JP2016088660A - 残糸処理システム及び残糸処理装置 - Google Patents

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恭規 吉田
Yasunori Yoshida
恭規 吉田
宗寂 霜
Shujaku So
宗寂 霜
敬士 平野
Keiji Hirano
敬士 平野
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Abstract

【課題】ボビン管の色の影響を受けずに、給糸ボビンの僅かな残糸を正確に検出できる残糸処理システムを提供する。
【解決手段】残糸処理システムは、残糸除去装置76と、2つの糸量検知装置72,73を含む糸量検知部と、を備える。残糸除去装置76は、残糸ボビン処理ライン8を搬送される残糸ボビン11cの残糸を除去する。糸量検知部は、互いに異なる複数の機構からなる検知機構によって、残糸ボビン11cの残糸量を段階的に検知する。糸量検知部は、残糸ボビン11cの残糸量を検知する透過型の光電センサ21,22を含む。光電センサ21,22は、投光器23,25及び受光器24,26を備える。また、残糸処理システムは、投光器23,25が照射する光を規制するスリット35,37が形成されたハウジング31,33を備えるとともに、受光器24,26に入射する光を規制するスリット36,38が形成されたハウジング32,34を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、主として、給糸ボビンの残糸を除去する残糸処理システムに関する。
従来から、精紡機と自動ワインダを一体化した構成の精紡ワインダが知られている。精紡ワインダは、精紡機と自動ワインダの間で給糸ボビンを搬送するためのボビン搬送路を備える。
この精紡ワインダにおいて、精紡機は紡績糸を生成してボビン管に巻き付けて給糸ボビンとする。この給糸ボビンはボビン搬送路を経由して自動ワインダに搬送される。
自動ワインダは、給糸ボビンから紡績糸を解舒し、紡績糸の欠陥を監視して、欠陥が検出された場合には除去しながら巻き取り、パッケージを形成する。給糸ボビンから全ての紡績糸が解舒されると、自動ワインダは、糸が巻かれていない状態となった給糸ボビンを排出する。当該給糸ボビンはボビン搬送路を経由して精紡機側へ戻される。
ところで、自動ワインダは、紡績糸が全て解舒された給糸ボビンだけでなく、何らかの理由で紡績糸の解舒ができない給糸ボビンや、巻取りの途中で解舒ができなくなった給糸ボビンも、ボビン搬送路に排出するように構成されている。従って、自動ワインダから戻される給糸ボビンに糸が残っている場合がある。給糸ボビンに所定量以上の糸が残されている場合は、自動ワインダに再び搬送して紡績糸の解舒を試みることが、紡績糸の無駄を避けるために好ましい。しかし、自動ワインダで再巻取りができない程のごく僅かな量の糸しか給糸ボビンに残されていない場合がある。
給糸ボビンに糸が残されていると精紡機で糸を巻き付けることができないので、上記のようにごく僅かな量の糸しか残されていない給糸ボビンについては、糸を取り除く必要がある。このため、給糸ボビンに残された残糸を取り除く残糸処理システムが提案されている。
特許文献1に開示されるボビン搬送システムには、残糸処理装置が配置されている。この残糸処理装置は、ボビンに巻装された状態で残った糸(残糸)を廃棄処分にすることができる。また、特許文献1のボビン搬送システムは糸量検知装置及び残糸検知装置を備える。糸量検知装置及び残糸検知装置は、ボビンに対して回動可能に配置されたアームの回動位置を検出し、この回動位置に基づいて、ボビンに巻装されている糸の量を検知する。これらの検知装置により極少残糸ボビンであると判断されると、残糸処理装置によって残糸が取り除かれる。
特許文献2は、残糸除去装置を開示する。この残糸除去装置は、発光素子と受光素子とが隣接して配置された反射型の光学センサである糸量センサを備える。この糸量センサにより、残糸の量が所定量より少ないと判定されると、残糸除去装置による残糸の抜取りが行われる。
特許文献3は、給糸ボビンの残糸除去に関するものではないが、精紡機において糸を一時的に貯留する貯留ローラの表面に残存するごく少量の糸を検出するために、発光素子と受光素子とを備えた反射型フォトセンサからなる糸検出センサを備える構成を開示する。
特開2011−251815号公報 特開2013−067453号公報 特開2011−157196号公報
特許文献1のボビン搬送システムにおける糸量検知装置及び残糸検知装置は、アームを給糸ボビンに接触させて糸を検知する構成である。このため、給糸ボビンの残糸が極少量である場合に正確に検出することが難しかった。
一方、特許文献2は、反射型の光学センサを備えることで、ごく少量の糸を検出している。しかし、この構成は、発光素子から照射された光を給糸ボビンの表面で反射させて検出するため、ボビン管の色の影響を受け易く、様々な色のボビン管が混在して用いられる場合において確実な検出が困難になっていた。なお、この課題は、特許文献3の糸検出センサを給糸ボビンの残糸検出に用いた場合でも同様に生じると考えられる。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、ボビン管の色の影響を受けずに、給糸ボビンの僅かな残糸を正確に検出できる残糸処理システムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の残糸処理システムが提供される。即ち、この残糸処理システムは、残糸除去部と、糸量検知部と、を備える。前記残糸除去部は、処理ラインを搬送される給糸ボビンの残糸を除去する。前記糸量検知部は、互いに異なる複数の機構からなる検知機構によって、前記給糸ボビンの残糸量を段階的に検知する。前記糸量検知部は、前記給糸ボビンの残糸量を検知する透過型の光電センサを含む。前記光電センサは、残糸量が検知されるときの前記給糸ボビンの位置である検知位置を挟んで配置された投光器と受光器とを備える。この残糸処理システムは、前記投光器と前記検知位置の間に配置され、前記投光器から照射された光を規制する投光側規制部、及び、前記受光器と前記検知位置の間に配置され、前記受光器に入射する光を規制する受光側規制部のうち少なくとも何れか一方を備える。
これにより、複数の段階に分けて給糸ボビンの残糸量を検知できるため、給糸ボビンの残糸を除去すべきか否かを正確にかつ効率良く判定することができる。また、糸量検知部において、透過型の光電センサで給糸ボビンの糸量を検知するため、給糸ボビンのボビン管の色変化の影響(反射率の変化の影響)を受けずに検知作業を行うことができる。更に、光電センサの投光側及び受光側のうち少なくとも一方で光が規制されるので、給糸ボビンにごく僅かな糸が残されているか否かを光電センサによって正確に検知することができる。
前記の残糸処理システムにおいては、前記投光側規制部及び前記受光側規制部の両方が備えられていることが好ましい。
これにより、投光側と受光側の両方で光を規制した状態で光電センサの検知が行われるので、給糸ボビンにごく僅かな糸が残されているか否かを光電センサによって一層正確に検知することができる。
前記の残糸処理システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この残糸処理システムは、前記投光側規制部を備える。前記投光側規制部には、給糸ボビンのボビン管の長手方向と平行に伸びるスリットが形成されている。
これにより、光電センサの投光器から照射された光は、スリットにより、給糸ボビンのボビン管の長手方向に垂直な向きで狭められる。従って、給糸ボビンにごく僅かな糸が残されているか否かを光電センサによって一層正確に検知することができる。
前記の残糸処理システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記検知機構は、糸検知機構と、糸量検知機構と、を含む。前記糸検知機構は、糸の有無を検知する。前記糸量検知機構は、前記糸検知機構で糸の有無が検知された給糸ボビンの糸量を検知する。前記光電センサは前記糸量検知機構に備えられる。
これにより、糸検知機構において残糸があると判定された給糸ボビンのみについて、糸量検知機構で糸量を検知する構成が実現される。このような段階的な検知により、残糸を除去すべきか否かの判定を正確かつ迅速に行うことができる。
前記の残糸処理システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記検知機構は、糸検知機構と、第1糸量検知機構と、第2糸量検知機構と、を含む。前記糸検知機構は、給糸ボビンの糸の有無を検知する。前記第1糸量検知機構は、前記糸検知機構で糸の有無が検知された給糸ボビンを移動させながら糸量を検知する。前記第2糸量検知機構は、前記第1糸量検知機構で糸量が検知された給糸ボビンを停止させて糸量を検知する。前記光電センサは前記第2糸量検知機構に備えられる。
これにより、糸検知機構において紡績糸があると判定された給糸ボビンのみについて、第1糸量検知機構で給糸ボビンを移動させながら糸量の検知を行い、第1糸量検知機構によって残糸の量が所定量未満であると判定された給糸ボビンのみについて、第2糸量検知機構で給糸ボビンを停止させて詳細に糸量を検知する構成が実現される。このような段階的な検知により、残糸を除去すべきかどうかの判定を正確かつ迅速に行うことができる。
前記の残糸処理システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記糸検知機構は、給糸ボビンの糸の有無の検知に用いられる第1接触部を備える。前記第1糸量検知機構は、給糸ボビンの糸量の検知に用いられる第2接触部を備える。
これにより、糸検知機構及び第1糸量検知機構においては、給糸ボビンに接触部を接触させることで残糸の有無や残糸の量を検知するので、簡素な構成で一定の検知精度を実現することができる。
前記の残糸処理システムにおいては、前記投光側規制部の位置を調整することができる投光側調整部、及び、前記受光側規制部の位置を調節することができる受光側調整部の少なくとも何れか一方を備えることが好ましい。
これにより、例えば給糸ボビンの種類の変化に応じて最適な位置に投光側調整部や前記受光側規制部を配置することができる。
前記の残糸処理システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この残糸処理システムは、自動ワインダとリング精紡機との間で給糸ボビンを搬送する搬送装置に配置される。前記残糸除去部は、前記自動ワインダから排出された給糸ボビンの残糸を除去可能に構成されている。
これにより、残糸の付いた給糸ボビンがリング精紡機に流れることを防止できる。
前記の残糸処理システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記糸量検知部は、前記光電センサを複数備える。それぞれの光電センサは、前記投光側規制部及び前記受光側規制部のうち少なくとも何れか一方を備える。
これにより、給糸ボビンの互いに異なる場所を、光が規制された光電センサで検知できるので、ごく僅かな量の残糸を精度良く検出することができる。
前記の残糸処理システムにおいては、それぞれの前記光電センサが備える前記投光側規制部又は前記受光側規制部は、光電センサごとに独立して位置を調整できることが好ましい。
これにより、それぞれの光電センサの光を柔軟に調整することができる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成の残糸処理装置が提供される。即ち、この残糸処理装置は、残糸除去部と、糸量検出部と、を備える。前記残糸除去部は、給糸ボビンの残糸を除去する。前記糸量検出部は、互いに異なる複数の機構からなる検知機構によって、前記給糸ボビンの残糸量を段階的に検知する。前記糸量検出部は、前記給糸ボビンの残糸量を検知する透過型の光電センサを含む。前記光電センサは、残糸量が検知されるときの前記給糸ボビンの位置である検知位置を挟んで配置された投光器と受光器とを備える。この残糸処理装置は、前記投光器と前記検知位置の間に配置され、前記投光器から照射された光を規制する投光側規制部、及び、前記受光器に入射する光を規制する受光側規制部のうち少なくとも何れか一方を備える。
これにより、複数の段階に分けて給糸ボビンの残糸量を検知できるため、給糸ボビンの残糸を除去すべきか否かを正確にかつ効率良く判定することができる。また、糸量検出部において、透過型の光電センサで給糸ボビンの糸量を検知するため、給糸ボビンのボビン管の色変化の影響(反射率の変化の影響)を受けずに残糸量を検知することができる。更に、光電センサの投光側及び受光側のうち少なくとも一方で光が規制されるので、給糸ボビンにごく僅かな糸が残されているか否かを光電センサによって正確に検知することができる。
本発明の一実施形態に係る残糸処理システムを備えた自動ワインダの全体的な構成を示す平面図。 給糸ボビン及び搬送トレイを示す斜視図。 第1糸量検知装置において、給糸ボビンの残糸を検知している様子を示す図。 ボビンストリッパーに備えられる第2糸量検知装置及び第3糸量検知装置を示す斜視図。 第2糸量検知装置及び第3糸量検知装置を示す平面図。 残糸除去装置の残糸処理を説明する正面図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る残糸処理システム7を備えた精紡ワインダ1の全体的な構成を示す平面図である。図2は、給糸ボビン11及び搬送トレイ12を示す斜視図である。
図1に示すように、精紡ワインダ1は、精紡機2と、自動ワインダ3と、ボビン搬送装置(搬送経路)4と、を備えている。
図1に示すように、精紡ワインダ1は、給糸ボビン11をセットした搬送トレイ12を搬送するためのボビン搬送路5を備える。ボビン搬送路5は、精紡機2と、自動ワインダ3と、を接続するとともに、ループ状に構成されており、搬送トレイ12は給糸ボビン11を載せた状態でボビン搬送路5内を循環するように構成されている。なお、以下の説明では、ボビン搬送路5における給糸ボビン11の流れに注目して、給糸ボビン11の搬送方向上流側を単に「上流側」と、搬送方向下流側を単に「下流側」と、それぞれ称することがある。
まず、ボビン搬送路5で搬送される給糸ボビン11及び搬送トレイ12について説明する。図2は、本実施形態の精紡ワインダ1で用いられる給糸ボビン11及び搬送トレイ12の斜視図である。
図2(a)に示すように、搬送トレイ12は、略円板状に形成されたベース部12aと、ベース部12aから垂直に突出する棒状のボビン差込部12bと、を備える。この搬送トレイ12は、ボビン差込部12bが突出する方向が上を向いた状態で、ボビン搬送路5に沿って移動する。また、搬送トレイ12には、上下方向に貫通した貫通孔12cが形成されている。
図2(b)に示すように、給糸ボビン11のボビン管13は細長い筒状に構成されており、その内部に、搬送トレイ12のボビン差込部12bを挿入することができる。これにより、給糸ボビン11は、その長手方向を垂直に向けた状態で搬送トレイ12にセットされ、ボビン搬送路5に沿って搬送することができる。
なお、以下の説明では、図2(b)に示すように紡績糸が全く巻かれていない給糸ボビンを空ボビン11aと呼び、図2(c)のように紡績糸が所定長だけ巻かれた給糸ボビンを実ボビン11bと呼ぶことがある。また、実ボビン11bから紡績糸が一部解舒された図2(d)のような状態の給糸ボビンを残糸ボビン11cと呼ぶことがある。
次に、図1等を参照して、精紡ワインダ1を構成する精紡機2及び自動ワインダ3について説明する。
精紡機2は、前工程の粗紡機で生成された粗糸に撚りを加えて紡績するリング精紡機である。精紡機2は、並べて配置された複数の精紡ユニット(図略)を備える。それぞれの精紡ユニットは、供給される空ボビン11aに紡績糸を巻き付けて実ボビン11bとし、この実ボビン11bを排出する。精紡機2は、ボビン搬送装置4から空ボビン11aを受け取り、ボビン搬送装置4へ実ボビン11bを送り出す。
自動ワインダ3は、並べて配置された複数のワインダユニット(図略)を備える。それぞれのワインダユニットは、ボビン搬送装置4から供給された給糸ボビン11から紡績糸を解舒して欠陥を監視し、欠陥が検出された場合には除去しながら、当該紡績糸を巻き取って所定長のパッケージを形成する。自動ワインダ3によって紡績糸がすべて解舒された給糸ボビン11は、ボビン搬送装置4へ排出される。
以上のように構成された精紡ワインダ1において、精紡機2によって紡績糸を巻き付けられた実ボビン11bが自動ワインダ3に供給され、自動ワインダ3によって紡績糸が解舒された空ボビン11aが精紡機2に供給される。これにより、精紡機2と自動ワインダ3の間で給糸ボビン11を循環させながら、糸の紡績からパッケージの形成までの一連の工程を精紡ワインダ1で完結させることができる。
次に、ボビン搬送装置4の構成について説明する。
ボビン搬送装置4には、給糸ボビン11を搬送するためのボビン搬送路5が形成されている。ボビン搬送装置4は、図略のコンベア機構を備えており、搬送トレイ12に載せた給糸ボビン11を、ボビン搬送路5に沿って搬送することができる。
ボビン搬送路5は、第1搬送路51と、第2搬送路52と、再処理用ボビン搬送路53と、処理済ボビン搬送路54と、戻しボビン搬送路55と、残糸ボビン搬送路56と、滞留ボビン搬送路57と、を備える。
第1搬送路51の上流端は精紡機2に接続され、下流端は自動ワインダ3に接続されている。また、第1搬送路51の下流部分には、再処理用ボビン搬送路53の上流端が接続されている。
第1搬送路51から再処理用ボビン搬送路53が分岐する箇所のやや上流側には、第1糸端引出装置61と、第1糸端準備装置62と、第1切換装置63と、が配置されている。
第1糸端引出装置61は、図示しない引掛け部材を備える。第1糸端引出装置61は、給糸ボビン11の表層の糸端を引掛け部材で引っ掛けることで糸端を捕捉し、捕捉した糸端を給糸ボビン11から引き出すことができる。給糸ボビン11から引き出された糸は、当該給糸ボビン11のボビン管13の上端部に一時的に巻き付けられる。
第1糸端準備装置62は、図示しない適宜の吸引機構を備えている。第1糸端準備装置62は、第1糸端引出装置61でボビン管13の上端部に巻き付けられた糸端を上側に吸引することで捕捉し、捕捉した糸端を、筒状のボビン管13の内部に上側から挿入することができる。
第1糸端引出装置61及び第1糸端準備装置62により、給糸ボビン11の糸端を捕捉して引き出し、当該糸端をボビン管13の内部に入れた状態とすることができる。この結果、自動ワインダ3における糸端の引出しが容易になる。なお、以下の説明で、給糸ボビン11の糸端を解舒して当該糸端をボビン管13の内部に配置することを「口出し」と呼ぶことがある。
第1切換装置63は、上記の口出しが成功したか否かによって、給糸ボビン11の搬送先を切り換える。即ち、口出しに成功した給糸ボビン11は自動ワインダ3に搬送され、口出しできなかった給糸ボビン11は再処理用ボビン搬送路53へ搬送される。
再処理用ボビン搬送路53の下流端は、処理済ボビン搬送路54及び戻しボビン搬送路55に接続されている。処理済ボビン搬送路54は、自動ワインダ3に接続されている。再処理用ボビン搬送路53が処理済ボビン搬送路54と戻しボビン搬送路55とに分岐する箇所のやや上流側には、第2糸端引出装置64と、第2糸端準備装置65と、第2切換装置66と、が配置されている。
第2糸端引出装置64は、第1糸端引出装置61と同様の構成であり、第2糸端準備装置65は、第1糸端準備装置62と同様の構成である。この構成で、第1糸端引出装置61及び第1糸端準備装置62において口出しができずに再処理用ボビン搬送路53に搬送された給糸ボビン11に対しては、第2糸端引出装置64及び第2糸端準備装置65によって再度口出し作業が行われる。
なお、ボビン搬送路5は、第1搬送路51と再処理用ボビン搬送路53とを繋ぐように配置された滞留ボビン搬送路57を備える。滞留ボビン搬送路57の上流端は、第1糸端引出装置61よりも上流側に接続されており、滞留ボビン搬送路57の下流端は、再処理用ボビン搬送路53の第2糸端引出装置64よりも上流側に接続されている。
第1搬送路51から滞留ボビン搬送路57が分岐する箇所には滞留切換装置68が配置されている。滞留切換装置68は、第1糸端引出装置61及び第1糸端準備装置62での処理が何らかの理由で滞っているために給糸ボビン11が所定量以上滞留していることを図略のセンサで検知すると、給糸ボビン11の搬送先を滞留ボビン搬送路57に切り換えて、第2糸端引出装置64及び第2糸端準備装置65によって口出し作業を行わせる。これにより、口出し作業の効率を向上させることができる。
第2切換装置66は、第2糸端引出装置64及び第2糸端準備装置65による口出しが成功したか否かによって、給糸ボビン11の搬送先を切り換える。即ち、口出しに成功した給糸ボビン11は処理済ボビン搬送路54を経由して自動ワインダ3に搬送され、口出しできなかった給糸ボビン11は戻しボビン搬送路55へ搬送される。
第2搬送路52の上流端は自動ワインダ3に接続され、下流端は精紡機2に接続されている。また、第2搬送路52には、戻しボビン搬送路55の下流端が接続される。
第2搬送路52においては、主に、自動ワインダ3によって紡績糸が全て解舒されて空ボビン11aとなった給糸ボビン11が搬送される。しかし、第2搬送路52には、空ボビン11aだけではなく、自動ワインダ3において紡績糸の引出しに失敗した給糸ボビン11や、自動ワインダ3での巻取り中に何らかの理由で紡績糸の解舒が不可能になった給糸ボビン11や、口出しに失敗して戻しボビン搬送路55を経由して戻された給糸ボビン11等も搬送される。
以下の説明において、紡績糸が残った状態で第2搬送路52等を搬送される給糸ボビン11を、特に残糸ボビン11cと呼ぶことがある。図2(d)には、実ボビン11bの半分程度の量の紡績糸が残っている残糸ボビン11cが示されているが、残糸ボビン11cに巻き付けられている糸の量は、実際には実ボビン11bに近い場合もあればごく僅かな場合もあり、様々である。
残糸ボビン11cには紡績糸が残っているため、精紡機2によって紡績糸を巻き付けることができない。このため、第2搬送路52の下流部分には、残糸ボビン11cを搬送するための残糸ボビン搬送路56が接続されている。また、第2搬送路52から残糸ボビン搬送路56が分岐する箇所のやや上流側には、第1糸量検知装置(糸検知機構、糸量検知部)71と、第3切換装置67と、が配置されている。
そして、図1に示すように、第2搬送路52の第1糸量検知装置71から残糸ボビン搬送路56の後述のボビンストリッパー75までの区間に、残糸ボビン11cの残糸量を検知して必要に応じて残糸を取り除くための残糸ボビン処理ライン(処理ライン)8が設定されている。そして、この残糸ボビン処理ライン8に、残糸処理システム7が配置されている。
第1糸量検知装置71は、図3に示すように、回転可能に支持されたブラシ(第1接触部)81と、ブラシ81を回転させる回転装置82と、を備える。第1糸量検知装置71は、所定の位置に給糸ボビン11が搬送されたことを図略のセンサによって検知すると、回転装置82により、ブラシ81を給糸ボビン11の外周面に沿うように縦方向に回転させ、当該ブラシ81の位置を図略の回転センサによって検出する。そして、ブラシ81に糸が引っ掛からなかった場合、当該給糸ボビン11を空ボビン11aと判定し、ブラシ81に糸が引っ掛かった場合、当該給糸ボビン11を残糸ボビン11cと判定する。
第3切換装置67は、第1糸量検知装置71の判定結果に基づいて、空ボビン11aを精紡機2へ搬送し、残糸ボビン11cを残糸ボビン搬送路56へ搬送するように搬送先を切り換える。
残糸ボビン搬送路56の下流端は、第1搬送路51の上流部分に接続される。このため、残糸ボビン搬送路56に搬送された残糸ボビン11cは、第1糸端引出装置61及び第1糸端準備装置62より上流の部分から第1搬送路51に導入される形となり、第1糸端引出装置61及び第1糸端準備装置62によって再度口出し作業を行う構成となっている。
ここで、残糸ボビン搬送路56に搬送される残糸ボビン11cには、自動ワインダ3で巻取りができない程のごく僅かな量の残糸を有するものが含まれる。このような巻取不可能な残糸ボビン11cが第1搬送路51を経由して自動ワインダ3に供給されると、自動ワインダ3におけるパッケージの生産効率が低下してしまう。これを防止するために、残糸ボビン搬送路56には、残糸を取り除くためのボビンストリッパー(残糸処理装置)73が備えられている。
以下、ボビンストリッパー75を説明する。ボビンストリッパー75は、図4及び図5に示すように、第2糸量検知装置(糸量検知機構、第1糸量検知機構、糸量検知部、糸量検出部)72と、第3糸量検知装置(糸量検知機構、第2糸量検知機構、糸量検知部、糸量検出部)73と、残糸除去装置(残糸除去部)76と、を備える。
ボビンストリッパー75に対して、残糸ボビン11cは残糸ボビン搬送路56(残糸ボビン処理ライン8)を、図4においては奥から手前に向けて搬送され、図5においては右から左に向けて搬送される。なお、図4及び図5においては、説明の便宜のため、給糸ボビン11の残糸は描かれていない。
ボビンストリッパー75は、残糸ボビン搬送路56から残糸ボビン11cが供給されると、第2糸量検知装置72、第3糸量検知装置73の順で当該残糸ボビン11cの糸量を検知する。
第2糸量検知装置72は、回転軸86と、フィーラ(第2接触部)87と、を備える。
回転軸86は、上下方向に配置された丸棒状の部材であり、回転可能に支持されている。フィーラ87は、回転軸86から突出するように当該回転軸86に取り付けられた棒状部材であり、残糸ボビン11cの長手方向に沿うように上方に曲げられた接触部87aを有している。接触部87aは、上下方向に一定の長さで形成されている。回転軸86には図示しないバネが取り付けられており、このバネは、フィーラ87の接触部87aを残糸ボビン11cに接近させる方向に付勢する。また、回転軸86には図略のストッパが取り付けられている。このストッパは、ボビンストリッパー75に搬送されてくる残糸ボビン11cのボビン管13の表面に対して接触部87aが僅かな隙間を形成する位置で当該接触部87aが止まるように、バネの付勢力による回転軸86の回転を規制することができる。
第2糸量検知装置72は、回転軸86の回転を検出可能な図略のセンサを備えている。この構成で、残糸ボビン11cに巻き付けられている残糸の量が所定量以上である場合は、残糸ボビン11cが搬送される途中で当該残糸の糸層によって接触部87aが押されるので、回転軸86がバネの付勢力に抗する向きに回転し、この回転が前記センサによって検出される。
回転軸86の回転を第2糸量検知装置72が前記センサで検出した場合は、ボビンストリッパー75は、残糸ボビン11cに十分な量の糸が残っていると判断して、第3糸量検知装置73による糸量の検出、及び、残糸除去装置76による残糸処理をスキップし、直ちに残糸ボビン11cを排出する。排出された残糸ボビン11cは、残糸ボビン搬送路56から第1搬送路51へ搬送される。
このように、第2糸量検知装置72は、残糸ボビン11cが搬送されている過程で(言い換えれば、残糸ボビン11cの搬送を停止させずに)糸量を検知する。そして、残糸ボビン11cに所定量以上の糸があると第2糸量検知装置72が判断した場合には、ボビンストリッパー75は、残糸ボビン11cの搬送を止めずにそのまま下流側へ排出する。これにより、ボビンストリッパー75に残糸ボビン11cが滞留しにくくなり、処理効率を高めることができる。
第3糸量検知装置73は、残糸ボビン11cの糸量を検知するための2つの光電センサ21,22を備える。図4に示すように、光電センサ21は、投光器23と、受光器24と、を備えた透過型の光電センサとして構成されている。光電センサ22も同様に、投光器25と、受光器26と、を備えた透過型の光電センサとして構成されている。図4及び図5には、光電センサ21の光軸27と、光電センサ22の光軸28と、が示されている。2つの光電センサ21,22の光軸27,28は、互いにほぼ平行となるように配置されている。
ボビンストリッパー75は、第2糸量検知装置72において残糸ボビン11cの残糸が所定量未満であったことが検知されると、当該残糸ボビン11cを所定の位置(以下、検知位置101と呼ぶことがある)で停止させる。なお、光電センサ21が備える投光器23及び受光器24は、この検知位置101(検知位置101にある残糸ボビン11c)を間に挟むように配置される。また、光電センサ22が備える投光器25及び受光器26も同様に、検知位置101(検知位置101にある残糸ボビン11c)を間に挟むように配置される。
以下、検知位置101に停止している残糸ボビン11cと、第3糸量検知装置73が備える光電センサ21,22の光軸27,28との関係について説明する。光電センサ21,22の光軸27,28は、検知位置101に停止させた残糸ボビン11cのボビン管13の表面から僅かな距離だけ離れた部分を通過するように、その位置が予め調整されている。従って、ボビン管13にごく僅かな量でも紡績糸が巻き付けられていれば、その糸層が光電センサ21,22の光を遮ることになる。
2つの光軸27,28は、残糸ボビン11cの中心軸を挟んで配置されている。また、2つの光軸27,28は、互いに高さを異ならせるように配置されている。
この構成で、受光器24,26のうち少なくとも何れか一方が、投光器23,25から照射される光を検知できなかった場合、第3糸量検知装置73は、残糸ボビン11cが所定量以上の残糸を有すると判断する。この場合、ボビンストリッパー75は、残糸除去装置76による残糸処理をスキップし、停止していた当該残糸ボビン11cを下流側の第1搬送路51に向けて搬送する。
一方で、受光器24,26が何れも光を検知できている場合は、第3糸量検知装置73は、残糸ボビン11cが有する残糸が所定量未満であると判断する。この場合、ボビンストリッパー75は、残糸除去装置76によって残糸を取り除く。
以上のように、本実施形態の残糸処理システム7(ボビンストリッパー75)が備える第3糸量検知装置73においては、透過型の光電センサ21,22を採用し、残糸ボビン11cに巻かれている残糸が光を遮るか否かで残糸量を判断するように構成されている。従って、精紡ワインダ1においてボビン管13の色が異なる給糸ボビン11が混在して用いられても、ボビン管13の色(反射率)によって結果が左右されることなく、残糸ボビン11cの残糸を正確に検知することができる。
また、光電センサ21,22は、投光器23,25を覆うハウジング(投光側規制部)31,33をそれぞれ備えている。また、光電センサ21,22は、受光器24,26を覆うハウジング(受光側規制部)32,34をそれぞれ備えている。投光側のハウジング31,33は、投光器23,25と検知位置101との間に配置されている。また、受光側のハウジング32,34は、受光器24,26と検知位置101との間に配置されている。
投光側のハウジング31,33には、投光器23,25が照射する光を細く絞るように規制するためのスリット35,37がそれぞれ形成されている。また、受光側のハウジング32,34には、当該受光器24,26に入射する光を細く絞るように規制するためのスリット36,38がそれぞれ形成されている。これらのスリット35〜38は、それぞれ、残糸ボビン11cの長手方向に平行な長手方向を有するように細長く形成されている。
このスリット35〜38により、光電センサ21,22の検出範囲が、残糸ボビン11cの長手方向とほぼ垂直な方向で狭められる。このように細く絞られた光がボビン管13の表面のすぐ近くを通過するように構成することで、残糸ボビン11cの糸量が僅かであっても正確に検出することができる。
なお、投光器23,25及びハウジング31,33は、ブラケットやステー等の適宜の支持部材(位置変更部)41,43によって、ボビンストリッパー75を構成する第1フレーム111(図5)にそれぞれ取り付けられている。同様に、受光器24,26及びハウジング32,34は、ブラケットやステー等の適宜の支持部材(位置変更部)42,44によって、ボビンストリッパー75を構成する第2フレーム112にそれぞれ取り付けられている。
上記のハウジング31,32,33,34と支持部材41,42,43,44との固定は、縦方向又は横方向に形成された長孔にボルトを挿入して締め付けることで行われている。同様に、支持部材41〜44と第1フレーム111又は第2フレーム112との固定も同様に、縦方向又は横方向に形成された長孔にボルトを挿入して締め付けることで行われている。図4及び図5には、これらの長孔48及びボルトが描かれている。
支持部材41〜44及び長孔48により、スリット35〜38が形成されたハウジング31〜34の位置を、それぞれのハウジング31〜34ごとに独立して、光軸27,28と垂直な平面内で調整することができる。なお、ハウジング31〜34のうち何れかを移動させることにより、投光器23,25及び受光器24,26のうち何れかが同時に移動することになる。これにより、精紡ワインダ1において給糸ボビン11(ボビン管13)の種類を変更した場合でも、それに応じてスリット35〜38や光電センサ21,22の配置を柔軟に変更することができる。
残糸除去装置76は、図6に示すように、ボビン把持装置91と、ボビン固定装置94と、残糸回収装置98と、を備える。残糸除去装置76は、残糸の量が所定量未満であると第3糸量検知装置73によって検知された残糸ボビン11cについて、当該残糸を取り除くことができる。
ボビン把持装置91は、図略のシリンダによって昇降可能に支持された抜取ヘッド92を備える。抜取ヘッド92には、残糸ボビン11cを差し込むことが可能な凹部92aが形成されている。
この抜取ヘッド92は、中心側(即ち、凹部92aに差し込まれた残糸ボビン11c側)に向けて突出可能な3つの把持爪93を備える。この把持爪93は、120°の等しい間隔をあけて配置されている。抜取ヘッド92にはシリンダ95が備えられており、このシリンダ95は、3つの把持爪93を内向きに突出させた状態と、突出を解除した状態と、に切り換えることができる。この3つの把持爪93により、残糸ボビン11cを3方向から把持して残糸110をボビン管13から抜き取ることができる。
ボビン固定装置94は、シリンダ96と、固定部材97と、を備える。シリンダ96はボビンストリッパー75の上部に上下方向に向けて配置され、シリンダロッドを下方に向けて進退させることができる。固定部材97は、円柱状の部材であり、上記のシリンダロッドの下端に取り付けられている。ボビン固定装置94は、シリンダ96を駆動することで、固定部材97によって残糸ボビン11cの上端を上側から押さえて固定することができる。
残糸回収装置98は、回収筒99と、シリンダ100と、を備える。回収筒99の下端部は回転可能に支持されるとともに、上端部には開口99aが形成されている。回収筒99はシリンダ100の先端に連結されており、シリンダ100を駆動することで、回収筒99の姿勢を、残糸ボビン11cの搬送等の邪魔にならない位置に退避した直立姿勢と、上端の開口99aを残糸ボビン搬送路56の直上方に位置させる斜め姿勢と、に切り換えることができる。
残糸除去装置76は、検知位置101にある残糸ボビン11cについて残糸処理を行う場合、残糸ボビン11cの下端部の高さまで抜取ヘッド92を下降させる。このとき、ボビン固定装置94は固定部材97を下降させて、給糸ボビン11の先端部を上側から押さえて固定する。
そして、残糸除去装置76は、ボビン把持装置91のシリンダ95を作動させることにより、把持爪93を内向きに突出させ、残糸ボビン11cにおけるボビン管13の下端部を把持爪93によって把持する。残糸除去装置76は、固定部材97によって残糸ボビン11cの先端部を押さえたまま、抜取ヘッド92を短い距離だけ上昇させることで、残糸ボビン11cの残糸110をボビン管13から外す。残糸除去装置76は、把持爪93による把持をいったん解除した後、抜取ヘッド92を再び残糸ボビン11cの下端部の高さまで下降させて、給糸ボビン11の下端部を把持爪93で再び把持し、抜取ヘッド92を今度は十分に上昇させる。なお、残糸除去装置76は、抜取ヘッド92が残糸ボビン11cの上端程度の高さまで上昇した後は、固定部材97も抜取ヘッド92と連動して上昇させる。これにより、1回目の抜取ヘッド92の上昇により外れた残糸110を、内向きに突出した把持爪93の上に乗せるようにしてボビン管13から引き抜くことができる。
なお、上記のように抜取ヘッド92を大きく上昇させた後、ボビンストリッパー75は、残糸110が除去された空ボビン11aを検知位置101から下流へ搬送する。その後、ボビンストリッパー75は、残糸回収装置98のシリンダ100を駆動して回収筒99を斜め姿勢に切り換え、開口99aを抜取ヘッド92の直下に位置させる。その後、抜取ヘッド92において把持爪93を退避させることにより、把持爪93に乗っていた残糸110を落下させる。以上により、残糸110を開口99aから回収筒99に回収して廃棄することができる。
以上のように、ボビンストリッパー75は、第2糸量検知装置72と、第3糸量検知装置73と、で残糸ボビン11cの残糸量を検知する。また、第2糸量検知装置72と、第3糸量検知装置73と、が検知した結果に基づいて、残糸除去装置76による残糸の除去を行うか否かを判断する構成となっている。
次に、精紡ワインダ1が備える残糸処理システム7について詳細に説明する。
残糸処理システム7は、第1糸量検知装置71と、ボビンストリッパー75と、を備える。また、前述したように、ボビンストリッパー75には、第2糸量検知装置72と、第3糸量検知装置73と、残糸除去装置76と、が備えられている。
第1糸量検知装置71は、第2搬送路52から搬送されてきた給糸ボビン11の残糸の有無を調べる。第1糸量検知装置71は図3に示すようにブラシ81を備えており、給糸ボビン11の残糸に接触することで糸の検知を行う。ブラシ81は、回転装置82によって給糸ボビン11の長手方向に沿って回動する。このとき、第1糸量検知装置71は、ブラシ81が残糸に引っ掛かって回動が止められた場合、残糸があると判定し、引っ掛からなかった場合に残糸がないと判定する。なお、この判定は、第2搬送路52において給糸ボビン11を搬送しながら(搬送を止めずに)行われる。これにより、ボビン搬送装置4における給糸ボビン11の搬送を円滑に行いながら残糸の有無を検知することができる。
また、第3切換装置67は、第1糸量検知装置71の判定結果に基づいて、空ボビン11aを精紡機2に搬送するように切り換える。従って、空ボビン11aはボビンストリッパー75に搬送されないため、第2糸量検知装置72及び第3糸量検知装置73で空ボビン11aに対して残糸の検知動作を実行することはない。従って、第2糸量検知装置72及び第3糸量検知装置73で糸量を検知する給糸ボビン11の数を減らすことができ、ボビンストリッパー75の処理を円滑に行うことができる。更に、第1糸量検知装置71は、ブラシ81を回動させて判定を行うので、簡素な構成を実現できる。
第2糸量検知装置72は、残糸ボビン11cの残糸量を、残糸ボビン11cに接触部87aを接触させることによって判定する。第2糸量検知装置72は第1糸量検知装置71と同様に残糸ボビン11cの搬送を止めずに残糸の検知を行うことができるので、残糸ボビン11cの搬送がスムーズである。また、所定量以上の残糸が残糸ボビン11cに残っているか否かを第2糸量検知装置72で簡便に判定し、残糸が所定量未満と判定された残糸ボビン11cのみを第3糸量検知装置73で検知するので、残糸ボビン11cにおける残糸量の検知を迅速に行うことができる。また、第2糸量検知装置72は、フィーラ87に連結された回転軸86の回転を検知することで判定を行うので、簡素な構成を実現できる。
第3糸量検知装置73は、残糸ボビン11cを検知位置101で停止させて、残糸ボビン11cにごく僅かな量の残糸があるか否かを、光電センサ21,22によって正確に検知する。このとき、光電センサ21,22の光はスリット35〜38によって、残糸ボビン11cの長手方向に垂直な向きに細く狭められるので、僅かな量の残糸も正確に検知することができる。そして、ごく僅かな量の残糸がある場合には、そのままボビンストリッパー75の残糸除去装置76を動作させて残糸110をボビン管13から抜き取って除去する。
このように、残糸処理システム7では、残糸ボビン11cの残糸の有無及びその量について、第1糸量検知装置71及び第2糸量検知装置72による簡易的な判定を先ず行い、必要なものについてのみ第3糸量検知装置73による詳細な判定を行うように構成されている。このような段階的な検知により、判定精度を良好に保ちつつ処理効率の向上を実現することができる。
以上に説明したように、本実施形態の残糸処理システム7は、残糸除去装置76と、糸量検知装置71〜73からなる糸量検知部と、を備える。残糸除去装置76は、残糸ボビン処理ライン8を搬送される給糸ボビン11(残糸ボビン11c)の残糸を除去する。糸量検知部は、互いに異なる複数の機構からなる検知機構によって、給糸ボビン11(残糸ボビン11c)の残糸量を段階的に検知する。糸量検知部(第3糸量検知装置73)は、残糸ボビン11cの残糸量を検知する透過型の光電センサ21,22を含む。光電センサ21,22は、残糸量が検知されるときの給糸ボビン11(残糸ボビン11c)の位置である検知位置101を挟んで配置された投光器23,25と受光器24,26とを備える。残糸処理システム7は、光電センサ21,22の投光器23,25と検知位置101の間に配置され、投光器23,25から照射された光を規制するハウジング31,33、及び、受光器24,26と検知位置101の間に配置され、受光器24,26に入射する光を規制するハウジング32,34を備える。
これにより、複数の段階に分けて給糸ボビン11(残糸ボビン11c)の残糸量を検知できるため、残糸ボビン11cについて残糸を除去すべきか否かを正確にかつ効率良く判定することができる。また、糸量検知部(第3糸量検知装置73)において、透過型の光電センサ21,22で給糸ボビン11の糸量を検知するため、給糸ボビン11のボビン管13の色変化の影響(反射率の変化の影響)を受けずに残糸量を検知することができる。更に、光電センサ21,22の投光器23,25には光の照射を規制するハウジング31,33が設けられ、受光器24,26には光の入射を規制するハウジング32,34が設けられているので、残糸ボビン11cにごく僅かな糸が残されているか否かを光電センサ21,22によって正確に検知することができる。
また、本実施形態の残糸処理システム7において、光電センサ21,22の投光側と受光側の両方に、光を規制するためのハウジング31〜34が備えられている。
これにより、投光側と受光側の両方で光を規制した状態で光電センサ21,22の検知が行われるので、残糸ボビン11cにごく僅かな糸が残されているか否かを光電センサ21,22によって一層正確に検知することができる。
また、本実施形態の残糸処理システム7は、投光側のハウジング31,33を備える。投光側のハウジング31,33に、残糸ボビン11cのボビン管13の長手方向に平行に伸びるスリット35,37が形成されている。
これにより、投光器23,25から照射された光は、スリット35,37により、残糸ボビン11cのボビン管13の長手方向に垂直な向きで狭められる。従って、残糸ボビン11cにごく僅かな糸が残されているか否かを光電センサ21,22によって一層正確に検知することができる。
また、本実施形態の残糸処理システム7において、前記検知機構は、糸検知機構(第1糸量検知装置71)と、糸量検知機構(第2糸量検知装置72及び第3糸量検知装置73)と、を含む。糸検知機構(第1糸量検知装置71)は、紡績糸の有無(即ち、給糸ボビン11が空ボビン11aであるか残糸ボビン11cであるか)を検知する。糸量検知機構(第2糸量検知装置72及び第3糸量検知装置73)は、第1糸量検知装置71で紡績糸の有無が検知された残糸ボビン11cの糸量を検知する。光電センサ21,22は、糸量検知機構(第3糸量検知装置73)に備えられる。
これにより、糸検知機構(第1糸量検知装置71)において紡績糸があると判定された給糸ボビン11(残糸ボビン11c)のみについて、糸量検知機構(第2糸量検知装置72及び第3糸量検知装置73)で糸量を検知する構成が実現される。このような段階的な検知により、残糸を除去すべきか否かの判定を正確かつ迅速に行うことができる。
また、本実施形態の残糸処理システム7において、前記検知機構は、第1糸量検知装置71と、第2糸量検知装置72と、第3糸量検知装置73と、を含む。第1糸量検知装置71は、紡績糸の有無(即ち、給糸ボビン11が空ボビン11aであるか残糸ボビン11cであるか)を検知する。第2糸量検知装置72は、前記糸検知機構で紡績糸の有無が検知された残糸ボビン11cについて、当該残糸ボビン11cを移動させながら糸量を検知する。第3糸量検知装置73は、第2糸量検知装置72で糸量が検知された残糸ボビン11cを停止させて糸量を検知する。光電センサ21,22は、第3糸量検知装置73に備えられる。
これにより、第1糸量検知装置71において紡績糸があると判定された給糸ボビン11(残糸ボビン11c)のみについて、第2糸量検知装置72で残糸ボビン11cを移動させながら糸量の検知を行い、第2糸量検知装置72によって残糸の量が所定量未満であると判定された残糸ボビン11cのみについて、第3糸量検知装置73で残糸ボビン11cを停止させて詳細に糸量を検知する構成が実現される。このような段階的な検知により、残糸を除去すべきかどうかの判定を正確かつ迅速に行うことができる。
また、本実施形態の残糸処理システム7において、第1糸量検知装置71は、給糸ボビン11の糸の有無の検知に用いられるブラシ81を備える。第2糸量検知装置72は、給糸ボビン11(残糸ボビン11c)の糸量の検知に用いられるフィーラ87を備える。
これにより、第1糸量検知装置71及び第2糸量検知装置72は、ブラシ81及びフィーラ87を給糸ボビン11に接触させることで残糸の有無や残糸の量を検知するので、簡素な構成で一定の検知精度を実現することができる。
また、本実施形態の残糸処理システム7は、支持部材41〜44を備える。支持部材41〜44は、投光側のハウジング31,33の位置、又は、受光側のハウジング32,34の位置を、長孔48によって調整することができる。
これにより、例えば給糸ボビン11の種類に応じて最適な位置にハウジング31〜34を配置することがきる。
また、本実施形態の残糸処理システム7は、自動ワインダ3と精紡機2との間で給糸ボビンを搬送するボビン搬送装置4に配置される。残糸除去装置76は、自動ワインダ3から排出された残糸ボビン11cの残糸を除去可能に構成されている。
これにより、残糸の付いた給糸ボビン11が精紡機2に流れることを防止できる。
また、本実施形態の残糸処理システム7において、糸量検知部は、光電センサ21,22を複数備える。それぞれの光電センサ21,22に、投光側のハウジング31,33及び受光側のハウジング32,34が備えられている。
これにより、残糸ボビン11cの互いに異なる場所を、光が規制された光電センサ21,22で検知できるので、ごく僅かな量の残糸を精度良く検出することができる。
また、本実施形態の残糸処理システム7は、支持部材41〜44等に形成されている長孔48により、投光器23,25のハウジング31,33及び受光器24,26のハウジング32,34の位置をそれぞれ独立して調整することができる。
これにより、それぞれの光電センサ21,22の光を柔軟に調整することができる。
また、本実施形態のボビンストリッパー75は、残糸除去装置76と、糸量検知装置72,73からなる糸量検出部と、を備える。残糸除去装置76は、残糸ボビン11cの残糸を除去する。糸量検出部は、互いに異なる複数の機構からなる検知機構によって、残糸ボビン11cの残糸量を段階的に検知する。糸量検出部(第3糸量検知装置73)は、残糸ボビン11cの残糸量を検知する透過型の光電センサ21,22を含む。光電センサ21,22は、残糸量が検知されるときの給糸ボビン11(残糸ボビン11c)の位置である検知位置101を挟んで配置された投光器23,25と受光器24,26とを備える。ボビンストリッパー75は、光電センサ21,22の投光器23,25と検知位置101の間に配置され、投光器23,25から照射された光を規制するハウジング31,33、及び、受光器24,26と検知位置101の間に配置され、受光器24,26に入射する光を規制するハウジング32,34を備える。
これにより、複数の段階に分けて給糸ボビン11(残糸ボビン11c)の残糸量を検知できるため、残糸ボビン11cについて残糸を除去すべきか否かを正確にかつ効率良く判定することができる。また、糸量検出部(第3糸量検知装置73)において、透過型の光電センサ21,22で給糸ボビン11の糸量を検知するため、給糸ボビン11のボビン管13の色変化の影響(反射率の変化の影響)を受けずに検知作業を行うことができる。更に、光電センサ21,22の投光器23,25には光の照射を規制するハウジング31,33が設けられ、受光器24,26には光の入射を規制するハウジング32,34が設けられているので、残糸ボビン11cにごく僅かな糸が残されているか否かを光電センサ21,22によって正確に検知することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記の実施形態において、第3糸量検知装置73では、2つの光電センサ21,22を用いて残糸ボビン11cの糸量を検知する。しかしながらこれに限られず、光電センサを1つのみ備える構成でも良い。また、光電センサを3つ以上備えても良い。
上記の実施形態の残糸処理システム7は、第1糸量検知装置71と、第2糸量検知装置72と、第3糸量検知装置73と、の3段階に分けて給糸ボビン11の糸量を検知する。しかしながらこれに限られず、4段階以上に分けて給糸ボビン11の糸量を検知する構成でも良い。
上記の実施形態において、スリット35〜38は、光電センサ21,22の投光器23,25を覆うハウジング31,33、又は、受光器24,26を覆うハウジング32,34に、直接形成されている。しかしながら、例えば板状の部材をハウジング31〜34とは別に備え、当該板状部材にスリットが形成されても良い。この場合、スリットが形成された部材は、投光器23,25及び受光器24,26とは独立に位置を調整可能に構成されても良い。
上記の実施形態の残糸処理システム7は、給糸ボビン搬送装置と、給糸ボビン供給装置と、を備えた自動ワインダにも使用することができる。
2 精紡機
3 自動ワインダ
4 ボビン搬送装置
5 ボビン搬送路
7 残糸処理システム
8 残糸ボビン処理ライン(処理ライン)
11 給糸ボビン
11c 残糸ボビン
21,22 光電センサ
23,25 投光器
24,26 受光器
31,33 投光器のハウジング(投光側規制部)
32,34 受光器のハウジング(受光側規制部)
35〜38 スリット
41 支持部材(位置変更部)
71 第1糸量検知装置(糸検知機構、糸量検知部)
72 第2糸量検知装置(糸量検知機構、第1糸量検知機構、糸量検知部、糸量検出部)
73 第3糸量検知装置(糸量検知機構、第2糸量検知機構、糸量検知部、糸量検出部)
75 ボビンストリッパー(残糸処理装置)
76 残糸除去装置(残糸除去部)
81 ブラシ(第1接触部)
87 フィーラ(第2接触部)
101 検知位置

Claims (11)

  1. 処理ラインを搬送される給糸ボビンの残糸を除去する残糸除去部と、
    互いに異なる複数の機構からなる検知機構によって、前記給糸ボビンの残糸量を段階的に検知する糸量検知部と、
    を備え、
    前記糸量検知部は、前記給糸ボビンの残糸量を検知する透過型の光電センサを含み、
    前記光電センサは、残糸量が検知されるときの前記給糸ボビンの位置である検知位置を挟んで配置された投光器と受光器とを備え、
    前記投光器と前記検知位置の間に配置され、前記投光器から照射された光を規制する投光側規制部、及び、前記受光器と前記検知位置の間に配置され、前記受光器に入射する光を規制する受光側規制部のうち少なくとも何れか一方を備えることを特徴とする残糸処理システム。
  2. 請求項1に記載の残糸処理システムであって、
    前記投光側規制部及び前記受光側規制部の両方が備えられていることを特徴とする残糸処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の残糸処理システムであって、
    前記投光側規制部を備え、
    前記投光側規制部には、給糸ボビンのボビン管の長手方向と平行に伸びるスリットが形成されていることを特徴とする残糸処理システム。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の残糸処理システムであって、
    前記検知機構は、
    糸の有無を検知する糸検知機構と、
    前記糸検知機構で糸の有無が検知された給糸ボビンの糸量を検知する糸量検知機構と、
    を含み、
    前記光電センサは前記糸量検知機構に備えられることを特徴とする残糸処理システム。
  5. 請求項1から3までの何れか一項に記載の残糸処理システムであって、
    前記検知機構は、
    給糸ボビンの糸の有無を検知する糸検知機構と、
    前記糸検知機構で糸の有無が検知された給糸ボビンを移動させながら糸量を検知する第1糸量検知機構と、
    前記第1糸量検知機構で糸量が検知された給糸ボビンを停止させて糸量を検知する第2糸量検知機構と、
    を含み、
    前記光電センサは前記第2糸量検知機構に備えられることを特徴とする残糸処理システム。
  6. 請求項5に記載の残糸処理システムであって、
    前記糸検知機構は、給糸ボビンの糸の有無の検知に用いられる第1接触部を備え、
    前記第1糸量検知機構は、給糸ボビンの糸量の検知に用いられる第2接触部を備えることを特徴とする残糸処理システム。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の残糸処理システムであって、
    前記投光側規制部の位置を調整することができる投光側調整部、及び、前記受光側規制部の位置を調節することができる受光側調整部の少なくとも何れか一方を備えることを特徴とする残糸処理システム。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載の残糸処理システムであって、
    自動ワインダとリング精紡機との間で給糸ボビンを搬送する搬送装置に配置されており、
    前記残糸除去部は、前記自動ワインダから排出された給糸ボビンの残糸を除去可能に構成されていることを特徴とする残糸処理システム。
  9. 請求項1から8までの何れか一項に記載の残糸処理システムであって、
    前記糸量検知部は、前記光電センサを複数備え、
    それぞれの光電センサは、前記投光側規制部及び前記受光側規制部のうち少なくとも何れか一方を備えることを特徴とする残糸処理システム。
  10. 請求項9に記載の残糸処理システムであって、
    それぞれの前記光電センサが備える前記投光側規制部又は前記受光側規制部は、光電センサごとに独立して位置を調整できることを特徴とする残糸処理システム。
  11. 給糸ボビンの残糸を除去する残糸除去部と、
    互いに異なる複数の機構からなる検知機構によって、前記給糸ボビンの残糸量を段階的に検知する糸量検出部と、
    を備え、
    前記糸量検出部は、前記給糸ボビンの残糸量を検知する透過型の光電センサを含み、
    前記光電センサは、残糸量が検知されるときの前記給糸ボビンの位置である検知位置を挟んで配置された投光器と受光器とを備え、
    前記投光器と前記検知位置の間に配置され、前記投光器から照射された光を規制する投光側規制部、及び、前記受光器と前記検知位置の間に配置され、前記受光器に入射する光を規制する受光側規制部のうち少なくとも何れか一方を備えることを特徴とする残糸処理装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107651504A (zh) * 2016-07-26 2018-02-02 索若德国两合股份有限公司 用于识别纺纱筒子管上的纱线残留的检测装置
CN111646295A (zh) * 2019-03-04 2020-09-11 铜陵松宝智能装备股份有限公司 用于络筒机管纱输送线的多品种管纱处理装置及输送线
CN113321069A (zh) * 2021-07-06 2021-08-31 台嘉玻璃纤维有限公司 一种捻纱机的丝筒残纱监测装置
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