JP2016090373A - 回転速度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンプレッサ9またはタービン6のブレードの回転速度と厚さとに基づいてコンプレッサ9またはタービン6の状態を判定することができる回転速度検出装置12の提供を目的とする。
【解決手段】コンプレッサ9またはタービン6のコンプレッサケーシング10またはタービンケーシング7に磁界のインダクタンスの変化によってブレードを検出する検出部13が設けられるターボチャージャ1の回転速度検出装置12であって、検出部13とブレードとの距離が所定値以下である場合にブレードを検出するように構成され、検出部と第1ブレードB11との距離が所定値である半径D/2以下になった時を第1ブレードB11の回転方向側の側面を検出したとみなし、検出部と第1ブレードB11との距離が所定値である半径D/2以下でなくなった時に第1ブレードB11の反回転方向側の側面を検出したとみなす。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転速度検出装置に関する。特に、コンプレッサまたはタービンの回転速度検出装置に関する。
従来、磁界の変化を利用してコンプレッサまたはタービンの回転速度を検出する回転速度検出装置が知られている。回転速度検出装置は、磁界を発生させるコイルを具備する検出部(センサ)がコンプレッサまたはタービンのケーシングに設けられている。回転速度検出装置は、被検出体であるブレードが磁界を通過することによりブレードに発生する渦電流を間接的に検出する。これをブレードの通過間隔としてコンプレッサまたはタービンの回転速度を算出するものである。例えば特許文献1のごとくである。
特許文献1に記載の回転速度検出装置は、間接的に検出した渦電流についての出力信号から微分信号電圧を生成し、閾電圧よりも大きい時間だけブレードの検出信号としてパルス波形を出力する。つまり、特許文献1に記載の回転速度検出装置は、ブレードが検出部に近接して検出部とブレードとの距離が所定値以下になった状態から離間する状態に変わる瞬間までの間、パルス波形を出力する。このため、回転速度検出装置は、検出部から所定の範囲内におけるブレードの有無を検出し、パルス波形の間隔から回転速度を算出するのみであった。
特開2008−14656号公報
本発明は係る課題を鑑みてなされたものであり、コンプレッサまたはタービンのブレードの回転速度と厚さとに基づいてコンプレッサまたはタービンの状態を判定することができる回転速度検出装置の提供を目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明においては、コンプレッサまたはタービンのケーシングに磁界のインダクタンスの変化によってブレードを検出する検出部が設けられるターボチャージャの回転速度検出装置であって、検出部がブレードを検出していない状態からブレードを検出した状態に切り替わった時にブレードの回転方向側の側面を検出したとみなし、検出部がブレードを検出している状態からブレードを検出していない状態に切り替わった時にブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなすものである。
即ち、本発明においては、一のブレードの回転方向側の側面を検出してから反回転方向側の側面を検出したとみなすまでの時間に基づいて前記ブレードのブレード厚を算出し、算出したブレード厚が所定範囲内か否か判定するものである。
即ち、本発明においては、第1のブレードの回転方向側の側面を検出したとみなしてから第2のブレードの回転方向側の側面を検出したとみなすまでの時間と、第1のブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなしてから第2のブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなすまでの時間と、の差または比率が所定値以上である場合、検出部に異常が発生していると判定するものである。
即ち、本発明においては、前記第1のブレードの回転方向側の側面を検出したとみなしてから前記第2のブレードの回転方向側の側面を検出したとみなすまでの時間にから第1瞬時回転速度を算出し、第1のブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなしてから第2のブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなすまでの時間から第2瞬時回転速度を算出し、第1瞬時回転速度と第2瞬時回転速度とから前記ターボチャージャの自己故障診断を行い、エンジンの燃料噴射弁、吸気弁および排気弁の開閉を制御するために第1瞬時回転速度と第2瞬時回転速度とについての信号をエンジンの制御装置に送信するものである。
即ち、本発明においては、前記第1瞬時回転速度または前記第2瞬時回転速度に基づいて平均回転速度を算出し、任意の目標噴射量に基づいて燃料を噴射した際の実燃料噴射量を算出するために平均回転速度の変化量についての信号をエンジンの制御装置に送信するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、ブレードの回転方向側の側面が検出部を通過してから反回転方向側の側面が検出部を通過するまでの時間が検出される。これにより、コンプレッサまたはタービンのブレードの回転速度と厚さとに基づいてコンプレッサまたはタービンの状態を判定することができる。
本発明によれば、ブレードの回転方向側の側面とした瞬時回転速度と反回転方向側の側面を基準とした瞬時回転速度がそれぞれ算出される。これにより、コンプレッサまたはタービンのブレードの回転速度と厚さとに基づいてコンプレッサまたはタービンの状態を判定することができる。
本発明によれば、コンプレッサまたはタービンの形状についての異常が検出される。これにより、コンプレッサまたはタービンのブレードの回転速度と厚さとに基づいてコンプレッサまたはタービンの状態を判定することができる。
本発明によれば、ブレードの回転方向側の側面とした瞬時回転速度と反回転方向側の側面を基準とした瞬時回転速度に基づいてエンジンの制御が行われる。これにより、瞬時回転速度をフィードバックして燃料噴射量やEGR弁の開度等の制御を行うことによりエンジン負荷の変化に精度よく対応して排気のばらつきを低減し、負荷に応じた適切な状態にエンジンを制御することができる。
本発明の一実施形態に係るターボチャージャ及び回転速度検出装置の構成を示す断面図。 (a)本発明の一実施形態に係る回転速度検出装置の検出部とブレードとの位置関係を示す一部断面図。 (a)本発明の一実施形態に係る回転速度検出装置のブレードが検出装置の検出領域を通過していない状態を表す概略図と波形図を示す図(b)同じくブレードが検出装置の検出領域に進入した瞬間の状態を表す概略図と波形図を示す図(c)同じくブレードが検出装置の検出領域を通過している状態を表す概略図と波形図を示す図(d)同じくブレードが検出装置の検出領域を抜けた瞬間の状態を表す概略図と波形図を示す図。 本発明の一実施形態に係る回転速度検出装置の製造段階の検査工程における検出部とブレードとの構成を示す一部断面図。 (a)本発明の一実施形態に係る回転速度検出装置におけるブレード厚を算出するための概念を表す概略図と波形図を示す図(b)同じくブレードピッチを算出するための概念を表す概略図と波形図を示す図。 本発明の一実施形態に係る回転速度検出装置におけるコンプレッサまたタービンの状態判定する制御を表すフローチャートを示す図。 本発明の一実施形態に係る回転速度検出装置におけるブレード厚を判定する制御を表すフローチャートを示す図。 本発明の一実施形態に係る回転速度検出装置におけるブレードピッチを判定する制御を表すフローチャートを示す図。 本発明の一実施形態に係る回転速度検出装置とエンジンとの関係を表すブロック図を示す図。 燃料噴射弁の開弁時間と噴射量の関係を表すグラフを示す図。
以下に、図1を用いて本発明の一実施形態に係るターボチャージャ1について説明する。
図1に示すように、ターボチャージャ1は、エンジン20(図10参照)から排出されている排気の排気圧力を駆動源として加圧圧縮した吸気をエンジン20に供給するものである。ターボチャージャ1は、連結部2、タービン6、コンプレッサ9等から構成されている。
連結部2は、タービン6とコンプレッサ9とを連結している。連結部2は、センターハウジング3、連結軸4、軸受け5等から構成されている。センターハウジング3は、一側にタービン6が連結され、他側にコンプレッサ9が連結されている。連結軸4は、後述のタービンホイール8と後述のコンプレッサホイール11とを連結する。連結軸4は、軸受け5を介してセンターハウジング3に回転自在に支持されている。
タービン6は、エンジン20の排気圧を回転駆動力に変換するものである。タービン6は、タービンケーシング7、タービンホイール8等から構成されている。
タービンケーシング7は、有底円筒状に形成されている部材である。タービンケーシング7は、一側(底部側)がセンターハウジング3に接続されている。タービンケーシング7の一側には、外周部に排気が供給されている排気供給路7aが形成されている。タービンケーシング7の他側(反底部側)には、排気の排出口7bが形成されている。タービンケーシング7の底部には、連結軸4が連通されている。タービンケーシング7の排気供給路7aは、タービンケーシング7の内部に連通するように形成されている。
タービンホイール8は、タービンホイール8の基部であるタービンハブ8aと、タービンハブ8aの外周面8cに周方向に等間隔で配置されている複数のタービンブレード8bとから構成されている。タービンホイール8は、タービンハブ8aが連結軸4に固定されて回転自在に支持されている。タービンハブ8aは、連結軸4の軸心に対して平行な反連結軸4側の外周面8cが連結軸4側に向かって湾曲しながら拡径し、連結軸4側端部に連結軸4の軸心に対して垂直な方向に向かうフランジ8dが形成されている。
タービンホイール8は、タービンハブ8aのフランジ8d(拡径側)の外周がタービンケーシング7の排気供給路7aに対向し、タービンハブ8aの縮径側の端部がタービンケーシング7の排出口7bに対向するようにタービンケーシング7の内部に配置されている。つまり、タービンホイール8は、排気の供給側から排出側に向かってタービンハブ8aが縮径するように配置されている。このように構成することで、タービンホイール8は、供給された排気の排気圧によって回転されながら、排気をタービンハブ8aの外周面8cによって回転軸に平行な方向に案内して排出口7bから排出させる。
コンプレッサ9は、エンジン20の給気を加圧圧縮する。コンプレッサ9は、コンプレッサケーシング10、コンプレッサホイール11等から構成されている。
コンプレッサケーシング10は、円筒状に形成されている部材である。コンプレッサケーシング10は、一側がセンターハウジング3に接続されて底部が構成されている。センターハウジング3によって構成されている底部には、連結軸4が連通されている。コンプレッサケーシング10の一側(底部側)には、外周部に吸気が排出されている吸気排出路10aが形成されている。コンプレッサケーシング10の他側(反底部側)には、吸気の供給口10bが形成されている。コンプレッサケーシング10の内壁10cは、一側に向かって拡径するように形成されて吸気排出路10aに連通されている。
コンプレッサホイール11は、コンプレッサホイール11の基部を構成するコンプレッサハブ11aと、コンプレッサハブ11aの外周面11dに周方向に等間隔で交互に配置されている複数のフルブレード11b(全翼)とスプリッタブレード11c(短翼)とから構成されている。
コンプレッサホイール11は、コンプレッサハブ11aが連結軸4に固定されて回転自在に支持されている。つまり、コンプレッサホイール11は、連結軸4を介してタービンホイール8からの回転動力が伝達可能に構成されている。コンプレッサハブ11aは、連結軸4の軸心に対して平行な反連結軸4側の外周面11dが連結軸4側に向かって湾曲しながら拡径し、連結軸4側端部に連結軸4の軸心に対して垂直な方向に向かうフランジ11eが形成されている。フルブレード11b(全翼)とスプリッタブレード11c(短翼)の外縁形状は、微小な隙間を構成するようにコンプレッサケーシング10の内壁10cに沿って形成されている。また、スプリッタブレード11cの縮径側の端部は、フルブレード11bの縮径側の端部よりも拡径側に配置されている。なお、コンプレッサホイール11は、スプリッタブレード11cを有しないものでもよい。
コンプレッサホイール11は、コンプレッサハブ11aのフランジ11e(拡径側)の外周がコンプレッサケーシング10の吸気排出路10aに対向し、コンプレッサハブ11aの縮径側の端部がコンプレッサケーシング10の吸気の供給口10bに対向するようにコンプレッサケーシング10の内部に配置されている。つまり、コンプレッサホイール11は、吸気の供給側から排出側に向かってコンプレッサハブ11aが拡径するように配置されている。この際、コンプレッサケーシング10の内壁10cとコンプレッサハブ11aとの間隔は、吸気排出路10aに近接するにつれて狭くなるように構成されている。すなわち、コンプレッサケーシング10内には、コンプレッサケーシング10の内壁10c、フルブレード11b、スプリッタブレード11c、及び外周面11dに囲まれる空間によって吸気圧縮通路11f(図2、図3参照)が構成されている。コンプレッサホイール11は、フルブレード11bまたはスプリッタブレード11cから第1ブレードBL1・第2ブレードBL2・が構成されている。・
上述の通り、ターボチャージャ1は、タービン6に排気が供給されていると排気圧力によってタービンホイール8が回転されている。タービンホイール8と接続されているコンプレッサホイール11は、タービンホイール8の回転駆動力によって回転されている。コンプレッサホイール11は、吸気の供給口10bから吸気を取り込む。取り込まれた吸気は、コンプレッサホイール11によって吸気圧縮通路11fを介して吸気排出路10aに排出されている。この際、吸気は、吸気圧縮通路11fにおいて加圧圧縮され、圧縮熱が発生する。
次に、図1と図2とを用いて、本発明の一実施形態に係る回転速度検出装置12について説明する。なお、本実施形態において、回転速度検出装置12はコンプレッサ9の回転速度を検出するものとしたがこれに限定するものではなくタービンの回転速度を検出するように構成してもよい。
図1に示すように、回転速度検出装置12は、コンプレッサ9の回転速度を検出する。回転速度検出装置12は、検出部13、アンプ14、コントローラ15等から構成されている。回転速度検出装置12は、検出部13でフルブレード11bとスプリッタブレード11cを検出することでコンプレッサ9の回転速度を検出する。
検出部13は、フルブレード11bとスプリッタブレード11cとを検出する。検出部13は、コンプレッサケーシング10の吸気の供給口10b側に形成されている挿入孔10dに挿入して取り付けられている。この際、検出部13は、その先端がコンプレッサケーシング10の内壁10cから突出しないように配置されている。検出部13は、略円筒状の筐体の内部に磁界を発生する図示しないコイルを有する。コイルから発生した磁界中をフルブレード11b若しくはスプリッタブレード11cが通過することでフルブレード11b若しくはスプリッタブレード11cを磁束が貫通して渦電流が発生する。検出部13は、渦電流によって変化するコイルのインピーダンスを検出して検出信号を出力する。これにより、検出部13は、フルブレード11b若しくはスプリッタブレード11cが検出部13の近傍を通過したと判断する。
検出部13は、形状が異なるフルブレード11bとスプリッタブレード11cとを検出するために、フルブレード11bとスプリッタブレード11cとが共に磁界を通過するように配置しなければならない。従って、図2に示すように、検出部13は、フルブレード11bとスプリッタブレード11cとが共にコンプレッサケーシング10に近接している範囲である領域Aが磁界の範囲に含まれるように配置する必要がある。
アンプ14は、検出部13からの信号を増幅するものである。アンプ14は、検出部13と接続され、検出部13からの信号を取得する。アンプ14は、検出部13からの信号を増幅してコントローラ15に送信する。
コントローラ15は、コンプレッサ9の回転速度を算出するものである。コントローラ15は、アンプ14からの増幅信号の処理を行うための種々のプログラムやデータが格納されている。具体的には、回転速度検出装置12は、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続されている構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。
コントローラ15は、検出可能な渦流電流が発生する程度にコイルからの磁束密度が高い範囲を検出部13の検出領域Bとして、その直径Dについてのデータが格納されている。また、コントローラ15は、エンジン20の回転速度Nと出力トルクTqとに基づいてコンプレッサ9の目標回転速度Vtを算出するコンプレッサ回転速度マップM1が格納されている。コントローラ15は、アンプ14と接続され、アンプ14からの増幅信号を取得することが可能である。コントローラ15は、アンプ14からの増幅信号を用いてコンプレッサ9の回転数を算出する。コントローラ15は、エンジン20の制御装置であるECU25に接続され、所定の処理を施したアンプ14からの増幅信号をECU25に送信することが可能である(図9参照)。
次に、図3を用いて、回転速度検出装置12の検出部13において、フルブレード11bまたはスプリッタブレード11cからなる第1ブレードBL1の検出の態様を具体的に説明する。図3において、二点鎖線で示す範囲は、検出部13の検出領域Bを示す。回転速度検出装置12は、フルブレード11bまたはスプリッタブレード11cが検査部13の検出領域Bの中心からの距離が所定値である半径D/2以下のときにフルブレード11bまたはスプリッタブレード11cに発生する渦流電流を検出する。
図3(a)に示すように、検出部13において、フルブレード11bまたはスプリッタブレード11cからなる第1ブレードBL1が検出領域Bに進入していない場合、第1ブレードBL1には、磁束が貫通していないので渦電流が発生しない。従って、検出部13は、渦電流の影響によって生じるコイルのインピーダンスの変化を検出できない。これにより、検出部13は、第1ブレードBL1が検出部13の近傍を通過していないとして検出信号を出力しない。つまり、検出部13は、第1ブレードBL1を検出していない状態である。
図3(b)に示すように、検出部13において、第1ブレードBL1が検出領域Bの反回転方向側から進入した場合、その瞬間に第1ブレードBL1には、磁束が貫通して渦電流が発生する。従って、検出部13は、渦電流の影響によって生じるコイルのインピーダンスの変化を検出する。これにより、検出部13は、第1ブレードBL1の回転方向側の側面が検出部13の近傍に到達したとして時間T11に検出信号を出力する。つまり、つまり、検出部13は、第1ブレードBL1を検出していない状態から第1ブレードBL1を検出している状態に切り替わり、その瞬間にブレードの回転方向側の側面を検出したとみなす。
図3(c)に示すように、検出部13において、第1ブレードBL1が検出領域B内を通過している場合、第1ブレードBL1には、磁束が貫通して渦電流が発生する。従って、検出部13は、渦電流の影響によって生じるコイルのインピーダンスの変化を検出する。これにより、検出部13は、第1ブレードBL1が検出部13の近傍を通過中であるとして検出信号を継続して出力する。検出部13は、第1ブレードBL1を検出している状態である。
図3(d)に示すように、検出部13において、第1ブレードBL1のうち検出領域Bに最後に進入した部分が検出領域Bの回転方向側から抜けた場合、第1ブレードBL1には、磁束が貫通していないので渦電流が発生しない。従って、検出部13は、渦電流の影響によって生じるコイルのインピーダンスの変化を検出しない。これにより、検出部13は、第1ブレードBL1の反回転方向側の側面が検出部13の近傍を通過したとして時間T12に検出信号の出力を停止する。つまり、検出部13は、第1ブレードBL1を検出している状態から第1ブレードBL1を検出していない状態に切り替わり、その瞬間にブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなす。
このようにして、回転速度検出装置12は、第1ブレードBL1の回転方向側の側面が検出領域Bの反回転方向側に進入した時間T11から、第1ブレードBL1の反回転方向側の側面が検出領域Bの回転方向側から抜けた時間T12までの間、検出信号を出力する。
さらに、回転速度検出装置12は、第2ブレードBL2の回転方向側の側面が検出領域Bの反回転方向側に進入した時間T21から、第2ブレードBL2の反回転方向側の側面が検出領域Bの回転方向側から抜けた時間T22までの間、検出信号を出力する(図5(b)参照)。同様にして、回転速度検出装置12は、フルブレード11bまたはスプリッタブレード11cから構成されているコンプレッサホイール11の第3ブレードBL3・第4ブレードBL4・・についてそれぞれ回転方向側の側面と反回転方向側の側面との検出を行う。
次に、図4と図5とを用いて、コンプレッサ9の製造段階での検査工程において回転速度検出装置12の検出信号を用いたコンプレッサホイール11の良品判定について説明する。なお、コンプレッサホイール11の良品判定は、コンプレッサホイール11に形成されている第1ブレードBL1から第nブレードまでの全てについて行われるが、同様の態様であるため第1ブレードBL1と第2ブレードBL2とについての良品判定について説明する。
図4に示すように、検査対象であるコンプレッサホイール11は、検査工程において外部からモータM等によって所定の検査回転速度Vcで回転されている。回転速度検出装置12は、コンプレッサホイール11が回転している状態でコンプレッサホイール11を構成する第1ブレードBL1・第2ブレードBL2・・第nブレードBL(n)についてそれぞれの回転方向側の側面と反回転方向側の側面とを検出するように構成されている。
初めに、コンプレッサホイール11の第1ブレードBL1の厚さである第1ブレード厚Th1、第2ブレードBL2の厚さである第2ブレード厚Th2、・・第nブレードBL(n)の厚さである第nブレード厚Th(n)のうち第1ブレード厚Th1と第2ブレード厚Th2の良品判定について説明する。
図5(a)に示すように、コンプレッサホイール11の第1ブレード厚Th1と第2ブレード厚Th2良品判定において、回転速度検出装置12は、コンプレッサホイール11の第1ブレードBL1の回転方向側の側面を検出した時間T11と反回転方向側の側面を検出した時間T12との差であるブレード通過時間ΔTt1を算出する。ブレード通過時間ΔTt1は、第1ブレードBL1の回転方向側の側面が検出領域Bに進入してから反回転方向側の側面が検出領域Bを抜けるまでの時間である。すなわち、ブレード通過時間ΔTt1には、検査回転速度Vcで第1ブレードBL1の回転方向側の側面が検出部13の検出領域Bの範囲を示す所定値である検出領域Bの直径Dを通過する時間と、回転速度Vで第1ブレードBL1が第1ブレード厚Th1だけ移動して反回転方向側の側面が検出領域Bから抜ける時間と、が含まれる。同様にして、回転速度検出装置12は、第2ブレードBL2のブレード通過時間ΔTt2を算出する。
回転速度検出装置12は、コンプレッサホイール11の検査回転速度Vcを取得し、検査回転速度Vcとブレード通過時間ΔTt1とから第1ブレードBL1がブレード通過時間ΔTt1で移動する通過距離Lt1を算出し、検出領域Bの直径Dを減算することで第1ブレード厚Th1を算出する。同様にして、回転速度検出装置12は、第2ブレードBL2がブレード通過時間ΔTt2で移動する通過距離Lt2を算出し、検出領域Bの直径Dを減算することで第2ブレード厚Th2を算出する。
回転速度検出装置12は、第1ブレード厚Th1、第2ブレード厚Th2が所定範囲内か否か判定する。判定したブレード厚のうち一つ以上が所定範囲内でない場合、コンプレッサホイール11には、ブレード厚が設計上の寸法公差内でないブレードがあるとしてコンプレッサ9の製造に使用されない。
次に、コンプレッサホイール11の第1ブレードBL1と第2ブレードBL2との間隔である回転方向側ピッチP11と反回転方向側ピッチP12、第2ブレードBL2と第3ブレードとの間隔である回転方向側ピッチP21と反回転方向側ピッチP22、・・第(n−1)ブレードと第(n)ブレードとの間隔である回転方向側ピッチP(n−1)1と反回転方向側ピッチP(n−1)2のうち回転方向側ピッチP11と反回転方向側ピッチP12についての良品判定について説明する。
図5(b)に示すように、コンプレッサホイール11の回転方向側ピッチP11と反回転方向側ピッチP12の良品判定において、回転速度検出装置12は、第1ブレードBL1の回転方向側の側面を検出した時間T11と第2ブレードBL2の回転方向側の側面を検出した時間T21との差であるピッチ通過時間ΔTp11を算出する。加えて、回転速度検出装置12は、第1ブレードBL1の反回転方向側の側面を検出した時間T12と第2ブレードBL2の反回転方向側の側面を検出した時間T22との差であるピッチ通過時間ΔTp12を算出する。
回転速度検出装置12は、コンプレッサホイール11の検査回転速度Vcを取得し、検査回転速度Vcとピッチ通過時間ΔTp11とから第1ブレードBL1の回転方向側の側面と第2ブレードBL2の回転方向側の側面との回転方向側ピッチP11を算出し、検査回転速度Vcとピッチ通過時間ΔTp12とから第1ブレードBL1の反回転方向側の側面と第2ブレードBL2の反回転方向側の側面との反回転方向側ピッチP12を算出する。
回転速度検出装置12は、回転方向側ピッチP11、反回転方向側ピッチP12が所定範囲内か否か判定する。判定したブレードの回転方向側ピッチまたは反回転方向側ピッチのうち一つ以上が所定範囲内でない場合、コンプレッサホイール11は、ブレード厚またはブレードピッチの少なくとも一つが設計上の寸法公差内でないとしてコンプレッサ9の製造に使用されない。また、判定したブレードの回転方向側ピッチおよび反回転方向側ピッチの全てが所定範囲内であるが回転変動が生じている場合、コンプレッサホイール11は、回転バランスが取れていないとしてバランス補正がされている。
このようにして、コンプレッサ9の製造段階の検査工程において、回転速度検出装置12は、コンプレッサホイール11の各ブレードの回転方向側の側面が検出部13を通過してから反回転方向側の側面が検出部13を通過するまでの時間を検出することでコンプレッサホイール11の各ブレードのブレード厚およびブレードピッチが所定範囲内の寸法で形成されているか否かの判定に用いられている。これにより、コンプレッサ9またはタービン6のブレードの回転速度と厚さとに基づいてコンプレッサ9またはタービン6の状態を判定することができる。
次に、図6から図8を用いて、コンプレッサ9の運転段階での回転速度検出装置12の検出信号を用いたコンプレッサホイール11の自己故障診断による異常判定について説明する。なお、コンプレッサホイール11は、運転段階において各ブレードのブレード厚およびブレードピッチが所定範囲内の寸法で形成され、その寸法が回転速度検出装置12に設定されているものとする。また、コンプレッサホイール11の異常判定は、コンプレッサホイール11に形成されている第1ブレードBL1から第nブレードBL(n)までの全てについて行われるが、同様の態様であるため第1ブレードBL1の第1ブレード厚Th1および第1ブレードBL1と第2ブレードBL2との回転方向側ピッチP11、反回転方向側ピッチP12についての異常判定について説明する。
回転速度検出装置12は、第1ブレードBL1と第2ブレードBL2とのピッチ通過時間ΔTp11と回転方向側ピッチP11とから回転方向側ピッチP11の第1瞬時回転速度Vp11(以下、単に前側第1瞬時回転速度Vp11と記す)を算出し、ピッチ通過時間ΔTp12と反回転方向側ピッチP12とから反回転方向側ピッチP12の第2瞬時回転速度Vp12(以下、単に後側第2瞬時回転速度Vp12と記す)とを算出する。そして、回転速度検出装置12は、第1瞬時回転速度Vp11と第2瞬時回転速度Vp12との差(または割合)からコンプレッサ9の異常、コンプレッサ9の交換時期を判定する。また、回転速度検出装置12は、第1ブレードBL1のブレード通過時間ΔTt1、第1瞬時回転速度Vp11および検出領域Bの直径Dから第1ブレード厚Th1を算出し、第2ブレードBL2のブレード通過時間ΔTt2、第2瞬時回転速度Vp12および検出領域Bの直径Dから第2ブレード厚Th2を算出する。そして、回転速度検出装置12は、第1ブレード厚Th1および第2ブレード厚Th2からコンプレッサ9の異常やコンプレッサ9の交換時期を判定する。
次に、本発明に係る回転速度検出装置12における運転段階での検出信号を用いたコンプレッサホイール11の異常判定について具体的に説明する。なお、本実施形態において、回転速度検出装置12は、第1ブレードBL1の回転方向側の側面が検出領域Bの反回転方向側に進入した時間T11、第1ブレードBL1の反回転方向側の側面が検出領域Bの回転方向側から抜けた時間T12、第2ブレードBL2の回転方向側の側面が検出領域Bの反回転方向側に進入した時間T21、第2ブレードBL2の反回転方向側の側面が検出領域Bの回転方向側から抜けた時間T22を取得しているものとする。
図6に示すように、ステップS110において、回転速度検出装置12は、検出した時間T11と時間T21とからピッチ通過時間ΔTp11を算出し、検出した時間T12と時間T22とからピッチ通過時間ΔTp12を算出し、ステップをステップS120に移行させる。
ステップS120において、回転速度検出装置12は、算出したピッチ通過時間ΔTp11と設定されている第1ブレードBL1と第2ブレードBL2との回転方向側ピッチP11とから第1瞬時回転速度Vp11を算出し、算出したピッチ通過時間ΔTp12と設定されている第1ブレードBL1と第2ブレードBL2との反回転方向側ピッチP12とから第2瞬時回転速度Vp12を算出し、ステップをステップS130に移行させる。
ステップS130において、回転速度検出装置12は、算出した第1瞬時回転速度Vp11と第2瞬時回転速度Vp12との差の絶対値が第1基準値δ1未満か否か判断する。ここで、第1基準値δ1とは、コンプレッサホイール11の経年劣化と判断される寸法をいう。
その結果、算出した第1瞬時回転速度Vp11と第2瞬時回転速度Vp12との差の絶対値が第1基準値δ1未満であると判定した場合、回転速度検出装置12はステップをステップS200に移行させる。
一方、算出した第1瞬時回転速度Vp11と第2瞬時回転速度Vp12との差の絶対値が第1基準値δ1未満でないと判定した場合、回転速度検出装置12はステップをステップS400に移行させる。
ステップS200において、回転速度検出装置12は、ブレード厚判定制御Aを開始し、ステップをステップ210に移行させる(図7参照)。
ステップS400において、回転速度検出装置12は、ブレードピッチ判定制御Bを開始し、ステップをステップ410に移行させる(図8参照)。
図7に示すように、ステップS210において、回転速度検出装置12は、検出した時間T11と時間T12とからブレード通過時間ΔTt1を算出し、ステップをステップS220に移行させる。
ステップS220において、回転速度検出装置12は、算出した第1瞬時回転速度Vp11と、同様にして算出した第2ブレードBL2と第3ブレードとの回転方向側ピッチP21とから算出されている第1瞬時回転速度Vp21と、・・・第(n−1)ブレードと第nブレードとの回転方向側ピッチP(n−1)1とから算出されている第1瞬時回転速度Vp(n−1)1とから平均回転速度V1を算出し、ステップをステップS230に移行する。
ステップS230において、回転速度検出装置12は、算出した平均回転速度V1とブレード通過時間ΔTt1とから第1ブレード厚Th1を算出し、ステップをステップS240に移行させる。
ステップS240において、回転速度検出装置12は、算出した第1ブレード厚Th1が基準厚σ未満か否か判断する。ここで、基準厚σとは、コンプレッサホイール11の設計上の寸法公差をいう。
その結果、算出した第1ブレード厚Th1が基準厚σ未満であると判定した場合、回転速度検出装置12はステップをステップS250に移行させる。
一方、算出した第1ブレード厚Th1が基準厚σ未満でないと判定した場合、回転速度検出装置12はステップをステップS350に移行させる。
ステップS250において、回転速度検出装置12は、コンプレッサ回転速度マップM1から取得したエンジン20の回転速度Nと出力トルクTqとに基づいてコンプレッサ9の目標回転速度Vtを算出し、コンプレッサ9の目標回転速度Vtと平均回転速度V1との差の絶対値が許容速度差λ未満か否か判断する。ここで、許容速度差λとは、コンプレッサ9の経年劣化と判断される速度誤差をいう。
その結果、算出したコンプレッサ9の目標回転速度Vtと平均回転速度V1との差の絶対値が許容速度差λ未満であると判定した場合、回転速度検出装置12はブレード厚判定制御Aを終了し、ステップをステップS110に移行させる。
一方、コンプレッサ9の目標回転速度Vtと平均回転速度V1との差の絶対値が許容速度差λ未満でないと判定した場合、回転速度検出装置12はステップをステップS360に移行させる。
ステップS350において、回転速度検出装置12は、コンプレッサ9(ターボ6)の異常であると判断してその旨の信号を出力してブレード厚判定制御Aを終了し、ステップをステップS110に移行させる。
ステップS360において、回転速度検出装置12は、コンプレッサ9(ターボ6)の交換時期であると判断してその旨の信号を出力してブレード厚判定制御Aを終了し、ステップをステップS110に移行させる。
図8に示すとおり、ステップS410において、回転速度検出装置12は、算出した第1瞬時回転速度Vp11と第2瞬時回転速度Vp12との差の絶対値が第1基準値δ1以上第2基準値δ2未満か否か判断する。ここで、第2基準値δ2とは、コンプレッサホイール11の設計上の寸法公差をいう。
その結果、算出した第1瞬時回転速度Vp11と第2瞬時回転速度Vp12との差の絶対値が第1基準値δ1以上第2基準値δ2未満であると判定した場合、回転速度検出装置12はステップをステップS420に移行させる。
一方、算出した第1瞬時回転速度Vp11と第2瞬時回転速度Vp12との差の絶対値が第1基準値δ1以上第2基準値δ2未満でないと判定した場合、回転速度検出装置12はステップをステップS520に移行させる。
ステップS420において、回転速度検出装置12は、コンプレッサ9(ターボ6)の交換時期であると判断してその旨の信号を出力してブレードピッチ判定制御Bを終了し、ステップをステップS110に移行させる。
ステップS520において、回転速度検出装置12は、コンプレッサ9(ターボ6)の異常であると判断してその旨の信号を出力してブレードピッチ判定制御Bを終了し、ステップをステップS110に移行させる。
以上の如く構成することで、回転速度検出装置12は、第1ブレードBL1の回転方向側の側面を基準として算出した第1瞬時回転速度Vp11と反回転方向側の側面を基準として算出した第2瞬時回転速度Vp12との対比を行う。これにより、コンプレッサ9(タービン6)の第1瞬時回転速度Vp11、第2瞬時回転速度Vp12および第1ブレード厚Th1に基づいてコンプレッサ9(タービン6)の状態を判定することができる。
また、本発明に係る回転速度検出装置12における運転段階での検出信号である第1ブレードBL1と第2ブレードBL2との第1瞬時回転速度Vp11と第2瞬時回転速度Vp12とを算出することでコンプレッサ9の速度変動がより精度よく把握される。これにより、エンジン20の制御において、第1瞬時回転速度Vp11と第2瞬時回転速度Vp12とをフィードバックしてエンジン20の燃料噴射弁21、吸気弁22、排気弁23およびEGR弁24の開度等の制御を行うことによりエンジン20の負荷の変化に精度よく対応して排気のばらつきを低減し、負荷に応じた適切な状態にエンジン20を制御することができる。
さらに、エンジン20の質量に比べて十分に小さい質量のコンプレッサ9は、燃料噴射量が変動した際にコンプレッサ9の平均回転速度V1がエンジン20の回転速度Nよりも感度よく変動する。従って、平均回転速度V1に基づいて、燃料の微小噴射により変動したエンジン20の回転速度Nから燃料噴射量を補正する噴射量補正を実施することができる。具体的には、図10に示すように、ECU25は、エンジン回転速度検出センサ16が検出するエンジン20の回転速度Nに加えて回転速度検出装置12から取得した平均回転速度V1から目標開弁時間TQtでの実燃料噴射量Q1を算出する。そして、ECU25は、実燃料噴射量Q1(図10における二点鎖線)が目標噴射量Qt(図10における実線)になるように燃料噴射弁21の開弁時間TQを開弁時間TQrに補正する。これにより、質量が大きい大型のエンジン20においても、コンプレッサ9の平均回転速度V1を利用することで微小噴射による噴射量補正をより正確に行うことができる。
1 ターボチャージャ
6 タービン
7 タービンケーシング
9 コンプレッサ
10 コンプレッサケーシング
12 回転速度検出装置
13 検出部
BL1 第1ブレード

Claims (5)

  1. コンプレッサまたはタービンのケーシングに磁界のインダクタンスの変化によってブレードを検出する検出部が設けられるターボチャージャの回転速度検出装置であって、
    検出部がブレードを検出していない状態からブレードを検出した状態に切り替わった時にブレードの回転方向側の側面を検出したとみなし、検出部がブレードを検出している状態からブレードを検出していない状態に切り替わった時にブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなす回転速度検出装置。
  2. 一のブレードの回転方向側の側面を検出してから反回転方向側の側面を検出したとみなすまでの時間に基づいて前記ブレードのブレード厚を算出し、算出したブレード厚が所定範囲内か否か判定する請求項1に記載の回転速度検出装置。
  3. 第1のブレードの回転方向側の側面を検出したとみなしてから第2のブレードの回転方向側の側面を検出したとみなすまでの時間と、第1のブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなしてから第2のブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなすまでの時間と、の差または比率が所定値以上である場合、検出部に異常が発生していると判定する請求項1または請求項2に記載の回転速度検出装置。
  4. 前記第1のブレードの回転方向側の側面を検出したとみなしてから前記第2のブレードの回転方向側の側面を検出したとみなすまでの時間から第1瞬時回転速度を算出し、
    第1のブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなしてから第2のブレードの反回転方向側の側面を検出したとみなすまでの時間から第2瞬時回転速度を算出し、
    第1瞬時回転速度と第2瞬時回転速度とから前記ターボチャージャの自己故障診断を行い、エンジンの燃料噴射弁、吸気弁および排気弁の開閉を制御するために第1瞬時回転速度と第2瞬時回転速度とについての信号をエンジンの制御装置に送信する請求項3に記載の回転速度検出装置。
  5. 前記第1瞬時回転速度または前記第2瞬時回転速度に基づいて平均回転速度を算出し、任意の目標噴射量に基づいて燃料を噴射した際の実燃料噴射量を算出するために平均回転速度の変化量についての信号を前記エンジンの制御装置に送信する請求項4に記載の回転速度検出装置。
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