JP2016093429A - 眼鏡ケース - Google Patents

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太七郎 原田
Tashichiro Harada
太七郎 原田
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Abstract

【課題】眼鏡のレンズ部を確実に保護し、眼鏡の収納及び取り外しが容易であり、ケース本体を他のバッグ等に収納した場合でも破損し難く、ケース本体の収納性能を向上させ、TPOに応じて眼鏡拭き及び/又はポケットチーフとして使用できるにようにする。
【解決手段】ケース本体1は、眼鏡の両レンズを覆うような形状の2枚のシート状部材11,12の上辺部に沿った対向面を固着することによって蝶番のように開閉可能に形成される。面ファスナー14,15が2枚のシート状部材11,12の下辺部の略中央付近であって、2枚のシート状部材の対向面に取り付けられる。眼鏡を収納しない状態では、2枚のシート状部材の重なり合った密着した薄いケースとなる。薄い構成の眼鏡ケース本体に、眼鏡拭き及び/又はポケットチーフとして使用可能な布部材17,17A,17B,19,19Aを取り付ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、眼鏡を収納する眼鏡ケースに係り、特に小型軽量でレンズ部を有効に保護することができると共に眼鏡拭き及び/又はポケットチーフとして使用可能な布を備えた眼鏡ケースに関する。
眼鏡ケースは、ヒンジなどで連結された合成樹脂等からなる下蓋と上蓋からなるハードケースや皮革、ビニール、布等の素材を袋状又は輪状としたソフトケースなどがあり、眼鏡全体を覆うようにものが主流である。
ところが、眼鏡全体を覆う構成の眼鏡ケースは、眼鏡自体の長さ及び厚みよりも大きくなるように形成してあり、携帯用としては不向きであり、バッグなどに収納しても嵩張るという問題を有する。そこで、眼鏡全体を覆うのではなく、レンズ部のみを覆うように構成した眼鏡ケースとして特許文献1〜3のようなものが提案されている。
特許文献1に記載の眼鏡ケースは、下蓋と上蓋からなるハードケース全体を薄くし、レンズ部のみを収納するような構成にしたものである。
特許文献2に記載の眼鏡ケースは、四角形状の布材等の本体の表裏両面にそれぞれ離間した位置に長尺状の磁気板又は面ファスナーを張り付け、この布材本体でレンズ部を覆うようにして磁気板又は面ファスナーを接着することで蓋をするように構成したものである。
特許文献3に記載の眼鏡ケースは、眼鏡ケースの裏面側(ケース内面側)を眼鏡拭き用布材で形成することによって、眼鏡拭き機能を備えるように構成したものである。
実開平05−055917号公報 特開2003−000327号公報 実開平06−069935号公報
特許文献1に記載の眼鏡ケースは、全体的な大きさは、従来の眼鏡全体を覆う構成のものに比べて半分程度と小さくすることは可能であるが、携帯用として不向きであり、また、レンズ毎にケース全体の形状を変更しなければならず、種々の大きさのレンズの眼鏡に対応することができない。
特許文献2に記載の眼鏡ケースは、布材等の本体を眼鏡のレンズ部を覆うように巻き付けて磁気板又は面ファスナーで接着してあるだけなので、本体がレンズ部周辺を回転移動する可能性があり、それによって磁気板又は面ファスナーの接着個所も回転移動し、一箇所に留まらず、接着個所を探すのに苦労する。また、眼鏡を収納して居ない状態では、布材等の本体をそのまま携帯すればいいのか、磁気板又は面ファスナーで接着した状態で携帯すればいいのか、または、本体を巻き回して携帯すればよいのか不明であり、バッグなどに収納した場合、布材等の本体が汚れたり、傷んだり、捩じれたり、磁気板又は面ファスナーが剥がれたりする可能性があり、眼鏡ケース本体の収納性能に問題があり、実用的ではない。
特許文献3に記載の眼鏡ケースは、長尺状の布材本体の両端に眼鏡収納用の袋部を設け、この袋部の裏面側に眼鏡拭き用布材を形成したものであり、袋部へ眼鏡を収納する際、取り出す際に困難を伴う。また、眼鏡を収納して居ない状態でバッグなどに収納した場合、布材等の本体が汚れたり、傷んだり、捩じれたりする可能性があり、眼鏡ケース本体の収納性能にも問題があり、実用的ではない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、眼鏡のレンズ部を確実に保護し、眼鏡の収納及び取り外しが容易であり、ケース本体を他のバッグ等に収納した場合でも破損し難く、ケース本体の収納性能を向上させることのできる眼鏡ケースであって、TPOに応じて眼鏡拭き及び/又はポケットチーフとして使用することのできる眼鏡ケースを提供することを目的とする。
本発明に係る眼鏡ケースの第1の特徴は、眼鏡の両レンズを覆うような形状の2枚のシート状部材の上辺部に沿った対向面を固着することによって開閉可能に形成されたケース本体と、前記2枚のシート状部材の下辺部の略中央付近であって、前記2枚のシート状部材の対向面に取り付けられた脱着部材と、前記ケース本体に設けられた眼鏡拭き及び/又はポケットチーフとして使用可能な布部材とから構成されることにある。
2枚のシート状部材は、眼鏡の両レンズを覆うような形状とする。この2枚のシート状部材の上辺部に沿った対向面を固着することによって、2枚のシート状部材は、蝶番のように開閉可能な構成となる。また、シート状部材の上辺部に沿った対向面がそれぞれ固着されることによって、2枚のシート状部材には、閉じた状態を維持するような付勢力がそれぞれ架かるようになる。2枚のシート状部材の下辺部の略中央付近のそれぞれの対向面には、脱着部材が取り付けられているので、眼鏡ケースは眼鏡を収納していない状態では、2枚のシート状部材の重なり合った密着した薄いケースとなる。この眼鏡ケースに眼鏡を収納する場合は、脱着部材を外し、2枚のシート状部材の下辺部を開き、両シートを離反させる。離反によって形成された2枚のシート状部材の下辺部に形成された空間部から眼鏡の両レンズ上部を眼鏡ケースの上方に向かって挿通させる。この挿通によって、2枚のシート状部材は眼鏡の両レンズの前後を挟み込むように収納する。眼鏡が収納された状態で、脱着部材を前後から押し付け固着する。これによって、眼鏡ケースは、眼鏡を確実に収納することができるようになる。
このように全体的に薄い構成の眼鏡ケース本体に、眼鏡拭き及び/又はポケットチーフとして使用可能な布部材を取り付けることによって、眼鏡ケースをTPOに応じて眼鏡拭き及び/又はポケットチーフとして使用することができるようになる。この実施の態様としては、眼鏡ケース本体の内側面又は外側面のいずれか一面に眼鏡拭き用の布、ポケットチーフ用の布、及び眼鏡拭き用及びポケットチーフ用のリバーシブル布の少なくとも一つを取り付ける場合、眼鏡ケース本体の内側面及び外側面の両面に眼鏡拭き用の布、ポケットチーフ用の布、又は眼鏡拭き用及びポケットチーフ用のリバーシブル布の少なくとも一つを取り付ける場合が考えられる。なお、リバーシブル布を取り付ける場合は、他の布を設ける必要性は少なくなる。さらに、眼鏡ケースに布を取り付ける場合として、脱着可能に取り付ける場合と脱着不能に固着する場合のいずれでもよい。
本発明に係る眼鏡ケースの第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の眼鏡ケースにおいて、前記眼鏡拭きとして使用可能な前記布部材が、前記脱着部材を除く前記ケース本体の対向面の両側面を覆うように設けられた略長方形状をしており、前記ポケットチーフとして使用可能な前記布部材が、前記ケース本体の外側面を覆うように設けられた略長方形状をしていることにある。これは、眼鏡ケース本体の内側面に眼鏡拭き用の布を、外側面にポケットチーフ用の布を取り付けたものである。眼鏡ケース本体の内側面には、脱着部材があるので、眼鏡拭き用の布はこの脱着部材を除くような形状になっている。
本発明に係る眼鏡ケースの第3の特徴は、前記第1の特徴に記載の眼鏡ケースにおいて、前記眼鏡拭き及び前記ポケットチーフとして使用可能な前記布部材が、前記脱着部材を除く前記ケース本体の対向面全体を覆うように設けられた略長方形状をしていることにある。これは、眼鏡ケース本体の対向する内側面全体に眼鏡拭き用及びポケットチーフ用のリバーシブル布を取り付けたものである。この場合もリバーシブル布は脱着部材を除くような形状になっている。
本発明に係る眼鏡ケースの第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載の眼鏡ケースにおいて、前記布部材が前記ケース本体に固着されていることにある。これは、布部材をケース本体に脱着不能に取り付ける場合に対応する。
本発明に係る眼鏡ケースの第5の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載の眼鏡ケースにおいて、前記布部材が前記ケース本体に脱着可能に取り付けてあることにある。これは、布部材をケース本体に脱着可能に取り付ける場合に対応する。
本発明に係る眼鏡ケースの第6の特徴は、前記第1から第5までのいずれか1の特徴に記載の眼鏡ケースにおいて、前記2枚のシート状部材は眼鏡の両レンズを覆うような略長方形状をしていることことにある。これは、眼鏡ケースを構成する2枚のシート状部材の形状を略長方形状としたものである。シート状部材の形状は、両レンズを覆うことができる形状であれば、どのようなものでもよいが、略長方形(角に丸みがある)ものが製造し易いし、ケース本体をバック等に収納することが容易となる。
本発明に係る眼鏡ケースの第7の特徴は、前記第6の特徴に記載の眼鏡ケースにおいて、前記2枚のシート状部材の少なくとも一方に、眼鏡のパッドが接触した際に突出可能とする切り込みを設けたことにある。これは、眼鏡のパッドがシート状部材のいずれか一方に接触することによってシート状部材が変形するので、その変形を極力少なくするために、切り込みを設けたものである。なお、切り込みの代わりに、開口を設けてもよい。
本発明に係る眼鏡ケースの第8の特徴は、第6又は第7の特徴に記載の眼鏡ケースにおいて、前記脱着部材は、面ファスナー、磁気板又はフック等から構成されることにある。面ファスナー、磁気板は薄いので、眼鏡ケースが閉じた状態を薄く維持することができる。フックの場合、若干の凹凸はあるが眼鏡ケース全体の薄さを維持可能である。このように薄い眼鏡ケースは、財布などにも収納することができ、ケース本体の収納性能を飛躍的に向上することができる。
本発明の眼鏡ケースによれば、眼鏡のレンズ部を確実に保護し、眼鏡の収納及び取り外しが容易であり、ケース本体を他のバッグ等に収納した場合でも破損し難く、ケース本体の収納性能を向上させることができ、TPOに応じて眼鏡拭き及び/又はポケットチーフとして使用することができるという効果がある。
本発明の眼鏡ケースの一例を示す図であり、図1(A)は、眼鏡ケース本体10の構成を点線で示す正面図であり、図1(B)は、図1(A)の眼鏡ケースの外観形状を示す図である。 眼鏡ケースが閉じた状態を示す側面図であり、図1(A)の右側から見た図であり、その右側に各構成部品の構成を個別に示す図である。 眼鏡ケースが眼鏡を収納可能に開いた状態を示す側面図であり、図1(A)の右側から見た図であり、その右側に各構成部品の構成を個別に示す図である。 図1の眼鏡ケース1のシート状部材を両開きにして、それを下側から見た図である。 眼鏡拭きとなる布部材をケース本体から取り出した状態を示す図である。 図1の眼鏡ケースに眼鏡を収納した状態を示す図であり、図6(A)は、眼鏡を収納した眼鏡ケースの正面図、図6(B)は、図6(A)を右から見た側面図である。 図1の眼鏡ケースの変形例を示す図であり、図7(A)は、眼鏡ケースの正面図、図7(B),(C)は、図7(A)の眼鏡ケースを右から見た側面図、図7(D)は、図7(A)の眼鏡ケースを裏側から見た裏面図である。 図7の眼鏡ケースの変形例を示す図であり、眼鏡ケースのシート状部材を両開きにして、それを下側から見た図である。 スリーピークススタイルのポケットチーフを眼鏡ケースに片辺に取り付けた状態を示す図である。
以下添付図面に従って本発明に係る眼鏡ケースの好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明の眼鏡ケースの一例を示す図であり、図1(A)は、眼鏡ケース本体10の構成を点線で示す正面図であり、図1(B)は、図1(A)の眼鏡ケースの外観形状を示す図である。図2は、眼鏡ケースが閉じた状態を示す側面図であり、図1(A)の右側から見た図であり、その右側に各構成部品の構成を個別に示す。図3は、眼鏡ケースが眼鏡を収納可能に開いた状態を示す側面図であり、図1(A)の右側から見た図であり、その右側に各構成部品の構成を個別に示す。
図1において、眼鏡ケース1は、ケース本体10となる2枚のシート状部材11,12と、眼鏡拭きとなる布部材17と、ポケットチーフとなる布部材19とから構成される。ケース本体10となる2枚のシート状部材11,12は、図示していない眼鏡の両レンズを覆う程度の大きさをした略長方形状をしている。眼鏡拭きとなる布部材17は、ケース本体10となるシート状部材11,12の内側面(対向面)の両側を覆うように設けられた略長方形状をしている。ポケットチーフとなる布部材19は、ケース本体10となるシート状部材11,12の外側面(外周面)全体を覆い、シート状部材11,12の左右下辺側に10〜20[mm]程度はみ出す程度の大きさの略長方形状をしている。
ケース本体10となるシート状部材11,12は、皮革、ビニール、布等の形状を維持可能な硬めの素材で構成される。シート状部材11,12は、2枚とも同じ形状をしている。シート状部材11,12の上辺部は、木綿糸、絹糸、ポリエステル糸、ナイロン糸などで縫い合わせられている。糸の縫い合わせは、ミシンなどの機械縫いでも手縫いでもよい。図1では、糸による縫い合わせ個所13を一点鎖線で示してある。なお、レンズに接触する部分に保護膜等を設けることができれば、シート状部材11,12は、プラスチックなどの柔軟性の高い材質で構成してもよい。
眼鏡ケース1は、シート状部材11,12の上辺部に沿った対向面を縫い合わせて固着してある。このように2枚のシート状部材11,12の上辺部に沿った対向面を固着することによって、図2の側面図に示すように、蝶番が閉じた状態を維持するような付勢力が2枚のシート状部材11,12にそれぞれ架かり、2枚のシート状部材11,12は、図2に示すようにそれぞれ密着するようになっている。2枚のシート状部材11,12の下辺部の略中央付近には、面ファスナー14,15からなる脱着部材が取り付けられている。面ファスナー14はシート状部材11側に、面ファスナー15はシート状部材12側に、2枚のシート状部材11,12の対向面にそれぞれ取り付けられている。すなわち、面ファスナー14,15は、眼鏡の鼻パッドのほぼ中間付近に配置されることが好ましい。
面ファスナー14,15は、いずれか一方がフック状に起毛されたフック面であり、他方がループ状に密集して起毛されたループ面で構成される。なお、これ以外にも、フック状起毛とループ状起毛の両方が植え込まれ、フック面とループ面との区別のないタイプの面ファスナーを用いてもよい。さらには、マッシュルーム状に起毛されていて結合力が強いクリックタイプ、鋸歯状のシャークバイト(鮫歯)タイプなどを用いてもよい。また、面ファスナーに代えて脱着部材として、磁気板又はフック等を用いてもよい。磁気板は、面ファスナーと同様に薄い板材なので、好ましいが、フック等は若干の凹凸が発生するので、極力薄いフックを使用することが好ましい。
シート状部材12のほぼ中央付近には、クロス状(X字形)の切り込み部(スリット)16が開設されている。この切り込み部16は、鼻を両脇から挟むように眼鏡を固定する部位のパッド(鼻あて)がシート状部材12に接触した際に、この切り込み部16を介して突出可能とするものである。この切り込み部16によって、シート状部材12がパッドに接触した際の変形を少なくすることができる。切り込み部16に代えて、開口を設けてもよい。この開口を鼻パッドの形状に合わせてもよいし、これよりも十分に大きなものでもよい。
図4は、図1の眼鏡ケース1のシート状部材11,12を両開きにして、それを下側から見た図である。眼鏡拭きとなる布部材17は、マイクロファイバーを使ったクリーニングクロスで構成される。布部材17は、ケース本体10となるシート状部材11,12の内側面(対向面)の両側であって、面ファスナー14,15からなる脱着部材を除く個所をほぼ覆うように設けられた略長方形状をしている。布部材17は、シート状部材11の片辺に、木綿糸、絹糸、ポリエステル糸、ナイロン糸などで縫い合わせられている。図4では、糸による縫い合わせ個所18を二点鎖線で示してある。
図5は、眼鏡拭きとなる布部材17をケース本体10から取り出した状態を示す図である。なお、布部材17と布部材19の一部が交差するので、布部材19には切り込みを設けることによって、図5のような状態となる。すなわち眼鏡拭きとなる布部材17がシート状部材11の片辺のみに取り付けてあるのは、布部材17をケース本体10から取り出した場合、図5に示すように、眼鏡拭きとなる布部材17全体がケース本体10から露出するので、この眼鏡拭きとしての布部材17を用いて眼鏡のレンズ面を拭き取るという作業を容易にするためである。なお、布部材17のシート状部材11,12への取り付け位置は任意である。例えば、図4におけるシート状部材11の下辺側全体、若しくは下辺側の一部、又はシート状部材12の上辺側全体、若しくは上辺側の一部等に取り付けてあってもよい。また、取り付け方法についても、任意であり、接着剤等で固着してもよいし、面シートを用いて脱着可能に固着してもよい。
ポケットチーフとなる布部材19は、リネン(麻)、綿、又はシルク(絹)などで構成される。布部材19は、ケース本体10となるシート状部材11,12の外側面全体(外周面)を覆うように設けられた略長方形状をしている。ポケットチーフとなる布部材19の大きさは、眼鏡ケース1をスーツの胸ポケットに挿入した際に、ポケットチーフとなる布部材19が10〜20[mm]程度露出するような大きさとする。例えば、図1において、布部材19の短辺を男性用スーツの胸ポケットの開口部の幅に応じた約8〜10[cm]とし、その長辺を胸ポケットの深さに応じた10〜16[cm]とする。なお、女性用スーツの場合、胸ポットの幅が小さいので、それに合わせて6〜9[cm]とするのが好ましい。
この実施の形態では、図1(B)に示すように、ポケットチーフとなる布部材19の色を右半分と左半分で異ならせている。例えば、フォーマル用として右半分を白色とし、カジュアル用として左半分を青色その他の色とし、適宜その色を変更可能としてもよい。また、シート状部材11,12側に対向する個所の色をそれぞれ変更することによって、4色利用可能なポケットチーフとすることができる。
ポケットチーフとなる布部材19は、シート状部材11,12の全面に接着剤等で固着してもよいし、面シートを用いて脱着可能に固着してもよい。脱着可能に固着した場合は、前述のポケットチーフとなる布部材19の色をフォーマル用又はカジュアル用とTPOに合わせて変更することができるようになる。なお、布部材19のシート状部材11,12への取り付け位置は任意である。例えば、図4におけるシート状部材11の全面、下辺側全体若しくは下辺側の一部、又はシート状部材12の全面、上辺側全体若しくは上辺側の一部等に取り付けてあってもよい。
図6は、図1の眼鏡ケースに眼鏡を収納した状態を示す図であり、図6(A)は、眼鏡を収納した眼鏡ケースの正面図、図6(B)は、図6(A)を右から見た側面図である。図6では、眼鏡は点線で示してある。眼鏡ケース1に眼鏡を収納する場合には、図2に示すように閉じた状態の2枚のシート状部材11,12に対して、面ファスナー14,15を離反させて、シート状部材11,12の下辺部を開く。面ファスナー14,15の離反によって、図3に示すように、シート状部材11,12の下辺部が開いた状態となるので、この開いた状態のシート状部材11,12の下辺部の空間部から眼鏡の両レンズ上部を、図3の矢印20の方向に沿って挿通させる。この挿通によって、シート状部材11,12及び眼鏡拭きとなる布部材17は、眼鏡の両レンズの前後を挟み込むようになる。眼鏡全体がシート状部材11,12及び眼鏡拭きとなる布部材17に挟み込まれ、収納された状態で、面ファスナー14,15を前後から押し付けることによって、眼鏡ケース1は、図6に示すように、眼鏡を確実に収納することができる。この面ファスナー14,15の大きさは、眼鏡ケース1のシート状部材11,12を固着することができる程度の大きさであればよい。
図7は、図1の眼鏡ケースの変形例を示す図であり、図7(A)は、眼鏡ケースの正面図、図7(B),(C)は、図7(A)の眼鏡ケースを右から見た側面図、図7(D)は、図7(A)の眼鏡ケースを裏側から見た裏面図である。図7において、図1及び図2と同じ構成のものには同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。
図7の眼鏡ケースが図1及び図2のものと異なる点は、図1及び図2の眼鏡ケースからポケットチーフとなる布部材19を省略し、リバーシブル布部材17Aに変更した点である。この変形例の眼鏡ケース1Aでは、片面が眼鏡拭きに適した材質のクリーニングクロスで構成され、その反対面がポケットチーフに適した材質のリネン(麻)、綿、又はシルク(絹)などで構成されたリバーシブル布部材17Aを、ケース本体10となるシート状部材11,12の内側面(対向面)の両側であって、面ファスナー14,15からなる脱着部材を除く個所をほぼ覆うように設けたものである。通常は、リバーシブル布部材17Aの眼鏡拭き側が眼鏡のレンズに接触するようにしてあるので、眼鏡を眼鏡ケースに収納するだけで眼鏡の汚れ等を除去することが可能となる。また、眼鏡ケース1Aをポケットチーフとして利用する場合には、図5に示すように、リバーシブル布部材17Aをケース本体10から取り出して、ポケットチーフ側の布素材を利用すればよい。
図8は、図7の眼鏡ケースの変形例を示す図であり、眼鏡ケースのシート状部材を両開きにして、それを下側から見た図である。この変形例に係る眼鏡ケース1Bは、ケース本体10を柔軟性のあるプラスチッチ素材を用いて形成し、ケース本体10の四隅に傾斜角約45度の切り込み部21〜24を設け、この切り込み部21〜24にリバーシブル布部材17Bの四隅の角部を差し込んで保持するようにしたものである。リバーシブル布部材17Bを眼鏡拭きとして利用する場合には、リバーシブル布部材17Bを切り込み部から引き抜き、そのまま利用する。リバーシブル布部材17Bをポケットチーフとして利用する場合には、リバーシブル布部材17Bを切り込み部21,23から引き抜き、切り込み部22,24に差し込まれた状態のリバーシブル布部材17Bを利用する。利用後は、各切り込み部21〜24にリバーシブル布部材17Bを差し込んで元の状態に戻すことで、眼鏡ケース1Bとして再び利用することができる。
上述の実施の形態において、図1の眼鏡ケース1は、布部材19がそのまま正方形状のスクエア(TVホールド)として利用でき、図7の眼鏡ケース1Aは、リバーシブル布部材17Aを折り畳むことによって、スクエア(TVホールド)、三角形状のトライアングル(ワンピーク)、パフドスタイルなどとして利用でき、図8の眼鏡ケース1Bは、リバーシブル布部材17Bを折り畳むことによって、これ以外のツーピークス(ツインピークス)、スリーピークス、フォーピークス、クラッシュド、バフドクラッシュなどの種々のスタイルとし利用することができる。
図9は、スリーピークススタイルのポケットチーフを眼鏡ケースに片辺に取り付けた状態を示す図である。図9に示すように、予め折り畳んで形成されたスリーピークスタイルのポケットチーフとなる布部材19Aを眼鏡ケース1Cに取り付けることによって、TPOに応じて眼鏡ケース1Cを種々のスタイルのポケットチーフとして使用することができる。これは、予め折り畳んで形成された上述のような各種スタイルのポケットチーフを板材に固定した物を、図8の眼鏡ケース1Bの片辺側の切り込み部21,23又は切り込み22,24に差し込み可能な構成とすることで実現できる。なお、切り込み部以外に、面ファスナー、磁気板又はフック等の脱着部材を眼鏡ケース1Cに設けて,それを利用して好みのスタイルのポケットチーフを眼鏡ケース1Cに装着してもよい。
好みのスタイルのポケットチーフをケース本体10に脱着可能に取り付けてもよいし、脱着不能に固着してもよい。この場合、ケース本体10を構成するシート状部材11,12の両辺にそれぞれ設けることによって、4種類のスタイルのポケットチーフを取り付けることができ、ポケットチートして使用しない場合には、ケース本体10から取り外し、その内面側に折り込むことで、眼鏡ケース自体の大きさが変わらないようにすることができる。
上述の眼鏡ケース1,1A,1B,1Cを製造する場合、先に面ファスナー14,15の取り付けられたシート状部材11,12を作成し、収納する眼鏡のサイズ(縦方向の長さ)に応じて、糸による縫い合わせ個所13を決定し、その後にシート状部材11,12を縫い合わせて固着すると、眼鏡のサイズに合致した眼鏡ケース1,1Aを作成することができる。
ケース本体10に設けられた切り込み部16については、収納する眼鏡のパッドの大きさに応じて、切り込み部16を設けるか否かを決定するようにしてもよい。切り込み部16は、シート状部材11,12のいずれか一方又は両方に設けてもよい。
上述の実施の形態では、シート状部材を糸などで縫い合わせる場合について説明したが、接着剤などで固着するようにしてもよい。また、眼鏡ケース1,1Aの素材として柔軟性のあるプラスチッチ素材を用いた場合、プラスチック同士を溶かし接着してもよい。
上述の実施の形態では、リバーシブル布部材17A,17Bを用いる場合について説明したが、眼鏡拭きとしても使えるシルク素材などのポケットチーフを用いてもよい。
上述の実施の形態では略長方形状として、図に示すような長方形の角に丸みを設けたものを示したが、図8及び図9に示すもののように丸みの小さなものや丸みのないものを含むものである。
1,1A,1B,1C…眼鏡ケース
10…ケース本体
10…眼鏡ケース本体
11,12…シート状部材
13,18…縫い合わせ個所
14,15…面ファスナー
16,21〜24…切り込み部
17…眼鏡拭きとなる布部材
17A,17B…リバーシブル布部材
19,19A…ポケットチーフとなる布部材

Claims (3)

  1. 眼鏡の両レンズを覆うような形状の2枚のシート状部材の上辺部に沿った対向面を固着することによって開閉可能に形成されたケース本体と、
    前記2枚のシート状部材の下辺部の略中央付近であって、前記2枚のシート状部材の対向面に取り付けられた脱着部材と、
    前記ケース本体に設けられた眼鏡拭き及び/又はポケットチーフとして使用可能な布部材と
    から構成されることを特徴とする眼鏡ケース。
  2. 請求項1に記載の眼鏡ケースにおいて、前記眼鏡拭きとして使用可能な前記布部材が、前記脱着部材を除く前記ケース本体の対向面の両側面を覆うように設けられた略長方形状をしており、
    前記ポケットチーフとして使用可能な前記布部材が、前記ケース本体の外側面を覆うように設けられた略長方形状をしていることを特徴とする眼鏡ケース。
  3. 請求項1に記載の眼鏡ケースにおいて、前記眼鏡拭き及び前記ポケットチーフとして使用可能な前記布部材が、前記脱着部材を除く前記ケース本体の対向面全体を覆うように設けられた略長方形状をしていることを特徴とする眼鏡ケース。
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US20170150793A1 (en) * 2015-11-30 2017-06-01 Arthur Wu Eyeglass protectors

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