JP2016091825A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】出射光の明るさの均一度を高めた車両用灯具を提供する。
【解決手段】灯具ユニット20は、LED26と、LED26の光軸Axと略直交するように配置された板状導光体30を備える。板状導光体30は、LED26からの光を内部に入射する入射部と、入射部で内部に入射した光を反射する反射部36と、反射部36で反射した光を灯具前方に出射する出射部34とを備える。反射部36は、LED26の光軸Axよりも前方に配置された前側反射面42を有する。前側反射面42は、板状導光体30の厚み方向における第1面側に配置され、入射部からの光を出射部34に向けて反射する第1サブ前側反射面42aと、板状導光体30の厚み方向における第2面30b側に配置され、入射部からの光を出射部34に向けて反射する第2サブ前側反射面42bとを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両用灯具に関し、特に発光素子と板状導光体を用いた車両用灯具に関する。
従来より、LED等の発光素子と、該発光素子からの光を制御する板状導光体とを組み合わせた車両用灯具が提案されている(例えば特許文献1参照)。このような車両用灯具では、発光素子からの光は、板状導光体の表面に設けられた入射部から板状導光体の内部に入射する。この光は、板状導光体の裏面に設けられた反射部で全反射した後、板状導光体内を進行し、板状導光体の端面に設けられた出射部から出射する。
特開2012−174657号公報
しかしながら、上記のような車両用灯具は、反射部で反射した光が板状導光体の端面の表面側または裏面側の一方に偏り、出射部から出射される光の明るさを均一にすることが難しいという課題がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、出射光の明るさの均一度を高めた車両用灯具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具は、発光素子と、発光素子の光軸と略直交するように配置された板状導光体とを備える。板状導光体は、当該板状導光体の発光素子と対向する第1面に設けられ、発光素子からの光を当該板状導光体内部に入射する入射部と、第1面の反対側の第2面に設けられ、入射部で当該板状導光体内に入射した光を反射する反射部と、当該板状導光体の前端面に設けられ、反射部で反射した光を灯具前方に出射する出射部とを備える。反射部は、発光素子の光軸よりも前方に配置された前側反射面を有する。前側反射面は、板状導光体の厚み方向における第1面側に配置され、入射部からの光を出射部に向けて反射する第1サブ前側反射面と、板状導光体の厚み方向における第2面側に配置され、入射部からの光を出射部に向けて反射する第2サブ前側反射面とを含む。
第1サブ前側反射面は、入射部からの光を出射部における第1面側に向けて反射し、第2サブ前側反射面は、入射部からの光を出射部における第2面側に向けて反射してもよい。
前側反射面は、第1サブ前側反射面の側方に配置された第3サブ前側反射面をさらに含んでもよい。
板状導光体は、当該板状導光体の後端面に設けられた後端反射部をさらに備えてもよい。反射部は、発光素子の光軸よりも後方に配置され、入射部からの光を後端反射部に向けて反射する後側反射面をさらに備えてもよい。後端反射部は、後側反射面からの光を、第1サブ前側反射面の側方を通って出射部に向かうよう反射してもよい。
本発明の別の態様もまた、車両用灯具である。この車両用灯具は、発光素子と、発光素子の光軸と略直交するように配置された板状導光体とを備える。板状導光体は、当該板状導光体の発光素子と対向する第1面に設けられ、発光素子からの光を当該板状導光体内部に入射する入射部と、第1面の反対側の第2面に設けられ、入射部で当該板状導光体内に入射した光を反射する反射部と、当該板状導光体の後端面に設けられ、反射部で反射した光を反射する後端反射部と、当該板状導光体の前端面に設けられ、後端反射部で反射した光を灯具前方に出射する出射部とを備える。反射部は、発光素子の光軸よりも後方に配置された後側反射面を備える。後側反射面は、板状導光体の厚み方向における第1面側に配置され、入射部からの光を後端反射部に向けて反射する第1サブ後側反射面と、板状導光体の厚み方向における第2面側に配置され、入射部からの光を後端反射部に向けて反射する第2サブ後側反射面とを含む。
第1サブ後側反射面は、入射部からの光を後端反射部における第1面側に向けて反射し、第2サブ後側反射面は、入射部からの光を後端反射部における第2面側に反射してもよい。
後端反射部は、多段反射面に形成されてもよい。
本発明の別の態様もまた、車両用灯具である。この車両用灯具は、第1の発光素子と、第1の発光素子からの光を制御する第1の板状導光体と、第2の発光素子と、第1の発光素子からの光を制御する第2の板状導光体とを備える。この車両用灯具では、第1および第2の板状導光体の第2面同士が対向するように配置される。
本発明によれば、出射光の明るさの均一度を高めた車両用灯具を提供できる。
本発明の実施形態に係る車両用灯具の概略正面図である。 灯具ユニットの概略平面図である。 灯具ユニットの一部の概略斜視図である。 灯具ユニットの一部の概略正面図である。 灯具ユニットの一部の概略平面図である。 図5に示す灯具ユニットのA−A概略断面図である。 板状導光体の一部の概略下面図である。 第1サブ前側反射面での光の反射を説明するための図である。 第2サブ前側反射面での光の反射を説明するための図である。 第3サブ前側反射面での光の反射を説明するための図である。 第1サブ後側反射面での光の反射を説明するための図である。 第2サブ後側反射面での光の反射を説明するための図である。 板状導光体の出射部を成形するために用いる金型の入れ子を示す図である。 本発明の別の実施形態に係る車両用灯具の概略正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る発光装置および該発光装置を用いた車両用灯具について詳細に説明する。なお、本明細書において「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内」、「外」等の方向を表す用語が用いられる場合、それらは車両用灯具が車両に装着されたときの姿勢における方向を意味する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用灯具10の概略正面図である。車両用灯具10は、例えば車両左前部に搭載されるターンシグナルランプ、クリアランスランプ、デイタイムランニングランプとして用いることができる。また、車両用灯具10は、車両後部の標識灯、例えば、ターンシグナルランプ、テールランプ、ストップランプとしても用いることができる。
図1に示すように、車両用灯具10は、ランプボディ12と、ランプボディ12の前面開口部を覆う透明なカバー14と、ランプボディ12およびカバー14により形成された灯室16内に設けられた灯具ユニット20とを備える。
図2は、灯具ユニット20の概略平面図である。図1および図2に示すように、灯具ユニット20は、ベース部材22と、ベース部材22上に設けられた3個の基板24と、各基板24上に搭載された3個のLED26と、LED26上に位置するように設けられた板状導光体30と、板状導光体30をLED26上に支持する支持部材28とを備える。
板状導光体30は、各LED26からの光を板状導光体30内に入射する3個の入射部32と、板状導光体30内に入射した光を灯具前方に出射する出射部34とを備える。出射部34は、車両全部の形状に倣った形状とされ、図2に示すように車幅方向に対して傾斜している。3個のLED26は、出射部34の形状に倣い、車幅方向に対して傾斜する方向に並んで配置されている。
図3は、灯具ユニット20の一部の概略斜視図である。図4は、灯具ユニット20の一部の概略正面図である。図5は、灯具ユニット20の一部の概略平面図である。図6は、図5に示す灯具ユニット20のA−A概略断面図である。図7は、板状導光体30の一部の概略下面図である。ここでは、図3〜図7を参照して、1つのLED26および該1つのLED26からの光を制御する板状導光体30の一部の構成について説明するが、他のLED26および板状導光体30の他の部分の構成も同様である。
本実施形態において、板状導光体30は、LED26の光軸Axと略直交するように配置される。板状導光体30は、LED26と対向する第1面(下面)30aと、第1面30aの反対側の第2面(上面)30bと、灯具前方を向いた前端面30cと、灯具後方を向いた後端面30dとを備える。板状導光体30は、例えばアクリルやポリカーボネートなどの透明樹脂材料により形成される。
板状導光体30の第1面30aには、LED26からの光を板状導光体30内に入射するための入射部32が設けられている。板状導光体30は、第1面30aの後方側に設けられている。図6および図7に示すように、この入射部32は、LED26の光軸Ax上に位置する第1入射面32aと、第1入射面32aを囲むように位置する第2入射面32bとから構成される。
第1入射面32aには、LED26から出射する光のうち比較的出射角の小さい光が入射する。第1入射面32aから板状導光体30内に入射する光は、第1入射面32aで屈折した後、板状導光体30内を上方(すなわち第2面方向)に向かって進む。
一方、第2入射面32bには、LED26から出射する光のうち比較的出射角の大きな光が入射する。第2入射面32bから板状導光体30内に入射する光は、第1入射面32aおよび第2入射面32bを囲むように位置する入射部側面32cに入射する。この入射部側面32cは、光軸Axを中心に放物線を回転させることにより得られる回転放物面の一部によって構成されている。入射部側面32cは、第2入射面32bから板状導光体30内に入射した光を上方(すなわち第2面方向)に向けて全反射(内面反射)する。入射部側面32cで全反射した光は、略平行光となる。
板状導光体30の第2面30bには、入射部32で板状導光体30内に入射した光を反射する反射部36が設けられている。この反射部36は、板状導光体30の後方側に、入射部32と対向するように設けられている。反射部36は、板状導光体30の第2面30bを内側に凹ませた凹部として形成されている。反射部36の詳細な構成については後述する。
板状導光体30の後端面30dには、後端反射部38が設けられている。後端反射部38は、反射部36で反射した光の一部を前端面30cに設けられた出射部34に向けて反射する。後端反射部38は、図5に示すような平面状の反射面に形成されてもよいし、図7に示すような複数の微小反射面が階段状に連なった多段反射面に形成されてもよい。後端反射部38を多段反射面にした場合、出射部34の発光範囲を拡大することができる。
板状導光体30の前端面30cには、出射部34が設けられている。出射部34は、複数の魚眼レンズ40が設けられている。魚眼レンズ40は、板状導光体30の厚み方向(すなわち上下方向)に2段並び、板状導光体30の延在方向に多数列並ぶように配置されている。出射部34は、反射部36および後端反射部38で反射した光を灯具前方に出射する。
次に、反射部36の詳細な構成について説明する。本実施形態の反射部36は、LED26の光軸Axよりも前方に配置された前側反射面42と、LED26の光軸Axよりも後方に配置された後側反射面44とに区画されている。
まず、前側反射面42について説明する。前側反射面42は、入射部32で板状導光体30内に入射した光を、出射部34に向けて全反射する。
図3、図5に示すように、前側反射面42は、第1サブ前側反射面42aと、第2サブ前側反射面42bと、2つの第3サブ前側反射面42c、42dの合計4つのサブ反射面に区画されている。第1サブ前側反射面42aは、板状導光体30の厚み方向における第1面30a側に配置される。第2サブ前側反射面42bは、板状導光体30の厚み方向における第2面30b側に配置される。第3サブ前側反射面42c、42dは、第1サブ前側反射面42aの左右側方にそれぞれ配置される。
図8は、第1サブ前側反射面42aでの光の反射を説明するための図である。図8には、第1サブ前側反射面42aで反射する光Laの光路が図示されている。また、図6にも、第1サブ前側反射面42aで反射する光Laの光路が図示されている。さらに、図4には、第1サブ前側反射面42aで反射した光Laが出射する第1発光領域LAaが図示されている。図4に示すように、第1発光領域LAaは、出射部34の中央下部付近に位置している。
図4、図6および図8に示すように、第1サブ前側反射面42aは、入射部32の第1入射面32aから板状導光体30内に入射した光Laを、出射部34の厚み方向における第1面30a側且つ出射部34の延在方向における中央付近に向けて全反射する。この光Laが出射部34から出射することにより、第1発光領域LAaが発光する。
図9は、第2サブ前側反射面42bでの光の反射を説明するための図である。図9には、第2サブ前側反射面42bで反射する光Lbの光路が図示されている。また、図6にも、第2サブ前側反射面42bで反射する光Lbの光路が図示されている。さらに、図4には、第2サブ前側反射面42bで反射した光Lbが出射する第2発光領域LAbが図示されている。図4に示すように、第2発光領域LAbは、出射部34の中央上部付近に位置している。
図4、図6および図9に示すように、第2サブ前側反射面42bは、入射部32の第2入射面32bから入射後に入射部側面32cで全反射した光を、出射部34の厚み方向における第2面30b側且つ出射部34の延在方向における中央付近に向けて全反射する。この光Lbが出射部34から出射することにより、第2発光領域LAbが発光する。
仮に第1サブ前側反射面42aと第2サブ前側反射面42bを1つの反射面で構成した場合、板状導光体30の厚み方向において出射光の明るさを均一にすることは難しい。一方、本実施形態によれば、異なる第1サブ前側反射面42aと第2サブ前側反射面42bを設けることにより、板状導光体30の厚み方向における光制御の自由度が高まるため、板状導光体30の厚み方向における出射光の明るさの均一度を高めることができる。
図10は、第3サブ前側反射面42c、42dでの光の反射を説明するための図である。図10には、第3サブ前側反射面42c、42dで反射する光Lc、Ldの光路が図示されている。また、図4には、第3サブ前側反射面42c、42dで反射した光Lc、Ldが出射する第3発光領域LAc、第4発光領域LAdが図示されている。図4に示すように、第3発光領域LAcは、第2発光領域LAbの左側方に位置しており、第4発光領域LAdは、第2発光領域LAbの右側方に位置している。
図4および図10に示すように、第3サブ前側反射面42c、42dは、入射部32の第1入射面32aから板状導光体30内に入射した光Lc、Ldを、出射部34の厚み方向における第2面30b側且つ出射部34の延在方向における第2発光領域LAbの左右側方に向けて全反射する。これらの光Lc、Ldが出射部34から出射することにより、第3発光領域LAcおよび第4発光領域LAdが発光する。このように第3サブ前側反射面42c、42dを設けることにより、第2サブ前側反射面42bだけでは光を導くことのできない第3発光領域LAcおよび第4発光領域LAdを発光させることができる。
次に、後側反射面44について説明する。後側反射面44は、入射部32で板状導光体30内に入射した光を、後端反射部38に向けて全反射する。後端反射部38は、後側反射面44からの光を、第3サブ前側反射面42c、42dの側方を通って出射部34に向かうよう全反射する。
図3、図5に示すように、後側反射面44は、2つの第1サブ後側反射面44a、44bと、2つの第2サブ後側反射面44c、44dの合計4つのサブ反射面に区画されている。第1サブ後側反射面44a、44bは、板状導光体30の厚み方向における第1面30a側に配置される。第1サブ後側反射面44a、44bは、光軸Axを含む車両前後方向断面を挟んで左右対称に配置される。第2サブ後側反射面44c、44dは、板状導光体30の厚み方向における第2面30b側に配置される。第2サブ後側反射面44c、44dは、光軸Axを含む車両前後方向断面を挟んで左右対称に配置される。
図11は、第1サブ後側反射面44a、44bでの光の反射を説明するための図である。図11には、第1サブ後側反射面44a、44bで反射する光Le、Lfの光路が図示されている。また、図4には、第1サブ後側反射面44a、44bで反射した光Le、Lfが出射する第5発光領域LAe、第6発光領域LAfが図示されている。図4に示すように、第5発光領域LAeは、第1発光領域LAaの左側方に位置しており、第6発光領域LAfは、第1発光領域LAaの右側方に位置している。
図4および図11に示すように、第1サブ後側反射面44a、44bは、入射部32から板状導光体30内に入射した光Le、Lfを全反射する。第1サブ後側反射面44a、44bで全反射した光Le、Lfには、(1)後端反射部38で反射した後、第1面30aと第3サブ前側反射面42c、42dとの間の幅狭領域を通過して、出射部34に向かう光と、(2)後端反射部38で反射した後、前記幅狭領域の外側を通過して出射部34へ向かう光とが存在する。これらの光Le、Lfが出射部34から出射することにより、図4に示すように、第1発光領域LAaの左右側方の第5発光領域LAe、第6発光領域LAfが発光する。
図12は、第2サブ後側反射面44c、44dでの光の反射を説明するための図である。図12には、第2サブ後側反射面44c、44dで反射する光Lg、Lhの光路が図示されている。また、図4には、第2サブ後側反射面44c、44dで反射した光Lg、Lhが出射する第7発光領域LAg、第8発光領域LAhが図示されている。図4に示すように、第7発光領域LAgは、第3発光領域LAcの左側方に位置しており、第8発光領域LAhは、第4発光領域LAdの右側方に位置している。
図4および図12に示すように、第2サブ後側反射面44c、44dは、入射部32から板状導光体30内に入射した光Lg、Lhを、後端反射部38における第2面30b側且つ出射部34の延在方向における第3発光領域LAcの左側方、第4発光領域LAdの右側方に向けて全反射する。これらの光Lg、Lhが出射部34から出射することにより、第7発光領域LAg、第8発光領域LAhが発光する。
仮に第1サブ後側反射面44a、44bと第2サブ後側反射面44c、44dを1つの反射面で構成した場合、厚み方向において強度が均一になるよう後端反射部38に光を導くのは難しい。一方、本実施形態によれば、異なる第1サブ後側反射面44a、44bおよび第2サブ後側反射面44c、44dを設けることにより、厚み方向における光制御の自由度が高まるため、厚み方向において強度が均一になるよう後端反射部38に光を導くことが可能となり、その結果、板状導光体30の厚み方向における出射光の明るさの均一度を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用灯具10においては、入射部32から板状導光体30内に入射した光を全反射する反射部36が8個のサブ反射面に区画されている。各サブ反射面で全反射した光は、反射部36の異なる領域から出射する。本実施形態のように反射部36を複数(ここでは8個)のサブ反射面に細分化することにより、光制御の自由度が高まり、出射光の明るさの均一度を高めることができる。
図13は、板状導光体30の出射部34を成形するために用いる金型の入れ子130を示す。板状導光体30を金型で成形する際、出射部34の魚眼レンズ40の精度を高めるために、図13に示すような入れ子130が用いられる。この入れ子130を用いることにより、図6に示すように出射部34の上端には魚眼レンズ40が形成されない部分(以下、「段差部」と呼ぶ)35が形成される。この段差部35は、魚眼レンズ40が形成されていないため、点状の光を発する可能性がある。このような点状の発光を防止するために、本実施形態の板状導光体30においては、第2サブ前側反射面42bと第2面30bとが交わる付近に点状発光防止用段差部37が設けられている。この点状発光防止用段差部37により、入射部側面32cから出射部34の段差部35へ向かう光が減少するため、段差部35での点状発光を抑制することができる。
図14は、本発明の別の実施形態に係る車両用灯具100の概略正面図である。車両用灯具100は、例えば車両左前部に搭載されるターンシグナルランプ、クリアランスランプ、デイタイムランニングランプとして用いることができる。
図14に示すように、車両用灯具100の灯室16内には、第1灯具ユニット20Aと、第2灯具ユニット20Bとが設けられている。本実施形態では、第1灯具ユニット20Aが下方に配置され、第2灯具ユニット20Bが上方に配置されている。第1灯具ユニット20Aおよび第2灯具ユニット20Bは、上述した灯具ユニット20と同様の構成を有する。第1灯具ユニット20Aは、3個の第1LED26Aと、第1LED26Aからの光を制御する第1板状導光体30Aとを備える。第2灯具ユニット20Bは、3個の第2LED26Bと、第2LED26Bからの光を制御する第2板状導光体30Bとを備える。
本実施形態において、第1灯具ユニット20Aと第2灯具ユニット20Bは、第1板状導光体30Aおよび第2板状導光体30Bの第2面30b同士が対向するように配置される。このような配置を採用した場合、第1灯具ユニット20Aの第1LED26Aを下方に配置し、第2灯具ユニット20Bの第2LED26Bを上方に配置することができる。本実施形態とは異なり後端側にLEDを配置する構成とした場合、第1灯具ユニット20Aの基板と第2灯具ユニット20Bの基板が干渉する可能性がある。一方、本実施形態によれば、第1灯具ユニット20Aの第1LED26Aと第2灯具ユニット20Bの第2LED26Bを上下に分けて配置できるため、基板の干渉を避けることができる。
車両用灯具100においては、第1LED26Aと第2LED26Bの発光色を異ならせることで、第1灯具ユニット20Aと第2灯具ユニット20Bを異なるランプとすることができる。例えば、第1灯具ユニット20Aの第1LED26Aの発光色を白色とし、第2灯具ユニット20Bの第2LED26Bの発光色を橙色とすることで、下方の第1灯具ユニット20Aをクリアランスランプとして用い、上方の第2灯具ユニット20Bをターンシグナルランプとして用いることができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上述の実施形態では、発光素子としてLEDを例示したが、発光素子はLEDに限定されず、例えばLD(レーザダイオード)であってもよい。
10、100 車両用灯具、 12 ランプボディ、 14 カバー、 16 灯室、 20 灯具ユニット、 22 ベース部材、 24 基板、 26 LED、 30 板状導光体、 32 入射部、 34 出射部、 36 反射部、 38 後端反射部、 40 魚眼レンズ、 42 前側反射面、 44 後側反射面。

Claims (8)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子の光軸と略直交するように配置された板状導光体であって、当該板状導光体の前記発光素子と対向する第1面に設けられ、前記発光素子からの光を当該板状導光体内部に入射する入射部と、前記第1面の反対側の第2面に設けられ、前記入射部で当該板状導光体内に入射した光を反射する反射部と、当該板状導光体の前端面に設けられ、前記反射部で反射した光を灯具前方に出射する出射部とを備える板状導光体と、
    を備える車両用灯具であって、
    前記反射部は、前記発光素子の光軸よりも前方に配置された前側反射面を有し、
    前記前側反射面は、前記板状導光体の厚み方向における前記第1面側に配置され、前記入射部からの光を前記出射部に向けて反射する第1サブ前側反射面と、前記板状導光体の厚み方向における前記第2面側に配置され、前記入射部からの光を前記出射部に向けて反射する第2サブ前側反射面とを含む、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記第1サブ前側反射面は、前記入射部からの光を前記出射部における前記第1面側に向けて反射し、前記第2サブ前側反射面は、前記入射部からの光を前記出射部における前記第2面側に向けて反射することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記前側反射面は、前記第1サブ前側反射面の側方に配置された第3サブ前側反射面をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記板状導光体は、当該板状導光体の後端面に設けられた後端反射部をさらに備え、
    前記反射部は、前記発光素子の光軸よりも後方に配置され、前記入射部からの光を前記後端反射部に向けて反射する後側反射面をさらに備え、
    前記後端反射部は、前記後側反射面からの光を、前記第1サブ前側反射面の側方を通って前記出射部に向かうよう反射することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用灯具。
  5. 発光素子と、
    前記発光素子の光軸と略直交するように配置された板状導光体であって、当該板状導光体の前記発光素子と対向する第1面に設けられ、前記発光素子からの光を当該板状導光体内部に入射する入射部と、前記第1面の反対側の第2面に設けられ、前記入射部で当該板状導光体内に入射した光を反射する反射部と、当該板状導光体の後端面に設けられ、前記反射部で反射した光を反射する後端反射部と、当該板状導光体の前端面に設けられ、前記後端反射部で反射した光を灯具前方に出射する出射部とを備える板状導光体と、
    を備える車両用灯具であって、
    前記反射部は、前記発光素子の光軸よりも後方に配置された後側反射面を備え、
    前記後側反射面は、前記板状導光体の厚み方向における前記第1面側に配置され、前記入射部からの光を前記後端反射部に向けて反射する第1サブ後側反射面と、前記板状導光体の厚み方向における前記第2面側に配置され、前記入射部からの光を前記後端反射部に向けて反射する第2サブ後側反射面とを含む、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  6. 前記第1サブ後側反射面は、前記入射部からの光を前記後端反射部における前記第1面側に向けて反射し、前記第2サブ後側反射面は、前記入射部からの光を前記後端反射部における前記第2面側に反射することを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
  7. 前記後端反射部は、多段反射面に形成されることを特徴とする請求項5または6に記載の車両用灯具。
  8. 第1の発光素子と、
    前記第1の発光素子からの光を制御する第1の前記板状導光体と、
    第2の発光素子と、
    前記第1の発光素子からの光を制御する第2の前記板状導光体と、
    を備え、
    前記第1および第2の板状導光体の第2面同士が対向するように配置されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の車両用灯具。
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