JP2016092872A - モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法 - Google Patents

モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外部からの指令信号の入力を簡素化できるとともに指令信号によって目標回転速度の設定を容易に変更でき、かつ、目標回転速度の設定の自由度が高いモータ駆動制御装置を提供する。
【解決手段】モータ駆動制御装置1は、外部から入力される指令信号に応じて、モータ20を駆動させるための駆動制御信号Sdを出力する制御回路部3と、駆動制御信号Sdに基づいて、モータ20に駆動信号を出力するモータ駆動部2とを備える。制御回路部3は、ステップ指令信号Ss,Sbが入力されたとき、ステップ指令信号Ss,Sbに基づいて決定した指令ステップと、予め決められた設定情報38とに基づいて、目標回転速度信号Seを生成する。制御回路部3は、目標回転速度信号Seに基づいて、駆動制御信号Sdを生成し、出力する。
【選択図】図2

Description

この発明は、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法に関し、特に、外部から入力された信号に基づいてモータの回転速度を制御するモータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法に関する。
モータ駆動制御装置によるモータ(例えば、ファンモータや扇風機用のモータとして使用されるブラシレスDCモータなど)の回転速度の制御方式として、外部から指令信号を入力し、モータの回転速度がその指令信号に応じたものになるように制御を行うものがある。指令信号としては例えばPWM(パルス幅変調)信号が挙げられ、PWM信号のデューティ比などに応じてモータの回転速度の制御が行われる。
下記特許文献1には、外部から入力される目標速度に応じて実際の回転速度を設定してモータの駆動制御を行うモータ速度制御装置の構成が開示されている。
特開2014−36571号公報
上述の特許文献1に記載されているような装置においては、次のような問題がある。すなわち、目標回転速度は、モータ速度制御装置の外部から、クロック信号あるいはPWM信号などの指令信号が入力されることにより指定される。モータ速度制御装置を機器に搭載する機器メーカは、機器の仕様やセットに応じて、目標回転速度でモータが動作するように、指令信号をモータ速度制御装置に入力する必要がある。また、機器メーカは、モータの目標回転速度を変更する場合、指令信号を変化させる必要がある。しかしながら、このような指令信号をモータ速度制御装置に入力するための構成を設けることは、容易には行うことができない場合がある。
このような問題に対しては、例えば、特許文献1に記載の構成とは異なり、目標回転速度を容易に変更することができる指令信号(例えば、ハイ/ローの組合せ信号など)を用いることが考えられる。このような信号を用いることで、簡素な方法で目標回転速度を変更することができる。しかしながら、このような信号を用いる方法では、目標速度を設定するのに用いることができる信号パターンなどは比較的少ない。そのため、目標回転速度を変更可能な範囲が狭い(自由度が低い)という問題がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、外部からの指令信号の入力を簡素化できるとともに指令信号によって目標回転速度の設定を容易に変更でき、かつ、目標回転速度の設定の自由度が高いモータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、モータ駆動制御装置は、外部から入力される指令信号に応じて、モータを駆動させるための駆動制御信号を出力する制御回路部と、制御回路部から出力された駆動制御信号に基づいて、モータに駆動信号を出力するモータ駆動部とを備え、制御回路部は、指令信号としてステップ指令信号が入力されたとき、ステップ指令信号に基づいて決定した指令ステップと予め決められた設定情報とに基づいて目標回転速度に応じた目標回転速度信号を生成する速度設定部と、目標回転速度信号に基づいて駆動制御信号を生成して出力する駆動制御信号生成部とを有する。
好ましくは、制御回路部は、設定情報を記憶する記憶部をさらに有し、設定情報は、指令ステップの総段数に係るステップ段数情報と、1段目の指令ステップの初段値及びステップ幅値に係るステップ値情報とを含む。
好ましくは、速度設定部は、ステップ指令信号とステップ段数情報とが入力され、ステップ指令信号に基づいて決定した指令ステップに対応するステップ設定情報を出力するステップ設定情報検出回路と、ステップ設定情報検出回路から出力されたステップ設定情報に応じて、目標回転速度信号を出力する目標回転速度生成回路とを有する。
好ましくは、ステップ設定情報検出回路は、ステップ指令信号が所定時間以上継続して入力された場合に、複数の段数を一度にステップする指示情報である多段ステップ指令信号を出力する多段ステップ指令設定部を有し、多段ステップ指令設定部が多段ステップ指令信号を出力したとき、多段ステップ指令信号に基づいて決定した指令ステップに対応するステップ設定情報を出力する。
好ましくは、目標回転速度生成回路は、ステップ設定情報とステップ値情報とに基づいて分周信号を生成する除算回路と、除算回路で生成された分周信号に基づいて目標速度信号を生成して出力する分周回路とを有する。
好ましくは、ステップ指令信号は、指令ステップをアップさせるためのステップアップ信号と、指令ステップをダウンさせるためのステップダウン信号との2つの信号を含み、ステップアップ信号とステップダウン信号とは互いに独立して制御回路部に入力される。
好ましくは、ステップアップ信号とステップアップ信号との少なくとも一方は、モータの制御に用いられるスタート信号又はブレーキ信号の機能のいずれか一方を兼ねる。
好ましくは、制御回路部は、指令信号としてモータの回転速度を指定する回転速度指令信号が入力される経路と、ステップ指令信号に基づいて制御回路部の内部で生成される目標回転速度信号及び回転速度指令信号のうち一方を駆動制御信号生成部に入力する入力切替部とをさらに有し、駆動制御信号生成部は、入力切替部から回転速度指令信号が入力されたとき、回転速度指令信号に基づいて駆動制御信号を生成して出力する。
この発明の他の局面に従うと、モータ駆動制御装置は、外部から入力される指令信号に応じて、モータを駆動させるための駆動制御信号を出力する制御回路部と、制御回路部から出力された駆動制御信号に基づいて、モータに駆動信号を出力するモータ駆動部とを備え、制御回路部は、指令信号としてモータの回転速度を段階的に指定する制御を行うためのステップ指令信号が入力される経路と、指令信号としてモータの目標回転速度に対応する回転速度指令信号を入力する経路とを有し、ステップ指令信号及び回転速度指令信号のうち少なくとも一方が入力されたとき、入力された信号に応じて駆動制御信号を生成して出力する。
この発明のさらに他の局面に従うと、外部から入力される指令信号に応じて、モータを駆動させるための駆動制御信号を出力する制御回路部と、制御回路部から出力された駆動制御信号に基づいて、モータに駆動信号を出力するモータ駆動部とを備えるモータ駆動制御装置の制御方法は、指令信号としてステップ指令信号が入力されたとき、制御回路部に、ステップ指令信号に基づいて決定した指令ステップと予め決められた設定情報とに基づいて目標回転速度に応じた目標回転速度信号を生成させる速度設定ステップと、速度設定ステップにより目標回転速度信号が生成されたとき、制御回路部に、目標回転速度信号に基づいて駆動制御信号を生成させて出力させる駆動制御信号生成ステップとを有する。
この発明のさらに他の局面に従うと、外部から入力される指令信号に応じて、モータを駆動させるための駆動制御信号を出力する制御回路部と、制御回路部から出力された駆動制御信号に基づいて、モータに駆動信号を出力するモータ駆動部とを備えるモータ駆動制御装置の制御方法は、指令信号としてモータの回転速度を段階的に指定する制御を行うためのステップ指令信号の制御回路部への入力を受け付ける第1受付ステップと、指令信号としてモータの目標回転速度に対応する回転速度指令信号の制御回路部への入力を受け付ける第2受付ステップと、第1受付ステップ又は第2受付ステップのうち少なくとも一方によりステップ指令信号及び回転速度指令信号のうち少なくとも一方の入力が受け付けられたとき、入力された信号に応じて駆動制御信号を生成して出力する駆動制御信号生成ステップとを有する。
これらの発明に従うと、入力されたステップ指令信号に基づいて決定した指令ステップと予め決められた設定情報とに基づいて目標回転速度信号が生成され、生成された目標回転速度信号に基づいて駆動制御信号が生成される。したがって、外部からの指令信号の入力を簡素化できるとともに指令信号によって目標回転速度の設定を容易に変更でき、かつ、目標回転速度の設定の自由度が高いモータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるモータ駆動制御装置の回路構成を示す図である。 第1の実施の形態における制御回路部の構成を示すブロック図である。 多段階固定速度設定回路の回路構成を示す図である。 第1の実施の形態における多段階固定速度設定回路の動作を示すフローチャートである。 ステップ指令信号の入力継続時間が所定時間未満である場合に、出力される目標回転速度信号を示す図である。 ステップ指令信号の入力継続時間が所定時間以上である場合に、出力される目標回転速度信号を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるモータ駆動制御装置の回路構成を示す図である。 第2の実施の形態における制御回路部の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における制御回路部の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態におけるモータ駆動制御装置について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるモータ駆動制御装置1の回路構成を示す図である。
図1に示すように、モータ駆動制御装置1は、ブラシレスモータ20(以下、単にモータ20という)を例えば正弦波駆動により駆動させるように構成されている。本実施の形態において、モータ20は、例えば3相のブラシレスモータである。モータ駆動制御装置1は、モータ20に正弦波駆動信号を出力してモータ20の電機子コイルLu,Lv,Lwに周期的に正弦波状の駆動電流を流すことで、モータ20を回転させる。
モータ駆動制御装置1は、インバータ回路2a及びプリドライブ回路2bを有するモータ駆動部2と、制御回路部3とを有している。なお、図1に示されているモータ駆動制御装置1の構成要素は、全体の一部であり、モータ駆動制御装置1は、図1に示されたものに加えて、他の構成要素を有していてもよい。
本実施の形態において、モータ駆動制御装置1は、その全部がパッケージ化された集積回路装置ICである。なお、モータ駆動制御装置1の一部が1つの集積回路装置としてパッケージ化されていてもよいし、他の装置と一緒にモータ駆動制御装置1の全部又は一部がパッケージ化されて1つの集積回路装置が構成されていてもよい。
インバータ回路2aとプリドライブ回路2bとは、モータ駆動部2を構成する。インバータ回路2aは、プリドライブ回路2bから出力された出力信号に基づいてモータ20に駆動信号を出力し、モータ20が備える電機子コイルLu,Lv,Lwに通電する。インバータ回路2aは、例えば、直流電源Vccの両端に設けられた2つのスイッチ素子の直列回路の対が、電機子コイルLu,Lv,Lwの各相(U相、V相、W相)に対してそれぞれ配置されて構成されている。2つのスイッチ素子の各対において、スイッチ素子同士の接続点に、モータ20の各相の端子が接続されている。
プリドライブ回路2bは、制御回路部3による制御に基づいて、インバータ回路2aを駆動するための出力信号を生成し、インバータ回路2aに出力する。出力信号としては、例えば、インバータ回路2aの各スイッチ素子に対応するVuu,Vul,Vvu,Vvl,Vwu,Vwlの6種類が出力される。これらの出力信号が出力されることで、それぞれの出力信号に対応するスイッチ素子がオン、オフ動作を行い、モータ20に駆動信号が出力されてモータ20の各相に電力が供給される(図示せず)。
制御回路部3には、外部から2つの信号Ss,Sbが入力される。2つの信号Ss,Sbとしては、例えば、スタート信号Ssとブレーキ信号Sbとが入力される。スタート信号Ssは、制御回路部3のスタート端子(図示せず)から入力される。ブレーキ信号Sbは、制御回路部3のブレーキ端子(図示せず)から入力される。
制御回路部3は、2つの信号Ss,Sbに基づいてモータ20の駆動制御を行う。すなわち、スタート信号Ssは、モータ20の駆動制御を行うか、駆動制御を行わないスタンバイ状態となるかを設定するための信号である。スタート信号Ssとしてロー(Low)の信号が入力されたとき、制御回路部3は、モータ20の駆動制御を開始する。ブレーキ信号Sbは、モータ20のブレーキを作動させるか否かを制御するための信号である。ブレーキ信号Sbとしてハイ(High)の信号が入力されたとき、制御回路部3は、モータ20の駆動にブレーキをかける。
また、制御回路部3には、モータ20から、3つのホール信号Hu,Hv,Hwが入力される。ホール信号Hu,Hv,Hwは、例えば、モータ20に配置された3つのホール(HALL)素子25u,25v,25wの出力である。制御回路部3は、ホール信号Hu,Hv,Hwを用いて、モータ20の回転位置や、回転数情報(ホールFG信号)などの情報を得ることでモータ20の回転状態を検出し、モータ20の駆動を制御する。
3つのホール素子25u,25v,25w(以下、これらをまとめてホール素子25ということがある)は、例えば、互いに略等間隔(隣り合うものと120度の間隔で)でモータ20の回転子の回りに配置されている。ホール素子25u,25v,25wは、それぞれ、回転子の磁極を検出し、ホール信号Hu,Hv,Hwを出力する。
なお、制御回路部3には、このようなホール信号Hu,Hv,Hwに加えて、モータ20の回転状態に関する他の情報が入力されるように構成されている。例えば、モータ20の回転子の回転に対応するFG信号として、回転子の側にある基板に設けたコイルパターンを用いて生成される信号(パターンFG)が入力される。また、モータ20の各相(U、V、W相)に誘起する逆起電圧を検出する回転位置検出回路の検出結果に基づいてモータ20の回転状態が検知されるように構成されていてもよいし、エンコーダやレゾルバなどを設け、それによりモータ20の回転速度等の情報が検出されるようにしてもよい。
制御回路部3は、例えば、マイクロコンピュータ等で構成されている。制御回路部3は、ホール信号Hu,Hv,Hwと、外部から入力された2つの信号Ss,Sbとに基づいて、駆動制御信号Sdをプリドライブ回路2bに出力する。制御回路部3は、モータ20を駆動させるための駆動制御信号Sdをモータ駆動部2に出力してモータ駆動部2を制御することで、モータ20の回転制御を行う。モータ駆動部2は、駆動制御信号Sdに基づいて、モータ20に正弦波駆動信号を出力してモータ20を駆動させる。
ここで、本実施の形態において、制御回路部3のスタート端子及びブレーキ端子の2つの端子のそれぞれは、ステップ指令信号Ss,Sbの入力端子として共用されている。ステップ指令信号Ss,Sbは、モータ20の回転速度を段階的に指定する制御を行うための指令信号である。ステップ指令信号Ss,Sbは、ステップアップ信号Ssとステップダウン信号Sbとの2つの信号に分かれている。ステップアップ信号Ssとステップダウン信号Sbとは、互いに異なる端子に、独立して入力される。
モータ20の駆動がスタートされたとき、後述のように多段階動作モードでの駆動が開始されると、スタート端子に入力される信号はステップアップ信号Ssとして取り扱われ、ブレーキ端子に入力される信号はステップダウン信号Sbとして取り扱われる。この場合、制御回路部3は、入力されるステップ指令信号Ss,Sbに応じて目標回転速度を制御回路部3内で設定し、それに応じて駆動制御信号Sdを出力する。これにより、制御回路部3は、設定した目標回転速度でモータ20が回転するように、モータ20の回転制御を行う。
[制御回路部3の説明]
図2は、第1の実施の形態における制御回路部3の構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、制御回路部3は、ホール信号処理回路31と、速度制御回路32と、正弦波駆動回路33とを含んでいる。速度制御回路32と正弦波駆動回路33とは、駆動制御信号生成部を構成する。これらの各回路は、デジタル回路である。また、制御回路部3は、処理経路切替回路34と、多段階固定速度設定回路(速度設定部の一例;以下、速度設定回路ということがある。)35と、メモリ(記憶部の一例)37と、発振回路39と、分周回路40とを含んでいる。なお、図2において、各回路間での信号や情報等の送受は、速度指令情報S2の生成に関するものが示されている。
ホール信号処理回路31には、ホール信号Hu,Hv,Hwが入力される。ホール信号処理回路31は、入力されたホール信号Hu,Hv,Hwに基づいて生成信号S1を生成して出力する。ホール信号処理回路31は、さらに、生成信号S1の周期に対応する信号をモータ20の回転速度に対応するホール周期信号として出力するようにしてもよい。
速度制御回路32には、ホール信号処理回路31から出力された生成信号S1と、分周回路40から出力されたクロック信号CKaと、速度設定回路35から出力された目標回転速度信号Seとが入力される。クロック信号CKaは、速度制御回路32の動作クロックである。目標回転速度信号Seは、モータ20の目標回転速度に応じた信号(例えば、目標回転速度に応じた周波数の周波数信号)である。速度制御回路32は、生成信号S1及び目標回転速度信号Seに基づいて、速度指令情報S2を出力する。具体的には、例えば、速度制御回路32は、目標回転速度信号Seとモータ20の回転に対応する回転数信号とに基づいて、モータ20の回転速度が目標回転速度信号Seに対応するものとなるように、速度指令情報S2を生成する。このとき、速度制御回路32は、進角制御を行って速度指令情報S2を出力するようにしてもよい。
なお、速度制御回路32は、このような制御を行わない非制御モードで動作可能であってもよい。非制御モードでは、速度制御回路32は、モータ20の回転速度に依存せず、目標回転速度信号Seに対応する一義的な速度指令情報S2を生成することで、モータ20の制御を行うようにしてもよい。モータ20の回転速度に基づいた制御を行う制御モードで動作するか、非制御モードで動作するかは、制御回路部3に外部から入力される信号や、メモリ37に記憶された設定情報等に基づいて、切替可能にしてもよい。
正弦波駆動回路33には、速度指令情報S2が入力される。正弦波駆動回路33は、速度指令情報S2に基づいて、モータ駆動部2を駆動させるための駆動制御信号Sdを生成する。駆動制御信号Sdがモータ駆動部2に出力されることで、モータ駆動部2からモータ20に正弦波駆動信号が出力され、モータ20が駆動される。すなわち、速度制御回路32と正弦波駆動回路33とで、目標回転速度信号Seに基づいて駆動制御信号Sdが生成され、モータ駆動部2に出力される。
発振回路39は、動作クロックとして、分周回路40にクロック信号CK(例えば、40MHz)を出力する。
分周回路40は、動作クロックとして、速度制御回路32にクロック信号CKa(例えば、5MHz)を出力する。また、分周回路40は、基準クロックとして、速度設定回路35にクロック信号CKa(例えば、5MHz)を出力する。また、分周回路40は、動作クロックとして、正弦波駆動回路33にクロック信号CKb(例えば、10MHz)を出力する。
処理経路切替回路34には、2つの信号Ss,Sbが入力される。このとき、処理経路切替回路34は、信号Ssがスタート信号Ssであり信号Sbがブレーキ信号Sbである場合と、信号Ssがステップアップ信号Ssであり信号Sbがブレーキ信号Sbである場合とで、2つの信号Ss,Sbの出力経路を切り替える。
切り替えは、例えば、制御回路部3の動作モードが多段階動作モードであるか否かによって行われる。すなわち、多段階動作モードであれば、2つの信号Ss,Sbが、ステップ指令信号Ss,Sbであるとして、出力経路を切り替える。スタート信号Ssとブレーキ信号Sbとが入力されたとき、処理経路切替回路34は、スタート信号Ssとブレーキ信号Sbとを正弦波駆動回路33に出力する。ステップアップ信号Ssとステップダウン信号Sbとが入力されたとき、処理経路切替回路34は、ステップアップ信号Ssとステップダウン信号Sbとを速度設定回路35に出力する。
メモリ37は、制御回路部3の動作に用いられる種々の設定値などを記憶する。メモリ37には、設定情報38が記憶されている。設定情報38は、速度設定回路35に適宜読み込まれる(設定情報D1)。
図3は、多段階固定速度設定回路35の回路構成を示す図である。
図3に示されるように、速度設定回路35には、処理経路切替回路34を経由したステップ指令信号Ss,Sbと、メモリ37から読み込まれた設定情報D1と、分周用の基準クロックとしてクロック信号CKaとが入力される。速度設定回路35は、ステップ指令信号Sb,Ssに基づいて決定される指令ステップ(段数)と、予め決められた設定情報D1とに基づいて、目標回転速度信号Seを生成する。換言すると、速度設定回路35は、指令ステップと設定情報D1とに基づいて目標回転速度を設定し、設定した目標回転速度に対応する目標回転速度信号Seを生成する。
設定情報D1には、ステップ段数情報D11と、ステップ値情報D12とが含まれる。ステップ段数情報D11は、ステップの総段数(例えば、3段、5段、7段の別など)を示す情報である。ステップ値情報D12は、初段の値を示す初段値(例えば、200Hzなど)と1段あたりの幅を示すステップ幅値(例えば、100Hzなど)を示す情報である。
速度設定回路35には、大まかに、ステップ設定情報検出回路50と、目標回転速度生成回路60とが含まれている。
ステップ設定情報検出回路50には、ステップ指令信号Ss,Sbと、設定情報D1のうちステップ段数情報D11とが入力される。ステップ設定情報検出回路50は、ステップ指令信号Ss,Sbにより定まる指令ステップに基づいて生成したステップ設定情報C3を出力する。
目標回転速度生成回路60には、分周回路40から出力されたクロック信号CKaと、ステップ設定情報検出回路50から出力されたステップ設定情報C3とが入力される。また、目標回転速度生成回路60には、設定情報D1のうち、ステップの初期値とステップ幅とを示すステップ値情報D12が入力される。目標回転速度生成回路60は、入力された信号や情報に基づいて、ステップ設定情報C3に対応する目標回転速度信号Seを出力する。
ステップ設定情報検出回路50は、例えば、多段アップ設定回路51と、多段ダウン設定回路52と、ステップ設定情報生成回路53とを含んでいる。
ステップ設定情報生成回路53は、例えば、アップダウンカウンタである。ステップ設定情報生成回路53には、ステップ指令信号Ss,Sbと、ステップ段数情報D11とが入力される。ステップ設定情報生成回路53は、ステップ指令信号Ss,Sbに基づいて定まる指令ステップに基づいて、ステップ設定情報C3を生成する。生成されたステップ設定情報C3は、ステップ設定情報生成回路53から出力される。
ここで、本実施の形態において、多段アップ設定回路51と多段ダウン設定回路52とで構成される多段ステップ指令設定部により、後述のように多段ステップ変更指令が行われる。
多段アップ設定回路51は、時間カウンタである。多段アップ設定回路51には、ステップ指令信号Ss,Sbが入力される。多段アップ設定回路51は、ステップアップ信号Ssが所定時間以上継続して入力された場合に、多段ステップアップ信号C1を出力する。すなわち、多段アップ設定回路51は、ステップアップ信号Ssの入力継続時間を計時し、入力継続時間に応じて多段ステップアップ信号C1を出力する。多段ステップアップ信号C1は、複数の段数(多段)を一度にステップアップさせる指示情報である。
多段ダウン設定回路52は、時間カウンタである。多段ダウン設定回路52には、ステップ指令信号Ss,Sbが入力される。多段ダウン設定回路52は、ステップダウン信号Sbが所定時間以上継続して入力された場合に、多段ステップダウン信号C2を出力する。すなわち、多段ダウン設定回路52は、ステップダウン信号Sbの入力継続時間を計時し、入力継続時間に応じて多段ステップダウン信号C2を出力する。多段ステップダウン信号C2は、複数の段数を一度にステップダウンさせる指示情報である。
多段アップ設定回路51や多段ダウン設定回路52から出力された多段ステップ指令信号C1,C2(多段ステップアップ信号C1、多段ステップダウン信号C2)は、ステップ設定情報生成回路53に入力される。
ステップ設定情報生成回路53は、多段アップ設定回路51から多段ステップアップ信号C1が入力されたとき、それに応じた、一度に多段のステップアップを行うようなステップ設定情報C3を出力する。
ステップ設定情報生成回路53は、多段ダウン設定回路52から多段ステップダウン信号C2が入力されたとき、それに応じた、一度に多段のステップダウンを行うようなステップ設定情報C3を出力する。
目標回転速度生成回路60は、例えば、除算回路61と、分周回路62とを有している。
除算回路61には、ステップ設定情報C3と、ステップ値情報D12とが入力される。除算回路61は、ステップ設定情報C3とステップ値情報D12とに基づいて、分周信号S3を生成する。すなわち、除算回路61によって、次の分周回路62で目標回転速度信号Seを生成するときにクロック信号CKaを何分周するかが演算される。
分周回路62には、除算回路61から出力された分周信号S3と、基準クロックであるクロック信号CKaが入力される。分周回路62は、分周信号S3に基づいて、目標回転速度信号Seを生成して出力する。例えば、入力されるクロック信号CKaが5MHzであるとき、これを25000分の1に分周することにより、200Hzの目標回転速度信号Seが生成される。
図4は、第1の実施の形態における多段階固定速度設定回路35の動作を示すフローチャートである。
速度設定回路35は、次のような動作を、繰り返し実行する。
図4に示されるように、ステップS101において、多段階動作モードで動作する旨の設定が行われる。すなわち、メモリ37に記憶されている設定情報38に基づいて、設定情報D1が入力される。これにより、制御回路部3が、多段階動作モードで動作する。また、使用する設定情報(ステップの総段数、初段の値、1段階あたりのステップ幅値)が決定される。
ステップS102において、ステップ設定情報生成回路53は、入力されたステップアップ信号Ss又はステップダウン信号Sb(入力信号)に基づいて、指令ステップをカウントする。なお、多段ステップ指令信号C1,C2が出力された場合には、それに応じて、指令ステップが決定される。
ステップS103において、ステップ設定情報生成回路53は、カウント数に基づいて段階すなわち周波数を決定する。そして、目標回転速度信号Seを指定するステップ設定情報C3を生成して、出力する。
ステップS104において、目標回転速度生成回路60は、出力されたステップ設定情報C3に対応する目標回転速度信号Seを生成し、出力する。
ステップS104の処理が終了すると、一連の処理が終了する。
本実施の形態において、ステップ指令信号Ss,Sbが入力されたとき、その入力が継続する時間(入力継続時間;(信号の)押し時間ということもある)に応じて、出力されるステップ設定情報C3が変更される。
具体的には、入力継続時間が所定時間(長押し設定時間ということもある)未満である場合(短押し入力が行われた場合)には、ステップS102の処理において、ステップ指令信号Ss,Sbの入力に応じて、1段ずつ指令ステップが変更され、ステップ設定情報C3が出力される。
他方、入力継続時間が所定時間以上である場合(長押し入力が行われた場合)には、一度に多段にわたる指令ステップの変更が行われ、ステップ設定情報C3が出力される。すなわち、この場合には、多段アップ設定回路51又は多段ダウン設定回路52から、多段ステップ指令信号C1,C2が出力され、ステップ設定情報生成回路53が、それに基づいてステップ設定情報C3を出力する。
図5は、ステップ指令信号Ss,Sbの入力継続時間が所定時間未満である場合に、出力される目標回転速度信号Seを示す図である。
図5及び後述の図6において、横軸が時間の経過を示している。図5及び後述の図6において、ステップ段数情報D11により指定されるステップの総段数が7段の場合の例が示されている。すなわち、目標回転速度信号Seは、0(モータ20の停止に対応)からR7まで8段階の値を取りうる。図5及び後述の図6においては、ステップアップ信号Ss及びステップダウン信号Sbが共に、いわゆるローアクティブの信号である場合が示されている。なお、ステップ指令信号Ss,Sbは、ローアクティブの信号に限定されない。
時刻t1以前に、目標回転速度信号Seが0であり、ステップ指令信号Ss,Sbが共にハイ(H)である場合を想定する。
時刻t1に、ステップアップ信号Ssが、所定時間よりも短いロー時間Ls1だけロー(L)となると(押し時間Ls1が所定時間よりも短いと)、指令ステップが1段上げられる(指令ステップは1段となる)。これにより、目標回転速度信号SeがR1となる。R1の値は、例えば、ステップ値情報D12の初段値に対応する。
以後、時刻t2,t3,t4,t5,t6,t7からそれぞれ短時間Ls1だけステップアップ信号Ssがハイからローになると、その都度、指令ステップが1段ずつ上げられる(指令ステップが、2段、3段、4段、5段、6段、7段と変化する)。各段における目標回転速度信号Seの値は、ステップ値情報D12により定まるステップ幅値と、初段値と、初段からの段数とで定まる。時刻t7には、目標回転速度信号Seが最大のR7となり、それ以上段数が上がらなくなる。このとき、モータ20は、最高回転速度で駆動される。この間、押し時間Ls1はいずれも所定時間よりも短いので、多段アップ設定回路51から多段ステップアップ信号C1は出力されない。なお、指令ステップの変更は、ステップアップ信号Ssの入力が開始されたときに行われる。
時刻t7に目標回転速度信号SeがR7である場合において、時刻t8に、ステップダウン信号Sbが、所定時間よりも短いロー時間Lb1だけローとなると、指令ステップが1段下げられる(指令ステップは6段となる)。これにより、目標回転速度信号SeがR6となる。以後、時刻t9,t10,t11,t12,t13,t14からそれぞれ短時間Lb1だけステップダウン信号Sbがハイからローになると、その都度、指令ステップが1段ずつ下げられる。これにより、時刻t13に、目標回転速度信号Seが初段値R1となり、モータ20が最小回転速度で駆動される。そして、時刻t14に、目標回転速度信号Seが0となり、モータ20が停止される。この間、押し時間Lb1はいずれも所定時間よりも短いので、多段ダウン設定回路52から多段ステップダウン信号C2は出力されない。なお、指令ステップの変更は、ステップダウン信号Sbの入力が開始されたときに行われる。
このように、ステップ指令信号Ss,Sbを短押し入力することで、それに応じて目標回転速度信号Seの段階を変更させ、モータ20の回転速度を段階的に変更することができる。なお、図5では、ステップアップ、ステップダウンの時刻は、ステップ指令信号Ss,Sbがローになる時刻と略同時であってディレイタイムを含んでいないが、実際には、多少のディレイタイムが生じる。
図6は、ステップ指令信号Ss,Sbの入力継続時間が所定時間以上である場合に、出力される目標回転速度信号Seを示す図である。
図6において、ステップアップ信号Ssに関する長押し設定時間(所定時間)Ls3と、ステップダウン信号Sbに関する長押し設定時間(所定時間)Lb3とが合わせて示されている。ステップ指令信号Ss,Sbの入力継続時間が長押し設定時間Ls3,Lb3よりも短いか否かで、多段にわたる指令ステップの変更が行われるか否かが変わることになる。
図6に示されるように、時刻t11以前に、目標回転速度信号Seが0であり、ステップ指令信号Ss,Sbが共にハイである場合を想定する。
時刻t11において、ステップアップ信号Ssがローになると、この時点で、指令ステップが1段上げられる。これにより、目標回転速度信号SeがR1となる。この時点では、多段アップ設定回路51から多段ステップアップ信号C1は出力されていない。
その後、時刻t11から長押し設定時間Ls3が経過した時刻t12まで、継続してステップアップ信号Ssがローであると、多段アップ設定回路51から多段ステップアップ信号C1が出力される。すなわち、ステップアップ信号Ssが長押し入力されることで、多段ステップアップ信号C1が出力される。それに応じて、ステップ設定情報生成回路53は、指令ステップを6段上げるようにステップ設定情報C3を出力する。これにより、目標回転速度信号Seが最大のR7となり、モータ20は最高回転速度で駆動される。
その後、時刻t13に、ステップアップ信号Ssがローからハイになる。すなわち、このときの押し時間Ls2は、長押し設定時間Ls3よりも長い、時刻t11から時刻t13までである。
時刻t14において、ステップダウン信号Sbがローになると、この時点で、指令ステップが1段下げられる。これにより、目標回転速度信号SeがR7からR6になる。この時点では、多段ダウン設定回路52から多段ステップダウン信号C2は出力されていない。
その後、時刻t14から長押し設定時間Lb3が経過した時刻t15まで、継続してステップダウン信号Sbがローであると、多段ダウン設定回路52から多段ステップダウン信号C2が出力される。すなわち、ステップダウン信号Sbが長押し入力されることで、多段ステップダウン信号C2が出力される。それに応じて、ステップ設定情報生成回路53は、指令ステップを6段下げるようにステップ設定情報C3を出力する。これにより、目標回転速度信号Seが0となり、モータ20は停止する。
その後、時刻t16に、ステップダウン信号Sbがローからハイになる。すなわち、このときの押し時間Lb2は、長押し設定時間Lb3よりも長い、時刻t14から時刻t16までである。
このように、ステップ指令信号Ss,Sbを長押し入力することにより、それに応じて少ないステップ(本実施の形態では、2ステップ)で、目標回転速度信号Seを最大のR7にしたり、0にしたりし、モータ20の回転速度を大きく変更できる。
なお、ステップ指令信号Ss,Sbがローからハイになって押し時間が確定したときに、押し時間が長押し設定時間Ls3を超えていれば、多段ステップ指令信号C1,C2が出力されるようにしてもよい。
また、多段ステップ指令信号C1,C2が出力されたときに変更される指令ステップの数は、上述に限られない。必ずしも目標回転速度信号Seが最大になったり0になったりするようにしなくてもよい。
以上説明したように、本実施の形態においては、次の効果がある。
ステップアップ信号Ssとステップダウン信号Sbとの2種類のデジタル信号を用いて、目標回転速度信号Seの設定を変更し、モータ20の回転速度を変更することができる。したがって、外部からの指令信号の入力を簡素化でき、指令信号に対して目標回転速度信号Seの設定を容易に変更できる。
メモリ37に記憶させた設定情報38に応じて、ステップの総段数、初段値、ステップ幅等を自由に設定することができる。したがって、目標回転速度信号Seの設定可能な範囲や方法を容易に変更することができ、かつ、これらの設定の自由度が高くなる。したがって、モータ駆動制御装置1を、モータ20が用いられる機器のそれぞれで要求されるステップの総段数やステップ幅などに、幅広く、かつ容易に対応させることができる。
目標回転数に関して、外部から信号等を入力することで指定する必要がないので、その信号のための入力端子を設ける必要がなくなる。また、ステップアップ信号Ssとステップダウン信号Sbとは、通常用いられる入力端子であるスタート端子及びブレーキ端子を用いて制御回路部3に入力される。このように、スタート信号Ss及びブレーキ信号Sbと入力端子を共用してステップ指令信号Ss,Sbが入力されるように構成されているので、ステップ指令信号Ss,Sbを入力するための専用の端子を設ける必要はなく、端子数を少なくすることができる。したがって、モータ駆動制御装置1の製造コストを低く抑えることができる。
ここで、図5や図6に示されたものは1つの具体例であり、押し時間に応じて目標回転速度信号Seを変更する動作としては、様々な態様が適用できる。
例えば、ステップアップ信号Ssの長押し入力が行われた場合において、1段ステップアップした後に最高のステップまで目標回転速度信号Seの指令ステップが上がるというように、2ステップでステップが上がるように構成されている。しかしながら、これに限られず、ステップアップ信号Ssの長押し入力が行われたときにそのまま(1ステップで)最高速ステップまで上がるようにしてもよい。これにより、制御回路部の回路規模を簡素化することができる。
また、ステップ指令信号Ss,Sbの長押し入力が行われたときに、さらに、次のような動作を行うようにしてもよい。これにより、制御回路部の回路規模を簡素化したり、モータ20についての様々なユースケースにモータ駆動制御装置1を適用させたりすることができる。
例えば、ステップダウン信号Sbが長押し入力されたとき、1ステップでモータ20が停止するように制御されるようにしてもよい。
また、例えば、ステップダウン信号Sbが長押しされたとき、モータ20が停止するのではなく、モータ20が最低速すなわち1ステップ目(指令ステップが1段)の目標回転速度信号R1に対応する目標回転速度で駆動されるようにしてもよい。
また、例えば、入力継続時間の長さに応じて、複数の指令ステップの変更が行われる際の変更量(変化する指令ステップの数)が変わるようにしてもよい。例えば、長押し入力が1秒間であれば2段の指令ステップの変更が行われ、長押し入力が2秒間であれば4段の指令ステップの変更が行われるというようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態におけるモータ駆動制御装置の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。第2の実施の形態においては、ステップ指令信号のほかに、回転速度指令信号が外部から入力される経路が設けられている点が第1の実施の形態とは異なる。
図7は、本発明の第2の実施の形態におけるモータ駆動制御装置101の回路構成を示す図である。
図7に示すように、モータ駆動制御装置101においては、第1の実施の形態の制御回路部3に代えて、構成が若干異なる制御回路部103が設けられている。制御回路部103には、スタート信号Ssとブレーキ信号Sbと(又は、ステップ指令信号Ss,Sb)が入力される経路に加えて、回転速度指令信号Scが入力される経路が設けられている。
回転速度指令信号Scは、例えば、制御回路部103の外部から入力される。回転速度指令信号Scは、モータ20の回転速度に関する信号であって、例えば、モータ20の目標回転速度に対応するクロック信号である。換言すると、回転速度指令信号Scは、モータ20の回転速度の目標値に対応する情報である。なお、回転速度指令信号Scとして、PWM(パルス幅変調)信号が入力されてもよい。
図8は、第2の実施の形態における制御回路部103の構成を示すブロック図である。
図8に示されるように、制御回路部103は、制御回路部3の構成に加えて、入力信号切替回路41をさらに有している。速度設定回路35から出力された目標回転速度信号Seは、入力信号切替回路41を経由して、速度制御回路32に入力される。
入力信号切替回路41には、回転速度指令信号Scと、目標回転速度信号Seと、メモリ37から設定情報38に応じて入力される切替信号D2とが入力される。設定情報38としては、上述の第1の実施の形態において記憶されている情報に加え、入力信号切替回路41から速度制御回路32に出力される信号を指定する情報が含まれる。入力信号切替回路41は、回転速度指令信号Scと、目標回転速度信号Seとのうち、切替信号D2に対応する信号を、速度制御回路32に出力する。
第2の実施の形態においては、メモリ37に情報を記憶することで、速度制御回路32に入力される信号を、回転速度指令信号Scとするか、目標回転速度信号Seとするかを指定することができる。速度制御回路32は、入力信号切替回路41から入力された回転速度指令信号Sc又は目標回転速度信号Seを基準として速度制御を行い、速度指令情報S2を出力する。すなわち、制御回路部103は、メモリ37に記憶された情報に応じて、ステップ指令信号Ss,Sbに応じて設定された目標回転速度信号Seに基づく第1駆動制御信号Sd1(駆動制御信号Sdの一例)を出力するか(第1動作モード)、外部から入力された回転速度指令信号Scに基づいた第2駆動制御信号Sd2(駆動制御信号Sdの一例)を出力するか(第2動作モード)を切り替える。なお、第1動作モードは、上述の第1の実施の形態における多段階動作モードと同様の動作モードである。
図9は、第2の実施の形態における制御回路部103の動作を示すフローチャートである。
図9に示されるように、ステップS111において、動作モード設定が行われる。すなわち、入力信号切替回路41は、メモリ37に記憶された情報に基づいて、切替情報D2を取得する。
ステップS112において、入力信号切替回路41によって、切替情報D2に基づいて、第1動作モードで動作するか否かが切り替えられる。すなわち、制御回路部103が第1動作モードで動作するとき、入力信号切替回路41から目標回転速度信号Seが出力される。他方、制御回路部103が第1動作モードで動作しないとき、入力信号切替回路41から回転速度指令信号Scが出力される。この場合、制御回路部103は、第2動作モードで動作する。
ステップS112において第1動作モードで動作するとき、ステップS113からステップS116の動作が行われる。この動作は、上述の図4におけるステップS101からステップS104の動作と同様にして行われる。この結果、制御回路部103から第1駆動制御信号Sd1が出力される。
他方、ステップS113において第1動作モードで動作しないとき、ステップS117の動作に移る。すなわち、制御回路部103は、第2動作モードで動作し、速度制御回路32は、外部から入力された回転速度指令信号Scに基づいて、速度指令情報S2を出力する。この結果、制御回路部103から第2駆動制御信号Sd2が出力される。
このように、第2の実施の形態においては、制御回路部103が目標回転速度信号Seに基づく第1駆動制御信号Sd1を出力するか回転速度指令信号Scに基づく第2駆動制御信号Sd2を出力するかを切り替えることができるので、同一の構成のモータ駆動制御装置101を、回転速度指令信号Scを出力可能な機器にもそうでない機器にも適用することができる。切り替え設定は、メモリ37に情報を記憶させることにより、容易に行うことができる。
なお、制御回路部103が、外部から入力された指令信号がステップ指令信号Ss,Sbであるか回転速度指令信号Scであるかに応じて、上述の第1動作モードで動作するか第2モードで動作するかを決定し、その動作モードで動作するようにしてもよい。
[その他]
制御回路部は、上述に示されるような回路構成に限定されない。本発明の目的にあうように構成された、様々な回路構成が適用できる。
ステップの総段数、初段値、及びステップ幅値のそれぞれの設定情報は、任意に設計できるものである。したがって、モータが用いられる様々な仕様の機器に、モータ駆動制御装置を広く適用することができる。ステップ幅値は、各指令ステップ間の幅が異なるように設定されていてもよい。
上述のフローチャートは具体例であって、このフローチャートに限定されるものではなく、例えば、各ステップ間に他の処理が挿入されていてもよい。
設定情報は、メモリに記憶されているものに限られない。制御回路部の外部から取得された情報に基づいて、制御回路部の動作モードが切り替えられたり、ステップの総段数、ステップ幅、及び初段値などが設定されたりするようにしてもよい。
ステップアップ信号とステップアップ信号とは、それぞれスタート信号やブレーキ信号と共用の端子に入力されなくてもよい。これらのステップ指令信号は、他の既存の信号(例えば、スタート信号、ブレーキ信号など)と端子を共用にして端子数を少なく抑えるようにしてもよいし、端子に余裕があれば、その端子を専用するようにしてもよい。すなわち、ステップアップ信号及びステップアップ信号のうちいずれか一方のみが、スタート信号又はブレーキ信号を兼ねていてもよいし、ステップアップ信号及びステップアップ信号がいずれもスタート信号又はブレーキ信号とは独立して入力されるようにしてもよい。
上述の実施の形態において、ステップ指令信号はローアクティブのものとしているが、これに限られず、ハイアクティブとしてもよい。
上述の実施の形態のモータ駆動制御装置により駆動されるモータは、3相のブラシレスモータに限られない。ホール素子の数は、3個に限られない。
モータの回転速度の検出方法は特に限定されない。例えば、ホール素子を用いず、モータの逆起電力を用いて回転速度を検出するようにしてもよい。
モータの駆動方式は、正弦波駆動方式に限定されない。例えば、矩形波駆動方式であってもよい。
上述の実施の形態における処理の一部又は全部が、ソフトウェアによって行われるようにしても、ハードウェア回路を用いて行われるようにしてもよい。すなわち、モータ駆動制御装置の各構成要素は、少なくともその一部がハードウェアによる処理ではなく、ソフトウェアによる処理により実現されるように構成されていてもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,101 モータ駆動制御装置
2 モータ駆動部
3,103 制御回路部
20 ブラシレスモータ
25(25u,25v,25w)ホール素子
31 ホール信号処理回路
32 速度制御回路(駆動制御信号生成部の一部)
33 正弦波駆動回路(駆動制御信号生成部の一部)
34 処理経路切替回路
35 多段階固定速度設定回路(速度設定部の一例)
37 メモリ(記憶部の一例)
38 設定情報
39 発振回路
40 分周回路
50 ステップ設定情報検出回路
51 多段アップ設定回路(多段ステップ指令設定部の一部)
52 多段ダウン設定回路(多段ステップ指令設定部の一部)
53 ステップ設定情報生成回路
60 目標回転速度生成回路
61 除算回路
62 分周回路
C1 多段ステップ指令信号(多段ステップアップ信号)
C2 多段ステップ指令信号(多段ステップダウン信号)
C3 ステップ設定情報
D1 設定情報
D11 ステップ段数情報
D12 ステップ値情報
S1 生成情報
S2 速度指令情報
S3 分周信号
Sc 回転速度指令信号
Se 目標回転速度信号
Sd 駆動制御信号
Sd1 第1駆動制御信号
Sd2 第2駆動制御信号
Ss ステップ指令信号(ステップアップ信号)
Sb ステップ指令信号(ステップダウン信号)

Claims (11)

  1. 外部から入力される指令信号に応じて、モータを駆動させるための駆動制御信号を出力する制御回路部と、
    前記制御回路部から出力された前記駆動制御信号に基づいて、前記モータに駆動信号を出力するモータ駆動部とを備え、
    前記制御回路部は、
    前記指令信号としてステップ指令信号が入力されたとき、前記ステップ指令信号に基づいて決定した指令ステップと予め決められた設定情報とに基づいて目標回転速度に応じた目標回転速度信号を生成する速度設定部と、
    前記目標回転速度信号に基づいて前記駆動制御信号を生成して出力する駆動制御信号生成部とを有する、モータ駆動制御装置。
  2. 前記制御回路部は、前記設定情報を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記設定情報は、前記指令ステップの総段数に係るステップ段数情報と、1段目の指令ステップの初段値及びステップ幅値に係るステップ値情報とを含む、請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記速度設定部は、
    前記ステップ指令信号と前記ステップ段数情報とが入力され、前記ステップ指令信号に基づいて決定した指令ステップに対応するステップ設定情報を出力するステップ設定情報検出回路と、
    前記ステップ設定情報検出回路から出力された前記ステップ設定情報に応じて、前記目標回転速度信号を出力する目標回転速度生成回路とを有する、請求項2に記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記ステップ設定情報検出回路は、
    前記ステップ指令信号が所定時間以上継続して入力された場合に、複数の段数を一度にステップする指示情報である多段ステップ指令信号を出力する多段ステップ指令設定部を有し、
    前記多段ステップ指令設定部が前記多段ステップ指令信号を出力したとき、前記多段ステップ指令信号に基づいて決定した指令ステップに対応するステップ設定情報を出力する、請求項3に記載のモータ駆動制御装置。
  5. 前記目標回転速度生成回路は、
    前記ステップ設定情報と前記ステップ値情報とに基づいて分周信号を生成する除算回路と、
    前記除算回路で生成された前記分周信号に基づいて前記目標速度信号を生成して出力する分周回路とを有する、請求項3又は4に記載のモータ駆動制御装置。
  6. 前記ステップ指令信号は、前記指令ステップをアップさせるためのステップアップ信号と、前記指令ステップをダウンさせるためのステップダウン信号との2つの信号を含み、
    前記ステップアップ信号と前記ステップダウン信号とは互いに独立して前記制御回路部に入力される、請求項1から5のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  7. 前記ステップアップ信号と前記ステップアップ信号との少なくとも一方は、前記モータの制御に用いられるスタート信号又はブレーキ信号の機能のいずれか一方を兼ねる、請求項6に記載のモータ駆動制御装置。
  8. 前記制御回路部は、
    前記指令信号として前記モータの回転速度を指定する回転速度指令信号が入力される経路と、
    前記ステップ指令信号に基づいて前記制御回路部の内部で生成される前記目標回転速度信号及び前記回転速度指令信号のうち一方を前記駆動制御信号生成部に入力する入力切替部とをさらに有し、
    前記駆動制御信号生成部は、前記入力切替部から前記回転速度指令信号が入力されたとき、前記回転速度指令信号に基づいて前記駆動制御信号を生成して出力する、請求項1から7のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  9. 外部から入力される指令信号に応じて、モータを駆動させるための駆動制御信号を出力する制御回路部と、
    前記制御回路部から出力された前記駆動制御信号に基づいて、前記モータに駆動信号を出力するモータ駆動部とを備え、
    前記制御回路部は、
    前記指令信号として前記モータの回転速度を段階的に指定する制御を行うためのステップ指令信号が入力される経路と、
    前記指令信号として前記モータの目標回転速度に対応する回転速度指令信号を入力する経路とを有し、
    前記ステップ指令信号及び前記回転速度指令信号のうち少なくとも一方が入力されたとき、入力された信号に応じて前記駆動制御信号を生成して出力する、モータ駆動制御装置。
  10. 外部から入力される指令信号に応じて、モータを駆動させるための駆動制御信号を出力する制御回路部と、
    前記制御回路部から出力された前記駆動制御信号に基づいて、前記モータに駆動信号を出力するモータ駆動部とを備えるモータ駆動制御装置の制御方法であって、
    前記指令信号としてステップ指令信号が入力されたとき、前記制御回路部に、前記ステップ指令信号に基づいて決定した指令ステップと予め決められた設定情報とに基づいて目標回転速度に応じた目標回転速度信号を生成させる速度設定ステップと、
    前記速度設定ステップにより前記目標回転速度信号が生成されたとき、前記制御回路部に、前記目標回転速度信号に基づいて前記駆動制御信号を生成させて出力させる駆動制御信号生成ステップとを有する、モータ駆動制御装置の制御方法。
  11. 外部から入力される指令信号に応じて、モータを駆動させるための駆動制御信号を出力する制御回路部と、
    前記制御回路部から出力された前記駆動制御信号に基づいて、前記モータに駆動信号を出力するモータ駆動部とを備えるモータ駆動制御装置の制御方法であって、
    前記指令信号として前記モータの回転速度を段階的に指定する制御を行うためのステップ指令信号の前記制御回路部への入力を受け付ける第1受付ステップと、
    前記指令信号として前記モータの目標回転速度に対応する回転速度指令信号の前記制御回路部への入力を受け付ける第2受付ステップと、
    前記第1受付ステップ又は前記第2受付ステップのうち少なくとも一方により前記ステップ指令信号及び前記回転速度指令信号のうち少なくとも一方の入力が受け付けられたとき、入力された信号に応じて前記駆動制御信号を生成して出力する駆動制御信号生成ステップとを有する、モータ駆動制御装置の制御方法。
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