JP2016087489A - 集塵機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダストの飛散・堆積を抑制して清掃を容易に行えるとともに、払い落し部を取り外して洗浄する必要のない集塵機を提供する。
【解決手段】集塵機100は、本体部102と、気体導入部23と、ダストボックス22と、払い落し部16とを備えている。本体部102の筐体10に収納されたフィルタ15は、上部15aが閉塞され、下部に開口部15bを有している。気体導入部23から開口部15bを介して導入された気体は、フィルタ15の内側から外側に向って流れる。気体導入部23と、筐体10内におけるフィルタ15の外側の空間S2とは、筐体10の下部に備わる仕切板10bによって仕切られている。払い落し部16は、空間S2に配置されていて、フィルタ15を打撃することにより、フィルタ15の内側に付着したダストを払い落としてダストボックス22へ落下させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、気体中のダストを捕集する集塵機に関し、特に、食品業界での使用に好適な集塵機に関する。
従来の集塵機は、塵埃の発生する作業現場に設置される工業用のものがほとんどであり、食品業界で用いられることは稀であった。しかし、食品工場において、小麦粉などの粉塵が工場の梁に堆積すると、カビや細菌による微生物汚染の危険があることから、近年では食品業界においても、集塵機が用いられるようになってきた。この背景には、食品保存期間の長期化などにより、製造工場の清浄化への要求が高まっているという事情がある。しかるに、これまで食品業界向けの集塵機はほとんどなく、工業用の集塵機で代用しているのが一般的であった。
しかしながら、工業用の集塵機は、装置全体を丸洗いするという観点から製造されたものではないので、特に内部の洗浄がやりにくく、清掃が不完全となって集塵機自体に微生物汚染の危険が潜むという問題がある。したがって、工業用の集塵機をそのまま食品工場において使用することは、衛生面・安全面からも好ましいとは言えない。こうしたことから、最近では、食品業界向けの集塵機が開発され、実用に供されている。特許文献1には、食品や医薬品の製造現場で使用される、内部洗浄作業の簡素化を指向した集塵機が記載されている。
ところで、集塵機のフィルタがダストで目詰りすると集塵性能が低下するため、フィルタに付着したダストを除去するための手段が必要となる。たとえば、特許文献1の集塵機では、バグフィルタの外表面に付着した粉粒体を払い落とすハタキ設備が設けられている。ハタキ設備は、バグフィルタの並設方向に沿ってフィルタの下方に設けられたハタキ軸と、ハタキ軸に設けられるハタキ杆ユニットとを備えている。ハタキ杆ユニットは、ハタキ軸に装着されるベース部材と、ベース部材上に立設された多数のハタキ杆と、ハタキ杆より前方に突出する外杆部材とから構成されている。ハタキ軸を左右方向に往復動させると、各ハタキ杆は、ハタキ軸と連動して左右方向に往復動し、各バグフィルタを叩いて、フィルタの外表面に付着した粉粒体を払い落とす。
フィルタに付着したダストを除去する技術は、特許文献2〜7においても種々提案されている。特許文献2では、圧搾ガスを噴出してランダム運動をするホースにより、フィルタを打撃してダストを除去する。特許文献3では、筒状のフィルタにリング部材を取り付け、フィルタの膨張と収縮を利用してダストを除去する。特許文献4では、フィルタ内部に突片を有する回転軸を設け、回転軸の回転により、突片でフィルタ内側の蛇腹部を叩いてダストを除去する。特許文献5では、打撃ヘッドによりフィルタに長手方向の振動を与えることでダストを除去する。特許文献6では、フィルタ内部にスプリングからなるアームを備えた回転軸を設け、回転軸の回転により、アームがフィルタの内面を擦りながら微振動することでダストを除去する。特許文献7では、操作グリップを叩いて筒状のフィルタを揺動運動させることで、ダストを除去する。
特開2014−50821号公報 特開平11−309322号公報 特開2010−227863号公報 特開2010−89027号公報 特表昭58−500109号公報 実開平7−39913号公報 実用新案登録第3153489号公報
特許文献1の集塵機においては、ダストがバグフィルタの外側から内側に向って流れるので、バグフィルタの外表面に多量のダストが付着する。このため、目詰り除去のためにハタキ杆でバグフィルタを叩く場合や、バグフィルタ自体を交換のために取り外す場合に、ダストが飛散して筐体内部や床に堆積し、これを除去するための清掃作業が必要となる。また、払い落し部(ハタキ設備)が、ダストを含む気体が導入される空間に設けられていて、ダストに曝されるので、払い落し部を集塵機本体から取り外して洗浄する必要がある。
本発明は、上記の点に鑑み、ダストの飛散・堆積を抑制して清掃を容易に行えるとともに、払い落し部を取り外して洗浄する必要のない集塵機を提供することを目的としている。
本発明に係る集塵機は、フィルタおよび当該フィルタを収納した筐体を含む本体部と、この本体部の下方に設けられた気体導入部と、この気体導入部の下方に設けられたダストボックスと、フィルタに付着したダストを払い落とす払い落し部とを備えている。フィルタは、上部が閉塞されているとともに下部に開口部を有していて、気体導入部から開口部を介して導入された気体が、当該フィルタの内側から外側に向って流れるように構成されている。気体導入部と、筐体内におけるフィルタの外側の空間とは、筐体の下部に備わる仕切板によって仕切られている。払い落し部は、上記外側の空間に配置されていて、フィルタを打撃することにより、当該フィルタの内側に付着したダストを払い落としてダストボックスへ落下させる。
このような構成によれば、ダストを含む気体はフィルタの下部から導入され、フィルタの内側から外側に向って流れるので、ダストはフィルタの内側に捕集される。このため、払い落し部でフィルタを打撃すれば、フィルタの内側に付着したダストは、落下してフィルタ下部の開口部を通ってダストボックスに回収される。その結果、目詰り除去のためにフィルタを打撃する場合や、フィルタ自体を交換のために取り外す場合に、ダストが飛散して筐体内部や床に堆積することが抑制される。また、ダストが飛散・堆積したとしても、その量は僅かであるので、ダスト除去のための清掃作業が楽になる。さらに、払い落し部は、筐体内におけるフィルタの外側の空間に配置されており、この空間はフィルタを通った清浄な気体が流れる清浄空間であるため、払い落し部がダストに曝されることがない。このため、払い落し部を集塵機から取り外して洗浄する作業が不要となる。
本発明の好ましい実施形態によれば、フィルタは仕切板の上に設置されており、仕切板にはフィルタの開口部と対応する穴が形成されており、フィルタと仕切板との間に介在して、穴の周縁を封止する封止部材が設けられている。これによると、気体導入部のダストが、フィルタと仕切板との間を通って本体部の清浄空間に漏れるのを、封止部材によって確実に阻止することができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、封止部材は、外周に沿って溝を有する環状の弾性部材からなる。これによると、封止部材としてスポンジゴムを用いた場合のような強い締め付け力が不要となり、またスポンジゴムのような経年劣化の影響も少ないので、簡便に安定したシール性能を維持することができる。
本発明において、封止部材は、フィルタの自重により圧縮されて穴の周縁を封止するようにしてもよい。これによると、封止部材を装着したフィルタを仕切板上に載置するだけで、所望のシール性能を得ることができる。
本発明において、フィルタは、仕切板の穴の近傍で、当該フィルタの一部が仕切板の一部に係止した状態で、仕切板の上に設置されるようにしてもよい。これによると、フィルタを容易に位置決めして仕切板の上に設置することができ、また、仕切板に対してフィルタを着脱自在に取り付けることができる。さらに、フィルタの上下方向の動きを規制することができる。
本発明において、フィルタは、典型的には、濾材を成型した成型フィルタからなる。濾材としては、濾過量が多く成型も容易な、不織布が好ましい。また、フィルタは、多数の襞を有するプリーツ状の筒形フィルタであってもよい。
本発明の好ましい実施形態によれば、気体導入部は、本体部に対して着脱自在であり、ダストボックスは、気体導入部に対して着脱自在となっている。これによると、気体導入部を本体部に固定したまま、ダストボックスだけを容易に取り出すことができる。また、ダストボックスと気体導入部とを一体として取り出すこともできる。
本発明の好ましい実施形態によれば、気体導入部は、気体が吸い込まれるダクトと、このダクトと連通する導入口を有する上下開放の吸気ボックスとを備え、吸気ボックスの内部に、ダクトから導入口を介して導入された気体の流れを調節するバッフル板が設けられている。これによると、本体部から落下するダストは、上下開放の吸気ボックスを通り抜けてダストボックスに到達するので、吸気ボックスを設けても、ダスト回収の障害とはならない。そして、吸気ボックスのバッフル板によって、ダストを含む気流を複数のフィルタに等分に配分することで、特定のフィルタに気流が集中して当該フィルタがダストで摩耗するのを防ぐことができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、払い落し部は、フィルタの上部近傍に配置されていて、上下動する打撃機構を備えている。この打撃機構は、下動時にフィルタの上部を打撃する。これによると、閉塞されたフィルタ上部を打撃することで、フィルタ全体に衝撃が加わり、フィルタの内面に付着しているダストは、フィルタ下部の開口部を通して落下する。
本発明において、払い落し部は、回転軸をさらに備えていてもよい。この場合、打撃機構は、回転軸の回転と連動して上下動する。これによると、回転軸を手動または電動で回転させることにより、打撃機構を上下動させることができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、回転軸と打撃機構とが係合した状態で、回転軸が回転することにより、打撃機構が上動し、回転軸と打撃機構との係合が解除されたときに、打撃機構が下動する。これによると、回転軸の回転運動を打撃機構の上下動に変換するための複雑な機構を設けなくても、簡単な構成によって打撃機構を上下動させることができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、回転軸の1回の回転により、打撃機構がフィルタの上部を複数回打撃する。これによると、打撃機構がフィルタを打撃する回数が増えるため、ダストを効率良く払い落とすことができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、回転軸を回転させるためのハンドルが設けられ、このハンドルは、筐体の外部に露出している。これによると、ハンドルを廻せば、回転軸が回転して打撃機構が上下動するので、手動でダストを払い落とすことができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、ハンドルを所定位置にロックするためのストッパがさらに設けられ、ハンドルが所定位置にあるときに、打撃機構がフィルタの上部から離間した位置に保持される。これによると、フィルタを交換する際に、ストッパによってハンドルを所定位置にロックすれば、打撃機構がフィルタから離間した状態が維持されるので、フィルタの交換を打撃機構に邪魔されずに容易に行うことができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、打撃機構は、錘を有する打撃部材を備えている。これによると、打撃機構を動作させない集塵機の運転時に、打撃部材をフィルタの上部に載置した状態にすることで、錘がフィルタを上方から押圧するため、フィルタの自重が十分でなくても、気流の圧力によるフィルタの浮き上がりや回転が防止される。また、錘の重力が封止部材を圧縮する方向に作用するので、封止部材のシール性が向上する。
本発明によれば、ダストの飛散・堆積を抑制して清掃を容易に行えるとともに、払い落し部を取り外して洗浄する必要のない集塵機を提供することができる。
本発明に係る集塵機の外観図である。 同集塵機の内部構造を示した斜視図である。 同集塵機の内部構造を示した正面図である。 同集塵機の本体部の筐体を斜め下方向から見た図である。 フィルタ取付部を示した断面図である。 フィルタ取付部の他の例を示した断面図である。 フィルタ取付部の他の例を示した断面図等である。 フィルタ取付部の他の例を示した断面図等である。 払い落し部の詳細を示した斜視図である。 払い落し部の構成部品を示した図である。 回転軸の他の例を示した図である。 接粉部の構成部品を示した図である。 ダストボックスと吸気ボックスの他の例を示した図である。 他の実施形態に係る集塵機の外観図である。 同集塵機の内部構造を示した斜視図である。 同集塵機の内部構造を示した正面図である。 封止部材の他の例を示した断面図である。 封止部材の他の例を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一の符号を付してある。
図1〜図3は、本発明の実施形態に係る集塵機100を示している。この集塵機100は、主に食品工場で用いられるもので、図1に示すように、上から順に排気部101、本体部102、接粉部103を備えている。以下、各部の概略構成について述べる。
排気部101は、本体部102のフィルタ15(後述)によりダストが除去された清浄気体を排出する部分であって、筐体1を備えている。筐体1の上部は天板2で覆われており、天板2には、清浄気体を排出する排気孔3が設けられている。筐体1の前面には、開閉自在な扉4が設けられている。扉4は、図1の左端において、蝶番(図示省略)で筐体1に取り付けられ、右端においてキャッチクリップ5で筐体1に取り付けられている。図2および図3に示すように、筐体1の内部には、モータ6と、このモータ6によって回転するファンを有する送風機7が収納されている。また、筐体1の底面には、本体部102の筐体10の内部空間と連通する開口部8が形成されている。
本体部102は、気体中に含まれるダストをフィルタ15で除去して、清浄気体を生成する部分であって、筐体10を備えている。筐体10の前面には、開閉自在な扉11が設けられている。扉11は、図1の左端において蝶番(図示省略)で筐体10に取り付けられ、右端においてキャッチクリップ12で筐体10に取り付けられている。扉11には、内側へ突出する補強用のリブ13が、ビーディング(beading)加工により、扉11と一体的に形成されている。筐体10の側面10cにも、内側へ突出する補強用のリブ14が、ビーディング加工により筐体10と一体的に形成されている。筐体10の下側には、本体部102を支持する支持フレーム17が設けられている。支持フレーム17は、キャスター18を備えている。
図4(a)に示すように、筐体10の上面10aには、大きな窓Wが形成されており、上面10aの大部分は開放されている。筐体10の下部に備わる仕切板10bは、筐体10の底面を成している。仕切板10bには、フィルタ15と対応する位置に、合計4個の円形の穴10dが形成されている。図4(b)に拡大して示すように、穴10dの縁には、切欠き部10eおよび係止片10fが、それぞれ2個ずつ形成されている。なお、係止片10fは、必ずしも穴10dの縁に設ける必要はなく、穴10dの近傍であれば、穴10dから離れた位置に設けてもよい。また、係止片10fは、仕切板10bと一体に形成されていてもよいし、仕切板10bに固着された別部材であってもよい。仕切板10bの裏面には、断面がL字形の突壁10hが、穴10dの形成された領域の3方を囲むように設けられている。突壁10hは、たとえば溶接によって仕切板10bに固着されている。
図2および図3に示すように、筐体10の内部には、複数(ここでは4個)のフィルタ15と、フィルタ15の内面に付着したダストを払い落とす払い落し部16とが収納されている。フィルタ15は、仕切板10bの上面に2列に配置されており、フィルタ15の下部の開口部15bが、仕切板10bの穴10dと対応している。払い落し部16は、筐体10の内部における、フィルタ15の外側の空間S2に設けられており、フィルタ15の上方に位置している。払い落し部16は、回転軸25と、打撃機構26と、案内部27とを有している。また、筐体10の外部には、回転軸25を回転させるためのハンドルHが設けられている。フィルタ15と払い落し部16の詳細については、後述する。
接粉部103は、本体部102の下方に設けられた吸気ボックス20と、吸気ボックス20の側面に設けられたダクト21と、吸気ボックス20の下方に設けられたダストボックス22とを備えている。吸気ボックス20とダクト21は、ダクト21から吸い込まれた気体をフィルタ15の内部空間S1へ導入する気体導入部23を構成する。吸気ボックス20は上下が開放された枠状体からなり、後述するバッフル板20bによって、ダクト21から吸い込まれた気体の流れを調節する。ダストボックス22は、上部が開放されたトレイからなり、フィルタ15の内部空間S1から落下するダストを回収する。吸気ボックス20は、本体部102の筐体10に着脱自在に取り付けられており、ダストボックス22は、吸気ボックス20に着脱自在に取り付けられており、ダクト21は、吸気ボックス20に着脱自在に取り付けられている。吸気ボックス20、ダクト21、およびダストボックス22の詳細については、後述する。
上述した集塵機100において、ダクト21から吸い込まれた気体は、吸気ボックス20から、筐体10の仕切板10bの穴10dおよびフィルタ15の下部の開口部15bを通って、フィルタ15の内部空間S1へ導入される。そして、この気体はフィルタ15の内側から外側に向って流れ、フィルタ15を通ることで、気体中に含まれるダストが、フィルタ15の内面に捕集される。フィルタ15を通った気体は、ダストが除去された清浄気体となり、フィルタ15の外側の空間S2に出た後、筐体10の窓Wおよび筐体1の開口部8を通って、排気部101へ導入される。排気部101へ導入された清浄気体は、送風機7のファンの回転によって排気孔3へ導かれ、排気孔3から外部へ排出される。
フィルタ15がダストで目詰りした場合は、ダストを払い落とすために、ハンドルHを廻して回転軸25を回転させる。すると、回転軸25と連動して打撃機構26が上下動し、打撃機構26に備わる打撃部材26cが、フィルタ15の上部15aを繰り返し打撃して、フィルタ15の内面に付着したダストを払い落とす(詳細は後述)。払い落とされたダストは、フィルタ15の内部空間S1から、フィルタ15の開口部15b、仕切板10bの穴10d、および吸気ボックス20を通って、ダストボックス22に落下する。
次に、フィルタ15の詳細について説明する。図2に示すように、本実施形態で用いるフィルタ15は、濾材を折りたたんで形成した多数の襞15cを有する、プリーツ状の円筒形フィルタである。このようなフィルタ15を用いる理由は、襞15cによって濾過面積を増大させるためである。このフィルタ15は、濾材を成型した成型フィルタであって、濾材としては、フェルトのような不織布が用いられる。不織布は、織布に比べて2倍以上の空隙率を有しているため、濾過量を多く確保することができ、また、容易にプリーツ状に成型できる利点がある。
フィルタ15の上部15aは閉塞されており、フィルタ15の下部には、前述した開口部15bが形成されている。また、フィルタ15の下部には、フランジ15dが設けられている。
図5は、フィルタ取付部の詳細な構造を示している。フランジ15dの裏側には、仕切板10bの穴10dと嵌合する中空のボス部15eが、フランジ15dと一体に形成されている。このボス部15eには、外側に突出するピン35が埋設されている。このピン35は、ボス部15eの周方向に沿って複数設けられている。フィルタ15と仕切板10bとの間には、封止部材30が介在している。この封止部材30は、外周に沿ってV字状の溝30aを有する環状の弾性部材(たとえばゴム)からなり、あらかじめボス部15eに装着されている。
フィルタ15を仕切板10bに取り付けるには、ピン35が仕切板10bの切欠き部10e(図4(b))を通るように、フィルタ15を仕切板10bの上に載置する。そして、この状態でフィルタ15を周方向に回転させると、ピン35が仕切板10bの一部である係止片10f(図4(b))に係止する。これにより、フィルタ15は、位置決めされた状態で仕切板10b上に設置される。
フィルタ15を仕切板10bの上に設置した状態では、封止部材30が、フィルタ15の自重により圧縮されて、仕切板10bの穴10dの周縁を封止する。このため、ダクト21から吸気ボックス20に導入された気体中のダストが、フィルタ15と仕切板10bとの間を通って、筐体10内の空間S2に漏れることがなく、フィルタ15で濾過された清浄気体が再汚染されるのを防止することができる。また、封止部材30を装着したフィルタ15を仕切板10b上に載置するだけで、所望のシール性能を得ることができる。
なお、上述した封止部材30に代えて、スポンジゴムを用いることも考えられるが、スポンジゴムは強い締め付け力を必要とし、締め付け力が不足すると十分なシール性が得られない。また、スポンジゴムは経年劣化するため、長期にわたって安定したシール性能を維持することが難しい。これに対して、本実施形態の封止部材30を用いた場合は、強い締め付け力を必要とせずに十分なシール性を得ることができるとともに、経年劣化の影響も少ないので、安定したシール性能を維持することができる。
フィルタ15を仕切板10bから取り外す場合は、フィルタ15を取付時とは逆の方向に回転させる。すると、ピン35が係止片10fから外れるので、ピン35と仕切板10bの切欠き部10eとが一致する位置で、フィルタ15を上方へ持ち上げれば、ピン35が切欠き部10eを通過して、フィルタ15を取り外すことができる。
このように、本実施形態では、フィルタ15の取り付けや取り外しを、工具を使用せずに簡単に行うことができるので、フィルタ15の設置作業や交換作業が容易となる。また、取り付け時に、フィルタ15を回転させることで、ピン35が係止片10fに係止するので、フィルタ15を容易に位置決めして仕切板10bの上に設置できるとともに、仕切板10bに対してフィルタ15を着脱自在に取り付けることができる。さらに、ピン35と係止片10fとの係止により、フィルタ15の上下方向の動きを規制することができる。
図6は、フィルタ取付部の他の例を示している。図6において、図5と同一部分には、同一符号を付してある。図6では、図5のピン35に代えて、取付用フランジ36が設けられている。取付用フランジ36は、フランジ部36aと、ボス部36bと、開口部36cと、第1突片36dと、第2突片36eとを有している。第1突片36dと第2突片36eは、フランジ部36aの周方向にそれぞれ複数個設けられている。
フィルタ15を取り付けるにあたっては、取付用フランジ36のボス部36bに封止部材30を嵌合し、取付用フランジ36を適宜手段によってフィルタ15の下部に取り付けた後、第1突片36dが仕切板10bの切欠き部10e(図4(b))を通るように、フィルタ15を仕切板10bの上面に載置する。このとき、第2突片36eが仕切板10bの上面に当接して、フィルタ15と仕切板10bとの間隔が一定に保持される。この状態でフィルタ15を周方向に回転させると、第1突片36dが仕切板10bの係止片10f(図4(b))に係止する。これにより、フィルタ15は、位置決めされた状態で仕切板10b上に設置される。フィルタ15を取り外す場合は、取付時と逆の手順に従う。図6の実施形態によると、既製(標準品)のフィルタ15に改造を加えることなく、取付用フランジ36を用いて、フィルタ15を仕切板10bに取り付けることができる。
図7は、フィルタ取付部の他の例を示している。図7において、図5および図6と同一部分には、同一符号を付してある。図7では、フィルタ15は、開口部15bを囲む中空のボス部15gを有しており、このボス部15gの外周に、雄ネジ(図示省略)が形成されている。この雄ネジは、ボス部15gの外周全域に形成してもよいし、封止部材30が嵌合される部分を除く領域のみに形成してもよい。また、仕切板10bの穴10dの周縁には、下方へ突出する中空のボス部10gが形成されており、このボス部10gの内周に、フィルタ15のボス部15gの雄ネジが螺合する雌ネジが形成されている。
フィルタ15を取り付けるにあたっては、ボス部15gに封止部材30を嵌合した後、仕切板10bの穴10dを通して、ボス部15gをボス部10gに挿入し、フィルタ15を回転させて、各ボス部のネジ同士を螺合させる。これにより、フィルタ15は、位置決めされた状態で仕切板10b上に設置される。フィルタ15を取り外す場合は、取付時と逆の手順に従う。図7の実施形態によると、専用の取付金具などを用いずに、フィルタ15を回転させるだけで、フィルタ15を仕切板10bに取り付け、また取り外すことができる。
図8は、フィルタ取付部の他の例を示している。図8において、図5〜図7と同一部分には、同一符号を付してある。図8では、フィルタ15は、開口部15bを囲む中空のボス部15hを有しており、また、フィルタ15に外嵌されるリング部材37が設けられる。このリング部材37は、金属からなり、フィルタ15のフランジ15d上に載置されて、フィルタ15を仕切板10bに対して押圧するとともに、封止部材30に対し錘として作用する。
フィルタ15を取り付けるにあたっては、ボス部15hに封止部材30を嵌合した後、ボス部15hを仕切板10bの穴10dに挿入して、フィルタ15を仕切板10b上に仮設置する。その後、リング部材37を、上方からフィルタ15に外嵌して、フランジ15d上に載置する。これにより、フィルタ15は、自重にリング部材37の重力が加わって、位置決めされた状態で仕切板10b上に設置される。フィルタ15を取り外す場合は、取付時と逆の手順に従う。図8の実施形態によると、フィルタ15の設置作業がきわめて簡単になるとともに、封止部材30は、フィルタ15の自重に加え、リング部材37の重力を受けてより圧縮されるので、穴10dの周縁のシール性能をさらに高めることができる。
次に、払い落し部16の詳細について説明する。図9に示すように、払い落し部16は、フィルタ15の上方空間に設けられていて、ハンドルHにより回転する回転軸25と、この回転軸25の回転と連動して上下動する打撃機構26と、この打撃機構26の上下動を案内する案内部27とを有している。回転軸25は、フィルタ15の各列に対応して、2本設けられている。打撃機構26は、各フィルタ15に対応して、4つ設けられている。なお、図9において、手前の列の打撃機構26は、上動してフィルタ15の上部15aから離間した状態を示しており、奥の列の打撃機構26は、下動してフィルタ15の上部15aを打撃した状態を示している。
図10は、払い落し部16の構成部品を示している。図10(a)、(b)に示すように、回転軸25には、打撃機構26を上下動させるための駆動部材25aが、各打撃機構26に対応して、2つ取り付けられている。各駆動部材25aには、U字形の切欠き部25bが形成されている。図3に示すように、回転軸25の両端部は、筐体10に回転自在に支持されている。回転軸25の右端部は、筐体10から突出して、ハンドルHに結合されている。また、図1に示すように、筐体10の側面10cには、ハンドルHを所定位置にロックするための、回動可能なストッパ19が設けられている。
図10(c)に示すように、打撃機構26は、回転軸25の駆動部材25aの切欠き部25bと係合する係合部26aと、フィルタ15の上部15aを打撃する打撃部材26cと、係合部26aと打撃部材26cとを連結するピン26bとを有している。打撃部材26cは、金属製の錘26dと、この錘26dの下面に装着された樹脂製またはゴム製の打撃板26eとからなる。
図10(d)に示すように、案内部27は、フィルタ15の列ごとに設けられる基板27aと、この基板27aの上面に取り付けられた案内ブラケット27bとを有している。案内ブラケット27bには、打撃機構26のピン26bが挿通される案内孔27cが形成されている。また、基板27aにも、案内孔27cと対向する位置に、ピン26bが挿通される案内孔27dが形成されている。図3に示すように、基板27aの長手方向の両端部は、筐体10に固定されている。
次に、払い落し部16の動作について説明する。図9において、ハンドルHを手で把持して右方向へ廻すと、回転軸25が右方向へ回転する。この回転に伴って、回転軸25に設けられた駆動部材25aも右方向へ回転してゆき、駆動部材25aの切欠き部25bが、打撃機構26の係合部26aに係合する。ここで、係合部26aの幅は、切欠き部25bの幅より大きくなっているので、図9の手前の列に示すように、係合部26aは、駆動部材25aで掬い上げられるように上動する。その結果、係合部26aに連結された打撃部材26cも上動し、打撃部材26cはフィルタ15の上部15aから離間する。なお、打撃部材26cが上動する際に、ピン26bが、案内ブラケット27bの案内孔27cと、基板27aの案内孔27dとによって案内されるので、打撃部材26cは円滑に上動する。
ハンドルHをさらに右方向へ廻すと、やがて、駆動部材25aは係合部26aから離れ、両者の係合が解除される。すると、打撃機構26を支えるものがなくなるので、打撃機構26は自重で下動(落下)する。このため、打撃部材26cの打撃板26e(図10(c))が、フィルタ15の上部15aの上面を打撃する。図9の奥の列は、この状態を示している。なお、打撃部材26cが下動する際も、ピン26bが案内孔27c、27dによって案内されるので、打撃部材26cは円滑に下動する。
フィルタ15の上部15aが打撃板26eで打撃されることで、フィルタ15全体に衝撃が加わり、この衝撃によって、フィルタ15の内側に付着したダストは、落下してフィルタ下部の開口部15bを通って、ダストボックス22に回収される。この場合、落下するダストは、上下開放の吸気ボックス20を通り抜けてダストボックス22に到達するので、吸気ボックス20を設けても、ダスト回収の障害とはならない。
このようにして、ハンドルHを1回廻すたびに、打撃機構26が上下動し、フィルタ15の上部15aが1回打撃されるので、ハンドルHを何回も廻して、フィルタ15の上部15aを繰り返し打撃することで、フィルタ15に付着したダストを払い落とすことができる。なお、前述したように、打撃板26eは樹脂製またはゴム製なので、打撃時にフィルタ15が損傷することはない。
打撃機構26がフィルタ15を打撃する際、フィルタ15に加わる力は、図5等において、封止部材30を圧縮する方向に作用する。このため、打撃によって仕切板10bの穴10dの周縁のシール性が損なわれることはなく、むしろシール性が向上する。
なお、フィルタ15を交換する際に、ストッパ19(図1)を手前に回動させてハンドルHをストッパ19に当接させると、ハンドルHはその位置でロックされ、打撃機構26がフィルタ15の上部15aから離間した位置に保持される。このため、フィルタ15の交換を、打撃機構26に邪魔されずに容易に行うことができる。
また、打撃機構26を動作させない集塵機100の運転時には、ハンドルHのロックを解除して、打撃機構26を下動させ、フィルタ15の上部15aに打撃部材26cを載置した状態にするとよい。この場合、打撃部材26cに備わる錘26dが、フィルタ15を上方から押圧するので、フィルタ15の自重が十分でなくても、気流の圧力によるフィルタ15の浮き上がりや回転を防止することができる。また、錘26dの重力が封止部材30を圧縮する方向に作用するので、封止部材30のシール性を高めることができる。
図11は、回転軸25の他の例を示している。打撃機構26と案内部27に関しては、図10(c)、(d)と変わりがないので、図示を省略してある。図11の回転軸25においては、1つの打撃機構に対応する駆動部材25aが、回転軸25の回転方向に2個設けられている。この回転軸25を用いた場合は、ハンドルHを1回廻すたびに(すなわち回転軸25の1回の回転により)、打撃部材26cがフィルタ15の上部15aを2回打撃する。したがって、図10の回転軸25を用いた場合に比べて、打撃部材26cの打撃回数が増えるので、フィルタ15に付着したダストを効率良く払い落とすことができる。
次に、接粉部103を構成する吸気ボックス20、ダクト21、およびダストボックス22の詳細について説明する。図12(a)に示すように、吸気ボックス20は、上下が開放された枠状体からなり、前面に把持具20aを有しているとともに、内部にバッフル板20bを有している。また、吸気ボックス20の側面には、ダクト21(図12(c))と連通する導入口20cと、ダクト21を取り付けるための取付ロッド20dと、ダストボックス22(図12(b))のキャッチクリップ22cが係止する係止片20eと、吸気ボックス20自身を本体部102の筐体10に着脱自在に取り付けるためのキャッチクリップ20fとが設けられている。なお、係止片20eとキャッチクリップ20fは、反対側の側面にも設けられている(図示省略)。
バッフル板20bは、導入口20cの近傍位置に、吸気ボックス20の対向する側壁に跨って設けられている。このバッフル板20bは、ダクト21から導入口20cを介して導入された気体と干渉して、ダストを含む気流が仕切板10bの穴10dを介して、複数のフィルタ15に等分に配分されるように、気体の流れを調節するものである。これにより、特定のフィルタ15に気流が集中して当該フィルタ15がダストで摩耗するのを防ぐことができる。ここでは、バッフル板20bが五角形のような形状に折り曲げられているが、バッフル板20bをアーチ形や逆V字形のような形状にしてもよい。いずれにせよ、バッフル板20bは、上面にダストが堆積しないような形状であることが好ましい。
図12(b)に示すように、ダストボックス22は、上部が開放されたトレイからなり、前面に把持具22aを有している。ダストボックス22の底面22bは、フィルタ15から落下してくるダストを受ける。ダストボックス22の側面には、吸気ボックス20の係止片20eに係止するキャッチクリップ22cと、キャスター22dとが設けられている。なお、キャッチクリップ22cとキャスター22dは、反対側の側面にも設けられている(図示省略)。
図12(c)に示すように、ダクト21は、管体からなるダクト本体21aと、このダクト本体21aと一体的に設けられたフランジ21bとを備えている。フランジ21bは、本体21aの端部に設けられていて、四隅に瓢箪形の取付穴21cが形成されている。すなわち、フランジ21bは、ダクト本体21aを吸気ボックス20に取り付けるための取付部材を構成している。図12(d)に示すように、フランジ21b内に突出するダクト本体21aの端部には、封止部材40が嵌合される。この封止部材40は、図5等で示した封止部材30と同様のもので、外周に沿ってV字状の溝40aを有する環状の弾性部材からなる。
吸気ボックス20の取付ロッド20d(図12(a))に、フランジ21bの取付穴21cを挿入して、ダクト21を少し回転させると、フランジ21bが取付ロッド20dによりロックされて、ダクト21が吸気ボックス20に固定される。この状態では、吸気ボックス20の内部空間が、導入口20cを介してダクト21と連通する。また、封止部材40が、吸気ボックス20とフランジ21bとの間で圧縮され、導入口20cの周縁を封止する。この場合も、スポンジゴムを用いる場合に比べて、強い締め付け力が不要であり、また、安定したシール性能を維持することができる。なお、ダクト21を取り外す場合は、ダクト21を取付時と反対方向に少し回転させることで、フランジ21bのロックが解除され、フランジ21bを取付ロッド20dから引き抜くことができる。このようにして、フランジ21bは、吸気ボックス20に着脱自在に取り付けられる。これにより、ダクト本体21aは、フランジ21bを介して、吸気ボックス20に着脱自在に取り付けられる。
ところで、吸気ボックス20のキャッチクリップ20fは、図3に示すように、筐体10に設けられたJ形の係止片10iに係止される。これにより、吸気ボックス20は、筐体10に着脱自在に取り付けられる。また、ダストボックス22のキャッチクリップ22cを、吸気ボックス20の係止片20eに係止することで、ダストボックス22は、吸気ボックス20に着脱自在に取り付けられる。さらに、前述した通り、ダクト21も、吸気ボックス20に着脱自在に取り付けられる。
したがって、接粉部103の全体を本体部102から取り外す場合は、吸気ボックス20にダストボックス22が取り付けられた状態で、吸気ボックス20のキャッチクリップ20fと、筐体10の係止片10iとの係止を解除する。これにより、吸気ボックス20とダストボックス22とを一体にして、本体部102から分離することができる。次に、ダクト21を吸気ボックス20から取り外す。その後、吸気ボックス20の把持具20a、またはダストボックス22の把持具22aを把持して、吸気ボックス20とダストボックス22とが一体になったユニットを、本体部102から引き出す。このとき、ダストボックス22にキャスター22dが備わっているため、ユニットを容易に引き出すことができる。
また、接粉部103のダストボックス22だけを本体部102から取り外したい場合は、吸気ボックス20を本体部102に取り付けたまま(キャッチクリップ20fと係止片10iとが係止した状態)、キャッチクリップ22cと係止片20eとの係止を解除する。これによって、ダストボックス22は、吸気ボックス20から分離され、把持具22aにより引き出すことができる。これは、ダストボックス22内に堆積したダストを廃棄する場合に有用である。
さらに、吸気ボックス20からダクト21を取り外したい場合は、前述のように、ダクト21を取付時と反対方向に回転させると、フランジ21bが取付ロッド20dから引抜き可能となり、ダクト21を吸気ボックス20から取り外すことができる。これは、ダクト21を洗浄する場合に有用である。
なお、本実施形態では、吸気ボックス20が筐体10に取り付けられた状態では、ダクト21のフランジ21bが、筐体10の一部、具体的には仕切板10bの裏面の突壁10h(図4(a))と干渉して、ダクト21を取り外し可能な位置まで回転できないようにしてある。また、接粉部103全体は、図3に示すように、床面Fから所定距離yだけ浮いた状態で、キャッチクリップ20fと係止片10iにより、筐体10に取り付けられている。したがって、キャッチクリップ20fと係止片10iとの係止を解除して、吸気ボックス20を本体部102から分離し、接粉部103全体を床面Fまで下降させることにより、フランジ21bと突壁10hとが干渉しなくなってダクト21の回転が可能となり、吸気ボックス20からダクト21を取り外すことができる。
この構成によると、接粉部103が筐体10に取り付けられた状態で、ダクト21が不用意に回転して、導入口20cの周縁におけるシール性が損なわれるのを防止できるとともに、吸気ボックス20の高さが抑制されて、集塵機100全体の高さを低くすることができる。但し、本発明はこの構成に限定されるものではなく、接粉部103が筐体10に取り付けられた状態で、ダクト21だけを吸気ボックス20から取り外せるようにしてもよい。
上述した実施形態によれば、ダストを含む気体はフィルタ15の下部から導入され、フィルタ15の内側から外側に向って流れるので、ダストはフィルタ15の内側に捕集される。このため、払い落し部16でフィルタ15を打撃すれば、フィルタ15の内側に付着したダストは、落下してフィルタ下部の開口部15bを通ってダストボックス22に回収される。その結果、目詰り除去のためにフィルタ15を打撃する場合や、フィルタ15自体を交換のために取り外す場合に、ダストが飛散して筐体10の内部や床に堆積することが抑制される。また、ダストが飛散・堆積したとしても、その量は僅かであるので、ダスト除去のための清掃作業が楽になる。
さらに、払い落し部16は、筐体10内におけるフィルタ15の外側の空間S2に配置されており、この空間S2はフィルタ15を通った清浄な気体が流れる清浄空間であるため、払い落し部16がダストに曝されることがない。このため、払い落し部16を集塵機100から取り外して洗浄する作業が不要となる。また、払い落し部16を図9のような構成としたことで、回転軸25の回転運動を打撃機構26の上下動に変換するための複雑な機構を設けなくても、簡単な構成によって打撃機構26を上下動させることができる。
ところで、フィルタに付着したダストを払い落とす方法として、パルスジェットエアを利用する方法がよく知られているが、この方法は圧縮空気を用いるため、圧縮空気の供給源を必要とする。ところが、食品工場においては、圧縮空気の供給源が設けられていない場合が多く、そのような現場では、パルスジェットエア方式を採用することができない。しかるに、上述した集塵機100は、払い落し部16が圧縮空気を必要としないので、圧縮空気の供給源のない食品工場においても、広く導入することができる。
さらに、食品工場用の集塵機においては、衛生管理面から装置全体を丸洗いできるというニーズが高いが、従来のように工業用の集塵機を流用している場合は、装置を簡単に分解することができず、丸洗いは事実上不可能である。また、装置内部に凹凸部分や溶接部分が数多く存在することから、内部を隅々まで清掃することも非常に困難である。
しかるに、上述した集塵機100では、筐体10からフィルタ15を取り出せば、筐体10内に残るのは実質的に払い落し部16だけであり、しかも、払い落し部16は上方に位置しているため、筐体10内に広い空きスペースを確保することができる。このため、筐体10の内部を丸洗いしたり、隅々まで念入りに清掃したりすることができ、筐体内がカビや細菌で汚染されるのを未然に防止することができる。
また、筐体10の仕切板10bは平板であり、筐体10の内部にも際立った凹凸部分が存在しないため、内部の清掃が一層容易となる。なお、補強用のリブ13、14は、内側へ突出しているが、ビーディング加工により筐体10と一体に形成されているので、別部材のリブを溶接した場合のような、リブ13、14と筐体10との間の細隙が存在しない。したがって、この細隙にダストが残留することがなく、その分清掃が楽になる。
さらに、接粉部103を構成する吸気ボックス20、ダクト21、およびダストボックス22も、集塵機本体から容易に取り外せるため、これらの清掃も簡単に行うことができ、各パーツごとに丸洗いも可能である。このため、集塵機全体として、清掃・洗浄の容易化および効率化を図ることができる。
図13は、接粉部103のうち、ダストボックスと吸気ボックスの他の例を示している。ダクトについては、図12(c)のダクト21と実質的に同じなので、図示を省略してある。
図13(a)に示すダストボックス41は、上部が開放された浅いトレイからなり、前面に把持具41aを有している。ダストボックス41の底面41bは、フィルタ15から落下してくるダストを受ける。なお、図12(b)のダストボックス22と異なり、ダストボックス41にはキャスターやキャッチクリップが設けられていない。
図13(b)に示す吸気ボックス42は、上部が開放された深いトレイからなり、前面に把持具42aおよび開口部42dを有しているとともに、内部にバッフル板42bを有している。また、吸気ボックス42の側面には、ダクト(図示省略)と連通する導入口42cと、キャスター42eと、吸気ボックス42自身を本体部102の筐体10に着脱自在に取り付けるためのキャッチクリップ42fとが設けられている。なお、キャスター42eとキャッチクリップ42fは、反対側の側面にも設けられている(図示省略)。また、導入口42cの付近には、図12(a)の取付ロッド20dと同様の取付ロッドが設けられるが、図示は省略してある。吸気ボックス42には、図12(c)と同様のダクトが、着脱自在に取り付けられる。
ダストボックス41は、吸気ボックス42の開口部42dから、吸気ボックス42内へ収納され、また、吸気ボックス42の開口部42dから、取り出される。すなわち、ダストボックス41は、吸気ボックス42に対して着脱自在となっている。ダストボックス41を吸気ボックス42内で固定する手段としては、たとえばマグネットが用いられる。図13(c)は、ダストボックス41を吸気ボックス42内へ収納した状態を示している。
図13の実施形態においても、吸気ボックス42は、筐体10に着脱自在に取り付けられ、ダストボックス41は吸気ボックス42に着脱自在に取り付けられ、ダクトも吸気ボックス42に着脱自在に取り付けられる。したがって、本体102側に吸気ボックス42とダクトを残して、ダストボックス41だけを取り出すことができ、また、ダストボックス41と吸気ボックス42とを一体として、本体102から取り出すこともできる。さらに、吸気ボックス42からダクトだけを取り外すこともできる。
図14〜図16は、本発明の他の実施形態に係る集塵機200を示している。各図において、図1〜図3と同一部分には同一符号を付してある。この集塵機200は、排気部101と本体部102との間に、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)を収納したHEPAフィルタ部104を備えている。その他の構成については、図1〜図3と同じである。
HEPAフィルタ部104は、筐体50を備えており、筐体50の前面には、開閉自在な扉51が設けられている。扉51は、図14の左端において、蝶番(図示省略)で筐体50に取り付けられ、右端においてキャッチクリップ52で筐体50に取り付けられている。図15および図16に示すように、筐体50の内部には、箱型のHEPAフィルタ53が収納されている。HEPAフィルタ53は、気体中の粒径0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集できる、高性能のエアフィルタである。
筐体50の上面と底面には窓が形成されていて、筐体50の内部空間は、排気部101の内部空間および本体部102の内部空間とそれぞれ連通している。このため、本体部102においてフィルタ15によりダストが除去された気体は、HEPAフィルタ部104へ流入し、HEPAフィルタ53によって微粒子がほぼ完全に除去された後、HEPAフィルタ部104から排気部101へ送り出される。その結果、排気部101の排気孔3からは、微粒子を実質的に含まない高純度の清浄気体が排出される。また、この集塵機200においては、排気部101の送風機7の清掃が不要となる。
本発明では、以上述べた実施形態以外にも、以下のような種々の実施形態を採用することができる。
前記実施形態では、フィルタ15が、濾材として不織布を用いた円筒形の成型フィルタであったが、フィルタ15は、必ずしも成型フィルタである必要はなく、濾材として織布を用いたものであってもよい。また、フィルタ15の立体形状は、円筒形に限らず、多角形の筒体であってもよく、さらには、筒形以外の形状であってもよい。また、フィルタ15の上部15aを、フィルタ本体から取り外し可能な蓋体としてもよく、この場合は、上部15aを取り外して、フィルタ15の内面を容易に洗浄することができる。
前記実施形態では、フィルタ15の取付構造として、図5〜図8に示した構造を例に挙げたが、これら以外の構造を採用してもよい。たとえば、図7において、雌ネジが形成されたボス部10gを仕切板10bに設ける代わりに、雌ネジが形成されたナット部材(図示省略)を用いて、穴10dから下方へ突出したフィルタ15のボス部15gに、ナット部材を螺合させてもよい。
前記実施形態では、封止部材30、40として、外周に沿ってV字状の溝を有する環状の弾性部材を用いたが、外周の溝はV字状に限らず、たとえばU字状であってもよい。また、外周に溝を有しない環状の弾性部材を用いてもよい。要するに、封止部材30、40は、適度な弾性と十分なシール性能を有する封止部材であれば、その種類は問わない。たとえば、図17に示すような、外周に沿うV字状の溝30aと、内周に沿うV字状の溝30bとを有する封止部材30を用いてもよい。この場合は、封止部材30が仕切板10bに対して2箇所で接触し、それらの間に密閉空間が形成されるため、シール性能が向上する。また、図18に示すような、外周・内周・上面・下面のそれぞれに周方向に沿って形成された溝30cを有する、断面がX形の環状の封止部材30を用いてもよい。この場合も、封止部材30が仕切板10bに対して2箇所で接触するため、シール性能が向上する。なお、ダクト用の封止部材40(図12(c)、(d))についても、図17や図18に示した封止部材30と同様の構造を採用することができる。
前記実施形態では、払い落し部16の回転軸25の駆動部材25aを、回転軸25の回転方向に1個(図10)または2個(図11)設けたが、駆動部材25aの数はこれに限るものではなく、回転軸25の回転方向に3個以上の駆動部材25aを設けてもよい。この場合は、回転軸25の1回の回転により、打撃部材26cがフィルタ15を3回以上打撃するので、フィルタ15に付着したダストをさらに効率良く払い落とすことができる。
前記実施形態では、図9のように、フィルタ15の各列に対応して設けた2本の回転軸25が、別々のハンドルHにより個別に回転するようにしたが、2本の回転軸25を連動させる機構を設け、1つのハンドルHによって各回転軸25を回転させるようにしてもよい。また、回転軸25の数も2本に限定されるものではなく、フィルタ15の列数に応じて、3本以上設けてもよい。
前記実施形態では、ハンドルHによって、手動で回転軸25を回転させたが、回転軸25を電動モータにより回転させてもよい。
前記実施形態では、ハンドルHで回転軸25を回転させて打撃機構26を上下動させたが、他の手段によって打撃機構26を上下動させてもよい。たとえば、打撃機構26にロープや紐などを連結し、それらを手で操作することで、打撃機構26を引っ張り上げたり降ろしたりしてもよい。また、電動シリンダによって打撃機構26を上下動させてもよい。さらに、前後方向に動く操作部材と、この操作部材の前後方向の動きを上下方向の動きに変換するリンク機構とによって、打撃機構26を上下動させてもよい。
前記実施形態では、上下動する打撃機構26により、フィルタ15の上部15aの上面を打撃したが、別の構成の打撃機構(図示省略)により、上部15aの側面を打撃してもよく、上部15aより下方のフィルタ15の側面を打撃してもよい。
前記実施形態では、払い落し部16がフィルタ15の上方に配置されているが、本発明の払い落し部は、フィルタ15の側方に配置されていてもよい。
前記実施形態では、図12および図13のように、吸気ボックス20、42を筐体10に着脱自在に取り付けるための取付具として、キャッチクリップ20f、42fを用いたが、キャッチクリップ20f、42fの代わりに、フック片などを吸気ボックス20、42に設けてもよい。同様に、ダストボックス22にも、キャッチクリップ22cの代わりに、フック片などを設けてもよい。
前記実施形態では、HEPAフィルタ53を用いたが(図15、図16)、これに代えて、HEPAフィルタよりもさらに高性能のULPAフィルタ(Ultra Low Penetration Air Filter)を用いてもよい。
前記実施形態では、食品業界向けの集塵機100、200を例に挙げたが、本発明は、食品業界以外の業界で使用される集塵機にも適用することができる。
10 筐体
10b 仕切板
10d 穴
15 フィルタ
15a フィルタの上部
15b 開口部
16 払い落し部
19 ストッパ
20 吸気ボックス
20b バッフル板
21 ダクト
22 ダストボックス
23 気体導入部
25 回転軸
26 打撃機構
26c 打撃部材
26d 錘
30 封止部材
30a、30b、30c 溝
100、200 集塵機
102 本体部
H ハンドル
S2 フィルタの外側の空間

Claims (16)

  1. フィルタおよび当該フィルタを収納した筐体を含む本体部と、
    前記本体部の下方に設けられた気体導入部と、
    前記気体導入部の下方に設けられたダストボックスと、
    前記フィルタに付着したダストを払い落とす払い落し部と、を備え、
    前記フィルタは、上部が閉塞されているとともに下部に開口部を有していて、前記気体導入部から前記開口部を介して導入された気体が、当該フィルタの内側から外側に向って流れるように構成されており、
    前記気体導入部と、前記筐体内における前記フィルタの外側の空間とは、前記筐体の下部に備わる仕切板によって仕切られており、
    前記払い落し部は、前記外側の空間に配置されていて、前記フィルタを打撃することにより、当該フィルタの内側に付着したダストを払い落として前記ダストボックスへ落下させる、ことを特徴とする集塵機。
  2. 請求項1に記載の集塵機において、
    前記フィルタは、前記仕切板の上に設置されており、
    前記仕切板には、前記フィルタの前記開口部と対応する穴が形成されており、
    前記フィルタと前記仕切板との間に介在して、前記穴の周縁を封止する封止部材が設けられている、ことを特徴とする集塵機。
  3. 請求項2に記載の集塵機において、
    前記封止部材は、外周に沿って溝を有する環状の弾性部材からなる、ことを特徴とする集塵機。
  4. 請求項2または請求項3に記載の集塵機において、
    前記封止部材は、前記フィルタの自重により圧縮されて前記穴の周縁を封止する、ことを特徴とする集塵機。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の集塵機において、
    前記フィルタは、前記仕切板の穴の近傍で、当該フィルタの一部が前記仕切板の一部に係止した状態で、前記仕切板の上に設置される、ことを特徴とする集塵機。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の集塵機において、
    前記フィルタは、濾材を成型した成型フィルタである、ことを特徴とする集塵機。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の集塵機において、
    前記フィルタは、多数の襞を有するプリーツ状の筒形フィルタである、ことを特徴とする集塵機。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の集塵機において、
    前記気体導入部は、前記本体部に対して着脱自在であり、
    前記ダストボックスは、前記気体導入部に対して着脱自在である、ことを特徴とする集塵機。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の集塵機において、
    前記気体導入部は、気体が吸い込まれるダクトと、このダクトと連通する導入口を有する上下開放の吸気ボックスと、を備え、
    前記吸気ボックスの内部に、前記ダクトから前記導入口を介して導入された気体の流れを調節するバッフル板が設けられている、ことを特徴とする集塵機。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の集塵機において、
    前記払い落し部は、前記フィルタの上部近傍に配置されていて、上下動する打撃機構を備え、
    前記打撃機構は、下動時に前記フィルタの上部を打撃する、ことを特徴とする集塵機。
  11. 請求項10に記載の集塵機において、
    前記払い落し部は、回転軸をさらに備え、
    前記打撃機構は、前記回転軸の回転と連動して上下動する、ことを特徴とする集塵機。
  12. 請求項11に記載の集塵機において、
    前記回転軸と前記打撃機構とが係合した状態で、前記回転軸が回転することにより、前記打撃機構が上動し、
    前記回転軸と前記打撃機構との係合が解除されたときに、前記打撃機構が下動する、ことを特徴とする集塵機。
  13. 請求項11または請求項12に記載の集塵機において、
    前記回転軸の1回の回転により、前記打撃機構が前記フィルタの上部を複数回打撃する、ことを特徴とする集塵機。
  14. 請求項11ないし請求項13のいずれかに記載の集塵機において、
    前記回転軸を回転させるためのハンドルをさらに備え、
    前記ハンドルは、前記筐体の外部に露出している、ことを特徴とする集塵機。
  15. 請求項14に記載の集塵機において、
    前記ハンドルを所定位置にロックするためのストッパをさらに備え、
    前記ハンドルが前記所定位置にあるときに、前記打撃機構が前記フィルタの上部から離間した位置に保持される、ことを特徴とする集塵機。
  16. 請求項10ないし請求項15のいずれかに記載の集塵機において、
    前記打撃機構は、錘を有する打撃部材を備えている、ことを特徴とする集塵機。
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