JP2016093252A - 塗布具 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に面と線とで塗布の切替えが容易な塗布部を有する塗布具を提供する。【解決手段】塗布部の吐出孔に向けて塗布液を送り出す機構を設けた塗布具において、塗布部は、先方側の塗布面の有る塗布部を円錐状とし、かつ、後方側で最外径の端部が前記塗布面の延長仮想線よりも内側に位置したものである塗布具。【選択図】図1
Description
本発明は、軸筒に収容された内容液を塗布する塗布具に関する。
従来より軸筒に収容された内容液を軸筒後端に備えたピストン等を用いて繰出す塗布具が開示されている。
特許文献1では、塗布部先端の吐出口から充填物を吐出する充填物押し出し容器が開示されている。
また、特許文献2では、塗布部先端部の吐出孔から塗布液を吐出する液体塗布具が開示されている。
特許文献1及び特許文献2に開示された塗布部形状は、吐出孔から液体を出して「面」で塗布することを前提としており、特にリップ用途では唇の輪郭を線上に塗布することが困難である。
本発明は、上記の点を解決するものであって、容易に面と線とで塗布の切替えが容易な塗布部を有する塗布具を提供することを課題とする。
本発明は、塗布部の吐出孔に向けて塗布液を送り出す機構を設けた塗布具において、
塗布部は、先方側の塗布面を円錐状とし、かつ、後方側で最外径の端部が前記塗布面の延長仮想線よりも内側に位置したものであることを特徴とする塗布具である。
塗布部は、先方側の塗布面を円錐状とし、かつ、後方側で最外径の端部が前記塗布面の延長仮想線よりも内側に位置したものであることを特徴とする塗布具である。
本発明においては、塗布面に吐出孔が1箇所形成されていることが好適である。
本発明においては、前記吐出孔は、塗布面の傾斜面に形成されていることが好適である。
本発明においては、前記塗布部内から液吐出の終了時に吐出孔を塞ぐシャッター部を設けたことが好適である。
本発明においては、シャッター部は、流通孔が形成された筒状体であって塗布部内に装着されて移動可能であり、液吐出の終了時に、シャッター部が前進して前記流通孔と吐出孔の連通を閉鎖する構造のものであることが好適である。
なお、本発明においては、塗布液を送り出す機構はピストンの前進で塗布液を流通孔から塗布部に送り出すものであり、当該ピストンの前進端でシャッター部が前進して流通孔が閉じる構造であることが好適である。
本発明の塗布具によれば、塗布部は、先方側の塗布面を円錐状としているので、「面塗り」「線描き」の切替えを一つの塗布部で塗布箇所を替えることで容易に行うことができる。
また、当該塗布部の後方側で最外径の端部(「肩」とも称する)が前記塗布面の延長仮想線よりも内側に位置することにより、塗布する際に肩が肌に触れにくくなるため、使い勝手が良い。
なお、塗布部の吐出孔を傾斜面に形成することで、塗布液の塗り方の切替えを容易にすることができる。
さらに、シャッター部を設け液吐出の終了時に吐出孔を塞ぐことを可能にすることで、使い終わりを容易に視認することができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る塗布具の塗布部の説明図である。
実施形態に係る塗布具は、塗布部10の吐出孔12に向けて塗布液を送り出す繰出し機構14(図2で示す)を設けた塗布具において、図1に示すように、塗布部10は、先方側の塗布面16を円錐状とし、かつ、後方側で最外径の端部(以下「肩部」若しくは「肩」という)10aが前記塗布面16の延長仮想線RL(図1において二点鎖線で示す)よりも内側に位置したものである。
塗布部10は、塗布面16がテーパー状に先細くなり先端16aで丸い形状(球側面等の曲面形状)になっている。
塗布面16は途中部から円筒外面状になりさらに後方側で段状に拡径して後記する軸本体18に装着可能な円筒形状を呈する。段状拡径した部分が最外径の端部の肩部(肩)10aになっている。肩部10aは前記塗布面16の延長仮想線RLよりも内側に入っている。
このように塗布部10は、先方側の塗布面16を円錐状としているので、「面塗り」「線描き」の切替えを、一つの塗布部10の塗布面16の塗布箇所を替えることで容易に行うことができる。
また、当該塗布部10の後方側で最外径の端部(肩部10a)が前記塗布面16の延長仮想線RLよりも内側に位置することにより、塗布する際に肩が肌に触れにくくなるため、使い勝手が良い。
実施形態の塗布具は、図2〜図6に示す各実施例1〜5の構成を有しており、各実施例1〜5では、軸本体18と繰出し機構14の構成は共通する。
〔軸本体18〕
軸本体18は、概略中空筒状を呈し、その先端部18aが他の部分よりも細く形成される。その先端部18aに先方から塗布部10が装着され、その塗布部10を覆うように、軸本体18に、着脱可能にキャップ20が嵌合される。
軸本体18は、概略中空筒状を呈し、その先端部18aが他の部分よりも細く形成される。その先端部18aに先方から塗布部10が装着され、その塗布部10を覆うように、軸本体18に、着脱可能にキャップ20が嵌合される。
塗布部10の肩部10a及び軸本体18の外径寸法がキャップ20の嵌合部内径寸法とほぼ同一に形成されている。キャップ20の装着時に設定した先端部18a及びキャップ20の互いの対向部分には、リブ状の凹凸部が形成され、それら同士によって凹凸嵌合するようにして、先端部18aに対してキャップ20が不意の力で外れないようになっている。キャップ20が不意の力で軸本体から外れないようにすることで、気密性を向上させ、塗布部10周りの塗布液の揮発を防ぐことができる。
〔実施例1に係る塗布部〕
図2に示すように、実施例1に係る塗布部10は、概略円錐状で形成された中空構造を呈し、先端の中央に当該塗布部10の内部に連通する吐出孔12が形成されている。
図2に示すように、実施例1に係る塗布部10は、概略円錐状で形成された中空構造を呈し、先端の中央に当該塗布部10の内部に連通する吐出孔12が形成されている。
また、塗布部10の後部に周縁に沿って環状の装着溝38が後方開口して形成される。装着溝38内に軸本体18の先端部18aが差し込まれて、塗布部10が軸本体18に固定される。
また、塗布部10の内部には、軸本体18の先端部18aに概略二重筒状の継手22の本体22aを配した状態で、塗布部10が軸本体18に液密に嵌入している。継手22の本体22aは、同心筒状を呈しており、軸本体18の先端部18a内周面に嵌着した塗布部10の後端部に継手22の後端部の本体22a外周面が押圧して、塗布部10を抜け止めしている。
また、前記継手22には、本体22aから筒状部22bが先方に向けて延びて、筒状部22bの先端開口が塗布部10の吐出孔12に差し込まれて連通している。
軸本体18の収容部26内の内容液(塗布液)が継手22を経由して筒状部22bから塗布部10の先端に送り出される構造になっている。
塗布液は、粘度の高い化粧料、例えば、リップ、リップグロス、コンシーラー、美白剤が挙げられる。
また、塗布部10は塗布面16が円錐状である。円錐状とは塗布面16頂部が一定の曲率で囲まれた物体を示す。一定の曲率はR0.5〜R5が望ましい。
塗布部10の材質としてはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブチレンテレフタレートが望ましい。なお、塗布部10の硬度を高いものとした場合、塗布液を塗り広げやすい。また、塗布部10を熱可塑性エラストマーやシリコーンゴムに代表される熱硬化性ゴムなどの柔軟な材質にしても良く、その場合、肌などの対象面に柔らかく当たり使い心地をよくできる。
〔繰出し機構14〕
図2に示すように、軸本体18の後端には繰出し機構14が配されている。この繰出し機構14のピストン体24は、軸本体18の後端開口から挿入して、本体中央部の内壁に密着して摺動可能に設けられている。また、軸本体18内と、継手22の後端部と、ピストン体24の前面とに囲まれる空間部分は、塗布液の収容部26として形成されている。
図2に示すように、軸本体18の後端には繰出し機構14が配されている。この繰出し機構14のピストン体24は、軸本体18の後端開口から挿入して、本体中央部の内壁に密着して摺動可能に設けられている。また、軸本体18内と、継手22の後端部と、ピストン体24の前面とに囲まれる空間部分は、塗布液の収容部26として形成されている。
繰出し機構14は、使用者の操作入力によってその構成要素のピストン体24を軸本体18中央部の内壁に密着して液密に摺動し、これによって、前記収容部26の容積を減少・増大して塗布液を加圧・減圧する。
繰出し機構14は、主要部材として回転操作部材28、軸状部材30、この軸状部材30を出没させる固定筒状体32(これらが駆動機構になる)、及び上述のピストン体24を有してなる。
そして、回転操作部材28は互いに回転不能に接合させた外筒摘み部34と内筒材36とからなり、回転操作部材28全体は軸本体18に回転可能に設けられる。この回転操作部材28に軸状部材30は軸方向摺動可能でかつ回転方向に固定されている。
〔固定筒状体32〕
固定筒状体32は環状部材からなり、軸本体18に回転及び進退動不能に取り付けられている。固定筒状体32の内周部に雌ネジが形成され、その雌ネジに軸状部材30の外周の雄ネジが螺合する。
固定筒状体32は環状部材からなり、軸本体18に回転及び進退動不能に取り付けられている。固定筒状体32の内周部に雌ネジが形成され、その雌ネジに軸状部材30の外周の雄ネジが螺合する。
回転操作部材28の回転操作によって、軸状部材30が回転した場合、軸状部材30の雄ネジが固定筒状体32の雌ネジに螺合していることから、当該軸状部材30が繰出し作動するので、ピストン体24が前進・後退可能になる。
また、固定筒状体32及び回転操作部材28(内筒材36の先方外周面)同士の噛み合わせ部(図示省略)はラチェットが形成されている。回転操作部材28は、固定筒状体32(それの固定された軸本体18)に対して両方向に回転可能になっているが、塗布液としての液体化粧料を吐出する一方向へ回転させたときには、ラチェットによる手指にクリック感を生じさせつつ吐出させ、他方向へ回転させたときには、回転規制されている。
回転規制に関して、回転操作部材28の部品である外筒摘み部34と内筒材36との間に一定以上の回転力が加わったときに、その規制を解除して回転可能にするトルクリミッタ機能を付与し、繰出し機構14の破損を防ぐことができる。つまり、上記回転操作部材28の他方向への回転等によって繰出し機構14がピストン体24を後退させて軸本体18の収容部26内部の塗布液を減圧する機能を付与することによって、繰出し機構14が塗布液に対する加圧を停止した以後に、塗布液を前記繰出し機構14によって減圧でき、塗布部10の吐出孔12から継手22内の塗布液流通孔(本体22a、筒状部22bの流通孔)内に菌が繁殖しにくいリップなどの油が主成分の塗布液等を戻すことができる。
その他、繰出し機構14において、上記回転操作部材28の噛み合わせ部が他方向への回転規制を回転停止させるものにして、人の肌や唾液に触れて菌が繁殖しやすい水が主成分の塗布液等には、塗布液の収容部26への戻しができないようにすることもできる。
〔実施例2に係る塗布具〕
図3に示すように、実施例2に係る塗布具では、塗布部10は、中実に形成された概略三角錐構造を呈し、後部に外径が段状に拡径する肩部10aが形成される。前端の軸中央に吐出孔12が形成され、継手がなく、この吐出孔12から当該塗布部10の内部には収容部26に連通する連通路12aが一体形成されている。
図3に示すように、実施例2に係る塗布具では、塗布部10は、中実に形成された概略三角錐構造を呈し、後部に外径が段状に拡径する肩部10aが形成される。前端の軸中央に吐出孔12が形成され、継手がなく、この吐出孔12から当該塗布部10の内部には収容部26に連通する連通路12aが一体形成されている。
また、塗布部10の後部に周縁に沿って環状の装着溝38が後方開口して形成される。装着溝38内に軸本体18の先端部18aが差し込まれて、塗布部10が軸本体18に固定される。
なお、実施例2の塗布具では、実施例1と同様に塗布部10を覆うように、軸本体18に、着脱可能にキャップ20が嵌合される。また、図2に示す実施例2の塗布具各部については、実施例1と同様部分に同一の符号を付している。
この実施例2の塗布部10によれば、塗布部10が中実であり、実施例1の継手22を用いておらず、継手兼用の構造であるので、構造が簡単でコストダウンできる。また、塗布部10の材質の設定で塗布時の硬さを設定でき便利である。
〔実施例3に係る塗布具〕
図4に示すように、実施例3に係る塗布具では、塗布部10は、概略円錐状で形成された中空構造を呈し、先端の中央に当該塗布部10の内部に連通する吐出孔12が形成されている。
図4に示すように、実施例3に係る塗布具では、塗布部10は、概略円錐状で形成された中空構造を呈し、先端の中央に当該塗布部10の内部に連通する吐出孔12が形成されている。
また、塗布部10の内部には、軸本体18の先端部18aに概略二重筒状で短い継手22を配した状態で、塗布部10が軸本体18に液密に嵌入している。
継手22の軸中央部の液通路22cには、パイプ40が装着され、パイプ40の先端部は塗布部10の吐出孔12に差し込まれている。したがって、前記継手22の後方側の収容部26は継手22からパイプ40を経由して吐出孔12に連通している。
なお、実施例3の塗布具では、塗布部10の装着溝38内に軸本体18の先端部18aが差し込まれて、塗布部10が軸本体18に固定される。その他、図4に示す実施例3の塗布具各部については、実施例1と同様部分に同一の符号を付している。
この実施例3の塗布部10によれば、塗布部10が空洞で製造が容易であり、かつ、継手22に実施例1のような筒状部がないので、構造が簡単で製造しやすい。パイプ40を継手22と別構造にできるので、継手22とは材質の選定が別にでき自由度があり、例えば剛性の高いものにして塗布感をしっかりさせ、逆に、柔軟にしてしなやかさをもたせることもできるので、使用対象に応じて適切な使用感を得るのに便利である。
〔実施例4に係る塗布具〕
実施例4に係る塗布具では、図5に示すように、塗布部10は、概略円錐状で形成された中空構造を呈し、塗布面16において、先端から少し後方側に位置して側方を向く箇所に当該塗布部10の内部に連通する吐出孔12が形成されている。
実施例4に係る塗布具では、図5に示すように、塗布部10は、概略円錐状で形成された中空構造を呈し、塗布面16において、先端から少し後方側に位置して側方を向く箇所に当該塗布部10の内部に連通する吐出孔12が形成されている。
また、軸本体18の先端部18aに先端テーパー状の先軸42が装着される。詳しくは、先軸42の後部に周縁に沿って環状の装着溝42aが後方開口して形成される。そして、装着溝42a内に軸本体18の先端部18aが差し込まれて先軸42が軸本体18に固定される。
また、先軸42に差し込まれた状態で、その塗布部10の内側に中空筒状の継手44を後方から挿着した状態で、先軸42と継手44との間に塗布部10を挟み付けて塗布部10を軸本体18に液密に固定している。なお継手44は後部がフランジ状に拡径しており、この拡径した部分が継手44挿着時のストッパーになるので塗布部10内に潜り込むのを防止している。
繰り出し機構14によって軸本体18の収容部26の内容液(塗布液)が繰り出されたときに、継手44の中空部(連通路)を経由して塗布部10の先端に送り出され内容液は塗布部10内から吐出孔12より吐出される構造になっている。
図5に示す実施例4の塗布具各部については、実施例1と同様部分に同一の符号を付している。
未使用時には、図5(a)に示すように、ピストン体24の後退限(下死点)になる。そして、使用開始後にピストン体24が前進すると、(b)に示すように、ピストン体24の前進限(上死点)なり軸本体18の先端部18aの段状部分に突き当たって止まり使用終了となる。使用者は、突き当たりの手ごたえ(操作できなくなる)ことによって使用終了が分かる。
塗布部10の吐出孔12を塗布面16の傾斜面に形成することで、塗布液の塗り方の切替えを容易にすることができる。
〔実施例5に係る塗布具〕
この実施例5に係る塗布具は図6に示すように、塗布部10内から液吐出の終了時に吐出孔を塞ぐシャッター部を設けている。図7は継手46、図8は塗布部10の説明図である。
この実施例5に係る塗布具は図6に示すように、塗布部10内から液吐出の終了時に吐出孔を塞ぐシャッター部を設けている。図7は継手46、図8は塗布部10の説明図である。
実施例5においてシャッター部は、図6〜図8に示すように、流通孔46aが形成された筒状であって塗布部10内に移動可能に装着された継手46であり、液吐出の終了時に、シャッター部の継手46が前進して前記流通孔46aと吐出孔12の連通を閉鎖する構造のものである。
図6に示す実施例5の塗布具各部については、実施例1と同様部分に同一の符号を付している。
実施例5の塗布具において、塗布部10が側面の吐出孔12から塗布液を吐出するため、実施例4の塗布具と同様に、塗り広げやすい。一方、実施例4の塗布具では、先軸が有るが、実施例5の塗布具では先軸がなく、塗布部10の後部に周縁に沿って環状の装着溝38が後方開口して形成され、この装着溝38内に軸本体18の先端部18aが差し込まれて、塗布部10が軸本体18に固定される点でも異なる。
実施例5の塗布具において、塗布部10が側面の吐出孔12から塗布液を吐出するため、実施例4の塗布具と同様に、塗り広げやすい。一方、実施例4の塗布具では、先軸が有るが、実施例5の塗布具では先軸がなく、塗布部10の後部に周縁に沿って環状の装着溝38が後方開口して形成され、この装着溝38内に軸本体18の先端部18aが差し込まれて、塗布部10が軸本体18に固定される点でも異なる。
また、実施例5に係る塗布具では、図6、図8に示すように、塗布部10は、概略円錐状で形成された中空構造を呈し、塗布面16において、先端から少し後方側に位置して側方を向く箇所に当該塗布部10の内部に連通する吐出孔12が形成されている。塗布部10において、吐出孔12よりも先の部分が充実に形成されている(充実部10b)点でも実施例4の塗布具と異なる。なお、充実部10bは成形性を考慮して、径方向に対してリブ形状としても良い。
さらに、実施例5の塗布具が、実施例4の塗布具と異なる点は、シャッター部としての継手46が前進した際に確実に吐出孔を塞ぐよう、塗布部10の内面形状と継手46の外面形状が合わせて形成されている。図7に示すように、継手46の前端面は平坦でその近辺の側部がテーパー状に面取りされている。また、継手46の後端部がフランジ状に拡径し(フランジ部46b)、継手46内部には流通孔46aが形成され、かつ、継手46が塗布部10内で進退動可能に構成されていることである(図6参照)。流通孔46aの後端開口周縁には壁状の凸部46cが形成されている。ピストン体24が前進したときに、その前端面が継手46(の凸部46c)に突き当たって、シャッター部である継手46を移動させて前進限で吐出孔12部を閉鎖し(図6(b)参照)、これによって、流通孔46aを閉鎖する。
また、図7に示すように、継手46には、外周面に係止リブ46e、圧入用リブ46dが設けられている。図8に示すように、塗布部10には、内周面に係止溝10cが設けられている。
また、図7に示すように、継手46には、外周面に係止リブ46e、圧入用リブ46dが設けられている。図8に示すように、塗布部10には、内周面に係止溝10cが設けられている。
塗布具の作動を図6において説明する。
図6(a)に示すように、使用初期時には、ピストン体24が後退限(下死点)にある。
そして、内容液の使用が進むと、内容液の使用終わりには、図6(b)に示すように、繰出し機構14によりピストン体24が前進限になる。この場合、ピストン体24の平坦な前端面が凸部46cに突き当たるが上死点ではなく、さらにピストン体24を前進させることにより、継手46自体が前方に向けて押圧されて前進する。すると、継手46の先端面が充実部10bに突き当たり(先端付近のテーパー状面取りが吐出孔12を内側から閉鎖する)、かつ、継手46のフランジ部46bが塗布部10の後端面に突き当たる。
これによって、継手46の先端付近のテーパー状面取りで内側から吐出孔12を閉鎖する。それと共に、前端部の充実部10bの突き当たり面と、継手46の前面の流通孔46a開口が突き当たり当該流通孔46aが閉鎖される。
したがって、継手46がシャッター部として閉鎖作動(シャッター作動)するので、吐出孔12から内容液が流通しなくなる。また、吐出孔12と流通孔46aが閉鎖されるために、シャッター部を設け液吐出の終了時に吐出孔12を塞げるので、使い終わりを繰出し機構14の作動不能や吐出孔12が塞がることを目視で容易に確認することができる。継手46が単純な筒状で、継手46を塗布部10内に装着すればシャッター部を形成できるため、特別なシャッター部を構成する必要がなく、簡単であり、取扱い性、製造容易性が高い。
また、継手46に係止リブ46e、塗布部10に係止溝10cが設けられており、ピストン体24の後退限(下死点)のとき(図6(a)参照)に、係止リブ46eが係止溝10cに嵌入して継手46の初期状態の位置決めができるとともに、軸の落下などにより継手46が不用意に動くことを防止している。さらに、継手46には圧入用リブ46dが設けられ、継手46が前進限の際(使い終わり)に塗布部10と強圧入され外れることが無いようにしている。
また、継手46に係止リブ46e、塗布部10に係止溝10cが設けられており、ピストン体24の後退限(下死点)のとき(図6(a)参照)に、係止リブ46eが係止溝10cに嵌入して継手46の初期状態の位置決めができるとともに、軸の落下などにより継手46が不用意に動くことを防止している。さらに、継手46には圧入用リブ46dが設けられ、継手46が前進限の際(使い終わり)に塗布部10と強圧入され外れることが無いようにしている。
なお、本発明は、前記実施形態や各実施例に限定されないことはもちろんであり、各種材質で塗布具各部を構成でき、内容液を選択できる。
本発明の塗布具は、化粧品の他、接着剤等の各種塗布液の塗布具に利用することができる。
10 塗布部
10a 肩部
10b 充実部
12 吐出孔
12a 連通路
14 繰出し機構
16 塗布面
16a 塗布面の先端
18 軸本体
20 キャップ
22 継手
22a 継手の本体
22b 筒状部
22c 液通路
24 ピストン体
26 収容部
38 塗布部の装着溝
40 流通用のパイプ
42 先軸
44 継手(実施例4)
44a 流通孔
44b フランジ部
44c 凸部
46 継手(実施例5)
RL 延長仮想線
10a 肩部
10b 充実部
12 吐出孔
12a 連通路
14 繰出し機構
16 塗布面
16a 塗布面の先端
18 軸本体
20 キャップ
22 継手
22a 継手の本体
22b 筒状部
22c 液通路
24 ピストン体
26 収容部
38 塗布部の装着溝
40 流通用のパイプ
42 先軸
44 継手(実施例4)
44a 流通孔
44b フランジ部
44c 凸部
46 継手(実施例5)
RL 延長仮想線
Claims (5)
- 塗布部の吐出孔に向けて塗布液を送り出す機構を設けた塗布具において、
塗布部は、先方側の塗布面の有る塗布部を円錐状とし、かつ、後方側で最外径の端部が前記塗布面の延長仮想線よりも内側に位置したものであることを特徴とする塗布具。 - 塗布面に吐出孔が1箇所形成されていることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
- 前記吐出孔は、塗布面の傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布具。
- 前記塗布部内から液吐出の終了時に吐出孔を塞ぐシャッター部を設けたことを特徴とする請求項1から3のうちの1項に記載の塗布具。
- シャッター部は、流通孔が形成された筒状体であって塗布部内に装着されて移動可能であり、液吐出の終了時に、シャッター部が前進して前記流通孔と吐出孔の連通を閉鎖する構造のものであることを特徴とする請求項4に記載の塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014230077A JP2016093252A (ja) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | 塗布具 |
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