JP2016096112A - 燃料電池システム及びその制御プログラム - Google Patents

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健太郎 伊東
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実 村中
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淳也 香田
俊哉 平子
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俊哉 平子
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Abstract

【課題】小型化及び低コスト化を実現する。【解決手段】燃料電池スタック16の流路114の出口側は第1管路110を介して貯湯タンク22の上部と接続され、流路114の入口側は第2管路112を介して貯湯タンク22の底部と接続されて第1循環路が形成されている。第2管路112の途中には貯湯循環ポンプ108が設けられ、燃料電池スタック16で発電が行われている間、燃料電池スタック16の出口温度と目標温度との差に基づいて貯湯循環ポンプ108の作動を制御する。これにより、発電に伴って燃料電池スタック16で発生した熱は、第1循環路を循環する水により熱交換器を経由することなく貯湯タンク22へ直接回収されると共に、燃料電池スタック16の出口温度が目標温度に維持される。【選択図】図1

Description

本発明は燃料電池システム及び燃料電池システムの制御プログラムに関する。
燃料電池システムでは、発電に伴って燃料電池スタックで熱が発生するため、燃料電池スタックの性能維持及びシステムのエネルギー利用効率の向上を目的として、燃料電池スタックの冷却及び燃料電池スタックで発生した熱の回収が行われる。これに関連して特許文献1には、発電に伴って生じた熱を回収する水を循環させる冷却配管が燃料電池スタックに接続され、冷却配管内の水を熱交換器に通すポンプが冷却配管に設けられた構成が開示されている。この構成では、熱交換器に排熱回収配管が接続され、排熱回収配管は、一端が貯湯タンクの上部に、他端が貯湯タンクの底部に接続されており、貯湯タンク内の底面近くの水は循環ポンプにより熱交換器を通して貯湯タンクの上部に戻される。
上記構成では、発電に伴って燃料電池スタックで発生した熱が、冷却配管内を流通する水によって回収されることで、燃料電池スタックが冷却される。また、冷却配管内を流通する水によって回収された熱は、ポンプによって熱交換器へ供給された後、熱交換器より排熱回収配管を経由して貯湯タンクへ回収される。
特許第4050919号公報
燃料電池システムにおいて、小型化及び低コスト化は、常に改善が要求されている重要な課題であり、燃料電池スタックの冷却及び燃料電池スタックで発生した熱の回収を行う構成に関しても、一層の小型化及び低コスト化が求められている。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、小型化及び低コスト化を実現できる燃料電池システム及び燃料電池システムの制御プログラムを得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る燃料電池システムは、水が流通する流路が設けられ、供給された燃料ガスと酸化ガスとを反応させて発電する燃料電池スタックと、熱負荷に応じて供給するための水を貯留する貯湯タンクと、前記燃料電池スタックの前記流路の出口側と前記貯湯タンクとを連通する第1管路と、前記貯湯タンクと前記燃料電池スタックの前記流路の入口側とを連通する第2管路と、前記燃料電池スタックの前記流路、前記第1管路、前記貯湯タンク及び前記第2管路を含む第1循環路の途中に設けられ、前記貯湯タンクに貯留されている水を前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給するポンプと、を含んでいる。
請求項1記載の発明では、供給された燃料ガスと酸化ガスとを反応させて発電する燃料電池スタックに、水が流通する流路が設けられている。また、第1管路は、燃料電池スタックの流路の出口側と、熱負荷に応じて供給するための水を貯留する貯湯タンクと、を連通し、第2管路は、貯湯タンクと燃料電池スタックの流路の入口側とを連通する。そして、燃料電池スタックの流路、第1管路、貯湯タンク及び第2管路を含む第1循環路の途中には、貯湯タンクに貯留されている水を燃料電池スタックの流路の入口側に供給するポンプが設けられている。
上記構成では、ポンプにより、燃料電池スタックの流路、第1管路、貯湯タンク及び第2管路を含む第1循環路を水が循環する。また、発電に伴って燃料電池スタックで熱が発生するが、燃料電池スタックの流路を流通する水により、燃料電池スタックが冷却されると共に、燃料電池スタックで発生した熱が回収される。そして、燃料電池スタックで発生した熱を回収した水が前述の第1循環路を流通することにより、燃料電池スタックで発生した熱は、熱交換器を経由することなく燃料電池スタックから貯湯タンクへ直接回収される。このように、請求項1記載の発明によれば、燃料電池スタックの冷却及び燃料電池スタックで発生した熱の回収にあたって熱交換器やポンプ、その他付随する配管継ぎ手等を省略することができるので、燃料電池システムの小型化及び低コスト化を実現することができる。
なお、請求項1記載の発明において、例えば請求項2に記載したように、燃料電池スタックの流路の出口側から排出された水の温度を検出する第1温度検出部と、第1温度検出部によって検出された水の温度に応じて前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水の流量が変化するようにポンプの作動を制御する第1制御部と、を更に含むことが好ましい。これにより、燃料電池スタックの流路を流通した水が燃料電池スタックの流路の出口側から排出されるときの温度が、およそ所定温度となるように制御することが可能となるので、燃料電池スタックのうち少なくとも流路の出口側付近の温度を適正な温度に制御することが可能となる。
また、請求項1記載の発明において、例えば請求項3に記載したように、第1管路の中間部と第2管路の中間部とを連通するバイパス管路と、燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水のうち、バイパス管路を経由して供給される水の流量と貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率を調整可能な比率調整部と、を更に含むことが好ましい。
請求項3記載の発明では、燃料電池スタックの流路を流通する水の循環路として、第1循環路と別に、燃料電池スタックの流路、第1管路の一部、バイパス管路及び第2管路の一部を含む第2循環路が形成される。第2循環路は貯湯タンクを経由しないので、バイパス管路を経由して供給される水の温度は、貯湯タンクを経由して供給される水の温度と相違する可能性が高い。そして、比率調整部は、燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水のうち、バイパス管路を経由して供給される水の流量と貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率を調整可能であるので、前記流量の比率を調整することで、燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水の温度を調整することが可能となる。
なお、請求項3記載の発明において、比率調整部は、例えば、バイパス管路と第2管路との接続部に設けられた三方弁を含み、バイパス管路を経由して供給される水を燃料電池スタックの流路の入口側に供給する第1状態になっている期間と、貯湯タンクから供給された水を燃料電池スタックの流路の入口側に供給する第2状態になっている期間と、の割合を変化させることで、前記流量の比率を調整する構成を採用することが可能である。また、比率調整部は、例えば、バイパス管路と第1管路との接続部に設けられた三方弁を含み、燃料電池スタックの流路の出口側から排出された水をバイパス管路へ案内する第1状態になっている期間と、燃料電池スタックの流路の出口側から排出された水を貯湯タンクへ案内する第2状態になっている期間と、の割合を変化させることで、前記流量の比率を調整する構成を採用することも可能である。
但し、請求項3記載の発明において、比率調整部は、例えば請求項4に記載したように、バイパス管路の途中、第1管路のうちバイパス管路との分岐部と貯湯タンクとの間、及び、第2管路のうちバイパス管路との分岐部と貯湯タンクとの間、の何れかの位置に設けられた流量調整弁であることが好ましい。比率調整部が三方弁を含む構成の場合は、三方弁の上述した第1状態と第2状態との切替えを高頻度で行う必要があるが、比率調整部を流量調整弁とした場合には、構成が簡単になり、弁の開度を変更する頻度も低下するので、電力消費の低減及び部品の長寿命化を実現することができる。
また、請求項3又は請求項4記載の発明において、例えば請求項5に記載したように、燃料電池スタックの流路の出口側から排出された水の温度を検出する第1温度検出部と、燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水の温度を検出する第2温度検出部と、第1温度検出部によって検出された水の温度に応じて燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水の流量が変化するようにポンプの作動を制御すると共に、第2温度検出部によって検出された水の温度に応じて、燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水のうち、バイパス管路を通過する水の流量と貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率が変化するように、比率調整部を制御する第2制御部と、を更に含んでいることが好ましい。
請求項5記載の発明では、第2制御部が、燃料電池スタックの流路の出口側から排出された水の温度に応じて燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水の流量が変化するようにポンプの作動を制御するので、請求項2記載の発明と同様に、燃料電池スタックのうち少なくとも流路の出口側付近の温度を適正な温度に制御することが可能となる。
また、バイパス管路と比率調整部が設けられている場合、燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水のうち、バイパス管路を経由して供給される水の流量と貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率を調整することで、燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水の温度を調整することが可能である。そして、請求項5記載の発明では、第2制御部が、燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水の温度に応じて、燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水のうち、バイパス管路を通過する水の流量と貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率が変化するように、比率調整部を制御するので、燃料電池スタックの流路の入口側に供給される水の温度がおよそ所定温度となるように制御することが可能となり、燃料電池スタックのうち流路の出口側付近の温度も適正な温度に制御することが可能となる。従って、請求項5記載の発明によれば、燃料電池スタック全体を適正な温度に制御することが可能となる。
請求項5記載の発明において、例えば請求項6に記載したように、第2制御部は、第1温度検出部又は第1管路を流通して貯湯タンクに供給される水の温度を検出する第3温度検出部によって検出された水の温度が所定温度未満の間は、第3温度検出部によって検出された水の温度が所定温度以上の場合よりも、燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水に占めるバイパス管路を通過する水の流量の比率が高くなるように、比率調整部を制御することが好ましい。
燃料電池スタックで発電を開始した場合、発電開始当初は発電に伴って発生した熱が、流路中の水、及び、流路を形成する部材等の昇温に費やされることで、燃料電池スタックの流路の出口側から排出される水の温度は、或る程度の時間が経過するまでは定常運転時に排出される水の温度に達しない。そして、燃料電池スタックの流路の出口側から排出された比較的低温の水を貯湯タンクに供給すると、貯湯タンクに貯留されている水の温度分布に乱れが生ずる。
これに対して請求項6記載の発明は、第1管路を流通して貯湯タンクに供給される水の温度が所定温度未満の間は、第3温度検出部によって検出された水の温度が所定温度以上の場合よりも、燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水に占めるバイパス管路を通過する水の流量の比率が高くなるように、比率調整部を制御する。これにより、燃料電池スタックの流路の出口側から排出される水の温度が所定温度未満の間は、貯湯タンクを経由する第1循環路を流通する水の流量が制限されることになるので、燃料電池スタックで発電を開始した当初に、貯湯タンクに貯留されている水の温度分布に乱れが生ずることを抑制することができる。
請求項7記載の発明に係る燃料電池システムの制御プログラムは、水が流通する流路が設けられ、供給された燃料ガスと酸化ガスとを反応させて発電する燃料電池スタックと、熱負荷に応じて供給するための水を貯留する貯湯タンクと、前記燃料電池スタックの前記流路の出口側と前記貯湯タンクとを連通する第1管路と、前記貯湯タンクと前記燃料電池スタックの前記流路の入口側とを連通する第2管路と、前記燃料電池スタックの前記流路、前記第1管路、前記貯湯タンク及び前記第2管路を含む第1循環路の途中に設けられ、前記貯湯タンクに貯留されている水を前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給するポンプと、前記第1管路の中間部と前記第2管路の中間部とを連通するバイパス管路と、前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水のうち、前記バイパス管路を経由して供給される水の流量と前記貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率を調整可能な比率調整部と、前記燃料電池スタックの前記流路の出口側から排出された水の温度を検出する第1温度検出部と、前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水の温度を検出する第2温度検出部と、コンピュータと、を含む燃料電池システムの前記コンピュータを、前記第1温度検出部によって検出された水の温度に応じて前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水の流量が変化するように前記ポンプの作動を制御すると共に、前記第2温度検出部によって検出された水の温度に応じて、前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水のうち、前記バイパス管路を通過する水の流量と前記貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率が変化するように、前記比率調整部を制御する第2制御部として機能させるので、請求項5記載の発明と同様に、燃料電池スタック全体を適正な温度に制御することが可能となる。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記第2制御部は、前記第1温度検出部又は前記第1管路を流通して前記貯湯タンクに供給される水の温度を検出する第3温度検出部によって検出された水の温度が所定温度未満の間は、前記第3温度検出部によって検出された水の温度が所定温度以上の場合よりも、前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水に占める前記バイパス管路を通過する水の流量の比率が高くなるように、前記比率調整部を制御するので、請求項6記載の発明と同様に、燃料電池スタックで発電を開始した当初に、貯湯タンクに貯留されている水の温度分布に乱れが生ずることを抑制することができる。
本発明は、燃料電池システムの小型化及び低コスト化を実現できる、という効果を有する。
第1実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 第1実施形態に係る燃料電池システムの制御系の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る燃料電池スタック出口温度制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 第2実施形態に係る燃料電池システムの制御系の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態の構成の課題を説明するための、第1実施形態における水温の変化の一例を示す線図である。 第2実施形態に係る燃料電池スタック入口温度制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における水温の変化の一例を示す線図である。 燃料電池システムの他の構成を示す概略構成図である。 燃料電池システムの他の構成を示す概略構成図である。 第3実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 第3実施形態に係る燃料電池スタック入口温度制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本第1実施形態に係る燃料電池システム10Aが示されている。燃料電池システム10Aは、主要な構成として、脱硫器12、燃料処理装置14、燃料電池スタック16、貯湯タンク22及び凝縮水回収・供給部24を備えている。
脱硫器12は都市ガス管26と接続されている。脱硫器12は、都市ガス管26を介して供給された都市ガスに含まれる硫黄化合物を吸着除去する。
燃料処理装置14は、改質触媒28、バーナ30、シフト触媒32及びPROX触媒34を有している。改質触媒28は原料ガス管36を介して脱硫器12と接続されている。改質触媒28には、脱硫器12によって硫黄化合物が吸着除去された都市ガスが原料ガス管36を通じて供給される。改質触媒28は、原料ガス管36を通じて供給された都市ガス(原料ガス)を、後述する凝縮水供給管104を通じて供給された凝縮水を利用して水蒸気改質する。
バーナ30には、途中に第1空気ブロワ38が設けられた空気ガス管40と、バーナガス管42と、が接続されている。バーナ30は、空気ガス管40を通じて供給された空気ガスと、バーナガス管42を通じて供給されたバーナガスとの混合ガスを燃焼し、改質触媒28を加熱する。
シフト触媒32は、改質触媒28で発生した一酸化炭素を水蒸気と反応させて水素と二酸化炭素に変換し、一酸化炭素濃度を低減させる。PROX触媒34には、後述する酸化ガス管60から分岐されたPROX空気管44が接続されている。PROX触媒34にはPROX空気管44を通じて空気が供給される。PROX触媒34は、貴金属触媒上で一酸化炭素と酸素を反応させて二酸化炭素に変換し、一酸化炭素を酸化除去する。
燃料処理装置14は、以上の構成により、脱硫器12から供給された都市ガス(原料ガス)から水素ガスを含む燃料ガスが生成され、生成された燃料ガスは、燃料ガス管46を通じて燃料電池スタック16の後述する燃料極54に供給される。燃料ガス管46にはPROX空気管44から分岐されたブリードエア管48が接続されており、燃料ガス管46を流通する燃料ガスにはブリードエア管48を通じて抽出された空気が混合される。
燃料電池スタック16は、固体高分子形の燃料電池スタックであり、積層された複数の燃料電池セル50を有している。個々の燃料電池セル50は、電解質層52と、電解質層52の表裏面に各々積層された燃料極54及び空気極56とを有している。
燃料極54(アノード極)には、燃料ガス管46を通じて燃料処理装置14から燃料ガスが供給される。燃料極54では、下記の(1)式で示されるように、燃料ガス中の水素が水素イオンと電子とに分解される。燃料極54で生成された水素イオンは、電解質層52を通って空気極56に移動し、燃料極54で生成された電子は、外部回路を通って空気極56に移動する。
(燃料極反応)
→2H+2e …(1)
一方、空気極56(カソード極)には、途中に第2空気ブロワ58が設けられた酸化ガス管60を通じて酸化ガス(空気)が供給される。空気極56では、下記の(2)式で示されるように、電解質層52を通ってきた水素イオンと、外部回路を通ってきた電子が、酸化ガス中の酸素と反応して、水が生成される。
(空気極反応)
4H+O+4e →2HO …(2)
そして、電子が燃料極54から空気極56に移動することにより、個々の燃料電池セル50で発電が行われる。また、個々の燃料電池セル50は、発電時に上記の反応に伴って発熱し、空気極56で生成された水は水蒸気とされる。
燃料極54には、燃料極排ガス管62を介してドレンポット64が接続されている。ドレンポット64では、燃料極54から排出された燃料極排ガスに含まれる水蒸気が凝縮される。ドレンポット64には、ドレン水排水管65の一端が接続されており、ドレン水排水管65の他端はドレンタンク102の入口部に接続されている。ドレンポット64における凝縮水の貯留量が許容量を超えた場合には、許容量を超えた分の凝縮水がドレン水排水管65を通じてドレンタンク102に排出される。
また、ドレンポット64には前述したバーナガス管42が接続されている。燃料極54から排出されドレンポット64で凝縮水が除去された燃料極排ガスには、燃料電池スタック16において未反応の水素ガスが残存しており、この未反応の水素ガスを含む燃料極排ガスは、バーナガス管42を通じてバーナ30にバーナガスとして供給される。
また、バーナ30には、バーナ排ガス管66の一端が接続されており、前述した空気極56には、空気極排ガス管68の一端が接続されている。バーナ排ガス管66の他端はドレンポット18に接続されており、空気極排ガス管68の他端は、バーナ排ガス管66のうちのドレンポット18側の部分に接続されている。ドレンポット18では、バーナ排ガス管66及び空気極排ガス管68から排出された排ガス(バーナ排ガス及び空気極排ガス)に含まれる水蒸気が凝縮される。ドレンポット18の排ガス流路の出口部には排気口78が接続されており、ドレンポット18で凝縮水が除去された排ガスは排気口78から外部に排出される。
また、ドレンポット18の凝縮水流路の出口部は凝縮水回収管100を介してドレンタンク102の入口部に接続されている。ドレンタンク102には、ドレンポット18にて生成され凝縮水回収管100を通じて回収された凝縮水が貯留される。ドレンタンク102にはドレン水排水管103が接続されており、ドレンタンク102における凝縮水の貯留量が許容量を超えた場合には、許容量を超えた分の凝縮水がドレン水排水管103を通じて外部へ排出される。ドレンタンク102の出口部には、前述した改質触媒28に接続された凝縮水供給管104が接続されている。凝縮水供給管104の途中には凝縮水供給ポンプ106が設けられている。
上述したドレンポット18、凝縮水回収管100、ドレンタンク102、凝縮水供給ポンプ106、凝縮水供給管104は、凝縮水回収・供給部24を構成している。この凝縮水回収・供給部24において、ドレンポット18で生成された凝縮水は、凝縮水回収管100を通じてドレンタンク102に回収され、ドレンタンク102に回収された凝縮水は、凝縮水供給ポンプ106の作動に伴い凝縮水供給管104を通じて改質触媒28に供給され、この改質触媒28にて水蒸気改質用の水蒸気として利用される。
また、燃料電池スタック16には、燃料電池セル50を貫通して水が流通する流路114が設けられている。流路114の出口側(下流側)には第1管路110の一端が接続されており、第1管路110の他端は貯湯タンク22の上部に接続されている。流路114の出口側(下流側)には、流路114の出口側から排出された水の温度を検出するスタック出口温度センサ94が設けられている。一方、流路114の入口側(上流側)には第2管路112の一端が接続されており、第2管路112の他端は貯湯タンク22の底部に接続されている。第2管路112の途中には貯湯循環ポンプ108が設けられている。
貯湯タンク22に貯留されている水のうち、貯湯タンク22の底部に存在している比較的低温の水は、貯湯循環ポンプ108の作動に伴い第2管路112を通じて燃料電池スタック16の流路114に供給され、燃料電池スタック16の個々の燃料電池セル50が冷却される。また、燃料電池スタック16の流路114から排出された比較的高温の水は、貯湯循環ポンプ108の作動に伴い第1管路110を通じて貯湯タンク22の上部に供給される。これにより、貯湯タンク22には、底部から上部へ向かうに従って貯留されている水の温度が高くなる温度成層が形成される。なお、貯湯タンク22に貯留された所定温度以上の水(湯)の熱は図示しない熱負荷に応じて供給される。熱負荷には、給湯負荷以外に、例えば床暖房やバス乾燥などが挙げられる。このうち、給湯負荷には所定温度以上の水(湯)が供給されるが、この場合、給湯負荷への水の供給量に応じて貯湯タンク22に水道水が補給される。
次に、図2を参照して燃料電池システム10Aの制御系の構成を説明する。燃料電池システム10Aは制御部150を備えている。制御部150は、CPU152、ワークメモリ等として用いられるメモリ154、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリを含む不揮発性の記憶部156及びインタフェース(I/F)部158を備えている。
記憶部156には、CPU152によって実行される燃料電池システム制御プログラム160が記憶されている。燃料電池システム制御プログラム160は、後述する燃料電池スタック出口温度制御処理を行うためのプログラムが含まれる。燃料電池システム制御プログラム160は、本発明に係る燃料電池システムの制御プログラムの一例である。また、制御部150は本発明におけるコンピュータの一例である。
制御部150のI/F部158には、燃料電池システム10Aのセンサ群162が接続され、ポンプ駆動回路164を介して燃料電池システム10Aのポンプ群168が接続され、ブロワ駆動回路170を介して燃料電池システム10Aのブロワ群172が接続されている。なお、センサ群162にはスタック出口温度センサ94が含まれ、ポンプ群168には凝縮水供給ポンプ106及び貯湯循環ポンプ108が含まれ、ブロワ群172には第1空気ブロワ38及び第2空気ブロワ58が含まれている。また、制御部150のI/F部158には、表示パネルや操作スイッチを含む操作パネル174が接続されている。
制御部150は、CPU152が燃料電池システム制御プログラム160を実行することにより、操作パネル174を介しての操作や、センサ群162によって検出された燃料電池システム10Aの各部の状態(例えばスタック出口温度センサ94によって検出される燃料電池スタック16の流路114の出口側から排出された水の温度等)に基づいて、ポンプ群168の各ポンプやブロワ群172の各ブロワの作動を制御する。
なお、燃料電池スタック16は本発明における燃料電池スタックの一例であり、流路114は本発明において燃料電池スタックに設けられた流路の一例であり、貯湯タンク22は本発明における貯湯タンクの一例である。また、第1管路110は本発明における第1管路の一例であり、第2管路112は本発明における第2管路の一例であり、燃料電池スタック16の流路114、第1管路110、貯湯タンク22及び第2管路112を含む第1循環路は本発明における第1循環路の一例である。また、貯湯循環ポンプ108は本発明におけるポンプの一例であり、スタック出口温度センサ94は本発明における第1温度検出部の一例であり、制御部150は本発明における第1制御部の一例である。
次に本第1実施形態の作用として、制御部150によって実行される燃料電池スタック出口温度制御処理について、図3を参照して説明する。
燃料電池スタック出口温度制御処理のステップ200において、制御部150は、燃料電池システム10Aが運転中か否か判定する。例えば操作パネル174の運転スイッチがオフされている等の場合には、ステップ200の判定が否定されて燃料電池スタック出口温度制御処理を終了する。一方、操作パネル174の運転スイッチがオンされている場合は、ステップ200の判定が肯定されてステップ202へ移行する。
ステップ202において、制御部150は、燃料電池システム10Aの起動条件が成立したか否か判定する。例えば、貯湯タンク22内が所定温度以上のお湯で満水状態になっている等の場合には、ステップ202の判定が否定され、ステップ202の判定が繰り返される。一方、例えば、貯湯タンク22内が所定温度以上のお湯で満水状態になってはおらず、燃料電池システム10Aが発電電力を供給する建物で電力消費が増加する時間帯が到来した等の場合には、燃料電池システム10Aの起動条件が成立したと判定され、ステップ202の判定が肯定されてステップ204へ移行する。
ステップ204において、制御部150は、貯湯循環ポンプ108に対して30%の操作量(例えば定格の30%の回転速度)で貯湯循環ポンプ108を作動させる。これにより、燃料電池スタック16の流路114、第1管路110、貯湯タンク22及び第2管路112を含む第1循環路内を定格の30%の流量で水が循環される。なお、30%の操作量は単なる一例であり、第1循環路内を比較的小さな流量で水が循環する操作量であればよい。
燃料電池システム10Aの起動時には、バーナ30の内部空間を空気で置換する「パージ」、バーナ30によって改質触媒28を所定温度まで昇温する「燃料処理装置昇温」、ドレンタンク102内の凝縮水を凝縮水供給管104を通じて改質触媒28に供給し、燃料処理装置14で燃料ガスを生成する「燃料改質」の各起動処理が順に行われる。次のステップ206において、制御部150は、「パージ」「燃料処理装置昇温」及び「燃料改質」の個々の起動処理が全て完了したか否かに基づいて、燃料電池システム10Aの発電条件が成立したか否か判定する。ステップ206の判定が否定された場合はステップ204に戻り、ステップ206の判定が肯定される迄ステップ204,206を繰り返す。
この間、燃料電池スタック16の流路114、第1管路110、貯湯タンク22及び第2管路112を含む第1循環路内を比較的小さな流量で水が循環されると共に、燃料処理装置14で「パージ」「燃料処理装置昇温」及び「燃料改質」の各起動処理が順に行われる。
燃料処理装置14における各起動処理が全て終了すると、燃料電池システム10Aの燃料電池スタック16で発電が開始される。すなわち、燃料電池スタックの個々の燃料電池セル50の燃料極54には、燃料ガス管46を通じて燃料処理装置14から燃料ガスが供給され、燃料極54では前出の(1)式で示される燃料極反応が生ずる。また、個々の燃料電池セル50の空気極56には、酸化ガス管60を通じて酸化ガスが供給され、空気極56では前出の(2)式で示される空気極反応が生ずる。これにより、個々の燃料電池セル50で発電が行われると共に、発電に伴って熱が発生する。
また、燃料処理装置14における各起動処理が全て終了すると、ステップ206の判定が肯定されてステップ208へ移行する。ステップ208において、制御部150は、スタック出口温度センサ94によって検出された燃料電池スタック16の流路114の出口側から排出された水の温度(以下「燃料電池スタック16の出口温度」という)を取り込み、燃料電池スタック16の出口温度と目標温度(例えば70℃)との差に基づき、貯湯循環ポンプ108に対する操作量をPID制御で決定し、決定した操作量で貯湯循環ポンプ108の作動を制御する。なお、PID制御は単なる一例であり、PID制御に代えて、PI制御やその他の公知の制御の何れを適用してもよい。
次のステップ210において、制御部150は、燃料電池システム10Aの停止条件が成立したか否か判定する。判定が否定された場合はステップ208に戻り、ステップ210の判定が肯定される迄、ステップ208,210を繰り返す。これにより、燃料電池システム10Aの燃料電池スタック16で発電が行われている間は、ステップ208の制御が継続され、少なくとも燃料電池スタック16の出口温度が目標温度(例えば70℃)に維持されるように貯湯循環ポンプ108の作動が制御され、燃料電池スタック16が冷却されると共に、燃料電池スタック16で発生した熱が貯湯タンク22に回収される。
また、例えば貯湯タンク22内が所定温度以上のお湯で満水状態になった場合や、燃料電池システム10Aが発電電力を供給する建物で電力消費が低下する時間帯が到来した場合には、燃料電池システム10Aの停止条件が成立したと判断され、ステップ210の判定が肯定されてステップ212へ移行する。ステップ212において、制御部150は、貯湯循環ポンプ108に対する操作量を低下させ、第1循環路内を流通する水の流量を低下させる。燃料電池システム10Aの停止条件が成立した場合、燃料電池システム10Aでは、燃料電池スタック16における発電が停止し、燃料電池スタック16及び燃料処理装置14を停止状態(待機状態)に移行させるための処理が行われる。
停止状態(待機状態)に移行させるための処理が完了すると、燃料電池スタック16は待機状態になり、次のステップ214において、制御部150は、貯湯循環ポンプ108に対する操作量を0%にすることで、貯湯循環ポンプ108の作動を停止させる。ステップ214の処理を行うとステップ200に戻る。
このように、本第1実施形態では、貯湯循環ポンプ108により、第1循環路を水が循環し、発電に伴って燃料電池スタック16で発生した熱は、第1循環路を循環する水により、熱交換器を経由することなく貯湯タンク22へ直接回収されるので、燃料電池スタック16の冷却及び燃料電池スタック16で発生した熱の回収のための熱交換器やポンプ、その他付随する配管継ぎ手等が省略されており、燃料電池システム10Aの小型化及び低コスト化が実現されている。
また、本第1実施形態では、燃料電池スタック16で発電が行われている間、燃料電池スタック16の出口温度と目標温度との差に基づいて、貯湯循環ポンプ108の作動を制御しているので、燃料電池スタック16で発電が行われている間、燃料電池スタック16の出口温度を目標温度に維持することができる。
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図4には本第2実施形態に係る燃料電池システム10Bが示されている。燃料電池システム10Bは、第1実施形態で説明した燃料電池システム10A(図1)と比較して、第1管路110の中間部と第2管路112の中間部(詳しくは第2管路112のうち貯湯タンク22と貯湯循環ポンプ108との間の部分)とを連通するバイパス管路120が設けられており、バイパス管路120の途中に流量調整弁122が設けられている点が相違している。このように、本第2実施形態に係る燃料電池システム10Bでは、燃料電池スタック16の流路114、第1管路110、貯湯タンク22及び第2管路112を含む第1循環路と別に、燃料電池スタック16の流路114、第1管路110の一部、バイパス管路120及び第2管路112の一部を含む第2循環路が形成されている。
また、燃料電池システム10Bでは、燃料電池スタック16の流路114の入口側(上流側)に、流路114の入口側に供給される水の温度(以下「燃料電池スタック16の入口温度」という)を検出するスタック入口温度センサ124が設けられている。また、図5に示すように、流量調整弁122は流量調整弁の駆動回路176を介して制御部150のI/F部158に接続されている。なお、センサ群162にはスタック入口温度センサ124も含まれている。
なお、バイパス管路120は本発明におけるバイパス管路の一例であり、流量調整弁122は本発明における比率調整部、及び、バイパス管路の途中に設けられた流量調整弁の一例であり、スタック入口温度センサ124は本発明における第2温度検出部の一例である。また、本第2実施形態における制御部150は、本発明における第2制御部の一例である。
次に本第2実施形態の作用を説明する。先に説明した第1実施形態では、燃料電池スタック16の出口温度と目標温度との差に基づいて、貯湯循環ポンプ108の作動を制御している。このため、第1実施形態で説明した燃料電池システム10Aでは、例として図6に「スタック出口温度」と表記して示すように、燃料電池スタック16で発電が行われている期間、燃料電池スタック16の出口温度はスタック適正温度の範囲(図6では50℃〜80℃の範囲)内に維持される。
一方、第1実施形態で説明した燃料電池システム10Aでは、燃料電池スタック16の流路114の入口側(上流側)に、貯湯タンク22の底部の水がそのまま供給される。このため、第1実施形態で説明した燃料電池システム10Aでは、例として図6に「スタック入口温度」と表記して示すように、燃料電池スタック16で発電が行われている期間にも、燃料電池スタック16の入口温度はスタック適正温度の範囲から外れている。
燃料電池スタック16は、スタック適正温度の範囲よりも高温の場合は耐久性に問題が生じ、スタック適正温度の範囲よりも低温の場合は、水が凝縮し易くなり、凝縮した水が燃料電池スタック16内の反応を阻害して触媒が損傷し易くなる。このため、燃料電池スタック16で発電が行われている間は、燃料電池スタック16の温度をスタック適正温度の範囲内に維持することが望ましい。
このため、本第2実施形態では、第1実施形態で説明した燃料電池スタック出口温度制御処理と並行して、図7に示す燃料電池スタック入口温度制御処理が制御部150によって実行される。
燃料電池スタック入口温度制御処理のステップ230において、制御部150は、第1実施形態で説明したステップ200と同様に、燃料電池システム10Bが運転中か否か判定する。ステップ230の判定が否定された場合は燃料電池スタック入口温度制御処理を終了する。一方、ステップ230の判定が肯定された場合はステップ232へ移行し、ステップ232において、制御部150は、第1実施形態で説明したステップ202と同様に、燃料電池システム10Bの起動条件が成立したか否か判定する。ステップ232の判定が否定された場合は、ステップ232の判定が繰り返される。
一方、ステップ232の判定が肯定された場合はステップ234へ移行し、ステップ234において、制御部150は、10段階で表す流量調整弁122の開度を10(全開)にする。これにより、燃料電池スタック16の流路114の入口側に供給される水のうち、バイパス管路120を経由して供給される水の流量の比率が最大に、貯湯タンク22を経由して供給される水の流量の比率が最小になる。
次のステップ236において、制御部150は、第1実施形態で説明したステップ206と同様に、燃料電池システム10Bの発電条件が成立したか否か判定する。ステップ236の判定が否定された場合はステップ236の判定が肯定される迄ステップ236を繰り返す。燃料処理装置14における各起動処理が全て終了し、燃料電池システム10Bの燃料電池スタック16で発電が開始されると、ステップ236の判定が肯定されてステップ238へ移行する。
ステップ238において、制御部150は、スタック入口温度センサ124によって検出された燃料電池スタック16の入口温度を取り込み、燃料電池スタック16の入口温度と目標温度(例えば60℃)との差に基づき、流量調整弁122に対する操作量をPID制御で決定し、決定した操作量で流量調整弁122の開閉を制御する。なお、PID制御は単なる一例であり、PID制御に代えて、PI制御やその他の公知の制御の何れを適用してもよい。
次のステップ240において、制御部150は、第1実施形態で説明したステップ210と同様に、燃料電池システム10Bの停止条件が成立したか否か判定する。判定が否定された場合はステップ238に戻り、ステップ240の判定が肯定される迄、ステップ238,240を繰り返す。これにより、燃料電池システム10Bの燃料電池スタック16で発電が行われている間は、ステップ238の制御が継続され、燃料電池スタック16の出口温度が目標温度(例えば70℃)に維持されるように貯湯循環ポンプ108の作動が制御されると共に、燃料電池スタック16の入口温度が目標温度(例えば60℃)に維持されるように流量調整弁122の開閉が制御される。より詳しくは、燃料電池スタック16の入口温度が目標温度よりも低い場合は、燃料電池スタック16の入口温度が目標温度よりも高い場合よりも、流量調整弁122の開度が大きくなるように制御される。
上述した流量調整弁122の制御について、図8を参照して更に説明すると、燃料電池スタック16で発電が開始されると、発電に伴って発生した熱が燃料電池スタック16の流路114を流通する水によって回収され、当初は流量調整弁122の開度が全開になっていることで、バイパス管路120を経由して循環する水の流量が最大になり、図8(A)に示すように、燃料電池スタック16の入口温度が上昇し始める。その後、図8(B)に示すように、燃料電池スタック16の入口温度が目標温度に達すると、流量調整弁122の開度が閉方向へ段階的に切り替わり、これに伴って、燃料電池スタック16の流路114の入口側に供給される水のうち、貯湯タンク22を経由して供給される水の流量の比率が増加することで、燃料電池スタック16の入口温度の上昇が抑制される。そして、流量調整弁122の開度が、燃料電池スタック16の入口温度を目標温度に維持する一定の開度のまま推移する。
上記の制御により、燃料電池スタック16で発電が行われている間、燃料電池スタック16の温度(燃料電池スタック16の入口温度及び出口温度)はスタック適正温度の範囲内に維持され、燃料電池スタック16の耐久性に問題が生じたり、燃料電池スタック16内の触媒が損傷することが抑制される。
また、燃料電池システム10Bの停止条件が成立することで、ステップ240の判定が肯定されるとステップ242へ移行する。ステップ242において、制御部150は、流量調整弁122の開度を10(全開)にする。ステップ242の処理を行うとステップ230に戻る。
このように、本第2実施形態では、第1管路110の中間部と第2管路112の中間部とを連通するバイパス管路120を設けると共に、バイパス管路120の途中に流量調整弁122を設けたので、流量調整弁122の開度を調整することで、燃料電池スタック16の入口温度を調整することが可能となる。
また、本第2実施形態では、燃料電池スタック16の出口温度と目標温度との差に基づいて貯湯循環ポンプ108の作動を制御すると共に、燃料電池スタック16の入口温度と目標温度との差に応じて流量調整弁122の開閉を制御するので、燃料電池スタック16全体をスタック適正温度の範囲内に維持することができる。
なお、流量調整弁122はバイパス管路120の途中に設けることに限られるものではなく、例として図9に示す燃料電池システム10Cのように、第1管路110の中間部、より詳しくは第1管路110のうち、バイパス管路120との分岐部と貯湯タンク22の間に流量調整弁122を設けてもよいし、例として図10に示す燃料電池システム10Dのように、第2管路112の中間部、より詳しくは第2管路112のうち、バイパス管路120との分岐部と貯湯タンク22の間に流量調整弁122を設けてもよい。
流量調整弁122を図9に示す位置又は図10に示す位置に設けた場合、流量調整弁122の開度の変化に対する、燃料電池スタック16の流路114の入口側に供給される水のうち、バイパス管路120を経由して供給される水の流量と貯湯タンク22を経由して供給される水の流量との比率の変化の方向が、流量調整弁122を図8に示す位置に設けた場合と逆になる。このため、流量調整弁122を図9に示す位置又は図10に示す位置に設けた場合には、図7に示す燃料電池スタック入口温度制御処理のうち、ステップ234,242で流量調整弁122の開度を0(全閉)にすると共に、ステップ238の制御において、燃料電池スタック16の出口温度が目標温度よりも低い場合は、燃料電池スタック16の出口温度が目標温度よりも高い場合よりも、流量調整弁122の開度が小さくなるように制御すればよい。
〔第3実施形態〕
次に本発明の第3実施形態について説明する。なお、第2実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図11には本第3実施形態に係る燃料電池システム10Eが示されている。燃料電池システム10Eは、第2実施形態で説明した燃料電池システム10B(図4)と比較して、貯湯タンク22の入口側(上流側)に、貯湯タンク22の入口側に供給される水の温度(以下「貯湯タンク22の入口温度」という)を検出する貯湯タンク入口温度センサ126が設けられている点でのみ相違している。なお、貯湯タンク入口温度センサ126は本発明における第3温度検出部の一例である。
次に、図12を参照し、本第3実施形態の作用として、本第3実施形態に係る燃料電池スタック入口温度制御処理について、第2実施形態で説明した燃料電池スタック入口温度制御処理(図7)と異なる部分についてのみ説明する。
本第3実施形態に係る燃料電池スタック入口温度制御処理は、ステップ234で流量調整弁122の開度を全開にした後に、次のステップ237において、制御部150が、燃料電池システム10Eの発電条件が成立し、かつ貯湯タンク入口温度センサ126によって検出された貯湯タンク22の入口温度が所定温度(例えば40℃)以上か否かを判定する。ステップ237の判定が否定された場合は、ステップ237の判定が肯定される迄ステップ237を繰り返し、流量調整弁122の開度が全開の状態を維持する。そして、ステップ237の判定が肯定されるとステップ238へ移行し、第2実施形態で説明したように、燃料電池スタック16の入口温度と目標温度との差に基づいて流量調整弁122の開閉を制御する。
燃料電池スタック16で発電を開始した当初は、発電に伴って発生した熱が流路114を形成する部材等の昇温に費やされることで、燃料電池スタック16の出口温度は、或る程度の時間が経過するまでは定常運転時に排出される水の温度に達しない。そして、燃料電池スタック16の流路114の出口側から排出された比較的低温の水を貯湯タンク22に供給すると、貯湯タンク22に貯留されている水の温度分布に乱れが生ずる。
これに対して本第3実施形態に係る燃料電池スタック入口温度制御処理は、貯湯タンク22の入口温度が所定温度未満の間は、流量調整弁122の開度が全開の状態を維持するので、貯湯タンク22を経由して循環する水の流量が制限される。これにより、燃料電池スタック16で発電を開始した当初に、貯湯タンク22に貯留されている水の温度分布に乱れが生ずることを抑制することができる。
なお、第3実施形態では、貯湯タンク入口温度センサ126によって検出された貯湯タンク22の入口温度を用いてステップ237の判定を行っていたが、これに代えて、スタック出口温度センサ94によって検出された、流路114の出口側から排出された水の温度を用いて、ステップ237の判定を行う(燃料電池システム10Eの発電条件が成立し、かつスタック出口温度センサ94によって検出された、流路114の出口側から排出された水の温度が所定温度(例えば40℃)以上か否かを判定する)ようにしてもよい。
また、第3実施形態では、流量調整弁122がバイパス管路120の途中に設けられた構成を説明したが、これに限定されるものではなく、第3実施形態において、流量調整弁122を図9に示す位置又は図10に示す位置に設けてもよい。流量調整弁122を図9に示す位置又は図10に示す位置に設けた場合、流量調整弁122の開度を0(全閉)とすることで、貯湯タンク22を経由して循環する水の流量を0にすることができるので、貯湯タンク22の入口温度が所定温度未満の期間に、貯湯タンク22に貯留されている水の温度分布に乱れが生ずることを、より確実に防止することができる。
また、上記では本発明に係る燃料電池システムの制御プログラムの一例である燃料電池システム制御プログラム160が記憶部156に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、本発明に係る燃料電池システムの制御プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
10A,10B,10C,10D,10E…燃料電池システム、14…燃料処理装置、16…燃料電池スタック、22…貯湯タンク、50…燃料電池セル、94…スタック出口温度センサ、108…貯湯循環ポンプ、110…第1管路、112…第2管路、114…流路、120…バイパス管路、122…流量調整弁、124…スタック入口温度センサ、126…貯湯タンク入口温度センサ、150…制御部、160…燃料電池システム制御プログラム

Claims (8)

  1. 水が流通する流路が設けられ、供給された燃料ガスと酸化ガスとを反応させて発電する燃料電池スタックと、
    熱負荷に応じて供給するための水を貯留する貯湯タンクと、
    前記燃料電池スタックの前記流路の出口側と前記貯湯タンクとを連通する第1管路と、
    前記貯湯タンクと前記燃料電池スタックの前記流路の入口側とを連通する第2管路と、
    前記燃料電池スタックの前記流路、前記第1管路、前記貯湯タンク及び前記第2管路を含む第1循環路の途中に設けられ、前記貯湯タンクに貯留されている水を前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給するポンプと、
    を含む燃料電池システム。
  2. 前記燃料電池スタックの前記流路の出口側から排出された水の温度を検出する第1温度検出部と、
    前記第1温度検出部によって検出された水の温度に応じて前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水の流量が変化するように前記ポンプの作動を制御する第1制御部と、
    を更に含む請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記第1管路の中間部と前記第2管路の中間部とを連通するバイパス管路と、
    前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水のうち、前記バイパス管路を経由して供給される水の流量と前記貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率を調整可能な比率調整部と、
    を更に含む請求項1記載の燃料電池システム。
  4. 前記比率調整部は、前記バイパス管路の途中、前記第1管路のうち前記バイパス管路との分岐部と前記貯湯タンクとの間、及び、前記第2管路のうち前記バイパス管路との分岐部と前記貯湯タンクとの間、の何れかの位置に設けられた流量調整弁である請求項3記載の燃料電池システム。
  5. 前記燃料電池スタックの前記流路の出口側から排出された水の温度を検出する第1温度検出部と、
    前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水の温度を検出する第2温度検出部と、
    前記第1温度検出部によって検出された水の温度に応じて前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水の流量が変化するように前記ポンプの作動を制御すると共に、前記第2温度検出部によって検出された水の温度に応じて、前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水のうち、前記バイパス管路を通過する水の流量と前記貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率が変化するように、前記比率調整部を制御する第2制御部と、
    を更に含む請求項3又は請求項4記載の燃料電池システム。
  6. 前記第2制御部は、前記第1温度検出部又は前記第1管路を流通して前記貯湯タンクに供給される水の温度を検出する第3温度検出部によって検出された水の温度が所定温度未満の間は、前記第3温度検出部によって検出された水の温度が所定温度以上の場合よりも、前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水に占める前記バイパス管路を通過する水の流量の比率が高くなるように、前記比率調整部を制御する請求項5記載の燃料電池システム。
  7. 水が流通する流路が設けられ、供給された燃料ガスと酸化ガスとを反応させて発電する燃料電池スタックと、
    熱負荷に応じて供給するための水を貯留する貯湯タンクと、
    前記燃料電池スタックの前記流路の出口側と前記貯湯タンクとを連通する第1管路と、
    前記貯湯タンクと前記燃料電池スタックの前記流路の入口側とを連通する第2管路と、
    前記燃料電池スタックの前記流路、前記第1管路、前記貯湯タンク及び前記第2管路を含む第1循環路の途中に設けられ、前記貯湯タンクに貯留されている水を前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給するポンプと、
    前記第1管路の中間部と前記第2管路の中間部とを連通するバイパス管路と、
    前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水のうち、前記バイパス管路を経由して供給される水の流量と前記貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率を調整可能な比率調整部と、
    前記燃料電池スタックの前記流路の出口側から排出された水の温度を検出する第1温度検出部と、
    前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水の温度を検出する第2温度検出部と、
    コンピュータと、
    を含む燃料電池システムの前記コンピュータを、
    前記第1温度検出部によって検出された水の温度に応じて前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水の流量が変化するように前記ポンプの作動を制御すると共に、前記第2温度検出部によって検出された水の温度に応じて、前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水のうち、前記バイパス管路を通過する水の流量と前記貯湯タンクを経由して供給される水の流量との比率が変化するように、前記比率調整部を制御する第2制御部
    として機能させるための燃料電池システムの制御プログラム。
  8. 前記第2制御部は、前記第1温度検出部又は前記第1管路を流通して前記貯湯タンクに供給される水の温度を検出する第3温度検出部によって検出された水の温度が所定温度未満の間は、前記第3温度検出部によって検出された水の温度が所定温度以上の場合よりも、前記燃料電池スタックの前記流路の入口側に供給される水に占める前記バイパス管路を通過する水の流量の比率が高くなるように、前記比率調整部を制御する請求項7記載の燃料電池システムの制御プログラム。
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