JP2016091835A - 電解液循環型電池 - Google Patents

電解液循環型電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2016091835A
JP2016091835A JP2014225656A JP2014225656A JP2016091835A JP 2016091835 A JP2016091835 A JP 2016091835A JP 2014225656 A JP2014225656 A JP 2014225656A JP 2014225656 A JP2014225656 A JP 2014225656A JP 2016091835 A JP2016091835 A JP 2016091835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
seal groove
seal member
frame
electrolyte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014225656A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6380911B2 (ja
Inventor
毅 寒野
Takeshi Kanno
毅 寒野
佐藤 亮
Akira Sato
亮 佐藤
克也 山西
Katsuya Yamanishi
克也 山西
伊藤 岳文
Takefumi Itou
岳文 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2014225656A priority Critical patent/JP6380911B2/ja
Priority to EP15856690.1A priority patent/EP3217459B1/en
Priority to CN201580060059.2A priority patent/CN107078331B/zh
Priority to US15/524,868 priority patent/US20170352894A1/en
Priority to PCT/JP2015/079622 priority patent/WO2016072255A1/ja
Priority to TW104136316A priority patent/TWI673909B/zh
Publication of JP2016091835A publication Critical patent/JP2016091835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6380911B2 publication Critical patent/JP6380911B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/18Regenerative fuel cells, e.g. redox flow batteries or secondary fuel cells
    • H01M8/184Regeneration by electrochemical means
    • H01M8/188Regeneration by electrochemical means by recharging of redox couples containing fluids; Redox flow type batteries
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • H01M8/0273Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes with sealing or supporting means in the form of a frame
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • H01M8/0276Sealing means characterised by their form
    • H01M8/0278O-rings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/18Regenerative fuel cells, e.g. redox flow batteries or secondary fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】電解液のシール構造を容易に構築できて、生産性に優れる電解液循環型電池を提供する。【解決手段】電池セルを構成する電極と接する双極板、及び前記双極板の周縁を囲む枠体を有するセルフレームと、前記枠体に配置されて、前記電池セルへ供給する電解液の前記枠体外への漏洩を防止するシール部材とを備える電解液循環型電池であって、前記枠体は、前記シール部材が嵌め込まれるシール溝が形成されており、前記シール溝は、前記シール部材を弾性変形させて前記シール溝からの脱落を防止する幅狭部を備え、前記幅狭部は、前記シール溝の深さ方向に一様な幅を有する電解液循環型電池。【選択図】図1

Description

本発明は、レドックスフロー電池などの電解液循環型電池に関する。特に、電解液のシール構造を容易に構築できて、組立作業性に優れる電解液循環型電池に関する。
太陽光発電や風力発電といった自然エネルギー由来の電力を蓄電する大容量の蓄電池の一つにレドックスフロー電池(RF電池)などの電解液循環型電池がある。RF電池は、代表的には、交流/直流変換器を介して発電部(例えば、太陽光発電装置や風力発電装置、その他一般の発電所など)と負荷(需要家など)との間に接続され、発電部で発電した電力を充電して蓄え、蓄えた電力を放電して負荷に供給する。
例えば図8のRF電池の動作原理図に示すように、RF電池1は、水素イオンを透過させる隔膜101で正極セル102と負極セル103とに分離された電池セル100を備える。正極セル102には正極電極104が内蔵され、かつ正極電解液を貯留する正極電解液タンク106が供給導管108、排出導管110を介して接続されている。同様に、負極セル103には負極電極105が内蔵され、かつ負極電解液を貯留する負極電解液タンク107が供給導管109、排出導管111を介して接続されている。各極電解液は、各供給導管108,109の途中に設けられたポンプ112,113により各供給導管108、109から各極セル102、103に供給され、各極セル102、103から各排出導管110、111を流通して各極タンク106、107に排出されることで各極セル102、103に循環される。RF電池1は、こうして電解液を循環して、正極電解液に含まれるイオンと負極電解液に含まれるイオンの酸化還元電位の差を利用して充放電を行う。図8では、各極電解液に含まれるイオンとしてバナジウムイオンを示しており、実線矢印は充電、破線矢印は放電を意味する。
電池セル100は、通常、図9下図に示すセルスタック200と呼ばれる構造体の内部に形成される。セルスタック200は、図9上図に示すように、セルフレーム120、正極電極104、隔膜101、及び負極電極105を、この順番で積層することで形成される積層体を備える。セルフレーム120は、双極板121とその周縁を囲む枠体122とを備える。この構成の場合、隣接するセルフレーム120の双極板121の間に一つの電池セル100が形成され、双極板121を挟んで表裏に、隣り合う電池セル100の正極電極104(正極セル102)と負極電極105(負極セル103)とが配置される。
電池セル100内の各極電解液の流通は、枠体122に形成される給液マニホールド131、132と、排液マニホールド133、134とを介して行われる。正極電解液は、給液マニホールド131から枠体122の一面側(紙面表側)に形成されるガイド溝を介して正極電極104に供給される。そして、図9上図の矢印に示すように正極電解液は正極電極104の下から上へ通り、枠体122に形成されるガイド溝を介して排液マニホールド133に排出される。同様に、負極電解液は、給液マニホールド132から枠体122の他面側(紙面裏側)に形成されるガイド溝を介して負極電極105に供給される。そして、負極電解液は負極電極105の下から上へ通り、枠体122に形成されるガイド溝を介して排液マニホールド134に排出される。各枠体122間には、Oリングなどの環状のシール部材140が配置され、電池セル100からの電解液の漏洩を抑制している。
例えば、特許文献1には、横断面矩形状の内周シール溝及び外周シール溝がフレーム(枠体)の両面にそれぞれ対向する位置に設けられ、その内周シール溝、外周シール溝にそれぞれ、内周シール、外周シールを配置してセルの電解液の漏洩を防止することが記載されている。この内周シールおよび外周シールにはOリングを使用し、隔膜を圧接するとともに、電解液をシールしている。
特開2002−367659号公報
弾性材料からなるOリングなどのシール部材は、柔らかい上に長い紐状なので形状が定まり難く、Oリングをシール溝に嵌め込んでもOリングがシール溝から脱落し易い。このOリングの脱落を抑制する手段として、例えば、Oリングをシール溝に接着剤で固定することが挙げられるが、シール溝に予め接着剤を塗布する必要があり、製造工程の増加に伴い生産性が低下する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、電解液のシール構造を容易に構築できて、生産性に優れる電解液循環型電池を提供することにある。
本発明の一態様に係る電解液循環型電池は、電池セルを構成する電極と接する双極板、及び双極板の周縁を囲む枠体を有するセルフレームと、枠体に配置されて、電池セルへ供給する電解液の枠体外への漏洩を防止するシール部材とを備える。枠体は、シール部材を嵌め込むシール溝が形成されている。シール溝は、シール部材を弾性変形させてシール溝からの脱落を防止する幅狭部を備える。幅狭部は、シール溝の深さ方向に一様な幅を有する。
上記電解液循環型電池は、電解液のシール構造を容易に構築できて、生産性に優れる。
実施形態1に係るレドックスフロー電池に備わるセルフレームを示す概略平面図である。 図1に示すセルフレームのシール溝を拡大して示す部分拡大図である。 図2に示すシール溝の(a)−(a)断面図である。 実施形態2に係るレドックスフロー電池に備わるセルフレームのシール溝における幅狭部を拡大して示す部分拡大図である。 実施形態3に係るレドックスフロー電池に備わるセルフレームのシール溝における幅狭部を拡大して示す部分拡大図である。 実施形態4に係るレドックスフロー電池に備わるセルフレームのシール溝における幅狭部を拡大して示す部分拡大図である。 実施形態5に係るレドックスフロー電池に備わるセルフレームのシール溝における幅狭部を拡大して示す部分拡大図である。 レドックスフロー電池の動作原理図である。 レドックスフロー電池に備わるセルスタックの概略構成図である。
《本発明の実施形態の説明》
最初に本発明の実施態様の内容を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係る電解液循環型電池は、電池セルを構成する電極と接する双極板、及び双極板の周縁を囲む枠体を有するセルフレームと、枠体に配置されて、電池セルへ供給する電解液の枠体外への漏洩を防止するシール部材とを備える。枠体は、シール部材を嵌め込むシール溝が形成されている。シール溝は、シール部材を弾性変形させてシール溝からの脱落を防止する幅狭部を備える。幅狭部は、シール溝の深さ方向に一様な幅を有する。
上記の構成によれば、シール部材をシール溝の幅狭部に嵌め込むだけで、シール部材のシール溝からの脱落を抑制できる。シール部材を弾性変形させる幅狭部を備えることで、シール部材の局所を圧縮して、その圧縮箇所に対して長手方向及びシール溝の深さ方向への摩擦力を付加させることができるからである。そのため、シール部材のシール溝への固定に接着剤が不要であり、接着剤の塗布工程が不要であるため、製造工程を増加させることなく電解液のシール構造を構築できる。従って、上記の構成によれば、電解液循環型電池の生産性に優れる。
また、幅狭部の幅が深さ方向に一様であることで、シール溝を備える枠体の生産性を高められる。枠体自体の製造の際に、幅狭部を有するシール溝も同時に形成できるため、製造工程が増加することがないからである。上記の構成のようなシール部材をシール溝に嵌め込むだけでシール部材のシール溝からの脱落を抑制できる溝の形状として、例えば、蟻溝のように溝の幅が深さ方向に徐々に広くなる略台形状が挙げられる。しかし、この蟻溝を備える枠体の場合、枠体の製造と同時にシール溝を形成することができず、別途溝加工が必要となり製造工程が増加する。枠体は、通常、射出成形などで製造されるが、射出成形では蟻溝のような形状の溝を形成することが難しい。そのため、蟻溝を備える枠体を製造するには、蟻溝が形成されていない枠体を製造した後、切削加工などで溝加工を施して略台形状に形成する必要があるためである。
(2)上記電解液循環型電池の一形態として、幅狭部の幅Wn(mm)が、0.60D以上0.97D以下であることが挙げられる。上記Dは、シール部材の非圧縮時の径(mm)とする。
上記の構成によれば、幅狭部の幅Wn(mm)が0.60D以上であることで、シール部材の圧壊や過度の圧縮による早期の劣化を防止し易い。幅狭部の幅Wn(mm)が、0.97D以下であることで、シール部材のシール溝からの脱落を防止し易い。
(3)上記電解液循環型電池の一形態として、幅狭部は、シール溝の長手に50mm以上500mm以下の間隔で設けられていることが挙げられる。
上記の構成によれば、幅狭部を50mm以上の間隔で複数設けることで、幅狭部のシール溝の長手方向の間隔が狭すぎないので、シール部材をシール溝に嵌め込む作業が煩雑になり難い。幅狭部を500mm以下の間隔で設けることで、シール部材の脱落を防止し易い。
(4)上記電解液循環型電池の一形態として、シール溝は、長手方向に湾曲する湾曲部を備え、幅狭部は、湾曲部に形成されていることが挙げられる。
上記の構成によれば、シール溝の直線部に比較してシール部材が脱落し易いシール溝の曲線部(湾曲部)に幅狭部を設けることで、シール部材の脱落防止に効果的である。
《本発明の実施形態の詳細》
本発明の実施形態の詳細を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。ここでは、電解液循環型電池としてレドックスフロー電池(RF電池)を例に説明する。
〔実施形態1〕
実施形態1に係るRF電池は、図8、9を用いて説明した従来のRF電池と同様、セルフレームと電池セル100との積層体を備えるセルスタック200と、電池セル100の正極セル102に循環させる正極電解液を貯留するタンク106と、負極セル103に循環させる負極電解液を貯留するタンク107とを備える。各極電解液の循環は、各供給導管108,109、各排出導管110、111を介して、それらの途中に設けたポンプ112,113により行う。実施形態1に係るRF電池の主たる特徴とするところは、電解液の漏洩を防止するシール部材のセルフレームへの固定構造にある。即ち、実施形態1に係るRF電池は、セルフレームの構成が従来のRF電池のセルフレーム120(図9)と異なるため、以下の説明は、図1〜図3(適宜図8、9)を参照してその相違点を中心に行う。従来と同様の構成については、図8、9と同一符号を付してその説明を省略する。
[セルフレーム]
セルフレーム2は、双極板3と双極板3の周縁を囲む枠体4とを備える。セルフレーム2には、上記積層体の隣り合う電池セル100(図9)の間に配置される中間セルフレームと、上記積層体の両端に配置される端部セルフレームとがある。中間セルフレームは、双極板3の表裏に一方の電池セル100の正極電極104及び他方の電池セル100の負極電極105が接し、端部セルフレームは、双極板3の一方の面に電池セル100の正負のいずれかの電極と接する。セルフレーム2の表裏(正極側・負極側)面の構成は、中間セルフレーム及び端部セルフレームのいずれにおいても同様である。
(双極板)
双極板3は、原則として隣接する電池セル100(図8、9)を仕切る。双極板3の形状は、矩形状の板である。双極板3の材質には、電流は通すが電解液は通さない材料を用いることができる。加えて、耐酸性および適度な剛性を有する材料であることが好ましい。このような材料としては、例えば、炭素を含有する導電性材料が挙げられる。具体的には、黒鉛およびポリオレフィン系有機化合物または塩素化有機化合物から形成される導電性プラスチックが挙げられる。また、黒鉛の一部をカーボンブラックおよびダイヤモンドライクカーボンの少なくとも一方に置換した導電性プラスチックでもよい。ポリオレフィン系有機化合物としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンなどが挙げられる。塩素化有機化合物としては、塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩素化パラフィンなどが挙げられる。双極板3がこのような材料から形成されることで、双極板3の電気抵抗を小さくすることができる上に、耐酸性に優れる。
(枠体)
枠体4は、内側に電池セル100(図8,9)となる領域を形成する。枠体4は、電池セル100の内部に電解液を供給する給液マニホールド44を有する給液側片41と、給液側片41に対向し、電池セル100の外部に電解液を排出する排液マニホールド45を有する排液側片42とを備える。この給液側片41と排液側片42との端部同士は、互いに対向すると共に給液側片41及び排液側片42に対して直交する一対の連結片43により連結されている。枠体4の形状は、矩形枠状である。給液側片41及び排液側片42は、矩形枠の長片を構成し、連結片42は、矩形枠の短片を構成する。セルフレーム4を平面視した際、給液側片41と排液側片42とが互いに対向する方向を縦方向、縦方向に直交する方向を横方向とすると、給液側片41が上記縦方向下側、排液側片42が上記縦方向上側に位置している。即ち、電解液の流れは、枠体4の上記縦方向下側から上記縦方向上側に向かう方向である。枠体4における両マニホールド44,45よりも外側の周縁には、シール溝48が形成されている。図1の黒塗り矢印は、シール部材5がシール溝48に嵌め込まれることを示している。
〈シール溝〉
シール溝48には、後述するシール部材5を嵌め込む。シール溝48は、枠体4の両面に形成される場合と、一面側(図1紙面表側)に形成されて枠体4の他面側(図1紙面裏側)には形成されていない場合とがある。シール溝48が両面に形成される場合、シール溝48のシール部材5は、セルフレーム2を積層した際、隣接するセルレームの他面のシール溝に嵌め込まれるシール部材により押圧されて、セルフレーム同士の間をシールする。このとき、シール部材同士の間に隔膜101(図8,9)を挟む。シール溝48が一面に形成され他面には形成されない場合、シール溝48のシール部材5は、セルフレーム2を積層した際、隣接するセルレームの枠体の他面により押圧されて、セルフレーム同士の間をシールする。ここでは、シール溝48は、枠体4の一面側(図1紙面表側)に形成されて枠体4の他面側(図1紙面裏側)には形成されていない。シール溝48は、内周シール溝48i及び外周シール溝48oを有するが、いずれか一つでもよい。両シール溝48i、48oの構造は同様である。
シール溝48は、枠体4の外形(各片41〜43の長手)に沿って環状に形成されている。シール溝48は、給液側片41及び排液側片42のそれぞれに形成され、長手方向に直線状の長直線部48Lと、連結片43に形成され、長手方向に直線状の短直線部48Sと、枠体3の角部に形成されて長直線部48Lと短直線部48Sとの間を連結し、シール溝48の長手方向に湾曲する湾曲部48Cとで構成されている。シール溝48は、幅狭部49を有する。
幅狭部49は、シール部材5を弾性変形させて、シール部材5のシール溝48からの脱落を防止する。幅狭部49とは、シール溝48の長手方向において、その他の箇所よりも幅の狭い箇所を言い、その幅Wnがシール部材5の非圧縮時の径D(mm)未満である。換言すると、幅狭部49以外の幅広部の幅は、シール部材5の上記径D以上である。そのため、幅広部において、シール部材5とシール溝48との間には隙間が形成される。この幅広部にシール部材5を容易に嵌め込むことができると共に、幅狭部49にシール部材5を嵌め込むだけでシール部材5のシール溝48からの脱落を抑制できる。幅狭部49により、シール部材5に対してシール部材5の長手方向及びシール溝48の深さ方向への適度な摩擦力を付加できるからである。
幅狭部49は、シール溝48の深さ方向に一様な幅Wnを有する(図3)。そうすれば、シール溝48を備える枠体4の生産性を高められる。枠体4は、通常、射出成形などで製造できる。幅狭部49の幅Wnがシール溝48の深さ方向に一様であれば、枠体4自体の製造の際に、シール溝48も同時に形成できるため、別途溝加工などが不要であり製造工程が増加することがないからである。例えば、シール溝の形状が蟻溝のように溝の幅が深さ方向に徐々に広くなる略台形状であれば、成形体の脱型の都合上、枠体の製造と同時にシール溝を形成することができず、別途溝加工が必要となり製造工程が増加する。蟻溝が形成されていない枠体を製造した後、切削加工などで溝加工を施して略台形状に形成する必要があるためである。
幅狭部49の幅Wn(mm)は、シール部材5の非圧縮時の径D(mm)に合わせて、シール部材5を弾性変形させすぎず、かつシール部材5を脱落させない程度で適宜選択できる。ここで幅狭部の幅Wnは、シール溝48のうち最も幅の狭い箇所の幅を言う。幅狭部の幅Wnは、シール部材5の材質にもよるが、0.60D以上0.97D以下が好ましい。幅狭部の幅Wnが0.60D以上であることで、幅狭部の内側壁によるシール部材5の圧壊や過度の圧縮による早期の劣化を防止し易い。幅狭部の幅Wnが、0.97D以下であることで、シール部材5のシール溝からの脱落を防止し易い。幅狭部の幅Wnは、0.88D以上0.97D以下がより好ましい。幅狭部の幅Wnが0.60D以上0.97D以下を満たすということは、シール部材5の幅方向における圧縮率が3%以上40%以下であることを示す。幅方向の圧縮率は、「{(シール部材の径D−幅狭部の幅Wn)/(シール部材の径D)}×100」とする。
シール溝の深さd(mm)は、シール部材5の材質にもよるが、0.6D以上0.9D以下が好ましい。シール溝の深さdが0.6D以上であることで、シール部材5のシール溝48からの脱落を防止し易い。加えて、シール部材5のシール溝48から露出する領域が多すぎないため、隣接するセルフレーム又は隣接するセルフレームに設けられたシール部材(以下、隣接部材ということがある)によるシール部材5の圧壊を防止し易い。シール溝の深さdが0.9D以下であることで、シール部材5のシール溝48から露出する領域を適切に確保でき、隣接部材によりシール部材5を十分に圧縮し易い。シール溝の深さdは、0.7D以上0.8D以下がより好ましい。シール溝の深さdが0.6D以上0.9D以下を満たすということは、シール部材5の深さ方向における圧縮率が10%以上40%以下であることを示す。深さ方向の圧縮率は、「{(シール部材の径D−シール溝の深さd)/(シール部材の径D)}×100」とする。
幅狭部の幅Wnとシール溝の深さdの合計(Wn+d)は、1.2D以上1.8D以下が好ましい。幅狭部49の上記合計(Wn+d)が1.2D以上1.8D以下であることで、シール部材5を十分に圧縮し易く、かつシール部材5の圧壊を防止し易い上に、シール部材5のシール溝48からの脱落を防止し易い。幅狭部49の上記合計(Wn+d)は、1.6D以上1.7D以下がより好ましい。即ち、上記幅方向の圧縮率と上記深さ方向の圧縮率の合計が、20%以上80%以下を満たすことが好ましい。この圧縮率の合計は、40%以下を満たすことが特に好ましい。
シール溝48におけるシール部材5の占積率は、100%以下であることが好ましい。この占積率は、シール溝48の体積をVG(mm)、シール部材5の非圧縮時の体積をVS(mm)とするとき、(VS/VG)×100とする。占積率が100%以下であることで、シール部材5の圧壊を防止し易い上に、シール部材5を圧縮した際にシール溝48への過度な圧力の付加を抑制できるためシール溝48自体の圧壊も防止し易い。この占積率が100%以下であることで、シール部材5を圧縮した際、幅狭部49以外の箇所(幅広部)においてシール部材5とシール溝48との間に隙間が形成される。この占積率は、50%以上が好ましい。そうすれば、枠体4の全長に亘って電解液の漏洩を一層防止し易い。この占積率は、50%以上90%以下が特に好ましい。
幅狭部49の形成箇所は、長直線部48L、短直線部48S、及び湾曲部48Cのそれぞれとしている(図1)。シール溝48は、幅狭部49を一つのみ備えることができるが、この例のようにシール溝48の全長の適宜な位置に複数の幅狭部49を備えることで、シール部材5の脱落を防止し易い。幅狭部49は長直線部48L、短直線部48S、及び湾曲部48Cの少なくとも一つに備えることができるが、この例のように三つ全てに備えることが好ましい。複数の幅狭部49は、シール溝48における対向位置及び対角位置の少なくとも一方に備えることが好ましい。この例のように、長直線部48L及び短直線部48Sについて対向位置に幅狭部49を備えると共に、対角位置にある湾曲部48Cに幅狭部49を備えることがより好ましい。湾曲部48Cに幅狭部49を形成していることは、湾曲部48Cが長直線部48Lや短直線部48Sに比較してシール部材5が脱落し易いため、シール部材5の脱落防止に効果的である。湾曲部48Cでは、その長手方向の略中央(円弧の略中央)に幅狭部49を形成している。
隣り合う幅狭部49のシール溝48の長手方向における間隔は、シール部材5の脱落を防止できて、シール部材5をシール溝48に嵌め込む作業が煩雑になり難い程度とすることが挙げられる。具体的には、シール溝48の長手方向に50mm以上500mm以下とすることが好ましく、100mm以上200mm以下とすることがより好ましい。
隣り合う幅狭部49の上記間隔は、シール溝48の全長に亘って等間隔としてもよいし、各片41,42,43のそれぞれにおいて等間隔としてもよい。後者の場合、長直線部48Lにおける幅狭部49同士の間隔L1が等しく、短直線部48Sにおける幅狭部49同士の間隔L2が等しければ、上記間隔L1と上記間隔L2とが同じでなくてもよい(図2)。湾曲部48Cの幅狭部49と、長直線部48Lの幅狭部49のうち湾曲部48Cの幅狭部49に隣り合う幅狭部49との間隔L3と、湾曲部48Cの幅狭部49と、短直線部48Sの幅狭部49のうち湾曲部48Cの幅狭部49に隣り合う幅狭部49との間隔L4とは、均等であることが好ましいが、上記間隔L1や上記間隔L2を均等とすることで、上記間隔L3と上記間隔L4とが不均等となることは許容する。上記間隔L3、及び上記間隔L4は、それぞれ長直線部48L及び短直線部48Sの長手方向に沿った長さとする。
ここでは、長直線部48Lにおける幅狭部49同士の間隔L1は、150mmの等間隔とし、短直線部48Sにおける幅狭部49同士の間隔L2は、120mmの等間隔としている。上記間隔L3は約115mmとし、上記間隔L4は約90mmとしている。
幅狭部49の形態は、シール溝48のその他の箇所に比較して幅が狭くなる形態であれば特に限定されない。ここでは、図2の一点鎖線円で拡大して示すように、シール溝48の幅方向に互いに対向すると共に、その対向する方向に円弧状に突出する突片49aで形成している。図2の部分拡大図では、説明の便宜上、シール部材5を省略して示し、同図の一点鎖線円内では、シール部材5を二点鎖線で示している。
突片49aの輪郭形状は、適宜選択でき、ここでは山の頂点が湾曲する円弧形状である。突片49aの頂点が湾曲していることで、シール部材5を傷つけることなくシール部材5に摩擦力を付加できる。突片49aの曲げ半径は、適宜選択でき、例えば、1mm以上50mm以下が好ましく、特に、5mm以上20mm以下が好ましい。
枠体4の材質は、耐酸性、電気絶縁性、機械的特性を満たす材料が挙げられる。例えば、ポリテトラフルオロエチレンなどの種々のフッ素系樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂が挙げられる。ここでは、枠体4を硬質塩化ビニル樹脂で形成している。
[シール部材]
シール部材5は、電池セル100(図8,9)へ供給する電解液の枠体4外への漏洩を防止する(図1)。具体的には、シール部材5は、シール溝48に配置されて、上述したようにセルフレーム2を積層した際、隣接するセルフレームにおける枠体の他面のシール溝に嵌め込まれるシール部材、又は隣接するセルフレームの枠体の他面のいずれかに押圧されて弾性変形することでセルフレーム2間をシールする。
シール部材5は、Oリングを利用することが挙げられる。シール部材5の横断面形状は、非圧縮時では円形状である。シール部材5をシール溝に嵌め込んだ際、シール部材5の横断面形状は、図3に模式的に示すように、幅狭部49では長軸が深さ方向に沿った楕円形状であり、幅狭部以外の箇所では非圧縮時と同様の円形状である。
シール部材5の材質は、耐酸性に優れる弾性材料が挙げられる。例えば、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、フッ素ゴム、シリコーンゴムなどのゴムが好適である。
[その他]
給液側片41には、給液マニホールド44と双極板3との間を渡して給液マニホールド44から双極板3へ電解液を導く給液ガイド溝46が形成されている。同様に、排液側片42には、排液マニホールド45と双極板3との間を渡して双極板3から排液マニホールド45へ電解液を導く排液ガイド溝47が形成されている。これら両ガイド溝46,47は、上記積層体を構築する際、プラスチック製の保護板(図示略)により覆われる。それにより、電解液が両ガイド溝46,47から漏れることなく各マニホールド44、45と双極板3との間で電解液を流通させられる。
他面側(図1紙面裏側)に電解液を給排する給液マニホールド44、及び排液マニホールド45における外周には、シール部材(図示略)が嵌め込まれるマニホールドシール溝44a、45a(図1)が形成されていることが好ましい。そのマニホールドシール溝44a,45aには、上述した幅狭部49と同様の幅狭部(図示略)を有することが好ましい。そうすれば、各マニホールド44,45からの電解液の漏洩を抑制できる。
〔作用効果〕
実施形態1のRF電池によれば、シール部材5を弾性変形させる幅狭部49をシール溝48に備えることで、シール部材5をシール溝48の幅狭部49に嵌め込むだけで、シール部材5のシール溝48からの脱落を抑制できる。幅狭部49により変形したシール部材5の局所に対して長手方向及びシール溝48の深さ方向への摩擦力を付加させられるからである。そのため、シール部材5のシール溝48への固定に接着剤が不要であり、接着剤の塗布工程が不要であるため、製造工程を増加させることなく電解液のシール構造を構築できる。また、幅狭部49の幅が深さ方向に一様であることで、シール溝48を備える枠体4の生産性を高められる。枠体4自体の製造の際に、幅狭部49を有するシール溝48も同時に形成できるため、製造工程が増加することがないからである。従って、上記の構成によれば、RF電池の生産性に優れる。
〔実施形態2〕
実施形態2では、図4に示すように、輪郭形状が>字(アングルブラケット)形状の突片49bで幅狭部49を形成できる。>字形状は、山の頂点を挟む二辺が角部を形成する形状である。この二辺の長さは、互いに等しくしている。二辺のなす角θは適宜選択でき、例えば鋭角とすることもできるが、特に鈍角とすることが好ましい。二辺のなす角θを鈍角とすることで、シール部材5を傷付け難く、シール部材5に摩擦力を付加してシール部材5のシール溝48からの脱落を防止できる。二辺のなす角θは、例えば、60°以上160°以下が好ましく、特に100°以上140°以下が好ましい。
〔実施形態3〕
実施形態3では、図5に示すように、輪郭形状が]字(ブラケット)形状の突片49cで幅狭部49を形成できる。]字形状は、シール溝48の長手方向にシール溝48の幅が変化しない形状である。このように突片49cの輪郭形状を]字形状とすることで、幅狭部49とシール部材5との接触面積を広くでき、シール部材5のシール溝48からの脱落を防止し易い。この]字形状におけるシール溝48の長手方向に沿った長さαは、5mm以上50mm以下が好ましい。]字形状の上記長さαを5mm以上とすることで、突片49cとシール部材5との接触面積を広くできる。]字形状の上記長さαを50mm以下とすることで、幅狭部49の長さが長くなりすぎず、シール部材5の幅狭部49への嵌め込み作業が煩雑になり難い。]字形状の上記長さαは、特に10mm以上20mm以下が好ましい。
〔実施形態4〕
実施形態4では、図6に示すように、シール溝48の幅方向の一方の面にのみに、一方の面から他方の面に向かって突出する突片49dを備え、他方の面を平面とすることで幅狭部49を構成できる。この突片49dの輪郭形状は、実施形態1〜3の突片49a〜49cと同様の円弧形状(図2)、>字形状(図4)、或いは]字形状(図5)などが挙げられる。ここでは、突片49dの輪郭形状は、実施形態1の突片49aと同様の円弧形状としている。隣り合う突片49d同士のシール溝48の長手方向における間隔L5は、実施形態1の突片49a同士の間隔L1などと同等の範囲を満たすことが好ましく、その上、等間隔であることが好ましい。
〔実施形態5〕
実施形態5では、図7に示すように、シール溝48の長手に互い違いとなるようにずれて形成される各突片49eと対向する平面とで幅狭部49を構成することができる。この突片49eの輪郭形状は、円弧形状(図2)、>字形状(図4)、或いは]字形状(図5)などが挙げられる。ここでは、突片49eの輪郭形状は、実施形態1の突片49aと同様の円弧形状としている。互い違いに設けられる突片49e同士の間隔L6は、それぞれ実施形態1の突片49a同士の間隔L1などと同等の範囲を満たすことが好ましく、その上に等間隔とすることが好ましい。即ち、シール溝48の幅方向の一面における突片49e同士の間隔L7と、他面における突片49e同士の間隔L8とは、それぞれ実施形態1の突片49a同士の間隔L1などの2倍程度、即ち、100mm以上1000mm以下が好ましく、200mm以上400mm以下が好ましい。その上、上記間隔L7と上記間隔L8とは、それぞれ等間隔とすることが好ましい。
〔変形例〕
実施形態1で説明したようにシール溝48に備える各幅狭部49の形状は、全て同じ形状とすることができる他、実施形態1〜5で説明した種々の形状の幅狭部49を組み合わせて、シール溝48に備えることができる。
本発明の一態様に係る電解液循環型電池は、太陽光発電、風力発電などの新エネルギーの発電に対して、発電出力の変動の安定化、発電電力の余剰時の蓄電、負荷平準化などを目的とした用途に好適に利用することができる。また、本発明の一態様に係る電解液循環型電池は、一般的な発電所に併設されて、瞬低・停電対策や負荷平準化を目的とした大容量の蓄電池としても好適に利用することができる。
1 レドックスフロー(RF)電池
2 セルフレーム
3 双極板
4 枠体
41 給液側片 42 排液側片 43 連結片
44 給液マニホールド 45 排液マニホールド
44a、45a マニホールドシール溝
46 給液ガイド溝 47 排液ガイド溝
48 シール溝
48i 内周シール溝 48o 外周シール溝
48L 長直線部 48S 短直線部 48C 湾曲部
49 幅狭部 49a、49b、49c、49d、49e 突片
5 シール部材
100 電池セル
101 隔膜 102 正極セル 103 負極セル
104 正極電極 105 負極電極
106 正極電解液タンク 107 負極電解液タンク
108、109 供給導管 110、111 排出導管
112、113 ポンプ
120 セルフレーム
121 双極板 122 枠体
131、132 給液マニホールド 133、134 排液マニホールド
140 シール部材
200 セルスタック

Claims (4)

  1. 電池セルを構成する電極と接する双極板、及び前記双極板の周縁を囲む枠体を有するセルフレームと、前記枠体に配置されて、前記電池セルへ供給する電解液の前記枠体外への漏洩を防止するシール部材とを備える電解液循環型電池であって、
    前記枠体は、前記シール部材が嵌め込まれるシール溝が形成されており、
    前記シール溝は、前記シール部材を弾性変形させて前記シール溝からの脱落を防止する幅狭部を備え、
    前記幅狭部は、前記シール溝の深さ方向に一様な幅を有する電解液循環型電池。
  2. 前記シール部材の非圧縮時の径をD(mm)、前記幅狭部の幅をWn(mm)とするとき、
    前記幅狭部の幅Wnが、0.60D以上0.97D以下である請求項1に記載の電解液循環型電池。
  3. 前記幅狭部は、前記シール溝の長手方向に50mm以上500mm以下の間隔で設けられている請求項1又は請求項2に記載の電解液循環型電池。
  4. 前記シール溝は、長手方向に湾曲する湾曲部を備え、
    前記幅狭部は、前記湾曲部に形成されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電解液循環型電池。
JP2014225656A 2014-11-05 2014-11-05 電解液循環型電池 Active JP6380911B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225656A JP6380911B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 電解液循環型電池
EP15856690.1A EP3217459B1 (en) 2014-11-05 2015-10-21 Electrolyte-circulation battery
CN201580060059.2A CN107078331B (zh) 2014-11-05 2015-10-21 电解液循环电池
US15/524,868 US20170352894A1 (en) 2014-11-05 2015-10-21 Electrolyte-circulating battery
PCT/JP2015/079622 WO2016072255A1 (ja) 2014-11-05 2015-10-21 電解液循環型電池
TW104136316A TWI673909B (zh) 2014-11-05 2015-11-04 電解液循環型電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225656A JP6380911B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 電解液循環型電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016091835A true JP2016091835A (ja) 2016-05-23
JP6380911B2 JP6380911B2 (ja) 2018-08-29

Family

ID=55908982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014225656A Active JP6380911B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 電解液循環型電池

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20170352894A1 (ja)
EP (1) EP3217459B1 (ja)
JP (1) JP6380911B2 (ja)
CN (1) CN107078331B (ja)
TW (1) TWI673909B (ja)
WO (1) WO2016072255A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018066095A1 (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 住友電気工業株式会社 枠体、セルフレーム、セルスタック、およびレドックスフロー電池

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6236103B2 (ja) * 2016-03-01 2017-11-22 本田技研工業株式会社 燃料電池スタック
JP7128812B2 (ja) * 2016-11-09 2022-08-31 大連融科儲能技術発展有限公司 フロー電池の電極構造、フロー電池電堆及びフロー電池電堆の密封構造
KR20190086622A (ko) 2016-12-08 2019-07-23 스미토모덴키고교가부시키가이샤 프레임체, 셀 프레임, 셀 스택 및 레독스 플로우 전지
KR102626411B1 (ko) * 2021-06-10 2024-01-17 한국전력공사 전해질 누설을 방지한 레독스 흐름전지 및 이의 적층방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06300135A (ja) * 1993-04-16 1994-10-28 Fuji Electric Co Ltd 操作ボックスの防滴構造
JPH0842700A (ja) * 1994-08-02 1996-02-16 Aisan Ind Co Ltd Oリングの保持構造
JP2000122144A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Olympus Optical Co Ltd カメラ
WO2002101864A1 (fr) * 2001-06-12 2002-12-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Chassis de cellule pour cuve a oxydation redox et cuve a oxydation redox

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2847666B2 (ja) * 1993-03-04 1999-01-20 テクトロニクス・インコーポレイテッド 電気光学表示方法
DE19751621A1 (de) * 1997-11-21 1999-05-27 Asea Brown Boveri Flanschverbindung mit einem zwischen zwei Flanschen gasdicht gelagerten Montagekörper
CN1221863A (zh) * 1997-11-21 1999-07-07 亚瑞亚·勃朗勃威力有限公司 具有在两法兰盘间气密封设置装配体的法兰连接
JP5404511B2 (ja) * 2010-04-09 2014-02-05 サンユレック株式会社 電解液循環型二次電池用セルスタックおよび電解液循環型二次電池
EP2589099A1 (en) * 2010-06-29 2013-05-08 Squirrel Holdings Ltd. Compact frameless bipolar stack for a multicell electrochemical reactor with planar bipolar electrical interconnects and internal ducting of circulation of electrolyte solutions through all respective cell compartments
CN103840180B (zh) * 2012-11-23 2016-08-03 中国科学院大连化学物理研究所 一种具有自定位功能的液流电池线密封结构
EP2926400B1 (en) * 2012-11-30 2019-03-20 Hydraredox Technologies Holdings Ltd. Back plate-electrode-membrane assembly for a redox, flow energy storage electrochemical cell

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06300135A (ja) * 1993-04-16 1994-10-28 Fuji Electric Co Ltd 操作ボックスの防滴構造
JPH0842700A (ja) * 1994-08-02 1996-02-16 Aisan Ind Co Ltd Oリングの保持構造
JP2000122144A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Olympus Optical Co Ltd カメラ
WO2002101864A1 (fr) * 2001-06-12 2002-12-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Chassis de cellule pour cuve a oxydation redox et cuve a oxydation redox

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018066095A1 (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 住友電気工業株式会社 枠体、セルフレーム、セルスタック、およびレドックスフロー電池
US10224563B2 (en) 2016-10-05 2019-03-05 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Frame body, cell frame, cell stack, and redox flow battery

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016072255A1 (ja) 2016-05-12
TW201626629A (zh) 2016-07-16
TWI673909B (zh) 2019-10-01
JP6380911B2 (ja) 2018-08-29
CN107078331B (zh) 2020-10-27
EP3217459A4 (en) 2017-09-13
CN107078331A (zh) 2017-08-18
EP3217459A1 (en) 2017-09-13
US20170352894A1 (en) 2017-12-07
EP3217459B1 (en) 2019-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6380911B2 (ja) 電解液循環型電池
KR102511250B1 (ko) 레독스 플로우 전지용 셀 프레임, 레독스 플로우 전지용 셀 스택 및 레독스 플로우 전지
EP3217461B1 (en) Battery cell and redox flow battery
WO2016072191A1 (ja) 電池セル、およびレドックスフロー電池
JP2017027663A (ja) レドックスフロー電池
JPWO2018069996A1 (ja) 双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池
US10680254B2 (en) Redox flow battery
CN108701852B (zh) 氧化还原液流电池
JP6970388B2 (ja) レドックスフロー電池用電極、レドックスフロー電池セル及びレドックスフロー電池
JP6765642B2 (ja) 双極板、セルフレーム、セルスタック、及びレドックスフロー電池
JP2018006194A (ja) 電解液流通型電池用セルフレーム、電解液流通型電池用セルスタック、及び電解液流通型電池
US20200259198A2 (en) Cell frame and redox flow battery

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6380911

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180722

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250