JP2016089781A - スタータの寿命評価方法 - Google Patents

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浩司 夏目
則夫 砂川
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則夫 砂川
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義久 岸本
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Abstract

【課題】スタータの寿命を従来よりも高い精度で評価することができるスタータの寿命評価方法を提供する。
【解決手段】スタータ6の作動時間と第1マップデータとから時間係数を決定し、エンジン5の油温又は水温と第2マップデータとから温度に係る負荷係数を決定し、スタータ6の作動中にスタータ6に流れる電流の積算値と第3マップデータとから電流に係る負荷係数を決定し、時間係数と温度に係る負荷係数及び電流に係る負荷係数の少なくとも一方との乗算値からなる実効作動数を求めることをスタータ6の作動毎に行って、それら実効作動数の積算値である実効作動回数を求めて判定値と比較し、判定値以上である場合には寿命限界であると判定する。
【選択図】図2

Description

本発明はスタータの寿命評価方法に関し、更に詳しくは、スタータの寿命を従来よりも高い精度で評価することができるスタータの寿命評価方法に関する。
近年、自動車のエンジンには、燃費の節減及び排ガスによる環境悪化の防止の観点から、停車時においてエンジンを自動停止し、かつ発車時にエンジンを自動で再始動させる、いわゆるアイドリングストップ機構が搭載されるようになっている。具体的には、エンジンの停止要求が発せられたときにはエンジンへの燃料供給を停止する一方で、エンジンの再始動要求が発せられたときは、燃料供給を再開してスタータでエンジンを再始動させることが自動的に行われるようになっている。
従って、アイドリングストップ機構を搭載しない場合に比べて、スタータの作動回数が極めて多くなって負荷が増大するため、スタータの寿命を評価することが重要になっている。
従来は、スタータの作動回数の積算値や作動時間の積算値が、予め設定された判定値に達したときをスタータの寿命限界であると判定していた(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、エンジンの油温や水温などの状態によっては、クランキング時にスタータに加わる負荷が変化するため、上記の特許文献1のような判定方法では、スタータの寿命を正確に評価することができないという問題があった。
特開2001−263210号公報
本発明の目的は、スタータの寿命を従来よりも高い精度で評価することができるスタータの寿命評価方法を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明のスタータの寿命評価方法は、エンジンをクランキングして始動させるスタータの寿命評価方法であって、前記スタータの作動時間と予め設定された第1マップデータとから時間係数を決定する第1のステップと、前記エンジンの油温又は水温と予め設定された第2マップデータとから温度に係る負荷係数を決定する第2のステップと、前記スタータの作動中に該スタータに流れる電流の積算値と予め設定された第3マップデータとから電流に係る負荷係数を決定する第3のステップと、前記時間係数と、前記温度に係る負荷係数及び前記電流に係る負荷係数の少なくとも一方との乗算値からなる実効作動数を求める第4のステップと、前記第1のステップから前記第4のステップを、前記スタータの作動毎に行って前記実効作動数の積算値である実効作動回数を求める第5のステップと、前記実効作動回数を予め設定された判定値と比較して、該実効作動回数が前記判定値以上である場合には前記スタータの寿命限界であると判定する第6のステップとからなることを特徴とするものである。
本発明のスタータの寿命評価方法によれば、実際のエンジンの状態に応じたスタータに加わる負荷の変化を反映した実効的な作動回数に基づいて、スタータの寿命を評価するようにしたので、スタータの寿命を従来よりも高い精度で評価することができる。
ディーゼルエンジンのアイドリングストップシステムの構成図である。 本発明の実施形態からなるスタータの寿命評価方法を説明するフロー図である。 時間係数を求めるマップデータの例である。 油温に係る負荷係数を求めるマップデータの例である。 スタータに流れる電流の積算値を説明するグラフである。 電流に係る負荷係数を求めるマップデータの例である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、エンジンのアイドリングストップシステムを示す。
このエンジンのアイドリングストップシステム(以下、単に「アイドリングストップシステム」という。)は、エンジン本体1のクランク軸2の回りにフライホイール3を介して接続されたリングギア4と、そのリングギア4を通じてエンジン5をクランキングするスタータ6と、制御手段であるECU7とから主に構成されている。
スタータ5は、リングギア4に噛合可能なピニオン8と、そのピニオン8を回転駆動するモータ9とから主に構成されている。モータ9は鉛バッテリ10を電源としている。また、モータ9の回転軸11は、アクチュエータ(図示せず)によってリングギア4に向けて伸縮可能になっている。
エンジン本体1では、コモンレール12内で蓄圧された燃料が、インジェクタ13を通じて複数の気筒14(この例では4個)内の圧縮空気中に噴射されて燃焼・膨張することで、ピストン15をシリンダ16内で上下動させてクランク軸2を回転駆動する。
ECU7は、エンジン5の停止要求が発生したときには、インジェクタ13からの燃料噴射を停止する一方で、エンジン5の再始動要求が発生したときには、スタータ5を作動させる。スタータ5が作動すると、モータ9が起動してピニオン8が回転駆動され、アクチュエータにより回転軸11が伸長してピニオン8がリングギア4に噛合することでエンジン5がクランキングされる。
なお、エンジン5の停止要求は、例えば、車速や鉛バッテリ10の電圧などの項目のうちのいくつかが、所定の条件を満たしたときに発せられる。また、エンジン5の再始動要求は、例えば、ギアの位置やクラッチペダルの状態などが、所定の条件を満たしたときに発せられる。
そして、このアイドリングストップシステムでは、エンジン本体1にエンジンオイルの温度を測定する油温計17が設置されている。また、鉛バッテリ10からモータ9へ流れる電流を測定する電流計18が設置されている。それらの油温計17及び電流計18は、ECU7に信号線(一点鎖線で示す)を通じて接続している。
このようなアイドリングストップシステムにおけるスタータ6の寿命評価方法(以下、「寿命評価方法」という。)を、ECU7の機能として図2〜6に基づいて以下に説明する。
まずECU7は、スタータ6の作動回数を示す制御変数n(自然数)を初期化する(S10)。次に、再始動要求が発せられたか否かを判定し(S20)、再始動要求が発せられた場合には、制御変数を1だけ増分する(S30)とともに、スタータ6を作動させてエンジン5をクランキングする(S40)。次に、エンジン5が再始動したか否かを判定し(S50)、エンジン5が再始動した場合にはスタータ6を停止して、その作動時間を入力する(S60)。そして、入力した作動時間と実験等により予め設定された第1マップデータとから、時間係数H(n)を決定する(S70)。
図3に第1マップデータの例を示す。この例では、時間係数は作動時間に対して正の相関を有しており、作動時間が10秒のときに時間係数が1となるように設定されている。
次にECU7は、油温計17の測定値(油温)を入力して(S80)、入力した油温と実験等により予め設定された第2マップデータとから、温度に係る負荷係数T(n)を決定する(S90)。
図4に第2マップデータの例を示す。この例では、温度に係る負荷係数は油温に対して負の相関を有しており、油温が20℃のときに負荷係数が1となるように設定されている。
続いてECU7は、電流計18の測定値を入力して、スタータ6の作動時間内における電流積算値(図5を参照)を算出する(S100)。そして、算出した電流積算値と実験等により予め設定された第3マップデータとから、電流に係る負荷係数A(n)を決定する(S110)。
図6に第3マップデータの例を示す。この例では、電流に係る負荷係数は電流積算値に対して正の相関を有している。
そしてECU7は、実効作動数S(n)を算出する(S120)。この実効作動数S(n)は、時間係数H(n)と、温度に係る負荷係数T(n)及び電流に係る負荷係数A(n)の少なくとも一方とを乗算した乗算値として得られる。
実効作動数S(n)の算出において、温度に係る負荷係数T(n)及び電流に係る負荷係数A(n)のいずれか、又は両方を選択するかについては、エンジン5やスタータ6の仕様により適宜決定されるが、寿命評価の精度の観点からは電流に係る負荷係数A(n)のみを選択することが、実機への適用性の観点からは温度に係る負荷係数T(n)のみを選択することが、それぞれ好ましい。
最後にECU7は、実効作動数S(n)の積算値である実効作動回数X(n)を算出し(S130)、その実効作動回数X(n)を予め設定された判定値Yと比較する(S140)。
実効作動回数X(n)が判定値Y未満である場合には、ステップ20へ戻って次回のスタータ6の作動を待つ一方で、判定値Y以上である場合には、スタータ6が寿命限界に至ったと判断する。
このように、実際のエンジン5の状態に応じて変化するスタータ6に加わる負荷を反映した実効的な作動回数に基づいて、スタータ6の寿命を評価するようにしたので、スタータ6の寿命を従来よりも高い精度で評価することができるのである。
上記の実施形態からなる寿命評価方法においては、エンジンオイルの油温の代わりに、エンジン冷却水の温度(水温)を用いることができる。そのようにすることで、既設の水温計を利用して効率化を図ることができる。なお、水温を用いる場合には、温度に係る負荷係数の決定に用いる第2マップデータを変更する必要がある。
また、上記の実施形態からなる寿命評価方法では、アイドリングの再始動時におけるスタータ6の作動を対象としているが、車両の停車時におけるイグニッションスイッチによるスタータ6の作動も含まれることは言うまでもない。
1 エンジン本体
2 クランク軸
5 エンジン
6 スタータ
7 ECU
9 モータ
11 回転軸
13 インジェクタ
17 油温計
18 電流計

Claims (1)

  1. エンジンをクランキングして始動させるスタータの寿命評価方法であって、
    前記スタータの作動時間と予め設定された第1マップデータとから時間係数を決定する第1のステップと、
    前記エンジンの油温又は水温と予め設定された第2マップデータとから温度に係る負荷係数を決定する第2のステップと、
    前記スタータの作動中に該スタータに流れる電流の積算値と予め設定された第3マップデータとから電流に係る負荷係数を決定する第3のステップと、
    前記時間係数と、前記温度に係る負荷係数及び前記電流に係る負荷係数の少なくとも一方との乗算値からなる実効作動数を求める第4のステップと、
    前記第1のステップから前記第4のステップを、前記スタータの作動毎に行って前記実効作動数の積算値である実効作動回数を求める第5のステップと、
    前記実効作動回数を予め設定された判定値と比較して、該実効作動回数が前記判定値以上である場合には前記スタータの寿命限界であると判定する第6のステップと、からなることを特徴とするスタータの寿命評価方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113902198A (zh) * 2021-10-13 2022-01-07 彩虹无线(北京)新技术有限公司 一种机油寿命预测方法、装置、电子设备和存储介质

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