JP2016094205A - 紙箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に蓋を閉じた状態することができ、ある程度の力を加えないと開くことがなく、電子レンジ加熱で蒸らし効果があり、電子レンジで加熱調理後、移し変えることなく、食器として用いることができる紙箱を提供する【解決手段】紙層と表裏の表面に熱可塑性樹脂層を設けた積層シートから形成され、側壁板106、107と、端壁板108、109と、上蓋とを有し、上蓋は、互いに重なり合って上端開口部を閉じる側壁側フラップ110、111と、側壁側フラップと一体的である端壁側フラップとを有し、端壁側フラップは、端壁板に押圧された状態で位置するように下方に折り曲げる三角形の翼部114、114をなし、押圧された翼部により、側壁側フラップは上端開口部を閉じかつ重なり合った状態に保持され、かつ、上蓋が易切断帯124、125により切り取り可能になっている。【選択図】図2

Description

本発明は、紙箱に関するものである。
電子レンジで半調理品などを加熱調理することが行われている。例えば、プラスチックのトレーや紙製のトレーなどの容器本体にフリーズドライ食品や調味液などが同梱されて蓋材などで包装された商品がある。
このような商品では、蓋材などを開封し、容器本体に内容物をあけて、必要に応じて水などを加え、蓋をして電子レンジで加熱調理するものがあるが、蒸らし効果がなく効率よく均等に加熱することができなかった。
また、消費者が家庭で肉や野菜などの食材を家庭で加えて調理するような用途としても、蒸らし効果がないと、広範囲な調理容器として使用することが出来なかった。一方、電子レンジで加熱調理するものではないが、簡単に蓋を閉じた状態維持することができ、ある程度の力を加えないと開封されない容器がある。
これは、側壁と端壁と上蓋とを有する容器で、上蓋は、互いに重なり合って容器を閉じる側壁側フラップと、該側壁側フラップと一体的である端壁側フラップとを有し、端壁側フラップは、端壁に押圧された状態で位置するように下方に折り曲げることができる三角形の翼部をなし、端壁には、端壁側フラップの上端から該端壁の長手方向下方に延在する中央折線が形成され、これにより、端壁は、内側に屈曲して凹部をなすことができ、翼部が水平線を越えて端壁方向下方に折り曲げられたとき、端壁は内側に屈曲せしめられると共に、側壁は互いに近接せしめられることができ、内側に屈曲した端壁に対して下方向に押圧された翼部により、側壁側フラップは、容器の上部において、閉じかつ重なり合った状態に保持されるものである(特許文献1)。
公知文献を以下に示す。
特許第3101324号公報
特許文献1に記載の箱は、この容器を電子レンジでの調理容器とした場合、開封したときに、側壁側フラップと一体的であることや端壁側フラップが上に立ち上がるため、そのまま食器として用いて食べようとすると、邪魔になって食べにくい。
本発明は、簡単に蓋を閉じた状態することができ、ある程度の力を加えないと開くことがなく、電子レンジ加熱で蒸らし効果があり、電子レンジで加熱調理後、移し変えることなく、食器として用いることができる紙箱を提供することを課題とする。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、紙層と表裏の表面に熱可塑性樹脂層を設けた積層シートから形成され、側壁板と、端壁板と、上蓋とを有する紙箱であって、
前記上蓋は、前記側壁板の上端より延びて、互いに重なり合って上端開口部を閉じる側壁側フラップと、該側壁側フラップと一体的である端壁側フラップとを有し、前記端壁側フラップは、前記端壁板に押圧された状態で位置するように下方に折り曲げることができる三角形の翼部をなし、前記端壁板には、前記端壁側フラップの上端から該端壁板の下方に延在する中央折罫が形成され、これにより、前記端壁板は、内側に屈曲して凹部をなすことができ、前記翼部が水平線を越えて端壁板方向下方に折り曲げられたとき、前記端壁板は内側に屈曲せしめられると共に、前記側壁板は互いに近接せしめられることができ、内側に屈曲した前記端壁板に対して下方向に押圧された翼部により、側壁側フラップは上端開口部を閉じかつ重なり合った状態に保持され、かつ、前記上蓋が切り取り可能になっていることを特徴とする紙箱である。
本発明の紙箱は、以上のような構成であって、側壁側フラップを、互いに重なり合う様に倒して、端壁側フラップの三角形の翼部を下方に折り曲げて、簡単に蓋を閉じた状態にすることができ、ある程度の力を加えないと開封されず、電子レンジ加熱で蒸らし効果があり、紙層と表裏の表面に熱可塑性樹脂層を設けた積層シートからなっているので、耐水性が有り、底部の構造から水や液体を入れても漏れ出すことがない。また、上蓋が切り取り可能になっているので、電子レンジで加熱調理後、移し変えることなく、食器として用いることができる。
本発明の請求項2の発明は、前記端壁板が、いずれか一方の側壁板に延設された内側端壁板と、他の側壁板に延設された外側端壁板の2重壁でなり、前記外側端壁板と前記底面板に2辺が接続した略三角形の底面側フラップを有し、該底面側フラップは2つ折りされて略三角形の底側翼部を形成し、下方に折り曲げられて前記底面板の外側に接し、前記内側端壁板には端壁側貼り合せ片と底面側貼り合せ片が連設され、前記端壁側貼り合せ片は折り返されて、前記外側端壁板との間に融着され、前記底面側貼り合せ片は、前記底面側フラップの2つ折りされた間に融着されていることを特徴とする請求項1に記載の紙箱である。
本発明の紙箱は、以上のような構成であって、前記端壁板が、内側端壁板と外側端壁板の2重壁でなり、内側端壁板に設けられた端壁側貼り合せ片が折り返されて、内側端壁板と外側端壁板との間に融着され、底面側貼り合せ片が底面側フラップの2つ折りされた間に融着されているので、水や液体を入れても底部や胴部から漏れ出すことがない。
本発明の請求項3の発明は、前記上蓋の切り取りのために、易切断線が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の紙箱である。
本発明はまた、上蓋の切り取りのために、易切断線が設けられているので、上蓋の切り取りが容易にできる。
本発明の請求項4の発明は、前記易切断線が線状に並んだ複数の切れ目と切れ目間の継ぎ目からなることを特徴とする請求項3に記載の紙箱である。
本発明は切断線が線状に並んだ複数の切れ目と切れ目間の継ぎ目からなっているので、容易に切り取ることができる。
本発明の請求項5の発明は、前記易切断線が2本並列に設けられた易切断帯が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の紙箱である。
本発明は易切断線が2本並列に設けられた易切断帯が設けられているので、易切断帯を切り取ることによって、上蓋を切り取ることができる。
本発明の請求項6の発明は、前記端壁側フラップに三角形の折罫が予め付けられており、前記側壁側フラップを共に折り曲げたときに三角形の前記翼部が形成されやすくなっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の紙箱である。
本発明はさらに、端壁側フラップに三角形の折罫が予め付けられているので、側壁側フラップを共に折り曲げたときに、端壁側フラップが三角形の翼部を形成しやすい。
本発明の請求項7の発明は、前記端壁板の下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、前記中央折罫上のある一点で交差する2本の折罫が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の紙箱である。
本発明はまた、端壁板の下端部に、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、中央折罫上のある一点で交差する2本の罫線が設けられているので、翼部が水平線を越えて端壁板方向下方に折り曲げられたとき、端壁板が内側に屈曲しやすい。
本発明の紙箱は、簡単に蓋を閉じた状態することができ、ある程度の力を加えないと開くことがなく、電子レンジ加熱で蒸らし効果があり、電子レンジで加熱調理後、移し変えることなく、食器として用いることがでる。
本発明の紙箱の第1の実施形態に用いる積層シートを模式的に断面で示した説明図である。 本発明の紙箱の第1の実施形態を模式的に示した説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。(C)底面図である。(D)右側面図である。 本発明の紙箱の第1の実施形態に用いるブランクを模式的に示した説明図である。 本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程の状態を模式的に示す説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。 本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程の次の状態を模式的に平面で示す説明図である。 本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程のまた次の状態を模式的に示す説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。 本発明の紙箱の第1の実施形態の貼り合せ片の状態を示す説明図である。 本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程の更に次の状態を正面で模式的に示す説明図である。 本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程のまた更に次の状態を平面で模式的に示す説明図である。 本発明の紙箱の第2の実施形態を模式的に示した説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。(C)底面図である。(D)右側面図である。 本発明の紙箱の第2の実施形態に用いるブランクを模式的に示した説明図である。 本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程の状態を模式的に示す説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。 本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程の次の状態を模式的に平面で示す説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。 本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程のまた次の状態を模式的に示す説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。 本発明の紙箱の第2の実施形態の貼り合せ片の状態を示す説明図である。 本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程の更に次の状態を正面で模式的に示す説明図である。 本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程のまた更に次の状態を平面で模式的に示す説明図である。 本発明の紙箱の第3の実施形態を模式的に示した説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。(C)底面図である。(D)右側面図である。 本発明の紙箱の第3の実施形態に用いるブランクを模式的に示した説明図である。 本発明の紙箱の第3の実施形態の製造過程の状態を模式的に示す説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。 本発明の紙箱の第3の実施形態の製造過程の次の状態を模式的に平面で示す説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。 本発明の紙箱の第3の実施形態の製造過程のまた次の状態を模式的に示す説明図である。(A)平面図である。(B)正面図である。 本発明の紙箱の第3の実施形態の貼り合せ片の状態を示す説明図である。 本発明の紙箱の第3の実施形態の製造過程の更に次の状態を正面で模式的に示す説明図である。 本発明の紙箱の第3の実施形態の製造過程のまた更に次の状態を平面で模式的に示す説明図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明を実施するための第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の紙箱の第1の実施形態に用いる積層シートを模式的に断面で示した説明図である。
図2は、本発明の紙箱の第1の実施形態を模式的に示した説明図で、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)右側面図である。
第1の実施形態の紙箱100は、紙層1と、少なくとも表裏の表面に熱可塑性樹脂層2、3を設けた図1のような積層シート4から形成されている。紙層1と熱可塑性樹脂層2、3の間に他の層を設けてもよい。例えば、ポリエチレンテレフタレート、エチレン酢酸ビニル共重合体のフィルムや、無機酸化物蒸着フィルムなど、バリア性のあるフィルムを、紙層1と熱可塑性樹脂層2、あるいは、熱可塑性樹脂層3の間に設けてもよい。
紙層1としては、坪量150〜250g/mの板紙などが好ましく用いられる。また、熱可塑性樹脂層2、3に用いる樹脂は、ポリエチレン系やポリプロピレン系の樹脂が、熱融着性が良好で、押し出しラミネート加工ができるので好ましいが、これに限るものではない。
そして、図2の(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)右側面図のように、底面板105と、底面板105に連設された側壁板106、107と、側壁板106、107に連設された端壁板108、109と、上蓋とを有している。上蓋は、側壁板106、107の上端より延びた側壁側フラップ110、111からなり、互いに重なり合って上端開口部を閉じるようになっている。
側壁側フラップ111は、左右に一体的に延設された端壁側フラップ(112、113)を有し、端壁側フラップは、三角形に折られて翼部114、114を形成して、端壁板108、109に接するように倒されている。
図では見えないが、端壁板108、109には、端壁側フラップの上端から端壁板の下
方に延在する中央折罫aが形成され、さらに、端壁板108、109の下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、中央折罫a上のある一点で交差する2本の折罫b、cが設けられている。
端壁板108、109の下方には底面側フラップ(115、116)が設けられ、2つ折りされて略三角形の底側翼部117、117を形成し、折り曲げられて底面板105の外側に接している。
そして、側壁側フラップ110には、易切断線が2本並列に設けられた易切断帯124が設けられていて、易切断線の一方は側壁側フラップ110と側壁板106の間の折罫を兼ねていて、他方は側壁側フラップ110の内側に位置している。同様に側壁側フラップ111にも、易切断線が2本並列に設けられた易切断帯125が設けられていて、易切断線の一方は側壁側フラップ111と側壁板107の間の折罫を兼ねていて、他方は側壁側フラップ111の内側に位置している。
以下、本実施形態の紙箱の構造の詳細を説明するために、製造方法について説明する。図3は、本発明の紙箱の第1の実施形態に用いるブランクを模式的に示した説明図である。
図4は、本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程の状態を模式的に示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図5は、本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程の次の状態を模式的に平面で示す説明図である。
図6は、本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程のまた次の状態を模式的に示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図7は、本発明の紙箱の第1の実施形態の貼り合せ片の状態を示す説明図である。
図8は、本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程の更に次の状態を正面で模式的に示す説明図である。
図9は、本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程のまた更に次の状態を平面で模式的に示す説明図である。
本実施形態の紙箱100は、図3のようなブランク101(説明の都合上、ブランクを裏面側から見た図である)を組み立てて製造される。ブランク101は、中央に底面板105が設けられ、底面板105の上下に側壁板106、107が設けられている。
側壁板106、107の底面板105との反対側には、側壁側フラップ110、111が設けられている。側壁側フラップ110の左側には端壁側フラップ112が設けられ、右側には端壁側フラップ113が設けられている。
側壁板106、107の左側には、外側端壁板108aと内側端壁板108bが設けられている。端壁板108は、外側端壁板108aと内側端壁板108bが重なった2重壁で形成されている。また、外側端壁板108aは、側壁側フラップ110に連設されている端壁側フラップ112とも接続している。
そして、紙箱の上端となる端壁側フラップ112の端部から外側端壁板108aにかけて、内側端壁板108bには紙箱の上端となる端部から下方に向かって、その左右中央に中央折罫aが設けられ、外側端壁板108a、内側端壁板8bの紙箱としての下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、中央折罫a上のある一点で交差する2本の折罫b、cが設けられている。
また、端壁側フラップ112には、折り曲げて三角形の翼部114を形成しやすくする
ための三角形の折罫d、eが設けられている。
側壁板106、107の右側も同様に、外側端壁板109aと内側端壁板109bが設けられている。端壁板109は、外側端壁板109aと内側端壁板109bが重なった2重壁で形成されている。また、外側端壁板109aは、側壁側フラップ110に連設されている端壁側フラップ113とも接続している。
そして、紙箱の上端となる端壁側フラップ113の端部から外側端壁板109aにかけて、内側端壁板109bには紙箱の上端となる端部から下方に向かって、その左右中央に中央折罫aが設けられ、外側端壁板109a、内側端壁板109bの紙箱としての下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、中央折罫a上のある一点で交差する2本の折罫b、cが設けられている。
また、端壁側フラップ113には、折り曲げて三角形の翼部114を形成しやすくするための三角形の折罫d、eが設けられている。
底面板105の左右には、底面側フラップ115、116が、外側端壁板108aあるいは外側端壁板109aと接続した三角形で形成されている。底面側フラップ115、116にも三角形を2分する折罫fが設けられていて、2つ折りされて略三角形の底側翼部117を形成するようになっている。
そして、内側端壁板108b、109bの横方向の端部には、端壁側貼り合せ片118、119が連設されている。また、上側には底面側貼り合せ片120、121が連設されている。底面側貼り合せ片120、121は、底面側フラップ115、116とも接続している。
また、側壁側フラップ111の左右には、端壁側フラップ貼着片122、123が設けられ、内側端壁板108b、109bにも接続している。
そして、側壁側フラップ110には、易切断線が2本並列に設けられた易切断帯124が設けられていて、易切断線の一方は側壁側フラップ110と側壁板106の間の折罫を兼ねていて、他方は側壁側フラップ110の内側に位置している。また、易切断帯124は端壁側フラップ112や端壁側フラップ113にも延設されている。
側壁側フラップ111にも、易切断線が2本並列に設けられた易切断帯125が設けられていて、易切断線の一方は側壁側フラップ111と側壁板107の間の折罫を兼ねていて、他方は側壁側フラップ111の内側に位置している。また、易切断帯125は端壁側フラップ貼着片122、123にも延設されている。
尚、折罫は、押罫により設けることが、水や液体食品を入れても折罫から漏れることがないので好ましい。但し、外側端壁板108a、109aに設けた中央折罫aや折罫b、cについては、内側に内側端壁板108b、109bが設けられ漏れる恐れがなく、2重壁の端壁板108、109を折ることから、容易に折れやすい、ミシン目や、断続した切れ目で貫通して設けてもよい。また更に、これと押罫を組み合わせた折罫にしてもよい。
このブランク101から紙箱100を組み立てるには、まず、側壁板107と底面板105の間の折罫を折って、底面板105から側壁板107を垂直に立ち上げ、内側端壁板108b、109bも内方に折って、側壁板107に対して直角になるようにする。
そして、底面側貼り合せ片120、121の内面を底面側フラップ115、116の内
面に重ねる。このとき熱をかけて融着させてもよい。また、端壁側貼り合せ片118、119は外側に折り返しておく。これによって、図4の(A)平面図、(B)正面図のようになる。
次に、側壁板106と底面板105の間の折罫を折って、底面板105から側壁板106を垂直に立ち上げ、図5の平面図のように、端壁側貼り合せ片118、119の内面を外側端壁板108b、109bの内面に重ねる。このとき熱をかけて融着させてもよい。
さらに、端壁側フラップ112と外側端壁板108aを内側に倒し、外側端壁板108aを内側端壁板108bの外側に重ねる。また、端壁側フラップ112を端壁側フラップ貼着片122の外側に重ねる。このとき、底面側フラップ115は折罫fで2つに折られ、下に突き出して底側翼部117を形成する。
同様に、端壁側フラップ113と外側端壁板109aを内側に倒し、外側端壁板109aを内側端壁板109bの外側に重ねる。また、端壁側フラップ113を端壁側フラップ貼着片123の外側に重ねる。このとき、底面側フラップ116は折罫fで2つに折られ、下に突き出して底側翼部117を形成する。これにより、紙箱100は、図6(A)平面図、(B)正面図のようになる。
図7の斜視図は、紙箱100における底面側貼り合せ片120、121や端壁側貼り合せ片118、119の状態を説明するための図である。このように、底面側貼り合せ片120、121の内面を底面側フラップ115、116の内面に重ね、端壁側貼り合せ片120、121の内面を外側端壁板108aあるいは外側端壁板109aの内面に重ねる。
この状態で、外側端壁板108a、109aと内側端壁板108b、109bを、端壁側フラップ112、113と端壁側フラップ貼着片122、123を、また、2つに折られた底面側フラップ17を加熱融着させる。紙箱100には、紙層1を中間に設け、表裏の表面に熱可塑性樹脂層2、3を設けた積層シート4を用いているので、このように加熱融着させることができる。
そして、端壁側貼り合せ片118、119と底面側貼り合せ片120、121を設けた構造として、端壁側貼り合せ片118、119が、それぞれ外側端壁板108aと内側端壁板108bの間、外側端壁板109aと内側端壁板109bの間に挟まれて加熱融着され、底面側貼り合せ片120、121が、それぞれ底面側フラップ115、116の2つ折りされた間に挟まれて加熱融着されているので、積層シート4の端面に露出したか紙層1が、内容物収納部側に露出することなく、また、胴部や底部が水密になっているので水や液体を入れても漏れ出すことがない。
そして、図8の正面図のように、2つに折られた底面側フラップ115、116で形成された底側翼部117、117を倒して、底面板105の外側に沿うように倒し、加熱融着、または、ホットメルトなどの接着剤で接着させる。
側壁側フラップ110、111を互いに重なり合うように倒して、上端開口部を閉じると共に、端壁側フラップ112、113を、それぞれの折罫d、eで折って翼部114、114を形成させる。
そして、この水平になっている翼部114、114を下方に折って、端壁板108、109に押圧された状態で位置するようにすると、端壁側フラップ112、113の上端から外側端壁板108a、内側端壁板108b、および、外側端壁板109a、内側端壁板109bの下方に延在している中央折罫aによって、端壁板108、109は内側に屈曲すると共に、端壁板108、109は互いに近接させることができ、内側に屈曲した端壁板108、109に対して下方向に押圧された翼部114、114により、側壁側フラップ110、111は上端開口部を閉じかつ重なり合った状態に保持される。
このようになっているので、加熱調理する食品などを収納して、電子レンジで加熱すると、上端開口部が閉じた状態が維持され、蒸らし効果が得られる。また、極端に蒸気の発生が多くなり、内圧が高まると、側壁側フラップ間の隙間が開き減圧され、破裂することはない。
そして、電子レンジで加熱調理後、側壁側フラップ110、111を上に持ち上げて、上端開口部を開き、易切断帯122、123を切断して、上蓋の側壁側フラップ110、111と、これと一体的になっている端壁側フラップ112、113とを切り取る。これにより、食べるのに邪魔になる上方に突き出た部分がなくなり、移し変えることなく、このまま紙箱を食器として用いることができる。
本実施形態の紙箱100を以下のように作成した。
積層シートには、外層側から、低密度ポリエチレン18μm、板紙(坪量190g/m2)、、低密度ポリエチレン30μmポリエチレンエレフタレートフィルム12μm、低密度ポリエチレン55μmの積層シートを用いた。
サイズは、幅122mm、奥行き92mm、高さ62mmで、容量がおよそ640ccの第1の実施形態の紙箱100を作成した。
この、紙箱100に野菜の肉巻き140gを入れ、500Wの電子レンジで、2分30秒加熱調理した。加熱調理後、上蓋を開け、易切断帯122、123を切断して取り去り。試食した。
本実施形態の紙箱100では、食品の収納に特に問題はなく、加熱調理では、30秒後に、一方の端壁側フラップが略水平に持ち上がり、隙間から上記が漏れた。調理後の食品は、特に問題なく調理され、蒸らし効果があるものと判断された。
易切断帯の切断において、途中で易切断帯自体が切れてしまうものもあったが、上蓋を取り去ることには問題はなかった。また、易切断帯の一方の易切断線を折罫と兼ねるようにしたので、上からの荷重が掛かった場合の強度に若干の不安があった。
<第2の実施形態>
以下本発明を実施するための第2の実施形態について説明する。
図10は、本発明の紙箱の第2の実施形態を模式的に示した説明図で、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)右側面図である。
第2の実施形態の紙箱200は、第1の実施形態の紙箱100と同様に、図1のような、紙層1と、少なくとも表裏の表面に熱可塑性樹脂層2、3を設けた積層シート4から形成されている。紙層1と熱可塑性樹脂層2、3の間に他の層を設けてもよい。例えば、ポリエチレンテレフタレート、エチレン酢酸ビニル共重合体のフィルムや、無機酸化物蒸着フィルムなど、バリア性のあるフィルムを、紙層1と熱可塑性樹脂層2、あるいは、熱可塑性樹脂層3の間に設けてもよいことなど、第1の実施形態の紙箱100と同様である。
そして、図10のように、底面板205と、底面板205に連設された側壁板206、207と、側壁板206、207に連設された端壁板208、209と、上蓋とを有している。上蓋は、側壁板206、207の上端より延びた側壁側フラップ210、211が
互いに重なり合って上端開口部を閉じるようになっている。
側壁側フラップ210は、左右に一体的に延設された端壁側フラップ(212、213)を有し、端壁側フラップは、三角形に折られて翼部214、214を形成して、端壁板208、209に接するように倒されている。
図では見えないが、端壁板208、209には、端壁側フラップの上端から端壁板の下方に延在する中央折罫gが形成され、さらに、端壁板208、209の下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、中央折罫g上のある一点で交差する2本の折罫h、iが設けられている。
端壁板208、209の下方には底面側フラップが設けられ、2つ折りされて略三角形の底側翼部217、217を形成し、折り曲げられて底面板205の外側に接している。
以下、本実施形態の紙箱の構造の詳細を説明するために、製造方法について説明する。図11は、本発明の紙箱の第2の実施形態に用いるブランクを模式的に示した説明図である。
図12は、本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程の状態を模式的に示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図13は、本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程の次の状態を模式的に平面で示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図14は、本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程のまた次の状態を模式的に示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図15は、本発明の紙箱の第2の実施形態の貼り合せ片の状態を示す説明図である。
図16は、本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程の更に次の状態を正面で模式的に示す説明図である。
図17は、本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程のまた更に次の状態を平面で模式的に示す説明図である。
本実施形態の紙箱200は、図11のようなブランク201(説明の都合上、ブランクを裏面側から見た図である)を組み立てて製造される。ブランク201は、中央に底面板205が設けられ、底面板205の上下に側壁板206、207が設けられている。
側壁板206、207の底面板205との反対側には、側壁側フラップ210、211が設けられている。側壁側フラップ210の左側には端壁側フラップ212が設けられ、右側には端壁側フラップ213が設けられている。
側壁板206、207の左側には、外側端壁板208aと内側端壁板208bが設けられている。端壁板208は、外側端壁板208aと内側端壁板208bが重なった2重壁で形成されている。また、外側端壁板208aは、側壁側フラップ210に連設されている端壁側フラップ212とも接続している。内側端壁板208bは、側壁側フラップ211に連設されている端壁側フラップ貼着片222とも接続している。
そして、紙箱の上端となる端壁側フラップ212の端部から外側端壁板208aにかけて、その左右中央に中央折罫gが設けられ、内側端壁板208bにも中央折罫gが設けられている。外側端壁板208a、内側端壁板208bの紙箱としての下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、中央折罫g上のある一点で交差する2本の折罫h、iが設けられている。
また、端壁側フラップ212には、折り曲げて三角形の翼部214を形成しやすくする
ための三角形の折罫j、kが設けられている。
側壁板206、207の右側も同様に、外側端壁板209aと内側端壁板209bが設けられている。端壁板209は、外側端壁板209aと内側端壁板209bが重なった2重壁で形成されている。また、外側端壁板209aには、側壁側フラップ210に連設されている端壁側フラップ213とも接続している。内側端壁板209bは、側壁側フラップ211に連設されている端壁側フラップ貼着片223とも接続している。
そして、紙箱の上端となる端壁側フラップ213の端部から外側端壁板209aにかけて、その左右中央に中央折罫gが設けられ、内側端壁板209bにも中央折罫gが設けられている。外側端壁板209a、内側端壁板209bの紙箱としての下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、中央折罫g上のある一点で交差する2本の折罫h、iが設けられている。
また、端壁側フラップ213には、折り曲げて三角形の翼部214を形成しやすくするための三角形の折罫j、kが設けられている。
底面板205の左右には、底面側フラップ215、216が、外側端壁板208aあるいは外側端壁板209aと接続した三角形で形成されている。底面側フラップ215、216にも三角形を2分する折罫lが設けられていて、2つ折りされて略三角形の底側翼部217を形成するようになっている。
そして、内側端壁板208b、209bの横方向の端部には、端壁側貼り合せ片218、219が連設されている。また、上側には底面側貼り合せ片220、221が連設されている。底面側貼り合せ片220、221は、底面側フラップ215、216とも接続している。
そして、端壁側フラップ212と外側端壁板208aの間、側壁側フラップ210と側壁板206の間、端壁側フラップ213外側端壁板209aの間に折罫を兼ねた、切れ目を、繋ぎ部を介して断続して直線状並べて形成した易切断線224が設けられている。
また、端壁側フラップ貼着片222と内側端壁板208bの間、側壁側フラップ211と側壁板207の間、端壁側フラップ貼着片223と内側端壁板209bの間に折罫を兼ねた、切れ目を、繋ぎ部を介して断続して直線状並べて形成した易切断線225が設けられている。
尚、他の折罫は、押罫により設けることが、水や液体食品を入れても折罫から漏れることがないので好ましい。但し、外側端壁板208a、209aに設けた中央折罫gや折罫h、iについては、内側に内側端壁板208b、209bが設けられ漏れる恐れがなく、2重壁の端壁板を折ることから、容易に折れやすい、ミシン目や、断続した切れ目で設けたり、更にこれらと押罫を組み合わせた折罫にしたりしてもよい。
このブランク201から紙箱200を組み立てるには、まず、側壁板207と底面板205の間の折罫を折って、底面板205から側壁板207を垂直に立ち上げ、内側端壁板208b、209bも内方に折って、側壁板207に対して直角になるようにする。
そして、底面側貼り合せ片220、221の内面を底面側フラップ215、216の内面に重ねる。このとき熱をかけて融着させてもよい。また、端壁側貼り合せ片218、219は外側に折り返しておく。これによって、図12の(A)平面図、(B)正面図のようになる。
次に、側壁板206と底面板205の間の折罫を折って、底面板205から側壁板206を垂直に立ち上げ、図13の(A)平面図、(B)正面図のように、端壁側貼り合せ片218、219の内面を外側端壁板208a、外側端壁板209aの内面に重ねる。このとき熱をかけて融着させてもよい。
さらに、端壁側フラップ212と外側端壁板208aを内側に倒し、外側端壁板208aを内側端壁板208bの外側に重ねる。また、端壁側フラップ212の裏面に端壁側フラップ貼着片222の表面が重なる。このとき、底面側フラップ215は折罫lで2つに折られ、下に突き出して底側翼部217を形成する。
同様に、端壁側フラップ213と外側端壁板209aを内側に倒し、外側端壁板209aを内側端壁板209bの外側に重ねる。また、端壁側フラップ213の裏面に端壁側フラップ貼着片223の表面が重なる。このとき、底面側フラップ216は折罫lで2つに折られ、下に突き出して底側翼部217を形成する。これにより、紙箱200は、図14(A)平面図、(B)正面図のようになる。
図15の斜視図は、端壁側フラップ213と外側端壁板209aを内側に倒す途中の状態を示している。このように、底面側貼り合せ片220、221の内面を底面側フラップ215、216の内面に重ね、端壁側貼り合せ片218、219の内面を外側端壁板208aあるいは外側端壁板209aの内面に重ねる。また、端壁側フラップ貼着片222、223の表面に端壁側フラップ212、213の裏面を重ねる。
この状態で、外側端壁板208aと内側端壁板208bを、端壁側フラップ212と端壁側フラップ貼着片222を、また、2つに折られた底面側フラップ215を加熱融着させ、また、外側端壁板209aと内側端壁板209bを、端壁側フラップ213と端壁側フラップ貼着片223を、また、2つに折られた底面側フラップ216を加熱融着させる。紙箱200には、紙層1を中間に設け、表裏の表面に熱可塑性樹脂層2、3を設けた積層シート4を用いているので、加熱融着させることができる。
そして、端壁側貼り合せ片218、219と底面側貼り合せ片220、221を設けた構造として、端壁側貼り合せ片218、219が、それぞれ外側端壁板208aと内側端壁板208bの間、外側端壁板209aと内側端壁板209bの間に挟まれて加熱融着され、底面側貼り合せ片220、221が、それぞれ底面側フラップ215、216の2つ折りされた間に挟まれて加熱融着されているので、水や液体を入れても漏れ出すことがない。
次に、図16の正面図のように、2つに折られた底面側フラップ215、2つに折られた底面側フラップ216で形成された底側翼部217、217を、底面板205の外側に沿うように倒し、加熱融着、または、ホットメルトなどの接着剤で接着させる。
側壁側フラップ210、211を互いに重なり合うように倒して、上端開口部を閉じると共に、端壁側フラップ212と端壁側フラップ213を、折罫j、kで折って翼部214、214を、図17の平面図のように形成させる。
そして、この水平になっている翼部214、214を下方に折って、端壁板208、209に押圧された状態で位置するようにすると、端壁側フラップ212、213や、外側端壁板208a、209aと内側端壁板208b、209bに設けられた中央折罫gによって、端壁板208、209は内側に屈曲すると共に、側壁板206、207は互いに近接させることができ、内側に屈曲した端壁板208、209に対して下方向に押圧された翼部214により、側壁側フラップ210、211は上端開口部を閉じかつ重なり合った状態に保持される。
このようになっているので、加熱調理する食品などを収納して、電子レンジで可熱すると、上端開口部が閉じた状態が維持され、蒸らし効果が得られる。また、極端に蒸気の発生が多くなり、内圧が高まると、側壁側フラップ間の隙間が開き減圧され、破裂することはない。
また、易切断線224、225を設けてあるので、電子レンジで加熱調理後、易切断線224、225を切断して、これより上の側壁側フラップ210、211や端壁側フラップ212、213などを取り除けば、調理に用いた紙箱200を食器として用いてそのまま食することができる。
本実施形態の紙箱200を以下のように作成した。
積層シートには、外層側から、低密度ポリエチレン18μm、板紙(坪量190g/m)、低密度ポリエチレン30μmポリエチレンエレフタレートフィルム12μm、低密度ポリエチレン55μmの積層シートを用いた。
サイズは、幅122mm、奥行き92mm、高さ62mmで、容量がおよそ640ccの第2の実施形態の紙箱200を作成した。
この、紙箱200に野菜とあさり合わせて230gを入れ、500Wの電子レンジで、4分加熱調理した。加熱調理後、上蓋を開け、易切断線224、225を切断して上蓋を取り去り試食した。
本実施形態の紙箱200では、食品の収納に特に問題はなく、加熱調理では、30秒後に、一方の端壁側フラップが略水平に持ち上がり、隙間から上記が漏れた。調理後の食品は、特に問題なく調理され、蒸らし効果があるものと判断された。
電子レンジから取り出す際も、翼部214、214を持って、あまり熱さを感じずに取り出すことができた。また、易切断線の切断も可能あり、上蓋を取り去ることには問題はなかった。また、易切断線を折罫と兼ねるようにしたので、上からの荷重が掛かった場合の強度に若干の不安があった。
<第3の実施形態>
以下本発明を実施するための第3の実施形態について説明する。
図18は、本発明の紙箱の第3の実施形態を模式的に示した説明図で、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)右側面図である。
第3の実施形態の紙箱300は、第1の実施形態の紙箱100と同様に、図1のような、紙層1と、少なくとも表裏の表面に熱可塑性樹脂層2、3を設けた積層シート4から形成されている。紙層1と熱可塑性樹脂層2、3の間に他の層を設けてもよい。例えば、ポリエチレンテレフタレート、エチレン酢酸ビニル共重合体のフィルムや、無機酸化物蒸着フィルムなど、バリア性のあるフィルムなどを、紙層1と熱可塑性樹脂層2、あるいは、熱可塑性樹脂層3の間に設けてもよいことなど、第1の実施形態の紙箱100と同様である。
また、第2の実施形態の紙箱200とは、略同一構造で、一方の側壁側フラップの先端につまみ部を設けて、上蓋を開けやすくした点と、易切断線を側壁側フラップと側壁板の間の折罫を兼ねるようにせず、折罫は押罫などで設け、易切断線を折罫から離して設けて
いる点が異なる。
すなわち、図18のように、底面板305と、底面板305に連設された側壁板306、307と、側壁板306、307に連設された端壁板308、309と、上蓋とを有している。上蓋は、側壁板306、307の上端より延びた側壁側フラップ310、311が互いに重なり合って上端開口部を閉じるようになっている。上に重なる方の側壁側フラップ311の先端部分には、周囲より突き出した摘み部326が設けられている。
側壁側フラップ310は、左右に一体的に延設された端壁側フラップ(312、313)を有し、端壁側フラップは、三角形に折られて翼部314、314を形成して、端壁板308、309に接するように倒されている。
図では見えないが、端壁板308、309には、端壁側フラップの上端から端壁板の下方に延在する中央折罫mが形成され、さらに、端壁板308、309の下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、中央折罫m上のある一点で交差する2本の折罫n、oが設けられている。
端壁板308、309の下方には底面側フラップが設けられ、2つ折りされて略三角形の底側翼部317、317を形成し、折り曲げられて底面板305の外側に接している。
以下、本実施形態の紙箱の構造の詳細を説明するために、製造方法について説明する。図19は、本発明の紙箱の第3の実施形態に用いるブランクを模式的に示した説明図である。
図20は、本発明の紙箱の第3の実施形態の製造過程の状態を模式的に示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図21は、本発明の紙箱の第3の実施形態の製造過程の次の状態を模式的に平面で示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図22は、本発明の紙箱の第3の実施形態の製造過程のまた次の状態を模式的に示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図23は、本発明の紙箱の第3の実施形態の貼り合せ片の状態を示す説明図である。
図24は、本発明の紙箱の第3の実施形態の製造過程の更に次の状態を正面で模式的に示す説明図である。
図25は、本発明の紙箱の第3の実施形態の製造過程のまた更に次の状態を平面で模式的に示す説明図である。
本実施形態の紙箱300は、図19のようなブランク301(ブランクを裏面側から見た図である)を組み立てて製造される。ブランク301は、中央に底面板305が設けられ、底面板305の上下に側壁板306、307が設けられている。
側壁板306、307の底面板305との反対側には、側壁側フラップ310、311が設けられている。側壁側フラップ310の左側には端壁側フラップ312が設けられ、右側には端壁側フラップ313が設けられている。側壁側フラップ311の先端側には、周囲より突出した摘み部326が設けられている。
側壁板306、307の左側には、外側端壁板308aと内側端壁板308bが設けられている。端壁板308は、外側端壁板308aと内側端壁板308bが重なった2重壁で形成されている。
また、外側端壁板308aは、側壁側フラップ310に連設されている端壁側フラップ312とも接続している。内側端壁板308bは、側壁側フラップ311に連設されてい
る端壁側フラップ貼着片322とも接続している。
そして、紙箱の上端となる端壁側フラップ312の端部から外側端壁板308aにかけて、その左右中央に中央折罫mが設けられ、内側端壁板308bにも中央折罫mが設けられている。外側端壁板308a、内側端壁板308bの紙箱としての下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、中央折罫m上のある一点で交差する2本の折罫n、oが設けられている。
また、端壁側フラップ312には、折り曲げて三角形の翼部314を形成しやすくするための三角形の2辺となる折罫p、qが設けられている。
側壁板306、307の右側も同様に、外側端壁板309aと内側端壁板309bが設けられている。端壁板309は、外側端壁板309aと内側端壁板309bが重なった2重壁で形成されている。また、外側端壁板309aには、側壁側フラップ310に連設されている端壁側フラップ313とも接続している。内側端壁板309bは、側壁側フラップ311に連設されている端壁側フラップ貼着片323とも接続している。
そして、紙箱の上端となる端壁側フラップ313の端部から外側端壁板309aにかけて、その左右中央に中央折罫mが設けられ、内側端壁板309bにも中央折罫mが設けられている。外側端壁板309a、内側端壁板309bの紙箱としての下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、中央折罫m上のある一点で交差する2本の折罫n、oが設けられている。
また、端壁側フラップ313には、折り曲げて三角形の翼部314を形成しやすくするための三角形の折罫p、qが設けられている。
底面板305の左右には、底面側フラップ315、316が、外側端壁板308aあるいは外側端壁板309aと接続した三角形で形成されている。底面側フラップ315、316にも三角形を2分する折罫rが設けられていて、2つ折りされて略三角形の底側翼部317を形成するようになっている。
そして、内側端壁板308b、309bの横方向外側の端部には、端壁側貼り合せ片318、319が連設されている。また、上側には底面側貼り合せ片320、321が連設されている。底面側貼り合せ片320、321は、底面側フラップ315、316とも接続している。
そして、端壁側フラップ312と外側端壁板308aの間、側壁側フラップ310と側壁板306の間、端壁側フラップ313と外側端壁板309aの間の折罫から平行に離れて、易切断線324が、端壁側フラップ312、側壁側フラップ310、端壁側フラップ313に設けられている。易切断線324は、複数の切れ目を繋ぎ部を介して直線状に並べて形成されている。
また、端壁側フラップ貼着片322と内側端壁板308bの間、側壁側フラップ311と側壁板307の間、端壁側フラップ貼着片323と内側端壁板309bの間の折罫から平行に離れて、易切断線325が、端壁側フラップ貼着片322、側壁側フラップ311、端壁側フラップ貼着片323に設けられている。易切断線325も、複数の切れ目を繋ぎ部を介して直線状に並べて形成されている。
尚、胴部や底部の折罫は、押罫により設けることが、水や液体食品を入れても折罫から漏れることがないので好ましい。但し、外側端壁板308a、309aに設けた中央折罫
mや折罫n、oについては、内側に内側端壁板308b、309bが設けられ、漏れる恐れがなく、2重壁の端壁板を折ることから、容易に折れやすい、ミシン目や、断続した切れ目で設けたり、更にこれらと押罫を組み合わせた折罫にしたりしてもよい。
このブランク301から紙箱300を組み立てるには、ブランク201から紙箱200を組み立てるのと同様にして、組み立てることができる。すなわち、側壁板307と底面板305の間の折罫を折って、底面板305から側壁板307を垂直に立ち上げ、内側端壁板308b、309bも内方に折って、側壁板307に対して直角になるようにする。
そして、底面側貼り合せ片320、321の内面を底面側フラップ315、316の内面に重ねる。このとき熱をかけて融着させてもよい。また、端壁側貼り合せ片318、319は外側に折り返しておく。これによって、図20の(A)平面図、(B)正面図のようになる。
次に、側壁板306と底面板305の間の折罫を折って、底面板305から側壁板306を垂直に立ち上げ、図21の(A)平面図、(B)正面図のように、端壁側貼り合せ片318、319の内面を外側端壁板308a、外側端壁板309aの内面に重ねる。このとき熱をかけて融着させてもよい。
さらに、端壁側フラップ312と外側端壁板308aを内側に倒し、外側端壁板308aを内側端壁板308bの外側に重ねる。また、端壁側フラップ312の裏面に端壁側フラップ貼着片322の表面が重なる。このとき、底面側フラップ315は折罫rで2つに折られ、下に突き出して底側翼部317を形成する。
同様に、端壁側フラップ313と外側端壁板309aを内側に倒し、外側端壁板309aを内側端壁板309bの外側に重ねる。また、端壁側フラップ313の裏面に端壁側フラップ貼着片323の表面が重なる。このとき、底面側フラップ316は折罫lで2つに折られ、下に突き出して底側翼部317を形成する。これにより、紙箱300は、図22の(A)平面図、(B)正面図のようになる。
図23の斜視図は、端壁側フラップ313と外側端壁板309aを内側に倒す途中の状態を示している。このように、底面側貼り合せ片320、321の内面を底面側フラップ315、316の内面に重ね、端壁側貼り合せ片318、319の内面を外側端壁板308aあるいは外側端壁板309aの内面に重ねる。また、端壁側フラップ貼着片322、323の表面に端壁側フラップ312、313の裏面を重ねる。
この状態で、外側端壁板308aと内側端壁板308bを、端壁側フラップ313と端壁側フラップ貼着片323を、また、2つに折られた底面側フラップ315を加熱融着させ、また、外側端壁板309aと内側端壁板309bを、端壁側フラップ313と端壁側フラップ貼着片323を、また、2つに折られた底面側フラップ316を加熱融着させる。紙箱300には、紙層1を中間に設け、表裏の表面に熱可塑性樹脂層2、3を設けた積層シート4を用いているので、加熱融着させることができる。
そして、端壁側貼り合せ片318、319と底面側貼り合せ片320、321を設けた構造として、端壁側貼り合せ片318、319が、それぞれ外側端壁板308aと内側端壁板308bの間、外側端壁板309aと内側端壁板309bの間に挟まれて加熱融着され、底面側貼り合せ片320、321が、それぞれ底面側フラップ315、316の2つ折りされた間に挟まれて加熱融着されているので、水や液体を入れても漏れ出すことがない。
次に、図24の正面図のように、2つに折られた底面側フラップ315、2つに折られた底面側フラップ316で形成された底側翼部317、317を、底面板305の外側に沿うように倒し、加熱融着、または、ホットメルトなどの接着剤で接着させる。
側壁側フラップ310、311を互いに重なり合うように倒して、上端開口部を閉じると共に、端壁側フラップ312と端壁側フラップ313を、折罫p、qで折って翼部314、314を、図25の平面図のように形成させる。
そして、この水平になっている翼部314、314を下方に折って、端壁板308、309に押圧された状態で位置するようにすると、端壁側フラップ312、313や、外側端壁板308a、309aと内側端壁板308b、309bに設けられた中央折罫mによって、端壁板308、309は内側に屈曲すると共に、側壁板306、307は互いに近接させることができ、内側に屈曲した端壁板308、309に対して下方向に押圧された翼部314により、側壁側フラップ310、311は上端開口部を閉じかつ重なり合った状態に保持される。
このようになっているので、加熱調理する食品などを収納して、電子レンジで可熱すると、上端開口部が閉じた状態が維持され、蒸らし効果が得られる。また、極端に蒸気の発生が多くなり、内圧が高まると、側壁側フラップ間の隙間が開き減圧され、破裂することはない。
また、易切断線324、325を設けてあるので、電子レンジで加熱調理後、易切断線324、325を切断して、これより上の側壁側フラップ310、311や端壁側フラップ312、313などを取り除けば、調理に用いた紙箱300を食器として用いてそのまま食することができる。
本実施形態の紙箱300を以下のように作成した。
積層シートには、外層側から、低密度ポリエチレン18μm、板紙(坪量190g/m)、低密度ポリエチレン30μm、ポリエチレンエレフタレートフィルム12μm、低密度ポリエチレン55μmの積層シートを用いた。
サイズは、幅122mm、奥行き92mm、高さ62mmで、容量がおよそ640ccの第3の実施形態の紙箱300を作成した。
この、紙箱300に麻婆豆腐の素と豆腐を合わせて200gを入れ、600Wの電子レンジで、2分30秒加熱調理した。加熱調理後、上蓋を開け、易切断線324、325を切断して上蓋を取り去り試食した。
本実施形態の紙箱300では、食品の収納に特に問題はなく、加熱調理では、30秒後に、一方の端壁側フラップが略水平に持ち上がり、隙間から蒸気が漏れた。調理後の食品は、特に問題なく調理され、蒸らし効果があるものと判断された。
電子レンジから取り出す際も、翼部314、314を持って、あまり熱さを感じずに取り出すことができた。また、易切断線の切断も良好であり、上蓋を容易に取り去ることができた。また、折罫と易切断線を別にして設け、易切断線で折らないようにしたので、上からの荷重が掛かった場合でも強度に不安はなかった。
以上のように、本発明の紙箱は、簡単に蓋を閉じた状態することができ、手では開けられるが、ある程度の力を加えないと開くことがなく、電子レンジ加熱で蒸らし効果があり、電子レンジで加熱調理後は、翼部を持って取り出すこともでき、発生した水蒸気が手にかかり熱い思いをすることもない。また、調理後は、易切断線で上蓋部分を切り取って、移し変えることなく、食器として用いることができる。
使用している積層シートに耐水性があり、また、胴部や底部で紙層の端面が収納物に触れない構造になっているので、水や液体を入れ、また、加熱によりドリップの出る食品を入れても漏れ出すことがない。紙層1にオフセット印刷などによって、美粧印刷を施すことも可能で美粧性を高くすることもできる。
このため、本発明の紙箱は、カレー、シチュー、米飯、混ぜご飯、炊飯、おでん、肉じゃが、鍋料理などの調理に適している。特に、家庭で肉や野菜などの調理素材を加えて電子レンジで調理する合わせ調味液の外装、兼、調理容器としても使用できる。また、使用後廃棄する際には、減容化が容易であり、更には、紙のリサイクルにも対応できる。
100、200、300・・・紙箱
101、201、301・・・ブランク
1・・・紙層
2、3・・・熱可塑性樹脂層
4・・・積層シート
105、205、305・・・底面板
106、107、206、207、306、307・・・側壁板
108、109、208、209、308、309・・・端壁板
108a、109a、208a、209a、308a、309a・・・外側端壁板
108b、109b、208b、209b、308b、309b・・・内側端壁板
110、111、210、211、310、311・・・側壁側フラップ
112、113、212、213、312、313・・・端壁側フラップ
114、114、214、214、314、314・・・翼部
115、116、215、216、315、316・・・底面側フラップ
117、117、217、217、317、317・・・底側翼部
118、119、218、219、318、319・・・端壁側貼り合せ片
120、121、220、221、320、321・・・底面側貼り合せ片
122、123、222、223、322、323・・・端壁側フラップ貼着片
124、125・・・易切断帯
224、225、324、325・・・易切断線
326・・・摘み部
a、g、m・・・中央折罫
b、c、d、e、f、h、i、j、k、l、n、o、p、q・・・折罫

Claims (7)

  1. 紙層と表裏の表面に熱可塑性樹脂層を設けた積層シートから形成され、側壁板と、端壁板と、上蓋とを有する紙箱であって、
    前記上蓋は、前記側壁板の上端より延びて、互いに重なり合って上端開口部を閉じる側壁側フラップと、該側壁側フラップと一体的である端壁側フラップとを有し、前記端壁側フラップは、前記端壁板に押圧された状態で位置するように下方に折り曲げることができる三角形の翼部をなし、前記端壁板には、前記端壁側フラップの上端から該端壁板の下方に延在する中央折罫が形成され、これにより、前記端壁板は、内側に屈曲して凹部をなすことができ、前記翼部が水平線を越えて端壁板方向下方に折り曲げられたとき、前記端壁板は内側に屈曲せしめられると共に、前記側壁板は互いに近接せしめられることができ、内側に屈曲した前記端壁板に対して下方向に押圧された翼部により、側壁側フラップは上端開口部を閉じかつ重なり合った状態に保持され、かつ、前記上蓋が切り取り可能になっていることを特徴とする紙箱。
  2. 前記端壁板が、いずれか一方の側壁板に延設された内側端壁板と、他の側壁板に延設された外側端壁板の2重壁でなり、前記外側端壁板と前記底面板に2辺が接続した略三角形の底面側フラップを有し、該底面側フラップは2つ折りされて略三角形の底側翼部を形成し、下方に折り曲げられて前記底面板の外側に接し、前記内側端壁板には端壁側貼り合せ片と底面側貼り合せ片が連設され、前記端壁側貼り合せ片は折り返されて、前記外側端壁板との間に融着され、前記底面側貼り合せ片は、前記底面側フラップの2つ折りされた間に融着されていることを特徴とする請求項1に記載の紙箱。
  3. 前記上蓋の切り取りのために、易切断線が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の紙箱。
  4. 前記易切断線が線状に並んだ複数の切れ目と切れ目間の継ぎ目からなることを特徴とする請求項3に記載の紙箱。
  5. 前記易切断線が2本並列に設けられた易切断帯が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の紙箱。
  6. 前記端壁側フラップに三角形の折罫が予め付けられており、前記側壁側フラップを共に折り曲げたときに三角形の前記翼部が形成されやすくなっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の紙箱。
  7. 前記端壁板の下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、前記中央折罫上のある一点で交差する2本の折罫が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の紙箱。
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