JP2016094794A - ドア装置 - Google Patents

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古田 拓
Hiroshi Furuta
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Abstract

【課題】簡便な構造で閉方向へのドアの動きを規制すること。【解決手段】ドア枠部11とドア12とドアチェッカ20と閉動作抑制装置50とを有し、閉動作抑制装置は、螺子部材51と、その螺子部51a,51bに螺合させた螺子部材に対する軸線方向の位置調整が可能な少なくとも1つの係止部材52と、螺子部材を回転させるアクチュエータ53と、アクチュエータを制御する制御部56と、を備え、ドアチェッカのアーム部材は、螺子部を突出させた状態で螺子部材が挿通された貫通孔31と、所定のドア開度に応じた少なくとも1つの係止部32,33と、を備え、制御部は、ドアの閉動作抑制条件が成立していない場合、ドアに対して閉方向の力が加わったとしても係止部材が係止部を係止しないようにアクチュエータを制御し、その閉動作抑制条件が成立した場合、その閉方向の力が加わったときに係止部材で係止部が係止されるようアクチュエータを制御すること。【選択図】図1

Description

本発明は、ドア装置に関する。
従来、ドア装置においては、開状態のドアが使用者の意図に反して閉方向へと動かないように規制する技術が知られている。例えば、その技術としては、下記の特許文献1に開示されている。この特許文献1においては、車両のドアのドアチェッカにドア位置規制装置を取り付けることによって、意図に反した閉方向へのドアの動きを規制する。そのドア位置規制装置は、プーリと、2本のワイヤロープと、往復移動体と、ロッド部材と、制動機構(クラッチばねやアクチュエータ等)と、を備えている。
特開2009−235840号公報
しかしながら、従来の技術では、意図に反した閉方向へのドアの動きを規制するために、プーリやワイヤロープ等からなる複雑な装置(ドア位置規制装置)が必要になる。また、従来の技術では、その複雑さ故にドアチェッカよりも体格が大きくなる装置を当該ドアチェッカに別途取り付けなければならず、ドアチェッカに関わる機構についての体格の大型化を招いてしまう。
そこで、本発明は、簡便な構造によって意図に反した閉方向へのドアの動きを規制することが可能なドア装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、ドア枠部と、該ドア枠部との間のドア回動軸を支点に開閉するドアと、前記ドア回動軸側における前記ドアと前記ドア枠部との間に配置され、前記ドアの開閉動作に応じて自らの長手方向に往復移動しつつ回転軸を中心にして回転するアーム部材を備えたドアチェッカと、前記アーム部材の前記往復移動時の前記回転軸を前記ドア枠部側に設けた場合には前記ドア側に取り付けられ、又は、前記アーム部材の前記往復移動時の前記回転軸を前記ドア側に設けた場合には前記ドア枠部側に取り付けられて、開状態の前記ドアの閉動作を抑制する閉動作抑制装置と、を有し、前記閉動作抑制装置は、螺子部材と、該螺子部材の螺子部に螺合させ、該螺子部材を当該螺子部材の軸線を中心にして回転させることによって、該螺子部材に対する当該螺子部材の軸線方向における位置が調整される少なくとも1つの係止部材と、前記軸線を中心にして前記螺子部材を回転させることが可能なアクチュエータと、該アクチュエータを制御する制御部と、を備え、前記アーム部材は、前記螺子部を突出させた状態で前記螺子部材が挿通され、前記往復移動時に当該螺子部材に対する前記長手方向への相対移動が可能な貫通孔と、前記ドアの閉動作の抑制を要するドア開度に応じて形成された少なくとも1つの係止部と、を備え、前記制御部は、前記ドアの閉動作抑制条件が成立していない場合、前記ドアに対して閉方向の力が加わったとしても前記係止部材が前記係止部を係止しないように前記アクチュエータを制御し、前記ドアの閉動作抑制条件が成立した場合、前記ドアに対して閉方向の力が加わったときに前記係止部材で前記係止部が係止されるよう前記アクチュエータを制御することを特徴としている。
ここで、前記係止部材は、前記軸線方向に対する直交平面を有する板状部を有し、前記アーム部材は、前記係止部材の前記直交平面と対向する平面部と、該平面部から立設させ、前記係止部として利用する立設面部と、を有することが望ましい。
また、前記アーム部材は、前記ドアの閉動作の抑制を要するドア開度毎に前記平面部と前記立設面部の組み合わせを設けることが望ましい。
また、前記ドア開度毎の複数組の内の或る組み合わせは、前記ドアを開く際の前記アーム部材の前記長手方向への移動方向側に向けて延在させた前記平面部と、該平面部における延在方向の端部から立設させた前記立設面部と、を有し、前記複数組の内の前記或る組み合わせと隣り合っている組み合わせは、該或る組み合わせの前記立設面部における立設方向の端部から当該或る組み合わせの前記平面部と同じ方向に延在させた前記平面部と、該平面部における延在方向の端部から立設させた前記立設面部と、を有することが望ましい。
また、前記螺子部材は、前記軸線方向における前記貫通孔から見た一方に形成した前記螺子部としての第1雄螺子部と、該第1雄螺子部に対する同心の逆螺子であり、前記軸線方向における前記貫通孔から見た他方に形成した前記螺子部としての第2雄螺子部と、を有し、前記係止部材としては、前記第1雄螺子部に螺合させた第1係止部材と、前記第2雄螺子部に螺合させた第2係止部材と、を設け、前記アーム部材の前記係止部としては、前記第1係止部材によって係止される一方の係止部と、該一方の係止部と同じドア開度に応じて形成され、前記第2係止部材によって係止される他方の係止部と、を設けることが望ましい。
また、前記ドアが車両用のドアであり、該ドアに対応する前記ドア枠部の開口からの乗降時に座席を乗員と共に車外に向けて回転させることが可能な場合、前記制御部は、前記座席の回転を検知したときに前記ドアの閉動作抑制条件が成立したと判定し、前記ドアに対して閉方向の力が加わったときに前記係止部材で前記座席の回転位置に対応するドア開度に応じた前記係止部が係止されるよう前記アクチュエータを制御することが望ましい。
また、前記ドアが車両用のドアであり、該ドアに対応する前記ドア枠部の開口からの乗降時に座席を乗員と共に当該開口よりも車外に迫り出させることが可能な場合、前記制御部は、前記座席の迫り出し動作を検知したときに前記ドアの閉動作抑制条件が成立したと判定し、前記ドアに対して閉方向の力が加わったときに前記係止部材で前記座席の迫り出し位置に対応するドア開度に応じた前記係止部が係止されるよう前記アクチュエータを制御することが望ましい。
本発明に係るドア装置は、ドアに対して乗員の意図していない閉方向の力が加えられたとしても、このドアを所定のドア開度に留めておくことができる。そして、このドア装置は、そのような効果について、ドアチェッカのアーム部材に形成した係止部と、係止部材と、この係止部材を動かす螺子部材と、この螺子部材を動かすアクチュエータと、による簡便な構造で得ることができる。
図1は、実施形態のドア装置を示す斜視図である。 図2は、アーム部材の側面図である。 図3は、制御部の演算処理について説明するフローチャートである。
以下に、本発明に係るドア装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るドア装置の実施形態の1つを図1から図3に基づいて説明する。図1の符号1は、本実施形態のドア装置を示す。以下においてはドア装置1を自動車等の車両に適用するものとして説明するが、そのドア装置1の適用対象は、必ずしも車両に限定するものではない。
ドア装置1は、ドア枠部11と、このドア枠部11との間のドア回動軸を支点に開閉するドア12と、を備える。
この例示のドア枠部11とは、開口を有する枠体状となるように車体の構造部材によって構成されたものである。例えば、このドア枠部11は、AピラーやBピラー等のピラー部材と、ルーフサイドレールと、ロッカパネル(サイドシル)と、によって形成されている。
ドア12は、そのドア枠部11の開口を塞ぐものである。ドア枠部11とドア12との間のドア回動軸は、ドア枠部11とドア12とに各々固定されたヒンジ機構(図示略)によって形成される。このドア装置1は、車両の何処の位置のドア12に対しても適用可能である。ここでは、ドア枠部11の開口から車両の乗員が乗り降りするドア12を例に挙げる。このため、この例示のドア12は、前席側のフロントドアであってもよく、後席側のリヤドアであってもよい。
更に、このドア装置1は、ドアチェッカ20を備える。
ドアチェッカ20は、ドア12の開閉動作に応じて自らの長手方向に往復移動するアーム部材30を備える。アーム部材30は、その一端を保持部材41に取り付けて、車両の走行路に対して略平行に配置する。そして、その保持部材41は、ドア枠部11とドア12の内の何れか一方にボルト等の螺子部材(図示略)を介して取り付ける。この保持部材41には、その螺子部材を貫通させる貫通孔41aが形成されている。このアーム部材30と保持部材41との間には、回転軸42を設けている。このため、アーム部材30は、保持部材41に対して回転軸42を介して回転することができる。よって、このアーム部材30は、ドア12の開閉動作時に、長手方向に往復移動しつつ回転軸42を中心にして回転する。ここで、例えば、保持部材41をドア枠部11に固定した場合、アーム部材30は、ドア12の開閉動作に応じて長手方向に往復移動する際に、ドア12の内部に出入りする。これに対して、保持部材41をドア12に固定した場合、アーム部材30は、ドア12の開閉動作に応じて長手方向に往復移動する際に、ドア枠部11の内部(車体内部)に出入りする。
このドアチェッカ20とは、ドア回動軸側におけるドア枠部11とドア12との間に配置され、開けたドア12を所定のドア開度のまま留め置くものである。そして、このドアチェッカ20は、その開状態が最大のドア開度ではない場合、ドア12に対して所定の大きさ以上の開方向の力を加えた際に、ドア12を最大のドア開度まで開かせることができる。かかる動作を行うドアチェッカ20の構造は、この技術分野において周知のものを適用すればよい。
ここで、乗員の乗り降りの最中にドア12に対して乗員の意図していない閉方向の力が加えられた場合には、ドア12が乗員に接触したり、ドア12によって乗員が押されたりしてしまう可能性がある。例えば、その乗員の意図していない閉方向の力とは、主に、自動車若しくは自転車等の他車両又は他者などがドア12にぶつかってきたときに発生する力のことである。また、この閉方向の力には、傾斜地等で重力によってドア12に発生する力も含んでいる。このため、そのような乗員とドア12との関係は、乗員保護の観点から好ましいものではない。
そこで、このドア装置1には、開状態のドア12の閉動作を抑制し、ドア12に対して乗員の意図していない閉方向の力が加えられたとしても、このドア12が所定のドア開度に留まるようにする閉動作抑制装置50を設けている。
尚、本実施形態のドアチェッカ20は、その閉動作抑制装置50を作動させていない場合に、開状態のドア12に対して所定の大きさ以上の閉方向の力を加えることで、ドア12を閉方向に動かすことができるものであってもよい。かかる動作を行うドアチェッカ20の構造は、この技術分野において周知のものを適用すればよい。
閉動作抑制装置50は、螺子部材51と、この螺子部材51の螺子部に螺合させた係止部材52と、を備える。この閉動作抑制装置50においては、螺子部材51に螺子部を少なくとも1つ形成すると共に、係止部材52を少なくとも1つ設ける。この閉動作抑制装置50においては、その螺子部材51の螺子部と係止部材52のそれぞれの数量を一致させる。係止部材52は、螺子部材51が自らの軸線を中心にして回転することによって、この螺子部材51に対する当該螺子部材51の軸線方向における位置が調整される。この係止部材52は、板状部を有している。その板状部は、螺子部材51の軸線方向に対する直交平面を有するものである。この例示の係止部材52は、その全体が板状部となる板状部材に形成されている。
この閉動作抑制装置50には、そのような軸線を中心にした螺子部材51の回転を可能にするアクチュエータ53を設けている。螺子部材51は、そのアクチュエータ53の出力軸に連結されている。アクチュエータ53としては、例えば、ステッピングモータ等の電動機を用いる。
この閉動作抑制装置50においては、その螺子部材51と係止部材52とアクチュエータ53とが筐体54の内部に収容されている。この例示の筐体54は、直方体状の箱体である。この筐体54には、互いに対向している2つの開口54a,54bを介して、アーム部材30が長手方向への往復移動を可能にした状態で貫通している。この閉動作抑制装置50は、保持部材41をドア枠部11に固定した場合(つまり、アーム部材30の往復移動時の回転軸42をドア枠部11側に設けた場合)、ドア12側に取り付ける。この場合には、ドア12の内部に閉動作抑制装置50を配置して、その筐体54をドア12の内部から取り付ける。その筐体54には、スタッドボルト55が設けられている。このため、筐体54は、ドア12の内部から外部に突出させたスタッドボルト55にナット(図示略)を螺合させることによって、ドア12に固定する。また、保持部材41をドア12に固定した場合(つまり、アーム部材30の往復移動時の回転軸42をドア12側に設けた場合)には、ドア枠部11に閉動作抑制装置50を取り付ける。この場合には、ドア枠部11の内部(車体内部)に閉動作抑制装置50を配置して、その筐体54をドア枠部11の内部から取り付ける。その筐体54は、ドア枠部11の内部から外部に突出させたスタッドボルト55にナット(図示略)を螺合させることによって、ドア枠部11に固定する。
ここで、アーム部材30には、その長手方向に延在させた貫通孔31を形成している。その貫通孔31には、螺子部材51が挿通される。螺子部材51は、軸線方向を貫通孔31の長手方向に対して略直交させ、かつ、螺子部を貫通孔31から突出させた状態で、貫通孔31に挿通されている。螺子部が貫通孔31から突出しているので、この貫通孔31は、係止部材52の板状部における上記の直交平面と対向する。この貫通孔31は、ドア12の開閉動作に伴ってアーム部材30が長手方向へと往復移動しているときに、その長手方向へと螺子部材51に対して相対移動する。このため、この貫通孔31の長手方向の長さは、ドア12の開閉動作に伴って貫通孔31の長手方向の両端と螺子部材51とを接触させない長さに形成する。また、この貫通孔31の短手方向の幅は、螺子部材51の外径よりも広く、かつ、係止部材52の板状部における上記の直交平面部分よりも狭く形成する。尚、この例示の貫通孔31は、アーム部材30を車体の上下方向に貫通させる孔である。
更に、このアーム部材30には、所定のドア開度に応じて形成された少なくとも1つの係止部32(33)を備える(図2)。その所定のドア開度とは、ドア12の閉動作の抑制を要するドア開度のことであり、少なくとも1つが設定されている。このアーム部材30には、ドア12に対して閉方向の力が加わった際に、このドア12から長手方向への力が加わる。この閉動作抑制装置50は、その長手方向への力がアーム部材30に加わった際に、係止部32(33)を係止部材52で係止することによって、ドア12の閉動作を抑制し、このドア12がこれ以上閉じないようにする。よって、その係止部32(33)は、閉動作抑制装置50の構成の1つといえる。
この閉動作抑制装置50には、アクチュエータ53を制御する制御部56を設けている。
その制御部56は、ドア12の閉動作抑制条件が成立していない場合、ドア12に対して閉方向の力が加わったとしても係止部材52が係止部32(33)を係止しないようにアクチュエータ53を制御する。ドア12の閉動作抑制条件とは、少なくとも、開状態のドア12の閉動作を抑制し、所定のドア開度からドア12が閉方向に動かないようにするための制御開始条件のことである。この閉動作抑制条件の具体例については、後述する。ドア12の閉動作抑制条件が成立していない場合には、開状態のドア12に対して所定の大きさ以上の閉方向の力を加えることで、ドア12を閉方向へと動かすことができる。また、この場合には、その開状態が最大のドア開度でなければ、この開状態のドア12に対して所定の大きさ以上の開方向の力を加えることで、ドア12を開方向へと動かすことができる。
また、この制御部56は、ドア12の閉動作抑制条件が成立した場合、ドア12に対して閉方向の力が加わったときに係止部材52で係止部32(33)が係止されるようアクチュエータ53を制御する。係止部材52は、その制御によって、係止部32(33)を係止することができる位置まで螺子部材51の軸線方向に沿って移動する。ドア12の閉動作抑制条件が成立した場合には、開状態のドア12に対して所定の大きさ以上の閉方向の力が加わったとしても、その係止位置よりも閉方向にドア12が移動しない。一方、この例示では、後述するように平面部34(35)と立設面部{係止部32(33)}とを階段状に形成している。このため、この場合には、その開状態が最大のドア開度でなければ、この開状態のドア12に対して所定の大きさ以上の開方向の力を加えることで、ドア12を開方向へと動かすことができる。
例えば、この例示のアーム部材30においては、ドア12に対する閉方向の力に応じた長手方向への力が加わった際に係止部材52によって係止されることが可能な立設面部を形成し、この立設面部を係止部32(33)として利用する。このアーム部材30は、係止部材52の板状部における上記の直交平面と対向する平面部34(35)と、この平面部34(35)から立設させた係止部32(33)としての立設面部と、を有する。平面部34(35)は、例えば、ドア12を開く際のアーム部材30の長手方向への移動方向側(以下、「アーム部材30の開方向側」という。)に向けて延在させる。立設面部{係止部32(33)}は、その平面部34(35)における延在方向の端部(つまり、アーム部材30の開方向側の端部)から立設させる。この立設面部の立設方向は、ドア12に対して閉方向の力が加わったときに係止部材52によって係止することができるのであれば、如何様な方向であってもよい。この例示では、貫通孔31の孔深さ方向(螺子部材51の軸線方向)に立設させている。
このアーム部材30には、ドア12の閉動作の抑制を要するドア開度毎に平面部34(35)と立設面部{係止部32(33)}の組み合わせを設ける。例えば、そのドア開度毎の複数組の内の或る組み合わせは、上記のように、アーム部材30の開方向側に向けて延在させた平面部34(35)と、この平面部34(35)における延在方向の端部から立設させた立設面部{係止部32(33)}と、を有する。そして、その複数組の内の当該或る組み合わせと隣り合っている組み合わせは、その或る組み合わせの立設面部{係止部32(33)}における立設方向の端部から当該或る組み合わせの平面部34(35)と同じ方向に延在させた平面部34(35)と、この平面部34(35)における延在方向の端部から立設させた立設面部{係止部32(33)}と、を有する。つまり、アーム部材30には、図2に示すように、平面部34(35)と立設面部{係止部32(33)}とが交互に階段状に形成されている。
具体的に、螺子部材51には、その軸線方向における貫通孔31から見た一方に第1雄螺子部51aを形成し、この第1雄螺子部51aに対する同心の逆螺子であり、軸線方向における貫通孔31から見た他方に第2雄螺子部51bを形成する。そして、係止部材52としては、第1雄螺子部51aに螺合させた第1係止部材52Aと、第2雄螺子部51bに螺合させた第2係止部材52Bと、を設ける。更に、この例示では、ドア12の閉動作の抑制を要するドア開度が3つ設定されている。このため、アーム部材30の係止部32(33)としては、第1係止部材52Aによって係止される一方の係止部(第1から第3の係止部32A,32B,32C)と、この第1から第3の係止部32A,32B,32Cと同じドア開度に応じて各々形成され、第2係止部材52Bによって係止される他方の係止部(第1から第3の係止部33A,33B,33C)と、を設けている。その第1から第3の係止部32A,32B,32Cと第1から第3の係止部33A,33B,33Cは、それぞれに貫通孔31の孔深さ方向(螺子部材51の軸線方向)で対向させている。よって、このアーム部材30には、平面部34(35)として、それぞれに貫通孔31の孔深さ方向で対向させた第1から第3の平面部34A,34B,34Cと第1から第3の平面部35A,35B,35Cとが形成されている。
尚、そのアーム部材30は、一方の係止部(第1から第3の係止部32A,32B,32C)を設けずに、他方の係止部(第1から第3の係止部33A,33B,33C)のみを設けたものであってもよく、その逆に、他方の係止部を設けずに、一方の係止部のみを設けたものであってもよい。
ところで、車両には、ドア枠部11の開口からの乗降時に座席を乗員と共に車外に向けて回転させることが可能な福祉車両等がある。このような車両の制御部56には、座席の回転を検知したときにドア12の閉動作抑制条件が成立したと判定させることができる。この場合、制御部56は、ドア12の閉動作抑制条件が成立したとの判定を行った際に、ドア12に対して閉方向の力が加わったときに係止部材52で座席の回転位置に対応するドア開度に応じた係止部32(33)が係止されるようアクチュエータ53を制御する。
また、車両には、ドア枠部11の開口からの乗降時に座席を乗員と共に当該開口よりも車外に迫り出させることが可能な福祉車両等がある。このような車両の制御部56には、座席の迫り出し動作を検知したときにドア12の閉動作抑制条件が成立したと判定させることができる。この場合、制御部56は、ドア12の閉動作抑制条件が成立したとの判定を行った際に、ドア12に対して閉方向の力が加わったときに係止部材52で座席の迫り出し位置に対応するドア開度に応じた係止部32(33)が係止されるようアクチュエータ53を制御する。ここで、このような車両には、座席を乗員と共に車外に向けて回転させてから開口よりも車外に迫り出させるものもある。このような動きを座席が行う場合には、座席の回転を検知したときにドア12の閉動作抑制条件が成立したと判定させることが望ましい。
例えば、制御部56は、図3のフローチャートに示すように、ドアスイッチ61からの検出信号に基づいて、ドア12が開いているのか否かを判定する(ステップST1)。制御部56は、ドア12が開いていない場合、この演算処理を終了する。
制御部56は、ドア12が開いている場合、その閉動作抑制条件が成立したのか否かを判定する(ステップST2)。ここでは、その判定を座席の回転が検知されたのか否かを判定することによって実施する。例えば、制御部56は、座席を動かす座席駆動装置(図示略)に対する座席駆動開始指令(使用者による釦の押下等で座席駆動装置の制御部に送信される指令)を検知したときに、座席が回転し始めたと判定して、閉動作抑制条件が成立したとの判定を行う。
ここで、場合によっては、一旦ドア12が開けられた後で、座席を動かすことなく再びドア12が閉じられることもある。このため、制御部56は、閉動作抑制条件が成立しなかった場合、ステップST1に戻って、ドア12が開いているのか否かを再び判定する。
閉動作抑制条件が成立した場合、制御部56は、座席の回転位置に応じた係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)の要求移動量を演算する(ステップST3)。座席の回転位置は、座席駆動装置の座席回転用の電動機の回転数や駆動時間等に基づいて判断してもよく、位置センサによって検出してもよい。ここで、例えば、係止部材52は、閉動作抑制条件が成立するまで、螺子部材51上の初期位置に留まらせておく。その初期位置とは、アーム部材30が長手方向へと如何に動こうとも、係止部材52と係止部32(第1から第3の係止部32A,32B,32C)及び係止部33(第1から第3の係止部33A,33B,33C)とが互いに接触しない位置である。制御部56は、この初期位置からの要求移動量を演算する。また、例えば、座席が回転し始めたときには、最も小さいドア開度に対応させた第3係止部32C,33Cをそれぞれ第1係止部材52Aと第2係止部材52Bに係止させる。このため、ここでの要求移動量は、ドア12に閉方向の力が加わったときに、第1係止部材52Aに第3係止部32Cが係止させられ、かつ、第2係止部材52Bに第3係止部33Cが係止させられる移動量になる。尚、ここでは、その最も小さいドア開度よりも大きくドア12を開かなければ、座席を回転させないものとする。
制御部56は、アクチュエータ53に対して、その要求移動量に応じた係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)の移動指令を送る(ステップST4)。これにより、アクチュエータ53は、その要求移動量の分だけ係止部材52をアーム部材30に近づける。アーム部材30は、ドア12が第3係止部32C,33Cに応じたドア開度から全開までの間に位置している状態で、このドア12に対して閉方向の力が加わったとしても、第3係止部32C,33Cが係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)に係止される。このため、ドア12は、その係止位置に留まることになる。一方、このドア12は、座席の迫り出し動作に対応させるべく、その係止位置から大きく開くことができる。
制御部56は、座席の迫り出しを検知したのか否かを判定する(ステップST5)。座席の迫り出しが始まったのか否かは、例えば、座席駆動装置の座席迫り出し用の電動機に対する当該座席駆動装置の制御部からの迫り出し開始指令によって判定することができる。制御部56は、その迫り出し開始指令を検知した場合、座席が迫り出し始めたと判定する。
制御部56は、座席の迫り出しを検知しなかった場合、ステップST3に戻り、必要に応じて新たな係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)の要求移動量を演算して、この係止部材52を移動させる。
座席の迫り出しを検知した場合、制御部56は、座席の迫り出し位置に応じた係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)の要求移動量を演算する(ステップST6)。座席の迫り出し位置は、座席迫り出し用の電動機の回転数や駆動時間等に基づいて判断してもよく、位置センサによって検出してもよい。その要求移動量は、螺子部材51上における現在の係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)の位置からの移動量である。この要求移動量は、ドア12に閉方向の力が加わったときに、最も大きいドア開度に対応させた第1係止部32Aと第1係止部33Aとがそれぞれ第1係止部材52Aと第2係止部材52Bとに係止させられる移動量とする。
制御部56は、アクチュエータ53に対して、その要求移動量に応じた係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)の移動指令を送る(ステップST7)。これにより、アクチュエータ53は、その要求移動量の分だけ係止部材52をアーム部材30に更に近づける。アーム部材30は、ドア12が第1係止部32A,33Aに応じたドア開度から全開までの間に位置している状態で、このドア12に対して閉方向の力が加わったとしても、第1係止部32A,33Aが係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)に係止される。このため、ドア12は、その係止位置に留まることになる。
ここで、この閉動作抑制装置50は、仮に第1係止部32A,33Aに応じた最も大きいドア開度までドア12が開く前にステップST7の移動指令が送信された場合、例えば第1係止部材52Aと第2係止部材52Bがそれぞれに第2平面部34B,35Bに接触する。しかしながら、この閉動作抑制装置50は、その接触状態からドア12を更に開くことができる。このため、この閉動作抑制装置50は、第1係止部32A,33Aに応じた最も大きいドア開度までドア12が開いたときに、第1係止部材52Aと第2係止部材52Bがアーム部材30に更に近づいて、その第1係止部材52Aと第2係止部材52Bに第1係止部32A,33Aを係止させることができるようになる。
制御部56は、座席が初期位置に戻ったのか否かを判定する(ステップST8)。その初期位置とは、座席駆動装置を作動させていない状態での座席の位置、換言するならば走行中又は乗り降り終了後の停車中の座席の位置のことである。制御部56は、例えば、座席駆動装置の座席回転用の電動機に対する当該座席駆動装置の制御部からの駆動停止指令を検知した場合、座席が初期位置に戻ったと判定する。
制御部56は、座席が初期位置に戻っていない場合、ステップST6に戻り、必要に応じて新たな係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)の要求移動量を演算して、この係止部材52を移動させる。
座席が初期位置に戻った場合、制御部56は、係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)を初期位置に移動させる(ステップST9)。
ここでは、乗員が車両から降りるときについて詳述した。制御部56は、乗員が車両に乗り込むときについても降車時と同様に演算処理を行う。但し、乗車時には、座席の動きが降車時とは逆になるので、図3において、ステップST3,ST4とステップST6,ST7とが各々入れ替わり、かつ、ステップST5が座席の回転を検知したのか否かの判定に置き換わる。
以上示したように、このドア装置1は、開状態のドア12の閉動作を抑制することができるので、ドア12に対して乗員の意図していない閉方向の力が加えられたとしても、このドア12を所定のドア開度に留めておくことができる。このため、このドア装置1は、そのようなドア12に対する閉方向の力が加えられたとしても、ドア12が乗降中の乗員に接触したり、ドア12が乗降中の乗員を押したりすることを回避することができるので、乗員保護の観点で有用なものとなる。更に、このドア装置1は、そのような効果について、ドアチェッカ20のアーム部材30に形成した係止部32(33)と、係止部材52(第1係止部材52A,第2係止部材52B)と、この係止部材52を動かす螺子部材51と、この螺子部材51を動かすアクチュエータ53と、による簡便な構造で得ることができる。このため、このドア装置1は、従来のような複雑な装置を必要としないので、体格の大型化の抑制や原価の低減が可能になり、また、耐久性を向上させることができる。また更に、このドア装置1は、従来のようなプーリによる駆動を必要としないので、ドア12を開閉させる際の荷重を低減させることもできる。
1 ドア装置
11 ドア枠部
12 ドア
20 ドアチェッカ
30 アーム部材
31 貫通孔
32,33 係止部
32A,33A 第1係止部
32B,33B 第2係止部
32C,33C 第3係止部
50 閉動作抑制装置
51 螺子部材
51a 第1雄螺子部
51b 第2雄螺子部
52 係止部材
52A 第1係止部材
52B 第2係止部材
53 アクチュエータ
56 制御部

Claims (7)

  1. ドア枠部と、
    該ドア枠部との間のドア回動軸を支点に開閉するドアと、
    前記ドア回動軸側における前記ドアと前記ドア枠部との間に配置され、前記ドアの開閉動作に応じて自らの長手方向に往復移動しつつ回転軸を中心にして回転するアーム部材を備えたドアチェッカと、
    前記アーム部材の前記往復移動時の前記回転軸を前記ドア枠部側に設けた場合には前記ドア側に取り付けられ、又は、前記アーム部材の前記往復移動時の前記回転軸を前記ドア側に設けた場合には前記ドア枠部側に取り付けられて、開状態の前記ドアの閉動作を抑制する閉動作抑制装置と、
    を有し、
    前記閉動作抑制装置は、螺子部材と、該螺子部材の螺子部に螺合させ、該螺子部材を当該螺子部材の軸線を中心にして回転させることによって、該螺子部材に対する当該螺子部材の軸線方向における位置が調整される少なくとも1つの係止部材と、前記軸線を中心にして前記螺子部材を回転させることが可能なアクチュエータと、該アクチュエータを制御する制御部と、を備え、
    前記アーム部材は、前記螺子部を突出させた状態で前記螺子部材が挿通され、前記往復移動時に当該螺子部材に対する前記長手方向への相対移動が可能な貫通孔と、前記ドアの閉動作の抑制を要するドア開度に応じて形成された少なくとも1つの係止部と、を備え、
    前記制御部は、前記ドアの閉動作抑制条件が成立していない場合、前記ドアに対して閉方向の力が加わったとしても前記係止部材が前記係止部を係止しないように前記アクチュエータを制御し、前記ドアの閉動作抑制条件が成立した場合、前記ドアに対して閉方向の力が加わったときに前記係止部材で前記係止部が係止されるよう前記アクチュエータを制御することを特徴としたドア装置。
  2. 前記係止部材は、前記軸線方向に対する直交平面を有する板状部を有し、
    前記アーム部材は、前記係止部材の前記直交平面と対向する平面部と、該平面部から立設させ、前記係止部として利用する立設面部と、を有することを特徴とした請求項1に記載のドア装置。
  3. 前記アーム部材は、前記ドアの閉動作の抑制を要するドア開度毎に前記平面部と前記立設面部の組み合わせを設けることを特徴とした請求項2に記載のドア装置。
  4. 前記ドア開度毎の複数組の内の或る組み合わせは、前記ドアを開く際の前記アーム部材の前記長手方向への移動方向側に向けて延在させた前記平面部と、該平面部における延在方向の端部から立設させた前記立設面部と、を有し、
    前記複数組の内の前記或る組み合わせと隣り合っている組み合わせは、該或る組み合わせの前記立設面部における立設方向の端部から当該或る組み合わせの前記平面部と同じ方向に延在させた前記平面部と、該平面部における延在方向の端部から立設させた前記立設面部と、を有することを特徴とした請求項3に記載のドア装置。
  5. 前記螺子部材は、前記軸線方向における前記貫通孔から見た一方に形成した前記螺子部としての第1雄螺子部と、該第1雄螺子部に対する同心の逆螺子であり、前記軸線方向における前記貫通孔から見た他方に形成した前記螺子部としての第2雄螺子部と、を有し、
    前記係止部材としては、前記第1雄螺子部に螺合させた第1係止部材と、前記第2雄螺子部に螺合させた第2係止部材と、を設け、
    前記アーム部材の前記係止部としては、前記第1係止部材によって係止される一方の係止部と、該一方の係止部と同じドア開度に応じて形成され、前記第2係止部材によって係止される他方の係止部と、を設けることを特徴とした請求項1から4の内の何れか1つに記載のドア装置。
  6. 前記ドアが車両用のドアであり、該ドアに対応する前記ドア枠部の開口からの乗降時に座席を乗員と共に車外に向けて回転させることが可能な場合、前記制御部は、前記座席の回転を検知したときに前記ドアの閉動作抑制条件が成立したと判定し、前記ドアに対して閉方向の力が加わったときに前記係止部材で前記座席の回転位置に対応するドア開度に応じた前記係止部が係止されるよう前記アクチュエータを制御することを特徴とした請求項1から5の内の何れか1つに記載のドア装置。
  7. 前記ドアが車両用のドアであり、該ドアに対応する前記ドア枠部の開口からの乗降時に座席を乗員と共に当該開口よりも車外に迫り出させることが可能な場合、前記制御部は、前記座席の迫り出し動作を検知したときに前記ドアの閉動作抑制条件が成立したと判定し、前記ドアに対して閉方向の力が加わったときに前記係止部材で前記座席の迫り出し位置に対応するドア開度に応じた前記係止部が係止されるよう前記アクチュエータを制御することを特徴とした請求項1から6の内の何れか1つに記載のドア装置。
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