである。
特開2002-248048号公報 特開2002-56121号公報 特開平11-172965号公報 特開平7-194479号公報 特開平7-100051号公報 実登3085654号公報
上記問題点に鑑み、本発明は、電子式礼拝装置に移動式情報端末機を接続することによって、故人情報データが移動式情報端末機に送信される礼拝メモリアルシステムを提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされるもので、電子式礼拝装置と、移動式情報端末機と、で構成される礼拝メモリアルシステムであって、電子式礼拝装置は、少なくとも一以上の故人情報データを保管する記憶媒体が内蔵され若しくは接続可能であると共に、移動式情報端末機に接続される外部接続端子部を具備して成り、移動式情報端末機は、故人情報データ内に記憶される画像情報データならびに音声情報データを受信可能なプログラム並びに該プログラムを起動するアイコンを備えると共に、電子式礼拝装置に接続される外部接続端子部を具備して成り、電子式礼拝装置と移動式情報端末機とが夫々の外部接続端子部を介して有線若しくは無線通信により接続されると共に該移動式情報端末機に備えられたアイコンを操作することで、記憶媒体に保管されている故人情報データが移動式情報端末機に送信され、該移動式情報端末機の画面上に画像情報データが表示されると共に、電子式礼拝装置または移動式情報端末機の何れか一方若しくは両方に備えられたスピーカーから音声情報データが発音される手段を採る。
また、本発明は、電子式礼拝装置と、移動式情報端末機と、故人情報保管サーバと、で構成される礼拝メモリアルシステムであって、電子式礼拝装置は、少なくとも一以上の故人識別信号が記憶された記憶メモリが内蔵され若しくは接続可能であると共に、前記移動式情報端末機に接続される外部接続端子部を具備して成り、移動式情報端末機は、故人情報データ内に記憶される画像情報データならびに音声情報データを受信可能なプログラム並びに該プログラムを起動するアイコンを備えると共に、電子式礼拝装置に接続される外部接続端子部並びに故人情報保管サーバと無線通信により接続可能な無線通信手段を具備して成り、故人情報保管サーバは、少なくとも一以上の故人情報データが保管されると共に、移動式情報端末機と無線通信により接続可能な無線通信手段を具備して成り、電子式礼拝装置と移動式情報端末機とを夫々の外部接続端子部を介して有線若しくは無線通信により接続すると共に該移動式情報端末機に備えられたアイコンを操作することで、移動式情報端末機は電子式礼拝装置から故人識別信号を受信すると共に該故人識別信号を前記故人情報保管サーバに送信し、それにより該故人情報保管サーバに保管されている故人情報データが移動式情報端末機に送信され、該移動式情報端末機の画面上に画像情報データが表示されると共に、電子式礼拝装置または移動式情報端末機の何れか一方若しくは両方に備えられたスピーカーから音声情報データが発音される手段を採る。
さらに、本発明は、前記電子式礼拝装置が、前記移動式情報端末機の所有者情報を記憶する記憶メモリを内蔵すると共に該所有者情報に基づく遺族認証手段を具備して成り、該遺族認証手段により故人情報データへの接続の可否が判定される手段を採る。
またさらに、本発明は、前記電子式礼拝装置が、前記移動式情報端末機の接近を感知する感知センサを具備して成り、前記電子式礼拝装置から所定範囲内に前記移動式情報端末機が接近することによって、該電子式礼拝装置と移動式情報端末機とが無線通信により自動的に接続される手段を採る。
さらにまた、本発明は、保管された故人情報データが複数ある場合に、前記移動式情報端末機におけるアイコン操作に際して必要とする故人情報データを選択することが可能である手段を採る。
そしてまた、本発明は、前記電子式礼拝装置が、仏壇、祭壇、納骨堂、骨壺、墓石、位牌のいずれかである手段を採る。
さらにまた、本発明は、前記移動式情報端末機が、タッチパネル式のスマートフォン若しくはPCタブレットである手段を採る。
本発明にかかる礼拝メモリアルシステムによれば、電子式礼拝装置と移動式情報端末機との接続により、該移動式情報端末機に故人情報データが送信され、当該故人の画像情報データや音声情報データを視聴することが可能となることで、故人の在りし日の姿や肉声等といった映像や音声と共に、遺族をはじめ関係者が故人をより趣深く偲ぶことができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明にかかる礼拝メモリアルシステムによれば、電子式礼拝装置とは別に故人情報保管サーバを設けて、該故人情報保管サーバに保管された故人情報データが移動式情報端末機に送信される態様を採ることで、故人情報データの追加変更の更新が電子式礼拝装置を経由することなく迅速且つ正確で一括管理できると共に、当該故人情報保管サーバを管理すべく第三者が介入することによってビジネスモデルとして商行為が成立し、さらに保管する故人情報についてデータ入力の雛形を予め作成しておくことで、誰しも簡単に情報の入力や登録が可能となって、死後委任契約等により将来故人となり得る不特定多数の顧客の獲得が見込める、といった優れた効果を奏する。
さらに、本発明にかかる礼拝メモリアルシステムによれば、電子式礼拝装置に遺族認証手段を備えて、故人情報データへの接続の可否が判定される手段を採用することにより、故人情報データの視聴可能な人的範囲を制限し、故人に関する個人情報の保護が図られる、といった優れた効果を奏する。
またさらに、本発明にかかる礼拝メモリアルシステムによれば、電子式礼拝装置に移動式情報端末機の接近を感知する感知センサを備えて、電子式礼拝装置から所定範囲内に移動式情報端末機が接近することによって、該電子式礼拝装置と移動式情報端末機とが無線通信により自動的に接続される手段を採用することにより、電子式礼拝装置と移動式情報端末機との接続の手間を省いて、操作性・時間的優位性の向上に資する、といった優れた効果を奏する。
さらにまた、本発明にかかる礼拝メモリアルシステムによれば、保管された故人情報データが複数ある場合に、移動式情報端末機におけるアイコン操作に際して必要とする故人情報データを選択することが可能な手段を採用することで、遺族や関係者が必要とすべき人・項目に関する故人情報データを移動式情報端末機の画面上で選択して、不必要な故人情報データの視聴を回避することが可能である、といった優れた効果を奏する。
そしてまた、本発明にかかる礼拝メモリアルシステムによれば、電子式礼拝装置の購入者に対し、生前における健康寿命の維持や介護などの「見守り支援」や「財産管理」、「遺言作成支援」を行うサービスや、「任意後見契約」の締結による認知症発症後の任意後見サービス、さらに葬儀や納骨・遺灰処理、永代供養、財産の処分等々の死後に起こり得る様々な処分内容について予め生前に第三者と「死後事務委任契約」を締結し、委任を受けた第三者が契約に基づき故人の死後処理や遺言の執行など一切を執り行っていくサービス、といった内容を付帯させて、生前に故人情報データとして任意後見契約や死後事務委任契約、遺言の内容や死後処理に際しての要望などを予め登録しておくことで、故人が本来希望する死後処理・遺言執行の内容を担保することができ、委任を受けた第三者をはじめ故人の死後処理に関係する人が当該故人情報データを視聴することで、正しく死後処理や遺言の執行を執り行うことが可能であると共に、処理の公正を期すチェック機能として作用する、といった優れた効果を奏する。
本発明にかかる礼拝メモリアルシステムの実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明にかかる礼拝メモリアルシステムの実施形態を示す説明図である。(実施例2)
本発明の礼拝メモリアルシステムは、電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20とが夫々の外部接続端子部14,24を介して有線若しくは無線通信により接続されると共に該移動式情報端末機20に備えられたアイコン22を操作することで、記憶媒体12に保管されている故人情報データが移動式情報端末機20に送信され、該移動式情報端末機20の画面上に画像情報データが表示されると共に、電子式礼拝装置10または移動式情報端末機20の何れか一方若しくは両方に備えられたスピーカー16,26から音声情報データが発音される手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
尚、本発明にかかる礼拝メモリアルシステムは、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状や構造等の範囲内で、適宜変更することができる。
図1は、本実施例にかかる礼拝メモリアルシステムの実施形態を示す説明図であり、図1(a)は側面視全体概要図、図1(b)は正面視全体概要図を示している。
本実施例にかかる礼拝メモリアルシステムは、電子式礼拝装置10と、移動式情報端末機20と、で構成される。
電子式礼拝装置10は、少なくとも一以上の故人情報データを保管する記憶媒体12が内蔵され若しくは接続可能になっていると共に、移動式情報端末機20に接続される外部接続端子部14を具備して形成されている。
ここで、本発明にかかる電子式礼拝装置10とは、礼拝の対象物であれば特に限定は無く、例えば仏壇や祭壇、墓石や納骨堂、骨壺、骨箱、位牌などのいずれかが考え得る。
記憶媒体12については、故人情報データを保管可能であれば特に限定はないが、例えば電子式礼拝装置10に内蔵される形態の場合、ハードディスクやICチップ、埋め込み型メモリカードなどが考え得る。また、電子式礼拝装置10に接続される形態の場合は、CD−ROMやDVD−ROM、着脱型メモリカード(SDカードやSIMカード等)やUSBメモリ、外部サーバなどが考え得る。
記憶媒体12に保管される故人情報データについては、故人に関する情報であれば特に限定は無く、例えば故人の遺影その他の動画や静止画、お墓全景や家系図・家訓、年表や地図などの画像情報データと、故人を礼拝する読経や背景音楽、遺言や故人の肉声などの音声情報データが保管されている。
なお、記憶媒体12に保管される故人情報データは一人あるいは一項目に限らず、同一家系の複数人分の故人情報データあるいは一人の故人につき複数項目の故人情報データが保管され得る。
外部接続端子部14は、移動式情報端末機20と接続するための接続端子である。電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20が有線通信により接続される場合には、外部接続端子部14の構造は、有線LANケーブル等を接続可能な接続ジャック等の様を呈し、無線通信により接続される場合には、送受信機等の様を呈する。
なお、電子式礼拝装置10には、上記構成の外、必要に応じて音声情報データが発音可能なスピーカー16が備えられている。
移動式情報端末機20は、故人情報データ内に記憶されている画像情報データならびに音声情報データを受信可能なプログラム並びに該プログラムを起動するアイコン22を備えると共に、電子式礼拝装置10に接続される外部接続端子部24を具備して形成されている。
ここで、本発明にかかる移動式情報端末機20とは、記憶媒体12に保管された画像情報データを表示し得る画面を備えたものであれば特に限定は無く、例えばポータブル式映像再生デッキなどが考えられ、さらにはタッチパネル式のスマートフォン若しくはPCタブレットであることが好ましい。
故人情報データ内に記憶される画像情報データならびに音声情報データを受信可能なプログラムとは、電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20とを接続した際に、記憶媒体12に保管された故人情報データ内に記憶されている画像情報データならびに音声情報データを移動式情報端末機20が受信可能ならしめるプログラムのことをいう。
アイコン22は、上記プログラムを起動するためのものであって、移動式情報端末機20の画面上に備えられ、該アイコン22をタッチすることでプログラムは起動される。また、アイコン22操作に際して、複数の故人情報データが存在する場合には、必要とする故人情報データの選択を可能とする態様が考え得る。
外部接続端子部24は、電子式礼拝装置10と接続するための接続端子である。電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20が有線通信により接続される場合には、外部接続端子部24の構造は、有線LANケーブル等を接続可能な接続ジャック等の様を呈し、充電器用の接続端子部と共用する形状とすることが好ましい。また、電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20が無線通信により接続される場合には、送受信機等の様を呈する。
なお、移動式情報端末機20には、上記構成の外、必要に応じて音声情報データが発音可能なスピーカー26が備えられている。
以上の構成から成る礼拝メモリアルシステムの使用態様は、以下の通りである。
すなわち、まず始めに、電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20とを、夫々の外部接続端子部14,24を介して有線若しくは無線通信により接続する。
次に、移動式情報端末機20の画面上に備えられたアイコン22を操作して、プログラムを起動する。
プログラムが起動されると、記憶媒体12に保管されている故人情報データが移動式情報端末機20に送信され、該移動式情報端末機20の画面上に画像情報データが表示される。
また、電子式礼拝装置10または移動式情報端末機20の何れか一方若しくは両方に備えられたスピーカー16,26から、音声情報データが発音される。
なお、複数の故人情報データが存在する場合には、必要とすべき人・項目に関する故人情報データを移動式情報端末機20の画面上で選択可能となっている。
ところで、電子式礼拝装置10に移動式情報端末機20の所有者情報を記憶する記憶メモリを内蔵すると共に、該所有者情報に基づく遺族認証手段を具備することで、該遺族認証手段が移動式情報端末機20の所有者情報を基に故人情報データへの接続の可否を判定する構成を採用することが考え得る。かかる構成を採用することで、故人情報データの視聴可能な人的範囲を制限し、故人に関する個人情報の保護が図られる。
また、電子式礼拝装置10に移動式情報端末機20の接近を感知する感知センサを具備させ、 電子式礼拝装置10から所定範囲内に移動式情報端末機20が接近することによって、該電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20とが無線通信により自動的に接続される構成を採用することも考え得る。かかる構成を採用することで、電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20との接続の手間を省いて、操作性・時間的優位性の向上に資することとなる。
さらに、移動式情報端末機20を立て掛けた状態で設置・位置決め可能な設置台40を設ける態様も採用し得る。このとき、設置台40には電子式礼拝装置10の外部接続端子部14が備えられ、該設置台40に移動式情報端末機20を立て掛けることで、自動的に電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20とが接続状態となる構成態様を採ることが好ましい。かかる構成を採用することで、移動式情報端末機20の設置安定性が図られ、また、電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20との接続の手間を省いて、操作性・時間的優位性の向上に資することとなる。
本システム終了に際しては、移動式情報端末機20の画面上に備えられたアイコン22を操作してプログラムを終了させるか、画像情報データの表示や音声情報データの発音が終了した時点で移動式情報端末機20の画面上に終了ボタンを表示させて該ボタンをタッチすることで終了させるか、電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20との接続を強制的に解除することで終了させる態様が考え得る。
図2は、本実施例にかかる礼拝メモリアルシステムの実施形態を示す説明図であり、図2(a)は側面視全体概要図、図2(b)は正面視全体概要図を示している。
本実施例にかかる礼拝メモリアルシステムは、電子式礼拝装置10と、移動式情報端末機20と、故人情報保管サーバ30と、で構成される。
電子式礼拝装置10は、少なくとも一以上の故人識別信号が記憶された記憶メモリが内蔵され若しくは接続可能であると共に、前記移動式情報端末機20に接続される外部接続端子部14を具備して形成されている。
故人識別信号とは、故人を識別するための信号、すなわち、複数の故人が対象となっている一の電子式礼拝装置10において礼拝者が必要とする故人を識別し選択可能とするための信号であって、電子式礼拝装置10に内蔵され若しくは接続可能な記憶メモリに記憶される。
記憶メモリについては、故人識別信号を記憶可能であれば特に限定はないが、例えば電子式礼拝装置10に内蔵される形態の場合、ハードディスクやICチップ、埋め込み型メモリカードなどが考え得る。また、電子式礼拝装置10に接続される形態の場合は、CD−ROMやDVD−ROM、着脱型メモリカード(SDカードやSIMカード等)やUSBメモリ、外部サーバなどが考え得る。
なお、本実施例にかかる電子式礼拝装置10のその他の態様については、上記第一の実施例と同様である。
移動式情報端末機20は、故人情報データ内に記憶されている画像情報データならびに音声情報データを受信可能なプログラム並びに該プログラムを起動するアイコン22を備えると共に、電子式礼拝装置10に接続される外部接続端子部24並びに故人情報保管サーバ30と無線通信により接続可能な無線通信手段28を具備して形成されている。
無線通信手段28は、故人情報保管サーバ30と無線通信で接続するためのものであって、送受信機等の様を呈する。
本実施例にかかる移動式情報端末機20のその他の態様については、上記第一の実施例と同様である。
故人情報保管サーバ30は、少なくとも一以上の故人情報データが保管されると共に、移動式情報端末機20と無線通信により接続可能な無線通信手段38を具備して形成されている。
無線通信手段38は、移動式情報端末機20と無線通信で接続するためのものであって、送受信機等の様を呈する。
本実施例にかかる故人情報保管サーバ30に保管される故人情報データについては、上記第一の実施例における記憶媒体12における故人情報データと同様であるため、説明は省略する。
以上の構成から成る礼拝メモリアルシステムの使用態様は、以下の通りである。
すなわち、まず始めに、電子式礼拝装置10と移動式情報端末機20とを、夫々の外部接続端子部14,24を介して有線若しくは無線通信により接続する。
次に、移動式情報端末機20の画面上に備えられたアイコン22を操作して、プログラムを起動する。
プログラムが起動されると、移動式情報端末機20は電子式礼拝装置10から故人識別信号を受信し、かつ、該故人識別信号を故人情報保管サーバ30に送信する。
このとき、複数の故人識別信号が存在する場合には、必要とすべき故人の故人識別信号を移動式情報端末機20の画面上で選択可能となっている。
故人識別信号を受信した故人情報保管サーバ30は、当該故人に関する故人情報データを移動式情報端末機20に送信し、該移動式情報端末機20の画面上に画像情報データが表示される。
また、電子式礼拝装置10または移動式情報端末機20の何れか一方若しくは両方に備えられたスピーカー16,26から、音声情報データが発音される。なお、電子式礼拝装置10のスピーカー16から発音する場合は、故人情報保管サーバ30から送られてきた音声情報データを移動式情報端末機20が電子式礼拝装置10へ転送することとなる。
なお、複数項目の故人情報データが存在する場合には、必要とすべき項目に関する故人情報データを移動式情報端末機20の画面上で選択可能となっている。
本実施例にかかる礼拝メモリアルシステムにおいて、電子式礼拝装置10に遺族認証手段や感知センサを具備させる態様を採用し得ること、並びに、移動式情報端末機20を立て掛けた状態で設置・位置決め可能な設置台40を設ける態様を採用し得ることについては、上記第一の実施形態と同様である。
なお、本システム終了に際しては、移動式情報端末機20の画面上に備えられたアイコン22を操作してプログラムを終了させるか、画像情報データの表示や音声情報データの発音が終了した時点で移動式情報端末機20の画面上に終了ボタンを表示させて該ボタンをタッチすることで終了させるか、電子式礼拝装置10あるいは故人情報保管サーバ30と移動式情報端末機20との接続を強制的に解除することで終了させる態様が考え得る。
本発明は、従来から使用されている電子式の礼拝装置と比較して、故人を礼拝するに際し、読経、遺影、背景音楽、遺言、音声、動画、静止画、お墓全景、家系図、家訓、年表、地図など多項目に亘って故人を偲ぶことが可能であり、しかも移動式情報端末機20として大型TVやプロジェクタ装置を使用することで、葬儀や法要での利用が可能となることから、本発明にかかる「礼拝メモリアルシステム」の産業上の利用可能性は極めて大きいものと思料する。
なお、具体的な利用態様として、既に上述した使用態様の外、以下のような態様も想定できる。
すなわち、近年問題視されている孤独死をはじめ、身寄りのない単独世帯の方が亡くなった後の死後処理が社会問題となっており、高齢化の進む日本でより顕著な問題として表れてきている。そのような身寄りのない方々の老後および死後の不安を解消するため、生前においては健康寿命の維持や介護などの「見守り支援」や「財産管理」、「遺言作成支援」を行ったり、また「任意後見契約」の締結による認知症発症後の任意後見サービスとして前記生前各種サービスを行ったり、さらに死後においては葬儀や納骨・遺灰処理に関すること、永代供養に関すること、財産の処分に関すること等々、死後に起こり得る様々な処分内容について予め生前に第三者と「死後事務委任契約」を締結し、委任を受けた第三者が契約に基づき故人の死後処理や遺言の執行など一切を執り行っていく、といったビジネスモデルが今後の新たな事業として考え得る。もちろん、当該ビジネスモデルを実施するためには、委任を受けた第三者が故人の財産を処分する際の公正を期すため、信託会社等も関与することになる。
このとき、本願発明を利用して、本願発明にかかる電子式礼拝装置10の購入者に当該サービスを付帯させて、購入者が前記生前各種サービスを受けたり、生前に故人情報データとして任意後見契約や死後事務委任契約、遺言の内容や死後処理に際しての要望などを予め登録しておくことで、故人が本来希望する死後処理・遺言執行の内容を担保することができ、委任を受けた第三者をはじめ故人の死後処理に関係する人が当該故人情報データを視聴することで、正しく死後処理や遺言の執行を執り行うことが可能であると共に、処理の公正を期すチェック機能として作用するものと思料される。
10 電子式礼拝装置
12 記憶媒体
14 外部接続端子部
16 スピーカー
20 移動式情報端末機
22 アイコン
24 外部接続端子部
26 スピーカー
28 無線通信手段
30 故人情報保管サーバ
38 無線通信手段
40 設置台

Claims (7)

  1. 電子式礼拝装置と、移動式情報端末機と、で構成される礼拝メモリアルシステムであって、
    前記電子式礼拝装置は、少なくとも一以上の故人情報データを保管する記憶媒体が内蔵され若しくは接続可能であると共に、前記移動式情報端末機に接続される外部接続端子部を具備して成り、
    前記移動式情報端末機は、故人情報データ内に記憶される画像情報データならびに音声情報データを受信可能なプログラム並びに該プログラムを起動するアイコンを備えると共に、前記電子式礼拝装置に接続される外部接続端子部を具備して成り、
    前記電子式礼拝装置と前記移動式情報端末機とが夫々の外部接続端子部を介して有線若しくは無線通信により接続されると共に該移動式情報端末機に備えられたアイコンを操作することで、記憶媒体に保管されている故人情報データが前記移動式情報端末機に送信され、該移動式情報端末機の画面上に画像情報データが表示されると共に、前記電子式礼拝装置または移動式情報端末機の何れか一方若しくは両方に備えられたスピーカーから音声情報データが発音されることを特徴とする礼拝メモリアルシステム。
  2. 電子式礼拝装置と、移動式情報端末機と、故人情報保管サーバと、で構成される礼拝メモリアルシステムであって、
    前記電子式礼拝装置は、少なくとも一以上の故人識別信号が記憶された記憶メモリが内蔵され若しくは接続可能であると共に、前記移動式情報端末機に接続される外部接続端子部を具備して成り、
    前記移動式情報端末機は、故人情報データ内に記憶される画像情報データならびに音声情報データを受信可能なプログラム並びに該プログラムを起動するアイコンを備えると共に、前記電子式礼拝装置に接続される外部接続端子部並びに前記故人情報保管サーバと無線通信により接続可能な無線通信手段を具備して成り、
    前記故人情報保管サーバは、少なくとも一以上の故人情報データが保管されると共に、前記移動式情報端末機と無線通信により接続可能な無線通信手段を具備して成り、
    前記電子式礼拝装置と前記移動式情報端末機とを夫々の外部接続端子部を介して有線若しくは無線通信により接続すると共に該移動式情報端末機に備えられたアイコンを操作することで、前記移動式情報端末機は前記電子式礼拝装置から故人識別信号を受信すると共に該故人識別信号を前記故人情報保管サーバに送信し、それにより該故人情報保管サーバに保管されている故人情報データが前記移動式情報端末機に送信され、該移動式情報端末機の画面上に画像情報データが表示されると共に、前記電子式礼拝装置または移動式情報端末機の何れか一方若しくは両方に備えられたスピーカーから音声情報データが発音されることを特徴とする礼拝メモリアルシステム。
  3. 前記電子式礼拝装置が、前記移動式情報端末機の所有者情報を記憶する記憶メモリを内蔵すると共に該所有者情報に基づく遺族認証手段を具備して成り、
    該遺族認証手段により故人情報データへの接続の可否が判定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の礼拝メモリアルシステム。
  4. 前記電子式礼拝装置が、前記移動式情報端末機の接近を感知する感知センサを具備して成り、
    前記電子式礼拝装置から所定範囲内に前記移動式情報端末機が接近することによって、該電子式礼拝装置と移動式情報端末機とが無線通信により自動的に接続されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の礼拝メモリアルシステム。
  5. 保管された故人情報データが複数ある場合に、前記移動式情報端末機におけるアイコン操作に際して必要とする故人情報データを選択することが可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の礼拝メモリアルシステム。
  6. 前記電子式礼拝装置が、仏壇、祭壇、納骨堂、骨壺、墓石、位牌のいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の礼拝メモリアルシステム。
  7. 前記移動式情報端末機が、タッチパネル式のスマートフォン若しくはPCタブレットであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の礼拝メモリアルシステム。
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