JP2016091827A - 組電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安全性の高い組電池を提供する。【解決手段】 一実施形態に係る組電池は、所定の距離の空間が設けられて重ねられた複数の二次電池を具備する。前記各二次電池は、正極及び負極が重ねられて捲回された電極群と、前記電極群の正極に接続された正極端子と、前記電極群の負極に接続された負極端子と、短絡部材と、外装缶と、突起部とを具備する。前記短絡部材は、前記正極端子に接続された正極短絡部材と、前記負極端子に接続され且つ前記正極短絡部材と絶縁された状態で設けられた負極短絡部材と、を有する。前記外装缶は、前記電極群、前記正極端子、前記負極端子、及び前記短絡部材が収納される。前記突起部は、前記二次電池の前記外装缶の表面であり、且つ他の前記二次電池と対向する面に設けられる。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、組電池に関する。
近年二酸化炭素排出量の削減や、ガソリンのような化石燃料の枯渇の懸念などから、エネルギー源として二次電池を使用した自動車が実用化されて来ている。この二次電池としては、高出力、高エネルギー密度、小型軽量化、低価格などが求められるほか、安全性、耐久性の改善も必要不可欠である。
高エネルギー密度の自動車用二次電池としては、リチウムイオン二次電池が知られている。この高エネルギー密度リチウムイオン二次電池は、セパレータを介して積層した正極および負極を巻回した電極組立体を、有機電解液に含浸し電池缶に封入したものが典型的である。
二次電池は、外部からの力による損傷(圧壊)によって外装缶が変形し、外装缶内で正極の活物質と負極の活物質とが短絡する可能性がある。そこで、外力が二次電池に加えられた場合に二次電池の正極と負極とを短絡させる二次電池がある。しかし、リチウムイオン二次電池が複数組み合わされた組電池では、組電池内の全ての二次電池に外力が加えられない可能性がある。この為、組電池内の全ての二次電池の正極と負極とを短絡させることができない可能性があるという課題がある。
特開2011−49147号
上記の課題を解決するために、安全性の高い組電池を提供する。
一実施形態に係る組電池は、所定の距離の空間が設けられて重ねられた複数の二次電池を具備する。前記各二次電池は、正極及び負極が重ねられて捲回された電極群と、前記電極群の正極に接続された正極端子と、前記電極群の負極に接続された負極端子と、短絡部材と、外装缶と、突起部とを具備する。前記短絡部材は、前記正極端子に接続された正極短絡部材と、前記負極端子に接続され且つ前記正極短絡部材と絶縁された状態で設けられた負極短絡部材と、を有する。前記外装缶は、前記電極群、前記正極端子、前記負極端子、及び前記短絡部材が収納される。前記突起部は、前記二次電池の前記外装缶の表面であり、且つ他の前記二次電池と対向する面に設けられる。
図1は、一実施形態に係る組電池に用いられる二次電池について説明する為の図である。 図2は、一実施形態に係る組電池に用いられる二次電池について説明する為の図である。 図3は、一実施形態に係る組電池に用いられる二次電池について説明する為の図である。 図4は、一実施形態に係る組電池について説明する為の図である。 図5は、一実施形態に係る組電池について説明する為の図である。 図6は、一実施形態に係る組電池について説明する為の図である。
以下、図面を参照しながら説明する。
組電池1は、複数の二次電池を備える。組電池は、例えば複数の二次電池が積み重ねられ、各二次電池の端子が直列または並列に接続されて形成される。
図1乃至図3は、組電池に用いられる二次電池10の例を示す。なお、図1は、二次電池10の内容物の例を示す。また、図2は、二次電池10の概観の例を示す。また、図3は、二次電池10をAA線で切断した場合の断面図の例を示す。
本例の二次電池10は、外装缶19、外装缶内に収納される電極群11、正極集電タブ12、負極集電タブ13、正極端子14、負極端子15、ガスケット23、キャップ24、正極リード27、負極リード28、及び短絡部材30を備える。短絡部材30は、負極短絡板31、短絡板セパレータ32、正極短絡板33、及び絶縁部材34を備える。また、外装缶19の表面には、突起部20が形成されている。また、電解質が電極群11に保持されている。なお、電解質は、例えば、非水電解質である。
電極群11は、正極と負極がその間にセパレータを介して偏平形状に捲回されたものである。正極は、例えば金属箔からなる帯状の正極集電体と、正極集電体の長辺に平行な一端部からなる正極集電タブ12と、少なくとも正極集電タブ12の部分を除いて正極集電体に形成された正極材料層(正極活物質含有層)とを含む。一方、負極は、例えば金属箔からなる帯状の負極集電体と、負極集電体の長辺に平行な一端部からなる負極集電タブ13と、少なくとも負極集電タブ13の部分を除いて負極集電体に形成された負極材料層(負極活物質含有層)とを含む。
このような正極、セパレータ、及び負極は、正極集電タブ12が電極群11の捲回軸方向にセパレータから突出し、かつ負極集電タブ13がこれとは反対方向にセパレータから突出するよう、正極及び負極の位置をずらして捲回されている。このような捲回により、電極群11は、一方の端面から渦巻状に捲回された正極集電タブ12が突出し、かつ他方の端面から渦巻状に捲回された負極集電タブ13が突出する状態になる。
正極端子14は、内部の正極リード27を介して正極集電タブ12に電気的に接続されている。また、負極端子15は、内部の負極リード28を介して負極集電タブ13に電気的に接続されている。
キャップ24は、外装缶19の上面を覆うプレートである。キャップ24は、正極端子14を通過させる穴と、負極端子15を通過させる穴と、を備える。キャップ24は、穴に設置される絶縁部材であるガスケット23を介して正極端子14及び負極端子15を固定する。
正極リード27及び負極リード28は、それぞれ、帯状の導電板からなる。正極リード27は、一端が正極集電タブ12に電気的に接続されている。また、負極リード28は、一端が負極集電タブ13に電気的に接続されている。正極端子14及び負極端子15は、それぞれ、絶縁部材であるガスケット23を介してキャップ24に固定されている。正極リード27の他端は、正極端子14に電気的に接続されている。また、負極リード28の他端は、負極端子15に電気的に接続されている。
短絡部材30は、二次電池10に対して所定以上の圧力が加えられた場合に正極リード27と負極リード28とを短絡させる。
負極短絡板31は、負極リード28に電気的に接続された短絡部材である。負極短絡板31は、例えば、負極リード28と同様の導電性の金属により形成される。負極短絡板31は、負極リード28に固定される固定部31aを備える。固定部31aにはネジ穴が設けられている。固定部31aは、例えばネジにより負極リード28に固定される。なお、負極短絡板31は、負極リード28と溶接、カシメ、またはリベットによって固定されていてもよい。
短絡板セパレータ32は、負極短絡板31と正極短絡板33とを電気的に絶縁させる為の絶縁部材である。短絡板セパレータ32は、例えば、絶縁性の樹脂フィルムなどにより形成される。短絡板セパレータ32は、例えば、厚み20μmの樹脂フィルムが1枚、または複数枚重ねられて形成される。短絡板セパレータ32は、1つまたは複数の貫通孔32aを備える。また、短絡板セパレータは、二次電池10の外装缶19に対して圧力が加えられた場合に破断するように形成されていてもよい。
正極短絡板33は、正極リード27に電気的に接続された短絡部材である。正極短絡板33は、例えば、正極リード27と同様の導電性の金属により形成される。正極短絡板33は、正極リード27に固定される固定部33aを備える。固定部33aにはネジ穴が設けられている。固定部33aは、例えばネジにより正極リード27に固定される。なお、正極短絡板33は、正極リード27と溶接、カシメ、またはリベットによって固定されていてもよい。
絶縁部材34は、正極短絡板33と外装缶19とを電気的に絶縁させる為の絶縁部材である。絶縁部材34は、例えば、絶縁性の樹脂などにより形成される。絶縁部材34は、例えば、厚み50μmの樹脂板が1枚、または複数枚重ねられて形成される。
突起部20は、外装缶19の表面に形成された突起である。突起部20は、例えば、ステンレスなどの金属により形成される。突起部20は、外装缶19が有する第1の面19aと第2の面19bとのうちのいずれかに形成される。またさらに、突起部20は、外装缶19の第1の面19aと第2の面19bとの両方に設けられていてもよい。図2及び3の例では、突起部20は、第1の面19aに形成されている。第1の面19aは、外装缶19の内部で短絡部材30と対向している面である。即ち、突起部20は、外装缶19の短絡部材30設けられている側の面に設けられている。
突起部20は、例えば、粘着テープ、接着剤、または溶接などにより外装缶19の第1の面19aに固定される。なお、突起部20を外装缶19の第1の面19aに固定する為の方法は、如何なる方法であってもよい。
なお、短絡部材30は、二次電池10の外装缶19内部の第1の面19a側と第2の面側19bとの両方に設けられていてもよい。また、短絡部材30は、第1の面19a上の突起部20と二次電池10の厚さ方向において重なる範囲に設けられていればどのような形状で設けられていてもよい。またさらに、短絡部材30は、二次電池10の外装缶19の第1の面19aと第2の面19bとの両方に設けられていてもよい。
なお、組電池1は、図4に示されるように、外装缶19の第1の面19aが対向するように設けられた複数の二次電池10A及び二次電池10Bを備える。さらに組電池1は、複数の二次電池10の外装缶19同士が接触しないように設けられたスペーサ21を備える。即ち、図4の例では、組電池1は、二次電池10Aにスペーサ21を介して二次電池10Bが重ねられて形成されている。なお、二次電池10Aの突起部20Aは、二次電池10Bの第1の面19aに対向するように設置される。また、二次電池10Bの突起部20Bは、二次電池10Aの第1の面19aに対向するように設置される。
また、突起部20A及び20Bは、二次電池10A及び10Bの外装缶19の第1の面19a同士が対向する場合に突起部20Aと突起部20Bとが接触しないように設けられている。図3の例によると、突起部20は、二次電池10の外装缶19の第1の面19aが図2のAA線の方向に偶数の数に分割された領域に1つ置きの間隔で設けられている。即ち、突起部20及び貫通孔32aは、二次電池10の外装缶19の第1の面19aを一直線状に偶数個の領域に分割した場合に、分割された領域に1つ置きの間隔で設けられている。
より具体的には、二次電池10の外装缶19の第1の面19aは、図2のAA線の方向に6個の領域に分割されている。突起部20は、第1の領域、第3の領域、第6の領域にそれぞれ設けられている。
このように突起部20が設けられている場合、図4に示されるように、二次電池10Aの突起部20Aが、二次電池10Bの突起部20Bと接触しないように二次電池10Aと二次電池10Bとを組み合わせて組電池1を製造することができる。
例えば、図4に示された組電池1に圧力が加えられた場合、組電池1の内の1つの二次電池10(例えば二次電池10A)の外装缶19が変形する。外装缶19が変形した場合、二次電池10A内の短絡部材30の負極短絡板31と正極短絡板33との間に設けられた短絡板セパレータ32の貫通孔32aと重なる位置で負極短絡板31と正極短絡板33とが短絡する。また、外装缶19が変形した場合、変形した外装缶19により二次電池10A内の短絡部材30の負極短絡板31と正極短絡板33との間に設けられた短絡板セパレータ32が破断し、負極短絡板31と正極短絡板33とが短絡する構成であってもよい
さらに、二次電池10Aの外装缶19の第1の面19aが変形した場合、第1の面19aに設けられた突起部20Aが他の二次電池10Bの外装缶19に対して機械的な圧力を加える。なお、外装缶19の第1の面19a同士が対向している為、突起部20Aは、他の二次電池10Bの外装缶19の第1の面19aに対して機械的な圧力を加える。
組電池1にこのように圧力が加えられた場合、二次電池10Bの外装缶19が変形する。外装缶19が変形した場合、変形した外装缶19により短絡部材30に対して圧力が加えられる。この結果、短絡板セパレータ32の貫通孔32aと重なる位置で負極短絡板31と正極短絡板33とが短絡する。また、外装缶19が変形した場合、二次電池10B内の短絡部材30の負極短絡板31と正極短絡板33との間に設けられた短絡板セパレータ32が破断し、負極短絡板31と正極短絡板33とが短絡する構成であってもよい。
負極短絡板31と正極短絡板33とが電気的に接続されると、正極短絡板33、正極端子14、正極リード27、正極集電タブ12、電極群11、負極集電タブ13、負極リード28、負極端子15、及び負極短絡板31を有する閉回路が形成される。この結果、組電池1は、二次電池10A及び二次電池10B内の電極群11の電圧を安全に0Vにすることができる。即ち、組電池1は、外装缶19内で正極の活物質と負極の活物質とが短絡することを防ぐことができる。この結果、より安全性の高い組電池を提供することができる。
また、図4では、組電池1が二つの二次電池10を備える例について説明したが、この構成に限定されない。組電池1は、二次電池をいくつ備える構成であってもよい。図5は、組電池1が4つの二次電池を備える例を示す。図5の例においても、組電池1は、4つの二次電池10が重ねられ、各二次電池10の間には、スペーサ21が挟持されている。これにより、各二次電池10の外装缶19同士が接触することを防ぐことができる。
例えば、図5に示された組電池1に圧力が加えられた場合、組電池1の内の1つの二次電池10の外装缶19が変形する。この外装缶19の変形に応じて他の二次電池10内の短絡部材30に圧力が加えられ、短絡部材30の負極短絡板31と正極短絡板33とが短絡板セパレータ32の貫通孔32aと重なる位置で短絡する。即ち、組電池1内の外郭に設けられており、初めに圧力が加えられる二次電池10の短絡部材30が短絡する。
さらに、短絡した二次電池10の外装缶19の第1の面19aの変形に応じて、短絡した二次電池10とスペーサ21を介して設置された二次電池10との間に設けられた突起部20により、次の二次電池10内の短絡部材30が短絡される。同様に、二次電池10は、外装缶19の変形に応じて、隣接した二次電池10との間に設けられた突起部20により内部の短絡部材30が短絡される。
このような構成によっても、組電池1は、組電池1内の複数の二次電池10の内の電極群11の電圧を安全に0Vにすることができる。即ち、組電池1は、外装缶19内で正極の活物質と負極の活物質とが短絡することを防ぐことができる。この結果、より安全性の高い組電池を提供することができる。
なお、組電池1内の二次電池10の接続方法は、直列であっても並列であってもよい。また、上記の例では、二次電池10の第1の面19aにライン状に3つの突起部20が設けられている例について説明したが、この構成に限定されない。二次電池10は、突起部20をいくつ備える構成であってもよい。またさらに、突起部20は、複数ライン設けられていてもよい。
図6は、組電池1に組み込まれる二次電池10の他の例を示す。図6は、の例では、二次電池10は、第1の面19aに3つの突起部20が3ライン設けられた例を示す。なお、このように突起部20が複数ライン配置される場合、突起部20は、各ライン毎に配置位置が正極端子14−負極端子15間の方向でずれるように配置される。これにより、二次電池10の第1の面19a上で突起部20が存在しない領域を小さくすることができる。このような構成によると、組電池1の圧壊時により確実に二次電池10を外装缶19内で短絡させることができる。この結果、より安全性の高い組電池を提供することができる。
なお、突起部20の数、及び突起部20が配置される位置などは、外装缶19の剛性などの要素に基づいて決定される。例えば、外装缶19が変形しやすい素材及び形状である場合、即ち、外装缶19の剛性が低い場合、外装缶19の剛性が高い場合に比べて突起部20は、より多く高い密度で配置されるべきである。また、例えば、外装缶19が変形しにくい素材及び形状である場合、即ち、外装缶19の剛性が高い場合、外装缶19の剛性が低い場合に比べて突起部20は、より少なく低い密度で配置されてもよい。
以下、上記の二次電池の正極、負極、セパレータ、及び非水電解質について説明する。
(1)正極
正極は、例えば、正極活物質を含むスラリーをアルミニウム箔もしくはアルミニウム合金箔からなる集電体に塗着することにより作製される。正極活物質としては、特に限定されるものではないが、リチウムを吸蔵放出できる酸化物や硫化物、ポリマーなどが使用できる。好ましい活物質としては、高い正極電位が得られるリチウムマンガン複合酸化物、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウム燐酸鉄等が挙げられる。
(2)負極
負極は、負極活物質を含むスラリーをアルミニウム箔もしくはアルミニウム合金箔からなる集電体に塗着することにより作製される。負極活物質としては、特に限定されるものではないが、リチウムを吸蔵放出できる金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物、合金等が使用でき、好ましくは、リチウムイオンの吸蔵放出電位が金属リチウム電位に対して0.4V以上貴となる物質である。このようなリチウムイオン吸蔵放出電位を有する負極活物質は、アルミニウムもしくはアルミニウム合金とリチウムとの合金反応を抑えられることから、負極集電体および負極関連構成部材へのアルミニウムもしくはアルミニウム合金の使用を可能とする。たとえば、チタン酸化物、チタン酸リチウムのようなリチウムチタン複合酸化物、タングステン酸化物、アモルファススズ酸化物、スズ珪素酸化物、酸化珪素などがあり、中でもリチウムチタン複合酸化物が好ましい。
(3)セパレータ
セパレータは、絶縁性を有するものであれば特に限定されないが、ポリオレフィン、セルロース、ポリエチレンテレフタレート、及びビニロンのようなポリマーで作られた多孔質フィルム又は不織布を用いることができる。セパレータの材料は1種類であってもよく、或いは、2種類以上を組合せて用いてもよい。
(4)非水電解質
電解液は、非水溶媒に電解質(例えば、リチウム塩)を溶解させることにより調製された非水電解液が用いられる。非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、スルホラン、アセトニトリル、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジメトキシプロパン、ジメチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、2−メチルテトラヒドロフラン等を挙げることができる。非水溶媒は、単独で使用しても、2種以上混合して使用してもよい。電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6)、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)等のリチウム塩を挙げることができる。電解質は単独で使用しても、2種以上混合して使用してもよい。電解質の非水溶媒に対する溶解量は、0.2mol/L〜3mol/Lとすることが望ましい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…組電池、10…二次電池、11…電極群、12…正極集電タブ、13…負極集電タブ、14…正極端子、15…負極端子、19…外装缶、19a…第1の面、19b…第2の面、20…突起部、20A…突起部、20B…突起部、21…スペーサ、23…ガスケット、24…キャップ、27…正極リード、28…負極リード、30…短絡部材、31…負極短絡板、31a…固定部、32…短絡板セパレータ、32a…貫通孔、33…正極短絡板、33a…固定部、34…絶縁部材。

Claims (5)

  1. 所定の距離の空間が設けられて重ねられた複数の二次電池を具備し、
    前記各二次電池は、
    正極及び負極が重ねられて捲回された電極群と、
    前記電極群の正極に接続された正極端子と、
    前記電極群の負極に接続された負極端子と、
    前記正極端子に接続された正極短絡部材と、前記負極端子に接続され且つ前記正極短絡部材と絶縁された状態で設けられた負極短絡部材と、を有する短絡部材と、
    前記電極群、前記正極端子、前記負極端子、及び前記短絡部材が収納された外装缶と、
    前記二次電池の前記外装缶の表面であり、且つ他の前記二次電池と対向する面に設けられた突起部と、
    をそれぞれ具備する組電池。
  2. 前記短絡部材は、前記外装缶の内部側であり、且つ前記突起部が設けられている面側に設けられている請求項1に記載の組電池。
  3. 前記短絡部材は、前記正極短絡部材と前記負極短絡部材とを絶縁させ、且つ前記突起部と重なる位置に貫通孔が設けられた絶縁部材をさらに有する請求項2に記載の組電池。
  4. 前記突起部及び前記貫通孔は、前記二次電池の前記外装缶の表面であり、且つ他の前記二次電池と対向する面を一直線状に偶数個の領域に分割した場合に、分割された領域に1つ置きの間隔で設けられている請求項3に記載の組電池。
  5. 前記各二次電池の間に設けられ、前記各二次電池間方向において前記突起部より大きなスペーサをさらに具備する請求項1に記載の組電池。
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